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速報?メインテナンスが入ったから、こんな時間に…▼阪 神-広 島 20回戦(広島11勝8敗1分、甲子園18:00、42777人) 123456789101112計広 島000010100 2阪 神01000300X 4チャンスに燃えた阪神・桜井! 先制弾&決勝2点三塁打!二回阪神一死、桜井が中越えに先制ソロを放つ=甲子園 (セ・リーグ、阪神4-2広島、20回戦、広島11勝8敗1分、30日、甲子園)甲子園で1カ月ぶりに六甲おろしがこだました。「気持ちよく歌ってください」と、中心にいたのは笑顔の桜井。遠征を終え、本拠地に戻ってきた阪神が3戦目でようやく白星をつかんだ。 2安打&3打点。二回は「会心の当たり」と直球をバックスクリーンに運んだ。「超満員の中で打ててよかった」という先制の7号ソロは甲子園での初本塁打。お次は同点で迎えた六回だった。二死二塁で金本が敬遠で歩かされ、打席に入った。ボルテージが上がる中、桜井は「自分との勝負になるのは分かっていた」と冷静だった。シュートを引っ張り、三塁手の右を抜ける勝ち越しの2点三塁打となった。 相手は球界を代表する投手、広島の黒田。「いい投手から打ってなんぼ」とコメントしたこともある桜井は、気後れすることもない。さらに敬遠のあとの打席で「勝負してくれるのは、ボク的にはおいしいなと思った」。強気が身上の24歳は最高潮に燃えていた。 戦列を離れた林威助に代わり、29日から5番に座る。「得点圏で打ってやろうという気持ちは変わらない」。決め手を欠くいまの阪神にあって、その存在は頼もしい。◆阪神・岡田監督(六回に黒田が金本を敬遠したことに)「今季、金本は黒田にノーヒット。それでも、怖いんやろうな」◆阪神・葛城(六回に左前適時打「五回に守備でミスをして、何とか取り返したかった」
2007年08月30日
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速報2007年8月25日(土) 対中日 18回戦 ナゴヤドーム▼中 日-阪 神 18回戦(阪神10勝7敗1分、18:00、38288人) 123456789101112計阪 神000000002 2中 日000000000 0阪神、土壇場で2得点 岡田監督は不満「工夫がないやろ」!中日に競り勝ち、喜ぶ阪神ナイン=ナゴヤドーム ともに無得点で迎えた九回に阪神が2点を奪った。投手戦の好試合に見えたが、岡田監督は「初めて見たわ。無死三塁で3者連続三振。工夫がないやろ」。口調は怒気に満ちていた。 左の小笠原の前に、七回まで2安打で12三振。内外角を広く使われ、付け入るすきもなかった。八回。先頭の桜井が右中間に三塁打を放ち、ようやく先制の好機をつかむ。しかし、矢野、関本、代打狩野がそろって空振り三振。「前にも飛ばんのやからな」と指揮官は舌打ちした。 「気持ちをリセットして臨ませたい」(正田打撃コーチ)と円陣を組み、九回の攻撃に入った。浜中、シーツの安打に金本の敬遠四球などで一死満塁。監督から「ボテボテのゴロでも1点入るんやから」と言われて打席に入った林が、中飛を放ち欲しかった1点を奪った。林は「自分のバッティングができて良かった」と満足そうに話した。 前夜の大敗のお返しをした岡田監督だが「勝った、負けたと言って(喜んで)たら、やられるわ」。怒りは最後まで収まらなかった。★JFK、盤石の無失点リレー 阪神はボーグルソンから「JFK」の無失点リレーで勝った。 ボーグルソンは立ち上がりこそ苦しんだが、四回以降は無安打。6回を無四球の内容に「いいリズムで投げられた」と笑顔だった。 七回以降もウィリアムス、久保田、藤川が無安打投球。5勝目の久保田は「四球がもったいなかった」。藤川は「きょうはあんまり良くなかった」と話したが危なげなかった。
2007年08月25日
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▼ヤクルト-阪 神 16回戦(阪神12勝4敗、神宮、18:00、23361人) 123456789101112計阪 神044110020 12ヤクルト010100000 2真夏の桜井祭り!プロ初2発&荒稼ぎ5打点、奪首秒読みや!桜井が三回に弾丸ライナーで左翼へ6号 (セ・リーグ、ヤクルト2-12阪神、16回戦、阪神12勝4敗、22日、神宮)阪神・桜井広大外野手(24)がヤクルト戦でプロ初の2発&5打点。二回の先制5号2ラン、三回の6号、八回の2点二塁打と大暴れした。これで長期ロード勝ち越しが決定。今季最多の貯金8で、首位・中日とは1.5ゲーム差と再接近。虎の“花火大会”はまだまだ続くでえ!!◇ 全身を伝う汗が、心地よい。東都の杜を黄色く染めた虎党の大歓声を、独り占め。プロ初の2打席連続本塁打&5打点。桜井が初見参の神宮で大暴れだ。 「いい場面で打ててよかった。(先発の)上園がすごい気持ちが入っていたんで、何とか先制点を取りたかった」 二回一死一塁。追い込まれてからファウルで粘った7球目。ヤクルト先発・高市の沈む変化球を引っぱたいた。 「粘れば粘るほど甘い球がくる確率が高くなる。最後はど真ん中にきたんで、思いきりいった」 あっという間にバックスクリーン左へ消える5号2ランだ。 リードが6点に広がった三回一死。また追い込まれても、冷静だった。 「投手が2回首振ったんで、まっすぐしかない」二回に先制2ランの桜井(右)は金本に祝福された 直感は的中。弾丸ライナーで左翼席に突き刺した。詰まりながらパワーで押し切る、桜井ならではの一発。虎の計4発を締めくくる2打席連弾に、笑顔が弾けた。 八回二死二、三塁では右中間を切り裂く二塁打を放ち、締めて5打点。2度目の猛打賞もゲットした。オレはやれる-。両手に残る感触がうれしかった。 巨人戦で2戦連発の衝撃デビュー後、変化球攻めに苦しんだ。