上海から帰って来ちゃった

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Aug 2, 2007
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カテゴリ: 本帰国




ダンナは送別会をこなしている。

肝臓は大変だが、ありがたいことだ。



何度も行われた送別会だが、

終盤に入り、プレゼントをもらって帰るようになってきた。



   +++



おそらく貰うであろうと予想していたプレゼント。

お返しも準備していた。



そして3週間くらい前の送別会で、



あるブランドのネクタイ(本物)をプレゼントしてくれた。


びっくりして、嬉しかった。




ところがだ。


先週くらいから、

部下たちが、個人的に何か持ってくるようになったようす。

既に転職した元部下まで、プレゼント持参で送別会に来る始末。




金額で言ったら、

準備していた「お返し」が申し訳なくなるくらい

様々のものを頂いてしまった。



オリンピック公式グッズの「名刺入れ」

キーホルダー



ボールペン

文房具

置物

ダンナの名前入りの、でっかくて立派な「印鑑」





既にお金を出し合ってプレゼントを渡したというのに、

彼らは自分で買いに行ったみたいだ。

自分のお金を出して。



なんて、ありがたいのだろう。




しかし、その中でも驚いたのが・・・



真赤な縦40cm×横60cmくらいの布で

真中に、黒ででっかく「福」の文字。


その周りには、

金色で様々な「fu」って発音の漢字が・・・




そう。

春節のときに、貼るやつだ。


「福」って書いてある布を、上下ひっくり返して貼る、

あの 真っ赤なヤツ。



部下が自分で刺繍して作ったものだった。




部下のコは、

「大きすぎて 失敗した~諦めよう って何度も思った」

と笑って言ってたそうだ。



   +++



こんな話を聞いたことがある。


日本人と中国人の子供が

ボランティアの学生とキャンプだか何だかした。


子供たちは、

最後にボランティアにお礼をあげることになった。


日本人の子供は、思い出の絵を描いてプレゼントし、

中国人の子供は、立派に包装された高価なものをプレゼントした




初めて聞いた時は


そうなんだ・・・

人にモノをあげるときは、

箱が大きい方がいい。見かけが立派な方がいい


って、中国人は思っているんだ。そういう習慣なんだ



と、それはそれで納得していた。



が、


それじゃ この刺繍は?



部下が心をこめて作ったものだ。



メンツばかりが大事で

外見が立派なものを送りたがる って聞いてたが


そんなこと、ないじゃん。



気持ちを込めて、プレゼントをしたい って心は、

みんな持っていて、おんなじなんじゃん?




ダンナとワタシは、

真っ赤な布を広げ、福の字を逆さまにし、



気持ちがこもってるプレゼントって、嬉しいね

ホント、国籍なんて関係ないよね・・・・人だよね・・


なんて 話をした。



   +++



昨日ワタシは

語学学校で一緒に作文を受けていた友達と会った。



彼女からは、3日くらい前に電話があったんだけど

その中で


「語学学校の人たちが、★makiの連絡先取りたがっている。

だから 連絡してあげて」


なんて言われたんで、すぐ電話をした。




もともとワタシは、

あと8時間分のグループレッスンの権利を持っていたが

もう時間がなくて参加もできなくなった。

だからその話かな?


なんて思ってたんだが、




電話の向こうから、


「今までお世話になったので、最後に是非会いたい。

時間があったら、学校に顔を出してほしい。」


と言われた。



それなら 最後にちょこっと顔でも出すかな~

でも時間が無いしなぁ~


なんて 適当に構えていた。




そして昨日、

その友達が「語学学校からプレゼントを預かった」と。



え?????





受け取るとそれは、



手作りのカード。

寄せ書きになっていた。



そして、パーカーのボールペン。



げげ~ こんなプレゼントを用意してくれてたの!!!!



   +++



確かにワタシは、

その語学学校の人たちが大好きだったし、


頑張ってる彼女らに質問されたら、何でも答え

そして情報を提供し、授業の提案もしてきた。

(ついでに雑談もよくしてた ^^)



彼女たちは こんなワタシの話に耳を傾けて、

質問はどんと増えてきて、


そして、

使用予定のテキストについても評価を頼まれるようになり、

更に

「日本のビジネスマナーの講義をしてもらえないか」とか

「日本語教師をしてもらえないか」


なんて言われるようになってしまった。

(もちろん時間も実力も無いので断ったが)




ちょっと深く入り込みすぎ? と心配しつつも、

「彼女たちのために、できることをしたい」

という気持ちが、なぜか大きかった。



真面目に学校運営に取り組み、

どうにか良い学校にしようと工夫をし、

生徒たちに気持ちの良い対応を心がけようとしている

そんな彼女たちが、大好きだったからだろう。


中国人や韓国人である、彼女たちが。



   +++



とはいえワタシは、

ちょっと語学学校に通っていた、単なる日本人主婦だ。



ただお節介な性格だから、

あれこれ 気の向くまま彼女たちと喋ってきただけだ。



その程度に思っていたんだが


まさか最後に、こんなプレゼントを貰うとは思わなかった。




帰国するすべての人にあげている、

単なるプレゼントなのかもしれない。

別に特別なことじゃないのかもしれない。





それでも

寄せ書きの中に書いてある、


この学校のことを心にかけてくれて ありがとう

沢山アドヴァイスしてくれて ありがとう

発展に貢献してくれて ありがとう



という中国語を眺めていると


ありがとうなんて、とんでもない。

こちらこそ、ありがとう 

って暖かい気持ちでいっぱいになる。




ボールペンを手に取ると、

確かに彼女たちの気持ちが伝わってくるような気がする。

忘れられない、大切なプレゼント。





ワタシもダンナも、


最後に、こんな心のこもったプレゼントをもらって

幸せと感謝と、去る寂しさを感じているのでした。







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Last updated  Aug 3, 2007 12:36:42 PM
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