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“内田百間”評価:★★★☆☆ ちくま日本文学第一巻。いや~買っちゃいましたよ、日本文学全集。全30巻です。今年の11月に1-6巻が一気に刊行。7巻以降は来年の1月から毎月二巻ずつ順次刊行予定。なので、今てもとにあるのは6巻まで。内田百間は記念すべき第一巻目。内容はというと・・・うーん(;-_-;) 文学作品って基本的にわかりにくかったりしませんか?そういう点でこれも例に漏れず。幻想的な話が多くて何が言いたいのかわからないことも多かったです。ただ、文学作品は内容がおもしろいかどうかというより、それを読むことにより、当時の日本の文化や世相、そういうものを感じられるところが醍醐味なんだと思います。言葉遣いや言い回しもとても綺麗だったりして、そういうところも読んでてとてもおもしろいです。ってなわけで、全巻制覇頑張ります(*^m^*) 補足:内田百間の“間”は、正式には門構えに月ですが、機種依存文字のため、“間”と書きました。悪しからず。=== 215冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月31日

こんばんは(*^m^*)いよいよ2007年も大詰めですねーー。一年たつのはホント早いもんです。そういや、一日が短く一年が長く感じるのが若者で、一日が長く一年が短く感じるのは年寄りなんだと聞いたことがあります。その法則に従うと私は・・・orzゴホンッ(咳払いの音)。気を取り直して!!(笑)さて本題。hina maxさんの企画にのっかって、今年私が読んだ本の中で特によかったものを、数ジャンルにわけて発表したいと思います♪(*´ー`) ちなみに、ランキングではありませんので、一番上に書かれたものがベスト1だとかいうことは全くありません。 【フィクション】『警官の血 上』、『警官の血 下』 by 佐々木譲『犯人に告ぐ 上』、『犯人に告ぐ 下』 by 雫井脩介『隠蔽捜査』、『果断 隠蔽捜査2』 by 今野敏『殺戮にいたる病』 by 我孫子武丸『噂』 by 荻原浩 『慟哭』 by 貫井徳郎 『無間人形』 by 大沢在昌『定年ゴジラ』 by 重松清 【愛しのキャラたち】亜愛一郎 ----- 登場作品:『亜愛一郎の狼狽』、『亜愛一郎の転倒』、『亜愛一郎の逃亡』黒星光 ----- 登場作品:『猿島館の殺人』、『鬼面村の殺人』など他多数。水乃サトル ----- 登場作品:『諏訪湖マジック』、『軽井沢マジック』など他多数。火村英生 ----- 登場作品:『46番目の密室』、『ダリの繭』など他多数。鮫島警部----- 登場作品:『屍蘭』、『無間人形』など他多数。冴木隆----- 登場作品:『アルバイト探偵』、『女王陛下のアルバイト探偵』など他多数。竜崎伸也----- 登場作品:『隠蔽捜査』、『果断 隠蔽捜査2』 【私にはどうも・・・(;-_-;) 】『フリッカー式』 by 佐藤友哉『名のない男』 by 大藪春彦 【ノンフィクション】『梅干と日本刀』 by 樋口清之『日本を呪縛する「反日」歴史認識の大嘘』 by 黄文雄『朝日新聞の大研究』 by 古森義久、井沢元彦、稲垣武『朝日新聞の正義』 by 井沢元彦、小林よしのり『日本よ、勁き国となれ』 by 櫻井よしこ 【新書】『なぜ夜に爪を切ってはいけないのか』 by 北山哲 『偽装国家』 by 勝谷誠彦『「ニッポン社会」入門』 by コリン・ジョイス『個人情報「過」保護が日本を破壊する』 by 青柳武彦『欲ばり過ぎるニッポンの教育』 by 刈谷剛彦、増田ユリヤ 以上。こんな感じになりましたーー(’-’*) 他にもおもしろかった作品はたくさんあったんですが(鮫シリーズや、アルバイト探偵シリーズは全部列挙したかった(笑))キリがないので(;^ω^A この企画、一年を振り返るのにもうってつけですね(*^m^*)是非来年もやりましょう!!では、みなさん良い年末を♪(と言っても更新は今年いっぱいしますよーー★) ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月29日

