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ゲストの人がただ者ではないと感じましたが、案の定、リニー役のBrenda Blethynは2009年のエミー賞ゲスト女優賞にノミネートされています。とにかく、「女性であること」が追及されたエピソードだったなと感じました。薬局で妊娠忌避剤を欲しがり暴れたとしてミア・ラティマーが逮捕される。ミアはレイプ犯に襲われてどうしても妊娠することはできないと主張する。SVUがミアの話の裏付けを取ろうとすると、ミアが夫の暴力を隠して嘘を付いていることが判る。オリビアとエリオットがミアの自宅に向かうと、夫のブレントが現れミアも怯えて何もなかったと言う。ブラントの様子からDVがあると考え、下の階に住む夫婦に話を聞く。夫のジョナは協力的だったが、妻のリニーは部屋を追い出されることになってはこまると怯えている。オリビアが説得したところ、リニーはブレントがミアを虐待していると証言する。オリビアはリニーに手伝ってもらい、ミアを呼び出しDVから救い出そうとする。ミアはやっと夫からの支配や暴力について語り、SVUはブレントを逮捕する。身寄りのないミアはDV保護施設で保護されることになるが、ミアは自分から施設を出て自宅に戻り、夫への告訴を取り下げてしまう。諦めきれないオリビアは地下の洗濯室にこもり、ミアを見張る。案の定、大声がして夫婦がもめている様子だったので家の中に踏み込むが、ミアはブレントに胸を刺されて死んでしまう。ブレントの犯行は明白で、ミアを助けられなかったオリビアは落ち込む。クレイゲンは「本人の選択だった」とオリビアを慰める。犯行現場の証拠を調べていた鑑識は、別の事件の犯人の指紋を見つけたという。それは何十年も前に、夫を殺して逮捕され裁判の前に逃亡したキャロライン・クレスウェルのものだった。事件のファイルを見てオリビアはリニーの事だと察する。リニーは今の夫のジョナに助けられ、嘘を付いて名前を変え暮らしていた。リニーは若くして出会い結婚した夫から暴力や暴言を浴びせられるようになり、夫が無理心中するために銃を買い込んだことから逃げだそうと思ったと言う。そして少しずつ貯めていた逃走資金を夫に見つけられて、売春婦とののしられレイプされたという。気がつくと銃で夫を殺していて、逮捕された。オリビアはリニーの話を信じるが、そこにドネリー判事が現れる。ドネリー判事はリニー(キャロライン)が逮捕されたときの担当検事で、当時は夫婦間のレイプは認められなかったという。リニーから取引が持ちかけられて2人だけで会うことになっていたが、リニーはトイレの窓から逃亡してしまい、当時のドネリー検事は女性検事のイメージが損なわれたと憤る。リニーが嘘を付いているというドネリーに対してオリビアはあくまでもリニーを信じて、真実を話すように求める。リニーは自分を愛してくれたジョナのためにも裁判で証言することに同意する。しかし、ドネリーは元夫からの暴力に関してリニーには証拠がないと厳しく追及する。リニーは元夫との子供を中絶させてほしいと頼むために取引を望んだが、対応したドネリーの強さに自分の弱さは理解して貰えないと察して逃げだと明かす。判決は殺人罪は無罪、逃亡罪は有罪となり、ドネリーは執行猶予を望む。事件当時、男社会でがんばるために男のように判断していた事を反省するという。しかし、ジョナは始めからずっと嘘を付かれていて、捕まらないように妊娠を避けていたと聞かされ、もう何も信じられないと言って去っていく。終わり方がいかにもSVUらしいというか、とても優しくて理解のあるはずのジョナが「騙されていた」ということで愛情を失いもう一切関わりたくないという様子だったのが悲しかったですね。どうしてそうなったのか、それもリニー(キャロライン)の自業自得ということなのか。オリビアの尽力がリアに死をもたらしたでなく、リニーに残酷な別れをもたらしたことになり、皮肉な結果というべきか。まあ、オリビアとしては忠実に彼女の仕事をしたということなのですが。ミアについては、DVから抜け出せない理由が印象的でした。自分は命令される人生しかなかった、保護施設は支配されているのとなんら変わらない、貧乏から裕福な生活ができるようになったら貧乏には戻りたくない。彼が私を愛してくれるから、ではないのですね。彼の子供も絶対に産みたくない。助けたいのに本人はなかなか助けを求めようとしないという場合は難しいですね。