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16歳の少年ネイトが、チェスの試合後対戦相手を激しく殴りつけた上、自分も激しい頭痛を訴える。母親によると、ネイトは数年前から酷い頭痛に見舞われ、思春期になってから反抗的な態度や生意気な言動を取って母親を悩ませているという。実際、診察中もネイトの人を見下した態度にチェイスは腹を立てる。フォアマンは次の仕事の面接が誰かによってキャンセルされ、それが自分を辞めさせたくないハウスの仕業だとふてくされる。ネイトからドラッグや毒物は検出されず、脳にも異常がない。痛み止めもステロイドも効かなかった。ハウスは人格障害、または群発頭痛を疑い、抗血液凝固剤を与え頭皮の磁気刺激試験を行わせるがどちらも効かない。ネイトの痛みは関節にも及び、親指が曲がらないという。カディの許可を取ってマジックマッシュルームを摂取させると、痛みは引いた。男性性腺機能低下が見られたため、ハウスは下垂体の生検を命じる。やがて黄疸が起こり肝機能の低下が見られた上、さらに血尿が出て腎不全も起こった。ネイトの症状が次々と増えていくことから、チェイスはケリー・ミーグラー症候群を疑う。ハウスはそれを確かめるために、ネイトにチェスで挑戦してわざと怒らせるように刺激する。ネイトはゲームに勝つが発作を起こしてしまう。これでケリー・ミーグラー症候群ではないことが判り、フォアマンは発作を起こすのはアミロイド症ではないかと言う。ただし、それでは「人格障害」という症状を説明することが出来ず、ハウスは単にネイトが性格が悪いのだと考える。神経生検の検査の結果、アミロイド症も否定されたが、ハウスはフォアマンが新たに感染症を疑いながら何も検査しないことを指摘し、諦めずに引き続きアミロイド症の検査を続けるように言う。ハウスはネイトの駒の持ち方から、関節が変形していたことに気づき、最終的に鉄分を代謝できない血色素症だと診断する。ネイトの母親は、息子の性格の悪さが病気が原因でないと知って落胆する。ハウスは言われるままにまだ検査を続けるフォアマン見て、診断結果を伝えずにその場を去る。いよいよ、フォアマンの辞職が近づいてきたわけですが、ハウスとフォアマンの深い師弟愛?が屈折していて、もう何とも言えませんね。(爆)キッズ3人が役割分担してハウスも診断にも勢いがつくということは、この前の飛行機のエピソードで判ってしまったことですが、フォアマンはその中でも「ノーと言える人(By ウィルソン)」として存在感が大きい。「やめて欲しくないならなぜそういわないんですか?」「言ってほしいのか?」「いいえ、でもそれが大人のやり方というものでしょう。」「大人のやり方が上手くいかないなら、なんで気にする?俺は邪魔する価値のある相手しか邪魔しないんだよ。」で、フォアマンの邪魔をしたと思われる人はハウス~カディ~ウィルソン~キャメロン~チェイスと回って、最後にまたハウスに戻ってきました。(爆)多分、ハウスが犯人でしょうね。フォアマンが連絡を取っていた元上司に対しても評価は低そうでしたし。しかしそれはフォアマンのキャリアを考えてということだったのか、単に自分から離れていく者は手放したくないというだけのものだったのかは微妙。ラストで「俺の命令に従わないという選択肢もあるぞ」と言っておいて、やはりまじめに徹夜の検査を続けるフォアマンを見ると、かわいいやつだ、もういじめないで留めて置こうと思ったのかも?でも、フォアマンもそろそろ「親離れ」の時期では?ハウスのそばにいれば、一生ハウスを越えることは無理だと思います。タイトルの"jerk"は嫌な警官トリッターとの会話でも出てきました。手の付けられない無軌道なあまのじゃく(しかも暴力的)なネイトはもちろんjerkですが、ここまで見てきて間違いなくハウスもjerkです。「人格障害」が症状ではなかったというのがハウスにも響いてくるのでしょうか。(笑)あれほど極端な息子の性格が母親のせいだと言われると、辛いですね。せめてカウンセリングなどを紹介してあげればよいのに。
October 31, 2008
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12人を殺した凶悪レイプ殺人犯の死刑執行が近づく中、未解決事件の遺族から頼まれてステイブラーが真実を追究しようとするという、いつもとは趣の違った展開で、オチは殺すべき犯人の死刑の執行を差し止めるという矛盾した結果になりました。死刑囚のエピソードでは、新たな容疑が出て裁判のために死刑を先延ばしするという展開がよくありますが、尋問は認めるけれど起訴はさせないと念を押していたのに、巧みに人心を操るサイコパスのせいで、ステイブラーや看守たちが相手の思うつぼにはまってしまい、死刑囚は逆上した看守に殴られて意識不明に。これでは死刑はできなくなってしまう。自白があり真実が明らかになってデビーの遺族は納得したでしょうが、早くから死刑を望んでいた他の遺族たちは自分達の気持ちの持っていく場がない。SVUらしい終わり方でしたね。今回はNYではなくNJに捜査権があり執行もそちらだったので、SVUの関わり方も微妙で、キャボットがかつての同僚に頼み込んで尋問を認めてもらうなど、苦しい展開でした。しかも、3日間で11年前の証拠を洗い直すなど困難な状況です。それでもステイブラーは闘志を燃やしたわけですが。またこの犯人がどうしようもなく恐くて常軌を逸している。生きたまま女性の身体を切り刻み、死体を辱め、精神科医のフアンでさえコントロールしようとするし、イメージ的にはハンニバル・レクターみたいな犯人でしたね。もしかしたら、それをイメージしていたかも。演じた役者さん(Nick Chinlund)がものすごい迫力でした。「デス妻」のシーズン1に出ていた刑事さんですが、映画などで活躍しているのですね。彼の存在感があればこそ、というエピソードでした。
October 28, 2008
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FOX CRIMEでは、シーズン3の終盤になって、一気呵成のまとめ放送をしたものだから、見る方はなかなか消化できません。どうしてそんなに急ぐのでしょうか。今回は連続爆弾魔ということで、ATF(Alcohol, Tobacco, and Firearms)と爆弾処理班との合同捜査です。ATFというと、シーズン2の"Guns and Roses"で、ドンの元カノが自殺したという話がありましたが、今回もまた女性捜査官マロイ(Lisa Vidal)が出てきて、しかもニッキーの友人だというので、あの時の話を蒸し返していました。だから今カノのワーナー捜査官は彼女が気になってしようがない。本当にドンのお相手はいつも仕事がらみですね。しかもどうしてそんなにもてるの?(爆)郵便物を装った爆弾で、ジャーナリストのウォルトンが爆死する。ウォルトンは3年前にバイオテクノロジーの危険性を批判して研究所を連続爆破した「DNAボマー」の犯人を名指しで報道していた。「DNAボマー」は、物理学教授のエメッド・グレーザーが犯行声明をインターネットで発表し、爆弾の作り方を教え子のジェイソン・アロノーに教えたと言われている。アロノーは一人罪を被って服役しているが、刑務所内で自殺を試みたという。爆弾の部品を集めたところグレーザーの署名も同じで、爆弾も似ていることから、捜査チームは行方不明になっているグレーザーを探す。3年前の事件で、同僚を失ったATFのマロイ捜査官は事件への強い執念を見せる。やがて2件目の事件が発生する。グレーザーの実家を捜索したドンらは、グレーザーの部屋からターゲットの情報や犯行を計画していた証拠を掴む。その犯行リストの一人、裁判を担当した判事の下にも爆弾が届き、爆弾処理班が処理するが、全員退避する間に、裁判の資料が盗まれてしまう。チャーリーの絞り込みによって、グレーザーの潜伏先が判り、身柄を拘束するが状況証拠のみで逮捕まで至らない。グレーザーは、チャーリーに捜査のヒントを匂わせる。捜査班はアロノーがチャット仲間に爆弾の作り方などを伝授していた証拠を掴むが、そのアロノーが刑務所内で爆弾による自殺を図る。ドンは外部に協力者がいるとし、アロノーとマロイ捜査官が面会していた事を知る。チャーリーはグレーザーのヒントで、3年前の捜査で不手際を起こし、結果的にグレーザーを無罪にしてしまった関係者を狙って爆弾を送りつけていることに気づく。アロノーに爆弾を渡していたのは、刑務所の看守で、彼はATFの亡くなった捜査官の元同僚だった。彼はグレーザーに罪を着せようとして犯行を重ね、次のターゲットにグレーザーの名前を漏らして証拠をだめにしたマロイ捜査官を選んでいた。グレーザーはチャーリーの説得で、マロイ捜査官の車に仕掛けられた爆弾の解除を手伝う。チャーリーは立場の違いを認めて、グレーザーを大学に招聘する。毎度のように、テンポが速くて字幕を読むのさえポーズを入れながらでないと、意味も掴めません。英語が聞き取れたとしても、多分あっと言う間に話が進むのでしょうね。突っ込む暇もないです。(笑)バイオテクノロジーに反対する学者の話ももう少し聞きたかったですね。そういう人がなぜ爆弾の作り方を学生に教えるのかは納得できませんけど。(爆)今週もパパはミリーおばさんとデート。ミルドレッドも完全にラリーのポジションですよね。爆弾処理でロボットを使っていましたが、CSIマイアミの第2話にも同じようなものが出てきました。やはり現実に使われているのでしょうね。
October 27, 2008
