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1カ月遅れの夏休みをいただき、22日(土)から日本を離れてしばらく旅に出ます。なので、ブログは今月中はお休みさせていただきます(海外からの日記更新もできなくはないですが、せめて旅の間はWEBの世界を忘れたいと思います)。 行き先は、世界遺産の街・エジンバラなどスコットランドが中心です。ロンドン(イングランド)へは10年ほど前に一度訪れましたが、スコットランドは 初めてなので楽しみです。 旅の途中、憧れの「スコッチ・ウイスキーの聖地」アイラ島にも足を伸ばし、蒸留所も何カ所か見学してくる予定です(アイラ島では初の海外でのレンタカーに挑戦です)。 帰途、今回もロンドンに数日滞在します。エジンバラやロンドンでは、前回あまり行けなかったパブも巡って、旨いエールやスタウトを思う存分呑んで参りまーす。 他にも、ハギスやブラック・プディングなどの料理、スコティッシュ・プレミア・リーグのサッカー、エジンバラ・クリスタルの工場、キルト工房、ゲール語、シェイクスピアの故郷・スラットフォード・アポン・エイボンなどテーマは目白押しです。 日本はまだまだ暑い日が続いていますが、緯度の高いスコットランドは、もうすっかり秋の気配です。薄手のセーターと晴雨兼用の軽いコートも持っていくつもりです。 後は、「ハプニングが起こらず、旅程が順調にいけばいいなぁ」と願うばかりです。それでは皆様、来月の再開(再会)までお元気でー!こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2007/09/20
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最近はまっている酒の肴(アテ)の話です。大阪・梅田のH百貨店の7階催し場で、「旨いもん市」をやってました。 そこで、目に止まって買ったのがこれです(写真左)。ハチミツとチーズ。おばちゃんが「美味しいんやから、これ、ほんまに!」としつこく言うもんだから、つい。 チーズにハチミツの相性がいいのは知ってました。行きつけのBARでも、チーズを頼むと時々ハチミツを添えてくれます。とくにブルー・チーズにはよく合いますよね。 しかし、今回はブルー・チーズではありません。買ったのはセミハード・タイプのチーズでした。適度に固く、適度に臭くて旨い(名前を聞くのを忘れた!)。 そして、ハチミツの方はニュージーランド産で、ハチの巣をそのまま切り出した商品。これがまた濃厚で、美味なのです。自然のハチミツそのままの美味しさに加えて、巣のセルの固い部分が、これまためちゃ旨なのです。 と言うわけで最近、家呑みの時は、このチーズにこのハチミツをかけてというパターンが多いなぁ。ウイスキーにもワイン(特に赤)にも合います(残念ながら、日本酒や焼酎にはちょっと…)。当分はこれにはまりそうです。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2007/09/18
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店名をスコッチ・ウイスキーの名前からとるBARは少なくない。しかし、日本でも有名なブレンディド・ウイスキー「Dewar’s White Label(デュワーズ・ホワイトラベル)」にちなんだBARは、おそらく大阪・堂島にあるこのBARと東京・赤坂の「White Label」くらいだろう。 大阪の「Dewar House(デュワー・ハウス)」は、スコッチの名門デュワーズ社の宣伝のための酒場だった。昭和34年(1959)の創業というから今年で49年目。僕も社会人になってからだが、もう20数年来お邪魔してきた、大阪でも屈指の老舗BARである。 デュワーズ社の主力銘柄「Dewar’s White Label」は、アバフェルディ、グレンキンチーなどをキーモルトにした、実に飲みやすい味わい。日本国内のBARでも最もポピュラーな銘柄の一つだろう。 そんな伝統ある酒場のことを、ブログで取り上げることはすっかり忘れていた。ところが先日、会社帰りに久しぶりに訪れると、2代目のマスターからショッキングな話を聞かされた。 店はビルの地下にある。そのビルのオーナーが代わって、老朽化したビルを建て替えるので、「今月いっぱいで立ち退くように言われ、仕方なく近くにある系列店の一角に移転する」という。 移転後に建て替えられるビルへの再入居を望んでいるけれど、入れるかどうかは不透明だという(ビルは今年中に取り壊される予定だが、新しいビルがいつ建つかは何も聞かされてないとか)。これはぜひとも全国のBARフリークに伝えなければならないニュースだ。 先代のマスターで、気さくで優しかったYさんは10年ほど前に亡くなり、今は奥さんと2代目のマスターが店を守る。BAR「Dewar House」の名物はいろいろある。 まず、先代マスターが名機ニコンSPで撮り始めて以来、今も奥さんに受け継がれているお客さんの写真(これが何とモノクローム!)のアルバムはなんと160冊にもなった。 アルバムに登場する人(客)はなんと約4万人という!!(アルバムを見ると、今では有名人になった方もたくさんいる。そう言う僕も、2度ほど撮ってもらってアルバムに収まっている)。 そして、昭和30年代にタイムスリップしたようなレトロな雰囲気の店内。さらに缶詰をメインにしたフード(オイル・サーディン、コンビーフ、ソーセージ等々)がまた旨い。最後に、北新地のすぐそばなのに、デュワーズのショットが1杯400円!という信じられない価格。 先代マスターが亡くなっても、このポリシーは変わらない。変わらない時間と空間。老舗の有り難さを感じる瞬間だ。古き良き老舗の姿をこの目に焼き付けたい方は、今月28日(金)までにぜひ、ぜひお越しください。【Dewar House】大阪市北区堂島2-1-39 B1F 電話06-6345-4645 午後6時~11時 土日祝休(仮移転の店は、現在の店から北東へ徒歩約2分、大阪駅前第一ビルB1Fに)。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2007/09/13