リニーについては、ドネリー検事がオリビアのような優しさを持たなかったから逃げてしまった。元夫の子供を産みたくないという心理を理解してくれないから。そして、ジョナは子供を持ちたいと望んでいたのに、リニーは自分に嘘を付いて中絶をしてしまった。こういう風に見ると、このエピソードでは「子供を産む」という事がキーになっていたような感じです。リニーが正体がばれるのを恐れながら、ジョナとは穏やかな生活を送っていたところに幸せとは何だろうと考えさせられました。もし本当の事を話していたら、ジョナは見捨てなかっただろうか。心の中に一杯辛い経験や苦しい思いをため込んで、ゲストのBrenda Blethynの演技はさすがエミー賞候補だけの事はありました。さて、判事を辞めたエリザベス・ドネリーの登場は少し驚きましたね。その時代は男社会で認められるために女も男の論理で動いた。DV被害者という認識はなかったのですね。気持ちとしては助けたかったのに、自分を騙したので許せない。それだけでなく、リニーの行動で女性検事として甘く見られてしまった。そういう気持ちで判事を続けていたのかと思うと、ちょっと微妙でした。
January 30, 2012
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『サバイバルゲーム』デルコ役、アダム・ロドリゲスの初脚本、初監督作品。彼はもちろんキャストの一人としても参加しているので、本当に大活躍でした。CSIマイアミを誰よりも知っているアダムだからこそ、描くことができるシーン、ツボが山盛りで、本当に楽しかったです。すばらしい!としか言いようがありません。ブラボー、アダム!マイアミが最もマイアミらしい場所、エバーグレイズ。初めての脚本にここを選んだのはARなら当然でしょうね。水と緑が美しいエバーグレイズで、何者かに追われ、傷ついた若者が矢で射られる。その若者から胸のロケットを奪おうとするもう一人の若者。ロケットには愛する家族と思われる写真が入っていました。叫び声を聞いたという通報を聞いて、Horatioがボートに乗って現場を探しているシーンは、まさに第1話でHoratioとEricが登場するシーンに重なります。"Tuez-me !" 「なぜ殺してくれというのだ?」若者が話すフランス語を理解するHoratio。そうです、彼だってそれくらいのことは判るんですね。(爆)ゲーム・ハンティング用の矢で殺されたらしいと、Ryanはケーブルでその手の番組を見るのが好きなようです。一応、先ほどの若者が容疑者と見なされることに。被害者には足首にこすれたような傷と、熱いもので押し当てて着けたような数字の9があった。すぐに、非道な人間狩りが頭に浮かびます。パークレンジャーが目撃していた車から、すぐに容疑者が挙がる。Watkins役のEddie Jemisonは、シーズン1の「Deadwoman Walking」に出ていましたね。Watkinsはエバーグレイズで珍しいランを探していたという。これは法律で禁止されている行為なので、自らどうぞ逮捕してと手を出す男に、Frankは「ランだって?」とあきれ顔でした。英語を話さない容疑者にスペイン語で質問するEric。ハイチから来たというので、Walterがフランス語を話すのももっともだと、流ちょうに質問し始める。Walter、発音がきれい、すばらし~殺されていたのはEnriqueで、尋問を受けていたJean Lucmanにも数字の10が着けられ、足首に傷があった。2人とも、同じ「獲物」だったわけですね。「ナニモ、シラナイ」なんだ、英語話せるじゃん。現場で犯人が矢を放った場所を探すNataliaとRyan。「こちら干し草の山(haystack)、針(needle)どうぞ。」なーんか、じゃれ合っているみたいでかわいいですね。この2人。野生動物が嫌いなRyanがヒルに噛まれていましたが、これもシーズン1にありましたね。Calleighの足にくっついているヒルをHoratioが取ってあげるシーン。現場で見つかった弓はCalleighの銃器ラボへ。yeah ! 出産後、1週間のお休みで現場に復帰したCalleighがシャキーンと弓を射っていました。さすが、かっこいいですね。シェイプアップするのはこれからなのでしょう。徐々に登場シーンが増えるのかも知れません。