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前後編の前半。ハリウッドで有名な離婚弁護士、オリバー・ヘンリーが自宅のプールの中で発見された。ブレンダらは、遺体についた傷や薬物反応などから殺人を疑って捜査を始める。実は、オリバー自身が妻のバレリーと3ヶ月前に離婚したばかりで、弁護士のバレリーは保険金を受け取ることになっており、オリバーは仕事柄裁判がらみで恨みを買うことが多かったという。特捜班は、オリバーを脅迫したり付きまとったりした関係者の中から、現場で目撃された黒のBMWを所有しているドナルド・シェイファーを容疑者と見て妻から話を聞くことにする。妻のベバリーによると、眼科医の夫が病院の受付係と浮気をしていたのでオリバーに相談したが、夫とやり直すように勧められて、シェイファーもオリバーと和解したと言う。そのシェイファーは、オリバーが死んだときにトッパー・バーンズという友人と釣りに行っていたと良い、アリバイもあるという。しかし、特捜班はアリバイを確認できず、オリバーが弁護士を求めたためにブレンダは自白させられずに、シェイファーの車にあったオリバーの家の犬の毛を証拠として起訴することになった。裁判ではマスコミの注目が集まり、車の中を調べる令状に不備があったため、市警は苦戦を強いられる。さらに、見つからなかったトッパー・バーンズが証人として現れる…一方、フリッツと自動車の保険を一緒にしようとしていたブレンダは、フリッツが過去に飲酒運転で逮捕されていた事を知らされる。ブレンダがいわゆる「クローザー」の仕事を果たせなかったため、今回はいつもと違う展開ですね。裁判で証言するのも珍しいです。それもこれも、ブレンダがフリッツと自動車保険を安く上げようとして手続きに翻弄されたから、ということなのでしょうか。その理由が、フリッツの飲酒運転の前歴があったということで、現在は飲まない(そういえば、この間ブレンダ・パパにシャンパンを勧められて飲みませんでしたね)ところを見ると、もしかしたらフリッツにはアルコール依存の過去があるのかも知れません。それが2人の将来にどういう影響を与えるのかどうか、ちょっぴり気になります。それにしても、ブレンダの身体を気遣って冷蔵庫から甘い物を全部捨てるとか、「君は忙しいだろうから全部やっておいたから」と雑用を引き受けたり、フリッツは本当に世話焼きな男ですね。家事を何もしないだんなよりも良いのじゃないの?(爆)「フラープル」を説明するプロベンザが面白かったですね。フリンが「なんだか、インドでデイリー・クィーン(ファーストフードチェーン)のことを言っているみたいだな。(Sounds like something you'd get at Dairy Queen. In India.)」というと、「離婚弁護士のバカが支払いのためにクライアントの住宅に先取特権を置くことができる法律のことだ。」「お前、2番目の嫁さんの時か?」違う違う、とプロベンザが4本指を見せる。もう、お笑いですね。
October 27, 2008
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何?この邦題。相変わらずセンス悪いな~(爆)第1話の続き(実質第2話)です。ものすごく良かった~~~。今シーズン、いきなり息子の登場など唐突かと思いましたが、さすがにマイアミの夕日に染まり全てがぴたりと収まりましたね。息子を想う父、Horatioの感情がひしひしと伝わってきて、最後は涙が溢れました。すばらしい。Horatioらしいツッコミどころもたっぷりあって良かった。シーズン6はここまでのところ脚本が良くなりましたね。昇進したFrankが大活躍。引き続きRyanは辛い立場にありますが、科学捜査に関する彼のプロ意識を見直す機会でもでした。息子Kyleの罪状認否にFrankが付き添う。今回Horatioは最も信頼の置ける親友に息子を頼んだ感じです。武器を持たない誘拐で暴行の過去はないけれど、判事は脱走、誘拐は凶悪な犯罪なので16歳だが大人として裁判を受けさせるのが妥当だとする。保釈はなし。その日、派手な強盗をしたむくつけき容疑者たちと一緒にバスで輸送される。ここでびっくり!!Horatioの元カノ、Counselor(法廷弁護士)Rebecca Nevins登場。どうやら彼女のせいで未成年として扱って欲しかった事件を成人の犯罪としたようです。そういえば彼女は3シーズン"Cop Killer"で、未成年の容疑者を大人の裁判にかけて勝つ勝算がある、と言っていましたね。「なぜそんなに気にするの?」「それが仕事だからだ。」"I care because it's my job."心配そうに息子を見守るH。まだ父であることは告白していません。HoratioはFrankに刑務所までバスに乗って欲しいと頼みますが、親心ですね~(泣)4シーズン"48 Hours To Life"を思い出します。Kyleのようにあんな弱々しい子なら一発で…(以下自粛)※現実は警備にもっと人間がいて、しかも大人として裁かれても16歳の子を大人の刑務所に入れることはないそうですが。もうこの段階でいつ事件が起こるのかとハラハラドキドキです。そして思った通り、交通事故が起きて容疑者は逃亡し、殴られ怪我をしたFrankが朦朧とする中、Frankに無実の女性を撃った疑いがかかってしまう。しかし殊勝にも息子は出頭してくる。うれしい父。"You made a good decision, Kyle"息子から「刑務所に付いてきてくれる?」と言われ、瞬間うれしそうな表情を見せるH。でも、Hはその前に散髪に連れて行って、初めて親らしいことをしてやる。もうここですでにウルウルです~きれいになった息子に出来ることと言ったら、刑務所に入ったらどんなことがあっても"Don' t back down"(腹を守れ。仰向けになるな。)といってやることだけ。それがせめてもの父から息子への言葉だなんて辛すぎる。そして自分の手で息子に手錠をかけるH。警察官としてこれがどんなに辛いことか。ここでまた激しく涙です。Frankの容疑は早くに晴れますが、Nataliaは事故現場からバイクを盗んで逃げた脱走犯オスカーの証拠(バイクの鍵)を手に入れて、そのまま銃の練習へ行ってしまう。ここで大失敗のもと。そもそもRyanが好意で銃のレッスンの便宜を図ってやったのですが、ここはキャンセルすべきでした。プロトコルに反します。Ryanは頻繁にラボに顔を出していますね。(爆)今回は、バイクを盗んでいないという弁護側のexpert witnessのために1時間300ドルで雇われたという。「イヤだけど、仕事だからやらなくてはならないんだ。」と辛い表情。Nataliaは「私の証拠は完璧よ~。チャレンジしてみる?」とお気楽。しかしRyanは例の鍵を提出を要求する。「金がないんでね。君のevidenceにチャレンジするんじゃない。プロトコルにチャレンジするんだ。」「あなた、これのために私をはめたわね?!」プロ意識の欠けたNataliaは捨て台詞でRyanを非難しますが、結局、オスカーを窃盗罪では起訴できなくなってしまう。ここで、またキツイ女、レベッカ登場。「あなたが失敗したのよ。(you screwed up)」「友達だった人に騙されたのよ!」「じゃあ、仕返しすれば?ライアンの資格を問えば(disqualify him)?何か欠点ははある?」「ない、ごめんなさい。」「でしょうね。(you should be)欠点のあるのはあなたね。(It's your career.)」そして刑務所に入ったKyleがいつ襲われるか、ハラハラドキドキ 。(爆)RyanはNataliaに悪いと想ったのか、オスカーの新たな証拠(銃で女性を撃った証拠)を見つけ、わざとFrankに渡す。それなのに、Nataliaは子供っぽい。「それで点数かせいたつもり?」「おい、おれは誰が金を払おうと、プロとして証拠に従うんだ。」そして女性を撃ったのはオスカーではなく、別の人間であることが判りました。最後は残り2名の逃亡先を発見して、早速Horatioの銃の腕が冴える。ここはまた痺れるところ。「お前のガキがムショに入っているんだってな。中で殺してやるぜ。」Hはすぐに刑務所に電話するが、すでに息子は姿を消していた。容疑者のムショ内のダチを脅すHがやりすぎでは…(爆)「Kyleはどこにいる?必ず答えてもらう。」"I'm not leaving this room without your answer."取調室のブラインドを静かに締めるH。(きゃ~)中で何があったのか?(爆)「お前ブラジルへ行ったことは?」きた~こんなところであの話をするな!!「俺たちの大切な人を殺したケダモノをブラジルまで狩りに行ったんだ。」Ericまで相づちを打っているし。これはネタなのか?「彼はもうブラジルから出られないんだ。」「お前の手に付いているのがKyleの付けた傷だったら、あるいは彼に何かあったら…(次が最高)お前は死体袋の中だ。」"I'm gonna come back to this room and you'll leave it in a bag."すっかりびびるムショのダチ。(大爆)隠された息子を助けにメインテナンスホールへ向かうHoratio、もうそれは風のように!!殴られ縛られた息子は健気に「約束は守ったよ」と言う。「でもどうして?」「それは私がお前の父親だからだ」"Why I'm doing this BECAUSE I AM YOUR FATHER." 「え?」「今は信じられないだろうが、話は後だ。」Horatioは、バイクを盗んだオスカーに起訴しない替わりに、中でKyleを24時間守るように取引を申し入れる。「それがお前の今の任務だ。あの子に誰も手を出させない。」" That's your mission now. That kid is untouchable ."もう、このHoratio節が腰が砕けるほど最高です。そして父はただ外から息子を見守るのみ。でも、塀の中では息子を守る男たちがいる。満足げな父。もうこのシーンでも涙涙です。裁判が終わるまで、Kyleはこのまま過ごすのでしょうね。なぜHoratioと付き合っていたレベッカが出てきたのかは判りませんが、Yelinaが戻ってきたこともあり、これは何か意味がありそうです。別れるきっかけとなった事件では、Yelinaと対立していましたし。晴れて息子が刑務所を出たら、当然Hが身元引受人になるのでしょうね。その時はきっとYelinaも力を貸してくれるでしょう。あ~早く先が知りたい。
October 25, 2008
