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こんばんは。外はすっかり寒くなったので、昨日コタツを出しました。今、ぬくぬくしたコタツの中でブログを書いております♪♪ でも、1つだけ困ったことがあるんです。毎冬、よくコタツの中で居眠りをしてしまい、気が付けば夜が明けているんです。今冬こそはちゃんとお布団の中で寝るようにしたいです。さて、昨日のブログの続きを書いていきます。道を間違えて、さっき来た道を戻っている場面からです 。 山辺川を渡り、少しきつい坂道を登りきると、月峰寺の看板が見えてきました♪(今度は迷わずに到着できました ) 自転車を停めて、紅葉の美しい木々に囲まれた石段を登ると、本堂が見えてきました。本堂の前に立ち、手を合わせ、静かに祈りました 。祈りが終わり、前を見ると・・・・・・「摂津西国三十三札所」と描かれた看板を発見!?。 これを見て、びっくり。 月峰寺本堂 お地蔵さん ということは、5、6年ぐらい前に1度ここに来たことがあるはずです。その昔、摂津西国三十三札所巡り(お遍路さん)をしていて、自転車でこれらのお寺を巡礼していました。あの頃の記憶なんて、ほとんど残っていません。 小さな石仏 6体の阿弥陀如来石像*ここ月峰寺は石仏の名所です。能勢町と豊能町は石仏が多く存在し、石仏巡りガイドブックも販売されています。でも、1つだけ覚えていることがあります。それは、御朱印を頂こうと思い玄関に行ったときの事です。玄関でインターホンを鳴らし、奥から出てきたのは、頭を丸めた尼さんでした。とても心が穏やかで、笑顔が本当に素敵な方で、今でも印象に残っています。 確かこのように言われたのを覚えています。「あなたのような若い方が巡礼されていて、本当に嬉しいです。そういえば、さっきも若い女性の社会科の先生が来ていて、同じように巡礼されていたましたよ。古いお寺を巡っていって、そこで学んだことを学生達に伝えようとしているそうですよ・・・・・・」 この日、何年か振りにお話に伺おうかどうか迷いました。でも、お忙しい中、お邪魔するのは申し訳ないので、ご挨拶をせずに立ち去ることにしました。 さぁ、サイクリングの再開です。これから、名月峠を越えるつもりです。途中、能勢の小さな教会を見つけました。この教会もすっかり能勢の景色の中に溶け込んでいます。色鮮やかな紅葉に包まれた久佐々神社。そして山裾の卍の刈り込みがちょっと可笑しいです。どれもこれも能勢らしい景色ですね。 いよいよ坂の勾配が激しくなる。でも、くじけずに坂道を一生懸命に登っていきました。かなりの時間、自転車をこぎ続けました。その時、僕の目に入ったのは。 『京都府亀岡市』 の看板 ぎょぇぇぇ~、道を間違えた~ どこかの道で右折しなくてはいけなかったのですが・・・・・・完全にそれを見逃してしまいました。すぐに地図で再確認。何と、片道約10キロも間違った道を進んでしまいました。一人旅のいいところは、道を間違えても、誰にも文句を言われないところです(笑)。ここで、ルートを変更。名月峠を諦めて、手前の逢坂峠を越えることにしました。 今度は間違えずに、逢坂峠へ続く道に入ることができました。でも、この道がスゴイ。どんどん山奥へ入って行き、しかも九十九折の道が続いています。苦痛なのはこの峠越えだけではありません。往復20キロのロスと、時間の無駄遣いが痛い。そんな自分の失敗を悔みながら、峠道を登っていると、こんなところにバス停があるのを発見。近くに民家もないし、ハイキングルートにもなっていない。一体誰がこんなところで乗り降りするのか?。まっ、僕のような人の記念撮影ポイントに過ぎませんが・・・・・・・。 逢坂峠からの景色(能勢の町が遠くに見える) 逢坂峠バス停(何でこんなところにバス停が?) この後も、ヒーヒーゼーゼー言いながら急な坂道を上り下りし、あの能勢のシンボルに会いに行きます。続きはまた次回。
November 26, 2007
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おおさか府民牧場を去り、次の目的地へ向かいます。そろそろお腹がすいてきたので、能勢街道沿いで食事のできるところを探していました。すると、府民牧場からすぐのところに、手打ちのお蕎麦屋さんを発見しました。そこでお昼を食べることにしました。お蕎麦が茹で上がるまでの間、そこの女将さんと少しお話をしました。そのお店は昔はラーメン屋さんを営んでいたそうで、蕎麦屋さんに転業されたそうです。そう言えば、お店の看板もラーメンの絵が描かれていました(笑)。急に転業したために、看板をまだ描き換えていないそうです。ここのお店の自慢は手打ちの十割蕎麦で、お店のご主人が数量限定で蕎麦をうっているそうです。つなぎ(小麦粉)を使わずにうっているので、蕎麦の風味が一段と強かったです(でも、つなぎを使わない分、若干コシが弱いです。)。 このお店の自慢の十割蕎麦 能勢の里山 お腹もいっぱいになったところで、サイクリングの再開です。のどかな能勢の里の中を自転車を走らせていると、汐の湯温泉が見えてきました。随分前ですが、サイクリングの帰り道にここに立ち寄ったことがあります。能勢の大自然に囲まれた小さな旅館で、そこは日帰り入浴もできます(値段は若干高いですが)。泉質は褐色のお湯で、炭酸水冷鉱泉です。源泉掛け流しですから、文句なしの◎です。 超オススメの温泉、汐の湯温泉 道の駅(能勢町)のシンボル 今日は、そこの温泉に立ち寄る時間はありませんので、先を急ぐことに。途中、道の駅で少し休憩をすることにしました。そこは、地元の畑で取れた新鮮な野菜、漬物、お餅などを安値で売っています。そこの野菜ですが、スーパーでは見ることのできないぐらいの大きさです。そして、大根やカブなども、葉っぱまでちゃんと付いています。スーパーでは鮮度を隠すために葉っぱをすべて切って販売していますね。大根、カブ、にんじんなどの葉っぱも、天ぷらにするとおいしいそうです。遠方から新鮮な野菜を求めて、買いに来るお客さんがたくさんいろようで、レジの前はいつも行列ができています。 高さ約3 mのススキ 能勢街道沿いの民家 緩やかな坂道を登っていくと、色付き始めた山々が見晴らせました。この藁葺きの民家が見え始めた頃から異変に気付きました。どのようやら、数キロぐらい行き過ぎた様子です。Uターンをしようと思ったら、玉泉寺の看板を発見。ちょっと立ち寄ることにしました。 小さなお庭のある玉泉寺 玉泉寺の紅葉 玉泉寺は能勢地方独特の建築様式のお寺で、そこの小さなお庭も手入れが行き届いていて、風情のあるお寺と言えるでしょう。そのお寺はユースホステルを兼業していて、格安の値段(2550円 2007年11月25日現在)で宿泊もできるそうです。 しばらく、玉泉寺を拝観した後、再出発です。行き先は月峯寺で、その後、2つの峠を越えます。つづきは、また次回に。
November 25, 2007
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今日もいいお天気です。お昼頃からどこかへお出かけしたい気分です。さて、前回のブログで長谷の棚田をご紹介しました。その続きを書いていきたいと思います。棚田からさっき通てきた道を戻り、約10分でおおさか府民牧場に到着。実は、僕は動物とふれあうのが結構好きなんです。なぜなら、動物は人間と違って素直だし、初対面にもかかわらずとてもフレンドリーだから(笑)。ここは山の中腹に牧場が作られていて、動物達を観察したり、また遊ぶこともできるんです。ということで、早速中に入ってみました。 フンガフンガ(鼻息) こちらはお昼寝中 zzZミニ豚さんがお昼寝をしています。ミニ豚はちょっと前からブームで、ペットとして飼う家庭が増えているらしいです。話によると、餌の量を制限することで大きくならずに、小さいまま飼う事ができるそうです。でも、豚に餌を与えれば、与えた分だけ食べますので、このように太らせることも簡単です。体重では阿蘇の豚さんの圧勝です。 何か食べ物でも落ちていないかな~ 牛舎そういえば、数ヶ月前にこんな面白いニュースがありましたね。アメリカかどこかの国だったと思いますが、あるミニ豚をペットとして可愛がっていた人が、しばらくお出かけをすることになりました。そこで、その愛ミニ豚ちゃんを知人に預けて、しばらくの間面倒を見てもらうことにしました。そして、その人がお出かけから帰って来て、ミニ豚ちゃんを引き取りに知人の家に行きました♪♪。運命の再会です。