“暗い宿”評価:★★★★☆ ミステリー短編集。全4話。火村&作家有栖シリーズ。飽きない、ダレない、おもしろいっ!!いいですねーー今回も。有栖が事件の真相を突き止める話や、火村が殺人犯とおぼしき男に襲われて窮地に陥る話など、様々なお話が4話♪どれもこれもおもしろいんですが、一番好きだったのは『201号室の災厄』ですね。これはめちゃくちゃおもしろいし、最後はあっと驚く展開です。このシリーズに限らず、有栖川作品はどれも軽妙洒脱な会話やセリフが散在していてそこが一番好きなとこです(*´▽`*) 今回もクスリとしてしまう会話や、「わぉ!!」と思わずうなってしまうような洒落たセリフなどたくさんありましたーー(*^m^*) もちろん、主眼である謎解きは言うまでもなくすんばらしいものです。天才有栖川有栖巨匠(*´ー`) もうあなたから離れられません(笑)あぁーーでもこれで手持ちの有栖川本は読んでしまったかな?あと残っているのはアンソロジーだけかも。ん・・・来年は残りの未読有栖川作品を買いあさり、有栖全作品制覇を達成しようと思います(笑)=== 214冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月29日

“ラッシュライフ”評価:★★★★☆ 長編。--- 梗概 -------------泥棒男、精神科女医、リストラ無職親父、神を盲信する青年・・・。全くの他人であり、おそらくお互いに知り合うこともないままおわっていくであろう男女四人。彼らと彼らをとりまく人々の人生が、運命なのか神のいたずらなのか、本人の知らぬところで交錯するとき、彼らの人生は少しずつ変わっていく・・・。そんな彼らの行く先とは・・・?----------------------初めて読みました、伊坂幸太郎さん。ずっと前から気になってはいたんですが、なんとなく私には合わない予感がして、結局手を出せずに来ました。そんでこれを読んでみて、途中でちょっとダレてきて「やはり勘はあたったか!?」と思いましたが、最後まで読んでみたら勘が外れたことがわかりました。おもしろかった。この作品はすごいです。よくここまでうまく四人+αの人生を絡められたな~と、その手腕に驚きです。奥田英朗さんの『ララピポ』みたいな感じですかね?正直に言えば、私は奥田さんのララピポのように、とことん救いようのない負け犬人生物語のが好みだったりします(笑)『ラッシュライフ』はなんだかんだでハッピーエンドなんですよねーー。いや、それはそれでいいんですけど、きれいごとや理想論を抜きにとことん落ちていく物語の方がリアルでおもしろかったりします(*^m^*) 最後まで読んでようやく、最初のページにエッシャーの絵がのっていた意味が分かりますよ~。『騙し絵』か。なるほどね~こってます。とはいうものの、最後の最後でどんでん返しがあるわけではなく、読み進めるごとに一つ一つパズルははまっていき、最後にラストワンピースがはまって物語が終わります。初めて伊坂さん読みましたが、作品に滲み出ている感性は好きかも。例えば、P217より。「(略)『オリジナルな生き方なんてできるわけがない』私にそう言った」「世の中にはルートばかりが溢れている、とね。そう言ったよ。人生という道には、標識と地図ばかりがあるのだ、と。道をはずれるための道まである。森に入っても標識は立っている。自分を見詰め直すために旅に出るのであれば、そのための本だってある。浮浪者になるためのルートだって用意されている」すごくよくわかります。『サラリーマンにはなりたくねー』と歌ったのは確か尾崎豊さんだったでしょうか?(余談ですが、中学時代にすでに亡くなって“神”のようになっていた尾崎さんにハマった時期があります(;^ω^A )そういってサラリーマンにならずに夢を追い続けるのだって、伊坂さんのいうところの「道をはずれるための道」にしかすぎないんでしょうね。『個性』とか『オンリーワン』とか言うのも所詮誰かがつくった道であり、『道のない道』もそれはまたそういう道であり・・・。ん~考え出すと哲学しちゃいますね(;^ω^A ぐちゃぐちゃ書きましたが、何を言いたいかといいますと、とどのつまり、伊坂さんの他作品も読んでみます!!ってことです(笑)=== 213冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月28日

