ねこまんまねこの日記

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2025.01.20
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カテゴリ: 書物・読書




秦の呂不韋の物語。 韓の商人の子として生まれ、諸国を渡り歩きやがて趙の国で大商人となり秦からの人質「異人」と出会う。 異人を秦の皇太子とさせ、子楚と改名させた呂不韋は、異人が秦の皇太子となり王となることで自分も丞相から相国となった。
その後、子楚は秦王「
荘襄王」となったが、35歳で在位3年で死去し、その子 政 が王となり、呂不韋と対立した。

史実からはみ出してはいないが、呂不韋は紀元前230年に亡くなっていて、イエス・キリストより昔の人なので細かいことはよくわかっていない。そこに宮城谷昌光氏の豊かな創作が加わりなんとも読み応えのある全5巻の長編小説となっている。 最近ねこまんまねこも読書慣れして来たのか全5巻程度無ければ何となく物足りないぐらいに感じる。1巻完結だと短編みたいに感じる。

漫画「キングダム」では、始皇帝政は善政を施している王で敵対する呂不韋を悪役のように描かれているが、宮城谷氏は全く逆の描き方をしている。

2017年に兵馬俑を見に行ったけど、筆舌出来ないほど大規模だった。兵馬俑以外にもまだ発掘されていない始皇帝が死後に住むための地下大宮殿があるという。その大宮殿を守らせるのが兵馬俑の兵士と騎馬だったわけで、国民の為に全く役に立たない自分の死後のためだけに地下の兵馬俑や大宮殿造営に70万人を使役した事が善政のはずはない。

例えば万里の長城を築くのに何十万人使役しても、それでもまだ北方民族から中華を守るという目的と効果がある施設である。しかし地下大宮殿は国民には全く関係ない。

死後の宮殿だけではなく、地上にも阿房宮という、8万戸を他方に移住させてその土地に建設した空前絶後の800の宮殿が連なる大宮殿を造営させた。国と民を疲弊させる大工事であり、民の怨嗟を買うだけ。始皇帝は狂っていた。

始皇帝・政は暴君だったと断定せざるを得ない。

呂不韋はこの世の人々が自分が何を成したいか分かっていないと述べている。1000人いたら999人は自分が何を成すために生まれたのか分からないし、「自分の人生は何のためにあったのか」分からないままに死んでいくのだろうと述べている。

その通りだと思う。

この世の中の99.9999%は苦行の人生の中、ただひたすら生きて働いて、せいぜい子育てを全うして、死ぬ時になって、私の人生はなんだったのだろうかと思いながら死ぬ。
と私は思う。

人生はひたすら苦行の連続だと思う。一般的に考えられる苦行は、幼児期からの食い物の好き嫌い、いじめる方いじめられる方、家庭内の不和とか家族喧嘩、宿題、部活の上下関係、部活の筋トレの苦しさ。学校で仲の悪い奴の顔を見た吐き気、受験勉強、近視、予防注射、病気、就活不安、貧困、妬むこと、嫉むこと、妬まれること、疎まれること、結婚、結婚生活、貧困、借金、長話への合槌、独身の侘しさ、妻の愚痴、離婚、再婚、通勤電車、ノルマ、浮気調査、嫌な上司。狂った部下、会社で仲の悪い奴を見た苦々しさ、嫌な飲み会、話の長い人、面倒な仕事、子供の成長の気遣い、子の受験とか勉強、子や親の病気、親の死、お墓の事、自分の老いとか病気、死の恐怖、、思い出したらもっと書こ。

これらが全く無い人生はあり得ない。せめて他人を羨ましいと思う気持ちが無くなればかなり苦行は軽減されると思います。
それには比較をしないことだと思うのだが、それには、人は人、自分の家族は自分の家族、と割り切ることが肝要。

男女問わず、伴侶を選ぶとき、他人を羨ましがる傾向の人間を避けた方が良い。妬む者は家庭を大混乱に引き込む。(と賢者はいう)
話が逸れた。?

私も99.9999%に入ると思うが、せめて小さな事でも何かを成したなという満足感を得て旅立ちの日に備えたい、0.0001%の中に入れる様に今後、考えたい。





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Last updated  2025.01.21 15:26:39
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