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はあ~、ついに今日で令和2年もおしまい、ですなあ・・・。コロナ、コロナであんまりいいことがなかった年だけに、早く終わってくれていいけど。 さて、数年前までは年末というと、新宿にある京王百貨店の歳末古本市が楽しみで、煤逃げがてらここを訪れて何かしら古本を選んだり買ったりするのが年末の楽しみであったのですけど、その京王百貨店の古本市がなくなってしまってから、年末の楽しみが大分減ってしまいました。 しかし、つまんない、つまんないと言っていても仕方がないので、最近はまた新しい年末の楽しみを作り出そうと、毎年この時期に、何か近未来の目標になるような本を買って読む、というのを習慣にしております。 で、今日は実家の近くにある「ブックポート203」という、割と品ぞろえに工夫のある本屋さんに赴き、今年最後の一冊を選んできた次第。 じゃあ、今年最後に買う本として私が何を買ったかといいますと、印南敦史さんという人が書いた『書評の仕事』という本。これこれ! ↓書評の仕事 (ワニブックスPLUS新書) [ 印南 敦史 ] 寡聞にして存じ上げなかったのですが、この印南さんというのは、有名な書評家なんですってね。何しろ今では年間500本もの書評を書くというのだからすさまじい。物理的にそんなことできるの? っていうレベルじゃないですか。 で、そういう書評のプロの仕事ぶりというのを垣間見たら面白いのではないかなあと思って、この本を買ってみた次第。 ・・・というのはウソで、本当はもっと下品な理由から買ったのでした。つまり、書評家って、どうやったらなれるのかな? というのが知りたかったのよ。それで食っていけるまでになるには、どのくらい苦労しなきゃいかんのかなって。あるいは、書評を頼まれるようになるには、どうしたらいいのかが知りたかったというところもある。 だって、私ら文学者だって本を読んで文章を書く商売じゃん? 他に何の仕事もできなかったとしても、本を読んで文章を書くことだけはできるんだから。だったら、そっち方面の情報も、ちらっと持っておきたいじゃないですか。 で、そんなよこしまなことを考えながら読み始めたのですけど、いきなりぺしっとしっぺを打たれまして。 印南さん曰く、「偉い大学の先生の書いた書評はつまらん」と。 ひゃー、すんませーん! そんなに面白くなかったっすか? ま、正確に言いますと、印南さんは、大学の先生の書くような書評を全否定されているわけではなく、もちろんそういうのもあっていい。それは伝統的な書評の形、すなわち印南さんのネーミングによるところの「トラッド書評」であって、それを求める人がいる以上、そういうのがあってもいいと。 だけど、読者の中にはもっとさくっと、端的にその本の中身がどんな風だかを知りたい人もいる。書評家の思い入れとかじゃなく、単純に情報としての書評が読みたいという人が、特に現代では少なくないと。 そういう情報系書評をトラッド書評に対するネオ書評とネーミングするのであれば、印南さんはむしろネオ書評の方を主たる土俵にして戦っておられると。まあ、そういうことらしいんですな。 というわけで、本書は主にそういうネオ書評系の話がベースになっているのですけど、しかし、トラッド書評であれ、ネオ書評であれ、重要なのはその書評が「誠実」に書かれているか否かだと、印南さんはおっしゃいます。で、ご自身でも、そういうつもりで、日々、書評を書かれていると。 ま、そりゃ、そうだよね。仕事に誠実がなかったら、そんな、年間500本も書評を頼まれるわけないし。 とまあ、現時点ではまだ半分くらいしか読んでいないので、実際に書評を書くコツとか、そういう部分はまだ未読なんですけど、まあ、今のところなかなか面白く読んでおります。 だけど、私がこの本に期待している「まずどうやったら書評家になれるの?」という核心部分がまだ出てきてないんだよな~。この先、出てくるのかな? もちろん、今では出版社の方からどんどん頼んでくるのでしょうけれども、そもそもこの仕事をスタートさせるときって、どうするの? こっちから売り込むの? どうなの? ま、その辺については、この先の部分を読んでみることにいたしましょう。 でも、とにかくこういう本を読んで、将来、大学を離れても書評家として立つ道を探るというのは、ちょっとワクワクすることでありまして、大晦日に読む本としては、なかなかいいセレクトだったのではないかと。 というわけで、本ブログも今年のエントリーはこれでおしまい。いつも読みに来てくれている皆様、今年もありがとうございました。来年も、こんな調子で日々書いていきますので、今後ともご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。 それでは、皆さま、良いお年をお迎えくださいませ!
December 31, 2020
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今日は晦日ですな。 さてさて、今日は年越し用の食材などを買いに近所の大きなスーパーに行ったのですけど、まあ、人の多いこと。自分だって行っているんだから人のことは言えませんが、コロナに対する危機感は特に感じられず。今日の東京はまたまた千人近くの新患が出たみたいですけど、マスク・手洗いで用心したら、それ以上のことはもういいやっていう感じなんでしょうな。 ま、それでも、そこにいたほぼすべての人がマスクしていたっていうだけでも、大したもんだよね。 で、私には黒豆を煮るというミッションがありまして、昨晩から水に漬けておいた黒豆ちゃんを、今朝から煮始めております。今日と明日、二日がかりでコトコトと。 火を入れてしばらく煮て、火を止めて砂糖を入れ、そのまま冷まして、また火を入れてしばらく煮て、火を止めて砂糖を入れ、そのまま冷ます。これを延々二日やるのね。入れるものはグラニュー糖だけ。塩とか、ましてや醤油とかは絶対に入れない。これですっきりとした綺麗な甘みの黒豆となるのでございます。 そのほかの時間は、本来ならゼミ生の卒論を添削してなきゃいけないのだけど、全然、送ってこないので、仕方なく自分の論文を書いているという。 でも、なんか、黒豆を煮る合間に論文を書くのって、結構、楽しいかも・・・。なんかね、論文も「コトコト」書く感じがするのよ。がーっと書くのではなく。 というわけで、コトコト、コトコト、豆を煮たり論文を書いたりして、静かに過ごしている今日のワタクシなのでありました、とさ。
December 30, 2020
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先日、書店で本を買っていたら、レジのところに『Bun2』なるフリーペーパーが置いてありまして。しかもその特集が「2020年 Bun2大賞」とあったので、これはもうもらって帰るしかないなと。 で、これが結構面白かったのよ! 文房具専門フリーペーパーの編者たちが、今年出た新型文具の中の傑作に順位付けする、という企画なんですが、なんとその栄えある大賞(1位)に輝いたのがライオン事務器の「はにさっく」というものだったんですな。これこれ! ↓ライオン事務器 LION はにわ型指サック<はにさっく> HA-200 何コレ、超カワイイ!! 基本、指サックなんですが、そこに埴輪の模様をつけてみたというもので、普段、指サックをしない職種の人にまで、単に「カワイイ」という理由で売れていると。ふうむ、確かに置いてあったら買いたくなるよね! で、賞発表後の座談会の中で言われていたのですが、指サックなんてものは、機能面ではとっくの昔に完成していたと。しかし、機能面で完成した後こそ、機能面ではない、何かもう一つの特徴ある製品が生まれるものであって、はにさっくはその好例であるというのですな。 それを「充分に成熟したところからイロモノが始まる」と表現されているのですが、これって、けだし名言だよね! その点で言うと、第4位に選ばれた「エアイン 富士山消しゴム」もイロモノ系ですな。消しゴムとして完成しているエアイン消しゴムに、富士山の意匠を組み込んだわけだから。これこれ! ↓富士山消しゴム エアイン けしごむ 富士山 さて、その他の順位を見てみますと、文具大賞の第2位、すなわち準大賞に選ばれたのが、三菱鉛筆が開発した「ユニボールワン」というゲルインク・ボールペンだったと。 ではこのボールペンの何がすごいかと言いますと、発色がすごいんですって。 例えば黒インクの場合、黒い紙の上にこのボールペンで字を書いてもはっきり読める。それほど、インクが黒々していると。で、この点について座談会でも絶賛されておりました。 ふーむ。なるほど。今まで同じ三菱の「ジェットストリーム」を愛用してきましたが、それより黒いんだ・・・。 そう言われると、ペン・マニアのワタクシとしても黙ってはいられないじゃないですか! というわけで、早速、近所の文房具屋さんに買いに行きましたよ、ユニボールワンを。120円なんですけどね。これこれ! ↓三菱 ゲルインクボールペン 0.5mm uni-ball oneユニボールワン UMN-S-05 で、実際に使い始めたのですが、確かにインクは黒いね。書き心地もまあまあ。だけど、時々かすれるようなところもあるので、ワタクシ自身の評価はもうちょっと使ってみてから、ということにいたしましょう。 さて、そんな感じで、この『Bun2』というフリーペーパー、かなり充実していて面白かったのですが、もう一つ、サンスター文具が募集している「文具アイデアコンテスト」の告知が目に留まりまして。 何か、新しい文具のアイディアを募集して、グランプリを取ると100万円がもらえるのだとか。ふうむ、なるほど。要するに、「指サックを埴輪のかたちにしてみたら?」というようなアイディアを出して、それが秀逸であれば100万円、ということね。 おーし。乗った。私も何か応募してみよう。文具好きとしては、何かいいアイディアを出して世の中に貢献できたらいいもんね。 そうとなったら、こうしちゃいられない。早速、何かいいアイディアを考えるぞ~!
December 29, 2020
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食パンブーム・・・っていうか、高級生食パンブーム、なのかな? 私は、毎朝食パンを食べる、という感じでもないので、今までこのブームには全然対応していなかったのですが、姉は好きらしくて、どこのが旨いとかなんとかあれこれ言っております。 で、名古屋のワタクシの自宅近くに最近、「もしかして宇宙人」という妙な名前の生食パン屋さんが開業したようなので、今日、年末で帰省するのに合わせて買って、姉へのお土産にしたという次第。 ちなみにお値段的には2斤の大きさで860円也。姉に聞いたら、まあ、平均的な値段なのだそうで。 で、実際に家に着いてから食べてみたのですけど、うーむ、もちろん普通に美味しかったですけど、生食パンの相場の旨さが分からないので、これが群を抜いて旨いのか、それともほどほどに旨いのか、イマイチ、わからなかったという・・・。 普通の食パンより若干、甘みが強い感じなのかな? 本来はそのまま食べるのが一番だというのですが、私は普通にトーストして食べた方がいいかな。 姉は明日の朝、食べてみて結論を出すとのこと。 さて、ともかく、今日、実家の方に戻って参りました。戻っても、別にどこにも行かず、家に閉じこもっているだけですが。 それでも、私には黒豆を煮るという、重大な使命がありますからね。あと、卒論の添削もまだまだ残っているし。 というわけで、忙しいのだかのんびりしているのだかよくわからないですけど、とりあえず年末・年始を迎える準備に入ったワタクシなのでありました、とさ。
December 28, 2020
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前にも一度書いたんですけど、NHKの「漫勉」という番組、これすごくいい番組で、毎回録画して時間的余裕のある時にじっくり見ることにしております。 漫画家の浦沢直樹さんが企画しているのだと思いますが、同業の漫画家さんの日ごろの仕事ぶりを数日間にわたってビデオに収め、そのビデオを当の漫画家と浦沢さんが一緒に見ながらトークをする、というものなんですけど、そもそも通常であったら見ることができるはずのない個々の漫画家さんの仕事の流儀を見ることができること自体すごいことだし、また実際にそれを見ると、個々の漫画家さんによってそれぞれ独自の仕事のやり方、仕事上の工夫というものがあって、まあ、ほんとに勉強になる。 実際、漫画家さんによって仕事のやり方は異なっていて、一人で全部書く人もあり、複数のアシスタントを上手に使って集団で書く人もあり。手書きにこだわる人があれば、デジタルで書く人もいる。ネームをしっかり作る人もいれば、ネームの代わりに文章だけの脚本を書く人もいる。それぞれが試行錯誤のうちにそのやり方を確立していったのでありましょう。 しかし、どの漫画家さんにも共通するのは、それがとんでもないハードワークであるということと、しかもそのハードワークが好きで仕方がない人ばかりだということ。好きじゃなきゃ、とても続けられない仕事ですよね・・・。 またどの漫画家さんも自分のスタイルを作り出すまでに、先輩の漫画家さんからの影響を受けるので、それぞれ自分のリスペクトする先輩を持っているというところも、共通するのかな。 というわけで、この番組を見ると、私のような惰弱な研究者でさえ、「俺も仕事しなきゃ!」的なやる気がモリモリ出てきて、しばし・・・ほんとにしばしなところが情けないんですけど・・・仕事に熱が入るという。モチベーション・アップにはもってこいですわ。 それにしても、アメリカ文学研究の分野を見渡して、漫勉的な状況ってあるのかなって、ちょっと考えてしまいますな。飽きもせず毎日十何時間も費やして文学研究している奴って、いるのかしら? 先輩方の影響を受けつつ、試行錯誤の中から自分自身のスタイルを作り出し、日々新しいものを作り出そうという気概で仕事している奴、居るのかね? いないように思うのは、自分自身の不勉強ゆえであってほしい。
December 27, 2020
