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取扱説明書のストーリー解説によると、伝説によると「サイアン」の短剣を自分の心臓に突き刺した者は、ドラゴンの強大な力を魔力を得るという。古代中国の皇帝は、この伝説の魔力を保持し、その結果、彼の率いる軍隊は中国全土にその覇権を拡大していった。多くの者が彼の力に屈するなか、チベットの僧は勇敢にも皇帝に立ち向かい、遂にその魔力の秘密を探り出し、「サイアン」の短剣を皇帝の心臓から抜き取った。そして2度と同じ災禍を起こさぬためにチベットの僧は万里の長城深くその短剣を封印した。時は移り、この伝説の探検を手に入れようとするグループが現れた。その中に女性冒険家レイラ・クロフトもいた。探検探しの冒険は探検が封印されているという万里の長城から始まる・・・。ということらしい。オープニングムービーを見ると、ドラゴンとなった皇帝が大暴れしている中チベットの僧がその胸から短剣を抜く。ドラゴン(皇帝)が倒れた後、チベット僧は紋章の描かれた部屋の奥にある台座に短剣を置く。台座の龍の彫刻と短剣の柄にかたどられた龍とが向き合って視線が交わった瞬間、怪しげな紫色の霧が発生し、チベットの僧の悲鳴とともに画面は暗転し・・・でムービー終了。どうでもいいですが、ドラゴンの胸から短剣を抜く時のチベット僧がすごく普通にドラゴンの下に立って片手でサクッと短剣抜いているのが超笑った。というわけで、ゲームスタート。ステージ1 万里の長城まだ操作に不慣れなので、落ちて死に、トラやクモにかじられて死に、罠にハマって死に、既に何回死んだかわからない。(^^;地下深く降りていったところで、ステージ終了でムービーが入ります。正面の扉にはオープニングムービーにあった紋章が。近づくと、何かの宗教の信徒らしい男が撃ってくるのです。反撃して武器を奪い、知っていることを話せと迫ると、「バルトーリの仲間か」とか「おまえは選ばれた者か」とかよくわからないことを言って自殺してしまいます。この人が誰なのか不明ですが、「サイアン」の短剣を守るチベット僧だとするとトレジャーハンターの自分、封印を脅かす悪者ってことになりませんか?そしてライバルはバルトーリってことですかね。ストーリーだからしょうがないけど、もうちょっと正義な動機がよかったなあ。ステージ2 ベニス紋章の謎(それともバルトーリ?)を追ってベニスへ。水路があって移動はボート。操作が面倒になるんですが、ベニスで水路というだけでちょっと好きなステージ。敵が動物や蜘蛛から人間に変化しました。たぶんバルトーリの手下。機雷を爆破して、タイムアタックをクリアするとステージ3へ進みます。ステージ3 バルトーリの隠れ家場所としてはベニスの続き。バルトーリの隠れ家へ潜入した模様。広間のシャンデリアの謎を解いて、図書館へ。今まで棍棒みたいな武器しか持っていなかった敵が、銃を持ち始めましたよ。やあね。ステージ4 オペラハウスバルトーリの隠れ家がオペラハウスの屋上につながっているらしく、屋根から侵入。「リレーの箱」というキーアイテムを持っていたんですが、序盤に通った場所でそれを使う場所を見落としていたため進めなくなりました。攻略本を昔買ったはず、と探してみたらあった!物持ちいいなあ、私。オペラハウスは暗い場所が多く、トーチが足りなくなりそうですよ。昔やった時にトーチが足りなくて困ったなんて記憶はないんだけど、経年劣化で視力が衰えてるのかしら。(^^;ステージをクリアするとムービー。バルトーリの水上飛行機に忍び込んで、パイロット達の会話に気を取られていたら背後から近寄ってきていたヤツに殴られて気絶。ステージ5 海上倉庫気絶中に、海上に独立して立つ島に運ばれました。倉庫の一室で目が覚めると、武器が全部ない。あーもー、ピストル返せ!逃げるだけって超ストレス!敵から逃げ回りながらトラップをかわして、敵に銃で窓ガラス壊してもらってようやく進路を進んでみたら、水中を通って安全に行けるルートがあった。なんだよ、もう。(T▽T)ステージ6 潜水場倉庫の一角にある潜水場。ここ、火炎放射器を持ったヤツがいて怖いんですよね。射程は短いので遠くから撃つか、背後から撃つといいらしい。私はチキンなので遠くから。クリアするとムービーです。捕まっていたチベット僧を助けたら、いろいろ教えてくれました。マルコ・バルトーリはカルト教団の教祖で、チベット寺院の危険な宝を狙っている。どうもマルコの父・ジャンニ・バルトーリの時代から、チベット寺院と宝をめぐって争っているみたいで、この僧の父はジャンニの船を沈めたんだそうです。その沈没船に向かうべく、潜水服を身につけるレイラ(主人公レイラ・クロフト)。チベット僧にも一緒に来るように言いますが、物陰に潜んでいた敵がチベット僧を射殺してしまうのです。銃から逃れて一人で潜水艇へ向かいます。
