ねこまんまねこの日記

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2015.09.06
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カテゴリ: 絵画・拓本・収集

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ナザレの女、という題がついている。
知り合いの若い画商から鈴木マサハルの6号の絵を買った。
ナザレ というと 、ナザレのイエス から、現在のイスラエルのナザレを連想してしまうが、鈴木マサハル氏がイスラエルに遊学した記録はない。それにイスラエルのナザレは、海の近くではないからこの絵の画面のような海岸線はないだろう。
この絵の ナザレ とはポルトガルの銀海岸に面した小さな町で避暑地、の ナザレ ではないだろうか?
ポルトガルのナザレ ならば、この絵に描かれているような漁民が作る女性の民族衣装のようなものも、かつては名産品だったという。
鈴木マサハル氏はフランスのニースやサントロペなどの南仏やイタリア各地を題材にしたが、ポルトガルも訪問したのだろう。

あまり人物が前面に描かれない鈴木氏の画風の中で、女性、そして背景にも多数の女性が描かれている珍しい絵だと思う。そして、原色をパワフルに使う画風にふさわしく空と陸の黄、海の青、そして街の赤と配色され、樹木の濃い色が締めている。とてもリズミカルな配色だと思う。
正直、この絵がとても気に入ったとか、どうしても欲しいとかいう訳ではないが、好きな画家の珍しい題材なので買っておく。。眺めているうちに味わい深くなるかもしれない。大して気に入らない服でも何度か着ると好きになる事もあるし、逆にこれだっ!と思って買った服がそんなに気に入らずすぐ捨ててしまう事もある。鞄でも靴でもそうである。配偶者もそうである、かどうか、ねこまんま氏にはわからない。





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Last updated  2015.09.07 20:38:30 コメントを書く


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