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患者は19歳の大学生アディ。急に喀血し原因が分からない。肺から出血したのではないかと、出血箇所を探すが判らず血液検査も異常なし。ハウスは終始感染症ではないかと疑うが、数々の検査を重ねるても異常は見あたらない。ハウスは患者の身体が感染症との戦いを放棄したのではないかと言う。やがて、呼吸困難が起こり、ハウスは感染症を繰り返し死に至る「補体H因子欠損症(Complement H Deficiency)」ではないかと考える。しかし、もしそうだとしても治療法はない。目の黄班生検を行っても、H因子欠損症だとは確認できなかった。フォアマンは腫瘍を主張、脳を見るためにMRIで検査していると、アディは激しい頭痛を訴え、頭頂部が破裂、脳が壊死していた。ハウスはまだ感染症を疑いチェイスは自己免疫疾患ではないかと疑う。ハウスの診断を確かめるためにキャメロンらはアディが心臓発作を起こすのを待つ。やがてアディは腎不全を起こし、ハウスはタンパク質欠如の可能性が高まったという。そしてハウスの言うとおりアディが心室細動を起こすと、ハウスはアディの両親に、補体H因子欠損症で2日以内の命であることを告げる。しかしそれまで、ウィルソンにこっそり抗うつ剤を飲まされHappyになっていたハウスは、アディにそれを指摘され、アディが自殺を試みたのではないかと気づく。カプセルに入れた台所用洗剤が腸に穴を開け、修復したあとが瘢痕となって静脈と動脈の間にブリッジが出来、そこを通って最近が全身に回ったのが原因で感染症を起こしていたのだった。ハウスは手術でブリッジの箇所を取り除けるが、心理的な療養も必要であると言う。フォアマンの退職はチームに告げられ、チェイスやウィルソン、カディらも引き留めるが決心は変わらなかった。一方、ハウスは外来患者の管理栄養士ハニーが気に入り交際を申し込むことに。今回はいつもに増して病気の診断が判りにくく、次から次から挙がっては消えていく病名にわけがわからなくて…しかも、Happy pillである抗うつ剤を飲まされてハウスのテンションの高いこと高いこと。まさに機関銃というか、嫌味のきつさはショットガン級です。患者に何のためらいもなく、あと2日の命だとしゃべって、出て行ってくれと言われる。「ハウスのようになりたくない」というフォアマンにとっては背中を押したことなったのでは?カディは始めはフォアマンの決断にGood Luckと言っていましたが、最後には「ハウスのようになるのも悪くないわ」と言葉をかけていましたけど。ハウスはフォアマンが自分を善人に変えようとしていた、と指摘。どうせハウスになりそうなら、その本人を良い人に変えようと考えたのだろう、と。でも、ハウスもフォアマンにはやめて欲しくないのですよね。面白かったのはチェイスがずっと空気を読んでいて、ハウスのギャグに初めて笑ったフォアマンは「決断に自信がないんだろう」と言ったり、辞める理由を言わないのは双方「恥ずかしいから」と言ったり、良い味出していました。(笑)でも、秀逸はやはりウィルソンでしょうね。あくびの理由を調べるため、ハウスから覚醒剤のアンフェタミンを盛られたウィルソンは動機が挙がり、早口になり、かっかして自分でも何をしているのか判らない状態。"I'm not on anti-depressants, I'm on speeeeeed! "アンフェタミンを飲んでもあくびが出るというのは、実はウィルソンも抗うつ剤を飲み始めていたのですね。その理由が多かれ少なかれハウスなのは言うまでもないでしょう。そのハウスは、何と菜食主義、オーガニック好きのハニーとデートすることに。また気まぐれでしょうが、今度はどんな騒動になる事やら。患者の心臓発作を待ちわびるハウスに、「また明日があるわ」と言ったカディはハウスが薬を飲んでいたことなど気づかなかったのでしょうね。(笑)
October 25, 2008
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エジャートン捜査官再登場。やっぱり、シーズン3のオープニングを見ていないのが残念です。でも、さすがに彼のための見せ場を作りましたね。山中に小型飛行機が墜落し、乗員5名が死亡する。近くで目撃した森林レンジャーもなぜか現場で額を撃たれて殺されていた。飛行機の持ち主は軍にミサイルの推進エンジンなどを納入するエアロノミクス社で、NTSBに協力しブラックボックスを分析したチャーリーによると、高度が高く出るように偽装されていた。しかも、衝撃によって部品が広がる範囲が積荷の重さと合わず、450キロ程度の荷物が墜落後持ち去られたのではないかと推測された。実は会社は新開発のミサイルのエンジンを密かに運んでいたことを認め、ライバル会社に盗まれたのではないかという。一方、航空機の頭脳とも言えるFMCが事故の2日前に整備士によってプログラムが更新されており、FBIは飛行機の整備士ウェルナーの後を追う。そして、ウェルナーが借りている倉庫を発見し、失われたエンジンと共に、ウェルナーも額を撃ち抜かれて殺されていた。FBIは飛行機をわざと墜落させた理由でまた振り出しに戻るが、チャーリーがFAA(航空局)のネットワークにFMCを繋いでプログラムを侵入させるのが目的だったと突きとめる。会社のIT担当ベイリーは、ウェルナーの友人からレーダー上の飛行機を消すソフトをインストールするように依頼されたことを認め、FBIは起動プログラムのコードと金を引き渡す現場に張り込む。今回は高得点の部類に入るお話でしたね~飛行機の墜落場面はかなりリアルでお金がかかっているし、森林レンジャーならエジャートンと、お決まりの人も出てきました。メーガンは司法省へ行ったということだけで、それも質問することも許されていないらしい。(笑)Bプロットは、エプス家に泥棒が!という展開で、パパが思い出を盗まれたしょんぼりしているのに、チャーリーはさっさと事件現場へ行ってしまうという冷淡さを見せました。(笑)アミタの方が気遣っていましたね。ドンも警察に任せろや、と冷たいんだから。まあ、数学を使わなくてもパソコンに入っていたGPSのおかげで無事盗まれた物は帰ってきてめでたしめでたし。コルビーがなぜか、殺されたレンジャーの奥さんと親密に?(爆)フロリダで密輸のために飛行機がレーダーに映らないようにするというのは、なるほどという感じです。取引先として現れたのは、CSIマイアミのクラーボでした。たったあれだけで、もったいないくらい。やはりNUMB3RSはゲストが豪華ですね。
October 23, 2008
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"Counterfeit"(偽造)という言葉は視聴者をミスリードをさせるために敢えてつけましたね。(爆)高架下の人気のない場所で薬品会社の研究者、ポーラのレイプ死体が発見される。ポーラの爪には青い繊維が残っており、そばに彼女の車が放置され、他の車のタイヤ痕があった。車のトランクから大量のガン治療新薬の偽薬が発見されたため、SVUは企業の違法な販売戦略を告発しようとしていたのではないかと、上司を疑うが、間もなく次の事件が発生する。2番目の被害者フランチェスカは、バーから帰る途中覆面パトカーに車を止められ、脅されて制服警官にレイプされたと訴える。犯人は免許証を奪っていったという。犯行当時、22分署に連絡の付かないパトカーがあったため、SVUは内部調査局に通報する前に2人の上司から話を聞く。実は問題となっている2人の警官がおり、内部捜査局も目を付けていたという。その一人、マルコジは、娼婦を逮捕しては目こぼしすることと引き替えにSEXを強要していたという。SVUはマルコジの身柄を拘束し話を聞くが、現場にいたことは認めるが殺害は否定する。マルコジは上司の車を目撃したというが、3番目の事件が起きていたことが判り、マルコジにはアリバイがあった。Dr.フアンは犯人をプロファイリングして、警察官を偽って犯行を行っていると考える。やがて、フランチェスカが警官に連れ去られた事が判り、ベンソンとチュチュオーラはマルコジが見た車の持ち主を尾行して、フランチェスカが監禁されている場所を突きとめる。あれこれいっぱい回り道して最後の最後に捜査対象が別にあると見せる、いつもの手ですね。堕落警官のマルコジはマイケル・オキーフでした。この人あちこちで顔を見ますね。始め警官が捜査線上に挙がったとき、警官を守ろうとするフィンとあくまでレイプ事件として追及すべきというオリビアは激しく対立しました。その2人もヒラに落ちることを覚悟の上、勝手に尾行して犯人の前で芝居を打つうちに、仲直り。そういえば、冒頭のオリビアはセクシーなドレスでデートしていたと言っていました。相手は誰?今週のマンチは脚を骨折して松葉杖をついていました。これはRichard Belzer本人が怪我でもしたのでしょうか。長いシリーズですので、こういうこともありでしょうね。フィンにスカイダイビングでもしたかとからかわれて、逆にお前には18歳の子供がいるのを隠していただろうと暴露してこの辺はインナージョークなのでしょうか。炭疽菌で大騒ぎなど、当時はそういうこともあったな、と思い出しました。
October 22, 2008
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ブレンダは体調変化の原因を解消するために腹腔鏡による手術を受けた模様。退院しても傷痕が痛いんですよね~動かないとまた癒着するとか言われて、痛いのをこらえて歩くわけですが…脱線しました。復帰すぐに現場に足を運ぶブレンダは、部下たちにとってはやはり良いお手本でしょうね。逆に上司にがんばられると、部下はさぼれなくて辛いという面もありますが。キーワードは「ウルシ」でしたね。国土安全保障省(DHS)の監査官マギー・スコットが車ごと崖から落ちて死んだ。ブレーキをかけた跡はなかった。LA市警の購入した無線機にDHSから給付金が出ていることから、1月おきに会計監査に来ているという。その仕事ぶりは非常に厳しく、財務課のジム・ハンソンは仕事に追われて妻に逃げられたほどだという。検視ではマギーは車ごと落ちて、下からはい上がってきたところをまた落ちたと思われる。致命傷は頭を岩にぶつけたことだった。マギーの顔には催涙ガスがかけられていた。現場からマギーの携帯とノートパソコンが消えていることからDHSは機密が漏れる恐れがあると回収を要求してくる。ブレンダはタオにカーナビの入力先を調べるように命じる。車が落ちた場所は人気がなく、夫の話によると1週おきにLAに来ていると食い違うため、特捜班は不倫していたのではないかと考える。実は、マギーはかつてポープと関係があったのだが、ポープは半年前に終わったという。マギーの行き先の一つ、市警が無線機を購入したシヴィル・オーディオという会社の財務担当、ホワイトの話を聞いたブレンダは、やはりマギーの仕事ぶりは厳しかったと聞かされる。ホワイトは大金をかけて新居の改築を行っており、納入品の請求書を水増ししている疑いがあった。ブレンダはフリッツにマギーが携帯をかけた相手を調べるように頼むが、その結果、以前合同捜査で因縁のあるブラックバーとホーラッカー捜査官が現れ、全ての証拠をFBIに渡すように迫る。ブレンダは時間稼ぎをしてマギーのレンタカーをFBIに渡さないようにしながら、あえてFBIにホワイトの情報を流し、本当の容疑者の逮捕へと向かう。ポープは寂しいとか言い訳しないで、もっと影響のない手頃なところで済ませておけばよいのにね。結局、マギーはブレンダと同じように仕事が出来て、意志が強くててこでも動かないようなタイプだったわけですね。あの言い方だと、ブレンダはポープに誘惑された?ブレンダはそれを知って、始めは腹を立てたものの、腹に収めて秘密を守ってやる。特にPCのや携帯に「証拠」が残っては子供の監護権で問題になるので。まあ、これで本当に吹っ切れたでしょうね。ポープの駐車場に証拠の車を置いたのは、ブレンダの思いやりなのかな?(笑)フリッツはブレンダからあれこれ頼まれると、素直には聞けない。またミスター・ハワード・ジョンソンと言われるから。(爆)(規則が変わったというのはほんとか?)。プロトコルに従って、処理したため例の2人組が出てくるわけですが、家出は「俺に怒っているだろう?」とふて寝。「もう頼まないわ」と言うと、「どうせ俺って…」とぶちぶち。一応、FBIでは彼なりに盗聴など仕事はしているようです。職場では居心地悪いでしょうね。そして、例のテロ対策の研修が今回は大いに役立ちました。このためだったんかい!策士ガブリエルはさっそく立ち回って、ポープに予算カットによる人員削減を免除してもらうように嘆願。さすが良いスーツを着ているだけあって出来る男は違う。ともあれ、「LAPDテロ対策局 殺人捜査班」のお手柄でした。