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年の瀬も押し詰まってきたこの時点で、立て続けに同業者より研究書をご恵送いただく。皆さん、頑張っておられるようで。 しかし、ちょっとビックリするのはその値段。一つは税込み3500円、もう一つは税込み4620円。高い! この値段では、買う人も限られてくるだろうなと。まあ、同業者であれば研究費で買うだろうからいいとして、一般読者が自腹で買う額じゃないよね。 それはともかく。 最近、ちょっと気になっているものに、「ゲーミングチェア」というものがありまして。 長時間、ゲームを楽しむ人用に座り心地のいい、そして背もたれを倒して横になることもできるようになっている椅子なんですけど、これって・・・どうなの? つまり、私もゲームこそやらないものの、長時間、パソコンの前に座る仕事をしているわけですよ。その場合、ゲーミングチェアとやらを使ったら、快適なのかなと。 で、値段を見ると、まあ、ピンキリではあるのですが、5万円くらいで買えるものもある。とすると、そのぐらいのものを試しに買ってみるというのはどうかなと。もし、それでパソコンを打つのが快適になるのなら、安い買い物なのではないかと。 どうなんだろう、執筆業でそれを使っている人って居るのかな? 感想を聞きたい。 もしこれをお読みの方で、使ってるよ、っていう人が居ましたら、是非、参考にご意見などをいただければ幸いです。よろしくお願いします。これこれ! ↓AROZZI アロジー AROZZI VERONA V2 Green ゲーミングチェア VERONA-V2-GN[VERONAV2GN]
December 26, 2020
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しかし加藤官房長官の「虚偽答弁の固定した定義は国会の中にはない」っていう発言は、すごいね! しかもそれに続けて、「広辞苑で虚偽を引くと『真実でないこと、また真実のように見せかけること、嘘、偽り、空言』とあって、一様には決められない」という趣旨のことを言ったというのですが、その定義のすべてが安倍前総理の答弁に当てはまるじゃないの。だから、それは虚偽答弁なんだよ! それにしても、「国会の中ではウソを言ってもウソと判定しない」という趣旨のことを、官房長官が公に言うって・・・。この国も落ちるところまで落ちたという感じがしますなあ。こういうことを言う人を、選挙で選んでいいの? いやあ、クリスマスの日にビックリさせられるわ~。
December 25, 2020
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さてさて、今年を振り返るシリーズのラストを飾るのは、文字通り「今年一年を振り返る」。私にとって2020年はどんな年だったかをカウントダウン方式で振り返ってみましょう。第5位:なし ガーン! 「なし」って何? いや、実はベスト5を考えたのですけど、4つしか思い浮かばなかったのよ・・・。それほど、今年はイベントがなかったということで。それはもちろん、第4位の影響なんですが・・・。第4位:コロナ禍 まあね、今年はこれがありましたのでね。色々、不都合が生じました。 まず、大学に赴任して初めて、卒業式も謝恩会もない、という状況を味わうことに。 それからせっかく科研費が取れたのに、予定していた夏休みのアメリカ滞在を断念せざるを得ないことになってしまいました。 さらに、結局、日帰りのドライブは何回かやりましたが、泊りがけの旅行には一度も行ってない。そんなことって、ちょっと記憶にないですね。 そして、オンライン授業とかオンデマンド授業とかをしたのも、大学に赴任して初めての経験でした。今年一年、ゼミ生以外の学生の顔をほとんど見ずに過ごしたんですけど、まあ、妙な年でしたわ。第3位:英語教則本を出すことになる これは今年の1月に出版社の方から話を持ち掛けられてスタートした企画で、実際の出版は来年1月ですが、中身を書いていたのは今年ですので、ここにランクインさせた次第。 アメリカ文学関係の著書は何冊か出しましたが、英語教則本というのは初めての経験。さて、これは売れるのかどうなのか。内容的にはかなり斬新なものなので、密かに期するところはあるものの、こういうのは実際に出てみないと分かりませんからね。 でも、専門外にもう一つ執筆ジャンルを作っておくというのは、今後のことを考えると重要な布石で、そういう意味では、私の人生において決して小さくはない経験となりました。第2位:眠れるようになる 私は小さい頃から寝付きが悪く、特に十分な睡眠をとらなければならない時ほど眠れなくなるという悪癖がありまして。それでこれまで随分失敗をしてきたのですが、ついにその悪癖を乗り越えることが出来た。これは今年の大きな収穫でした。 寝付きの悪さを克服した要因には二つのことがありまして、一つはホセ・シルヴァという人が提唱している瞑想法を知ったこと。目をつぶったまま上方を見つめ、2秒間隔で100からカウントダウンするという方法ですが、これが私にとっては非常に効果的な睡眠導入法だったんですな。 そしてもう一つは、メラトニンというサプリを知ったこと。これを飲むと、まあ、よく眠れること。しかもとても安価なサプリで、副作用もないので、私にとってはこのサプリは福音でした。 ということで、メラトニンとホセ・シルヴァ瞑想法という二つの武器を手に入れたワタクシ。もう、これからの人生で「寝付きの悪さ」に苦しめられることはないでしょう。やった~!第1位:ツボを学ぶ そして栄えある第1位はこれ。ツボ。 コロナ禍で在宅状態が続いた中で、何か一つくらい、今後の人生に役立つことを覚えようと思って始めたのがツボ押しなんですが、ネットで情報をゲットしたり、動画を見たりして、身体の不調を改善するツボの部位や押し方をマスターした結果、かなりいい線まで来ました。例えば風邪の引き始めなんかでも、ツボで治して重症化を抑えることが出来ていますし、胃の不調、関節痛の不調などでも自分でツボを押して治せるようになってきた。これは、今後の人生でもずっと使える知恵でありまして、学んでよかったなあと思っています。 とまあ、コロナのおかげで外向的なイベントはほとんどなかったものの、その代わりに内向的な意味で、色々役立つことをマスターした一年だったかなと。ま、どんなに不利な状況でもタダでは起きないワタクシですから、外に行けないなら、家の中で出来る冒険をするまで。これぞミスター・ポジティヴの生きる道でございます。 とはいえ、やっぱり来年は、もう少しアクティヴに外に出ていけるような一年になってもらいたい! それも、コロナ次第なんですけどね・・・。
December 24, 2020
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大学の研究室が床から底冷えするもので、昨年、机の下に置くデスクヒーターを買ったんですよね~。 で、今年はこのデスクヒーターが大活躍・・・なんですが、これがまたなんと言うか、非常に渋いものでありまして。 渋いというのは、つまり、効果が薄いっていうか。電気ストーブとか温風ヒーターだったら、そりゃ、点けた途端に暖かさが実感できますよね? ところがこのデスクヒーターってのは、効果が薄すぎて、暖かくなっているのか、なっていないのか、よく分からないという。 いや、もちろん暖かくはなっているんですよ。事実としてはそう。だけど、あまりにもほのかに暖かいので、もどかしいわけよ。もう、着物の前を掻き合わせるがごとき切なさをもってデスクヒーターを足に擦り付け、ようやく暖を取っている次第。 じゃ、私はデスクヒーターを「ダメな暖房器具」とみなしているかというと、実はそうでもないっていう。 なんだろう、この独特の貧乏くささがいいのよ。なんかみじめったらしい感じが、妙に好き。 いわば、貧弱な武器でかろうじて冬将軍と対決している感じが、独特の良さというか。 もしこれが、すごく効果のある暖房器具だったら、スイッチオンにした段階でその暖房器具のことは忘れていいわけじゃん? だけど、デスクヒーターの場合、スイッチオンにした後も、「おい、もうちょっとあったかくなってくれよ。少しは気合出せ。しっかりしろ!」とか、叱咤激励する必要がある。 つまり、そこには会話がある。 会話があるってことは、そう、愛があるってことだろ? その愛が、ある意味、暖かいというか。(何言ってんだろう、わし?) ということで、愛なしにはとてもやってけない、頼りないデスクヒーター、教授のおすすめ!です。これこれ! ↓【送料無料】パナソニック デスクヒーター グレーDC-PKD4-H 1台 家電 季節家電(冷暖房・空調) ヒーター パネルヒーター レビュー投稿で次回使える2000円クーポン全員にプレゼント
December 23, 2020
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今書いている論文の資料として、1975~6年に出された某雑誌を購入し、それが今日、手元に届いたので、パラパラめくって内容を確認していたんですけれども、これがまた非常に良い資料で、私の論文のためにはものすごく有益なものであると判明。2冊で2300円の出費も無駄ではなかった。 しかし、そのことはさておいたとしても、この時代の雑誌って、実に良いのよ~。もうね、まさにタイムカプセル。記事の内容といい、使われている写真といい、そして企業の広告といい、ホントにその時代の鏡になっている。 これまで、好きな本を集めることにかけては人後に落ちないつもりではあったけれども、雑誌に関しては全然ノーマーク。今回たまたま仕事がらみで私自身がティーン・エイジャーになりかけていた頃の雑誌を入手してみたら、その頃の時代のフィーリングがまざまざと甦ってきて、なるほど、これが古雑誌の魅力か~と納得した次第。 で、思ったのだけど、この先、仕事が一段落して、手すきになってきたら、一度、神保町で古雑誌巡りとかするのはどうかなと。以前は全然関心なかったジャンルだけに、欲しい雑誌が山ほど出てくるんじゃないの? 例えば『書物』『おらんだ正月』『思い出すことども』などを書いた書誌学者の森銑三さんは、図書館とかに籠って古雑誌を漁り、その中から面白い記事を抜き出すことで、自身の仕事を成り立たせていたわけでありまして。そう考えると、古雑誌というのは、懐かしいばかりではなく、仕事につながる可能性だってあるわけですよ。 うーむ。神保町行きたい! ブックブラザー源喜堂とか行きたい! ってなわけで、今日はひと時、1975~6年に戻って、しばし思春期の自分に戻っていたワタクシだったのでございます。
December 22, 2020
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さあて、今年も残り10日。「今年を振り返るシリーズ」第3弾、「今年のベストバイ」の発表と参りましょう~! 早速、第10位!第10位:観葉植物「サンセベリア」マイナスイオンで空気清浄 サンスベリア・ローレンチ4号鉢 観葉植物 インテリア おしゃれ 姉が「これ、部屋の空気をきれいにしてくれるんだよ~」とか言って可愛がっていたので、我々もイケアで一鉢買ってきたんですけど、やっぱり家に緑があるのっていいですよね~。それにこれ、丈夫! 我が家では、観葉植物とか買っても結構な確率で枯らしてしまうのですが、サンセベリアは枯れる気配すらない! 水やりなんか月一ですよ。第9位:アーモンド効果【5%OFFクーポン進呈中】【バラ売】グリコ アーモンド効果1000ml 1本 これ、旨いんだよね! 私は朝、そのまま飲んだり、コーンフレークにかけたりしてますが、冷蔵庫に欠かしたことがない。第8位:ワークマン・ストレッチ・マイクロ・ウォーム・パンツ これはつい先日、話題に挙げたもの。もう、これなしには寒い冬は越せない!第7位:ロジクール・キーボードロジクール アドバンスド ワイヤレスキーボード KX800 MX KEYS 充電式 bluetooth Unifying Windows Mac FLOW ワイヤレス 無線 キーボード 国内正規品 我々、キーボードを打ち続ける商売なもんで、ちょっとお高い奴を買っちゃった。これ、打ち心地は最高なんですけど、ただ一つだけ不満がありまして。それは「back」キーと「insert」キーの位置が近くて、しばしば誤打してしまうこと。それがなければ、1位でもいいですよ。第6位:ハリオ 円錐形コーヒー・ドリッパーHARIO 透過 コーヒードリッパー V60 02 クリア/レッド 1〜4杯用 VD-02T 前は3つ穴のドリッパーを使っていたのですが、コーヒーの落ちが悪くて、ハリオの一つ穴・円錐形のドリッパーに変えたらすごく快適! 400円くらいのものですが、コーヒー好きなら是非!第5位:無印・ぬか床1点までネコポス(ポスト投函便)選択したら送料無料※条件付き MUJI 無印良品 毎日のかき混ぜ不要 発酵ぬかどこ 1kg 簡単ぬかどこ すぐ漬けられる ぬか床 誰でも簡単 漬け物 漬物 発酵ぬかどこ 無印 これ、姉にもらってから我が家では既に必需品。ちなみに、我が家的に「ぬか漬けにして最高な野菜」は、1位:アボカド 2位:山芋 3位:ズッキーニ です。第4位:ぺんてる・シャープペンシル「KERRY」Pentel KERRY シャープペンシル ぺんてる 万年CIL ケリー P1035 これ、とあるおしゃれ雑貨の店で買って以来、ずっと愛用しております。私はオリーブ色の奴を買ったのですが、色といい、ちょっとレトロなデザインといい、もう最高。キャップを外してお尻につけるタイプなのですが、芯が直接出ていないので、ワイシャツのポケットに差していても汚すことがないし、キャップをお尻につけたままノックできるところも秀逸。筆記具にこだわりのある私としては、久々の大ヒット・シャープペンです。第3位:メラトニン(サプリ)i-Herb Melatonin もうね、これを飲み始めてから、夜、寝られないことがない。ぐっすり。副作用もないようだし、寝付きが悪い人には最高のサプリです。第2位:アリゾナ・ガンスリンガー【複数買い用】 アリゾナ ガンスリンガー ペッパーソース ホットソース オリジナル ハラペーニョ 香辛料 調味料 148ml 296g ARIZONA GUNSLINGER Jalapeno Pepper Sauseスパイス 本気スパイス 辛い物好き hot sause チリ ホット 今年我が家で大ヒットしたタバスコ的なソース。ピザやパスタなど、トマト系の料理に入れたら何でも旨くなるという。もう、これを知ったら、タバスコに戻ることはないでしょう。 そして栄えある第1位は・・・・第1位:プリンス『One Nite Alone』 昔みたいに、ばかばかCDを買うことは無くなりましたが、今年、このCDセットを買ったのは大正解。特に『One Nite Alone』は素晴らしい。CDは擦り切れないですけど、それこそ擦り切れるほど聴いたし、今も聴いております。【輸入盤CD】Prince / Up All Nite With Prince: The One Nite Alone Collection【K2020/4/17発売】(プリンス) 人間、何かを買わないと生きていけないわけですが、同じ買うなら、支払うお金に見合った以上の価値のあるものを買いたい。そう思っているワタクシのお眼鏡にかなった品々、いかがだったでしょうか? 参考になりました? 来年もまた、素晴らしい商品、愛用の品となるようなモノに出会えますように!