2016.03.28
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恒例のお花見。毎年、4月の最初の週末にしていたんですが、花が散ってしまうことが多かったので今年は3月の最後の週末にしてみました。うん、咲いてない。蕾が色づきさえしてない。去年だったら満開だったんですけどね。花は難しいな。来てくれた友達が、咲いてないなら出かけずにランチでいいよ、と言ってくれたのでお言葉に甘えて自宅でランチ。お重に詰めてないので、品数も若干減らして簡易版。友達にはちらし寿司が好評でした。それより友達がお土産にと持ってきてくれたバームクーヘンがおいしかったなあ。埼玉県三郷市にあるQuatre Klee(カトルクレー)というお店らしい。ふわっふわで色々なフレーバーがありました。バニラとオレンジが特に美味しかった♪
2016.03.27
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2007年05月 双葉社より2010年06月 文庫化僕、蓮見亮太18歳。高校時代まで筋金入りのいじめられっ子。一念発起して大学を受験し、やっと通称スカ大に合格。晴れてキャンパスライフを満喫できるはずが、いじめの主犯まで入学していた。ひょんなことから「正義の味方研究部」に入部。僕は、元いじめられっ子のプライドに賭けて、事件に関わっていく。かっこ悪くたっていい、自分らしく生きたい。そう、願う、すべての人に贈る傑作青春小説。(裏表紙 紹介文より)タイトルが「正義のミカタ」だから、なんとなく小・中学生が主人公なのかと勝手にイメージしていましたが、違いました。主人公の亮太は大学生。高校でずっといじめにあっていましたが、周囲は見て見ぬふり。人生を変えるため、同じ高校の人が行かないであろう大学を選んで進学しましたが、なんとそこにいじめの張本人が。入学式初日から、そいつに恐喝されて断ったために殴られているところを同学年のトモイチに助けられる。トモイチに連れられて、入部したのが「正義の味方研究部」。名前がアレなのでふざけた部かと思いきや、周囲で起こる事件についてそこにあるべき正義を考え、ないと判断したら、その是正のために尽力する(時には実力行使も行う)というまじめな部活動でした。「正義の味方研究部」は不正が行われているという学内の訴えに応えたり、新入生歓迎会などでアルコール中毒や不品行な行いがないかを見守ったりします。時には実力行使も使って、悪を正していく。弱者の味方をして問題解決をする爽快さが売りの話なのかと思ったのですが、後半からカラーが変わります。正義とは何なのかを突き詰めて考えるシリアスな話でした。以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。前半は正義の味方らしく、学内の問題を解決していく。正義の味方研究部は人望・頭脳・実力があり、他者から敬意を持たれあるいは恐れられている。中盤で亮太は潜入捜査のため、ある部活へ入りる。そこで出会った間(はざま)先輩から大きな影響を受ける。間は貧困家庭に育ち、早くから世の中の不公平さに気付き、自分が所属する社会は下でありそこから脱却するためには人がやらないことをやる、と考えている。ただ問題は「人がやらないこと」が違法行為であっても構わないと考えている。亮太は、間のすることが悪いことだとは思うのですが、この不公平な世の中において間が悪人と思えなくなってくるし、間のような考え方も否定できなくなってくる。結局、間は部活内でネズミ講を組織し、その講で大麻を売ろうとしていた。亮太に目をかけて、自分と同じ高見に連れていってあげるよと言う。しかし亮太は正義の味方研究部に全てを話し、目論見が破れた間は姿を消す。自分には手に入れられない何かを見るたびに後悔してくれ、と亮太に言い残して。事件解決後、亮太は間に操られていた部長の橋爪と話し、未来の間の姿を思う。 規模を増やし、関わる人を増やし、入ってくるお金を増やし、いつか違法ですら なくなったシステムを、十分な知恵と力と資金を蓄えた間先輩は、堂々と操り始める。 