2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全2件 (2件中 1-2件目)
1
こんにちは(^^)本日は割卵作業の休憩中のひと時を利用しての更新です。ということでささっと言ってみましょう。 最近は卵の鮮度についてのお話をしてきましたが本日はその核心の一部をお伝えします。簡単に説明するので(??)という部分があるかもしれませんがご了承下さい。ずばり、いいます。良質の卵というのは飼育環境、水、空気、餌によって出来上がります。その中でもかなりの影響を与えるのが餌なのです。ということで餌の中でも今回はたんぱく質の質に焦点をあてたいと思います。卵自体はよくプロテインスコア100と言われますよね。人間の食事でいうとこのプロテインスコア100になるようにバランスよくたんぱく質を摂るようにすると良いということになります。しか~し、困ったことに鶏さんの飼料計算ではこのプロテインスコアっていうのがありません。基準というのは窒素の量なんですよ。たんぱく質に含まれる窒素の量を基準としてCP19%とかCP16%とかっていう計算の仕方をします。そのためこのCPの基準を満たすのであればぶっちゃけ蛋白源は何でもOKということになります。 魚でもいいし、大豆でもいいし、共食いみたいになりますが鶏の羽でもいいし、鶏さんの肉骨粉でもOKなのです。ようはその飼料原料の成分に含まれる窒素の量を基準にしてある一定の水準以上あればよいという話です。飼料原料中のアミノ酸バランスはかなり適当だということです。 もともと鶏さんにとってのプロテインスコアというのが無いので仕方ないのですけどね。 そこでどうするかというと鶏さんの成績に影響の出るアミノ酸(メチオニン、リジンとか)を原料によって加えたりしてバランスを整えています。最終的にはさきほど出てきたCP○%というふうに調整してほど良い成績が出るように作ります。こうして出来た餌を一般の鶏さんは食べて卵を産んでいるわけですね。 ちなみに日本では今はあまり鶏の羽とか肉骨粉とかは飼料にはまぜていません。最近では消費者の皆さんの受けが悪いので飼料メーカーさんも考えているようです。 しかし、外国の輸入卵はおもいっきりつかってますよ。 だってこの原料(羽とか肉骨粉)というのはもともと廃棄物ですからね。それをちょいと加工して鶏に食べさせて卵にしたら安く出来るでしょう?使わないわけがないですよ。外国産の卵というのは安いから日本に輸入されてくるのですから。高ければ誰だって国産の卵を使うでしょう?ということなんですわ。 今現在は国内の卵はたいていこういった(??)と思う飼料原料は使っていないと思います。だから、そういった意味では安心できますよ。ただし、あくまでも私が日本配合飼料というメーカーさんが一般の養鶏場に販売している飼料の成分表示を基準に話をしているので地方によってはメーカーが違うこともありますので勝手が違うとは思いますが・・・それにただひとつ引っかかる点といえば私が見ているのはあくまでも一般の養鶏場に販売されているいわゆる可もなく不可もなくっていうレベルの餌です。 でも、実際に規模が大きい農場では農場独自の飼料配合を作って食べさせているところがありますのでそこでは単価を下げるためこういった禁断とも思われる飼料原料を混ぜているかもしれません。(超大手だと規模も大きいし卵の価格も信じられないくらいの価格で出してくることも多々ありますから加工向けの用途とかでしたらこういった飼料原料を混ぜてコストを下げているかもしれませんね。) ちなみに我が家の飼料計算の基準はさきほどいったCP○%というのは考慮していますが考え方が根本的に違います。 卵がプロテインスコア100であるということ、そして、卵からヒヨコが出てくるということに着目して人間同様の基準で考えています。だから、自ずと蛋白源も魚が大部分と大豆が少々という計算の仕方にしています。 