December 21, 2020
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トランプさんの最近のツイッターは次のような感じ:Why isn’t Congress giving our people a Stimulus Bill? It wasn’t their fault, it was the fault of China. GET IT DONE, and give them more money in direct payments. ま、内容はともかく、使っている動詞をご覧ください。順に be、give、be、be、get、do、give でしょ。それ以外の動詞は一つもない。 来月20日に出版する予定の私の英語教則本は、英語というのは基本12動詞、すなわち「make、have、get、give、take、put、keep、let 、do、go、come、be」だけで何でも言えるよっていう趣旨なんですけど、アメリカ現職大統領のツイッターを見ても、私の主張の正しさが分かるっていうもんだよね~。皆さん、出たら買ってね! さてさて、2005年に始めた当ブログも総アクセス数が399万を過ぎ、間もなく400万アクセスを迎えようとしております。 100万アクセスまでは10年かかりましたが、その後200万アクセスまで3年、300万アクセスまで1年半、400万アクセスまで1年2か月。この調子で行きますと、500万アクセスまでは1年くらいで到達するかな? まあ、最初はね、ブログ自体というより、アフィリエイトに力を入れていたのですが、最近はそれはそっちのけでブログの方だけ意地になってやっております。 それも最近は、単なる日常報告ではなく、自分の仕事の役に立つようなことがなってきちゃったんですけど、それでもやっぱり、それだけではないってところもある。 結局このブログ、自分的には「修行の場」としての意味合いが強いんですな。つまり、毎日書く訓練を自分に課しているというか。書きたくなくても書く。書くことがなくても書く。意地で書く、っていう。 でもそのおかげで、筆力は格段に上がったんじゃないかな。そりゃそうだよね! これだけ毎日、来る日も来る日も書いていれば、文章を書く体力っていうか、スタミナはものすごくついている気がする。 ま、それが自分にとっては財産であり、このブログを続けている意義なんですけどね。 というわけで、自分が現役であるという意識があるうちは、まだまだこのブログを書き続けていく所存でございます。愛読者の皆さま方におかれましては、今後ともどうぞご贔屓に。
December 20, 2020
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ネットのニュースか何かでポール・マッカートニーのエルヴィス評を読んだのですが、これが面白かった。 人生で最も影響を受けた人は誰かと尋ねられたポール・マッカートニーが、「一番は奥さん」などとまともな答えをした後で、エルヴィス・プレスリーには大きな影響を受けた、という話をするわけね。 で、それを読むと「ああ、音楽的にね」と思うわけですけど、実はそうじゃないんだなあ。 もちろん、それもあるのだろうけれども、エルヴィス・プレスリーは、あの有名なピンクのキャデラックを走らせるというんですな。 それも、本人は乗らないで。 ド派手なキャデラックを走らせると、ファンは当然、そこにエルヴィスが乗っているものと思ってキャーキャー騒いでキャデラックの後を追いかける。だけど、そのキャデラックにはエルヴィスは乗ってないんですな。つまり、エルヴィスはピンク・キャデラックを自分の代理にしていたと。 で、それを知ったポール・マッカートニーは、なるほど、こいつはうまい考えだと思って「じゃあ、僕たちはいいアルバムを作ろう」と思ったんですって。そして出来たのが『サージャント・ペパーズ』だったと。 アルバムを出してしまえば、ファンはアルバムの方を追っかけて、自分たちのことは放っておいてくれる。だからそうしたっていうわけ。そのやり方を、ポールたちはエルヴィスに倣ったと。 ひゃー。 自分の乗らないキャデラックを走らせたエルヴィスもすごいし、そのやり方を真似てアルバムを作ったポールたちもすごい。これ、すごい話じゃね? いやあ。参ったな。すごい人たちって、すごい発想をするもんだね。 よし。こうなりゃ、私も私の「代理」となるようないい本を書こう! とはいえ、私だってこれまでに結構いい本を書いてきたんだから、もう少し書いた本人に対してきゃーきゃー言ってくれるファンが居てもいいような気もするんだけど、周りを見回しても誰もいねーなー・・・。
December 19, 2020
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今日は来月出す予定の本の表紙の決定版(案)が送られてきまして。 これがね、超カワイイのよ! だって、表紙に手裏剣を構えた「忍者」が配されているんだよ! 忍者印の英語教則本。さあて、売れてくれるといいなあ。 ところで、本が市場に出るのも間近となってくると、そろそろ見本をね、英語教育界のお偉方に送り付けて、好意的なコメントなり、推薦文なり、書評なりを書いてもらうことになるんですけれども、これがね、ちょっと色々問題がありまして。 今回出す英語教則本のウリとしては、「ネイティヴ発想の英語とは何か?」ということなんですよね。 で、このコンセプトに沿って色々書いているのですけれども、そうするとちょっと困ったことが生じると。 つまりね、今、日本の英語教育界のお偉いさんたちって、必ずしも「ネイティヴ発想」というものを重視していないんですな。 重視していないのではなく、むしろ敵視しているというか。つまり英語というのは、もはやイギリス・アメリカの専有物ではないのだから、英米人の英語を重視するな、というのが、今時の英語教育界を牛耳る考え方らしいんですわ。私は英語教育の専門家ではないので、そんなこと知る由もないですが。 だから、「ネイティヴ発想の英語」とかを掲げる本書を英語教育界のお偉方に送ると、否定的な反応が返ってくるのではないか、というのが、出版社が懸念しているところなのね。 ふうむ。なるほど。 まあ、そのワールド・イングリッシュの考え方っていうのは、私も賛同しないことはない。例えばアメリカの例で言えば、「黒人英語」というのがあって、それはもはや現代アメリカ語の一部であると言っていい。だから、「だったら『日本人英語』があったっていいじゃないか」というのは、話としては納得できる。 例えば、英語学習の最初の躓きの石である「三単現のS」とかね。ああいうのも、もう、あまり力を入れて指導しなくてもいいんじゃないか、なんてことは、私自身も思ったりもする。 でも・・・。 それにしても、やっぱり、日本語と英語はまったく異なる言語だからねえ。当然、発想も異なるわけだし、異なるからこそ習得が難しいわけじゃん? だったら、その発想の違いを説明し、ネイティヴってのは、こういう風に英語を組み立てているんじゃないの? というのを教えておくのは、決して無駄ではないのではないかと愚考するわけよ。 まあ、どうなんだろうね。その辺、専門ではないのでわからん。 でも、ま、専門家の方々がネイティヴ発想なんて必要なしと思われているのであれば、この際、専門家のお偉いさんには本を送らないっていうこともあり得るのではないかと。専門家よりも、一般読者にアピールした方がいいんじゃないかなと。そんな風にも思っているんですが。 ネイティヴ発想がいいのか、ワールドイングリッシュで行くのがいいのか。そこは、多分、市場が決めるんだろうね。 ということで、私としては、お偉いさんたちの考え方とはやや逆行するように、この本を世に問うてみますわ。売れなきゃ向こうの勝ち、売れればこっちの勝ちっていうことで、ね!
December 18, 2020
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家の近くに話題の「ワークマン・プラス」が出来たので、11月くらいにちらっと見に行き、その際、「ストレッチ・マイクロ・ウォーム・パンツ」というのが売っていたので、つい買っちゃったんですわ。あまりにも暖かそうだったので。 だけど、その頃はまだ気温が高くて、これを履くのはまだ先だね、なんて言っていたわけ。 ところが昨日・今日とこの寒さじゃないですか。これ、今履かなくてどうするの? っていうね。 で、履いてみた。すると・・・ ひょえ~! 何コレ? 超あったかい! このクソ寒さがウソのように完璧な防寒ぶり。 こんなの履いちゃったら、もう、他のズボンとか履けなくなるよ~っていうくらい暖かい。これこれ! ↓マイクロ・ウォーム・パンツ なるほど。こういう機能性の高さゆえに、ワークマンって、今、売れているわけなのね・・・。 もうさ、この歳になると、お洒落とかより、機能性重視よ。否、私が履けば、ワークマンだってブランドだ。 というわけで、この冬はもう、ワークマンで寒さ知らず確定。以上。
December 17, 2020
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なんとなくピザが食べたくなって、今日の夕食はピザにしちゃった! ちょうど大学から自宅までの通勤路にドミノ・ピザがあって、ここって「お持ち帰り半額」の制度があるじゃん? ならばそれをお得にゲットしちゃおうかなと。 で、そのことをアニキことK教授に離したら、「若いね」だって。 私より7つ上のアニキからすると、もはや夕食にピザはありえんと。年々歳々、和食が良くなってくるんですと。 そうか~。そんな感じか~。 わしはまだそこまでではないぞ。夕食にピザ、上等じゃ! で、まあ、そんな感じでドミノ・ピザを買ってきて食べたのですけれども。 うーーん。どうなんだろう。 まあね。もちろん美味しいとは思うのだけど、ピザーラと比べると、どうなんだ? っていう・・・。 私が思うに、宅配系のピザではピザーラが頭一つ抜け出てないか? もちろん、お持ち帰り半額の値段でピザーラと比べてはいけないかもしれないけれども。 具の豪華さもピザーラの方が、というところがあるけれど、それと同時に生地がドミノは堅いっていうか、歯ごたえが良すぎないか? 噛んでいると顎が疲れちゃう。ピザーラではそういう風に思ったことがないからなあ。 まあ、でも、ピザが食べたいと思っていたので、ドミノ、満足です。
December 16, 2020
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小松政夫さんが亡くなりました。享年78か。 小松政夫さんというと、やっぱり思い出すのは今は懐かしいジェリー藤尾ご一家が司会していた『笑って、笑って、60分!』ですなあ。中学生くらいの時に、土曜日、半ドンでお昼過ぎに家に帰り、なぜか一人でカップヌードルのカレー味か何かを食べながら見ていた記憶がある。なんで一人だったのか、なんでカップヌードル・カレー味なのかよく覚えていませんが。 小松さんというと、電線音頭とかしらけ鳥とかのことを言う人が多いですけど、私はむしろ「ニンドス」の方。「ニンドスハッカッカ(マー!)、ヒジリキホッキョッキョ(ガー・・・ッチャマンに負けるな負けるなガッチャマン! フレ--!)」という奴。まったく意味が分からないですけど、なんだか無性に面白くて、今でも時々言いたくなる。あと、伊東四朗さんとのからみでは「小松の親分さん」も良かった。「いいんだ、いいんだ・・・」とイジケてからのあの立ち直りの早さは、現代を生きる我々も見習うべきだよね! 一種の自己啓発。 しかし、自動車販売のトップセールスから植木等さん付きの運転手となり、そこから喜劇人へ、という小松さんのキャリアを見ると、まさに昭和という時代が透けて見える気がしますなあ。昭和の気合の入ったサービス業。 愚考するに、一体、小松政夫という人は、一世を風靡した喜劇人という前に、透徹したサービス業の男だったのではないか。 それは、今日のマニュアル的なサービスという意味ではなく、木下藤吉郎が織田信長にサービスした、という意味でのサービス。昭和という時代は、まだそういうサービス業の伝統が残っていて、気を回し、身を粉にするサービスをもって、のし上がれた時代でもあったのではないかと。 その意味で、我々はまた一人の昭和人を失ったわけですよ・・・。 そんな稀代のサービス男、小松政夫さんのご冥福をお祈りいたしたいと思います。合掌。
December 15, 2020