その先に僕に何を見せてくれたのだろう? わからない。けれど、それはたぶん、僕が生涯見ることのない世界なのだろう。 そこでは世界はどんな風に見えるのだろう?そこでは人はどんな風に見えるのだろう? そこでは今の僕はどんな風に見えるのだろう?間について「どう思ったか教えてくれ」と橋爪に問われて、「ついていきたいと思いました」と亮太は答える。「そうだろう。俺もだよ」「わかってます」「そう思った俺たちは間違ってるのかな」「間違ってるんですよ、たぶん」「そうだよな。間違ってるんだよな」ここで、間違ってるんですよと思えることが、亮太の正義なんだと思います。しばらく後、学内で図書館の本を盗んで売却する、という事件が起きる。実行犯はいじめられっ子で、主犯格に命じられて断れずにそれをしていた。亮太が「いつまでもそうしていてはダメだ。変わるために戦わないと」言うと実行犯は「おまえなんかに何がわかるよ」と答える。その瞬間に亮太の中で何かが変わる。明確に何が変わったのかはわかりません。ただ、いじめられっ子だった(弱者の代表だった)亮太が、正義の味方研究部に入り頼もしく強い仲間を得て、強者の立場からものを見るようになった、自分は弱者と同じ立場にあって正義を貫こうとしているのではない、と気付いたのかなと思いました。そして亮太は部をやめる。やめるにあたって、部の全員と戦うという儀式があり、亘先輩と優姫先輩とは話し合い、一馬先輩とトモイチとは殴り合い(一方的に殴られてたけど)する中で全員の正義が語られる。そのどれもが間違ってはいないんだけど、亮太はそれは何かが違うと思う。当たり前ですけどね。だって世の中に絶対的な正義なんて存在しない。最後に部長と話すと、部長は亮太を自分の後継者にと考えていた、と言う。部長は高校時代に亮太を超えるほどの凄絶ないじめられっ子で、それを打開するために大学で正義の味方研究部を作ったと話す。部長に部をやめる理由を聞かせて欲しいと言われて「僕は正義の味方じゃないんです」と答える。それはこの世に正義は存在しないという意味か問われて、そうではなく「それ(正義)は語っちゃいけないんです。いや、他の人ならいいのかもしれません。 でも、たぶん部長は駄目です。部長が正義を語り出したらいけないんです。 僕はそう思います」と答える。その真意は だってそれは、あなたが語り出したら、止め処がなくなるから。 僕らが語り出したら、止め処がなくなるから。 押し込めてきた憎しみが、悔しさが、痛みが、すべてそこに向かって 溢れ出してしまうから。ということだったが、その瞬間に「君モ僕ヲ馬鹿ニスルノカ」と逆上し狂乱した部長の暴行が始まり、真意を伝える余裕がなくなってしまう。痛みと恐怖の中で、折れて先端のとがった木材が亮太の目に入る。 正義に打ち勝てるのは、恐怖しかないのだろうか。 正義をふりかざしてくる相手が怖くて怖くて、どうしようもなくなって反撃する、 その自暴自棄ながむしゃらさしかないのだろうか。 見てろよ、と僕は思った。きっといつか、僕はそれを見つけてやる。 きっといつか・・・・。そして恐怖と痛みの中で一度は木材をつかむが、渾身の力でそれを離す。 ここで僕が反撃したら、あなたの正義が正しいことになってしまうから。 それだけは絶対にしない。涙を流しながら耐える亮太に、部長は「君みたいな人間は、いつかどこかできっと泣きを見るんだ。それでも、僕はもう君を 助けてあげないよ。正義を蔑む君に、正義に救われる資格などない」と蹴り飛ばして去っていく。部長の正義は報復(特定の個人へではなく世界への)であって正義ではなかった、ということなのかな。それでも円満に部が回っている時には、学内の理不尽は正されていたんだけどなと残念に思いました。動機はともかく結果は悪くなかった。ただ、それはどこかで一歩間違ったら、こういう狂乱へと向かいかねない正義だったのかもしれないけど。気を失った亮太を医務室に運んでくれたのは、なんと畠田。誰にやられたかと医者に聞かれて、亮太は畠田を指さし言う。「こいつのせいです。全部、全部、こいつのせいです。 こいつのせいでこの大学にきて、こいつのせいでおかしなことになって、 おかしな部に入って、友達もできて、その友達もみんないなくなって、 だから、こいつです。全部こいつが悪いんです」畠田は否定せず「こいつがそう言うんならそうなんでしょう」と。亮太は「嘘です。