まっすぐ一本に絞り込む潔さを逆手にとられた。「変化球にも対応していかないと。でも、思い切っていくしかない」。ひと晩だけ悩み、翌朝に吹っ切れた。一軍合流から3カ月。自分のスタイルに自信がついてきた。 夏の暑さも苦にならない。昨年の今ごろは、炎天下の鳴尾浜のデーゲームで土にまみれていた。「あの暑さに比べれば、何でもないですよ」。5年間のたたき上げでここまできた。食が細ることもなく、体重88キロをキープ。硬球を握り始めた中学2年の夏休みは午前5時に起き、近くの公園で約1時間の走り込みとシャドーピッチングが日課だった。桜井に夏バテという言葉は存在しない。 「みんな星勘定はしてない。1つ1つやってくだけ」と岡田監督。2年ぶりのロード勝ち越しに気を緩めず、再び1.5ゲーム差に迫った中日、巨人の2強をにらんだ。 「チームが勝っているときに打てるのはうれしい。野球をやっていると充実感がある」 桜井がアーチを描けば5戦全勝。打てば負けない男が、虎のビクトリーロードを切り開く。でかした上園、プロ初完投星!今季トラ3人目の孝行息子!2打席連続本塁打の阪神・桜井(左)と完投勝利の上園 (セ・リーグ、ヤクルト2-12阪神、16回戦、阪神12勝4敗、22日、神宮)大量援護に応えるように、右腕の鋭さは増していった。神宮の杜で背番号41が躍動。ルーキーの上園が最後までマウンドを守り抜いた。 「(あと1球コールは)しびれました。桜井さんを始め、野手の方が早めに点を取ってくれたので、テンポだけ気をつけて一生懸命投げました」 圧巻は六回。青木に四球は許したが、奪った3つのアウトはすべて空振り三振。飯原、ラミレス、ガイエルに、ことごとく空を斬らせた。被安打は4で、五回以降はノーヒット。失点は宮出とラミレスのソロ本塁打。9奪三振、119球でプロ初完投の5勝目(2敗)。杉山、能見に今季チーム3人目の完投勝利で、虎の新人では05年の能見以来となる快挙だった。 悪夢のKOが進化を生んだ。10日の横浜戦(横浜)は最短の2回で降板。先発から中継ぎへと配置転換された。それでも「今までと違う調整ができるのは大きい」と殻を破る好機ととらえた。後半はスイスイと119球でプロ初完投を飾った上園 「中継ぎはいつ投げるかわからない状況で常にいる。先発の責任はやはり重大」。ブルペンに身を置き、支えてくれる存在の大きさと、それぞれの役割の重さを再認識できた。 「先輩にはお世話になっている。1回でも長く投げたいと思った。完投はうれしい? そうですね。先発ですから」 先発復帰して即、リリーフ陣に“休養”をプレゼント。感謝の思いがつまった完投劇だ。 岡田監督も「だいぶフォームも解消された。(一軍に昇格した)ダーウィンも投げさせたかったけど、あの点差やし、球数もよかった」と上園の好投にニンマリ。新人王のタイトルも現実味を帯びてきた。さらなる快挙にむけて、ここからが本番だ。◆上園について阪神・久保チーフバッテリーコーチ「中継ぎで1イニングを投げる難しさを知ったと思う。長いイニングを投げるのは、1イニングの積み重ねだとわかったはず」
2007年08月22日
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速報2007年8月21日(火) 対ヤクルト 15回戦 神宮▼ヤクルト-阪 神 15回戦(阪神11勝4敗、神宮、18:00、22252人) 123456789101112計阪 神002510010 9ヤクルト340000000 7猛虎7点差ひっくり返す大逆転勝ち! 桧山が代打満塁弾!4回阪神無死、代打桧山が中越えに満塁本塁打を放つ=神宮 (セ・リーグ、ヤクルト7-9阪神、15回戦、阪神11勝4敗、21日、神宮) 勝利に沸く三塁ベンチの頭上から、自然と『桧山コール』が起こった。二回までに7点を先行され、誰もが敗色濃厚と思った試合。大逆転勝利の立役者をいつまでもファンの大歓声が包んだ。 三回から阪神の反撃が始まる。まずは鳥谷が2ランで口火を切った。2-7とした四回は林威助、桜井が連打、矢野が四球で無死満塁。代打に送られた桧山は「センター中心にという気持ちで打席に入った」。 2-1と追い込まれた後の4球目。松岡のフォークボールにバットが反応した。「センターフライかと思った」という打球は、追い風にも乗り、バックスクリーンの下にギリギリで飛び込んだ。4回、満塁本塁打を放ちナインに迎えられ笑顔の阪神・桧山(右から2人目)=神宮 勢いづいたチームは止まらない。この回に追いつくと、続く五回に矢野のソロで勝ち越した。「こんなん何回かしかない」と岡田監督がいうほどの猛攻で、一気に7点差をひっくり返した。 左ふくらはぎ痛で出遅れ、一軍に合流したのは5月。7月は23打席連続の無安打で苦しんでいた桧山は「結果的に最高の形になったのが素直にうれしい」。プロ16年目で初めての代打満塁弾の余韻に浸った。★トラの救援陣が勝利呼び込む 江草が中盤3回を無失点 連打に四死球にボーク。揚げ句の果てには危険投球で退場。阪神先発のジャンが二回途中7失点で降板した中で、救援陣の頑張りが光った。桟原、江草で中盤をしのぎ、最後は「JFK」で締めた。5投手で許した安打はわずか2。中でも3回を投げた江草は、フォークボールを有効に使って6奪三振の力投だった。「調子もいいので自信を持って投げられた」という左腕を、岡田監督も「きょうは江草やろ。3イニングは大きかった」と手放しで褒めた。◆阪神・シーツ(四回に同点二塁打)「内角の直球が狙い通りに来た。うまく引っ張って打てた」◆阪神・矢野(五回に勝ち越しソロ)「四回にいい攻めができていたし、中継ぎも踏ん張っていたから何とかしたかった」◆阪神・ジャン(二回途中7失点で降板)「調子がよくなかったのもあるが、チームに迷惑をかけてしまった」
2007年08月21日
