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タクトの外装カウルの塗装プライマーとしてミッチャクロンを使用する事としたので、ついでにTLM50のフロントカウル(予備パーツ)とTLR200に付いていたリアフェンダー(予備パーツ)を修理してミッチャクロンを吹く事にした。TLR200のリアフェンダーは、左側のフレームにボルトで取り付ける箇所が破損し、欠損しているので、修理出来なければ塗装する意味が無い。そもそもこのフェンダーはTLR200のものなのかも分からない。確かTLR200にはブルーのカラーリングは無かったような?そうするとTL125のフェンダーかも知れないが、TLR200もTL125もTLM50も同じフェンダーなので、互換性がありどの車種にも付ける事ができるのだ。さて、修理の方法であるが、フェンダーを取り付けた時に一番力の掛かる箇所なので、小手先の修理では埒が明かない事は予想出来る。ホットメルトやPP部材を切り出した接着やFRPなどでは歯が立たないだろう。色々と考えた結果、TLM50の2号車に短く切断加工されて取り付けてあるリアフェンダーを溶かして溶着させてみる事にした。その前にフェンダーの割れた部分に軸細コーススレッドを2本ねじ込み気休めの補強とした。フェンダーの内側からベニア板を当てクランプで留めた上で、ガスバーナーを使用してTLM50のフェンダーを炙って溶かし、欠損部分のミミを作る。この時修理するフェンダーの割れた断面も少し溶かし、溶着しやすくした。冷えて固まったところで、グラインダーに砥石ディスクを取り付けて整形を施した。修復したミミを摘まんで揺すってみても、かなりガッチリと溶着できている事が分かるが、これに取り付け用のボルト穴を開けると、強度はまだ足りないと思われるので、最終的にはこのままで塗装後、1.5ミリ厚のアルミ板を外側と内側から挟んでリベット留めした上で穴開けを行う事とする。取り敢えずミミの修復が出来たので、劣化したフェンダー表面と必要の無い部品取り付け穴をパテ埋めしてペーパーで仕上げておいた。軸細コーススレッドを2本ねじ込んだフェンダーの欠損部分の断面ベニア板とクランプで溶着準備を施す予備フェンダーを溶かして溶着させたフェンダーグラインダーで整形した欠損部分のミミパテ埋めしてペーパー掛けしたフェンダーフェンダーの裏側
2021.09.29
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タクトのフロントフェンダーを外すには、ステムを分解して、左右一体となったフロントフォークを抜き取らなければならない。この時、フロントフォークに繋がるステムシャフトが長いので慎重にやらないと、上下のボールベアリングが落ちてしまう事になるのだが、案の定2ヶ程落とした。数を数えてみると上下とも26ヶだったので、無くしたベアリングはないと思われる。レースにグリスが残っていれば、ベアリングはグリスにくっついて落ちないのだが、レースにもベアリングにもグリスは殆ど残っていなかった。この辺りは新車時から一度も分解されていないのだろう。フロントフォークからホイールを外して、ボトムリンク式のサスペンションも分解する。ダンパーのブーツは両方千切れているが、純正パーツは廃番になっている事は確認済みである。このブーツは上側と下側の径が極端に異なる専用設計なので、他車の流用も効かず、自作も出来ないので、お手上げ状態である。破れた部分を切り取ってしまうしか方策はないだろう。 グリスが無くなってしまったレース上下のボールベアリングとステムナットここまで分解しないとフロントフェンダーが外せないステムから外したフロントフォーク両方とも破損しているダンパーのジャバラ分解したボトムリンク式サス
2021.09.24
