PR
Calendar
Freepage List
【ベルリン=黒沢潤】ドイツのシュタインマイヤー外相は28日、欧州連合(EU)非公式外相会合の開催地、スロベニアの首都リュブリャナ近郊で記者団に対し、 メルケル独首相と外相自身が北京五輪の開会式に参加しない 意向を明らかにした 。ヽ( ・∀・)ノ┌┛ガッΣ(ノ`Д´)ノ
2人の訪中はそもそも予定されていないと強調したが、 ポーランドとチェコ、エストニアの3カ国首脳が中国・チベット問題を受けて開会式のボイコットを決める 中、加盟国に影響を与えそうだ。
独政府報道官によれば、首相の開会式不参加は、チベット問題発生以前の2月に中国に通告済みだったという。首相に代わって、ケーラー独大統領が参加するとみられるが、独ニュース専門テレビ局N-TVは28日、 独大統領は パラリンピックの開会式にのみ参加 を検討中 だと伝えた。
メルケル首相は昨年9月、ダライ・ラマ14世を独首相として初めて首相府に招き、独中関係が悪化した。1月下旬に「関係改善」を確認したものの、独政府は中国のチベット弾圧に反発を強めていた。
開会式ボイコットを26日に表明したチェコのクラウス大統領は、
北京を五輪開催地にするため投票した国々 に対し 、「 これ(チベット弾圧)が中国の姿だ 」
と皮肉たっぷりに語った 。
エストニアのイルベス大統領も27日、開会式欠席を表明。「日程上の問題」と説明したが、中国政府を間接的に批判した格好だ。さすがヨーロッパ。
五輪開催時のEU議長国、フランスのサルコジ大統領は27日、ブラウン英首相との共同会見で、改めて開会式不参加の可能性に言及している。
欧州各国は中国市場に大きな関心を持つだけに、外相会合での対応が注目されるが、フランス通信(AFP)によれば、 オーストリアは開会式参加に懐疑的 という。
≪偏ったメディア報道≫唯一例外が、古森記者の記事とブログ記載だネ。
日本のメディアの米国大統領選挙の報道ぶりは明らかに公正さを欠いている。初めから共和党はイラク・ブッシュ失政でダメと決め込み、ヒラリーか、オバマか、初の女性大統領かいや黒人大統領成るかというセンセーショナルな二者択一に新聞もテレビも埋めつくされている。
共和党のマケイン候補はフルネームさえ紙面・画面にのらず、まるで泡沫候補扱いだ。
だが本当にそうなのだろうか。筆者はわずか200年と歴史の浅いアメリカ民主主義が、女性又は黒人の大統領をたやすく受け入れる程成熟しているとは思わない。オバマへの最悪の極端な反発もあるかもしれない。ああ、やっと。よくぞ言ってくだすった・・・ 。゚(゚´Д`゚)゚。
マケインは英国系WASPの代表、与党共和党の統一候補、祖父も父も海軍大将という名門の白人、ベトナム戦争で空母艦載機パイロットとして参戦し、撃墜され、拷問と虐待に5年半耐えた元海軍少佐の「英雄」であり、2000年大統領選でブッシュを追い上げた有力な下院・上院議員経験者である 。
71歳の百戦錬磨の政治家、ジョン・シドニー・マケイン候補が本選挙で史上初の女性候補、もしくは黒人候補と対決したとき、アメリカの有権者は果たしてどちらを選ぶだろうか。
マケインは負けると先入観で決めこんでいて、 埒もない福井県小浜市の“オバマ・フィーバー”の 狂態 の報道 に、あんなに紙面や画面を割いていいのだろうか。
≪3候補の政策評価を≫いよっ!! トップ・ガン っ!! ( ゚∀゚)o彡°
外国の首長選挙ではあるが、中国と北朝鮮からの各種の脅威にさらされている今の日本にとって同盟国アメリカの大統領選挙の結果は、少なくとも向こう4年間の日本の国運を左右しかねない大問題である。