October 20, 2008
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「インターネットセレブ」といって、誰かが投稿した写真で昨日まで無名の人が急に脚光を浴びて、どこへ行っても携帯のカメラに追っかけられる、そしてターゲットがどこに出現したか報告するサイトに投稿される、というのは極端かも知れませんが、3シーズンの"Flash Mob"、4シーズンの"Urban Hellraisers "で出てきたヴァーチャルシューティングゲームなどと同じように、テーマとしては悪くないと思いました。サイバーネタだけに画面もクール。なんと日本語が出てきて、東京の若者もネットセレブに夢中、というシーンがあったのには驚きました。これまでにマイアミで日本ネタは皆無だっただけに、これはもしかして日本に対するリップサービスか?とうれしくなりました。有名になるのは迷惑であるけれど、誰も自分に興味を持ってくれないのも寂しい。娘が有名になって『お仕事』が入り舞い上がる母親もわかります。しかし、父親は心配でならない。娘を守りたいという気持ちはHoratioにも痛いほどわかったでしょう。その「インターネットセレブ」のキャンディスの恋人がアーチェリーの矢を受けて死んでしまった。キャンディスの警備のためにHoratioはまだ復帰手続き中のRyanにボディガードを任せる。今シーズンに入ってRyan君はすっきりしましたね、キュートなマスクでかわいい♪お馴染みのStetlerによると、Ryanの復帰は間もなくのようです。しかし、Rickはわざわざそれを言いに出てきたわけではなかった。なんと、Horatioもサイバー・ストーカーに狙われている?これについては命が危ないので警護を着けようかという。ふふんと笑って、「そんな危険は毎日のことだ」というHoratioですが、Rickの心配しているのは署の上部では外部に晒されていることに懸念を持っている事らしい。Horatioには上にも敵がいるのでしょうか?どうも最近のRickは一時の嫌われ者というレッテルを外して、Horatioのお友達になりたがっているよな印象です。ちょうど、"Dr. HOUSE"のハウス医師とウィルソン医師みたいな関係。(笑)Horatioをつけ狙っていたのは、5年前にHoratioによって大量殺人で起訴された男の息子らしいのですが(そんな事件あったかな?)筋違いの逆恨みをされても、Horatioは相手が判っているだけに怖れはしません。むしろ「正しい選択をしろ。同じ道を歩むな。」と父親のような態度で接します。でもバカ息子にはHoratioの配慮は伝わらないですね。(泣)「私も家族を失った。お前の気持ちは判る。」銃を盗んだ犯人に「そんなことはしないと思ったのだが。本当だぞ。」"I was hoping you wouldn't, son. I really was."「俺を撃って見ろ」最後は見事にHoratioが締めてくれました。あ~しびれる~!実は今シーズンのテーマは「父と子」なのですね。ストーリーは詰め込みすぎず適度に緩くてゲストのキャラクター付けも納得できたし、レギュラー陣の出番もちゃんとありました。キャンディスを襲った犯人逮捕にRyanが機転を利かせ、ラボにやってきました。"That's not bad, Wolverine."つい軽口が出たEricに、Calleighは「私たちみんな、あなたがここに戻ってくるとつい興奮しちゃうのよね。」と答えていました。復帰はもうすぐかな。Rickだけでなく、Frankも彼なりにHoratioを心配しているのが良かったですね。Hummerを傷つけられ、警察バッジを奪われて、「大丈夫なのか?」"Is everthing all right with you?"「いや、俺にはどうしようもできない。」"Nothing. I can't handle."肩を落とした姿がHoratioが寂しかった…今シーズンからAVラボの女性技術者Samanthaが入りました。Dan Cooperはもう出てこないのかなあ、好きだったのに。彼女、ラテン系なのでマイアミ向きかも知れませんが、普段からそう言う人が事件がらみで大勢出てくるので、逆に目立たない感じです。彼女が操作するディスプレイが、以前にも登場したようなバーチャルキーボードとiPhoneのようなタッチ式の入力画面を組み合わせ、しゅっと手裏剣を飛ばすように前のディスプレイに飛ばします。(笑)これは非常におしゃれでかっこいいです。Horatioのストーカーサイトには思わずニヤリですね。Placebo『Running Up That Hill』
October 19, 2008
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判断ミスから患者を死なせたフォアマンのその後。「インフォームドコンセント」とは?医師の役割とは?大学病院のような専門性の高い医療現場では、常に求められるのは、素早い判断と対応力。多くを救うために1人を犠牲にしても良いのか?目の前に突きつけられた思いのエピソードでした。お楽しみのヘクターはさすが、ショービジネスのさかんなアメリカです。犬のギャラの方が人間よりも高いということはよくあるらしいですね。14歳の白血病患者ニックは、10歳の弟マティから骨髄移植を受けるため、放射線で免疫組織を破壊した。しかし、移植手術を始めようとした直前に、マティはくしゃみをして感染症にかかっている疑いが起きた。脾臓が腫れ熱もある。ニックはこのままだと5日も保たないが、マティ以外にふさわしいドナーが見つからないため、ハウスはマティの病気の原因を明らかにするため、体温を下げて病気の進行を進めることにする。フォアマンはまず自宅の捜査をして感染源を探し、同時にデータベースから適合者を探す。やがてチェイスがマティの心筋障害を発見し、ハウスは肥大した僧帽弁を人工弁に替える手術をするように言う。その後で骨髄を採取して感染菌を調べればよい。しかし、依然マティの感染源が判らない状態で、さらに手術をすると生涯にわたってマティは大好きな野球を制限され、薬も飲まなくてはならなくなるのでフォアマンは反対する。彼はあくまでマティに替わるドナーを探すというが、ウィルソンは手術を取る。カディの指示で、両親に説明したウィルソンは手術を勧め、同意を取り付ける。しかし、開胸したところ、肥大は感染ではなく繊維組織だとわかる。これが自己免疫疾患が原因だと、移植は問題ないのだが、それも否定され残り時間が少なくなってきたところで、フォアマンは完全ではないが4/6マッチのドナーを見つけてくる。ニックに内出血が始まり、脳内出血が起こるともう助からない。ハウスは移植しても完全にマッチしないと、移植片対宿主症(graft versus host disease; GVHD)を起こし、激痛に見舞われると忠告するが、フォアマンの説明が不十分だったため両親は移植を選ぶ。やがて、思った通りの症状でニックは苦しむが、抗生物質治療を始めたマティにも出血が起こり、感染症の疑いが高まる。ハウスはこのままではマティまで失うことになるので、マティの症状をニックに移して感染原因を突きとめようと言う。両親は、ニックを犠牲にしてマティを救うのか、このまま2人とも失うかどうか突きつけられる。ハウスはニックを説得して両親も納得するが、フォアマンが自宅の周辺がかつて養鶏場だったことを知って感染源(ヒトプラズマ症)を突きとめる。これでマティを治療することは可能になったが、ニックは依然危険な状態だ。フォアマンはマティに、自分を救うために命を賭けようとしてくれた兄のために、決意できるかと迫り、麻酔なしでマティの全身の骨から骨髄を採取し、ニックに移植する。治療は成功し、兄弟共に健康を取り戻すが、フォアマンは自分が正しいと思ったことのためにハウスのような冷酷な行動をとったことで、ハウスの元を去る決意を固める。勢いで見ているとすごいなと思いますが、エピガイに書くとやはりかなり無理のある展開です。(笑)ただ、今度は人を殺したくないと安全策(最善策ではない)を取るフォアマンと、長く患者に付き合わなくてはならないウィルソンの「判断は家族に任せる」という姿勢を、ハウスがそれぞれ意見を言うところが見所だったと思います。前回、こういう大学病院では患者を死なせることはあってもそれ以上の患者を救うことが出来るとフォアマンに話していましたが、フォアマンは罪悪感に浸るどころか、日に日に患者を忘れていく自分を「ハウスのようだ」と言い、激痛に叫ぶ子供の身体にためらわず針を刺したことで、仮に正しいことをしていたとしても「医者としてあなたのようになりたくない」と言う。これは師匠であるハウスに対する痛烈なメッセージですね。教会に行って患者のことを忘れないようにしているフォアマンは医師の理想を持っているということでしょう。こうなると、お互いに信念に従っていくしかない。それは、医師として目指すところが違うということなのでしょう。妙にフォアマンに優しかったハウスも4日後には首だと宣言していましたね。一方、ハウスはウィルソンについては、「素人に難しい判断を任せるなんて臆病だ。罪悪感から逃れるためだろう。」とこき下ろしていましたね。でも医師であっても人間に変わりない。ウィルソンは反撃する。"By that logic, a sociopath would make the best patient advocate in the world."「お前の論理だと、反社会性人格でさえ一番の患者の医事代理人になれるということだな。」要するに患者などはあってもなくても関係ない、医師は正しいと思ったことをするだけだ。まあ、ハウス/ウィルソンの関係だからこそできるジャブの応酬なのだと思いますが。フォアマンについて、8歳の時からその資質を持っている(自分と似ている)という「賛辞」を贈っているのですが、これはハウスが彼を認めていることに違いはないので、もしかしたらいずれ戻ってくるのかも。ヘクターはすごかったですね~(中の犬という意味)最後に脚を痛めたようなフリをするところなど、あまりの芸達者ぶりに舌を巻きました。本当はもっとハウスをいじめて欲しかったのですが、きっとギャラが高すぎたのでしょう。でも、面白かったですね。家の中をぐちゃぐちゃにする、杖をかじって折れる、出しっぱなしのバイコディンを食ってラリる。(爆)ハウスはドアを開けてどこかで交通事故にでもなってくれないかな~と思って帰ったら、泥棒が入ってステレオを盗まれていた!(笑)かじられた杖の弁償で出かけたお店で、パイプをくわえたハウス。もちろんホームズのインナージョーク。 "Ain't No Reason" BRETT DENNEN / SO MUCH MORE (輸入盤CD)