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銀座のBARで、しばしばお邪魔するBARは数多くあるけれど、今回取り上げるBARとは、もう10年近い付き合いになる。 モルト好きの人なら知らない人は少ないと思うが、銀座7丁目に「Talisker(タリスカー)」(写真右=ビル外壁のこの「サイン(灯り)」が目印)という名のBARがある。僕は、1998年のオープン間もなくから、結構通っている。 最初は、BARに詳しい友人に連れて行ってもらった。マスターのUさんとは最初からフィーリングが合った。木を生かした温かい雰囲気の内装。バック・バーの棚のモルトの充実ぶりには驚いた(おそらくは銀座で一番?)。 帰り際、Uさんは店の名前のロゴの入った特製のグラスをお土産にくれた。初めての客へのそんな心遣いは、とても嬉しくて感激した。グラスは今でも大事に使っている(薄いガラスのタンブラーでとても使いやすい)。 Uさんは21歳でこの道に入り、六本木や赤坂の有名なBARで修業した後、独立した。まだ41歳の若さだが、実は知る人ぞ知る「モルト通」で、日本でも屈指のモルト・コレクター。 20代初めからスコットランドの蒸留所やイタリア(実は稀少なスコッチ・モルトが出回っていることで有名)などにたびたび足を運んだ。そして、彼が旨いと思うシングルモルトやブレンディド・ウイスキーをこつこつと集めてきた。そんな努力の結晶でもある「財産」が今の店の基礎になっている。 今では、おそらく日本のBARでも屈指のコレクションを持つマスターになったが、お店にはその半分も並べていないというから凄い。「たぶん、彼が生きている間は商売に困らないくらいのコレクションを持ってるよ」と言うバーテンダーもいるくらい(写真左=Taliskerの店内)。 僕は行くたびにいつも、Uさんから美味しい、とっておきのモルトを選んでもらい、モルトについての初歩的な知識をあれこれ教えてもらった。基本的にはシャイなUさんだけれど、ほんとはとても気さくでおしゃべり好き。そんなところが大好きだ。 最近は、東京出張に行っても忙しくてなかなかお邪魔できず、年に1度くらいしか顔を見れないけれど、ドアを開ければいつも覚えていてくれて、笑顔で迎えてくれるのがとても嬉しい。Uさん、これからもどうか宜しくお願いいたします。 追記1:「Talisker」から育って、独立したバーテンダーも多い。都内のほか静岡や京都で店を構えている。Taliskerつながりで、いつかBARホッピングをしてみるのも面白いかもしれない。 追記2:「モルト博士」で知られるUさんだが、実はバーテンダーとしても一流です。「マイ・スタンダード・カクテル」(柴田書店刊、共著)ではその素晴らしい技を披露しています。【Bar・Talisker】東京都中央区銀座7丁目5-12 藤平ビルB1F 電話03-3571-1753 午後6時~午前2時 日祝休(※旨いからと言って調子に乗って何杯も飲むと、お値段は張りますのでその覚悟で)こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2007/09/08
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マイケル・ジャクソン氏(写真右 (C ) The Whisky Magazine)が8月30日、英国の自宅で心臓発作のため亡くなったという悲しい知らせが入ってきました。 マイケル・ジャクソンと言っても、あのお騒がせ歌手のマイケルではありません。同姓同名ですが、英国の著名なお酒(とくにウイスキーとビール)の評論家です。新聞にはビール評論家としているところが多かったようですが、僕にとってはウイスキー評論家としての方が馴染み深い方です。 ジャクソン氏はモルト・ウイスキー好きの方なら、おそらくほとんどの人が持っている「モルトウイスキー・コンパニオン」(写真左下=邦訳は小学館刊)という有名な本の著者で、「ウイスキー・マガジン」の編集者でもありました。 彼は「モルトウイスキー・コンパニオン」の中で、スコットランドのウイスキー蒸留所から生産されたシングルモルトの銘柄(現在では閉鎖されている蒸留所も含めて)のほぼすべてをテイスティングし、初めて100点満点で採点しました。 すなわち、ジャクソン氏は「モルト・ウイスキー界のロバート・パーカー」(ワイン好きの方ならご存じですよね)のような存在でした。僕もご多分にもれず、モルト・ウイスキーを飲み始めた頃、銘柄選びの際、このジャクソン氏の本を一つのよりどころにさせて頂くなどとてもお世話になりました。 ある銘柄のモルト・ウイスキーが旨いかどうか、どの程度旨いかを点数化するという行為には、プロのバーテンダーの間にも賛否両論ありました。そもそも個人的嗜好にも左右される味わいを、特定個人の五感(好み)で評価していいのかという根元的な問題もあります。 マッカラン、ハイランドパーク、ラガヴーリンなど「(マイケルが)個人的に好きな銘柄には評価が甘い」という声もあります。実際、「あの本の評価なんて信用しなくてもいいですよ」というBARのマスターもいました。 確かに特定の個人が付けた評価は、絶対不可侵のものではありません。僕もジャクソン氏の評価には「ちょっと違うんじゃない?」と思う銘柄もありました。そして、あくまで最終的には自分自身が感じる旨さ(味覚)を物差しにしてきました。 しかしそれでも、彼のシングルモルトの評価は、数多くのウイスキー愛好家を納得させるものがありました。モルト・ウイスキーを一部の愛好家ものから一般大衆のものに変えるきっかけをつくった方でした。 「ウイスキー・マガジン・ライブ」ではたびたび来日した親日家でしたが、僕は直接お会いしたことはありません。それでも数多くのモルト・ウイスキーに近づくきっかけをつくってくれた恩人には違いありません。 享年65歳。ほんとに若すぎる死です。心から冥福を祈りたいと思います。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2007/09/03
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