“THE CHAT Ver2.1”評価:★★★★☆ ミステリーホラー長編。--- 梗概 -------------大手電気店に勤める土田は、これから仕事に必要になるだろうと考えパソコンを購入。タイプ練習にもなるしと気軽な気持ちでチャットを始める。そこで5人の男女と仲良くなりオフ会をやることになった。そして、メンバーとの対面を果たし、楽しい飲み会に。さらには、そこで知り合ったチャット仲間の女性と付き合うことになった。それなりに楽しく日々を送っていた土田に暗雲が・・・。なんとチャット仲間が、“インターネットの亡霊”を名乗る何者かに次々と凄惨な方法で殺されていくのだ!!次に狙われるのは誰なのか?犯人の目的は?犯人探しをする過程で明らかになるチャット仲間の秘密・・・。土田を待ち受ける衝撃の結末とは!?----------------------以前読んだ『THE CHAT』の続編です。よかった・・・orzほんとによかった・・・orz、太陽が昇っている間に読んで!!こんなの夜中に読んでたらまともな状態で朝を迎えられるかどうか疑問だもん(笑)そんくらい怖いです。私自身までインターネットの亡霊に監視されてるんじゃないかとさえ思えてくる(((p(>o<)q))) いやぁぁぁ前回読んだのがもう一年ちょっと前なので、細かいことは忘れてしまっていたんですが、前作と繋がってるので、連続して読むほうがよりお勧めです。今回もちゃんと犯人がいますよ~単なるオカルトホラーじゃございません。ホラーでありながらミステリーでもある。コワおもしろいです(*^m^*) ただ、もういいかな~このパターン。って気がしないでもない。結局ラストは同じバッドエンディングですし。映画でいうと『ラストサマー』や『ソウ』のような感じか?もういいや、とか言いながら続編出たらきっと読んじゃうんだろうな~(笑)私のこの考えは続編(あるならば)のおもしろさによってすぐに覆るかも?(笑)=== 212冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月27日

“ザ・ベスト・オブ・サキ 2”評価:★★★★☆ 短篇集。全42話。めっちゃ好きです。おもしろいです。阿刀田高さんみたい。ブラックユーモアたっぷりで、皮肉がきいてて、ウィットに富んでて・・・。世の中を皮肉った見方をしてるサキ。そこがなんとも絶妙。人間観察力がすごいですよね~。あぁ~ホント好き!!(*´▽`*)ホントにホントに天才ですね。サキの天才ぶりは、解説に書かれていたものを紹介すればその一端は垣間見えるはず。ってなわけで解説より。 「サキの短篇の傑作は今日でも、どんな作家の傑作短篇より傑出している。」-----ロアルド・ダール「サキが模倣した作家はいない。また、サキを模倣して成功した作家もない」-----ロバートスン・デイヴィス「泊まり客の枕もとに、O・ヘンリかサキか、あるいはその両方を出しておくようでなくては、一人前の主婦とはいえない」-----E・V・ルーカス などなど。サキを褒めたたえた著名人は数知れず。そしてまた、サキの作品を読めばこれらの賞賛が追従でも過褒でもないことが実感できます♪解説には、サキの短篇は一気に読まずに一編ずつ読むのがいい。みたいなことも紹介されてましたが、その通りだと思います。なぜなら、一編読むごとにその世界の余韻にひたってしまうから。一話自体がたった8ページ前後にもかかわらず内容はとても濃いーー。なので、毎日大事に一編ずつ読むのがちょうどいい(*´ー`)といいつつ、つい一気読みしてしまった嗜みしらずの私です(笑)ちなみに、『ザ・ベスト・オブ・サキ』は全二巻です。私がこの二冊を買ったのが去年の夏頃。にもかかわらず、今すでに1は在庫切れのようです。入手が困難みたい。こういうことがあるから、ついつい欲しい本があると未読本があっても買うのをやめられないんですよね・・・今年に入ってから買った本でも、今すでに在庫切れになってるもの多数あったりします。やはり欲しい本は我慢するべきでないなと、未読本を増やし続ける自分に免罪符を与えるきっかけになった本でもありますね~(笑)でも、2はまだ買えるみたいですので、是非読んでみて下さい!!『サキ短篇集』もいいですが、これはちょいと訳が古すぎて読みにくいです。サキ読むならお勧めはやはり『ザ・ベスト・オブ・サキ』ですねっ(*^m^*)=== 211冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月27日