「おぉ、私のミニ豚ちゃん、元気だっ? エェ? ゲェ~!!」 ミニ豚ちゃんの変わり果てた姿にびっくり仰天。めちゃくちゃ太っているではありませんか(おそらくこの写真の豚さんぐらい太ってしまったのでしょう)。激怒したその人は、ミニ豚の面倒を見た知人を相手に損害賠償を求め裁判を起こしました。 乳搾り体験 牧場でのんびりする牛この牧場が人気なのは、いろんな体験ができるからです。例えば、乳搾り体験、手作りアイスクリーム教室、餌付け体験、ポニーの乗馬などが企画されています。 小さな子牛 ポニー(乗馬体験もできます)ここで1匹の変な子牛を発見。その子牛ですが、牛なのにメェ~~って鳴くんです。本当です! メェ~~と鳴くのは、ヤギ、羊ですよね。さて、早速僕も餌付け体験をすることにしました。自動販売機で100円の餌を買い、羊やアヒルに餌を与えることにしました。もちろん、羊のいる牧場の中に入ることができます。牧場の入り口には、「羊に餌を与えると、羊の群れに襲われることがありますので、注意してください。」という意の注意書きがありました。この注意書きが、いかに重要であったかは、この後に思い知らされます。 メェ~~ 餌付け中羊が餌を持っている人を見つけると、その人の後をつけて来ます。いいえ、その人を追いかけ回しますと言った方がいいかもしれません。1匹が追いかけ始めると、その周りにいる羊達も一緒になって追いかけ始めます。いつの間にやら、僕の後ろには5~6匹の羊が・・・・・・・。僕が走れば、羊も走る。そして、とうとう僕は牧場の隅に追いやられてしまいました。仕方なく餌をあげるしかありません。 こっちを見ている こっちに向かってきた餌付け中は、特に危険です。羊に足を踏まれたり(結構重い)、餌を獲るために後ろ足だけで立って、前足を僕の胸に乗せてきたり(服が泥まみれ)、もう大変でした。さすが、大阪生まれの羊達です。まるで、大阪のおばちゃんがバーゲンセールで、服を奪い合っている光景です。小さなお子様は、直接手で与えるのではなく、下に餌をばら撒いて与えるか、柵の外から与えるのが安全だと思います。また、小さなお子様が大阪のバーゲンセールに付き添う場合、危険ですので付いて行かずにお家で遊んでおきましょう。 居眠り中のウサギ ふわふわの毛のうさぎウサギと言えば、長い耳が特徴的ですね。でも、眠っているときは、上の写真のように耳を背中につけて眠る習性があるそうです。最初、これを見たとき、何がいるのか分からなかったです。これは、睡眠中も外敵から身を守るための知恵なのでしょうね。中には穴を掘って、その中に隠れて寝ているのもいました。おおさか府民牧場のブログはいかがでしたか?とても楽しいので、是非遊びに来てくださいね。余談ですが、ここでバーべキューや搾りたて牛乳などを飲食して楽しむこともできますよ。また、下の写真のように、パンダを運転することもできます(この写真は冗談で撮ったもので、実際にまたがっているだけで、運転はしていません。)。それにしても、すごいまじめな顔・・・・・・。売店の店員さんにも見られました(大恥)。
November 24, 2007
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きのうのブログの続きです。わざわざ長谷まで来たのには理由があります。それは棚田を見るためです。能勢の長谷地方の棚田は、『日本の棚田百選』に選ばれているのです。そのため、その景色を一度見てみたいと思っていました。長谷の細い道を歩いていると、おばちゃんが犬の散歩をしていました。僕が挨拶をすると、おばちゃんもニッコリ笑って話しかけてきました。でも、犬はお怒りのようで、ワンワン・・・・・・と僕に向かってほえています。そのおばちゃんに棚田を見に来ていると告げると、棚田についていろいろと情報を教えてもらいました。 残念なことに、この美しい棚田を捨てて都会で暮らす人が増えているのが現状らしいです。そのため、田んぼが荒地になる前に、棚田の分譲が行われ、米作りに励んでくれる人を募集したそうです。また、休日に農作業をして、それが終わるとまた都会に戻るという生活をしている人も多いとか。一種の過疎化が進んでいるのかと思うと、すこし寂しい気分になります。おばちゃんの話によると、10年前に比べ景観が少し悪くなったらしいです。というのは、猪などの被害から作物を守るために、一部の場所に鉄柵が設置されたために、どことなく殺風景になったそうです。 野焼きの煙が… 収穫の終わった田んぼ棚田の美しい場所を探しながら歩いていると、散歩中のおじいちゃんがやってきました。今度は、そのおじいちゃんから話しかけてきました。そこで、棚田が一番きれいに見える場所を伺うと、ご親切にも丘の上に上がる道まで案内をしてくださいました。ここに住んでいる人は皆、心が豊かですね。それもそのはず、このような素晴らしい景色に囲まれて生活をしていて、心が汚れるはずがありません。棚田についていろいろとご親切に教えてくださった、能勢の長谷地区の皆さんに感謝しております。そして、炎天下の中、泥にまみれて、美味しい農作物を作ってくださる農家の皆さんに感謝しないといけないと強く感じました。次回は、おおさか府民牧場で、羊たちにいじめられた話を書きます(笑)。お楽しみに。
November 21, 2007
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大阪の能勢(のせ)って、あんまり耳にしないでしょ?市販されている大阪のガイドブックを見ても、能勢の見どころは紹介されていません。ちょっと残念。でも、能勢の景色は本当に素晴らしいので、是非皆さんにも知ってもらいたいのです。 能勢は大阪の中で最も自然に恵まれた町の1つです。今では田んぼの刈り入れが終り、どことなく秋の寂しさを感じます。 能勢街道(国道173号線)は比較的交通量が多いですが、その道を外れて田んぼの広がる一般道へ入ると、車の数がぐっと減り、さっきまでの車の騒音が嘘のようです。 山里の静かな1本道を自転車を走らせ、能勢の長谷(ながたに)地区を目指し、緩やかな傾斜の道を登っていきました。秋色に変わった田畑を眺めていると、ユニークな形をしたトタン屋根の民家が点々と見渡せ、その中には今では珍しい藁葺きの屋根の民家もありました。 そして、山里独特の風景、野焼きも行われていて、一筋の煙が秋空へと広がっていました。そして、この煙の匂いですが、僕にとってはすごく懐かしいです。僕の育った田舎でも、このような野焼きはよく行われていました。煙たくはないけど、あの独特の匂いは、まるでふるさとに帰ってきたかのような気持ちにさせてくれます。 山里の木々は赤・黄・緑と極彩色の景色に彩られ、この素晴らしい光景を独り占めできます。もし、京都・奈良でもみじ狩りをすれば、人が多すぎてのんびりできませんね。この景色をもっと堪能したいので、川のほとりの広くなった道に自転車を止めてお散歩をすることにしました。すごい急斜面のあぜ道を登り、丘の上から長谷地区の集落を見下ろすことにしました。 ご覧の通り、眼下には遥か下まで続く棚田の景色が広がっています。僕は高校生までこのような田舎で暮らしていました。あの頃の記憶ですが、田舎での生活にとても退屈していて、どこかへ遊びに行くなら自転車で50分ぐらい山を下っていかなければならなかったんです。そのような不便で退屈な生活のため、大きくなったら都会に住みたいって、いつも憧れていました。高校卒業とともに、夢見ていた通り、都会に住むようになり、今も大きな街に住んでいます。でも、今こうやってこの景色を眺めていると、田舎で過ごしていたあの頃の方が、幸せだったのかなぁって・・・・・・・思ってしまいました。 目に入る景色は、昔過ごした景色と同じ。気が付けば、すごい数の写真を撮っている事に気付きました。能勢・長谷地区の景色はいかがでしたか? 次回は、能勢・長谷地区のもっと美しい景色をご覧頂きたいと思います。お楽しみに。
November 20, 2007