October 18, 2008
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チャーリーの元同僚で人口統計学者レイチェルが、知り合いの科学者ばかりが「口封じ」のために殺されて自分も命が危ないと助けを求めてくる。始めは不審に思ったチャーリーも、その直後にレイチェルが薬を大量に飲んで死んだことからその死に疑いを持ち、優秀だがCal-Techに入学することをためらうオズワルドに協力を仰ぎ、調べ始める。やがて、彼らがロサンゼルス郡の執行官(Supervisor)選挙に関わっていることが判り、その背後にヘッジファンドで巨額の富を築いたビジネスマン・タトルが存在することを知ったドンらは、電子投票における不正を暴くため、残りの科学者たちを探す。彼らは、レイチェルが警告したために姿を消していた。タトルは各界に幅広く影響力を持ち、関わりを証明することは容易ではないと思われる。ドンらの先を越し、次々と科学者が殺される。一方、メーガンは司法省へ派遣される話が進んでいるという…以前、オンライン野球ゲームで出てきたオズワルド君再登場。なかなか良い味を出しているので、アミタよりもチャーリーの部下として面白いかも知れませんね。メーガンに持ち上がった異動の話は、Diane Farrの出産に併せてということでしょうね。ラリーも今のところ不在だし、彼女がお休みに入ると寂しくなるので新人を入れて活性化させる必要があるでしょうね。メインの話は、電子投票の欠点を突いてどうやって不正するかという話で面白かったです。ただ、そのために雇われた専門家たちがぞくぞくと暗殺されるというのはちょっと飛躍しすぎだったのかも知れません。大統領選だと規模が大きすぎて逆に不正しにくいというのは、言い訳っぽい?(笑)そして、今回チャーリーの使った手法を論文にして出したら、それを見た出版社から情報が漏れて、タトルが大陪審で裁かれることになり、正義を行ったというオチ。オズワルド君も、数学で悪を退治できるんだと大学に入ることになりました。黒幕のタトル役がWilliam Sadlerでした。いつものように良い人が出てきますね。
October 14, 2008
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いつもほどは出来は良くなかったかな?前半の動物虐待の話を引っ張りすぎて、最後は無理やりこじつけという感じでした。それも、SVUらしいのかも知れません。わいせつ文書の解釈を持ち出した法廷シーンがなんだか中途半端でした。もうちょとやってほしかったかな。海辺の公園で男女の刺殺死体が発見される。両方とも腹をハンティング用のナイフで刺され、死後、SEXの体勢を取らされていた。男性はペースメーカーの番号から身元が割れるが、女性は頭部と手を切断されていたため身元を確定するのに時間がかかる。始めは売春婦と客が襲われ、レイプされたあと殺されたのかと思われたが、見つかった手の指紋から女性は動物虐待を取り締まる動物警察の捜査官パム・ティルデンであることがわかる。SVUが事情を聞いたところ、猫を虐待した少年ハリー・ベイカーが捜査線上に浮かぶ。ハリーは母親がコカイン漬けの時に産まれ、凶暴性があり動物の死体を切断するなど問題行動が見られた。しかし、パム殺人の証拠が見つからないうちに、動物警察の世話係に性犯罪の前科者ジョーイ・ポレッティがいることが判る。ジョーイは刑期を終え、すでに更正プログラムを受けているので自分は関係ないと言うが、官能小説を書いて仲間に送っていた。パム殺害の直接の証拠が見つからないために、キャボットは時間稼ぎのためにわいせつ罪で起訴するが、家宅捜索でジョーイの車に付いていた土から、ジョーイが化学会社の土地に立ち寄ったことが判る。SVUはそこでジョーイがパムの頭部を捨てたと考え探すが、ジョーイの指紋の付いたパムのイヤリングを見つける。ジョーイは伏せていた過去をパムに知られて反抗に及んだのだった。動物虐待を取り締まる理由として、それがいずれ重大な犯罪に繋がるからと言っていました。また、闘犬ビジネスがギャングの収入源になっていて、闘犬を育てるために犬を虐待して野犬と闘わせるなど、そこから別の犯罪を取り締まる糸口にもなるらしい。まあ、それはそれとして、反社会性であると診断されたハリーを演じていたMichael Pittが非常に光っていました。ハリーは犯罪心理学オタクでもあってただごとでない美しさ。もしかして、このあと出てくるのかなと思わせるくらい。だから全体のバランスが悪かったのかも。(笑)彼は「ドーソンズクリーク」に出たのですね~ジェンに恋いこがれるヘンリー。それなら納得です。(爆)
October 14, 2008
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今週もまだブレンダ・パパママ居座り。ブレンダはやっと元の職場に復帰しました。フリッツはずっと休暇を取っているのかなあ。もう、すっかり「うちのムコ殿」になってこき使われています。(笑)男の好きな車の話題に適当に相づちを打ち、シャンペンはアレルギーがあるから飲めないというフリッツ。もう、ジョンソン家ではフリッツの人権はない。(爆)ママがまた良いですね~結婚式だとか子作りだとか、母親として心躍るのでしょう。「チクタクチクタク」とブレンダの「女の時計」を強調するのは母親でなければ言えない言葉。きっと孫は諦めていたのでしょうね。「私は早めの更年期障害なのよ!」というブレンダに少しは怯むものの、婦人科までついてきて、排卵誘発剤を飲むならまだ赤ちゃんの期待が持てると思ったのか、ママは「私がいるあいだにさっさと手術してしまいなさい。」あ~ものすごく判りやすいです。(爆)お出かけ観光するのも、お弁当を作ってくれる。「サンドイッチに15ドルなんてばからしい。これを持って行きなさい。」こういうお母さんは今時得難いかも知れませんね。パパはペラペラとガブリエルに婚約の話をしてしまうし(これはうれしくて)、ポープを目の前にして結婚するとバラしてしまう。ブレンダがポープと付き合っていたことは聞かされていたのでしょうね。そしてブレンダを選ばずに別の女性と結婚し離婚したことが気に入らないのでしょう。娘を泣かせるなんて酷い男だ、許せないぞ。おかげでフリッツとブレンダは引くに引かれぬ状況になってきた…中国系の女性経営者ピンメイ33歳が、事業で使っているバスの中で跪いた状態で後頭部を殴られて死んでいた。彼女のバス・ツアー会社は好調で、永住権も持っている。ピンメイはアメリカで事業を立ち上げると中国本土から夫とその父親をアメリカに呼び寄せていた。夫は妻の会社の手伝いをしていて、最後に白人の怪しい男を見かけたという。留守録にアメリカ男性のメッセージが残されており、ブレンダらはピンメイが浮気をしていたのがばれて夫に殺されたのではないかと疑う。やがてピンメイがクリス・コンロイという白人男性のLA妻のようなことをしており、会社の売り上げが異常に多いことから、コンロイの違法な商売の売り上げのマネーロンダリングに手を貸していたのではないかと追及する。コンロイは、ピンメイがアメリカに来たときに悪徳ブローカーから借金をしていたのを助けてやり、会社の運転資金も出していることを認めるが、殺害は否定する。一方、夫が中国行きの飛行機の手配をしたことを知り、身柄を拘束する。夫は殺したのはコンロイで、ピンメイが別れようとしていたことから次に自分が殺されると言う。しかし、飛行機に乗せようとしたのは彼の父親で中国に帰らせようとしていた。父親は嫁のピンメイの行動に恥を掻かされ、怒りのために殺したのだという。飛び立つ直前で父親を確保したブレンダは、親子2人にして話をさせる。ブレンダの精密検査の結果がわかり、ブレンダは更年期の症状を緩和する治療を受けることになる。チャイナタウンでの事件なので、タオ警部補が大活躍かと思ったら、4世なので中国語は話せないそうです。両親のLA観光の合間を縫って捜査を続けるブレンダは、上手い具合に両親を利用しておりました。ビバリーヒルズの有名人の家ツアーはアメリカ人でもするんですね。(笑)中国ギャングについては、ドラマを見ていてもヒスパニック系、アメリカン-アフリカ系の次に出てきますね。チャイナタウンはLAPDの本部のすぐそばにあり、タオ警部補じゃなくても、中国語の出来るメンバーが必要になるかも知れません。ところで、久しぶりにダニエルズが職場に戻り、ガブリエルの交際発覚で何だか微妙な雰囲気。どうして彼女の方に非難するような目が向けられるのでしょう。ブレンダの花柄ワンピースに赤いカーディガンがかわいかったです。あの年齢では真似するのがちょっとためらわれますが、いかにもブレンダというファッションですね。
October 13, 2008