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ツバメ叩いて竜仕留める!“初戦男”桜井で夏ロード奪首締め!東京駅に到着した桜井、今回は無事?に移動のバスにたどり着く 長期ロード最終章は、“初戦男”に任せろ!! 阪神・桜井広大外野手(24)が20日、21日からのヤクルト3連戦(神宮)に向けて東上。一戦ごとに頼もしさを増す若虎は、ここまで7カード連続で初戦に打点を挙げている。ロード勝ち越し&奪首ウイークのカギは、6番定着の背番号51が握っている。◇ 淡いグレーのストライプスーツに身を包んだ姿にいまや、勝負師の風格が漂う。8月、2度目の東上。桜井の眼光は鋭さを増していた。夏恒例の長期ロードを締めくくる、奪首のかかる6連戦。キーマンはこの男だ。 7月反攻、ロード快進撃と虎の猛追の中心にいたのが、24歳の若武者だった。後半戦から『6番・右翼』に定着。それが欠かせない存在になった理由は、カード初戦の勝負強さにもある。レギュラー奪取後、7月27日横浜戦(横浜)から7カード連続で初戦に打点を稼いでいる。打率.400(25打数10安打)、9打点。さらに京セラドームに戻った14日中日戦、17日広島戦では、持ち前のパンチ力が蘇り、勝負を決める2ランをかっ飛ばした。 「そんなに打ってるとは知りませんでした。初めを大事にという意識ではないんですけどね」 本人も改めて驚くデータだが、先手必勝が勝負の世界の常。チームもこの間、3カード連続で白星発進。その影響力は絶大だ。単に打つだけでなく、どこで打つか。不動の6番打者として担う役割は今後も大きい。 長期ロード15戦で9打点は、1位のシーツ(10打点)に次ぎ、主砲の金本、5番・林と並ぶ2位だ。クリーンアップが沈黙しても、その後ろに恐怖の6番が睨みをきかす。そんな打線の厚みに相手投手は震え上がり、中軸との勝負を安易に回避できない状況なのだ。打棒復調のシーツ、76打点を挙げる金本、打率3割をキープする林。桜井の勝負強さが、相乗効果を生んでいる。 19日までの京セラドームでの6連戦では2度の完封負けを喫したが、骨格が固まった打線に岡田監督も手応え。「(首位獲りは)まだや。残り30(試合)を切ってからが勝負。(それまで)このくらいの差でいっておけばな」と先を見据え、チーム便よりも40分早い新幹線で東京へと乗り込んだ。指揮官が思い描く9月勝負は、混戦状態が前提。そのためにも、この1週間が重要になる。 むろん、命運を握るバットマンも任務は承知のうえだ。夕刻に都内の宿舎に入り、戦いに備えて静養に努めた。 「自分ができることをきっちりしたい」 気負いはないが、気合いは十分だ。最下位のヤクルトを一気に飲み干し、首位を走る竜のしっぽを敵地でつかむ。まずは21日の第1戦、東都の杜に季節外れの猛虎桜が咲き乱れる。■一軍になじんだ 桜井は2週間前の東京遠征でハプニングに見舞われた。東京駅の出口を間違え、宿舎に向かうバスに乗り遅れた。 「僕が待たせるのは悪いんで…」。馬場サブマネジャーにミスを伝えると、タクシーでバスを追った。今回は先頭で移動のバスへと向かった。「前はかなり歩きましたからね」と笑った。できる男は同じ過ちは繰り返さない!? すっかり一軍にもなじんだようだ。シーツ残留へ6番勝負!ロード終了後、運命の編成会議!後半戦に入って、打棒復調が顕著なシーツ。残留を勝ち取るため、この6連戦の結果は特に重要だ 阪神のアンディー・シーツ内野手(35)が20日、21日からのヤクルト3連戦(神宮)に備えて東上。今季で1年契約が切れるが、前半戦で極度の不振に陥ったことから球団側の処遇は微妙だ。新外国人の調査のため、渡米中の渉外担当者の帰国を待って今月末には拡大編成会議が開かれる。優勝のかかった週末の中日3連戦までの6試合の成績が、契約問題を大きく左右しそうだ。◇ チームとともに猛追をかけるS砲が、『残留への6番勝負』に打って出る。絶不振の前半戦はチーム内外で限界説も聞こえてきたが、球宴後の巻き返しで扱いは分からなくなった。長期ロードの残り6試合で、シーツの運命が決まりそうだ。 来日5年目、阪神では3年目のシーツはこの日、東上。21日からのヤクルト3連戦(神宮)に備えた。球団はロード終了後の今月末に拡大編成会議を行う予定で、それに合わせて現在渡米している三宅徹渉外担当も帰国する。ポジション別の新外国人候補のリストも作成され、FA、ドラフト戦略などを含めて協議がなされる。 「あの守備はもちろんだが、打撃も本来のものを取り戻しつつある。チームの戦力のバランスも考えて(評価が)変わっていることは確かだ」。ある球団首脳もシーツの再評価に言及している。前半戦71試合は打率.231、6本塁打、22打点と大きく期待を裏切った。推定2億9000万円と年俸も高額で、残留が危ぶまれていた。 しかし球宴後24試合は打率.302、3本塁打、16打点と復調ぶりが顕著。守備でも今岡に代わってサードに入り、好守を連発。さらにチーム状況も残留への追い風になっている。 打撃不振から二軍降格中の今岡は、来季も未知数の部分が大きい。現在、一塁のレギュラーを確保している林にしても、主力としては1年目。一、三塁の両ポジションとも来季以降も計算の立つ段階には至っていない。編成会議まで、少なくとも6試合ある。ここで存在感を結果で示せば…。 11月19日で36歳になるが、チーム関係者は「打撃不振は精神的なものだったが、体力的な衰えはない」と断言する。昨年から金本の誘いで定期的に血液検査を受けているが、今後も継続する意向があるという。つまりは現役へのこだわりだ。 「前半戦は(焦って)スイングが大回りになっていた」。自己分析も済ませており、もう心配ないはずだ。リストに並ぶ新助っ人候補たちを退けられるか? 狙うは逆転Vと自身の契約更新だ。■阪神の外国人選手の状況 2年契約1年目のウィリアムスを除き、4人の契約が切れる。現在、先発ローテの中核を担っているボーグルソン、ジャンの評価は高い。