JeanとEnriqueは良い暮らしをさせると言われてマイアミに来て、ある場所に捕らわれていた。Jeanは弟のHenriが捕らえられているので、怯えていた。HoratioがJeanに「きっとみんなを助ける。ここで待っていてくれ。」と男の約束をしていましたね。Hは有言実行の男ですから、ARもそれをよく判ってこういうシーンを作ったのでしょうね。Calleighが矢の出所を突き止めて、HとRyanがWesley Habeckの作業所に行く。「警察に顧客の名前を言ったら商売ができなくなる。」「商売をできなくさせるにはたくさんやり方があるよ。」あ~良いですね、Hらしい皮肉なな一言。にやりとさせられます。矢を買った一人は株ブローカーのSteve Raymerで実に嫌な感じ。モニターから目を離さないので、電源をブチッ!またまたNataliaが良いところを見せますね。キューバやハイチから人身売買を行っている組織(コヨーテ)のJavier Lopezのところに突入するデイド署の警官たち。この画面もとても新鮮で、ダイナミックです。やはり、監督が替わると違いますね。Enriqueの妻子を見つけたHoratioは、人払いしてEnriqueが殺された事を認める。いつものように気の毒な女性の手を握って「すまない。(I'm sorry)」というH。「お願い、こんなことをした奴を探して!」もちろん探しますとも。HoratioはRyanと共に、Javierを脅す脅す。(爆)「誰に売ったんだ?」ガスコンロをひねるH、Javierを押さえ込むRyan。上司の意を汲む部下ですね。コンビネーション抜群です。さすがに、今回だけはHの暴走は気になりませんね。やはりあのオヤジは嘘を付いていた。Wesley Habeckが人間ハンティングの元締めだと判って、Hは次のハンティングの場所を調べるために、バンにGPSを仕掛ける。「これはチャンスだ」もう一人、ランを探していたというWatkinsとEnriqueに接点があった。「びっくり、びっくり。お前はラン大好きじゃなくて、人間大好きだろ。」Frankの取り調べは面白いですね。「あいつがどこからともなく現れて、襲いかかってきたんだ。」「は?」もう、絶好調。WatkinsとRaymerの関わりをCSIとして突き止めようとするNataliaは、Traversからヒントを得る。わーい、ハンサムで清潔なイメージのTraversはまだまだラボにいてもらわなくてはなりません。ヒルに血を吸われたRyanのことを言われて「彼は誰からも好かれるから。」って、もう。(笑)ヒルに噛まれたかどうか、株ブローカーに服をめくるよう命令するNataliaに、男が口説こうとしてるシーンも良かったですね。Enriqueを殺したのはRaymerだと判ったが、これから獲物にされるHenriたちはどうなったのか?Hのアイディアがヒットして、バンの居場所がわかった。エバーグレイズに急げ!クライマックスはスピード感のある演出でしたね。ハンターを後ろから蹴り倒すNatalia。"Get down on you, dirt bag!"うわ~勇ましい。今週のNataliaは女王様ですよね。Hは、悪の元締め、Wesley Habeckの元へ。言わば、大ボス対決ですね。「必殺仕事人」でいえば、中村主水の出番。(笑)Habeckにライフルを向けたHは、「今から15秒やろう。命をかけて走れ。14秒、俺だったらもう走っている。Wes、走れ!」ああ~、たまらない。これは今シーズンのevilなHoratioとはまた別の話ですね。視聴者が大好きな、悪者を懲らしめるHoratio Caineです。「ライフルを向けられると怖いだろう。少なくとも彼らは威厳を持って死んだ。」おっさん、ちびっちゃって。そして、約束通りHはJeanに弟を会わせてやる。喜び合う兄弟を見るHの笑顔が素敵でした。たどたどしい英語で「Thank you」というJeanに、HはEnriqueの家族にロケットを渡すように促す。いつもなら自分で渡してヒーローになるでしょうが、ここで一歩引くところがかっこいい。"Henri, Ca va? Tres bien. Au revoir."おお、フランス語を連発するH。知っているのはこの程度かも知れませんが、それでも美味しい。Henriは去っていったHに"Merci"と言いながら、ついに自由になった喜びを体全体で表すのでした。この演技が本当に感動的で、思わず涙ぐんでしまいました。ハイチからきた兄弟を演じた役者さん、とても良かったですね。キャストたちが、外国語が堪能だというのは、久しぶりでしたね。Ericはロシア語ができましたよね。そういうことを改めて気づかせてくれました。これぞマイアミというエッセンスがちりばめられて、嫌みがなくて、何度も見返したくなるようなエピソードでした。