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さてさて、「今年を振り返る」シリーズ第2弾、「今年読んだ本ベスト10」と参りましょう! いきなり第10位!第10位:トーマス・A・ハリス著『幸福になる関係、壊れてゆく関係』 アメリカで大ベストセラーになったポップ心理学の本ですが、人間関係がなぜうまく行くのか、うまく行かないのかをシンプルな図式で解説してくれるもの。ワタクシ的には結構目ウロコでしたね。幸福になる関係、壊れてゆく関係第9位:ティモシー・ガルウェイ著『インナー・テニス』 潜在意識の中の否定的側面を抑えれば、人間、誰でもスポーツに上達することができるということを明らかにし、スポーツの新しい練習法を確立した新手の自己啓発本。これもまた結構な目ウロコ本で、自己啓発本としても秀逸。【中古】 インナーテニス こころで打つ!! / ティモシー・ガルウェイ, 後藤新弥 / 日刊スポーツ出版社 [単行本(ソフトカバー)]【宅配便出荷】 第8位:池田純一著『ウェブ×ソーシャル×アメリカ』 アメリカが牽引するウェブの過去・現在・未来を論じた本ですが、相当な力技の本で、周辺のことまで良く調べてある。アメリカ文学の研究者を名乗る人達の中で、この人以上にアメリカのことを色々考えているかっつったら、どうなんだろうね、としか言えません。アメリカのことをやるなら、一読すべき。【中古】 ウェブ×ソーシャル×アメリカ 「全球時代」の構想力 講談社現代新書/池田純一【著】 【中古】afb第7位:竹林修一著『カウンター・カルチャーのアメリカ』 たまたまアメリカのカウンター・カルチャーのことを調べていて読んだのですが、まあ、有用な情報が盛り沢山。とても役に立ちました。ただ、書き方が教科書っぽいのが玉に瑕かな・・・。カウンターカルチャーのアメリカ Asシリーズ / 竹林修一 【全集・双書】第6位:大岡昇平著『成城だより』 大岡昇平の本って読んだことがなかった(!)のですが、面白いエッセイでした。これを書かれていた時は、もう相当なお年だったはずですが、その旺盛な好奇心に脱帽!成城だより 付・作家の日記 (中公文庫 お2-18) [ 大岡 昇平 ]第5位:シオドーラ・クローバー著『イシ』 1911年に発見された野生のインディアン「イシ」と、彼を保護した学者たちの交流を描いた本。原始人が20世紀にやって来た、的な面白さもありつつ、イシという一人の人間の個性がとても魅力的。イシ 二つの世界に生きたインディアンの物語 [ シオドーラ・クローバー ]第4位:荒木一郎著『まわり舞台の上で』 歌手・俳優の荒木一郎さんの自伝。色々な経験をされてきた方の語りですから、面白くないわけがない。まわり舞台の上で荒木一郎 [ 荒木一郎 ]第3位:マイケル・ポーラン著『幻覚剤は役に立つのか』 アメリカにおけるLSDブームの背景と、今日の状況を伝えた本ですが、まあ面白いよ。幻覚剤というものへの見方が激変します。幻覚剤は役に立つのか [ マイケル・ポーラン ]第2位:鈴木俊隆著『禅マインド、ビギナーズ・マインド』 アメリカに禅を伝えた鈴木俊隆師の禅にまつわる本なんですが、これまた禅というものに対する意識が変わります。厳しくもまたユーモラスな俊隆さんの人となりがまたいいのよ。禅マインドビギナーズ・マインド (サンガ新書) [ 鈴木俊隆 ] そして栄えある第1位は・・・第1位:ジョン・ヒューストン著『王になろうとした男』 映画監督ジョン・ヒューストンの自伝。なにせ映画監督ですから、有名人とも沢山お知り合いだし、そういう人達との交流とかも含めて、波乱万丈でまあ面白い。人の人生って、これほどカラフルになりえるのか、っていう感じ。すごいよ。そして感動的。王になろうとした男 ヒューストンの自伝にしても、荒木一郎の自伝にしても、今年は自伝の面白いのに当たりましたね。あと、『イシ』も、ある意味で伝記だし。ほんと、この3冊に共通するのは、事実は小説より奇なりっていうことかな。 そしてもう1冊、番外ですが、これまた今年読んだ本の中で最高に面白い一冊だったのがコレ。番外:滝沢カレン著『カレンの台所』 こんな料理本がかつてあっただろうか、と思うほど、従来の料理本を顔色なからしめる革命的な本。滝沢カレンという人、前々から只者ではないと思っていたけれども、やっぱりすごい。カレンの台所 [ 滝沢 カレン ] 本は出会い。来年はどんな面白い本に出会えるでしょうか。楽しみですなあ。
December 14, 2020
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本家の日本カー・オブ・ザ・イヤーがスバル・レヴォーグに決定したというのを横目でにらみつつ、今年も栄えある「釈迦楽カー・オブ・ザ・イヤー」を発表したいと思いまーす。 が、その前に今年の総括を。トヨタ 今年のトヨタは、まずヤリス、ヤリス・クロス、ハリアー、ミライとか、そんな感じかな? ま、一番の話題はヤリス・クロスでしょうけど、売れているみたいね。 でも、この会社の出すクルマに興味ないかな。日産 キックスとノート。どちらも「e-Power」が売りですけど、これはちょっと興味がある。現実味があるモーター駆動車として、選ぶ価値はあるのではないかと。私自身、ヤリス・クロスとキックス、どちらか選べと言われたら、10対ゼロでキックスを選ぶ。ただ、日産車のデザインはどれもこの上なくひどい。っていうか、この下はないくらいひどい。今度出ると言われているフェアレディZもひどいし、ノートのデザインに至っては絶望的。どうして格好のいいクルマを作らないのかな? わざわざ骨折って格好悪いクルマ作る意味がわからん。ホンダ フィット、N-One、オデッセイとか、そんな感じかな? クルマ好きからしたら、どーでもいいラインナップ。デザインも最低。その昔、ホンダのデザインって一頭地抜いていたのに、どうしちゃったんだろう。唯一、「Honda e」だけはデザインが秀逸で、モノとしては非常に興味があるけれども、巡行距離が短く、値段が異様に高いなど、一般客への訴求力ゼロで、売る気がまったく感じられない。売れた方がいい商品に関しては最低のデザインを与え、売る気がまったくない商品に秀逸なデザインを与えるって、一体、どういうつもりなんだろう? ビジネスの感覚が常軌を逸してますな。 マツダ 日本のメーカーの中で唯一、ダントツのデザイン力。どのクルマもデザイン面ではすべて合格。今年出たMX-30もデザインはとてもいい。 しかし、このMX-30、商品としての位置づけがよく分からない。サイズ的にはCX-30とほぼ同一。となると、マツダの企業規模からして、同一サイズの商品を2種類作る意味はあるのだろうか? しかも変則観音開きで使い勝手の悪いこと。なぜ普通の4ドアにしないのか? あと、スカイアクティヴXが革新的といいつつ、エンジンとして特長がないのが致命的。もう、中途半端な2リッター自然吸気なんかやめて、1.2リッターくらいのダウンサイジング・ターボにするか、さもなくば小型ロータリー・ディーゼルで発電し、モーター駆動するか、どちらかにしなさい。後者を採用したら、まあ、売れるだろうね。スバル ま、新型レヴォーグですわな。特に運転支援系は素晴らしい出来らしい。 ただし、変速機が相変わらずCVTだからね。CVTなんて、どんなに頑張って作ってもATにはかなわないんだから、もうあきらめて多段ATにして。そうしたら、考えなくもないんだから。スズキ ハスラーが新型に。性能は格段にアップしたようですが、デザイン的には旧型の方が全然いい。でも、ま、頑張ってますよスズキは。ダイハツ タフトですかね、今年は。ハスラーに正面からぶつけたようですが、デザイン的にはまあまあじゃないでしょうか。商品としての詰めは、ハスラーに比べて甘いらしいけどね。三菱 エクリプス・クロスが新型に。でも変なデザイン。以上。外車部門 まあ、ドイツ御三家をはじめ、色々出すのでもう何がなんだか分からない。 その中で、私の興味を引くのは、新型プジョー208と2008。それに新型ルノー・ルーテシア。VWのTロックとTクロス。そのあたりかな。 さてさて、こういった各社の新型車の中から釈迦楽カー・オブ・ザ・イヤーを選ぶとしますと・・・ じゃーん! 「プジョー208」に決定! おめでとうございます! 往年の名車、「205」を彷彿とさせるデザイン、8速ATの採用、フランス車としては進んだ運転支援システム、小径ハンドルを特色とするi-コックピットの魅力など、欧州小型車の魅力満載。今、私が新車を買うとしたら、ダントツでこれですな。これ以外ない。 ということで、2020年度の釈迦楽カー・オブ・ザ・イヤーの栄冠はプジョー208に与えられることとなりました。自分で言うのもなんだけど、この賞が一番価値がある賞だからね。レヴォーグを選んだ日本カー・オブ・ザ・イヤーなんて、まったくもって頓珍漢なだけだよ。だからプジョーの皆さん、一番価値ある賞を受賞したこと、誇りに思ってね!
December 13, 2020
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さて、12月も中旬となりまして、そろそろ「今年を振り返るシリーズ」の季節かなと。 っつーことで、今日はその第1弾、「今年観た映画ベスト5」をの発表と参りましょう。 まあね、今年はコロナ禍ということで、期待していた『007 No Time to Die』の封切りも結局年を越してしまいましたし、何ヵ月か映画館自体に入れないような時期もあったので、観た映画の本数も例年と比べて少なかったような感じがしますが、ま、その中で特に印象に残った映画をカウントダウンしてみますと・・・第5位:『ナイブズ・アウト』 ダニエル・クレイグ・ファンの私としては、『007』を観られなかった代わりに、この映画で留飲を下げたという。確かに、傑作というにはほど遠いですが、ベストセラー作家の富豪の謎の死とその遺産相続をめぐる家族の争いを、南部なまりのある探偵がどう決着させるかっていう話で、そこそこ面白かった・・・かな。これこれ! ↓ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 [DVD]第4位:『素敵なサプライズ』 今年封切られた映画ではないですが、ちょっと珍しいオランダ映画で、自殺願望のある大富豪が、事故を装って殺しをしてくれる会社に依頼して死ぬことを選択するのですが、その過程でちょっと素敵な女性と出会ってしまって、予定が狂ってしまうというお話し。全然知らない俳優さんばっかり出てくる点で、新鮮な気持ちで見られるメリットもあって、印象に残る佳作でしたね。これこれ! ↓素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店【洋画 中古 DVD】メール便可 レンタル落ち第3位:『ギルティ』 これデンマークの映画で、殺人事件と思しき緊急通報を受けてしまった警察の110番係をめぐるサスペンスなんですが、密室劇であるのに、これほどのドラマ性が出せるのかという驚きも含め、映画らしい映画。これは「佳作」というだけではちょっと足りない。佳作と傑作の中間くらいの点を進呈してもいいような面白映画でした。これこれ! ↓THE GUILTY ギルティ [DVD]第2位:『フォードvsフェラーリ』 マット・デイモン、クリスチャン・ベールの二人を擁したレース映画で、下手すると金かけただけの映画になりそうな題材なのに、実際に観て見るとかなり本格的なドラマになっていて、見ごたえ充分。少なくとも同じレース映画の『ラッシュ/プライドと友情』なんかよりはるかに出来がいい。ラストもいいんだけど、ラストがいい映画って、いい映画だよね。これこれ! ↓フォードvsフェラーリ【DVD】 【DVD】 そして栄えある第1位はと言いますと・・・第1位:『テネット』 物語的には『フォードvsフェラーリ』の方が面白いのだけど、『フォードvsフェラーリ』は、多分、テレビで観ても面白いと思う。それに対して『テネット』は、テレビで観てもなーんも面白くない。大画面・大音量の映画館で観てこそっていうところがある。つまり、「映画」なんですよ。そういう意味で、久々に「映画館で観て、大満足の映画」を見たなあという感じがする。 しかも、内容が非常に理解しにくいので、一度観た後、ネットや何かであれこれ調べて、ようやく「ああ、そういうことね・・・」と半分納得するという。そういう難解さって、映画としては欠点であるはずなのに、なぜかそれもまた魅力の一部になってしまうというところがこの映画の人徳でありまして。難解ということを言ったら『2001年宇宙の旅』だって難解だからね。でも、あの映像美で有無を言わせず傑作ということになってしまう。それと同じじゃないかな。これこれ! ↓【送料無料】TENET テネット ブルーレイ&DVDセット(ボーナス・ディスク付)/ジョン・デイビッド・ワシントン[Blu-ray]【返品種別A】 ということで、本年観た映画ナンバー1は、『テネット』に決定! おめでとうございまーす。 ちなみに、今年観たワースト映画は、同率で『バイス』と『ターミネーター・ニューフェイト』でした。前者は、出てくる役者が全員、演じる当該人物にクリソツというだけの映画、後者は、「頼むから『ターミネーター』は1と2だけにしてくれ」と、泣きながらハリウッドのお偉いさんたちの足にすがって訴えたいようなものでした。
December 12, 2020
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今日は大学がお休みなので、お昼、外食することに。 向かったのは、スケートの浅田真央ちゃんもご贔屓という近所のお好み屋さん「お好み小屋 まい」。久しぶりに食べたけど、美味しかった! で、帰りがけに、買い物をしていこうということになり、このお店の近くにある「業務スーパー」というところに行ってきました。 というのも、先日、テレビ番組の「ガイアの夜明け」だったかな? で、取り上げられていて、単に安いというだけでなく、世界から集めた面白い食材を売っているということだったのでね。 で、行ってみたところ、確かに色々安い。業務スーパーという名前だけあって、業務用の様々な食材、例えば冷凍した野菜の加工品だとか、あとはただ温めるだけのハンバーグのパウチになった奴とか、そういうのが沢山ある。 でもそれだけじゃなくて、海外から集めてきた珍しいお菓子とか、スパイスとか、そういうのもあるし、また自社生産したチーズケーキ(豆腐のパックにはいっている!)とか、チョコレートババロア(牛乳のパックに入っている!)とかもある。そういうのはここでしか買えないので、どれを買おうか、選ぶだけで楽しい! っつーことで、色々買いましたよ。ポルトガル輸入のエッグタルトとか、オランダのストロープワッフルとか。イタリア製のラタトゥイユのパック入りの奴とか。なんだかんだ6千円くらい買っちゃった。 というわけで、今日はお好み焼きと業務スーパーで、ちょっとした気分転換が出来たのでした。
December 11, 2020