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こんばんは。前回のブログでもお伝えしたように、能勢の田舎街を自転車で巡り、そこでしか見られない美しい景色を眺めながら、穏やかな秋の日を思いっきり楽しみました。でも、旅中はいつも楽しい事ばかりではなく、些細なハプニングもあり・・・・・・という旅でした。その詳細はこれから何日間かに渡って書いていきたいと思います。では、早速能勢へ向けて出発です。 朝6:15、朝焼けで赤く染まる空を眺めながら、自宅を出発。この日は今秋一番の寒さになりました。ここで、サイクリングのルートを説明しましょう。地図を見ながら読んでくださると、分かりやすいですよ。僕の家から、豊中駅周辺の繁華街を抜けて、池田市に入ります。やがて、猪名川大橋が見えてくると、国道163号線(能勢街道)に入り、大阪とは一旦お別れで、兵庫県の猪名川町に入ります。 朝焼けに包まれる豊中市内 猪名川大橋ここから穏やかな上り坂が続きます。このルートは能勢電鉄と一部併走するため、あずき色の列車が時々目に入ってきます。一の鳥居駅周辺からは急勾配の坂に変わり、自転車のスピードが徐々に遅くなります。おや? お城が見えてきましたぞ。 実はこれ、お城ではないのです。 大学です。本当です。 大阪青山大学の敷地内にある『歴史文学博物館』です。ここは一般のお客さんも入城することができ、お宝を鑑賞する事ができます。この博物館ですが、本当にすごいのです。あの土佐日記(もちろん国宝)、後醍醐天皇や千利休の書などを所蔵しています。この日は、博物館めぐりがメインではないので、通過します。 山下駅を通過すると分岐点で、そこにトンネルがあります。ここで、本日最初の迷走!!つまり道を間違えてしまい、日生中央方面へ行ってしまいました。Uターンするのも面倒なので、横道へ入り能勢街道へ入ろうとします。その途中、久保食堂を発見。なかなかいい雰囲気のお店でしょ? そこからしばらく行くと、頭のはるか上に陸橋がかかっていて、それが能勢街道です。そこまで上る道がすごかった!傾斜11%の道路標識があり、とんでもない坂を上るハメに。 ようやく能勢街道に合流すると、そこからはトンネルが続きます。トンネル内のサイクリングは大嫌いです。なぜなら、車や大型トラックのエンジン音がすごく響いていて、悪魔が背後から襲ってくる感じです。それと、もう1つは排ガスです。たまに大きな排煙装置で換気してくれるトンネルもあるんですが、能勢街道のトンネルはそんな装置は付いていません。ただし、親切なのは自転車が十分に通れる幅の歩道を完備してくれているということです。 トンネルを抜けると、右側に大きなダム湖が見えてきます。これが一庫(ひとくら)ダムです。 まるでリアス式海岸のような景観です。でも、このダムの建設により、民家26棟、寺1、神社1、発電所1がダムの底に沈む事になり、ここの住民達は強制的にこの地を立ち退くことになりました。 しばらくの間、いろんなことを考えながらダムを眺めていました。再び、安全運転で出発です。この後もトンネルをいくつか越えます。最後のトンネルを越える手前で、再び大阪に入りました。ここは能勢町!! 能勢街道を外れ、大阪府民牧場前を通過しました。ここから、能勢らしい景色が広がっています。能勢らしいとは?それは次回のブログでお話をし、そして、能勢の見所をたっぷりとご紹介したいと思います。では、また。おまけ(自転車とぽんすけ) 行き先を示す看板をバックに写真撮影したつもりが、その看板がかくれてしまいました。残念・・・・・・ とりあえず、こんな感じでサイクリングしています。
November 19, 2007
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こんばんは。今日は、秋空がとても美しい一日でしたね。大阪は、所々紅葉していますが、まだ色付き始めといったところでしょうか。来週ぐらいが紅葉の見ごろになるのではと期待しています。さて、今日のような晴天の中で、大阪の紅葉を楽しむには、朝夕の気温が低くなる山の上に行かなくてはいけません。ということで、行ってきました。 何に乗って、どこへ行ったのか?自転車に乗って北大阪の山を巡りました(笑)。北大阪の山奥にはとんでもない道があるんです。超急カーブがいくつも続く、急勾配の九十九折の細い道が永遠と続く、恐怖の道があるんですよ。そこを自転車で、ヒーヒー、ゼーゼー言いながら、自転車で上り下りました。峠も何度越えたことか…。すれ違う車の運転手の顔の表情がいつもな感じ。しかも激しく方向音痴なので、違った道を走ってしまい、逆戻りを何度したことか…そのお話はまたの機会にしたいと思います。今日は疲れたので、お風呂に入って寝ます。
November 17, 2007
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万博記念公園について、これまでに日本庭園と自然文化園についてご紹介してきました。それ以外にも3つの博物館(国立民族学博物館、大阪日本民芸館、国際児童文学館)を備えています。これら全てをあわせると、総敷地面積は264ヘクタールに及び、虎ファンの集う甲子園球場の約65倍の広さに相当します。 さて、万博記念公園のシンボルといえば、太陽の塔ですね。カーナビのモニターにも太陽の塔が目印として出てくるぐらいですから...。太陽の塔をデザインしたのは、「芸術は爆発だ~」の名言で有名な故岡本太郎氏です。 太陽の塔は高さ65 mで、とても大きいため大阪モノレールの車窓からも見ることができます。万博開催中には、この太陽の塔以外にも2つの塔が立っていたそうです。その1つは母の塔(高さ12m)、もう1つは青春の塔(高さ23m)です。これら2つの塔は残念ながら万博の閉会により取り壊されてしまいました。 どこから眺めても絵になりますね。 夜はライトアップされます。 実は、この太陽の塔も取り壊される計画になっていたのです。ところが、それを聞いた故岡本太郎氏の怒りが爆発(芸術も爆発しましたが...)。彼の猛反発により、太陽の塔は無事保存されることになったのです。この話はタモリだったと思いますが、テレビの中で話していました。今では、万博記念公園のシンボルとして、また大阪のシンボルとして多くの人によって愛されています。 抹茶アイスクリーム(おまけ画像) 万博足湯(おまけ画像) ところで、太陽の塔の内部に入る事ができるのです。まるで、鎌倉の大仏さんのようですね。太陽の塔の内部は「生命の樹」というパビリオンになっていて、内壁は真っ赤なウロコ状で、巨木の上に生物の進化の過程を表す生命体(アンモナイト、恐竜など)がのっているそうです。この製作はウルトラマンで有名な円谷プロダクションが手がけたそうです。外は故岡本太郎氏、内は円谷プロダクションという昭和のビッグアーティストのコンビにより生まれたのです。 残念ながら、太陽の塔の内部の一般公開はされていませんが、「太陽の塔 生命の樹」でインターネット検索してみてください。内部の様子がチラッと見られますよ。多分、皆さん、びっくりすると思います。 では、これで万博記念公園のブログは終了します。次回の大阪のブログをお楽しみに。
November 16, 2007
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今日は万博記念公園に咲いている秋の花々についてご紹介したいと思います。今日は素晴らしい花の数々を見て楽しんでいただくために、全ての画像を大きくしました 日本庭園を出て、万博公園のシンボルでもある「太陽の塔」の方へ向かいます。その途中、小さな丘の上にバラ園が造られていて、いろいろな品種のバラが咲いていました。ちなみに「太陽の塔」を後ろ側から見る機会ってあんまりないですよね? 遠くにはエキスポランドの観覧車が見えます。 万博公園の魅力は、豊かな植物だけではありません。そこには、季節ごとに野鳥や渡り鳥が遊びに来るんです。ですから、双眼鏡を手にして、野鳥観察を楽しんでいる方にもよく出会います。下の写真は万博記念公園のシンボルの「太陽の塔」の前にある花壇で撮影したものです。ごめんなさい、僕は花の名前をほとんど分からないのです。このように色鮮やかに飾られた花々を見ていると、時間が経つのを忘れてしまいますね。 万博記念公園には「自然学習の森」があります。その広さは、なんと30,000平方mです。その名前の通り、自然学習のために造られた森で、植物ばかりではなく昆虫などを詳しく解説した看板をよく見かけます。この森を造ってから30数年経ち、現在の姿になりました。その全てを見るには、標高82 mの展望タワーから眺めるのが一番です。 一般的に、木の葉を観察するには、上を見上げなければいけません。例えば、紅葉を楽しむには、上を向きながら歩きますね。もし、人間が木と同じ高さならば、目の高さで木の葉を観察することができます。そういう目的で作られたのが、上の写真にある陸橋です(おそらく全長500 mぐらいあると思います。)。これだと、目の高さで色付き始めた木々を観察することができますね。ちなみに、万博記念公園では園芸や農作が体験でき、苗の植付けから収穫までを学ぶことができます。都会暮らしの子供達にとっては、いい経験になると思います。最後にご紹介したいのは、秋を代表する花、コスモスです。花の丘と呼ばれるところには、15,000 平方mの広さに、一面にコスモスが咲きます。この写真のように、まるで高原を思わせる光景が広がっています。 どうですか? すごいでしょ? この丘は秋のコスモスだけではありません。春には、菜の花とポピーが植えられ、丘の上一面にこのように花を咲かせてくれるんです。この日は一日中、万博記念公園で遊びました。気が付けば辺りは暗闇になり、空は夕日で赤く染まっていました。これらの美しいコスモスも、もう少しで短い命を終えようとしています。 次回は、万博記念公園の最終回です。最後はやはり、ここのシンボル、太陽の塔を考察してみたいと思います。では、また。