January 28, 2012
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『父子の絆』またまた、ディノッゾ・シニアこと、ロバート・ワグナー登場。昨年、亡き妻ナタリー・ウッドの死因を巡って新証言があるという話でしたが、結局何もなかったですね。あったら、今後のNCIS出演はどうなるのだろうかと思っていました。このタイトルですが、池上彰先生のお話の中では、アメリカで核兵器紛失という意味らしいです。アナポリス士官学校のゴミ箱に、元海軍士官で今は民間企業に勤めるエディ・アイバーソンが死亡しているのが見つかる。アイバーソンは、友人のチェイス中将に話があると連絡し会う約束だったが、極端に警戒していたという。アイバーソンが務める会社は国際的な鉱業や運送業を営むロイス・グローバルで、チェイス中将は統合参謀本部で機密扱う立場にあった。ロイス・グローバルを興したジョナサン・ロイスはここ何年も表舞台に姿を現しておらず、スイスに引きこもり状態で会社は娘のレイチェルが引き継いでいた。ジュネーブから社用機で到着したのは、アイバーソンとロイスの右腕といわれるダン・メイフィールド、護衛のテオ・ガストン、そして何と、トニーの父、アンソニー・ディノッゾだった。NCISはシニアとロイスの関係を疑う。メイフィールドらはアメリカ国内で開かれるロイス・サミットに参加予定で、この貿易シンポジウムには世界中からバイヤーが集まることになっているという。シニアとロイスは古くからの友人で、ダレス空港に到着後、アイバーソンとシニアは同じタクシーに乗っていったという。アイバーソンを殺したのはシニアだったのか?その後、シニアがバスに乗ってDCにやってきたことがわかり、トニーが迎えに出る。シニアはアイバーソンとは初対面で彼がどこへ行ったのかは知らないという。ギブスから犯人扱いされて、シニアは機嫌が悪い。チェイス中将がNCISに現れ、ロイス・サミットに海外の武器商人が出席するという情報を得たという。ヴァンス局長はNSAに報告すると共に、ギブスはシニアを利用してサミットのレセプションに潜入する作戦に出る。トニーは動揺する。ギブスは高級ホテルに泊まっているシニアを訪れ、詐欺師であることを指摘した上でトニーには嘘は付かないように頼む。シニアは前回トニーが父を気遣って王子からのプレゼントだと偽って航空券を用意したことを知っていた。シニアは息子には嘘は付かないという。アイバーソンの服からは低レベルの放射線が検出され、また彼の携帯にはこちらで乗ったタクシーの車両ナンバーが控えられていた。そのタクシーを調べたところ、座席からMK15と書かれたプレートが出てくる。放射線を出していたのはそのプレートで、アイバーソンが隠したと思われる。実は1956年に地中海上空で3.4メガトンの水爆を搭載したB47が消息を絶っており、MK15はその爆弾を意味していた。ロイス・グローバルは地中海の海底調査を行っており、行方不明の水爆を見つけた可能性がある。アイバーソンはそれを伝えようとして、メイフィールドらに止められたのか。水爆がテロリストの手に渡ると大変なので、チェイス中将は自分たちに捜査を引き継ぐよう申し入れる。ヴァンス局長は捜査を続行すると宣言し、シニアに同行してジヴァがロイス邸に盗・聴器を設置することにする。ギブスらはMTACでロイスの船の監視を続ける。巨大な水爆を引き上げるには調査船だけでは無理で、どうやら応援を待っているところらしい。パーティ会場ではすでに4名の国際手配された武器ディーラーが出席していた。その中の一人、トルコ人のバヤルがメイフィールドと接触しているが発見された。バヤルはジヴァの姿を見て、NCISが潜入していると見抜きメイフィールドに伝える。アイバーソンの爪の間に犯人の物と思われるDNAがテオ・ガストンのものと判る。ガストンはスイスの特殊部隊に所属していた兵士で、アイバーソンの首を脱臼させ窒息死させていた。ジヴァの身元がばれたために撤収となるが、ガストンとメイフィールドがジヴァとシニアの前に立ちふさがる。