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「Dangerous Son」新シーズンにはやはり胸が高鳴ってしまいます。しかし、第1話にしていきなり「8時間前は」は要らないでしょう。一体何回目なの?事前情報として、ホレイショの実の息子が突然出現するとさんざん言われてきたので、Valeraが「OMG、容疑者はあなたの息子よ」と言ってもちっとも驚きませんね。(爆)Predictableな展開でしたが、それぞれのキャラクターがちゃんとそれらしく動いて ソープ風のrelationshipもたっぷりあります。これでご飯が何膳も食べられそうなくらい。ほどほどの科学捜査と小気味の良いアクション、そしてシーズンプレミアお決まりのド派手な海上シーン。途中からマイアミバイスと入れ替えてもおかしくないくらい。そう、これが正統CSIマイアミだと大満足でした。オープニングクレジットは5シーズンと全く変わらなかったものの、メンバーそれぞれにはかなり変化がありました。まずFrankはSergeant(巡査部長)に昇格して制服組に戻り、現場を指揮しておりました。なぜかスキンヘッド?これは相当迫力がありますね。(笑)それもこれも、5シーズンから登場のジーパン刑事、Jakeを殺人課に入れたためでしょうね。"Good Morning, Officer Pretty?"と言われてうれしそうなCalleigh。もうフェロモン全開です。胸の谷間の見え方も半端じゃない。(爆)Jakeの方はクライムシーンであっても今にも抱きつきそうな具合。2人の絡みつく視線がたまりません。(汗)それを見てEricはジェラシーを燃やしている。「よく焼けたね。」「5日間、Antiguaへ行っていたの。久しぶりの休暇よ。」「Jakeも同じように焼けていたね。」当分はこの三角関係が続くのでしょうね。ちなみに、JakeはHoratioの次くらいにお気に入りのキャラ。演じるJohnny Whitworthもすごく気になりますぅ。Nataliaは銃の練習をしているようです。捜査官として定期的にテストを受けることになっているのに、めちゃくちゃ下手!そしてRyanが射撃場でアルバイトをしている。Stetlerと過去の捜査の見直しをしたのは終わったようですが、今は委員会が彼のギャンブル癖を監察中で、また行動も観察中。この先2年間に及ぶらしい。CSIに戻るのには時間がかかりそうですね。でも、ひげ面になってワイルドになりました。そういうRyanとNataliaは良い友達関係を続けているようで、最後は仮釈放担当官を撃った容疑者を白状させるために、ラボに顔を出しておりました。首からVisitorの札を下げる姿も板に付いてきましたね。「外部の人」にこだわっていた彼も少しずつ成長したのを感じます。保護観察官ベネットが撃たれ、2階から突き落とされる。彼は多くの仮釈放者を担当しているため、容疑者は数え切れないほどいる。何人かの疑わしい人間を調べていくうちに、事情を聞かれたのは16歳の保護観察中のブロンド少年、Kyle Harmon。アルコールを飲んでいたことが足首に着けたモニターで判ってしまう。このままではまた少年鑑別所に逆戻りとなる。この少年を見てパパは気づく。「もしかして。」もうこの切ない表情に胸がぐっと来ます。(泣)Horatioには一瞬にして判る心当たりがあるのですね。神業かと突っ込むところですが、「ペンサコーラ」と生年月日、そしてケイン家のトレードマーク赤毛。プライベートな事なので気心知れたYelinaに調べてくれと頼む。しかも2人だけで水辺で密会して。どう見ても、不倫カップルのように見えてしまいます。(笑)でも、この雰囲気が良いのです。はにかみながらうれしそうなH 。"I appreciate you're being here." "I haven't seen you while."2人とも一体何をニヤニヤしているのよ。「Horatio、調べるのはそれだけじゃないでしょ?」YelinaもHoratioの様子を見れば何か感じるのでしょうね。ブロンドの子供には因縁がありますから。それにしてもKyleは本当にかわいそうな子ですね。仮退院している間の里親は、金だけ取ってKyleを追い出し、全く身寄りもない状態。しかも、バイト先の同じく保護観察中のワルに使われて、また別の看守の妻を誘拐させられている。苦渋に満ちたHoratioの口から遂に語られる真実!それは16年前、HoratioがペンサコーラでSpecial Taskについていた頃、偽名で軍の看護士Julia Eberleという女性と付き合っていたという。彼女はHoratioの本名を知らず会って2ヶ月で消えてしまった。Yelinaが調べてきたJohn WaldenというのはHoratioのことだった。何を思ったかYelinaは、"I suppose if that's serious ?"(真剣だったの?)と尋ねる。 "It was for me." (俺にとっては。)「そして彼女が妊娠していたなんて知らなかったのね。」「ああ、今日まで(ため息)。」「あなただったら立派なお父さんになれるわ。」Yelinaの優しい慰めのまなざしに、力なく情けない表情を見せるHoratio。今度は隠し事は何もなしです。HoratioもYelinaだから何でも話せるのでしょう。しかしYelinaの表情も微妙。それもそのはず、10年前にはNYにいて、その前?その後?は爆弾処理班だというHoratioの経歴はいったい何なのでしょう。(爆)Yelinaと初めて会ったのも一体どの段階のことだったのか。そんな中、今度は看守の妻が誘拐される事件が発生。実行犯はカイル。追いつめられた息子は何もかも投げ出してDanziのボートで脱出し沿岸警備隊相手にデッドヒートをする。さすがにHoratioの息子はやることが派手です。一方、沿岸警備隊に必死で息子を撃たないでくれと頼むHoratioがこれまでの強面とはまたちょっと違います。捕まったカイルはやたらからんでくるHoratioを鬱陶しく思う。"Why didn't you care?"「なんで俺のこと放っておかないんだ。」"Because it's my job to care, son."「なぜなら気にかけるのが俺の仕事だからだ、坊主」"Hey I'm not your son, alright? Leave me alone !"「おい、親でもないのに放っておいてくれ!」せっかく助けた息子に名乗り出ることはなく、悪態突かれたHoratioは苦悩の表情を浮かべる。一体Horatioは実の息子にどうするつもりなのか、この先彼の人生に関わることができるのか。そして忽然と消えたというHoratioの元カノは今シーズン現れるのか、大変気になります。現れればYelinaとの関係に影響しそう。もしかしたら、このストーリーがHoratioの離婚歴ありという元々の設定を引き継いだのかも知れないですね。あー早く先が知りたいです。補足Horatioの口にした「son」というのは、必ずしも本当の息子だけでなく、親しみを込めて年長者が若者に声をかけることがよくあります。Horatioもついうっかり、その言葉を使ってそれにカイルが過剰に反応した、ということでしょう。だから、吹き替えの「親は子供を…」というのは意訳だと思います。この段階で、Horatioは親だと名乗り出てはいません。
October 12, 2008
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これはなかなかの力作ですね。良くできていました。セラピーを受ける正味1時間の間にチームは少年の誘拐事件を解決し、ドン自身は自分と向き合う。しかも、それぞれのメンバーの活躍するタイミングとセラピーがシンクロしている。多分に「24」的なエピソードでした。11歳の少年ジョーが郵便配達中に誘拐される。ジョンの父親チェ・ロボはメキシコ系のギャング出身で、レコード会社のオーナーであり、息子には護衛を付けていたが、襲撃を受け1名死亡した。まもなく320万ドルを1時間以内に指定した場所に届けるように護衛の携帯電話に連絡が入る。ドンに連絡がつかないため、メーガンが指揮を執り、護衛が誘拐に荷担したと考え、身元を洗う。チャーリーとアミタは相手の携帯電話の発信場所を突きとめる。シンクレアが急行するが、直前で取り逃がす。命を取り留めたもう一人の護衛によると、2人組からチェ・ロボの会社の会計資料を盗むように求められていたという。チェ・ロボは誘拐犯が、以前組んで強盗をしたドゥーケであることを認めるが、ドゥーケは巧みにFBIの監視を振り切り、金を運ぶグレンジャーを移動させる。チャーリーは最終的な金の私場所を探り、出発点のホールであると予測する。先回りしたシンクレアはグレンジャーを掩護し、金を受け渡す直前でドゥーケを逮捕する。ドンは、カウンセラーのブラッドフォードと話すうちに、自分がいつまでもボスであることに固執し、部下たちを信用していないことを認める。そしてそろそろ自分が育てたチームの成果を楽しむべきでは?とアドバイスされる。肝心の第1話、2話を見ていないのでそこでどれくらいドンがダメージを受けたのかわからないですが、今シーズンずっとドンは難しい顔をしていました。自分にはないもの(分析能力)をもっているメーガン、頼れるがやりすぎないかが心配なシンクレア、まだ完全に掌握し切れていないグレンジャー、そして誰よりも弟のチャーリーに対してコンプレックスを感じながらも頼らなければならない矛盾。一人で全部抱え込む性格のために、「しんどい」人生を歩んできたドンとしては、そろそろ肩の荷を降ろし他人の力を借りてはどうか?という話でした。そういえば、グレンジャーが兵隊時代の友人の頼みを聞いてドンが切れた話もありましたよね。メーガン役のDiane Farrはこのころおめでただったのでしょうか。全身写るシーンはほとんどなく、座っているか手前にPCがあるショットが多かったです。コルビーはとにかく走って走って、ご苦労様でした。(笑)
October 11, 2008