“退職刑事 2”評価:★★★★☆ ミステリー短編集。全7話。--- 梗概 -------------元刑事の父を持つ主人公。彼は、五人いる兄弟の中で唯一父と同じ職業、すなわち刑事となった。そんな彼の所へ、時折遊びにくる父。さりげなく今息子が抱えている難事件を聞き出し、独自に推理を働かせる。さながら安楽椅子探偵のように・・・。----------------------梗概は『退職刑事 1』に書いたものをコピペしました←ずる(笑)やっぱおもしろいですね、このシリーズ。以前も書きましたが、私は安楽椅子探偵ものが大好きなのです。阿刀田さんの『Aサイズ殺人事件』、有栖川有栖さんの『山伏地蔵坊の放浪』なんかも好きですし♪(ちょうど解説でもこの二作品が紹介されてましたよ~♪)まだ読んではいませんが、オルツィの『隅の老人の事件簿』や、ヤッフェの『ママは何でも知っている』など、海外の安楽椅子探偵ものも気になってます(*^m^*)他にもお勧め作品あったら教えてくださいねーー(*´▽`*)・・・って、本の内容にほとんど触れてない(笑)このシリーズはパターンがあって、奇怪な事件が起こり、頭を悩ませた息子が元刑事の父に相談して解決。って形なんですが、まーー飽きない。どれもこれもおもしろくって。普通同じ型だと冗長気味になるんですが、これはないですねーー。父親のキャラもいい。刑事を退職した後も元刑事の血がさわぐのか、事件に首を突っ込みたくて仕方ない父。彼は五男の家庭に遊びにやってきて、その実事件を聞かせて欲しくて仕方ない(笑)そんな態度におもわず頬がゆるんでしまう(笑)かわいいとこもある退職刑事なのです。全6巻かな?これからもぽつぽつ続きを読んでいこうと思います(*´ー`) === 220冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月26日

“鼻”評価:★★★☆☆ ホラー短編集。全3話。曽根圭介さんといえば、今年『沈底魚』で江戸川乱歩賞を受賞されたことが一番印象深いできごとですよね♪彼の出版されている作品はまだ沈底魚一冊のみで、ハードカバーだしと二の足を踏んでいたところ、母がたまたま「おもしろそうなホラーみつけたで~♪」と嬉々として買ってきたのがこれでした(*^m^*)私が『沈底魚』に二の足踏んでる間に出版されたようです(笑)ってなわけで、初曽根作品は『鼻』。なるほど~こういうホラーを書かれるんですね。沈底魚の方は警察公安ものらしいのですが、こっちはホラー。全く趣が違う。そういえば、両方同じ作家が書いたとは思えない!!ってのが売り文句になってましたね。おもしろいです。世の中を斜に構えてみてる感じ。風刺要素もあり。日常生活の澱を巧妙なメタファーでホラーとして描き出す。すごいですね。才能が漲っている感じ!!・・・と絶賛しておきながら評価が高くないのは、個人的な理由。実は私、ホラーはあまり好きではないのです(笑)それだけの話。だから、ホラー好きにはたまらないおもしろさだと思います(*^m^*) それにしても、曽根さんっておもしろい経歴の持ち主ですね~。受賞会見を聞いたときもおもしろい人だと思ったんですが、解説読んでさらにその感を深めました(笑)どんな経歴なの~!?と気になる方、沈底魚を読むか、鼻の解説を読むか、読売新聞のサイトを参照するかしてください(笑) 全く関係ないのですが、最近ちゃんとした出版社から出版されている本の文法の間違いが気になります。もちろん、私は日本語の達人ではてんでありませんので、このブログでも間違った言葉使うことは多々あると思います。でも、まがりなりにもきちんと何人もが目を通して出版された本に、『ら抜き』や『さ入れ』、言葉の誤用があるのはどうも気になる(;-_-;) そりゃ言葉は変わっていくものだから、それはそれでいいんだろうけど、今のところまだ誤用だとされているならば、正しい言葉を使ってほしいかも。・・・僭越なのは百も承知ですが、最近読む本でやけに間違いが目に付くのでついつい書いちゃいました(^~^;)ゞ・・・なんか、お嫁さんの掃除の仕方にケチを付ける姑のようなこと書いてるな~!!「○○さん!!この角に埃が!!ふっ(←指についた埃を吹く音)」みたいな感じ?(笑)=== 219冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月26日