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英語教則本の出版についての諸々の作業が一段落した後、にわかに「もう一冊」の出版のことが、頭をよぎるようになりました。 実はですね、ワタクシ、前々から一つ、本にするための原稿を暖めているんですわ。 これは、今研究中のものではなく、全然関係ない奴。大学時代の恩師の思い出本なんですが。 っていうか、恩師の雑文を集めたものと、私の思い出話をミックスしたようなもので、双方補いあって意味を成す、というような種類の本なのね。 で、原稿自体は数年前には完成していて、二、三、知り合いの出版社に声をかけてはみたのですが、反応はよろしくない。 あ、これは商業出版は無理かなと。それはね、自分でもちょっと思うところがあるのね。 ワタクシ、自分の研究書であれば、絶対に自費出版なんかしません。商業ベースに乗る自信があるからね。だけど、この本に関しては、内容的にちょっと個人的な内容に過ぎるため、一般の人が読んでくれるかどうかわからないところがある。それは自分でも自覚しているわけ。 だから、最終的には私家版的な感じで自費出版するかなと。 やり方としては、所属大学の出版会から出してしまうという方法が一番簡単、かつ現実的で、これならどーとでもなるわけですわ。しかも、研究費で出版費用を賄ってしまえばいいので、私の懐は痛まない。 さらに、今、私には潤沢な研究費があるんですな。 だけど、この潤沢な研究費、来年度中に使い切るという条件が付いていることに、実は昨日気づいたっていうね。となると、来年度中にこの本を出すしかないじゃん? で、そうか、来年度中に出すのか、と思って、昨夜、ちょっと原稿を読み直してみたのよ。そしたら・・・ 結構いいじゃん! いい本じゃん! っていう気がしてきた。自画自賛。いつもの通り。 うーむ。時間をおいて読み直して、結構いい本に仕上がっていると気づいた今、これ、商業出版、行けるんじゃね? っていうね。そういう気もしてきたわけ。 さあて。どうするか。もう一度、商業出版を狙って、出版社を当たってみるか。最終的には大学出版会から出すとして、もう少しだけトライしてみるか。 とまあ、昨夜からそんなことを考えているワタクシなのであります。
December 10, 2020
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校正作業が断続的に続いていた英語教則本ですが、本日、ついに三校の作業が終わりまして、これにて著者サイドとしては校了でございます。 初校をめちゃくちゃ直すのは当たり前として、二校での修正点は20か所ほどに留まり、まあ、これでほぼ修正すべき点は修正したかな、的なことを思っていたのですが、最後となる三校では、これ以後は著者がチェックすることができないということもあり、目を皿のようにしてチェックした結果、出るわ出るわ、修正点が30か所くらい出てきた。 でも、まあ、さすがに三回の校正作業で、大きなミスはすべて潰したんじゃないかな・・・。希望的観測ではあるけれど。 さて、とにもかくにも、これで私がやるべき作業は終わった。ここから先は、もう出版社にどーんとお任せするしかない。つまり、果報は寝て待て状態。 出版社の方では1月半ばくらいに出版する予定らしいですが、いいね、いいね。ちょうど松が取れて、そろそろ新年の本格的な始動となる時期じゃないですか。今年は英語学習頑張るぞ、なんて思っている人が、本屋に行って参考書を物色する時期だ。 そこに、ばーーーん! ワタクシの傑作教則本が新刊本として並べられていたら、どうなります? 買うでしょ。当然。 っつーことで、いよいよ夢の印税生活、左うちわ時代が到来か?! いやあ。楽しみが膨らむねえ・・・。 さてさて、このところ書き進めてきた「スポーツと自己啓発」も今日が最終回。 前回、東洋の神秘として、ヨガや合気道がアメリカで流行し始め、精神鍛錬としてのスポーツ、禅としてのスポーツという、スポーツの新しい側面が開拓されたっチューことを述べました。 で、その先の話なんですけど、スポーツと精神というものの相互作用というものが着目されるようになったことから、実はスポーツに対する新しい見方が生まれてくるんですな。 つまりね、もしヨガとか合気道とか弓道とかを突き詰めていくと、最終的に「禅」になるのだとしたら、他のスポーツ、すなわち、従来アメリカにある「勝ち負けを競う」スポーツにだって、同じことが言えるんじゃね? っていう考え方が生まれてくると。 で、マイケル・マーフィーという人が居りまして。この人、エサレン研究所の創立者の一人なんですけど、エサレン研究所っていう、70年代西海岸のヒューマン・ポテンシャル運動の牙城であり、この時代のアメリカのそっち系の動き、つまり人間性心理学だ、ヨガだ、瞑想だ、自己啓発だ、ゲシュタルト療法だ、エンカウンター療法だ、スピリチュアルだ、なんだ、かんだ、っていうのの大元締めの機関の創立者であり、かつ無類のスポーツ好き(特にゴルフ好き)の人だったもので、スポーツと禅とか、そういうのに元々興味がある人だったのよ。 で、そのマイケル・マーフィーが、『スポーツと超能力』という本を書いておりまして、これによるとどんなスポーツであれ、その道に精進し、継続的かつ超人的な努力を積み上げていった競技者のレベルになると、もはや人間技を超越したような境地に入れる(らしい)と。 例えば、バスケットボールの選手なんかは、ほとんど重力を超越した跳躍が可能になるし、豪速球を投げる野球の投手は、その投げた球を異次元にまで送り込むことができたとか。合気道の植芝盛平は瞬間移動することができたとか。 まあね、信じる信じないは別ですよ。だけど、そういうことは、少なくとも主観的には起こる。例えば、日本だって川上哲治さんレベルになると、ピッチャーの球は止まって見えたわけでしょ? で、これは要するに、ミハイ・チクセントミハイが言うところの「フロー」なんですな。別な言葉でいうと、「ゾーンに入る」という奴。これは、別に超自然の現象でもなんでもなくて、誰しもフローな状態、ゾーンに入った状態は経験することは可能なわけで、そういう状態になった時、つまり自分がやっていることと自分が完全に一体になった時の至福っていうのは、人間の経験としては最良の部類に入るものでありまして。 つまり、スポーツというのは、この種の至福体験への入り口だ、っていう話になってくるわけね。それほど素晴らしいものであると。かくしてスポーツは、そうした至福に至る道という意味で、自己啓発になったのでございます。 一方、また別な観点からのスポーツと精神性についてつづった本に、ティモシー・ガルウェイの『インナー・テニス』というのがある。これは、テニスのレッスン・プロであったガルウェイが、テニスの指導法に革命を起こした本なんですけど、これによるとテニスの従来の教え方には明らかな欠陥があると。 従来のテニスの教え方というのは、とにかく身体的な面からの教え方であった。ラケットはこう持つ、ラケットはこう振る、サーブはこうやる、何はこうやる・・・っていう、それしかない。 しかし、ガルウェイは、そういう教え方じゃダメだと気づくんですな。そうじゃなくて、自分の中に本来、組み込まれているテニスのプレーを、身体が邪魔しないようにすればいいだけ、という教え方をして、ほとんど身体の形式的な型とかを教えずに、ずぶの素人をたちどころにテニス・プレーヤーに変えてしまうという離れ業をやってのける。 つまり、ガルウェイによると、身体の外部にあるテクニックを身体に教え込むのは、逆だ、というのですな。そうではなくて、身体の内部に既にあるテクニックを思い出させればいいのだと。そういう、スポーツを身体の問題としてではなく、精神の問題として捉え、実践するという考え方が出てきたわけね。 ま、ガルウェイのような教え方がすべてのスポーツに通用するのかどうかは分かりませんが、とにかく、この時期のアメリカにおいて、スポーツを精神面から見直そうという動きがあったことは確か。そこに、70年代という時代の特殊さを見て取ることは可能なんですな。自分の内面を見つめれば、スポーツですら上達しちゃうよっていう。そしてこれもまた「自分が関わる何かを好転させる」という意味で、やっぱり自己啓発なのでありまして。 とまあ、長々と書いてきましたが、自己啓発思想史の一側面として、「健康になりたい」という意味での自己啓発を支える自己啓発書がどういう風に書かれてきたか、そしてそれがスポーツというものとどう重なってきたのかということについて、私が記しておきたいことは以上になります。 こう、ここまでざっと見ると、うーん、まあ、分量的には論文一本分はあるかな、って感じがしてきたかも。ということで、このブログをいわば下書きとして、これからささっと一本、論文をでっち上げようかなと思っているワタクシなのであります。
December 9, 2020
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先日、東名・海老名SAを使った時、たまたま「白い恋人」が出店していたので、即ゲット。北海道土産の定番、「白い恋人」って好きなんですよね~。 が! 食べてビックリ。ものすごく不味い・・・。 えーーー、ウソだろ? 何でこんなに不味いんだ?! ラングドシャの食感がジャリジャリで、食べた後まで口の中に砂が残るようじゃないか! 「白い恋人」って、こんなだっけ? 私なんぞ、北海道出張があった時にわざわざ「白い恋人パーク」まで行って、大勢の中国人観光客に交じって工場見学までしたのに。 で、そんなはずはあるまい、とググったところ、ネット上でも「『白い恋人』の食感がジャリジャリで、不味くなった」という口コミが溢れておりました。 やっぱりね、そう感じたのは私だけではなかったんだ。 どうした「白い恋人」? 何があった? 一刻も早く元のレシピに戻してくれ! さもないと、もう「白い恋人」を見限って、長野県土産の「白い針葉樹」に鞍替えしちゃうぞ!これこれ! ↓白い針葉樹 12枚入 ラングドシャ ラング ホワイトチョコ モンドセレクション さて、「自己啓発とスポーツ」の6回目。 アメリカ60~70年代にかけ、様々な「競わないスポーツ」が登場してきた話を書いておりますが、さらにここにもう一種、別ジャンルの「競わないスポーツ」が登場してきます。それは何かといいますと・・・ ヨガと合気道でーす! ・・・ということは、そう、両方とも東洋の神秘。この時代のアメリカは、東洋文化の魅力に持って行かれた時代だったのでありまーす。 例えばビートルズを見ても、ジョージ・ハリスンやジョン・レノンが東洋思想にはまり、アメリカに進出した超越思想家マハリシ・マヘシ・ヨギに傾倒したり、インド楽器のシタールを弾き出したりってことがあったわけですけれども、ことほど左様にこの時代、西洋人の目は東洋に向いていたわけですな。 もちろん、そうは言っても西洋人が東洋的な思想に馴染むのは、そう簡単にできるこっちゃないわけですけれども、例えば東洋思想を体現するような何らかのモノ、とりわけ行動を伴うようなモノであれば、とりあえずその行動をマネすることはできる。そしてそういう行動の模倣から入って、何となくその行動の背後にある思想を垣間見ることくらいは、まあ、出来るわけですよ。 で、じゃあ、東洋思想を体現するような身体的行動って何か、となった時に、ヨガと日本武道が登場するわけね。 ま、ヨガに関してはね、これはもう大昔からあるもので、それが最初にアメリカに入ってきたのはいつ頃か?、なんてことはよく分かりません。例えば19世紀から20世紀にかけて活躍したアメリカの自己啓発家ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンなんてのは、ヨガをアメリカに紹介したことでも知られておりまして、少なくとも20世紀初頭には、それなりにヨガの存在は知られていたかも。 しかし、60年代から70年代にかけてアメリカで広がったのは、アーサナ系のヨガで、「〇〇のポーズ」とか言って、とんでもない格好をするヤーツーですよ。これをアメリカ人たちは「ハタ・ヨガ」だと思っているようですが、伝統的なハタ・ヨガと、現代的なアーサナ系ヨガとは別物です。でも、とにかく、こういうのが「これぞ東洋の神秘!」ってな感じで評判になった。つまり、それが本物のヨガかどうか、なんてことはどうでもいい。とにかくいかにも東洋っぽい運動を通じて、その奥にある東洋思想に触れよう、というのがキモなので、いわばスピリチュアルの一形態として、当時のアメリカではヨガが流行したのでありました。 そしてもう一つ、スピリチュアルがらみで流行したのが、日本の合気道ですよ。 柔道とか空手とか剣道と違って、同じ日本の武道でも合気道には勝ち負けがない。勝ち負けを競うものではないので、当然、試合もない。ただ相手の気と自分の気を合せて、敵味方の別を無くして一つの円運動の中に納めてしまうっていう。武道でありながら、勝負がない・・・おお、これぞ東洋の神秘っていうね。 もっとも合気道の「敵味方なし、合気あるのみ」っていう方向性は、言って見れば「正」と「反」を対峙させずに「合」の中に巻き込んでしまうという意味で、身体を使った運動による一種の「弁証法」なわけですよ。ロゴス中心で弁証法に長けた西洋人からすれば、合気道の精神は神秘的なようでいて実はよく分かるっていう。だからこれがアメリカで超受けるのも、ある意味、不思議はないわけね。ということで、合気道は60年代・70年代のアメリカで大ブーム、開祖・植芝盛平大先生のお噂は、日本における以上にアメリカで轟いていたんですな。 ちなみに、日本の武道が西洋人に受けるっていうのは、60年代70年代の専売特許というわけではありません。もっと前から、例はある。 例えば、ドイツ新カント派の哲学者で、ハイデガーのライバルだったオイゲン・ヘリゲルっていう人がおりまして、この人、明治時代にお抱え外国人教師として東北大学にやってくるんですけど、元々日本の「禅」に興味があったヘリゲルは、この機を捉えて禅を学ぼうとするのですが、日本人ですら習得が難しいのに西洋人にはとても無理、とか言われて、でも日本の武道なら習うことができるし、武道ってのは究極的に突き詰めると禅に通じるのだからやってみればよろし、ということになって弓道を習うことになる。 で、ヘリゲルはもともとピストル射撃を母国で習っていたので、弓くらい簡単だろうと思ったらこれがさにあらず。しかも手取り足取り教えてくれる西洋風の教授法とは異なり、門人は師匠の立ち居振る舞いをひたすら真似することによってのみ武芸の上達を図る日本風の教授法に慣れず、苦労するわけね。ヘリゲル自身は「どうすれば上達するのか」と、あれこれ方策を考えたり、試行錯誤をするのだけど、師匠からは「考えるな、感じろ」とか言われるだけで、ほとんど指導らしい指導をしてくれないんだから。だけど、次第にそのやり方にも慣れていって、最終的に弓道の何たるかを悟り、そうした一連の「弓道を通じた東洋との出会い」を『弓と禅』なる本に綴ったところ、この本がドイツのみならず各国語に翻訳されて大ヒット、もちろんアメリカでも評判を呼んだという。 で、こういう本の影響から、日本の武道は、アメリカでは「禅」との関わりで理解され、また憧れられていくんですな。 ちなみにアメリカにおける禅と言うと、50年代には鈴木大拙が、60年代には鈴木俊隆が、アメリカに禅を伝えるのですが、特にサンフランシスコに禅寺を構えた鈴木俊隆の影響は大きく、彼の影響で少なくとも西海岸のハイブラウな連中の間では、禅もまた一種のブームになっていた。だから、その禅の一つの形として、スポーツを「道」と捉える日本の武道の在り方に注目が集まり、中でも合気道が、そうした「禅」に興味を持つようなハイブラウなアメリカ人たちを惹きつけたと。 私が思うに、70年代にアメリカで、ブルース・リーのカンフー映画が人気だったのも、その背景にはこういう武道ブーム、禅ブームがあったからこそではないかなと。ブルース・リーの「Don't think. Feeeeel!」っていうのは、要するに「禅」だからね。 っつーわけで、この時代、アメリカでは「禅」としての武道が流行し、身体的運動がなんとなんと精神の修養に直接通じるという、従来の西洋的考え方にはなかった新しいコンセプトが発見されたのでした。換言すれば、「スピリチュアルとしてのスポーツ」っていうものが発見されたわけですよ。 デカルト発祥の(っていうか、キリスト発祥の、っていうべきかもしれないけど)西洋的伝統からすると、心と身体は別物っていう考え方が当たり前だったんですけど、ここに東洋思想ってのが入り込んできて、身体を通じて心を修養することができる、否、心と身体はひとーーつ! っていう東洋的な考え方がにわかに出てきて、それがあまりにも斬新だったので、アメリカ人を魅了してしまったっていう。そういう現象が起こったのが、60年代、70年代だったんですな。 そして、この新しい発見が、方向を変えて、西洋的なスポーツの在り方にも影響を及ぼし始めるんですけど、そのことについては、また後日、ということにいたしましょう。