来日2年目の来季はさらに日本野球に慣れることが期待できるため、残留を基本線に今後、代理人と交渉していくことになる。 また“第5の男”として二軍で待機するダーウィンも、貴重な戦力として評価。大幅な入れ替えに動く可能性は低い。まずはツバメ斬りや!ジャン、奪首6連戦でフル回転!年長の下柳(右から2人目)と何やら言葉を交わすジャン。敵地6連戦でフル稼働する ローテの中心はジャンや!! 21日のヤクルト戦(神宮)に先発する阪神のエステバン・ジャン投手(32)が20日、甲子園の室内練習場で指名練習に参加した。長期ロードの最終戦となる26日の中日戦(ナゴヤD)にも中4日で先発予定。奪首のかかる重要な6連戦をフル回転し、虎投を支える。 「3ゲーム差をつけて1位になったとき、初めてエキサイトできると思うんだ」。長期ロードのコリ6試合で2試合に先発。奪首への大役を任された右腕は、キャッチボールと打撃練習などで闘志を高ぶらせた。 ナゴヤドームでの3連勝を再現するためのフル回転だ。ジャンが中4日で登板すると、24日からの中日3連戦(ナゴヤD)は『ボーグルソン、下柳、ジャン』の並びが可能となる。並びこそ違え、7月24-26日の敵地3連戦を3連勝に導いた最強ローテの再現。既に、首位・中日との直接対決をにらんでいるわけだ。 「自分は6、7回を投げられれば満足。無失点に抑えてチームが打ってくれることを待つだけだ」 まずはツバメ斬り。フル回転で奪首へ、ジャンは気合を込めた。
2007年08月20日
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能見やったでプロ初完封!セ界の頂点見えた1.5差大接近!ズラリと並んだ0が9個。JFKも休めたし、能見サマサマや~ (セ・リーグ、阪神6-0広島、16回戦、広島9勝7敗、18日、京セラドーム大阪)能見でかした、完封や!! 阪神・能見篤史投手(28)が広島戦(京セラD)でプロ初完封だ。魔球男に雪辱した打線の援護にも乗って、期待の左腕が本領発揮。これで中日、巨人に1.5ゲーム差と大接近。猛虎ばく進、頂点は見えた!!◇ 勝利の瞬間、胸の前でポンと両手を合わせた。熱投115球。最後まで一人で守り抜いたマウンドで、能見がプロ3年目で初完封の達成感に浸った。 「(完封は)初めてなんで、実感がないのが本音です。すごく応援してもらっているので、関西で達成できたことが一番です」阪神・能見がプロ3年目で初完封。大変身の左腕が虎の奪首ロードを支える 満員札止めの京セラドームの大喝采に促され、上がったお立ち台。丁寧に帽子を取って声援に応える、心優しい、いつもの能見がいた。 試合中は別人だった。鬼と化した。4点にリードを広げた直後の四回だ。一死からアレックスに右翼線へ二塁打を許し、4、5番を迎えた。 「打てるもんなら、打ってみろという気持ちだった」 気合いを入れ直し、強気に攻め抜いた。新井をこの日最速142キロ直球で空振り三振。続く栗原には一転、チェンジアップで空を切らせた。「完ぺきだった」とリードした野口がたたえる投球で、相手の戦意を奪い取った。気の弱さからか、ピンチでは腕が縮こまり、痛打される-。今季、序盤までの姿は、もう過去のものだ。 不振のために5月28日に二軍落ち。8月7日に再昇格して12日の横浜戦(横浜)で先発復活星を飾った。しかし、能見自身は広島にリベンジするまでは、“復調”の2文字は封印した。4月29日の広島戦(広島)で、一回に満塁弾を含む5失点。前日28日の同戦に投げた杉山と同じパターンで試合をぶち壊した。自分達の大乱調が、あの悪夢の9連敗の始まり。同時に先発ローテの座も失った。「オレらの責任を感じるよな」。二軍調整中に、杉山とそんな言葉を交わしたこともあった。同じ悩みを抱えた杉山が、前日17日の初戦でリベンジの4勝目。次はオレの番や-。完封劇という最高の結果で報いた。 「コントロールがいいし、安心してみていられる。ラッキーじゃなくて、球の力で抑えられている」と岡田監督は、無四球で3勝目を飾った左腕を絶賛。一度失った指揮官の信頼を、己の力で取り戻した。 「これからも落とせない試合が続くんで、その中でしっかり投げたい」 復活した背番号14のベストピッチで首位中日、2位巨人に1.5ゲーム差に大接近した。本領発揮した左腕が、虎をますます強くする。頂点はもうすぐそこだ。■データBox ★…阪神の完封勝利は今季8度目(うち完封リレーは6度目)。1人の投手での完封勝利は、5月19日の横浜戦(○6-0甲子園)で杉山が達成して以来、この試合の能見で今季2度目。今季、完投もこの2試合のみ。 ★…阪神が6-0で広島に勝利。首位・中日、2位・巨人が揃って敗れたため1.5ゲーム差になった。中日、巨人との1.5ゲーム差以内は2ゲーム差で臨んだ4月20日以来の最接近。3位だった阪神はこの日、2位・巨人戦(甲子園)に勝ち、首位・中日が敗れて1ゲーム差となった。赤星“固め走り”1試合3盗塁!ナックルボーラーの弱点ついた!五回一死、赤星が3個目の二盗を決めた (セ・リーグ、阪神6-0広島、16回戦、広島9勝7敗、18日、京セラドーム大阪)ナックルボーラーの致命的な急所を“赤い針”で容しゃなく刺した。1度なんて甘い。ナメられた分だけ、これでもかと3度。2試合ぶりに先発出場した赤星が、因縁のフェルナンデスを足で攻略だ。 「嫌なことをして、それが点につながってくれたのが一番いい」。効果的な盗塁が得点につながったのがうれしい。 一回一死、四球で出塁すると、すかさず二盗。三回も四球で歩くと、相手バッテリーは2度外したが、それでもセーフ。シーツの二塁打で3点目のホームを踏んだ。五回無死一塁で三ゴロに倒れたが、走者入れ替わり。二塁へスパイクを滑り込ませた。 「走るチャンスはあったけど、あの点差ではどうかというのがあった。盗塁にプライドがあるんで」 1試合3盗塁の“固め走り”は自己最多タイ。昨年6月14日の楽天戦(フルスタ宮城)以来で9度目。