2人は見事に敵をなぎ倒す。ロイスの船は海底調査中にSOSを出したとして、近くを航行中の第6艦隊が救助したことになった。ロイスは死の床にあり、メイフィールドによって、無理矢理延命措置で生き延びていた。レイチェルは父に会わせようとしないメイフィールドを嫌っており、ロイスが死ねばメイフィールドらは追いやられるところだった。シニアは滞在中、ちゃっかり大金を使ってNCISの経理は苦情を言う。トニーは去っていく父が相変わらず無一文だと知っていると告げる。シニアは今回は素直にトニーに事実を認めて、前回の航空券の礼をいう。親子はやっとわだかまりを解いて、正直に話をする。最後の親子のシーンはなかなか良かったですね。空っぽの財布の中にパパは、息子との人生最良の日の写真を入れていて、いつもトニーのことを思っているという。トニーも父から連絡があるとやっかい払いしたがっていましたが、危険な潜入捜査に巻き込む事を心配したり、何かと思いやっていました。それにしても、ディノッゾ・シニアはジヴァに色目をつかったり、ゴージャスで相変わらず彼らしいスタイルを貫いて最高。オールカシミアのタキシードを誂えるなんて、すごいわ~高級ホテルのペントハウスに泊まって贅沢のし放題。それで9000ドルの経費をNCISが被ることになるわけですが、ヴァンス局長も太っ腹!機密で処理してしまうようです。パパ・トニーは潜入捜査では往年の「スパイのライセンス」のアレックス・マンディを彷彿とさせ、単なるプレイボーイだけでなく、腕っ節も強く格好いいところも見せましたね。ジヴァの背中が大胆に開いたドレスはとてもステキでした。そして、シニアは懲りずにまた詐欺師人生を続けるという。人の金を当てにして、世の中には本当にああいう天才的な嘘つき、詐欺師がいるのですね。トニーの苦労は絶えませんが、親子の間には嘘はないとわかり合えたのが良かったと思います。ギブスも橋渡しをして良いところを見せました。言うことありません。ギブスから見ると、水と油で受け入れられない存在でしょうが。
January 27, 2012
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今回は「Law & Order」というよりは、エンターテイメント重視の回でしたね。エリオット/オリビアファンにはたまらないでしょう、わざとそれを狙っている?(爆)頭に銃弾を受け、首と下腹部に切り裂き傷のある女性の遺体が見つかる。首の周りに着いていた唾液から、特殊な菌が見つかり、トラにかみ殺されたと判る。女性の身元はわからなかったが、身に付けていたクラブのスタンプを辿り、モデル志望のナタリー・ブリアーズと判る。ナタリーは双子の妹と共にNYに出てきたが、交通事故を起こした後、マフィアと関わるようになり、最近はガッツ・マニーという歌手と仕事をしているらしく、脅されていたらしい。ガッツによると、殺された夜にナタリーと寝たが、彼女がクレイジーになり面倒になりそうだったので追い出したという。ガッツがトラを買ったという記録はあるが、それだけでは令状が出ない。ナタリーのバッグには希少な鳥の死体が入っていて、取引が禁止されている動物を密輸している疑いがあったので、ガッツの家を家宅捜索することにする。案の定、ガッツはトラを飼っていたが、ナタリーを殺したトラとDNAは一致しなかった。ガッツによると、ナタリーから接触してきてトラを買うことになったという。黒幕は誰かと問い詰められて、ガッツはブシードというロシア系の元人身売買をしていた男を紹介する。ステイブラーはクレイゲンに断りなく潜入捜査に入ることにし、税関職員として自分もビジネスに手を出したいと話を持ちかける。ブシードのアジトにいたトラはナタリーを殺したトラと判る。分署に魚類野生局のカルキー捜査官が現れ、すでにブシードを捜査しているので手を引けという。ブシードは14名を殺した凶悪犯だった。ガッツの家が襲われ、話されたハイエナがガッツを食い殺してしまう。ブシードの仕業と思われるが、ステイブラーはブシードから呼び出される。今度世界で17匹しかいない希少なサルを密輸するというので、ステイブラーは自分が税関を通過させてやると持ちかける。ブシードは慎重で、ステイブラーを監視下に置き、まず身辺調査をするという。慌てて潜入捜査に入ったため、妻のキャシーに連絡が取れず、心配したオリビアがステイブラーに会いに来る。