November 15, 2007
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昨日の万博記念公園の日本庭園はいかがでしたか?もう少ししたら、紅葉の見ごろになり、1年の中で最も美しい庭を見る事ができますよ。今日は、万博記念公園にある3つの茶室をご紹介したいと思います。 茶室 千里庵広い万博記念公園で、ひっそりと建っている茶室を見つけるのはちょっと大変かもしれませんが、入り口付近の美しい松の植木が目印です。 さて、中に入ると、そこは禅宗寺院の方丈によく見られる枯山水の庭園になっています。大阪にいながら、京都の寺院の庭園を眺めているような感じです。ほろ苦い抹茶と、甘い和菓子を食べながら鑑賞できます。 ただし、紅葉まつり期間中[11月1日(木)~12月2日(日)]は千里庵は休業しています。でも、その代わりとして、その向かいにある2つの茶室が、この期間限定で特別拝観できるんです。 ...ということで、普段見られない2つの茶室を特別拝観をしてきました。入り口をくぐると、びっくり!! 緑色の苔のじゅうたんが広がっていて、とっても美しいのです。そして、庭内につくられた小川や、植木の数々は、和の美にこだわって配置されていて、とっても気品溢れる風景に仕上がっています。 汎庵書院風の作りになっていて、面積は216平方mでそんなに大きくありませんが、本来の茶室はこのように小さくあるべきです。案内人の方のお話によると、な、なんと、総建築費1億5千万円だそうです。 万里庵こちらは草庵造りで、庭は禅宗の影響を受けた日本独自のものです。紅葉まつり期間中のみ、ここで一般の人が抹茶を味わうことができます。歩き疲れたお客さん達が、足を休めていらっしゃいます。 しばらくこの茶室を鑑賞していると、何やらいい音が...。 「あっ、水琴窟(すいきんくつ)だ!」 どのようやら、この蹲(つくばい)の下から聞こえてきます。ちなみに、万里庵の総建築費は約5億円だそうです。 茶室を取り囲む庭も素晴らしいけど、室内も上の写真のようにとても上品にできていて、本当に心が落ち着く場所だと思います。(注:写真の座敷にあがる事はできません。外からの拝観のみとなります。) 万博記念公園の茶室はいかがでしたか? 次回は、万博公園の秋の花々を紹介します。
November 14, 2007
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秋ですね~。外に出て、景色のいい風景を眺め、冷たく澄んだ空気を思いっきり深呼吸したくなる季節になりました。今日から僕の住んでいる大阪の風景、芸術、食などを紹介していきたいと思います。どうぞ楽しんでご覧下さい。早速ですが、その記念すべき第1回目として、僕の近所の紹介からスタートしたいと思います。今日は、僕の家から自転車で20分のところにある、オススメの癒しスポットをご覧頂きたいと思います。まずは、この風景を見てください。 この写真を見て、「あっ! あそこだ!?」と分かった人は大阪通ですよ(笑)。 「この日本庭園は、いったいどこにあるのだろう?」とか「ここに行ってみたい」と思っていらっしゃる方、きっとたくさんいらっしゃると思います。その場所はもう少ししたら、お教えします(僕、意地悪なんです…)。さて、上の写真の池ですが、『心字池』って言うんです。この山の上から見ると分かりやすいんですが(残念ながらその山は立ち入り禁止なんです……)、「心」の文字を書き現した形の池になっています。この庭園の技法は、江戸時代の大名庭園によく見られるんです。では、次の写真をご覧下さい。 左の写真は『州浜』と言って、鎌倉・室町時代の庭園様式になっています。写真の奥が上流になり、2つの川が合流して、やがて海へ流れ込む様子を見事に表現しています。中洲には枯山水の石組を配し、州浜を表した庭園としては傑作と言えるでしょう。右の川でカラスが水遊びをしています(分かるかな~?)。 今では、右の写真のように、緑豊かな木々に混じって、赤や黄色に色付き始めていますね。 では、次の写真をご覧下さい。 ここで、この庭園がある場所のヒントを差し上げましょう。1970年、ある大きなイベントが大阪で開かれました(僕はまだ生まれていません…)。その跡地です。さて、上の写真ですが、左側は『こい池』と呼ばれ、現代庭園の技法で造られています。この池にはいくつもの切石による石組が施されていて、「現代」を表現しているそうです。こい池の名前の通り、約60匹もの錦鯉が優雅に泳いでいます。右の写真は、上で述べた『心字池』を反対側から撮影したものです。では、次の写真をご覧下さい。 これも心字池で、1番上の写真と同じ場所で、違った方向を眺めています。ここを眺めるには、この季節だと15~16時頃がいいと思います。西日が向こう岸を照らしてくれて、手前は日影になっていて、明と暗がいい感じに調和して、とっても美しいのです。さて、ここがどこであるのか、もうお分かりですね。万博記念公園の日本庭園です。各時代の日本庭園の最高傑作が、ここに集結されているのです。まだまだ、庭園の紹介は続きますよ~。次の写真ん~、出て来い!! 左の写真は滝です。ここが一番上流部になります。もう、お気づきかもしれませんが、万博記念公園には、水源に近いと思われる滝から始まって、細長く勢いよく流れる上流の川、そしてだんだん川幅が広くなり流れが緩やかになる下流部、そして上述の『州浜』で川が合流して海になる……といった具合に、水の自然現象を何百万分の1(または何千万分の1)に縮めてこの敷地内に表現されているんです。これは、スゴイ! 右の写真は竹やぶです。風が吹くと、竹がサラサラと音を立てて揺れる風景は、気分を爽快にさせてくれます。最後の写真となりましたが、次を見てください。 ここは何度も出てきている心字池ですが、上述のストーリによれば、ここが海に相当します。僕がオススメする大阪スポットの第1回目は万博記念公園を紹介しました。実は、今日の1回だけのレポートだけでは全てを伝え切れません。そこで、次回も万博記念公園内にある茶室と庭園の風景を紹介したいと思います。お楽しみに…
November 13, 2007
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こんばんは。山陰の旅のブログはいかがでしたか? 僕はいつも旅をするとき、入念に計画を立ててから、お出かけをすることにしています。旅行中はもちろん楽しんでいますが、旅行前に計画を立てることもとても楽しいのです。一人旅がほとんどなので、自分の好き勝手に計画を立てられるのがいいのです♪ 今日は『山陰の旅の計画書』をお見せしようと思います(どうでもいい内容なので、見ないほうがいいです)。一度、その旅の計画書を友達に見せたことがあります。そのとき、「分単位で計画が書いてある~」とびっくりしていました。僕は典型的なA型で、几帳面な性格が現れているのかもしれませんね(几帳面……、本当かよ? そんなことないだろ…)。ちなみに、細木さんで有名になった『六星占術』では水星人にあたり、その運勢はとてもよく当たっています(笑)。水星人に与えられているのは、そもそも「孤独な世界」なのです(大当たり~)。将来は家庭に恵まれぬ孤独者となるそうです。しかも、晩年は、淋しい人生を送ることになりがちです…って書いてある……すみません。六星占術の話をしている場合ではなかったですね。山陰の旅のブログは、これでおしまいということで、次回からは僕の本拠地である大阪の風景、グルメ、芸術などを書いていきたいと思います。