December 8, 2020
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昨日、先輩同僚のI先生と話をしていて、ちょっと面白いことを聞きました。コロナ禍での大学授業についての話なんですが。 I先生も私と同様、大学で英語を教えていらっしゃるのですが、先生の場合、しばしば体育専攻の学生のクラスを受け持つことが多く、今まで苦労されていたというのですな。まあ、体育系の学生ですから、元気が良すぎて勉強なんかしやしないと。 ところが、今年、コロナ禍でオンライン/オンデマンド授業をやっていると、体育系の1年生がみんなしっかり授業を受けていて、宿題もちゃんと出すし、今までとは打って変わって非常に楽だと。 で、I先生曰く、今の1年生は入学以来、キャンパスに来ていないので、先輩学生からの悪影響を受けていないと。つまり「メンタル高校生のまんまの大学生」なので、基本的に先生の言うことをよく聞く、というわけ。 は、はーーん。なるほどね。「さぼる」とか、「後で人にノートを借りる」とか、そういう大学におけるサバイバル法を先輩から伝授されていない、汚れなき純粋培養の学生だと。 ま、それがいいことなのか、悪いことなのか。いいことでもあり、悪いことでもあるんでしょうが、コロナの影響って、そういうところにもあるんですな。ちょっと面白い。 さてさて、このところずっと書き続けている「スポーツと自己啓発」の5回目。 昨日のところで、ヒッピー・ムーヴメントの影響などもあって「競わないスポーツ」というのが60年代あたりから出てきた、という話をしましたが、その競わないスポーツにも色々ありまして、すべてがヒッピー由来というわけではない。さらに別系統の競わないスポーツってのがあるんですなあ。 例えば、そうですね、「マインドフルネス系」とでも名付けるべき一連の運動がある。マインドフルネスってのは、「今、ここ」に集中する、ということを重視する一種の自己啓発思想なんですけど、仮に「今、ここにいる私」が体調不良だったとしたら? その体調不良を患っている自分自身をじーーーっくり見つめて、その不調な私自身と対峙・会話し、その原因を探り、その原因の解消によって体調回復を目指すことになりますよね。 で、実際、そういう系統の運動っていうのが、登場してくるんですねえ・・・。 例えば「アレクサンダー・テクニーク」というものがある。これ、フレデリック・マサイアス・アレクサンダー(1869-1955)という人が考案したものですが、この人は元々俳優であり、かつ「朗読家」。要するにセリフを発してナンボ、という職業の人だったんですな。ところがある時、舞台の上で声が出て来なくなるという致命的な症状に見舞われることになる。医者に通っても、原因不明。そこで彼は、マインドフルネス精神を発揮して自分自身と対話し、原因を突き止めることを決意すると。で、三面鏡の前に立って、自分が声を出すところをしげしげと観察したところ、「声を出す」という作業への緊張感からか、首の後ろのところに緊張感が走り、かつ、顎を少しだけ突き出すような無意識の動きをしていたことを発見するわけ。で、この本来の行動(発声)を阻害する不必要な動きを抑制することで、自分の行動に統一性を確保するということを目指すようになる。いわば心と体を一つに調整するわけですな。 で、そうした無意識の動きを意識的に調整したところ、再び舞台上で朗々とセリフを言ったり、朗読をしたりすることができるようになりました。そしてこれを機にアレクサンダーは俳優・朗読家を辞め、自らが開発した身体操縦法の伝道師となるのでありまーす。 じゃ、彼が開発した「アレクサンダー・テクニーク」っていうのはどういうものかっつーと、具体的には体を動かす際に、頭を身体から切り離し、その切り離した頭から先に上昇させるように動かして、身体はその上に向う頭にくっ付いて行く、的な感覚で動くことを練習させるんですな。 え? それだけ? って思うでしょ? でも、それだけなの。基本的には。 例えば椅子から立ち上がる、なんていう日常的な動きでも、普通、人はまず膝とか太ももに力を入れ、場合によっては手で椅子を押し下げながら、よっこらしょ、とやったりするわけよ。しかし、それは要するに、力を下に押し下げて、その反動で上に上がっていることになる。でも、アレクサンダー・テクニークでは、まず頭をすっと持ち上げて、やや前傾姿勢になり、頭頂部から斜め前方に引っ張られるように動きだし、それに連動して残りの身体が付いて行く、みたいに立ち上がるように指導します。つまり頭から先に動き出し、常に上昇する気持で身体を操る――それが結局、アレクサンダー・テクニークのアルファであり、オメガなわけね。 そして実際にこのテクニークを自家薬籠中の物にすると、とっても健康に、またそれゆえとっても明るくなることができ、つまりは日常的に「ハイ」になれる。このハイな状態になることこそ、60年代から70年代にかけて、アメリカの人々が願ったことでありまして、何? LSD飲まなくてもハイになれるの? ってことで、アレクサンダー・テクニークは60年代、70年代のアメリカで大流行したのでありました。ちなみにアレクサンダー・テクニークに夢中になった御仁たちの中には、オルダス・ハクスリーやジョージ・バーナード・ショーなんてイギリス作家の大御所たちも含まれます。オルダス・ハクスリーは1930年代にうつ病になるんですけど、それを脱したのはアレクサンダー・テクニークのおかげとのこと。あと、アメリカで言うと、教育哲学のジョン・デューイね。デューイが92歳まで長生きしたのも、アレクサンダー・テクニークのおかげでございます。デューイはプラグマティストだからね。実際に効果がなきゃ、無題にそんな運動なんかやりませんよ。 さて、アレクサンダー・テクニークがえらく評判になったおかげで、これと同じ系統の自己啓発的運動、すなわち「心と体を一つにしてハイになれる」ヤーツーが色々登場することになります。 例えば「ストレッチ」とか。これを提唱したのはボブ・アンダーソン(1945- )という人なんですけれども、彼が1975年に出した『ストレッチング』という本がバカ売れして、特に「静的ストレッチ」っちゅーのが流行りました。筋肉をゆーーっくり伸ばす奴ですな。今、日本でもストレッチやる人多いでしょ。でも、それ、もとは自己啓発だから。 あともう一つこの種の「運動」の例を挙げるとするならば、「ロルフィング」ですな。 ロルフィングってのは、アイダ・ロルフという人が考案したボディー・ワークで、ロルフ自身は「Structural Integration」すなわち「構造的統合」と呼んでいたようですが、誰もそんな難しい言葉には親しめず、結局、考案者の名前から「ロルフィング」と呼ばれるようになったという。 ロルフィングも、アレクサンダー・テクニークとちょっと似ていて、人間の身体は、長年生きていく中で、骨とか筋肉とか、腱とか筋膜とか、そういうものにその人固有の変なクセがついてしまうと。それが身体的不調を引き起こすので、それを元に戻し、地球の重力をうまい具合に受けられる本来の身体の調子を取り戻すっていう感じのものです。だから、まあ、タイ式マッサージというか、カイロプラクティクの親玉みたいな感じと言えばいいでしょうか。結構、荒療治っぽい奴です。 で、アイダ・ロルフは長年、これを細々と指導してきたんですけど、1960年代に入り、カリフォルニアのエサレン研究所でその手わざを披露したところ、たまたまそこにいたフリッツ・パールズに施術することになった。パールズってのは、「ゲシュタルト療法」という心理療法の生みの親で、当時それなりに影響力のあった人なんですが、このパールズに施術したら、パールズの身体的不調が一気に治っちまいまして、それですごい、すごい、ということになって、ロルフィングはその後エサレン研究所の演目・・・じゃなくて、セミナーの目玉となり、全国的な知名度を得ることになります。1979年には「ロルフィング」は登録商標になっていますからね。 しかし、ロルフィングって、要するに人間の身体と地球の重力の関係を糺すというか、人間と宇宙とを調和させる的なところがあって、宇宙と一体化してこそ人間は本領発揮できる、みたいな感じで、スピリチュアル的な方向に発展させようと思えばさせられる、そういうものでございます。 あと、同じエサレン研究所発信のボディ・ワークとしては、シャーロット・セルバ―(とその弟子であり、夫にもなったチャールズ・ブルック)が提唱した「センサリー・アウェアネス」っていうのもあります。これは、ロルフィングとは大いに違って荒療治的なところはなく、もっとずっと繊細なんですが、人間の身体を地球の重力と和解させるという点ではほぼ同じっていう。また、自分の身体を自分自身で観察し、感じとろう、身体の声を聴こう、っていう方向性のボディ・ワークとしては、アレクサンダー・テクニークに通じるところもある。 とまあ、こんな感じで代表的なところを幾つかご紹介してきましたが、アメリカの1960~70年代という時代には、この種の運動、すなわち自分自身の身体(内側)の声に耳を澄まし、かつ、宇宙(=外側の世界)との調和のとれた関係性を築き、そのことによって本来あるべき自分の健康を取り戻そうっていう方向性の運動が流行したのであって、それはとりもなおさず「自己啓発的スポーツ」と言えるものだったということですね。 でもね、これでもまだ全部じゃないの。この時代に流行した「競わないスポーツ」には、さらにもう一つの側面があったのでした。その側面が持つキーワードは、そう、「東洋」だったのでありまーす。 でも、それについてはまた後日ね。
December 7, 2020
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多分、柔術をやっている影響なのでしょうが、このところ肘が痛くて・・・。 柔術っていうか、合気道あるあるでもあるんですが、始めた当初は誰でも手首をやられるのね。手首を極める系の技が多いもので。それは私も大分悩まされましたが、そっちはいずれ慣れる。 だけど、最近、肘が痛くて、これが結構悩みの種で。 で、あまり痛いので、薬局に行って薬剤師の人に教えてもらいながら買ってみたのが「フェイタスZクリーム」という奴。★【第2類医薬品】フェイタスZクリーム30g《セルフメディケーション税制対象商品》【最大450円オフ クーポンキャンペーン】 薬剤師の人によると、この薬に入っているジクロフェナクナトリウムという成分は、インドメタシンやフェルビナクと比べて、効能が高いのだそうで。今日はこいつをヌリヌリして、どうなるか見てみようかなと。効けばいいのだけど。 閑話休題 さて、「スポーツと自己啓発思想の関係を探る」の4回目ですけど、昨日までのところで、1960年代末から70年代にかけ、食餌療法中心だった健康志向系自己啓発本のジャンルに、ジョギングやワークアウトなどの「痩身系スポーツ」を指南する本が入り込んできた、というところまで話を進めてきました。 ところで、ジョギングとワークアウトという痩身系スポーツに共通することは何でしょう? (ピスタチオ風に)ぶるるるるるるるるる、ぶんっ! 「勝ち負けがないことーーーですっ!」 そう。勝ち負けがないスポーツ。ここがヒジョーに重要なところ。 アメリカ三大スポーツと言えば、野球・フットボール・バスケットボールの3つ。共通するのはどれも点を競い合い勝ち負けを決めるスポーツであること。もともとね、スポーツっていうのは、勝つか負けるかを競うところに面白味があるわけで、プレーヤー自身はもちろんのこと、ファンの側だって贔屓のチームが勝つか負けるかに一喜一憂してこそのお楽しみであったわけ。 ところが、1960年代くらいから徐々に登場し始めたのが、勝ち負けを決めないスポーツだったんです。これは一体どういうことか? 勝ち負けを決めるスポーツってのは・・・要するに一般社会の縮図であったわけね。強い奴が勝つという意味で。強い奴が勝つ。弱い奴は負ける。強い奴は出世する。弱い奴は出世できない。強い奴は金持ちになる。弱い奴は貧乏のまま。だから、誰もが強い奴になろうと思って、例えば勤務先の会社の中で弱肉強食の争いが起こると。 ま、もちろん、これがアメリカのいいところでもあるわけですよ。 欧州各国とか、江戸時代の日本とかもそうだけど、身分制度があったところでは、出自によって勝ち負けが決まっちゃうんだから。金持ちに生まれたら、一生金持ち。貧乏人に生まれたら、一生貧乏っていう。だけど、アメリカはそういう身分制度を取っ払い、実力さえあれば出自に関係なく出世できた。だから、生まれはアレだけど実力と野心のある奴らはアメリカを目指したんですな。あそこなら、チャンス一つで出自に関係なく夢を叶えられる。それが「アメリカン・ドリーム・オブ・サクセス」というものでありまして。 