核・ミサイル・拉致の一括解決を拒否されて6カ国協議から締め出されて孤立無援の日本にとって、 日本の味方になってくれる候補者が米国大統領になることこそ望ましい ことだ。
首相官邸や外務省は内政干渉になるからコメントできないが、 マスコミは少なくとも3候補のアジア政策、とくに対日・対中国政策を、日本の国益という観点から分析評価し、 国民に誰が一番いいのかその利害得失を解説するのがその任務 ではないのだろうか。
ヒラリー、オバマ両候補の選挙演説をきくと、いずれもアジア政策は中国重視で、日本や日米同盟についての言及はゼロに等しく、いずれが勝っても日米関係は冷え切るだろう。
一方 ネオコンでもリベラルでもない“ マーヴェリック(一匹狼) ”の異名をとるマケイン 候補の政見は、3候補中ただ一人
「日米同盟強化」
「日本の国連常任理事会入り支持」
「プーチンの覇権主義反対」
「強硬な外交介入主義」
「人権外交の立場からの拉致問題重視」
を主張、さらに共和党でただ一人の「地球環境保護・公害防止論者」である。苛烈な戦争体験をもつ軍人だからこそイラク戦争について現実派の立場をとる。
今の日本に必要な米国大統領は、このマケイン候補だ と思う。
100年前日露戦争の際、帝政ロシアの覇権主義的南下政策に反対して、日英同盟の英国と協力して日本の味方をしてくれたセオドア・ルーズベルト大統領の再来となるかもしれないからだ。
≪直言受け入れる度量≫
セオドア・ルーズベルトが1905年日本を支持して締結した「桂・タフト協定」はブッシュ=ライス=ヒルの対中鮮宥和政策により6カ国協議で中国に朝鮮半島の優越的支配を認める「逆桂・タフト協定」状態となっている。
マケイン候補の最も尊敬する米国政治家がセオドア・ルーズベルトであることも奇遇である。もし彼が勝てば、 アーミテージら共和党の知日・親日派 がカムバックし、副大統領、国務・国防両長官、駐日大使など 日本重視のホワイトハウス、ペンタゴン(国防総省)の布陣 も夢でない。
1990年1月8日、前内閣安全保障室長だった筆者は、アマコスト駐日大使邸で日米防衛関係の両国高官が出席した席で、マケイン上院外交委員長と日米同盟について激しい議論を交わした。日本の防衛努力の不足を、小柄だが精悍な同議員は厳しく批判し、「日米同盟の破棄を米国議会が決議したらどうする」と日本側に迫った。
筆者は「私は同盟堅持派だが、米側が破棄通告してきたら直ちにマッカーサー憲法改正、 核武装 派となる 」と応じた。
「では私にどうせよというのか」と尋ねる同議員に筆者は乱暴な軍人英語で「口出しは無用」と直言した。驚いたことに激しい気性でなる同議員は「率直な意見だ。ではそうしよう」と筆者の非礼な直言を受け入れた。その度量の広さに感服した筆者は以来、同氏を高く評価しているのである。
自由に基づく恒久平和を
――民主国家の連帯を軸とするパートナーシップを
ジョン・マケイン 共和党予備選挙大統領候補
アメリカは冷戦期に西側を団結させた民主国家の連帯を復活させなければならない 。
アメリカだけで、自由に基づく恒久平和を実現することはできない。民主的な同盟国の意見に耳を傾けなければならない。……
民主国家を「 民主国家連盟 」という一つの機構のもとに連帯させ、立場を共有する諸国が平和と自由のために協力するこの連盟が、 国連がうまく対応できないような案件に対処していくようにする 。
私が大統領になれば就任1年目に、世界の民主国家の指導者とのサミットを開き、指導者たちとの意見交換をし、このビジョンを実現するために必要な措置を模索していく・・・