地元のことは地元の人に聞くのが一番で、このブログが皆さんの大阪旅行のお役に立てればと願いつつ、書いていきたいです。ただし…僕の個性は、六星占術によると(またかよ)、「強烈な個性の持ち主」だそうなので、ちょっとマニアックな大阪のスポットを紹介してしまうかもしれませんが、あしからず…。では、次回をお楽しみに……以下は、山陰の旅の計画書です。これをもって、旅のまとめとさせていただきます。長期間に渡り、山陰の旅のブログを読んでくださった皆様と、コメントを書いてくださった皆様に改めて感謝を致します。2007年夏 山陰の旅の計画書1日目 8月12日(日)新大阪6:05 → 新山口8:16 ひかりレールスター443号新山口8:25 → 山口8:48 スーパーおき2号山口駅9:20 → 美術館前9:25 JRバス◎ ザビエル教会美術館前9:50 → 県庁前9:53 JRバス◎ 瑠璃光寺 083-922-2409◎ 洞春寺 国重文083-922-1028◎ 山口県政資料館 083-933-2268県庁前10:51→ 東萩駅11:46 JRバス◎ 東萩武家屋敷、昼食東萩14:23 → 長門市15:02 ◎ 長門ステーションホテルチェックイン長門市駅 15:22 → 青海大橋15:32 サンデンバス200円 大泊行き◎ みすずの町を徘徊観光船16:40 → 17:20◎ 食事+明日の朝食を買う観光船乗場18:36(18:03) → 湯本温泉入口19:01(18:28) サンデンバス360円 俵山温泉or 小月駅行き長門湯本19:49→長門市19:56 (湯本温泉入口20:05→長門市駅20:22 サンデンバス)長門ステーションホテル 2日目 8月13日(月)長門市6:57 → 美祢7:35美祢7:48 → 秋芳洞8:11 JRバス◎ 秋芳洞黒谷口9:46 → 影清洞10:07 かるすとタクシー083-928-3444◎ 影清洞サファリ前(or 佐山)11:35 → 大正洞11:39 防長バス◎ 大正洞大正洞12:44 → 長者ヶ森12:53 かるすとタクシー◎ 地獄谷長者ヶ森15:18 → 観光センター15:41 かるすとタクシー秋芳洞15:53 → 湯田温泉通16:33 JRバス◎ 湯田温泉湯田温泉17:46 → 新山口18:05 678D新山口18:10 → 新下関18:35 こだま729新下関18:48 → 下関18:56 3571M明日のバスの1日券を買う。◎ 関門花火大会19:40~20:40下関21:11(21:27)→門司21:18(21:34) 270円門司21:28(21:41)→小倉21:33(21:41)*明日の朝食に揚子江の豚まんを買っておく。または小倉駅前の吉野家に行く。プラザホテル北九州 093-551-5711 3日目 8月14日(火)小倉6:36 ⇒ 下関6:54 270円 *小倉駅前に吉野家があるらしい下関駅7:03 ⇒ 赤間神宮前7:12 サンデンバス (7:01発青海島行きに乗ってはダメ)◎ 赤間神宮赤間神宮7:42 ⇒ 御裳川7:45浜浦団地行き◎ 壇ノ浦御裳川8:39 ⇒ 城下町長府8:48 小月営業所行き *8:37発新下関駅行きに乗ってはダメ◎ 功山寺 書院・庭園拝観は300円城下町長府10:28 ⇒ 唐戸10:44 下関行き◎ 下関レトロ唐戸11:41(11:46)⇒下関11:49(11:53)*下関駅行きのバスに乗ること下関12:01→新下関12:10新下関12:24 → 新山口12:50こだま650号新山口13:02 ⇒ 益田1438 スーパーおき4号◎ 万福寺(14:45~15:05)、医光寺(15:15~15:35)益田医光寺15:40 ⇒ 益田駅15:50 石見交通バス益田16:09 → 浜田16:42 スーパーまつかぜ12号 (or 江津でおりてもよし)浜田16:56 ⇒ 温泉津17:43◎ 温泉津温泉 and 海岸めぐり(特に夕焼け)温泉津19:44 ⇒ 米子21:17 スーパーおき6号グリーンホテル米子 0859-22-0771 4日目 8月15日(水)米子7:03 ⇒ 倉吉7:34 スーパーまつかぜ2号倉吉7:41 ⇒ 三徳山8:16 日の丸バス670円◎ 三徳山三佛寺三徳山11:09 ⇒ 倉吉11:42倉吉11:48 (11:44) ⇒ 鳥取12:32 とっとりライナー 鳥取13:00(13:30) → 砂丘13:22(13:52) 0番のりば 360円◎ 鳥取砂丘砂丘14:40 → 鳥取15:02鳥取15:25 ⇒ 岩美15:49◎ 岩美海岸岩美17:41 ⇒ 鳥取18:06◎ おみやげ鳥取19:07→新大阪21:48 スーパーはくと 2510円
November 12, 2007
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おはようございます。とうとう今日で山陰の旅のブログの最終回となりました。最後の締めくくりとして、美しい景色の数々を見て、長かった旅を無事に終わりたいと願うところです。鳥取駅から20分ぐらい列車に乗り、岩美駅に到着。ここが旅の最終目的地になります。駅前の観光協会でレンタサイクルを借りて、海を目指して自転車を走らせます。 あずき色の屋根の美しい岩美駅 浦富海水浴場駅から約3 kmのところに、最初の目的地の『浦富海水浴場』があります。約1.5 kmの浜辺が続き、海の上には小さな島が浮かんでいます。僕がここを訪問したのはお盆の真っ只中ですので、たくさんの海水浴客で賑わっていました。しばらくの間、海水浴場で写真撮影をした後(注: ビキニ姿の女性を撮影したのではありません!!)、民宿の建ち並ぶ静かな道を、のんびりとサイクリングをしながら、さらに西側へと走って行きます。すると、漁船が見えてきました!ここは年中魚の水揚げで活気のある『田後港』です。ほぼ年中、カレイ、白ハタ、モサエビなどが獲れて、夏には岩ガキや白イカもたくさん獲れるそうです。山陰と言ったら、やっぱ『松葉がに』。こちらは11月~3月の間、漁が許されるそうです。この漁港を抜けると、急な坂の上り下りが増え、かなりの体力を必要とします。そして、次の目的地『城原(しらわら)海岸』に到着。ちょっと広くなった路肩に自転車を止めて、海岸の景色を眺めながら散歩します。ここは、遊歩道が完備されているので、美しいリアス式海岸の景色を堪能するには、この方法が最適なんです。 城原海岸 岩美海岸小高い丘に登ると、遥かかなたまで広がる海に、大小様々の島々が見晴らせます。この景色を見るための観光船も運行されていて、この日も何隻かの舟が往来していました。このように上から見下ろすのも良し、あるいは海の上から見上げるのも良し…。 城原海岸(遊歩道からの眺め) さて、この浦富海岸で最も景色のいいとされる『鴨ヶ磯』にやってきました。ここは、大小の島々が点在していて、水晶を砕いたような白い砂浜の広がるとても波静かな浜です。岩をよじ登り、岩の上(約 5mぐらい)から飛び込む子供達がいました。ここでは、男の子も女の子も、年上、年下関係なくみんな仲良く遊んでいます。都会暮らしの子供達とは異なり、この素晴らしい景色の中で思う存分に遊ぶことができて、とても活き活きとしていました。 大小の島々からなる海岸 海岸で遊ぶ子供達鴨ヶ磯から観音浦までの景色は本当に素晴らしいです。不思議なのは、この遊歩道を歩いていたのは海で遊んでいた人たちだけで、観光客の姿は誰一人として出会いませんでした。観光スポットとして、あまり知られていないのかな~。本当は網代展望台と千貫松島にも行ってみたかったのですが、帰りの列車の時間に間に合わないので、観音浦でUターンします。この観音浦で、しばらくの間、素晴らしい景色の数々を見納めることにしました。 観音浦 観音浦レンタサイクルを返すとき、観音浦まで行ってきとことを告げると、「あんな遠いところまで自転車で!?」と、皆びっくりしていました。確かに、遠くてアップダウンの激しい坂道が続くため、かなり疲れました。レンタサイクルもいいですが、路線バスも運行されているので、そちらを利用するのもいいと思いますよ。この後、再び鳥取駅に戻り、お土産と駅弁を買い、特急スーパーはくとに乗り山陰を去りました。大阪にある家に着いたのは22:30頃、長~い山陰の旅から無事戻ってまいりました。次回は、山陰の旅のまとめを書いて、このブログを終了したいと思います。では、また。
November 11, 2007
