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ホテルを出て国鉄の駅へ歩きました。
人がほとんどいない広場(首都だぞココ!)
ベレン へ行くのです。
ところでここでとんでもない事件が起きました。
わたしは窓口のおじさんから3人分の切符をまとめて買ったのですが、
お釣りをぼられた
のです。ショック!
ローマでもぼられたことがないのに…。
値段も聞かずに50ユーロを出してしまったわたしも悪いのですが、
何の疑問も抱かずに41,70ユーロのお釣りをもらって
電車に乗ってしまいました。そこで4ちゃんが、
切符は一枚1ユーロ10セントだったことに気付いたのです。
46,70ユーロをもらうべきなのでした。
5ユーロ札まるまるぼられた
のです。
今思い出しても悔しすぎます。
やっぱりポルトガルだめ
かな?と、
前日に続いてちょっとマイナスイメージに。
ベレンでは大統領官邸だか首相官邸だかの建物の前でやっていた
軍隊のパレード
をふらっと見て、
左端の子、カメラ目線?
ジェロニモス修道院
へ行きました。
大航海時代の元気なポルトガル
の姿をしのぶことができます。
この間上の階からのぞいただけの教会内部を
ゆっくりと見ることができました。
ここにはなんとあの ヴァスコ・ダ・ガマ
の棺があります。
日曜日は2時までに入ると無料
なので、
ゴージャスな回廊もゆっくり見てきました。
ぽかぽか晴天だったのでのんびり日向ぼっこをしてきました。
修道院のよこっちょには 国立考古学博物館
があり、
これも無料で入場できたので入ってきました。
これだけ素晴らしいものを無料で見せているのに
あんまりお客さんがいないというのも
ポルトガル旅行の魅力の一つだと思います。
15番の路面電車
に乗って一つ先のアルジェス駅へ行きました。
住宅街を通り抜けていきます。
目指すは カスカイス駅
です。
ここからはさっきぼられたのを取り返すために
無賃乗車
してやりました。
これで元は取れていることと思いますが、
検札っぽい人が来ないかと少しびくびくしたことを白状します。
カスカイスでは駅前のショッピングセンターがイカシてます。
シネコンも併設していて上階にはフードコートも。
地下がバスターミナルになっており、
ここから ロカ岬行きのバス
に乗ります。
カスカイスには昨年まで、知り合いのAYAPAPAさんが住んでいました。
わたしは本当に気に入りました。
リスボンに住んでこの町に働きに来ようと考えたほどです。
ロカ岬も大好きな場所。
1年以内にこの場に2度も来られるとは思ってもみませんでした。
バスは住宅街を通り、それが少し山道のようになります。
乗客はわたしたちの他に
ロカ岬に行くと思われる英語ネイティヴカップル1組、
あとはすべて地元の人です。
おばあちゃん、ホームレスのおじさん、
アフリカ人の男の子、南米系の女の子、
そして後ろに若い男の子2人のみ。
このメンバーがこのあと とんでもない長旅
に巻き込まれることになるのですが、
それは悠々とバスに乗り込んだ時点では誰もが想像だにしませんでした。
通常なら ロカ岬までは30分
で着くはず、
でしたが、途中で 検問
らしきものにあい、
交通警官と運転手がやたらと長い間話し合っています。
なんだなんだ?
他の乗用車たちは検問を通って
そのまま真っ直ぐ突き進む者あり、迂回する者ありで、
何事かさっぱり分かりません。
そのうちバスはなんとそのいずれでもなく、
Uターン
しはじめたのでした。
おそらく日本から来た観光客ならここでびびってしまうのでしょうが、
スト天国理不尽帝国ローマ
から来たわたしたちですから
「なんだろねー、今日までに着くかねー」という構え。
後ろに座っていた2人の男の子は
この先に住んでいる ルーマニア人
で、
ポルトガル語ができるので英語も交えて事情を説明してくれました。
あのポイントの先でカーニバルのパーティーがあって
通行止め
ということなのです。
ルーマニア語はイタリア語、ポルトガル語と同じく
ラテン語からきたものなので、
彼らにはスペイン語混じりのイタリア語で話すと
だいたい理解してもらえました。
わたしはお得意の「ありがとう」「こんにちは」「さようなら」を
ルーマニア語で言ってみました。
残念ながらそれしか知りません。
でも、日本人が町なかで
「ナカタ」とか「コンニチハ」とか声をかけられるよりは、
ルーマニア人がイタリアから来た東洋人の観光客に
「ムルツメスク」
とか言われることの方がびっくりすると思います。
心なしか彼らも嬉しそうでした。
とまあ、ボーイハントはさておき、数十分走ったところで、
今度は誰も通らないような山道でいきなり交通渋滞にはまりました。
普段交通量ゼロであろう山道に二重駐車がなされている上、
対向車の列も途切れず、
バスが通ることができません。
どうやらこのあたりがそのカーニバルのパーティー開催地なのでした。
怪しい仮装をした人
たちや家族連れたちが
どんどん車を降りて歩いていきます。
ここでバスは数十分停車、足止めを喰らいました。
こんなこと前から分かっていただろうに、
果たして他に解決法はなかったのだろうか、とわたしたちは思いましたが、
行き当たりばったりの国
ですからそんなことどうでもいいのでしょう。
そういうところはある意味好きですが、
それはただ単に旅行中だからだったかもしれません。
ロカ岬に着いたのはカスカイス駅を出てから1時間10分を過ぎた頃でした。

ロカ岬やっぱりいいわー。
地球が丸く見える
の。
あとは何も言うことないの。
帰りのバスももちろんなかなか来ず、
事情を知らない人々は
「何で時間通りに来ないのかねーやっぱりポルトガルだねー」くらいに
思っていたのかもしれません。
待合室で待っているとカスカイス駅行きではなく、
シントラ駅
行きのバスが来たので、
そっちに乗りました。
シントラからもリスボン市内への電車が出ているのです。
夕飯はホテルに近いところでとることにしました。
『地球の歩き方』に載っていた
BOM APETITE
(Travessa da Glória, 20)というところです。
前日食べたところと違って観光客が多い食堂でしたが、
家族経営で、店先で焼いている魚もおいしそうだったので入りました。
スープ
と 海の幸のリゾット
と いかのグリル
を頼みました。
他にも白身魚を一皿注文しようとしたのですが、
ご主人である 斉藤洋介さん
(もちろん似ているだけ)が拙い英語で、
「君タチ3人ダケデショウカ?ソレデハ多スギマス」と
親切にも少な目に頼むよう忠告してくれたのです。
その後のわたしたちにしてみれば、
それは大きなお世話
で、
「まだまだ食べられたよね」と文句を言いつつ
デザートを注文する羽目になったのですが、
この斉藤洋介さんがあまりにもいい人だったのと、
普通の日本人の女の子は食が細い
という現実に免じて許すことにします。
このあと4ちゃんが、疲労と酔いと
お風呂の中で踊った
せいでげろってしまったのですが、
これも彼女の若さに免じて許すことにします。
年寄りは寝ます。
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