転びました」と否定し、それから、死んでも言いたくないと思いながら、それを言わなければ今の僕はここからどこにも行けないと歯を食いしばって畠田に「ありがとう」と言う。後日談として、亮太はトモイチから一馬先輩と殴り合いの喧嘩をしたことを聞きます。トモイチは「(一馬先輩が)俺の大事なダチをボコボコにしやがって」が理由、一馬先輩は「(トモイチが)俺の可愛い後輩をボコボコにしやがって」が理由。可愛い人達だ。亮太が部をやめてもトモイチとは友達のままだし、部長以外の先輩方とも良好な関係でほっとします。ここから亮太は他人の力を恃むことなく、弱者のまま、怒りでも憎しみでもない自分の正義を探すんだろうなと思います。亮太の影響か、他の部員達も退部するわけではないけれど正義の味方研究部からちょっと離れて、自分達なりの生き方を模索し始めたようです。部長は片っ端から新入部員をスカウトして回っているらしく、ああ狂乱に墜ちたきり戻ってこれなくなったんだなあと、ちょっともの悲しい気持ちになりました。タイトルから想像したのよりずっと深い話で、難しいテーマでした。
2016.03.25
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最近ずっとゲームをしてなくて、ビデオやテレビを見たりして何となく過ごしていました。ゲームあんなに好きだったはずなのに、もう好きじゃなくなっちゃったのかなあ、年齢が上がるとともに疲れるから面倒になっちゃったのかなあ、だらっとテレビ見るのって楽だよね、とか思っていたのですが。家族が「トゥームレイダー2をちょっとやってみたい」と言ったのを聞いて私もちょっとやってみたくなりました。しまい込んでいたPSOneを取り出して、昔使っていたメモリーカードも発掘してNEW GAMEでスタート。なんだ、これ。超楽しい。映像はポリゴンで画像荒くて、最初は画面に酔いそうでしたが、30分もしたら慣れて。昔のゲームだから、最近のみたいにプレイヤーに優しくない。移動はスティックではなく十字キー、アイテムを拾うのにいちいちアイコンなんか出るわけなく、しかもピンポイントでアイテムの真上に立つことを要求される。スイッチを押すのにも少しでも位置がズレてたらダメ。視点はわざとジャンプ先を見せない作り。おかげで最初は全くまともに動けなくて、トラやクモにかじられまくりだったのが少しずつ要領をつかんで、コツも思い出してきて。先に進みたくてソワソワする。久しぶりにゲームのせいで夜更かししました。それでわかった。モンハンXに飽きがきていたんですね。つまらないゲームではない。やれば面白い。でもP2GやP3の頃みたいに、家に帰るのが待ち遠しいほどのワクワク感がなかったんだな。オトモは可愛いけど、DS本体の重さや操作性の悪さが結構なストレスだったみたい。というわけで。モンハンXはいったん終了とします。可愛いオトモ写真があるので、それだけアップするかもしれないけどゲームとしては終わります。上位のクエ、手つかずでたくさん残っていますけど仕方ない。義務感になってしまったらゲームやる意味ないもの。ちょっと残念だけど。
2016.03.21
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2015年11月 小学館より脚本 小松 江里子著者 豊田 美加1890年、親善訪日使節団を乗せたオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が、和歌山県串本沖で沈没した。600名以上が嵐の海に投げ出される未曾有の大惨事。だが地元住人たちの懸命な救助活動により69名の命が救われ、母国トルコへの帰還を果たす。時は移って1985年。イラン・イラク戦争に伴い、フセインはイラン領空の航空機無差別攻撃を宣言。各国は自国民の救出に動くが日本には手立てがない。多くの在留邦人の身に危機が迫っていた-------。日本・トルコ友好125周年記念映画を完全ノベライズ。時を隔てた2つの出来事には、深い絆の物語があった。(裏表紙 紹介文より)映画「海難1890」をもとに、著者が書き下ろしたノベライズ作品。元が映画なので脚色過多な印象です。年号や人数などはその通りだろうと思いますが、他はどこまでが本当なのかなと思いました。書いてあることを信じるとして、以前読んだ児童書では知ることのなかった点が幾つか。エルトゥールル号はオスマントルコ帝国の威風を誇る美しい船だったそうですが、かなりの老朽船で、日本に着くまでに故障&修理を繰り返し、予定よりはるかに日数がかかってようやくたどり着いたらしいです。