そこにブシードと腹心のタイボーが現れ、オリビアは娼婦の振りをしてピンチを脱する。ステイブラーは急ぎで仕事に向かうと言われ外に連れ出されるが、ブシードに肩を撃たれてしまう。幸い、近くで監視していたオリビアが救急車を呼び、ステイブラーは命を取り留める。キャシーはエリオットに腹を立て、家を出ようとしていたがオリビアに説得される。警察が踏み込んだところ、ブシードのアジトはすでにもぬけの殻で、動物の餌を購入している店からクレジットカードの情報が割れ、ブシードたちがサルを空港で受け取る予定であることが判った。見張っていると、バスケットボールを持った男が現れ後を追う。サルはボールの中に入れられており、依頼主に手渡しているところで警察が逮捕しようとする。タイボーを屋上に追ったオリビアは、タイボーが潜入捜査官だったと知る。タイボーはステイブラーに潜入捜査官をしていて妻は去っていったと言う。ブシード役の人、CSIマイアミでロシアマフィアをしていた人ですよね。何だか今回は全体に荒っぽいというか、突っ込みどころ多くてCSIマイアミぽい感じでした。(笑)いくらオリビア・ベンソンが優秀な刑事だといっても、自分より大きなタイボーに飛びついて逮捕しようとしたり、屋上からぶら下がっているタイボーをすくい上げたり、また肩を撃ち抜かれたステイブラーがすぐに退院してブシードと一騎打ちするとか、あり得ないですよね。お楽しみはもちろんオリビアとエリオットのhalf nakedシーンでした。あうんの呼吸で娼婦を装うオリビア、普段でもあんなセクシーなブラをしているんだとか、妙に感心してしまいました。さすがに恋人じゃないからキスはしなかったですね。後、いつも思うのですが、ステイブラーの妻キャシーですがそんな事で家を空けなくても。約束事があるのかもしれないが、警官の妻だし、もうちょっと理解があっても良いのにというか、常に悪妻役でお気の毒。そんな中でハイライトはサルを愛おしく抱くクレイゲンでした。(爆)人身売買に替わって、捕まっても罪が軽いということで動物ビジネスが犯罪組織の金儲けになっていくというのは、ちょっと驚きでしたが。でもSVUの仕事じゃなかったですよね。
January 26, 2012
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『戦慄の瞳』もしかして、実際の事件からヒントを得たのでしょうか。そんなに凝った展開ではないし、犯人については、うすうす感じていましたが、全編ゲストも含め、緊張感のある調子で最後まで目を離せませんでした。いつものマイアミのタッチとはちょっと違っていて、「クリミナル・マインド」のエピソードに似ているという書き込みも多く見ました。私は「ミディアム」のエピソードを思い出しました。Calleighは完全お休みでしたね。空き家の地下室に、目隠しされ捕らえられた女性2人。犯人は彼女たちに酷い事をしてまた戻ってくるようだ。思わせぶりな装飾のある木箱が犯人の異常さを感じさせます。必死に脱出しようとする2人の切羽詰まった気持ちがよく伝わってきました。そして、何とか拘束が解けて脱出できたと思ったが、Michelleだけ残してもう一人は犯人に捕まってしまった。警察が急行したにもかかわらず、すでに被害者は殺されていて指の爪が剥がされていた。殺しには身につけている下着が使われ、どうやら、これが犯人の癖のようです。Michelleは誘拐されて現場に連れてこられ、レイプされ、一人助かった罪悪感などからトラウマ状態で、あまり覚えておらず、話を聞くNataliaも辛そうです。丁寧な対応は、「Law & Order:SVU」のオリビア・ベンソン刑事を思い起こさせます。そしてNataliaが被害者の視点に立ったことがこのエピソードを成功させたのではないでしょうか。殺された女性Bridgetteは、先に捕らわれていたらしい。夫のDennisが迎えに来たとき、ちょっと感じましたね。(爆)現場の家を管理しているのは抵当に取っている銀行のParkerとその秘書で、いかにも怪しい。まあ、第一容疑者ですね。先週、緊張していたラボ・ガールのMollyは、今週は落ち着いて証拠を調べる。なかなかやります。遺留品から蝶の羽が見つかり、チームは生息地へ。ひらひらと舞う蝶を見つめるHが優雅でツボです。(笑)そこには、これから誰かを埋葬しようというような墓穴があり、さらに、すでに埋葬された被害者がいた。