“谷崎潤一郎犯罪小説集”評価:★★★☆☆ 短編集。全4話。そっか。“犯罪”小説集だったか~orz勝手に“探偵”小説集と思いこんで読んでました(;^ω^A 途中でどうも探偵は出てこないしと不思議に思ってよくよく考えると・・・なるほど、犯罪小説ね。どれもほぉ~ってな感じで特筆すべき感想もなかったかな~~ヽ(´~`;)ただ、谷崎潤一郎って、文豪というイメージが強かっただけに、この手の話も書かれてるってことがひどく印象深かったです(*^m^*) === 218目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★ ---雑記---------------------------------------あーーーめちゃくちゃ久しぶりの更新です。なぜこんなに滞ってたのか?実は・・・フィリップが!!フィリップのせいなんです!!フィリップとは別に彼氏の名前なわけでもなく(笑)先回読んだ本『ジェノサイドの丘』の作者名です(笑)ジェノサイドの下巻を読んでるんですが、全く読み進められない・・・かといって上巻読んだだけで放り出すことも個人的にできず、毎日下巻とにらめっこ。読んでは挫折の繰り返しで一進一退。結局二週間近くねばりましたがまだ読み終えることもできず、最終的に主義をひんまげて下巻を読了せぬまま放置し、谷崎潤一郎本に手をだした次第です(笑)いや~一冊の本にここまで手こずるとは・・・やられました(´~`ヾ) でもなんとか下巻も読み終えようと思います。他の本読む合間に(笑)ってなわけで、今日からはしばらく更新停滞することもないと思いますので、よろしくお付き合いのほど(*^m^*) 追伸:遅ればせながら更新が滞ってた間に頂戴したコメントに返信させていただきました。コメントいただいてたのに返信が遅れてごめんなさいm(。-_-。)m
2007年12月23日

“ジェノサイドの丘 上”評価:★★★☆☆ 1994年に起こったルワンダでの大虐殺についてのルポ。映画『ホテル・ルワンダ』を観て(この映画は個人的にはいくつか不満点がありましたが・・・)ルワンダで一体何があったのか、詳細を知りたくなり購入したのがこの本でした。老婆心ながら大枠を説明すれば、ルワンダでは長い間多数派であるフツ族と、少数派であるツチ族が争いを繰り返してきていました。そして、クーデターにより長年にわたるツチ族支配からフツ族支配へ変わってからフツ族のツチ族に対する虐殺が度々起こります。そしてその結果、1994年のナチスのホロコースト時の死亡率を越す大虐殺にいたりました。 ルワンダでの大虐殺は凄惨を極めるものですね。山刃などの原始的な武器で次々とツチ族を虐殺していく。百日間で85万人のツチ族が殺され、最終的には100万人が殺されたそうです。(この数字には疑義を呈する学者もいるようです。)こんな世界史上稀に見るジェノサイドであるにもかかわらず、映画を観るまで私は全く知りませんでした。世界中が無関心であったことや、ルワンダが隠蔽・瞞着したこともこの大虐殺が世界の人々にほとんど知らされなかった一因としてあるようです。映画『ホテルルワンダ』ですが、ここではツチ族視点で物語りが進み、なぜツチ族が虐殺されるにいたったのかなど、詳しいことは語られていませんでした。しかし、この本を読むと映画を観た後とは少し違った感想が出てきました。映画はあまりにもツチ族が被害者であり、無辜の民のように描かれていたように感じ、そういう意味では公平性を欠き、そこがひいてはさらなる民族対立を助長したりするのかも、と思ったり。もちろん、ジェノサイドを肯定しているわけではありません。どんな理由があれど許されることじゃない。