また、日本滞在中に船員がコレラにかかり、このため更に滞在が長引いた模様。横浜を出港したのは9月で、日本側は台風の時期なので出港を延ばしてはどうかと勧めたようですが、そのまま出港。そして和歌山県沖で台風に直面、機関部が浸水してボイラーが水蒸気爆発して沈没。69名は救助されましたが、587名が死亡または行方不明になりました。またイラン・イラク戦争において、トルコが日本人のためにチャーター機を飛ばしてくれた際、テヘラン(イラン)のメヘラーバード国際空港にはまだトルコ人もかなりの人数が残っていた模様。自分達も本当は飛行機に乗ってすぐに脱出したいところを、陸路での避難(隣国とはいえ車で2日かかるらしい)を決意して、チャーター機を譲ってくれたトルコ人が500人もいたようです。本当にありがたい話ですね。次はオメル・エルトゥール著『トルコ軍艦エルトゥールル号の海難』を読みたいと思います。トルコ人が書くトルコ人視点のエルトゥールル号はどんななんだろう。今トルコはテロ事件が頻発して犠牲者が多く出ていて、胸が痛みます。早く皆が平和に安心して暮らせるようになりますように。
2016.03.14
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2003年04月 新潮社より「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が例を見ない完全な姿で遺されていた。国史研究史上、初めての発見と言ってよい。タイム・カプセルの蓋を開けてみれば、金融破綻、地価下落、リストラ、教育問題・・・など、猪山家は現代の我々が直面する問題を全て経験済みだった!活き活きと復元された武士の暮らしを通じて江戸時代に対する通年が覆され、全く違った「日本の近代」が見えてくる。(表紙裏 紹介文より)2010年に公開された映画の原作なので、小説なんだと思っていたら違いました。日本の近世・近代史・日本社会経済史を専門とする歴史学者である著者が書いた本で、神田の古書店で発見された資料の解説となっています。その資料とは、1842年(天保13年)から1879(明治12年)年の37年に渡って書き続けられた猪山家の家計簿。収入金額、買い物の内容、借金の金額と借りた先などが詳細に記されています。これを書き残した猪山家は、加賀藩の「御算用者」。つまり、加賀藩の会計処理の専門家であり、経理実務のプロ。これのおかげで近世武士の暮らしぶりの詳細が明らかになった、と著者が喜んでいました。そして、内容的にも小説に負けないくらい面白かったです。江戸時代の武士の職業や身分は世襲制で、生まれで全てが決まる世界。その中で、御算用者だけは実力があれば採用され、出世ができる職業。猪山家は3世代(信之-直之-成之)に渡って優秀な御算用者を生み出した家系で、会計だけでなく、藩主の書記官をも努める最高の出世頭。しかし、信之の時代には裕福ではなかったようです。というより、その時代の武士はそれほど裕福ではなかったらしい。武士としての体裁を保つための『身分費用』が高額で、借金まみれ。親子2代が同時に出仕して、よその2倍稼いでいた猪山家でさえ大変だったようで一大決心をして家財を売り払い、借金整理などを行っています。身分費用とは、冠婚葬祭とか家来・下女を雇う人件費とか。冠婚葬祭も親戚づきあいのやりとりが濃厚で、他家からお使いが来たら必ず使者にご祝儀を払わないといけなかったり。武士の外出には家来が、武家の女が外出するには同道しなければいけないし。個人的なお小遣いレベルで言えば、家来や下女の方が信之よりお金持っていたりして。武士も大変だな、という感じでした。成之の時代は、幕末から明治維新。加賀藩は外様大名の中で最大の徳川慶喜派だったと初めて知りました。時代は京都で作られる、と加賀藩も京都へ派兵。その兵糧を賄う兵站業務を担ったのが成之。しかし、王政復古の大号令があって、藩主は空しく加賀藩へ帰還。成之は大村益次郎からのヘッドハンティングされ、明治政府のために兵站業務を行うようになります。猪山家の人々の特徴として、政治的思想がまったくない。その時に仕えている主の要望に応じて、与えられた業務を優秀か忠実に実施するのです。主からすると重宝な存在。そのため順調に出世を重ねていくのですが、大村益次郎の暗殺により地位を失う。しかし政府の行政内にはいて、そこから海軍掛りとなり再び昇進をしていきます。