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砂浜で膝をかかえて 眼を閉じてみる寄せる波の音を 聴きながらいろんな事を考える少年の頃の心何処に行ってしまった… こんばんは。僕もこんな素敵な詩が書けたらいいのですが…。この詩は、杏里の『砂浜』という歌の歌詞の一部です。海がこんなにもきれいだなんて、日本に生まれてよかったと思います。来年度からは海から遠く離れた、言葉も分からない街へ行きます。 海から目をそらすと、そこはまるで砂漠みたい。10年前に来たときと同じ景色、同じ風景……。あの頃の記憶がよみがえってきます。そして、この海の青さ。みんな、砂の丘に座って、この景色を眺めています。みんな、どんなことを考えながら、見つめているのでしょうか…… この急斜面の砂の丘を全力で走り登っている青年がいました。登りきった後、思わず拍手したくなりますね。ちなみに、砂丘の名物は『らっきょう』です。ついでに言っておきますが、たけし軍団の『井出らっきょう』は誤りで、『井出らっきょ』が正しいのです。さて、砂丘に隣接する観光施設で、『砂たまご』を買いました。これは、砂丘の砂の熱で卵を温めていて、出来上がりはゆで卵みたいになります。すこし、焦げ目のようなものが白身に付いていて、面白いですよ。もう一つは、『焼はたはた寿司』を食べました。甘辛いタレに浸けて、香ばしく焼きあがっています。少し骨が多い魚ですが、珍味です。 さて、次はいよいよ山陰の旅の最後の目的地へ向かいます。お楽しみに…
November 10, 2007
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今まで黙っていましたが、実は僕、高所恐怖症なんです。だから、10 m級の岩壁を登ったり降りたりするのは、血の気が引くぐらいダメなんです。でも、五木寛之さんの『百寺巡礼』という本の中でこのお寺の存在を初めて知り、それ以来ずっとここに来てみたいと願っていました。まさかこんなに過酷で恐怖が続くとは思いもよりませんでした。一応言っておきますと、この恐怖は柿本人麻呂さんに出会った時に比べたら、たいしたことはありません(笑)。さて、昨日の続きです。文殊堂で休憩をとったあと、さらに山の奥深くへと進んでいきます。すると、巨岩のてっぺんにそびえ建っている『地蔵堂(重要文化財)』が見えてきました。 地蔵堂(重要文化財) 地蔵堂の舞台下昨日のブログにも書いた『文殊堂』とよく似ているため、写真を整理しているとき、どっちがどっちだか分からなくなってしまいました。文殊堂と異なる点の1つとして、この巨岩にくさりが設置されていないことです。つまり、この岩をよじ登る以外に方法がありません。慎重に岩の出っ張りをつかみ、足を岩の窪みにかけて、少しずつ登っていきます。そして、地蔵堂の舞台下に来たとき、その木組みをつかみながら上に登っていきます。でも......えっ!。 実は、この巨岩の横にまわり道があったそうです。それを知らずに、危険を冒して岩をよじ登った僕は、単なるバカ。でも、この登山道ですが、あまりにも険しすぎて、どこから登ったらいいのか分からない箇所がいくつかあります。地蔵堂からの眺めも本当に素晴らしかったです。本当はゆっくりと眺めていたいところですが、バスの時間が迫っているので、先を急ぐことに......。 地蔵堂(横から) 地蔵堂の廊下も狭いなだらかな登山道を歩いていると、大きな岩がいくつも積まれているのを発見。その上には釣鐘堂が建っています(写真はいいのがなかったので、載せてありません。)。この100 kg以上もある釣鐘を背負い、あの断崖絶壁をいくつもよじ登りながら、山の麓からここまで運ばれてきたのでしょう。昔の人は本当にスゴイ!釣鐘堂で、ゴ~~~~~~ンと鐘を鳴らし、気分爽快になったところで、一服する暇もなく歩き続けます。その途中に『馬の背』、『牛の背』と呼ばれる長い岩があり、それらの上を歩いていきます。名前の通り、馬や牛の背中を歩いているようで、とにかく歩きにくいです。さて、みんな僕がわらじを履いていることに興味があるみたいで、すれ違っていく人が感想を尋ねていきます。 『痛くないんですか?』 とか 『履き心地はどうですか?』 っていう質問をよく受けました。履き心地はとてもよく、特に痛くはありません。しかも、滑りにくく、岩肌を登っていくには最適かもしれません。ただし、1つだけ欠点を挙げるなら、脱げやすいんです。もし、わらじが脱げて、崖下に落ちてしまったら、裸足で登らなくてはいけないのが恐い点ですね。岩穴に建てられた納経堂は、少し小さいですが、それでも重要文化財に指定されています。昔は、写経(お経を書き写したもの)をこの小さなお堂の中に納めていたんだと思います。納経堂を通り過ぎると、観音堂が見えてきました。大きな岩穴の中にすっぽりと観音堂が収まっています。 納経堂 観音堂そして、観音堂の建っている岩山をぐるりと回ると......見えてきました!? 国宝・投入堂です 。この投入堂の前に立ったとき、諦めずにここまで来て本当に良かったと感じました。さて、この投入堂ですが、数々の謎があります。一番不思議なのは、投入堂は断崖絶壁に建っていて、そこに通じる道がありません。一体どのような方法で、この投入堂をこんな場所に建築したのか謎です。しかもここは今から1300年も前の706年に開山されています。もちろん、現代の高層ビル建築に使うような特殊な機材など全くなかった時代です。 国宝・投入堂 実は、この写真を撮るのは命がけで、岩肌にへばりついて撮影しなくてはいけません。前にいる女性(Nさん)が岩の窪みに腰掛けていますが、この岩が急斜面なのが分かりますか?もし足を滑らしたら、はるか下まで転がっていきます。さて、この女性のNさんに、投入堂をバックに僕の記念撮影をしてくださいました(ご親切に、「一枚お撮りしましょうか?」と尋ねてくださったんです。)。その写真をのせるべきかどうか迷ったのですが、美しいNさんの写真が一番いいと思い、この写真を選びました。この日は、投入堂をバックにして、お互いの写真を撮り合ったことがきっかけで、少し仲良くなりました。Nさんは、僕と同じく一人旅中で、青春18きっぷでここまで来たそうです。この登山の帰り道も一緒に帰ってきて、バスも同じでした。行き先を尋ねると、今から和歌山まで行くそうです。そして、高野山へお参りし、お住まいの名古屋に帰られるということらしいです。Nさんとは倉吉駅でお別れ。その後、列車に乗って鳥取駅へ向かいました。 つづく
November 9, 2007
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いよいよ国宝・投入堂(なげいれどう)を目指し、登山をします……いや、正しくは修行の旅に出ますと言った方が適切かもしれません。本来、三徳山は、修行の目的のために開山されたものです。ですから、登山といっても、そう甘くはありません。早速、登山事務所で正式な登山手続きを行い、氏名、入山時刻、緊急連絡先などを記入します。すると、輪袈裟(わげさ)を手渡され、これをタスキがけにして身に着けます。輪袈裟とは僧侶が身に付ける袈裟(けさ)の簡略版です。 登山事務所もお堂みたいだ! わらじ(500円)登山事務所で手続きを済ませると、僕の『ある場所』をチェックされます。それはどこかと言うと……靴の裏です。実は、国宝・投入堂に達するには、岩や崖を登らなくてはいけません。靴裏の溝が磨り減っていると、岩場や崖でスリップしてしまうので、靴の裏をチェックされるんです。それで、僕は不合格 ガーン不合格の場合は罰として、上の写真のように、わらじを履いて登ることが義務付けられます(トホホ…)。登山事務所で手荷物を預け、わらじに履き替えていると、受付のお兄ちゃんが次のように言いました。「途中でのどが渇くから、そこの自販機で飲み物を買っていったほうがいいよ。ズボンのポケットに入る大きさだから大丈夫だよ。」 きっと、ミニサイズのお茶が売られているのだろうと思い自販機を見ると、普通のサイズ(350 ml)のお茶でした。||||||||||||って言うか、普通サイズのペットボトルがズボンのポケットに入るわけがない!? ナイスジョーク。 僕のポケットはドラえもんのポケットではありませんよ(笑)。朱色の橋を渡ると、いよいよ修行の始まりです ドキドキ…。しばらく山道を登ると、野際稲荷の社が見えてきました。しかし、困ったことが… 「ん?登山道がないぞ?」 すると……、後ろから来た人が、崖を登っている||||||||||||(←2回目)。 