ただ、ツチ族を可哀想な被害民族、フツ族を残虐非道な民族と描くだけでは、この紛争の解決には全くならないんだと思いました。ジェノサイドという残虐な行為があったということは世界中が知るべきなんだけれども、単に「こんなひどいことがあったよ!!ツチ族可哀想!!フツ族サイテーー!!」ってなことを言うだけでは結局何も変わらないんだと思います。ただただ被害者数をあげて残虐さを吹聴するだけではダメで、それがなぜ起こったか、紛争の根底にあるのは何なのか?そういったことを考えることこそが真の平和に繋がる一歩になるはずなんじゃないかな?・・・とまーーエラそうな講釈述べましたが、この本、後半は斜め読みしちゃいました(;^ω^A そもそも、一冊読み終えるのに3日以上かかってたりします。内容は興味深いことばかりだし、知りたかった情報が満載なんですが、いかんせん訳が・・・下手とかじゃなく、私は英語を日本語に訳した書物が基本的に苦手なんです。独特の文体になるでしょう?あれがどうも・・・。でも、内容は濃いしとても勉強になるので、気合いが抜群で集中力がみなぎっているときにでも再読してみますね。上巻はグダグダでしたが、せめて下巻ぐらいは腰を据えて読んでみます(笑)=== 217目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月10日

“幻想運河”評価:★★★☆☆ 長編。--- 梗概 -------------シナリオライターを目指しつつ、世界中を放浪している恭司。彼はここ数ヶ月はオランダアムステルダムを気に入り、しばらく滞在することにしていた。長くなる滞在期間の中で日本人や地元の知り合いもできそこそこ楽しく過ごしている。そんな時、仲良くしていた日本人男性の一人がバラバラ遺体となって発見される。彼はなぜ殺されたのか?そしてなぜバラバラにされ運河に遺体をばら撒かれたのか?奇怪な殺人事件に期せずして巻き込まれた恭司は・・・!?----------------------ほほぅ~。タイトル通り。まさに“幻想”的なお話。今までの有栖川作品とはテイストがことなり、ミステリーとは言いがたい感じです。これはこれでおもしろい。ただ、ミステリーだと思って読んでいただけに、ホワイダニットが最後まではっきりしなかったあたりがちょっと不満かな?でも、ストーリー自体は異国の雰囲気が滲み出ていて、読んでても楽しかったです。オランダ雑学もたくさん知れましたし(*^m^*) 有栖川作品、これまでたくさん読んできましたが、手元にあるのはアンソロジーを除けば『暗い宿』一作を残すのみ。ん~寂しいーーー(;o;_;)o === 216冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月06日

“変身”評価:★★★★☆ 長編。--- 梗概 -------------成瀬純一は、偶然訪れた不動産屋で強盗事件に巻き込まれる。その際に、逃げだそうとして犯人に撃たれそうになった少女を自分の身を挺して助けた。銃弾は成瀬の頭を直撃し、彼は死んだかに思われた。しかし、彼は脳移植手術を受け見事に生還。世界初の脳移植成功に、世界中が乱舞した。成瀬は無事に社会復帰を果たし、今までの生活が戻ってきたかに見えた。しかし、日に日に自分が自分でなくなっていくような感覚が芽生え始める。事件前は愛しくてしかたなかった恋人への愛がさめ始め、趣味であった絵もかけなくなってくる。その一方で、以前は惹かれなかったであろうタイプの女性を好きになり、それまでは全く不得手だった音楽の分野で才能を発揮し始める。この変化の原因は脳のドナーの記憶によるものなのか?しだいに元の自分を失っていく成瀬の行きつく先は・・・?----------------------ミステリーではないです。テーマは『脳移植』。主人公は脳の一部を移植され、しだいに自分を失っていきます。そのかわりに、以前の脳の持ち主が彼を支配し始めるのです。おもしろいです。示唆に富む作品ですね。人間の心とは?とか、脳移植をされた人間は、果たして元の人間と同一であると言えるのか?とか、様々なテーマが盛り込まれてます。いや~素晴らしい。主人公の元々の人格が、以前の持ち主の人格に蚕食されていく過程の描写が絶妙です。