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タクトの燃料タンク取り外しのために、外装の後半分を取り外したので、残りの全部を外してしまう事にした。この外装の色は黄色なので、ムラになって色抜けしているのだ。今まで色々な部品を塗装して来たが、黄色だけは何回も重ね塗りしないと下地の色が透けて出て来るので一番厄介な色であった。しかし、塗り直しはやっておきたい。が、黄色は止めて他の色を考えてみた。素材がスクーターという、都会的なバイクなので、ポップな感じでキャンディーレッドにしてやろうと、ウレタン塗料を買ってみたものの、余りの派手さに恐れおののき、尻込みをしてしまったので、急遽取りやめにして最近流行のミリタリー色のマットオリーブグリーンに変更した。外装はPP系の柔らかい素材なので、このままプラサフをを吹いて塗装しても直ぐに剥がれてしまう。そこで、ミッチャクロンの登場である。ミッチャクロンはPPのような「つるつる」している表面でもそのまま薄く吹き掛ける事により、塗料との強い密着性が生まれると豪語するプライマーである。取り外した外装は全て水洗いを行い、油汚れはパーツクリーナーで落とし、最初のオーナーが貼ったであろうマンガのステッカーはドライヤーで温めながら剥がした。リアカウルの左右のHONDA tactのデカールはどうしようかと迷ったが、ヒビが入っていたので、剥がす事にした。その前に写真を撮って、イラストレーターでロゴを復元しておく。ドライヤーを使って剥がすも流石HONDA純正、強力に張りついて一気には剥がれない。精密ドライバーの先で少しずつ時間を掛けてやっと剥がす事ができた。全ての外装は念のために800番のペーパーで大まかに下地処理をしていよいよ塗装の準備が整った。車体から取り外した全ての外装マットオリーブグリーンのウレタン塗料とミッチャクロンの500g小分け缶
2021.09.22
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タクトのエンジンが掛からないので順を追って点検する。プラグのスパークはあったので電気系は問題無いだろう。次は燃料だ。キャブのドレンボルトを少し緩めてみるも燃料が漏れてこない。ボルトを抜き取ってみても1滴たりとも出て来ない。キャブに燃料が来ていないのだ。これでは掛かる筈が無い。キャブに燃料が来ないと言う事はフロートが動いていないか、燃料パイプの詰まりだろう事が予想できる。しかし、フロートやバルブは入念に洗浄を施し取り付け後も動きを確認しているので、原因はキャブでは無いように思われる。そうするとタンクからキャブへの燃料ラインか?タクトには燃料コックが付いていないので、普通のバイクのようにコックに繋がるホースを外して確認する事も出来ないのだ。仕方がないのでタンクを外して確認する事にしたのだが、タンクを外そうとすれば外装パネルの後半分を外す事になり大変面倒な事になる。この時代のスクーターは外装パネルがボルト留めされているので、まだ外しやすいが、最近の物はプラスティリベットなどで留められている物が多いので経年劣化で外す時に折れてしまう事もある。だから整備性の悪いスクーターはバイクの中で一番嫌いなのだ。許せるのはラビットとベスパまでだ。外装パネルを外して燃料タンクを取り外し、それに繋がる燃料パイプを外してみるとタンク側におかしな部品が付いている。燃料コックでも無く、円盤を膨らませたような形で燃料を送るパイプと少し細いキャブの辺りに繋がる2本のパイプが取り付けられている。分解は出来ないようになっているので、パイプを外して息を吹いてみると、中に弁があるようである。初めて見る機構で、この時点では何の為にあるのか理解出来なかった。弁もパイプも詰まりが無い事を確認して再びタンクとキャブに取り付けてみるも、キャブには燃料が降りてこない。あの弁が何か悪さをしているのだろうと思い考えてみた。弁は息を吹いた時には動かないが吸った時に動くようになっているように感じた。と言う事は弁に繋がる細いパイプは負圧パイプ?それなら、負圧が働くまでキックを続ければ燃料が降りて来るかもと思い、キックを続けると突然エンジンが掛かった。ハッキリとは分からないがあの弁は、たぶん負圧弁だったのだろう。キックをする事により、負圧で弁が開いて燃料がキャブに送られ、エンジンが掛かっている間は負圧が掛かり、弁は開きっ放し、エンジンを止めると負圧が無くなり、弁が閉じられ燃料もストップする。こんな仕組みではないかと勝手に想像したのであるが、正解は分からない。こんな手の込んだ仕組みを作らなくても単純に燃料コックを付ければ良いと思うのだが…。回転数が高いので、アイドリング調整をして、ON、OFFを繰り返してみるが、その後は1発でエンジンが掛かるようになったので、一先ず復活は成功と言えよう。燃料タンクから繋がる負圧弁?それに繋がる燃料パイプと負圧パイプ?謎の負圧弁?