3打席連続となれば、04年9月11日の横浜戦(横浜)以来、3年ぶり。七、八回も死球と四球で塁には出たが、4つ目は自粛。23盗塁で、盗塁王を争う中日・井端と6差と一気に突き放した。 前半戦のチーム低迷も魔球男に始まった。4月28日の敵地で手も足もでない。球速100キロ前後と、打てそうなだけに腹も立つ。そこから打線がおかしくなり、魔の9連敗。以前に岡田監督も「走ったらいい」とシンプルな攻略法を明かした。“ペテン師”も赤星の前では、化けの皮がはがれてしまう。雪辱を果たした。 自らももどかしい時期もあった。通算300盗塁にリーチをかけ、6試合なし。「2回勢いでいってアウトになった。走ってアウトになったら流れが変わってしまう」。しかし、今は優勝を視界にはっきりと捕らえる中、失敗は許されない。だから、大胆かつ慎重にスタートを切っていた。 「ミスはチームにとっても命取りになる。なくすのは難しいけど、少なくしたチームが一番上になる。ぼく自信は攻撃なプレーをすることが大事」 タイトル奪回の向こうに、2年ぶりのVを見据えるレッドが、加速しながら夏のロードをひた走る。「打」でも能見を援護!女房役・野口が2安打2打点の大爆発!六回に野口が三塁線を破る適時二塁打。女房役が打でも盛り立てた (セ・リーグ、阪神6-0広島、16回戦、広島9勝7敗、18日、京セラドーム大阪)女房役・野口が、打撃でも能見を盛り立てた。守って、打ってチームを引っ張った。 「高めのボールだったけど食らいついていきました。いい追加点になったね」 5試合ぶりのスタメンで、大きな仕事をやってのけた。まずは、4点リードで迎えた六回無死一塁。フェルナンデスの投じた初球のナックルを狙い打ち。「たまたまいいところを抜けてくれた」という当たりは、三塁線を鋭く破り、スタートを切っていた一走・桜井を一気に本塁に迎え入れた。貴重な中押し点を加えると、続く七回には、二死満塁から押し出し四球でダメ押し。二回の安打と合わせて2安打2打点の大爆発だ。守っては、先発能見の完封をアシスト。グラウンドでひと際光り輝いた。 プロ18年生は、常に周囲への感謝を忘れない。「打撃投手とかブルペン捕手とか、コーチとかみんなのおかげ。なんでもやってくれる。期待してくれてるんだったら、それに答えないといけない」。この日の試合前にも、打撃投手にナックル風のボールを投げてもらって練習に励んだ。いつも力を貸してくれる人がいるからこそ、がんばれる。ありがとうをプレーで伝えたかった。 「僕らは勝ちを重ねていくだけ。僕らの力ではどうにもできないんで」 阪神のホーム試合では、今季初めてのヒーローインタビュー。「何回やっても緊張する」場で、力強く言いはなった。GもDも射程圏内。ベテランが目をぎらつかせた。
2007年08月18日
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速報2007年8月17日(金) 対広島 15回戦 京セラドーム 123456789101112計広 島000001000 1阪 神00020010X 3阪神が理想的逃げ切り 桜井の先制弾に岡田監督「値千金!」!林が八回に決勝の2点タイムリー。激走の三塁打だった (セ・リーグ、阪神3-1広島、15回戦、広島9勝6敗、17日、京セラD大阪)1カ月ぶりの連敗を喫していた阪神。その2試合はともに先制点を許していた。この日は四回、桜井の一発で阪神が先手を取った。◇ 四回二死一塁。力のある直球で強気に攻める宮崎に、ここまでは1安打に抑えられていた。桜井は狙い球をその直球一本に絞った。2球目、142キロの内角高めをフルスイング。打球は低い弾道で左翼フェンスを越えていった。 「いってくれと思って走った。何とか先制点がほしかった」 後半戦に入って14打点目で、金本の15打点に次ぐチーム2位の数字。得点圏打率も4割に迫っている。それでも淡々と「打点にこだわっているというか、打てばそれだけチームに勢いがつく」という。 「値千金の2ランよ」と岡田監督も手放しで褒めた。七回からは楽々と『JFK』のリレー。阪神が理想的な逃げ切り勝ちを収めた。岡田監督は上機嫌…連敗止めて投打に合格点つける!広島に勝利し藤川を笑顔で出迎えると阪神・岡田監督=京セラドーム (セ・リーグ、阪神3-1広島、15回戦、広島9勝6敗、17日、京セラD大阪)阪神・岡田監督は連敗中のイヤな流れを断ち切り「きのう(16日)、おととい(15日)とヒットが出ていなかった。きょうの勝ちで、気分的に全然違う」と上機嫌にコメントした。◇ 宮崎を打ちあぐむ中で四回、2ランを放った桜井には「連打が出る雰囲気じゃなかった。効果的な2点やった」と評価し、6回1失点の杉山にも「直球のキレがよかった」と合格点を付けた。
2007年08月17日
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林、猛暑払い特大14号ダ~ン!トラ奪首ロードまっしぐら!四回、中押しの3ランを放った林(右)が、出迎えた赤星と笑顔でハイタッチ (セ・リーグ、横浜1-5阪神、16回戦、阪神10勝6敗、12日、横浜)林弾で猛虎進撃-。阪神・林威助(リン・ウェイツゥ)外野手(28)が、約1カ月ぶりとなる14号3ランで横浜を退けた。首位・巨人と3.5ゲーム差に迫り、虎の勢いは止まらない。14日から2位・中日と3連戦(京セラD)。大阪に戻って一気に2位奪取や!!◇ 忘れていた感触が、両手の中に蘇った。実に25戦、111打席ぶり。伸ばしたバネを解き放つように、打球は右翼席中段まで飛んでいった。林弾で3位死守。虎の絶好調ロードが再加速した。 「ボールは見えていました。もともとホームランは狙ってないし、ホームランも1本のヒット。気にしてなかったです」 1点リードの四回、二死二、三塁の第2打席。横浜先発・秦の139キロ内角直球が高めに浮く。絶好球にアーチストの本能が目覚めた。7月8日の中日戦(ナゴヤD)以来となる14号3ラン。