明治維新後、藩は廃止され、多くの武士が収入の道を失いました。国の役人として出仕できた武士とできなかった武士とでは、収入に大きな開きがあった。成之は海軍に勤めていますから、高収入。明治7年の年収が1235円(現在価値で3600万円くらい)。一方、民間企業に勤めたある武士は150万円程度だったようです。文中に『これが士族にとつての明治維新の現実であった。 新政府を樹立した人々は、お手盛りで超高級をもらう仕組みをそくって、 さんざんに利を得たのである。 官僚が税金から自分の利益を得るため、好き勝手に制度をつくり、それに対して 国民がチェックできないというこの国の病理はすでに、この頃に始まっている』という筆者の考察があり、むむむー、明治政府めっ!!と思いました。その後、成之は子供達に厳しい教育を施し、長男・次男とも海軍に入れています。後に本人は引退。しかし、戦争で末子を亡くしたり、甥が収賄事件に巻き込まれたりもしたらしい。それをして、筆者は『痛ましい晩年』と評していますが、多くの武士達が暮らしに困り、場合によっては命も落としていたかもしれない時代を思うと、家族の多くが裕福に暮らしていけたことを思うと、幸せな方だったんじゃないかと思いました。これ、映画化されているんですよね。見てみたい気もするけど、見たら明治政府にむかつく気もする。どうしたもんだか。
2016.03.09
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2008年07月 新潮社より2010年12月 文庫化兄の松之助が長崎屋を出て所帯を持ち、親友の栄吉は菓子作りの修行へ。普段から病弱な若だんなは、さらに寂しそう。妖たちは若だんなを慰めようと、競って贈り物探しに出かけるが。長崎屋と商売がたきの品比べに、お雛をめぐる恋の鞘当て、果ては若だんなと大天狗の知恵比べ-----さて勝負の行方はいかに?シリーズ第7弾は、一太郎の成長がほほえましく、妖達の暴走も痛快な全5編。(裏表紙 紹介文より)短編が5話です。「いっちばん」妖達は元気のない一太郎に贈り物をするために、鳴家はお菓子を買いに、屏風のぞき達は春画を手に入れに、鈴彦姫達は根付けを買いに出かける。偶然から彼等が集まってスリを捕まえる、という話。「いっぷく」長崎屋に対して、小乃屋&西岡屋が品比べをしようと持ちかけてくる。長崎屋に勝ちたい西岡屋は必要な情報をなかなか教えてくれないが、小乃屋の息子・七之助が一太郎にそっと教えてくれる。七之助は妖絡みで一太郎に何か言いたいことがあるようだが、なかなか言い出せず・・・という話。「天狗の使い魔」仲のよかった修験僧が死んでしまい、寂しく退屈な暮らしをしている天狗。修験僧が使っていた管狐を手元におきたいと考えた天狗は、狐達に頼むが断られてしまう。そのため、天狗が一太郎をさらって取引しようと考えて、という話。「餡子は甘いか」あんこ作りが苦手な菓子屋の栄吉の、修行先・安野屋での話。安野屋へ泥棒に入ったが、素質を買われて雇われた八助。後輩弟子に追い抜かれ、菓子作りを諦めようかと悩む栄吉。「ひなのちよがみ」厚化粧のお雛ちゃんが火事で焼けてしまった店を建て直すために、薄化粧になって奮闘。その可愛さに秀二郎が言い寄るようになり、婚約者の正三郎ともめることに。しかも、秀二郎は千代紙の仕入先。お雛の真似をした商売で、商売敵にもなりそうに。どうしたら解決できるかを佐助・仁吉に問われ、考える一太郎。相変わらずに鳴家達が可愛く、若旦那は病弱でした。今回のテーマは「役に立ちたい」なのかな?若旦那が寝込みながらも「私だってやれるんだよ」と言いながら頑張っていました。「ひなのちよがみ」で佐助・仁吉が若旦那に解決法を考えてご覧なさいと言ったのもそのあたりを汲んでのことなのかなあ。「いっちばん」での妖達も、若旦那の役に立ちたかったわけだし、「天狗の使い魔」の神社の狛犬も神様の役に立ちたい、栄吉しかり、お雛しかり、正三郎しかりという感じ。話には関係ないですが、仁吉って白澤だったんですね。前の巻を読んだ時までは、白澤を知らなかったので何とも思わなかったんですが、最近「鬼灯の冷徹」で白澤を知ったものだから。鬼灯の白澤とは、ギャップがすごいけど。(笑)人語を解し万物に精通するとされる聖獣って、仁吉には大きすぎるイメージでした。楽しく気軽に読みました。
2016.03.02
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