めちゃくちゃ上手い。すっかりお話に引き込まれてしまってました。そして、色々と考えさせられますね。人間の心ってどこなんだろう?もしそれが脳そのものなのだとすれば、他人の脳を例え一部分でも移植してしまえばそれはもう元の人間と完全に同一であるとは言えないのではないか?現時点では脳移植は行われていないし、また、行う技術があるのかどうかは知りません。でも、肝臓や腎臓、肺、心臓等を移植された人の中には、移植前の自分ではない他の誰かの記憶がふと甦ったり、性格が変わってしまったりといった症状を訴える方も少なくないとか。ん・・・もし実際に脳移植をできるようになり、それが行われたとき、外見はAさんでも、脳はBさんということになるわけですよね?そうすると、その人物はAさんなのか、Bさんなのか・・・、それとももはやどちらでもないのか?( ̄~ ̄;) ウーン 難しい問題ですね。この作品、読んでてとても惹き付けられましたし、話にのめりこめました。それに、めちゃくちゃ脳味噌フル回転で人間とは?心とは?と、哲学的なことにまで思考が及び、読み終えた後は思索に耽っちゃいましたねーー(;^ω^Aラストはバッドエンディングと言えるかもしれませんが、読後感が悪いというわけではないのでご安心を♪(私はバッドエンディングは後味悪くて好きじゃないですが、これは別格!!)=== 215冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年12月04日

“宿命”評価:★★★★☆ ミステリー長編。--- 梗概 -------------和倉勇作にとって瓜生晃彦はずっと宿敵だった。彼の人生は常に瓜生の影がつきまとってきた。そして、二人とも同じ大学の医学部を目指していることから、彼らの宿敵関係はずっと続くかに思われた。しかし、和倉は受験の際父が倒れ、医学部進学を断念。さらには、真剣に愛していた女性とも別れ、孤独に警察官の道を歩むことになった。一方瓜生は医者の道へ。二人の人生はもう交錯することはないはずだった。しかし、それから十数年後、和倉の管轄内で発生した殺人事件の関係者として瓜生家が浮かび上がる。予期せぬ再会に驚きを隠せない二人。そしてさらに勇作を驚かせたのは、瓜生の妻となっていたのが、苦渋の思いで別れを決断した、かつて愛した女性であることだった。一度は止まっていた運命の歯車が、十数年の時を経て再び動き始める・・・!!----------------------かふっ( ̄~ ̄;) なんとなく切ないです。暗愁漂うというか。ミステリーでありながら、運命の皮肉を巧妙に描いた作品でもあり。さすがというかなんというか・・・天才ですね(*´ー`) おもしろいです。謎解きよりも、そのストーリー性にものすごく惹き付けられます。人間の因果といいますか。そういうものが描き抜かれてます。いいですね。東野作品を初期から読み進めてるんですが、どれもこれもミステリーとしてでなくとも楽しめるものばかり。でもちゃんとミステリーにもなってるし・・・。見事としかいいようがないですねーー。謎解きにのみ重点を置いた本格ものも好きですが、こういうのも好きです♪さぁ~東野制覇に向けてがつがつ読んでくぞーー(笑)=== 214冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★ ---雑記---------------------------------------いや~思ったよりバイオが手間取りまして、予想よりも更新が遅れました(;^ω^A 最後の最後まできてるのにそこがなかなかクリアできず怒り狂ってましたね(笑)そしてつくづく思いました。Wiiリモコンにストラップは必要だと。(ストラップちゃんとはめてなかったら絶対リモコン投げてたもん(笑))・・・任天堂はそういう暴挙を予測してストラップつけたんじゃないだろうけどさっ(笑)何はともあれ、一応クリアはできましたので、今日から再び毎日更新目標に(いっつも目標止まりだな・・・)更新続けていきますので、よろしくお願いいたします♪
2007年12月02日
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