野際稲荷近くの崖(ここを登っていきます) かずら坂(上から見下ろしています)ここを登り切るには崖の横に生えている草木をつかみながら登ります。万が一、草がスポッと抜けてしまったら、後ろの人を巻き添えにして、10 m以上滑落します。運がよければ、大怪我程度で済みますが、運が悪ければ……。 でも、この程度で驚くなかれ!? もっとスゴイのは『かずら坂』で、…坂と言うよりも崖ですが…地面に浮き出た木の根をつかみながら、這い上がっていきます。この写真は真上から真下を見下ろした写真で、このようにほぼ垂直に這い上がって行くのです。 かずら坂(両手でしっかり根をつかんで…) 今度は岩の崖かずら坂を上がったら、次は高さ10数 mのほぼ垂直の岩の崖が…||||||||||||(←3回目)岩の出っ張りをつかみ、岩の溝に足を入れて登ります。ここでは絶対に手足を滑らせてはいけません。疲れたら、岩の横の小さなスペースで休憩をとり、慎重に登るべきです。 くさり坂 下から見上げた文殊堂くさり坂では、1本のくさりだけを頼りに、5 mほどの岩を登ります。これまで、かずら坂や岩の崖をよじ登ってきているので、体力が消耗しています。だから、このくさりをつかんで登るのは、ちょっとしんどいです。でも、弱気になってはいられません。登るのです。それを登りきると、文殊堂(重要文化財)。まるで、清水の舞台のような木組みのお堂は、とても興味深いです。文殊堂を取り囲む廊下に腰を掛けて、しばらく休憩です。そして、前を見ると、こんなに素晴らしいご褒美が与えられるのです。 遥か遠くに日本海までも見えてしまう、すばらしい眺めです。実はこの写真、ある意味命がけで撮っているのです。幅1 m程度の廊下があり、その下は10 m近くの岩場ですが、しかし、ここは清水寺のように舞台に手すりなどが作られていないのです!?。しかも、その廊下に修行者(参拝客)が座っています。ここで、算数の問題ですが、幅1 mの廊下に幅50~60 cmの参拝客が座っています。残りの幅は何cm?もちろん参拝客をまたいでいくわけにはいきません。ですから、残り50 cmの幅を歩かなければいけません。座っている人は、外側(断崖絶壁側)に退いてくれません。もし、外側に退いてその人自身が転落してしまっては、格好が付きませんので、当然文殊堂の壁側に退いてくれます。しかも、この回廊が滑りやすくできているのです。つづきは、また次回にします。はたして生きて帰って来れるのでしょうか? ん? じゃ、このブログを書いている人は誰?まっ、次回をお楽しみに。
November 8, 2007
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山陰の旅ですが、とうとう4日目を向かえました。これから、倉吉⇒鳥取⇒岩美⇒大阪と巡っていきます。今日のブログは国宝投入堂で有名な、三徳山(みとくさん)三佛寺 (さんぶつじ)について書きます。宿泊先のビジネスホテルを出て、米子駅から朝一の特急列車に乗り、倉吉を目指します。この日も早起きをしたので、眠い目をこすりながら、朝食のサンドイッチとヨーグルトを食べ、車窓の風景を眺めていました。 山陰本線沿線の風車 倉吉駅米子から倉吉までの車窓は、田畑の広がる田園風景が望めます。そんな中、1つ、また1つと現れる真っ白な風車が一際目を引きます。列車は倉吉駅に到着。ここからバスに乗り換え、三佛寺を目指します。ちょっと余談になりますが……。このバスは三朝(みささ)温泉を経由しますが、今回は時間の都合でこの温泉でのんびりすると言うわけにはいきません。ここの温泉の公共浴場はちょっと変わっていて、下の写真のように川辺に露天風呂があるんです。しかも無料です。でも、『これじゃ、橋の上からの目線が気になる…』と言う人には、2つの公共浴場(菩薩の湯と株湯)がありますので、そちらへ行ってみてはいかがでしょうか? 見られても平気と言う人には、この露天風呂がオススメです。 三朝温泉 (写真:三朝町のホームページより)さて、三佛寺の参道前で下車し、これから気分良くお寺参りをしょう…といきたいところですが、バス停のすぐ目の前には急な長~~~い階段が… 急で長い石段 茶色い銅版の屋根が美しいお堂この階段の前で、1人のおじいさんに出会いました。彼はずっと階段の先を眺めています。どのようやらバスツアーのお客さんのようですが、本堂に向かおうとしません。何でだろう?って思っていたら、おじいさんの方から話しかけてきました。『私は足が悪いから、この階段を登れないんだ。だから、階段の下からお祈りをしているんだよ。』この言葉は、僕にとって非常に重みのある言葉に感じました。なぜなら、僕の体はまだまだ元気で、このくらいの階段なら平気で登れます。でも、このおじいさんのように、上まで行きたくても、行けない人だっているんです。そして、他のツアー客とは離れ、1人だけ下に置いていかれる姿は、かわいそうというより他に言葉がありません。僕がこのように旅を楽しむ事ができるのは、自分が健康であるから。自分が今こうやって元気にいられることに、常に感謝しなくてはいけないと感じました。そして、このおじいさんの分も、僕がお参りをしなくてはいけない!!さて、このお寺の特徴は、何と言ってもたくさんの国宝と重要文化財を所有していることです。確かにこれらのお宝の数々はどれも素晴らしかったです。でも、そのような文化財に指定されていない『お地蔵さん』がとてもかわいいのです。 皆成院のお地蔵さん だんだん地蔵さん皆成院は宿坊で、精進料理、法話、座禅などが体験できて、宿泊も可能です。『だんだん地蔵さん』は三佛寺のご住職さんが彫刻されたお地蔵さんで、どれもこれもやさしそうな顔をしています。「だんだん」というのは鳥取の方言で、「ありがとう」という意味があるそうです。 緑豊かな庭園 あっ、確かにそうだ!さぁ、これからこのお寺の一番の見所、投入堂(なげいれどう)を目指して、登山をします。この登山ですが、ハイキング気分で挑戦すると、とんでもない目にあいます。本当に命がけの登山です。そのエピソードはまた次回…… 2007年8月15日
November 7, 2007
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昨日のブログの続きです。温泉津温泉を満喫して、特急スーパーおきに乗り、米子を目指します。もう外は真っ暗で、車窓からは街の灯りしか見えません。10年前の想い出ですが、列車が宍道湖(しんじこ)畔を通過するとき、真っ赤な夕焼けが、湖畔に映り本当に素晴らしかったんです。でも、今は陽が沈み、真っ暗で、どこに湖があるのかも分かりません。時刻は21:17、米子駅に列車が到着。本当は温泉津温泉で夕食を食べたかったのですが……、どこもオシャレな和食処で、僕一人だけで入るのにはちょっと寂しいかったです。ということで、米子まで食事を我慢しなくてはいけませんでした。米子駅を出て、駅前を歩いていると、変な看板を発見!?『ラーメン380円』と書いてあるんだけど、文字が反転しています この看板に心を奪われて、店内に入りました。どのようやら、普通の中華屋さんです。ラーメンを注文したいところですが、今日の長旅でとっても疲れてしまったので、スタミナ丼を注文しました。店主のおじさんがタマネギ、牛肉などを ~ジャ~ジャ~ と炒めています。ごはんの上に、たっぷりと海苔が盛られ、中央に卵黄を乗せてできあがり。味は甘辛くて、めちゃウマです。ネギがニンニク代わりになっていて、臭さと辛さを出していて、スタミナ丼のアクセントになっています。以上、中華レポートを終わります。米子からぽんすけがお伝えしました。
November 5, 2007