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生真面目なフォアマンのエピソードだけに地味ですが、上手くまとめたエピソードだったと思います。テーマは「罪悪感」でしょうか。相変わらずカディとウィルソンの間を気にするハウスがGOODです。それによって誰にでも同情的なウィルソンの人柄もよく分かりました。(爆)28歳の女性が急に意識を失って倒れる。直前に判断が出来なくなって一過性の発作を起こしたと思われる。白血球や体温に異常はなく、フォアマンは女性の経歴から、ドラッグが原因だろうと主張する。ハウスは女性の家で毒物を探すように命じると、そこでヘロインの吸引器が見つかる。フォアマンはドラッグを吸引する過程で砒素中毒になったのではないかというが、女性はあくまでドラッグはやっていないと言う。しかし、容態が急変し、血を吐いて白血球が身体を攻撃し始める。フォアマンは自己免疫疾患であるとして、ステロイド治療を勧める。しかし、黄疸が出て肝臓がやられている事が判ると、フォアマンはガンが全身にまわっていることを疑い、緊急に放射線を照射しなければ患者が死ぬと主張する。テストもなしに照射したところ、患者は激しい痛みを訴え、ハウスは敗血症だと診断する。そもそも、感染症だったものを放射線治療したことで本人の免疫システムを壊してしまい、もう24時間以内に死を迎えるしかない。両親が母親の誕生日を記念して訪ねてきたフォアマンは、激しく罪悪感に苛まれ、患者の最期と向き合う。ハウスはウィルソンとカディの間が気になり、ウィルソンの2番目の妻が現れたのを利用して、ウィルソンの事について聞き出そうとする…最後のフォアマンにはうるっと来ました。彼は8年も家から離れていて、両親とは距離を置いている。シーズン2でフォアマンが死にそうになったときにも、少し家庭の事情が出てきましたが、母親はアルツハイマーで次第に息子のことを忘れつつある。フォアマンにとって、両親の家は息が詰まる居心地の悪いところで、唯一母親の胸だけが安らぎの場。それなのに、患者を死なせて慰めて欲しい時には母親はもう自分のことを覚えていない。父親は牧師だったのかな?実は若い頃に車を盗んだり家宅侵入したことのあるフォアマンが、心を入れ替えて優秀な医者になった裏には、二度と失敗は許されない、一番でなければならないというプレッシャーがあったかも知れません。自分に高い目標を与えて妥協することを許さない姿が、今回の患者からは勝ち組が負け組を見るように感じられたのかも。でも、彼としたらいつまた弱い自分に戻るかも知れないという恐れがあったのでしょうね。それが彼女を救えずに失敗してしまった。最後にハウスも言っていましたが、彼らのような専門機関で働く医師は人を助けるけれども、死なせるリスクもまたもっているのだということでしょうね。「数の問題か?」と言われたら「数字は嘘をつかない」というハウスは、先輩ならではの慰め方だと思います。すぐにでも感染の原因を突きとめたいハウスとそれを押しとどめるフォアマン。2人の立場の違いも明確でした。ウィルソンが自分で患者に事実を告知するように指導するのも印象的でしたね。今回もチェイス君がポイント高い。始めに「感染症か?」と言っていたし、フォアマンに両親と過ごすように勧めたり、最後も飲みに誘ったり。その彼はキャメロンには徹底的に「僕は待っているから」とひたすら待つ姿勢で臨むことにしたという。これはキャメロンでなければ、いじらしく見えるのじゃないかなあ。さて、先週カディを芝居に誘ったハウスが断られた。それも、同じ日にウィルソンが展覧会(心休まる風景画)に誘ったからだと聞いて、ハウスは気になって気になって仕方ない。その理由について、「ウィルソン安全パイ説」を聞いても安心できない。女性は誘われて展覧会に行って楽しい時を過ごすだけ、これで結婚する訳じゃないと思っていても、その手でウィルソンは何回も結婚してきた。(爆)ウィルソンの妻からどうして結婚したのかリサーチまでして、ウィルソンの優しさ、ソフトタッチなところが幸せな結婚には至らない理由を聞いてくる。彼は誰にでも優しいのですね。凡愛の精神。だから、結婚するとそれが間違いだったと気づく。ハウスが必要とすると、ウィルソンは妻さえ後回しにする。それなら身体の関係だけで割り切って付き合えば、深手を負わなくて済んだのに。ということで、カディが4番目の「元夫人」になる前に、彼女と寝ろと勧める。(爆)どうしてそこまでカディの心配をしなければならないのか、あるいはウィルソンを心配しているのか。(笑)自分がウィルソン夫妻の離婚の理由になっていたことに気づいたハウスは、引き取りでもめている愛犬をもらい受けることにした。これはまあ彼なりの罪滅ぼしでしょうね。"Doctor Greg House"を並べ替えると、"Hector does go rug"(汚し屋へクター)。トイレの躾(House Trained)をされているはずなのに毎朝カーペットの上でオシッコをするわ、客の足首に噛みつくわ。ハウスは"Gregory House"で、"Huge ego, sorry"(わがままでごめんね)はどうだ、と反論しておりました。来週からは犬のしつけでハウスがイライラするかも?(爆)でも、一人よりは寂しさが紛れるかも知れません。Matthew Ryan's "Follow the Leader"
October 9, 2008
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総合格闘技の選手で、シンクレアの幼なじみベン・エリスが、スパークリング中にパートナーのピートに死なれてしまう。LAPDの殺人課ラーソン刑事が担当するが、ベンはシンクレアの名前を出して助けを求めてくる。ベンは半年前にもラスベガスで同じようにスパークリング相手が急死する出来事があり、FBIも捜査に乗り出す。シンクレアは個人的にチャーリーに容疑者の絞り込みを依頼する。ピートの体内から殺鼠剤が検出されたため、ベンのロッカーを調べると殺鼠剤の入ったバッグが発見され、ベガスの方でも殺鼠剤が検出された。やむなく逮捕しようとするが、ベンは逃走する。ベンとシンクレアは友人のアールが喧嘩に巻き込まれて射殺されたことで、ベンが少年院に入り、ずっと仲違いしていた。シンクレアはバッグを調べ直し、何者かがベンに罪を着せようとした事を掴む。始めは格闘技ランキングを上げるためかと思われたが、タイトルマッチの対戦相手は、格闘技の会長オルストンの意向が強く働くことから、FBIは看板選手ケンを勝たせるために強い選手を事前に間引いていると考える。そうしないと、ペイパービューの契約を引き上げられてしまうからだ。戻ってきたベンは、ケンと闘うことになった。次に命を狙われるのはベンだと思われ、FBIは殺鼠剤を盛った方法を探る。デイヴィッドのエピソードだったわけですが、MEのクラウディア(デクスターのラゲルタ警部補)と妙な感じになっていました。そういえば、シーズン2で彼のお当番の時は青少年センターの主事(BONESのDr.サローヤン)と付き合うような雰囲気でした。結局、このチームで一番持てるのはシンクレアということなのでしょうか。(笑)それにしても、市警のSteven Culpはせっかく出てきたのにあまり活躍せず。ゲストとしてもう少し値打ちのある活躍をするのじゃないかと思いました。このシリーズ、結構ゲストが豪華なんですよね。劇中、総合格闘技(マーシャルアーツとキックボクシングが合体した物)は今や野球やバスケットボールよりも人気だという話がありました。アメリカでも人気なのですね。Bプロットは、ラリーの替わりにポーカー大会に参加することになったチャーリーの話。パパによると、確率では勝てない、「テル」を読めということらしい。つまり、ポーカーフェイスでも緊張するとどこかに「くせ」が出て、気づかないサインを出しているという訳。ライバルの教授の鼻を明かすために、チャーリーはずるい手を使って「テル」を調査しておりました。ところで、今週のAXNで見た「コールドケース」もボクシングの話、再放送中のCSIでもボクシングが出てきて、多いなあ~と。(笑)アメリカ人は本当にボクシングネタが好きなのね。
October 8, 2008
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6歳の少年が銃で撃たれ、母親がERに担ぎ込んでくる。何者かに怯えていて警察へ通報するというと、兄を連れて姿を消してしまう。子供には虐待の痕跡があり、残された名前なども虚偽のものであったため、子供を遺棄したとしてSVUが捜査する。やがて、被害者が通っていた青少年センターから、ルイス兄弟であると判るが、兄弟は祖母に預けられ、母親マリアは男友達から追われて名前や勤め先を変え転々としていて、姿を消していた。撃たれた少年のミゲルは、自宅で狙われたらしく、手術で一命を取り留めるが、SVUがマリアの元恋人のフレドに話を聞いた後、何者かに殺されてしまう。マリアは麻薬所持で逮捕歴があり、SVUはフレドが虐待と殺人に何らかの関係があると見て、麻薬課からも事情を聞く。やがて、兄のルイスの身柄を確保。なかなか口を開かないが、ミゲルを殺したのはフレドの手下であるという。フィンは情報屋から、フレドは敵対する麻薬の元締めジョーイを殺して新しいボスになっているという情報を得る。SVUはマリアを捜し出し、身柄を守ってミゲル殺害の証言をさせようとするが、殺し屋はどこまでも追ってきていた。幸い殺し屋を逮捕することができたが、フレド本人を逮捕できなければマリアも証言しない。元々、フレドがジョーイを殺したのを目撃した証言を求められ、麻薬特捜班から接触されていた。令状を取ったSVUはフレドを逮捕しようとするが、そこにフレドに銃を向けるマリアの姿があった。キャボットは、マリアを殺人罪で起訴するというが…書くとややこしいですが、麻薬課の捜査と絡んで、犯罪者に関わったために命を狙われることになった女性の恐怖が良く分かって、十分に見応えがありました。性犯罪はありません。子供が絡む事件もSVUの担当らしいです。(爆)ただ、終わりはSVUらしく「それで終わりか~!」と言いたくなります。あの親子はその後ちゃんと証言したのでしょうか。その後、獄中から刺客が送られた、なんてことはないのかな?キャボットとクレイゲンが法と正義で対立するのはドラマらしいですが、マリアを起訴するのは検事としてもあまり点数にならないですよね。キャボットらしくないです。あと、弟と母を守ろうとするルイス少年にマンチが優しく語りかけるのは久しぶりに良かったですね。最近はマンチの出番が少なくって残念。フィンは麻薬課の仕事となると強面になります。
October 7, 2008