眼下の敵との3連戦の勝ち越しを決める一発だ。 文字通り金本の背中を見て、その後を打つ5番打者。主力となって初めての夏、その偉大さをかみしめる。アニキが抱える左ひざ半月板損傷の痛みを、最もリアルに想像できるのが林なのだ。 「自分とは少し症状が違いますけど、同じ左ひざでした。痛かったですけど、試合に出ないとプロには行けなかった」四回に林がズドン。右越えへ約1カ月ぶりの3ランを放った 近大4年時、遊離軟骨による左ひざの痛みに苦しんだ。早い段階で虎からのラブコールは届いていたが、「休めば指名してもらえない」と思い込んで悩んだ。リーグ戦は週末ごとに最大3連戦。痛み止めの注射を打ったが、3試合目になるとズキズキと痛み出した。 本来の打撃はできなかったが、精いっぱいのアピールだった。ドラフト会議を前に、球団内では故障について議論されたが、ビデオを見た当時の田淵チーフ打撃コーチ(現日本代表ヘッド兼打撃コーチ)が「必ずモノになる」と断言。プロの道が開けた。 ただし金本は毎試合、しかもフルイニング出場を続けている。その重みを知るからこそ、オレも続くと決意は固い。4月下旬に定位置を奪い、間もなく4カ月。「全身ボロボロ」とは言うが、前を打つ男に必死にくらいついてここまで来た。 「きのう、どっちにいくか分からん展開で負けて、きょうの勝ちは大きい。地元に帰るし」。取るべき試合を落とさない。若き大砲が打った試合は7連勝。岡田監督は満足だった。首位の巨人とは再び3.5差。仰げば頂点が見えている。 14日から京セラD6連戦(中日、広島)。まずは落合竜と3番勝負で2位の座をうかがう。これで7カード連続負け越しなし。長期ロード6勝2敗1分け。混セの中心で虎が吠えている。★岡田監督、魔法のセリフで打たせた 指揮官の“ゲキ”が打たせた一発!? 試合前フリー打撃を終えた林は、岡田監督から声を掛けられていたという。 「ホームラン打つのやめたんか? ホームラン打っていいんやで」 打っていいと言われて打てるものではないが、この一言でリラックスできたようだ。林弾が飛び出せば7連勝。そんな心強いデータを知っての言葉だったのか…。「本当に打てたけど、監督の反応を見る余裕はなかったです」と林。虎将はすこぶる上機嫌だった。◆林の久々の本塁打について阪神・広沢打撃コーチ「リンちゃんらしいガツンという当たりだったね。打率.310くらいで悩めるのは、幸せだよね」二軍暮らしの努力実った!不死鳥・能見127日ぶり2勝目!先発した能見が4月7日以来の2勝目 (セ・リーグ、横浜1-5阪神、16回戦、阪神10勝6敗、12日、横浜)やっと晴れ舞台に戻ってきた。表情は崩さずとも、苦労を重ねた分だけの熱い感情が込み上げていた。ヒーローだけに許されたインタビュー。大観衆の前で、能見が思いっきり叫んだ。 「僕の名前を忘れていたと思いますけど、これからもっとチームに貢献できるように頑張ります!!」 2カ月以上にも及んだ二軍暮らしの努力が実った。ハイライトは3点リードの六回。一死から金城に右前打を許し、4番・村田を迎えた。流れを左右しかねない危機。それでも冷静だった。カウント2-1から3球続けてチェンジアップを連投。「抜け方が良かった」。昨オフに身につけた自慢の球種で遊ゴロ併殺に仕留めた。堂々の内容で6回5安打1失点。4月7日の巨人戦(東京ドーム)以来、実に127日ぶりの白星。復活の2勝目(3敗)を、プロ初勝利を挙げた横浜スタジアムで飾ることができた。最後を締めた球児を出迎えた能見 「自分がいなくなってからチームの状態が上がった。チームが悪いときにいて、良いときには自分がいない。辛かった」 開幕ローテに名を連ねながら、いつの間にかファームが主戦場。それでも高い意識を保ち続けていた。「開幕のころと同じことをしてたら、同じ失敗をする。新しいことを試さないと」。打者のタイミングをずらすために、数種類のクイック投法の練習に時間を割いた。新球・ツーシームも習得。殻を破るために必死だった。「ストレートも走ってたし、コントロールも良い。無四球やろ。変化球も低めにきていた」。進化を遂げた左腕に、岡田監督は最大級の賛辞を贈った。 「これからも落とせない試合が続く。そこで貢献することができたら」 ようやく本来の場所にたどり着いた。遅れた分は、ここから取り戻す。■今季の能見は苦しんだ ポスト井川の筆頭として開幕ローテを託されるほど期待されていたが、先発した5試合で1勝3敗、防御率5.00と結果を残せないまま中継ぎへと降格。中継ぎでも不調が続き、5月28日に二軍落ちした。ウエスタン・リーグでは7試合に先発して無傷の6連勝。防御率2.51の好成績を残した。8月7日に一軍昇格を果たし、同8日の巨人戦(東京ドーム)で中継ぎ登板。きっちり1回を無失点に抑えた。
2007年08月12日
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岡田さい配ズバズバ的中!オーダー&代打・葛城も完ぺき!岡田監督(中央)も拍手がやまない? 鬼さい配がズバリで今季50勝目だ (セ・リーグ、横浜6-8阪神、14回戦、阪神9勝5敗、10日、横浜)予言だけちゃう。さい配も的中や! ハマでのど突き合いのシーソーゲームに、岡田監督のタクトが冴えに冴える。思わず自画自賛の言葉もこぼれた。◇ 「上園はきょうは全然。コントロールが悪かったな。葛城が大きかったな。あそこ2点差やったからな」 情を挟むスキなんてない。5勝目の権利を持つ先発・上園だが、2回4安打、4四球2失点の荒れる内容に見切りをつけた。2点リードの三回二死一、二塁で、上園に代わって代打に葛城を告げた。すると左中間へ2点二塁打。4点差と突き放す一打をほめ上げた。 7日の巨人戦(東京D)の後は「あした打ちよるよ」と予言し、その通りに8日は22安打15打点した。「次が心配」と話していた前夜は、延長十二回ドローに終わった。