で、その、いかにもアメリカ的な「強い奴が勝つ」という外連味のない倫理を、ゲームの形に落とし込んだのがアメリカの三大スポーツであったわけでありまして。だから「勝った負けた」というスリルを、アメリカ国民は楽しんだわけですな。だって、もし実生活で負けたら笑ってられないんだから。「スポーツ」という仮想空間の中だからこそ、勝つスリルと負けるスリルの両方を楽しめるのであって、ね。 が! 1960年代に入ると、そういう弱肉強食のアメリカ的倫理をよしとしない連中が出てきた。ヒッピーですね。ヒッピーは、既存のアメリカの弱肉強食の倫理に意を唱え、そういう競争には参加しないよ、と言い出した。 じゃあ、ヒッピーたちの主張ってのは、弱者の倫理なのかっつーと、実はそうではありません。ヒッピーたちは自分たちが弱者だったから、弱いものが負けるゲームには参加しない、と言ったのではないんです。 むしろ逆。ヒッピーたちの親は、どっちかっつーと社会的強者、つまり勝ち組なんですな。高学歴・高収入の人たちだった。ヒッピーってのは、勝ち組の連中の子弟なんですわ。親の敷いたレールの上を歩んでいけばそのまま勝ち組になれる、勝ち組予備軍だった。 だけど、彼らはそのまま自分たちが勝ち組になるのは嫌だと思ったんですな。まあ、余裕があるから、そういうことも言えたわけでありまして。金持ちの人が「いやあ、金が沢山あったって、別に幸せになれるってわけでもないよ」と言っているようなもので。 だけど、とにかくヒッピーたちってのは、そういうことを言い出した人たちではあるのよ。勝ち負けより、愛だろっていう。 で、スポーツの楽しさは享受したいけど、人に勝ちたくはないとなった時に、じゃあ、勝ち負けのないスポーツを作ればいいじゃん、っていう発想が出てくると。 じゃ、勝ち負けのないスポーツって何? ま、ジョギングはその一つですよね? それからワークアウトだってそうだ。 だけどそれだけじゃ面白くないってんで、この時代、新しい「勝ち負けのないスポーツ」がどんどん考案されていく。 例えばフリスビーなんてのはその一つ。それからフラフープね。こういうのがヒッピー的スポーツなんですな。あと、スケボーね。 そうそう、サーフィンもそう。サーフィンなんて、ハワイの人はもっと古くからやっていたかもしれないけど、アメリカのカルチャーになるのは、60年代以降。だってビーチボーイズのヒット曲「サーフィンUSA」は1963年でしょ。あとサーフィン映画の『ビッグ・ウェンズデイ』も制作は78年だけど、物語としては62年の話だからね。サーフィンってのはきわめて60年代的な「競わないスポーツ」なのよ。 サーフィンとか、スケボーとか、最近になってオリンピック種目になっちゃったようで、誰が一番上手いかを競うスポーツになってしまいましたが、それはね、本来これらが楽しまれるようになった経緯から言ったら、もう、堕落としか言いようがありませーん。自己啓発思想研究者として、この点は強く言っておきたい。サーフィンやスケボーをオリンピック種目にするんじゃないっ! これらは勝ち負けがないからこそ、いいんだって! 特にサーフィンはそう。競うべき相手はライバルじゃなく、広大無辺の海じゃないか。 ま、それはともかく、そんな感じで「シェイプアップをしよう」「健康で長生きしよう」っていう自己啓発的な発想の中から出てきたジョギングやワークアウトの流れに、さらに「人と競いたくない」というヒッピー・ムーヴメントの中から出てきた非常に斬新なコンセプトのスポーツである「フリスビー」「フラフープ」「スケボー」「サーフィン」が加わったことで、アメリカのスポーツの中に「競わない系」ジャンルのスポーツが増殖し始めると。 だけど、実はここにもう一つ、別な系統の「競わない系」スポーツが加わるようになるんです。それは何か? その辺のお話しは、また後日。
December 6, 2020
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この前、東京から帰ってくるクルマの中で久々にカーメン・マクレエの『ブック・オブ・バラッズ』を聴いていたんですけど、これは私の愛聴盤で、何度聴いても惚れ惚れしますなぁ・・・。これこれ! ↓ブック・オブ・バラッズ +3 [ カーメン・マクレエ ] で、これがあまりにも良かったので、何となく、ジャズ女性ボーカルをさらに聴きたくなりまして。 だけど、これがね、意外に難しいのよ、選択が。 ニーナ・シモンはどうなんだとか、アニタ・オデイ、ヘレン・メリルはどうなんだとか、いっそカサンドラ・ウィルソンはどうなんだとか、色々選択肢はあるんだけど、どうもイマイチ。サラ・ヴォーン、ペギー・リーも今の気分じゃないし。 で、色々悩んだ挙句、ジュリー・ロンドンはどうかなと。で、早速、買ってみた。これこれ! ↓ジュリー・ロンドン / ジュリー・ロンドン・ベスト [CD] で、早速聴いてみたんだけど、さすがにマクレエと比べちゃうと深みが・・・。でも、声質はまあ、割と好きかも。きれいな人だよね。ま、もうちょっと聴きこんでから最終判断をしたいと思います。 さて、今日は「何となく自己啓発とスポーツの関係について書いてみた」の3回目。 前回まで、食事系自己啓発本の話をしましたが、60年代に入りますと、「いい栄養を摂る」というよりも、「痩せる」という方向に自己啓発本の傾向が変わって参ります。 と言うのも、60年代後半あたりから、食事系自己啓発本の読者層が変わるから。つまりこの時代、40年代後半に生まれた前期ベビーブーマーたちがティーン・エイジャーに、そして結婚適齢期を迎える頃となるので、彼らは正しく栄養を摂るというよりも、いかに痩せて見えるか、スタイル良く見えるかっつーことに気を配るようになるから。 そう、前期ベビーブーマ―こそ60年代の政治の時代をヒッピーとして通過した後、70年代の「Me ジェネレーション」の担い手になるのでありまして、もはや彼らの目には社会は見えてない。自分自身しか見えてないのでありまーす。そういうナルシスト連中にとって、食事系自己啓発本は、もはや良い栄養を摂るためのアドバイスではなく、何を食ったら痩せられるかのアドバイスを求めるためのものとなったのでーす。 例えば1961年にはハーマン・トーラーの『Carories Don't Count』という100万部のベストセラーが出る。多価不飽和脂肪を摂れ、具体的にはサフラワー・オイルを食って体内の脂肪を燃やせっていう話。ただトーラーはその後、食用油メーカーと癒着したりして色々悪さをしたらしく、詐欺罪で有罪になりました。残念!「不法な脂肪」斬り! でも、彼が作った流れはその後も続いていく。 で、次に出たのがアーウィン・マックスウェル・スティルマンとサム・シンクレア・ベイカーの共著になる『The Doctor's Quick Weight Loss Diet』(1967)ね。これも「ウェイト・ロス」って言っちゃっているからね。この本、10年間に550万部行っちゃいました。その他1972年の『Dr. Atkins' Diet Revolution』とか、1975年の『The Save-Your-Life Diet』とか、1976年の『The Last Chance Diet』とか、1978年の『The Complete Scarsdale Medical Diet』など、この手のダイエット本が続きます。最後の『Scarsdale Diet』に至っては3年で650万部のベストセラーだからね、すごい売れ行き。 だけど、痩せるっていうことが70年代のアメリカの一大テーマになった時、食事に気を遣うだけでは限界があります。やっぱり運動しなきゃ・・・。 そう! ここで「運動」というテーマが、アメリカの自己啓発思想史に登場するのでありまーす! 例えばダイエット本でも1978年の『The Pritikin Program for Diet and Exercise』になると、野菜中心の食事+運動、という方針の本であって、ダイエットの他にエクササイズが必要だっていう主張に変わってきているのですけど、この辺りから「運動しなきゃ」っていうのが、アメリカ人にとって脅迫観念となっていくんですな。 で、痩せるための運動と言えば? そう。ジョギングね。ジョギングってのは、1970年代に登場した新しい運動なんですけど、その背後には健康的痩身という狙いがあって、この時代のベビーブーマーたちの野望から出てきた必然だったのでした。 で、そのジョギングを全米に広めたのが、ジェイムズ(ジム)・フィックスの『The Complete Book of Running』(1978)でございます。走ることの楽しさ、メリットを語り尽くしたこの本のおかげで、アメリカの朝の道路は、黙々と走るジョガーたちで埋め尽くされたのでした。もっとも、ジョギングの神様ジム・フィックスは、走りすぎて心臓発作で若くして死亡し、彼の信奉者たちを愕然とさせたのではありますが・・・。 あと、運動系自己啓発本としては他にジム・エヴァロードの『How to Flatten Your Stomach』(1978)が有名で、腹を凹ませなきゃっていうのが、既にこの時代からアメリカ人のテーマになっていたことが分かります。エヴァロードはこのほかにも沢山、シェイプアップ本を書いております。 そして1981年、痩身系運動本の決定版として登場するのが、かの映画女優、ジェーン・フォンダの『Jane Fonda's Workout Book』でございます。これは売れた。ついでにアメリカ中でハイレグ・レオタードが売れた。オリビア・ニュートン=ジョンの「フィジカル」という曲が、なぜ1981年の11月に出て、翌年にかけて大ヒットしたのか、これで分かるでしょ? この年、アメリカではワークアウトでフィジカルを鍛えるのが、女性の魅力アップのポイントだったのよ~。 だけど、自己啓発思想としてのスポーツは、単に「痩せる」と言うことを目的にしていたのではなかったのでした。その辺については、また後日。
December 5, 2020
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筒井康隆氏がそのブログ「笑犬楼大通り 偽文士日碌」の中で絶賛していたので、ジョン・ヒューストンの『王になろうとした男』という本(『アフリカの女王』『マルタの鷹』などで知られる映画監督、ジョン・ヒューストンの自伝)を読み始めたんだけれど、筒井氏の言う通り非常に面白い本で、ゆっくりと嘗めるように読み進めております。師走の忙しい中、忙中閑ありの隙を狙ってちょっとずつ読み進めるには最適ですな。これ、教授のおすすめ!です。これこれ! ↓王になろうとした男 さてさて、昨日からの続きで「何となく自己啓発とスポーツの関係について書いてみる」の2回目を書き進めてみましょう。 昨日のブログの最後に、1950年代半ばに新しい系統の自己啓発本が出た、という話を書きましたが、この新しい系統の自己啓発本とは何かと言いますと、ズバリ、「食事系自己啓発本」です。 その本のタイトルは『Let's Eat Right to Keep Fit』(1954)で、これは450万部の大ベストセラーになりました。書いたのはデイジー・アデル・デイヴィスという女性。彼女にはそれ以前にも『Let's Cook It Right』(1947)とか、『Let's Have Healthy Children』(1951)という本を書いていて、これらがいわば助走となって、54年のベストセラーにつながったと。ちなみに『Let's Have Healthy Children』という本は、妊娠女性や新生児への食事アドバイス本で、既製品は添加物が入っていて危険だから、新生児には母乳がいいよ、ってなことをアドバイスしている点で画期的なものでした。というのも、この本が出た頃のアメリカは粉ミルクが主流で、新生児に母乳を与えているお母さんなんて3割くらいなもんだったんですから(『出産革命のヒロインたち』)。ま、アメリカは今でも子供に母乳を与えることに反対する人は多くて、日本とはちょっと事情が違います。関係ないけど、私が子供の頃なんか、電車内で平気で赤ん坊に母乳を飲ませている若いお母さんが居ましたけどね。懐かしい風景・・・。 とにかくデイヴィスのこの本は、素人向けに食事の重要さを科学的に説明したもの。つまり、美味しいかどうかもさることながら、ビタミン、ミネラル、タンパク質、そういう食物に含まれる栄養素の観点から、こういうものを食えと。そしてその一方で、一般のアメリカ人の食事には塩と砂糖が多すぎるし、野菜には農薬がついているし、そんなジャンクなもん食ってちゃダメだと。そんなもん食っているから、高血圧になり、心臓病になり、がんになるんだと。 つまりデイヴィスは、個々のアメリカ家庭の台所こそが、アメリカ人の健康を改善する基地なんだということを知らしめたわけですな。しかも家庭だけじゃダメなので、例えばPTAに働きかけて学校のカフェテリアを改善しなきゃだめだとか、農家なんて農薬ばっか使うから、自分で食べる野菜や果物は自分ちの裏庭で育てろとか、そんなことまで主張しております。決して大人しい人じゃないのね。そういう意味で、デイヴィスは「好戦的栄養士」のハシリと言われております。タイム誌は1972年に彼女のことを「The High Priestess of Nutrition」(栄養学の高位聖職者)ってな言い方で褒め称えておりますが。 もっともアデル・デイヴィスが1950年代に突然アメリカの栄養学シーンに飛び出してきたというわけでは必ずしもなく、その方面の本は既に1910年代末からちょこちょことは出ておりました。 例えばルル・ハント・ピーターズ の『Diet and Health with Key to the Calories』とかね。この本、1922年から26年までずっとベストセラー・リストに載り続けます。ハードカバー本だけで80万部。「カロリー」(概念自体は1899年からある)っていうものに注目したところが、この本の新しさであり、勝因でした。 ちなみに、この本のタイトル、意味深長でございます。実はこれ、ある本のパクリなのね。その「ある本」というのは、昨日チラッと言及したクリスチャン・サイエンスの創始者、メアリー・ベイカー・エディの主著『Science and Health with Key to the Scriptures』。