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ついに、ブレンダ・パパ登場!あれもこれも頭に来ることが満載のブレンダが、一番扱いにくいのが両親、それもフリッツとの事では一番の障害になりそうなパパが来るとなると、これは一悶着ありそうですよね。しかし、予想通りの南部男だったな~「たどりつけばアラスカ」のモーリス役をしていた人(Barry Corbin)で、大ベテランですよね。前回、犯人を射殺したことでカウンセリングを受けるブレンダだが、通常の任務に戻る許可が出ない。ポープはブレンダにマスコミの取材に対応するよう命令し、ガブリエルを監視係に据える。レポーターのグレッグは市警の普段の様子を撮影するというが、逃亡犯の情報があると言ってブレンダたちに町を案内させ、その車が銃撃されてグレッグが殺されてしまう。ポープはブレンダが襲撃されたと考え、ブレンダにSWATの監視を付け、事件の捜査から離れるように命じる。そのころ、ブレンダの両親、ウィリーとクレイがブレンダを訪問していた。フリッツは父親のクレイと初対面なので落ち着かないが、ブレンダが襲撃されたと聞いて両親はそのまま家に泊まることになる。特捜班ではプロベンザが代理チーフとして捜査を開始するが、ブレンダは狙われたのが自分ではなくグレッグだと気づく。グレッグは嘘をついてネタをでっちあげ、恨まれることも多かったという。襲撃場所も匿名の情報によっておびき出されていた。グレッグが番組で取り上げたレストランの関係者が、犯行現場に写っていたことから特捜班は身柄を拘束するが犯行の証拠がない。ブレンダは監視をすり抜け、被疑者に自白させようとする。今回は、両親登場の分、事件は非常に判りやすかったですが、いちいち細かいことで笑わせてくれました。クローザー最高。やっぱりコメディ!特に、美味しかったのがSWATのロイ。普通監視任務に就く人は無口のはずですが、しゃべるしブレンダ・ママのおかげですっかり大きな顔をしてしまって。(笑)ママも、あの性格だから家にいる人は親戚の誰かだと思っていて、食事の手伝いをさせるわ、ディナーにも同席させるわ、とにかくSWAT2人はもう他人ではありませんね。(爆)パパは予想通り相当ごつい人で、愛する娘を遣りたくないはず。以前のエピソードでも今からパパが悪い奴を殺してやる、という剣幕でしたものね。「娘さんをください」とは言えなかったフリッツは殴られる(撃ち殺される?)事を覚悟していたでしょう。婚約のことはどうやって切り出すつもりだったのか、指輪がないのできっかけもないし。(爆)男なら犬を飼えと言われて、何やらロイの方が気に入られていましたけど、最後にお許しが出て善かった。パパもやはり娘を愛する善いオヤジでした。ママも本当にステキ、良いご夫婦です。特捜班の方は、ブレンダの留守の間プロベンザが指揮を執るが、年功序列にしてもメンバーに命令するだけ。あれでみんな不満はなかったのか。ブレンダの取り調べもプロベンザはフリンに押しつけてしまって、やっぱり苦手なのね。ブレンダを恨む人間はあまりにも多すぎて、調べるのには何年もかかりそう。ところで取り調べでガブリエルはついにダニエルズと交際していることを暴露しました。みんなの「ほ~」という表情が面白かった。ポープはこれを知って何か言ってくるでしょうか。そして、ブレンダが無事だと知ったときのリアクションに、やはり微妙な空気が漂う。(笑)ガブリエルはブレンダのお守り役を言いつかっていましたが、最近ではテイラーではなく非常にポープに忠実な面を見せている。やはり政治家タイプだな。ブレンダとしては、そこが不満のようです。さて、精神科医の許可はいつ出るのでしょうか。
October 6, 2008
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タイトルからは「年相応」行動しなさい、ということですよね。患者の親も、ハウスも、ウィルソンも、「ままごと」遊びを続けるキャメロンとチェイスも。それにしても、このところずっとハウスとカディのケミストリーが良くてますます接近していくような気がしてなりません。シッパーというのは色眼鏡で見ますので、どんな些細なことも自分に都合の良いように解釈します。(爆)6歳のルーシーが収縮性心膜炎を起こし運ばれてくる。心膜が石灰化しているので手術で取り除くが、肉芽腫が見つかり、赤血球が増えている。真菌が原因かと生検するが見つからず、ルーシーが物がダブって見えるようになったのでハウスは若年性関節リウマチだと考え治療する。やがてルーシーが血栓のために脳梗塞を起こし、とりあえず血を抜いて対処し、赤血球が増えた理由をさぐるため、キャメロンとチェイスが自宅を探る。自宅で血の付いたTシャツが見つかったために、父親による虐待か?と思われたが、ホルモン異常による月経であることが判る。異常を起こすのが環境要因なのか、それとも脳腫瘍なのか、あるいは遺伝性のものなのか探る中、ルーシーの臓器内に脳胞ができはじめ、対策を急ぐ必要があった。キャメロンは脳下垂体を切除することを主張。ハウスは父親の若い恋人と会い、父親が使っている男性用enhancementクリームが原因だと察する。手の皮膚を通じて、ルーシーや兄にホルモン剤が移入していたのだった。さかんに「母親が死んで1年なので」と繰り返していたのがミソでしたね。それは子供思いの父親にとっても、幼稚園の先生にとっても言い訳だった。(爆)ちなみに、「身体だけの関係よ」と言い張るキャメロンもチェイスと本気の関係になるのを怖れて言い訳を言っているのにすぎないと思いますね。これに関しては、患者や犬にもすぐに同情するのに自分に何も気持ちがないというのはおかしい、というチェイスの言葉に一理あります。チェイスも先週振られてからはイエスマンを辞めて、すっかり自分を主張するようになったので、フォアマンも「お前たちはもう寝ていないのか?」言われる始末。それが2人の意見が一致すると、「また寝ているのか!」と呆れられる。今週のフォアマンはもう最高でした。それだけでなく、ちゃんと2人のBig Brother役を引き受けて相談にも乗ってやっていますから、2人が結ばれることがあったら、感謝しなければならないでしょう。(笑)今週のハウスは患者から芝居のチケット2枚もらってウィルソンに譲る。「デートだと思ったのか。ハダカを見たい女と行け。(Dudes only go to plays if they're dragged by women they're hoping to see naked.)」ウィルソンが誘ったのはカディで、それを知ったハウスの表情は値千金でした。やっぱり、Jealousなのね。「寝たのか?」「うん」「まじで?」「寝てない。」ウィルソンは彼女を単なる友達としか思っていないようですが、ウィルソンにカディの名前で花を贈る。(プラティカル・ジョークとして)まるで、カディがウィルソンとの真剣交際を望んでいるように。ウィルソンは思いがけない展開に、食われるのではないかと怖じ気づいています。(爆)でも、男なら行くべきかなと言うウィルソンはすぐにハウスに謀られたと気づくわけですが、そこに至る会話が最高におかしい。また、ハウスも最後にカディを芝居に誘っていましたが(言葉だけ?)、「ハダカを見たい」という意味ではこのところハウスのカディを見る目は正にそんな感じ。ラストの会話も意味深でした。「若い女と年寄りでしょ~理解できないわ。(I don't get the whole May - December thing.)」「それはないだろ、若い女と中年というところだ。(Give me a break, it's May - October at worst.)」「どうして中年同志の恋愛て無理なのかしら。(Well why can't it be October - October?)」「若いころはすぐに熱くなるからなあ。(May is when things start to get hot. )」子供を欲しがったり、デート相手を探したり、女性として寂しさを感じているカディがちらりと本音をもらすと「中年同志で初めて見ませんか」と言わんばかりのお誘いです。ところで、根本的なことですが男性ホルモンを接種しても、女性として成熟が早まるとは思えないですね。(爆)
October 2, 2008
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17年前に失踪したエベレット巡査のバッジが空き地で見つかる。巡査は当時、地域ギャングBSFのステフォン・ブラッドリーを捜査の一環で殺しており、兄のカルバンの復讐かと思われたが、遺体は見つかっていなかった。しかも、車の発見場所はまた別の場所だった。カルバンは弟がドラッグディーラーならと殺されても当然なのか、と訴える。カルバンはその後強盗で刑務所に入った後、更正しているという。エベレット巡査の上司だったウォーカー警部補がドンに捜査の協力を申し出る。当時のチームは今でもエベレットの残された家族の面倒を看ているという。チャーリーがレーザー解析で遺体を掘り起こすが、エベレットは自分の銃で頭を撃たれていて、自殺とも考えられる。チャーリーは遺体の発見場所がBSFの縄張りではなく、敵対するギャング18SMの縄張りだったことを気にする。失踪時のエベレットの足取りを追うと、BSFに寄った後、内部捜査局に行こうとしていたらしい。ウォーカー警部補によると、ステフォンが捕まったときに悪徳警官の名前を知っていると取引を申し出ていたという。エベレットはそれを自白するために内部捜査局へ行こうとし、その前にBSFのカルバンのところに立ち寄ったのではないか。カルバンはエベレットが謝罪のために訪れていたことを認め、警察がステフォンを使ってメキシコ系ギャングの麻薬ハウスを襲撃させ、口封じに殺したという。やがて、18SMの情報屋ジミー・ロペスが過剰摂取で死に、使われた薬物から悪徳警官の名前が明らかになる。警察のやり方に憤慨したエベレットを殺したのは他でもない身内だった…市警のウォーカー警部補は久しぶりですね。自分の部下の話なので、ただでさえ熱いのに爆発の一歩手前です。ところで、このエピソードですが、エベレットの上司としてLance Reddickが出てきました。カルバン役のHassan Johnsonにしても、「The Wire」のメンバーですね。先週のセラピストにしても「The Wire」で、NUMB3RSはなぜか繋がりがあります。(笑)今回もまたワーナー捜査官が捜査の協力をしましたが、ドンがふさぎがちなので気にしている。ドンは犯人を殺したことでセラピーに通うことになったように、ここのところずっと調子が悪いのですが、最後は何となくワーナーのおかげで立ち直れそうな雰囲気でした。Bプロットは建設現場で地元住民から訴えられたアラン、Cプロットは大学の新しい役職にためらいを感じるアミタと出番がありましたが、本編が最後は時間が足りずに無理やり終わった感じだったので、これらは削っても良かったのでは?
October 2, 2008
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