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こんばんは。今日、ちょっと風邪気味で、のどが痛いです。でも、お天気があまりにもいいので、家でのんびりとするのは、ちょっともったいない。ということで、近くの公園に紅葉狩りに行きました。大阪では来週末ぐらいが、紅葉の見ごろとなりそうです。 ξ さて、、山陰の旅の続きを書きます。温泉津(ゆのつ)温泉ってご存知でしょうか?ここ温泉津温泉は世界文化遺産(石見銀山)に登録をされましたが、それ以前から、すでに名湯として人気を呼んでいました。 この落ち着いた温泉街の雰囲気の中にいるだけで、癒されます。車で来る方は、道がとても狭いので注意してくださいね。温泉津温泉の始まりは、今から約1300年前。旅をしていた僧が、湯に浸かって傷を治している狸を見つけ、それがこの温泉の発見につながったと伝えられています。 薬師湯 元湯ガイドブックやホームページによると、公共浴場は薬師湯と元湯の2ヶ所だけと書いてありますが、駅前の通りにも公共浴場らしきものがありました。僕が入浴したのは、薬師湯の方です。なぜなら、薬師湯は、その名前の通り『薬効豊な天然温泉』として知られ、万病に効くということで大変評判がいいのです。しかも、この薬師湯ですが、日本温泉協会の審査で最高評価の「オール5」の認定を受けました。外観も良くて、レトロな施設が一際目を引きます。湯舟のへりには、茶褐色の堆積物(湯の花)がへばりついていて、まるで鍾乳石のような色と形をしていて、とても興味深いです。 薬師湯の湯船(薬師湯HPより) 元湯の湯船(元湯のHPより)その向かいに建つのがライバルの元湯です。僕の感想を言うと、実は元湯の方がいいかもしれません。なぜなら、薬師湯ですが、めちゃくちゃ熱いです。僕は比較的熱い湯でも大丈夫なのに、ここではわずか3分でギブアップ。ここを勧めてくれた友達に、そのことをメールで伝えると、次のような返事が返ってきました。「元湯の方は、ぬるめのお湯も完備されているよ…」だって。それを早く言え~温泉あがりには、街の中を少し散歩。元湯の向かいにある駐車場で、浅原才市の銅像を発見。彼は船大工や下駄職人として生計を立てていて、、非常に穏やかな心を持つ、熱心な仏教信者でした。彼の頭に角が出ているのがわかりますか?それは、穏やかな表情とは裏腹に、角を出しているのは人間の業を表したものと伝えられています。 浅原才市の銅像 (頭に角があります) チョンマゲ!? その通り!街中では、面白い看板を見つけることもできます。そういえば、この温泉街は日本海に面しているんです。と言うことは、そこに沈む夕日がきれいなはず。早速、海を見に足早に歩いて行きました。すると、そこでは地元の人々が魚を釣っていました。 夕焼けに染まる空を背景に、親子で釣りを楽しまれています。この女の子、写真をとった直後、小さな魚を釣っていました。おめでとう…
November 3, 2007
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今日は特急列車の中から眺めた山陰海岸の素晴らしい景色の数々をご紹介したいと思います。ちょっと余談ですが、『日本三大車窓』っていうのがあるのをご存知ですか? それは……(1) 根室本線 狩勝峠越え(2) 篠ノ井線 姨捨(3) 肥薩線 矢岳越えですが、いずれも山の景色です。なんで、山の景色ばっかり偏ってしまったのだろうって思うところですが……。でも、もし僕が日本三大車窓を選ぶならば、今日お見せする山陰海岸の景色をその1つに加えることは間違いないでしょう。日中の暑さも和らいできました。益田駅16:09、特急スーパーまつかぜ号が発車。ホームでは、柿本人麻呂さんが見送ってくれています(昨日のブログ参照)。『次、益田に再び来るのは何年後だろうか……』と考えながら、ぼんやりと車窓の景色を眺めていました。すると、真っ青の空に、真っ青の海が見えてきました。 山陰本線を通勤や通学で利用している人たちは、こんな素晴らしい景色を毎日見られるから、とても幸せですね。僕の後ろに座っている人、一人旅の女性ですが、彼女もこの光景に魅せられたのか、しきりにカメラのシャッターをきっていました。みんな、どのような想いで、この光景を眺めているのだろう…… やがて、列車は漁師の街を通り過ぎていきます。夏の間は穏やかな日が続きますが、冬になると日本海は大雪になり、波の荒い日が多くなるそうです。この車窓の風景からは全く想像もできませんね。 山陰本線はトンネルが多いのです。でも、それがいいのです! トンネルを抜けると、目の前にいっぱいに広がる海。 いつトンネルを抜けるだろうか…とドキドキしながら真っ暗の窓を眺めているのは、僕だけではありません。この穏やかな海を見ていると、自然と心までもが穏やかになります。 砂浜には、もう誰も遊んでいませんでした。夏の終わりの景色ですね……どことなく寂しいですね(8月14日撮影)。この切ない景色を見ていると、こんな歌が頭をよぎりました。水のように空気のように 意味を忘れずに あたりまえの愛などないと心に刻もう 短い夏の終りを告げる 波の音しか聞こえないもうこれ以上苦しめないよ背中にそっと さよなら・・・そう、昔大ヒットしたJ-WALKの歌詞の一部です。列車は江津駅に到着。ここで特急列車を降り、普通列車に乗り換えますが、次の列車まで24分待ちます。一旦駅の改札を出て、街の中をぶらぶら歩きました。静かな小さな街で、とても落ち着いていて、慌しい大阪の生活とはまるで別世界。ちょっと散歩したら、お腹の時計がなっています(グ~~) 駅のキオスクで、鯖寿司を購入。とても肉厚の鯖で、しかも脂がのってすごく美味しかったです。鯖寿司をモグモグ食べていると、普通列車が数分遅れて到着。早速、乗り換えて、一気に温泉津(ゆのつ)温泉を目指します。 温泉津駅に到着したころには、陽は西に傾いていました。石見銀山が世界遺産に登録され、たくさんの観光客が訪れるようになりました。でも、ここ温泉津温泉は、世界遺産登録前からの大人気の温泉です。実は、友達に勧められて、ここに来たのです。驚いたことに、一部の特急列車も停まる超人気の温泉の最寄駅なのに、無人駅です(17時ごろまでは有人ですが、それ以降は無人駅に変わるそうです)。さて、これからテクテク歩いて、温泉街を目指します。 口笛を吹きながら~♪。つづきは、また次回にします。
November 2, 2007
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萬福寺を出て、川沿いの細い道を歩いています。川のせせらぎが心地よく聞こえます。これから向かう先は医光寺で、ここにも雪舟が造ったとされる庭園があります。すると、朽ち果てた小さな門が見えてきました。これが医光寺の総門で、かつては益田七尾城の大手門でしたが、関ヶ原の合戦後にここに移されました。 総門 本堂まだ20歳に満たなかった頃、ここまで歩いてきました(タクシーなど使わずに…)。あの頃、このお寺の中に素晴らしい庭園があることを知らず、外だけ見て帰ってしまいました。総門をくぐり、新しい本堂前の受付で帰りのタクシーの手配をして、本堂の中に上がらせてもらいました。ここは、臨済宗のお寺で、その総本山は京都の東福寺です。東福寺は何度か行ったことがありますが、そこの庭園も大変素晴らしかった事を記憶しています。ご本尊さんは薬師如来像で、心の病、身の病を治してくれる仏様です。僕の傷心を癒してもらうべく、入念にお祈りしました おねがい 本堂内部 和室このお寺ですが、山裾に建てられていて、雪舟はその地形をうまく利用して、造園を行っています。この庭の特徴を一言でいえば、『鶴と亀』をモチーフにした造りとなっています。つまり、鶴を形どった池の中に亀島を浮かべています。春には東側に植えられたしだれ桜のピンク色が美しく、秋には西側に植えられた紅葉の赤色が美しく彩られます。 昨日のブログに書いた萬福寺の庭園は奥行きがあるためにとても広く感じました。それに対して、この医光寺の庭園は、庭の一部が山裾に造られているために、奥行きが感じられずに、比較的狭い庭であると感じさせられます。植木はこの写真のように段々畑のように配置されていて、季節になると美しい花々で化粧されることでしょう。これで、10年前に見逃していた庭をじっくり鑑賞することができました。お客さんは僕一人しかいないので、のんびりと腰をおろして、蝉の音を聴きながら午後のひと時を過ごしました(訪問日はお盆真っ只中です)あらかじめ手配しておいたタクシーに乗って、益田駅に戻ります。タクシー内では、この旅の出来事を運転手さんにベラベラ話して過ごしました(笑)。タクシーは無事益田駅に戻ってきました。これで10年前のリベンジはすべて果たせました。これから、特急スーパーまつかぜに乗って、ある温泉を目指します。どこか当ててみてください。改札をくぐると、すでに列車が待っていました。そして…あのお方も待っていました。柿本人麻呂さんです。しかもブログ、2度目の登場…… 大人気医光寺住所:島根県益田市染羽町4-29電話:(0856)22-1668拝観料:一般300円受付時間:夏季8:30~17:30、冬季8:30~17:00
November 1, 2007
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