2021.09.20
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タクトのキャブを分解するには、クランクケースの上にあるプラのカバーを外し、更にエアークリーナーを外すとアクセスできる。後はキャブに接続されているパイプ類を外し、本体を留めている2本のボルトを外すだけであるが奥側(車体側)の長いボルトはソケットが掛からないので、スパナでちまちま外すしか無いのが面倒くさいし、整備性が悪い。取り出したキャブを分解してみるとスロットルピストンも小さいが、フロートチャンバーも2本のビスのみで取り付けられている。内部はガソリンの残留物も無く、カラカラに乾いており、至って綺麗なのでジェット類の詰まり等は無いかも知れない。内部で取り外しが出来るパーツはフロート、フロートピン、フロートバルブだけである。取り敢えず外せる物は全て外してYAMAHAのキャブクリーナーと圧縮エアーで通路と小さなパーツを全て洗浄したが、詰まっている箇所は無いように思えた。念入りなクリーニングを終え、再び組み立てて、タンクにガソリンを1L程入れた。バッテリーは当然ご臨終だが、タクトはフラマグ点火(フライホイールマグネトー点火)なので取り外してもエンジンは掛かる。プラグを外してキックでスパークの確認を行う。電気は大丈夫だ。キーをONにしてキックで始動。とはならない。幾らキックをしても始動しない。初爆すらないので何処かに異常があるようだ。原因を1つずつ探って行く事にしよう。蛸入道のように接続されるパイプ取り外したキャブ上部には強制開閉式の小さなスロットルピストンが入るフロートチャンバーを開けたキャブ/中は至って綺麗だ外せる部品は全て外して洗浄中のキャブ内部にゴミが溜まったエアークリーナー
2021.09.18
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6年前の平成27年に近所の散髪屋の親爺から貰ったHONDAタクトの初期型/昭和55年(1980)発売のAB07、ドンキーベースに格納するまで軒下などをたらい回しにされていたが、親爺も亡くなったのでその弔いにと思いエンジンを掛けてみる事にした。6年前にはエンジンが掛かっていたので、キャブの掃除程度で掛かるだろうと思い、始動準備に掛かる。タンクの中はサビも無く綺麗だが、ガソリンは1滴も残っていなかった。サイレンサーの排気口にはキッチリと泥蜂が巣を作って塞がれていたので、針金で穴を通して置く。車体左側のプラ製カバーを開けると、エアークリーナーとキャブが顔を出す。小さなキャブには沢山のゴムパイプが取り付けられ、何が何だか分からない。取り敢えず外したのでブログ記事を書こうとしたら、愛用のMacBookProがどうも変である。キーボードの中央辺りが膨らんで筐体が盛り上がり、液晶パネルが閉じられなくなってしまっている。バッテリーの膨張だ。これは一大事と言う事で直ぐに、Apple正規代理店のキタムラカメラに持ち込むも、部品到達に15日必要との事。仕方なくMacBookを置いて帰ったが、事務所に残るディスクトップはG4/MacOS9.2.2搭載(ネット環境はInternet Explorer5)とMacPro/MacOS10.5.8レパード搭載(ネット環境はSafari5.0.6)MacOS10.7.5ライオン搭載(ネット環境はSafari6.1.6)MacOS10.11.3エルキャピタン搭載(ネット環境はSafari9.0.3)エルキャピタンのSafari9.0.3は辛うじて動くが、表示が正常ではなくブログの書き込みはアウト。ネット環境の無い状態で悶々と過ごした15日間は実に長かった。部品は、やはり本国のアメリカに発注していたようだ。新品バッテリーと筐体交換で27,280円は微妙な値段だが、最新のMacOS11.5.2ビッグサー搭載(ネット環境はSafari14.1.2)OSとブラウザで快適な環境が戻って来たので、仕方のない事であろう。引き渡し時にバッテリー膨張防止のアドバイスを頂いた。充電100%のままでACケーブルに繋いで使用しない。(充電30%程度になるまで、ACケーブルには繋がない)スリープ状態のままで長時間放置しない。(使用しない時は電源を切る)だそうである。電源も切らず常にACケーブルに繋いで使用していたので、バッテリーが過充電になって膨張したようである。リチュウムイオンバッテリーはデリケートなのね。長い間放置されていたタクトAB07よく見たらサイレンサーカバーが欠品この汚いカゴはいらないだろうなぁこれではエンジンは掛かりませんオートショップFUZIMOTO(福山市手城町)の四つ葉のクローバー ステッカーが貼られたカバー
2021.09.16
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