魚はさんまなのでプロテインスコアは90そこそこ、大豆は50そこそこ、それらを補うのに他の食材を少々混ぜて全体で限りなくプロテインスコアが100になるように配合してます。(詳しくは企業秘密です。父親が50年の歳月をかけて作り上げた配合なので)しかし、これだけではありません。飼料原料というのは通常粉末になっているので必ず加熱処理されているはずなんです。生というのはほとんどありません。 ということは加熱処理によって栄養素がもともとの基準値よりも低下していると考えるのが妥当でしょう? その分の損失率もある程度考慮に入れて全体として栄養素の過不足が出ないように配合しています。 この独自の配合をするために自分のところで工場を持って飼料を作っているんですね。 私が小さい頃、どんどん増えて行く建物やら設備を見てなぜこんなにも必要なのかなぁと疑問に思ったことは多々ありましたが今思えば全て意味があったんですね。 この頃はまだまだ世間一般の栄養学のレベルも非常に低い時代でしたので当初我が家で行っている考えか方は飼料メーカーさんでもかなり異端児扱いされたみたいです。そのような時代に頑固一徹の父親が本能的にこういったことを考えて卵を作っていたことは驚きに値します。 ということで最後はちょっと話が脱線してしまいました。とにかく、卵のたんぱく質の原料は何が元になっているかわかっていただけましたか?次回は違う視点からご説明しますね。おしまい。
2005年12月13日
コメント(9)
こんばんんわ(^^)またまたおひさしぶりの更新です。本日は卵の白身についてのお話です。ところで皆さんは卵の白身ってもともと何性かご存知ですか?本日は時間もないので答えをずばっとお教えしましょう。 答えは弱アルカリ性です。産まれたてのときのPHはね、7.6~7.9くらいです。そして、産まれてから日数が経過するにつれて徐々にこのPHは上昇していきます。最終的にはPH9くらいにまではいきます。それ以上いくかどうかは私もまだ実験していないのでなんともいえません。すみません。なぜ、卵のpHが日数が経過するごとに上昇するかといいますと実は卵の中にはもともと炭酸ガスが入っています。その炭酸ガスが抜けることによってpHが上昇するというわけですね。よく、卵の鮮度を見るのに水の中に浮かべればよいっていうのがありますよね。あれはこの性質を利用したものなんです。生まれたての卵は中身いっぱいです。しかし、時間の経過とともに炭酸ガスが殻を通して抜けていき中身には少しずつですが空間が広がってくるというわけです。 当然、中身のガスが抜けていけば中は空洞が出来てきますから水の中に入れると浮いてくるっていう訳です。まぁ、この理屈を利用して卵の鮮度を判定しようというのが皆さんがよく知っている水の中に入れてみるってやつですわ。まぁ、これでだいたいの鮮度はわかるのですがこれも実のところ万能ではありません。 なぜなら、保存温度が低いとこの炭酸ガスの抜け具合というのは非常にゆるやかになるからです。それに同じ鮮度の卵でも鶏さんの年齢によってこのガスの抜けるスピードは格段に違います。なぜかといいますと、卵の殻というのは鶏さんの年齢に非常に大きく影響されます。もちろん、若い鶏が産んだ卵の方が殻は丈夫です。殻の厚さ違うのであれば当然ガスの機密性も違ってきますね。 ということで、この方法は一般的に大雑把に鮮度を見極める方法としての利用に向いてます。そこでこの性質の上手な利用方法としておすすめしたいのがゆで卵用の卵の見極め方です。 っていうかこの方法を使えばある程度鮮度の落ちている卵は判定できますからそれをもとにゆで卵用の卵を選別すれば殻をむくときに非常にらくになりますよ。 そうそう、強制的に鮮度の良い卵をゆで卵用に鮮度を落とすことも逆に可能ということです。要は適度に温度をかけるか浸透圧の違いを利用すればよいのですから・・・くわしくはまたいつかお話しましょう。今は企業秘密なので内緒です。では、またm(--)mおしまい
2005年12月11日
コメント(2)
全2件 (2件中 1-2件目)
1