昨日も言ったように、エディのこの本は「聖書を信じれば、病は治る」っていう感じの本で、健康志向の自己啓発本のハシリでもあったわけですが、ピーターズはそれにあやかったと。ま、あやかると同時に、クリスチャン・サイエンスをおちょくったとも言える。カロリー・ベースの栄養学こそが科学的根拠のある真っ当な健康本の基礎になるであって、聖書ベースの本なんてとても科学的な健康本とは言えないよ、っていう。 さて、ピーターズの本が「カロリー」に注目したとすれば、後続する食事系自己啓発本のトピックとなったのが「ビタミン」でございます。何しろ「ビタミンA」の発見が1913年、「ビタミンC」が1917年、「ビタミンD/E」が1922年というわけで、この頃、ようやくビタミンというものが認識され始めたもので、勢い、そういうことになったと。とにかく、カロリーにしろビタミンにしろ、アメリカでは「栄養学」というものがきわめて1920年代的なトピックであったのは確か。 そして1940年代に入ると、今度は「ミネラル」が食事系自己啓発本の主トピックとなります。きっかけとなったのは、150万部のベストセラー、ビクター・H・リンドラーの『You Are What You Eat』(1940)です。この本は野菜と果物からビタミンとミネラルを摂る、ということを唱導した本なんですけど、その内容もさることながら、本書のタイトル『You Are What You Eat』が目からウロコで、その後、今日に至るまで、この言葉はアメリカの食事系自己啓発思想の常套文句となっているのはご存じの通り。 お次、1950年代を代表する食事系自己啓発本は、ゲイロード・ハウザーの『Look Younger, Live Longer』(1951)で、これは50万部のベストセラー。ゲイロード・ハウザーってのは、名前からも推測されるようにドイツ生まれなんですけど、若い頃、「腰結核」(多分、カリエスのこと?)というのに罹りまして、色々な治療を試みた挙句、1922年にスイスで試した食餌療法でこれが快癒し、以後、食餌療法の伝道師になることを決意するっていう。ちなみに、彼が推奨する食べ物ってのがちょっと変わっていて、ヨーグルトやスキム・ミルク、イースト菌、麦芽、ブラックストラップ糖蜜とか、そういうマニアックな感じ。単純な「野菜」とか、そういうんじゃないんですな。そりゃ野菜だけじゃ、腰結核は治らんか・・・。 だけど、それと同時に彼の本の主張がそれ以前のものと違うのは、「こういうものを日常的に摂取していれば、100歳まで若々しく生きていられる」という感じで、「若々しさを持続する」「高齢まで元気に生きる」というところに重点を置いたところ。食事の先に、良い人生のヴィジョンを置いたところが新しかったわけですな。彼には他に『Eat and Grow Beautiful』(1936)という本もあって、彼の食事系自己啓発本は、初期の頃からそこに重点があったことがわかります。 で、最初に述べたように、こういう様々な食事系自己啓発本が前段階としてあった後に、1950年代半ば、アデル・デイヴィスの時代がやってきたということなわけ。 最初に言ったように、アデル・デイヴィスの最も売れた本のタイトルは『Let's Eat Right to Keep Fit』ですから、これは明らかにゲイロード・ハウザーが作り出した「食事の先に、良い人生があるよ」という系統の本であることは間違いないんですけど、ハウザーがどちらかというと古いタイプの自己啓発本作家というか、「自分自身が病気して苦労して、色々試した挙句これがいいんじゃないかという療法を体得して、その福音を世間の人々と分かち合いました」的な感じなのに対し、デイヴィスの方はもうバリバリ高学歴(カリフォルニア大学バークレー校を出てニューヨークの有名なベルビュー病院とかフォーダム病院とかで経験を積んだ本格派栄養士)ですからね。その辺、やっぱり「新世代」っていう感じがあります。 ところで、アデル・デイヴィス的な、マジもんの栄養学に基づいた新世代の食事系自己啓発本は、1960年代~70年代を通じて、ますます売れ筋になっていきます。というのも、ここで読者の世代が代わるから。 そう、60年代から70年代にかけて、食事というものに気を使い出したのは・・・前期ベビー・ブーマ―だったんでーす。第二次大戦後、すなわち1945年以降に生まれた世代ですけれども、何しろ数が多い。その数が多い連中が、食事というものに気を遣うようになったので、この種の本がどんどん売れるようになるわけ。 しかし、好奇心が強く、しかも「世間」よりも「自分自身」に興味がある「ミー・ジェネレーション」とも重なるベビー・ブーマ―が注目したのは、食事系自己啓発本だけではなかったんですな。つまり、健康になるためには、食事に気を遣う以外にも方法はあると。 そして、ここで健康志向の自己啓発本の中に、「スポーツ」系という新しい分野が登場してくるわけ。 その辺のことについては、また日を改めて書き進めていくことにいたしましょう。
December 4, 2020
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昨夜、小学校時代からの友人Hのおふくろさんが亡くなったという連絡が回ってきまして。 子供の頃のことですから、Hの家に遊びに行けば、おふくろさんにおやつを出してもらったり、時には食事をさせてもらったりしたこともありますし、また互いに行き来する中で、双方の親同士も仲良くなったりするものだから、私の母もHのおふくろさんとは今日に至るまでずっと付き合いがあったわけ。 実はその方のことを、つい数日前に母と話したばかりで、「元気にしているのかしらねえ? 電話しなくちゃと思っているんだけど・・・」なんて言っていたんですが、こんなに早く訃報を聞くことになるとは。 このところ互いに忙しくて、Hと連絡することがあまりなかったんですけど、これを機に久しぶりに電話してみようかな。 さてさて、この師走のくそ忙しくなる時に、私は論文を一本、でっち上げなくてはならないのですが、いきなり白紙の画面から書き始めると筆が滞りがちになるので、よくやるようにこのブログを使ってどんなことを書くつもりか、下書き的に書いていこうかなと。ブログの方が気楽なものでね。ということで、今日はその第1回。あ、テーマは「自己啓発思想とスポーツ」なんですけど。 自己啓発っていうと、立身出世とか、金儲けとか、そういう側面に目が行きがちで、ま、それはそれでいいんですけど、自己啓発にはもう一つ「健康面」についての改善という側面がある。 貧しい暮らしの中で「こんな生活嫌だ! 俺は出世して金持ちになってやる!」って思うことが「自分の暮らしを改善する=自己啓発」になるわけですけど、それと同時に、例えば病気で長く臥せっている時に「こんな暮らしは嫌だ! 俺は健康になってやる!」と思うこともまた「自分の暮らしを改善する=自己啓発」なのでありましてね。 で、実際、アメリカの自己啓発思想の流れの中でも、「自助努力系」ではなく、「引き寄せ系」の思想ってのは、そもそも「健康の改善」から発しています。 つまり「自分は病気ではないと信じれば、あらゆる病気は治る」っていう発想。古くはイエス・キリストの奇跡がそうですけど、そこから出てきた19世紀半ばのフィニアス・クインビー、あるいは彼の弟子で「クリスチャン・サイエンス」を創始したメアリー・ベイカー・エディも、まさに病気を精神力で治すっていうか、「強く健康改善を望めば、健康を引き寄せることができる」という発想でありまして、これがその後のアメリカの自己啓発思想の支柱の一つとなる「引き寄せ系自己啓発」の起源になる。事程左様に「健康面での自己改善」はアメリカの自己啓発思想の原動力の一つであるわけ。 しかし健康回復が根っこにあるという点では、例えばフロイトの精神分析、あれだって元は神経症に起因する体調不良の改善を訴えてくる多くの女性たちを治療する中で出てきたことですからね。だから健康回復への欲求っていうのは、19世紀末から20世紀初頭にかけて登場した様々な文化現象に影響を及ぼしているわけですよ。 さて、アメリカにおける自己啓発思想史の中で、特に「健康面での自己改善」という側面に着目すると、例えば20世紀初頭に活躍したエミール・クーエなんて人のことがクローズアップされてくる。この人は元々フランスの薬剤師だったんですけど、アメリカの通信教育で催眠療法を学び、自分の薬局でそれを実行してみたら患者がどんどん健康になってしまい、それが評判になって世界的に有名になり、アメリカにもわたって大評判になったという。 この人の理論ってのは単純で、人間には意識と無意識の二領域があり、この双方が同じことを考えた時にそれは実現するというもの。例えば船乗りに「顔色が悪いね。あなた、船酔いしているんじゃない?」と言っても、その船乗りは船酔いしません。意識上に船酔いの概念を植え付けても、無意識上では「俺は酔わない」と思っているからね。しかし、一般人に同じことをやると、無意識の上でも「酔うかもしれない」と不安を抱えているところに、意識上に「酔っているんじゃない?」と暗示をかけられるわけだから、すぐに本当に酔ってしまう。 だから、何らかの目に見える現象を自分自身の上に引き起こしたかったら、無意識の領域に、意識的に何かの概念を植え付ければいいわけ。健康になりたければ、まず意識上で「俺は健康だ」と信じ、あとは無意識の領域に「俺は健康だ」という自己暗示をかければいいわけね。そうすれば健康になれます。 で、そうするためにクーエが編み出した標準的自己暗示の標語が「Everyday, in every way, I'm getting better and better.」という奴。これを唱えて無意識に自己暗示をかければ、その人はどんどん健康になるし、それ以外の面でもどんどん暮らし向きが良くなると。 ま、クーエの人気もあって、アメリカ1920年代は空前の「潜在意識ブーム」の時代となり、これがいわゆる「ポップ心理学」の出発点になるわけね。 ってなわけで、メスメル以来の催眠療法に根っこを持つクーエの「自己暗示」も含め、無意識の領域を重視する考え方、そして精神力が実際の現象を引き起こし得るという信念というのは、以後、アメリカの文化・思想史の底流を流れるものとなります。例えば1930年代から冷戦時代にかけてアメリカ政府まで本腰を入れてバックアップした J・B・ラインのサイコキネシス(=念力)研究とか、1960年代のホセ・シルバの『潜在脳力開発法』やマックスウェル・マルツの『サイコ・サイバネティクス』とか、そういうのもみんなこの流れの中にある。もちろん自己啓発本の黄金期でもある30年代~50年代にはナポレオン・ヒルの『思考は実現する』とか、ノーマン・ヴィンセント・ピールの『パワー・オブ・ポジティヴ・シンキング』とか、そういう系の本が出て、以後、強く心に願ったことは実現する、という系統の「引き寄せ系自己啓発本」もじゃんじゃん出ます。マーティン・セリグマンのポジティヴ心理学など、現代まで続くポジティヴ・シンキング・ブームってのは、ここに根っこがある。 でも、この辺になってくると、引き寄せ系の元々の発想であった「健康面での自己改善」というのがちょっと薄れて、立身出世や金儲けの方がターゲットになっていくところがある。健康回復という特殊な願望から発した引き寄せ系自己啓発思想のターゲットが、一般化しちゃったわけですな。こうなってくると、引き寄せ系自己啓発思想と自助努力系の自己啓発思想の差がなくなってしまう。 ところが、1950年代の半ばに入って、別な方向から「健康改善系」の自己啓発本が出てきて、もう一度、健康改善というものが、自己啓発の課題に戻っていくという現象が起こります。では、その新種の自己啓発本とは何か。 これについては、また明日以降に書いていきましょう。
December 3, 2020
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昨日深夜、名古屋に戻って参りました~。 火曜日の夜って、物流業界では何かあるんですかね? まあ東名/新東名はトラックだらけ。SAやPAもトラックが山のように止まっていて、入りきらないトラックが進入路や合流路にまで駐車していて、まあ大変よ。 それはともかく。 実は最近、東名を通る度に買うお土産がありまして・・・ それは何かと申しますと、海老名サービスエリアで売っているロイヤルデリ製品。ロイヤルデリって、知らなかったんですけど、ロイヤルホストの冷凍食品部門なのかな? で、特におすすめなのは、「コスモドリア」という奴。これがね、旨いのよ。これこれ! ↓ロイヤルデリ「コスモドリア」 前回、たまたま海老名に寄って、買って、食べたらすごくおいしかったので、今回もバッチリ買っちゃった。 何が美味しいって、ドリアなのになぜか「栗」が入っているという。これがまさに、茶碗蒸しのギンナン状態で、魔術的に旨い。 これ、別に海老名SAのみならず、ロイホに行けば買えるのだろうと思いますので、興味のある方は是非。教授のおすすめ! です。
December 2, 2020
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姉の代わりに母の面倒を見るのも今日でおしまい。これから夕食を作り、母と一緒に食べてから名古屋に戻ります。 まあ、面倒と言っても食事を作るくらいのものですけど、そこそこ、上手にこなしたんじゃないかな? 材料をなるべく無駄にしない献立作りから、実際の調理に至るまで、結構、いい感じでやり遂げることができました。私もその辺、割とぬかりがないと言うか、そつなくこなしちゃうタイプなのよね~。 母も、ずっと姉と顔を合わせているより、たまに私が来た方が、気が変わってよかったのではないでしょうか・・・なんていうと、姉に怒られちゃうけれども、姉だってしばし息がつけただろうし。 ま、しかし、今はまだ食事の世話で何とかなるけど、この先、寝たきりにでもなったら、たまに私が手助けするくらいじゃ立ち行かなくなるでしょうね。 そういう日がなるべく来ないことを願うけれども、人間、必ず老い続けるものですからね。 っつーわけで、思いは複雑ですけれども、とりあえず今回のミッションはコンプリート。ちょっと肩の荷を下ろした私なのでありました、とさ。
December 1, 2020
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