そして「あした、あさっては左がくるんやろ」と締めた。 この日は右腕・秦の可能性もあり、チーム内でも情報が錯そう。しかし読み通りだった。メンバー交換を終えると、広沢打撃コーチにあえて「秦や」とジョークを飛ばしてみせた。 1番に浜中を迷わず据えた。6月5日の楽天戦(フル宮城)以来、今季2度目の抜てき。二回一死満塁では勝ち越しの2点適時打を右前へ。「ちょうどいいところで回ってきた」。オーダーまでズバリだった。 「JFK? 出さんでもいいやろう。先発が踏ん張らんと」とハッパをかけた指揮官。通路で時計をみると「きのうと同じぐらいやな」と笑みを浮かべた。将の言葉が現実に起こる今の虎に、オカルト的な勢いすら感じる。三回に送った代打の葛城が期待に応えた★葛城3戦連続安打 1点を追加して迎えた三回二死一、二塁で代打出場した葛城は、左中間を切り裂く2点適時二塁打。4月30日の広島戦(広島)以来の感触だった。「きっちり打てました。勢いを感じてたんで」。だが、ここ3試合連続安打と調子は上がってきた。「この状態でいきたい」と意気込んでいた。★上園プロ初ヒットも本業は… 何とか意地は見せた。上園が2点ビハインドの二回一死満塁で右前打。記念すべきプロ初安打を貴重な適時打で飾った。「四球も多く出して、リズムも悪くてチームに迷惑をかけてしまった。次はしっかり低めに投げられるようにしたい」。本業の投球では自身最短となる2回降板。4安打4四球で2失点…。連続無失点は11イニングでストップし反省しきりだった。トンネル失策堪忍してや~!復調シーツが汚名返上決勝打!シーツが六回に勝ち越しタイムリー。存在感を示した (セ・リーグ、横浜6-8阪神、14回戦、阪神9勝5敗、10日、横浜)決勝打は復調モードの3番・シーツが放った。同点の六回一死一塁。横浜4番手・加藤から左中間にぶっ飛ばし、好スタートを切った一走・鳥谷が快足を飛ばしてホームを踏んだ。激戦に終止符を打つ一撃。殊勲の男も試合後はグッタリだ。 「試合が長かったけどいい場面で打ててよかった。間が多くて集中しにくかったけどね」 前日9日の巨人戦(東京D)では6タコに終わった。この日の四回の守備でも、石井の放ったサードへの当たりをトンネル。名手にあるまじき失態を見せたが一打で取り戻した。 「絶対打ちたいという気持ちで打ったんだ」 前半戦は常に結果を引きずっていたが、いい意味での開き直りができるようになった。前夜は打球がことごとく相手の正面に飛ぶ不運も「それも野球だよ」とケロリ。闘争心はそのままに、神経質な一面は表に出なくなった。 相手先発の左右によって、打順を柔軟に動かし見事にハマっている。それも、懸案だった3番が固定できるようになったからこそだ。今季残り47試合、まだまだ逆襲は可能だ。JFK揃い踏みで12戦無敗!球児は再びセ界トップの30S!球児が満を持してマウンドへ。今季30セーブ目をマークした (セ・リーグ、横浜6-8阪神、14回戦、阪神9勝5敗、10日、横浜)意地と意地がぶつかりあった熱戦。「JFK」が、追いすがる横浜をねじ伏せ、2夜連続のゼロ封。最後を締めたのは、もちろん藤川だ。 「30セーブ? たいした数字じゃないですよ。でも、うれしいですけどね。チームの成績に関係するんであんまり意識はしないですけど」 29で並んでいた中日・岩瀬を突き放し、セ界単独トップに躍り出る30S。その力を遺憾なく発揮した。 まずは吉村。全4球が150キロ超の“火の玉”剛速球。最後は151キロ直球で空を切らせた。だが“魅せる”のはそこまで。「2点差でランナー出したらアカンから。吉村に真っすぐでいってたから、次の打者も考えるやろうし」。続く内川には、フォークで三ゴロ。そして、最後の相川はカーブ、フォーク、フォーク。全3球すべて変化球で空振り三振に斬った。 東京ドーム3連戦では、ファンサービスにも精を出した。エキサイトシートの子供相手に、即席のサイン会を実施。「夏休みやからね。一応は」。ファンを思い、大事にする。子供たちへ、勝利もプレゼントだ。 「結果がゼロだったんでよかったです」。この日60試合目の登板となった「K」こと久保田も、六回途中から1回1/3を無失点で終えれば、「J」ことウィリアムスも「なんとか抑えてよかった」。八回を抑えて「F」につないだ。前日の1人2イニングの計6イニングリレーもなんのその。これで3人揃い踏みなら12試合連続負けなしだ。 「30セーブで一人前? いやいや40からですよ」 球児はこれで終わるつもりはない。もっと投げてやる。V戦線でフル回転するつもりだ。
2007年08月10日
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速報2007年8月8日(水) 対巨人 17回戦 東京ドーム 阪神15×2巨人昨日のお返しじゃ~ボコボコに打ってやったぜ!!バンザ~イ\( ^O^ )/バンザ~イ4 所載はこちらをクリック 阪神、今季最多22安打15点爆勝! 1日で3位復帰!八回阪神一死一、二塁、矢野が右中間にこの試合2本目となる本塁打を放つ=東京ドーム五回、2ランを放った矢野(39)を迎える阪神ナイン=東京ドーム (セ・リーグ、巨人2-15阪神、17回戦、阪神9勝8敗、8日、東京ドーム)阪神が今季最多の22安打15点で大勝し、3位に復帰した。五回に矢野の2ランなど6長短打で6点を先行。六回にも2点を加え、八回にはシーツ、矢野、関本の3本塁打などで大量7点を追加した。 両チームとも好機をつくりながら、四回まで無得点が続く。阪神打線は序盤から木佐貫のフォークボールに手を焼いた。その風向きが変わったのが五回。木佐貫のミスがきっかけだった。 無死一、二塁で、打席には赤星。何としても先制点が欲しい場面で、当然のごとくバントを選択。投前に転がった打球を、木佐貫が一塁へ悪送球(記録は内野安打)した。なかなか打ち崩す糸口が見つけられずにいたが、このプレーで二塁走者が生還し、思わぬ形で先制点が転がり込んだ。 1点を奪うと、流れはぐっと阪神へ。シーツ、金本の連続適時打や、代打・浜中の二塁打。さらに「嫁さんの誕生日でいい記念になった」という矢野の2ランでこの回、一挙6点を奪った。五回阪神二死三塁、代打浜中が左中間に適時二塁打を放つ=東京ドーム 続く六回は二死からの4連打で2点を加え、八回にも矢野のこの日2本目となる3ランなど、3本塁打などで7得点とビッグイニングをつくった。22安打15得点はともに今季最多の数字だった。 クリーンアップがそろって3安打以上を放つなど、今季一番の快勝。上位3チームが敗れ、1日で3位に復帰した。それでも指揮官は「これだけ点を取ると、あしたが心配。1点ずつ積み重ねたい」と、気を引き締めることも忘れなかった。★ボーグルソン、大勝呼び込む好投 ボーグルソンの好投が大勝を呼び込んだ。「どれだけゴロを打たせられるかを考えた」という投球で、五回まで無失点。6勝目を挙げた。 前半戦は右肩のけがなどで思うような成績を残せなかったが、球宴後は3連勝。だんだんと頼もしくなってきた右腕に、岡田監督も「先発の役割は果たしている」と合格点を与えた。
2007年08月08日
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速報2007年8月5日(日) 対広島 14回戦 広島 阪神4×2広島4連勝で貯金5!!4 所載はこちらをクリック 黒田の奇襲先発なんの! トラ打線、難なく天敵攻略で4連勝!!4連勝で貯金を5とし喜ぶ阪神ナイン=広島広島戦に先発した阪神・岩田=広島 (セ・リーグ、広島2-4阪神、14回戦、広島9勝5敗、5日、広島)「来るとは思わんかった」と岡田監督。予想していなかった広島の先発は中4日の黒田。しかし、敵の奇襲戦法にたじろいだのも一瞬。阪神は三回に早々と4点を奪った。 黒田には5連敗中と相性はよくない。攻略へ弾みをつけたのは鳥谷だった。一死から左翼ポール際に飛び込む6号ソロ。外角高めのシュートをコースに逆らわず振り抜いた。「いい形で打てた。よく伸びた」と自画自賛した。 赤星が中前打で続き、シーツがバント。焦った黒田はボールが手につかず(記録は内野安打)一、二塁と好機を広げた。続く金本のゴロも、動揺した黒田が一塁に悪送球。1点を追加すると、その後も林威助の適時打など、打者10人で4点。「相手のミスにつけ込んでの攻め。シーツのバントが効いたね」と正田打撃コーチも満足そうだ。 天敵を攻略して4連勝。岡田監督の顔には自然と笑みが広がっていた。★「JFK」がそろい踏み いまや欠かせぬ勝利の調味料 4-2の七回からは「JFK」が登板。3試合ぶりのそろい踏みで、阪神が逃げ切った。七回は久保田。連打で無死一、二塁とされたが、そこからは150キロを超える速球でネジ伏せていった。無失点で切り抜け「必死でした。抑えられてよかった」と胸をナデ下ろした。ウィリアムス、藤川は3人ずつで完ぺきに抑えた。それでも藤川は「自分が出たら、絶対に大丈夫と思われるようにならないとね」と口元を引き締めた。◆シーツ(三回にバント安打)「アウトになってもチャンスのまま。狙っていたよ」◆岩田(四回途中2失点で降板)「決め球が全部甘く入った。低めに集められるようにしたい」◆久保コーチ(3勝目の杉山に)「中継ぎには中継ぎの難しさがあるから、いろいろ経験してほしい」
2007年08月06日
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速報2007年8月4日(土) 対広島 13回戦 広島 阪神7×0広島PCのHDDが壊れて出て来れない間に中日にめちゃめちゃ近づいている~うれしい~~~~~~~~~~~~~!!4 所載はこちらをクリック 阪神3連勝! 5カード連続勝ち越し! 貯金4!広島を下しチームは3連勝し、ハイタッチで喜ぶ本塁打を放った金本(6)、シーツ(4)ら阪神ナイン=広島 セ・リーグ(広島0-7阪神、13回戦、広島9勝4敗、広島)打線は序盤からつながり、投手陣もしっかり役目を果たす。岡田監督が「後ろも休めたしな」と喜ぶように、阪神は『JFK』を使わずに完勝した。 先発の上園は一回無死一、二塁と不安定な立ち上がり。それでも2三振でピンチを切り抜けると、本来の姿に戻った。制球もさえて二回から五回までは無安打。六回二死一、二塁でも、外角低めの直球で新井を空振り三振に仕留めた。6回無失点で4勝目を挙げ「早い回で点を取ってもらって、楽に投げられた」。 打線も先制、中押し、ダメ押しと理想的な攻撃。二回に桜井、野口の適時打、三回にはシーツが7号2ランを放った。七回、金本の24号2ランでとどめを刺した。ここにきて金本、林威助への依存度が一気に減った。それまでは2人で全打点の4割以上をたたき出していたが、7月以降、その数字は3割に届かない。「みんなに安打が出るようになったから、つながるよ」と岡田監督もコメントする。 3連勝。5カード連続の勝ち越し。貯金は4。阪神が乗ってきた。★金本が『JFK』に捧げる24号2ラン 阪神・矢野の勝負強さが光った。六回に勝ち越し打を放ち「久保田も出て、ウチのペース。何とか1点という気持ちだった」と笑顔をのぞかせた。六回二死一、三塁。カウント2-0から外角低めのスライダーを「食らい付いていく感じで、ヒットになった」と中前にうまく運んだ。この試合も含め、後半戦7試合で8打点。岡田監督も「最近、矢野はずっといいところで打っている」とニンマリだった。◆阪神・広沢打撃コーチ(好調なチームに)「普通にやれば勝てる。いままでが普通じゃなかった」◆阪神・久保コーチ(上園に)「洞察力とか経験を積み上げて、進化している」◆阪神・シーツ(5月25日以来の一発となる7号2ラン)「甘い球を逃さずにうまく打てた。久々に打ててよかったよ」
2007年08月04日
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