犯人は連続殺人犯だった。遺体を掘り出すシーンは、これまでにも何度もありましたが、Nataliaがスコップを振るっているのが印象に残りました。さすがにハイヒールじゃなくて、長靴を履いていましたね。NataliaはRyanがシャベルを持つのを見て、墓穴を掘ったのは被害者本人だと気づく。そして同時に2人の女性をキープしているなど、犯人の陰湿さがさらに感じられます。Nataliaは絶対に殺しを止めてみせると感情移入していく。これがミソ。"Hey Tom, also make a note of Ryan is doing all the shoveling by himself."「Tom、僕一人でこれ全部掘り出していると書いておいてね。(ウィンク)」ここは、ちらりと美味しいです。 第2の被害者Alisonは、2週間前に失踪したウェイトレスで、遺留品からバーテンダーのDNAが検出されたために、HとRyanがレストランへ。恋人のTriciaがいるのにAlisonとも寝たというので、CSIは彼を第二容疑者として見る。しかも、Michelleはそのレストランの食事を注文していた。彼女はレストランを出たところで、クロロホルムか何かで犯人に誘拐されたらしい。そうこうしているうちに、同じ手口で白昼堂々第4の誘拐事件が。花屋のWendyが誘拐され、車に乗っていたのは男女のカップルだというので、先ほどのバーテンダーとウェイトレスのカップルが逮捕される。Triciaには前科があったため、Hの見る目は厳しい。こういうところは、Hもプロトコルに従っている感じですね。Wendyの行方の手がかりは、またまたWalterが掴む。最近、Walterを使いすぎだ、という意見も見ます。Mollyがしっかりここでも働いて、HとWalterがWendy救出へ。このカメラワークや演出などが「クリミナル・マインド」を思い起こさせるのでしょうか。Wendyが見つかった家も、銀行家Parkerの関係する地所で、今度は秘書と共に逮捕する。NataliaはParkerの写真を持って、Michelleの家へ向かう。この辺で大体事件の全体像が判るわけですが、Nataliaは見事に被害者に騙されていたわけですね。ゲストのAlicia Wittが180度豹変するのが凄いです。この人の演技がなければ、このエピソードは成り立ちません。(爆)後から気づくわけですが、Michelleは最初に逃げ出すときに服を着ていましたね。「ミディアム」で、このタイプの事件がありました。旦那については、最初から怪しいと思っていましたが、後はもう、どこでHoratioが出てくるかですね。(笑)Hはデイド署から彼女の家まではどうやって移動したのでしょう。女性がリードして男性を巻き込み、被害者を拷問したり殺したりするというのは、他のドラマにもありそうです。「Folie a Duex(2人組精神病)だ」今回、やたら説明していたEricはクリマイではリードの役でしょうか。最近、クールですよね。他にもまだ被害者がいるらしく、全く悪びれる様子のないMichelleですが、Hは「君は誰に捨てられた?」と質問する。「みんなよ。みんな、去っていくの。」さて、Hは供述を得ることが出来るのでしょうか。さすがに、こういう場合は精神科の専門家が必要ですね。CSIシリーズでは、レギュラー的なセラピストがいないので、いつもと違う役回りになったのかも。マイアミとしては、嫌な気分が残るエピソードでした。
January 21, 2012
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『謎の化学式』これは時期的にハロウィーンエピソードだったのでしょうか。事件の被害者とアビーとの結びつきは、別に恐怖系ではないと思いましたが。ゲストはよく見る人たちでしたね。もう、出てきたときから犯人は見え見えだった。海軍大尉のクレア・ソーソンが何かに怯えて錯乱したようになり、道路に飛び出しバスに轢かれて死亡する。クレアは大変な努力家で、優秀な化学技師だった。2週間前にバイオ関係のGen-1社を解雇されていたという。クレアの全身にはびっしりと化学式や数式が書き込まれているのを見て、アビーは暗号化され難解なパズルではないかという。おそらくクレア本人が秘密を守るために書き込んだのだろう。ダッキーはクレアが時間をかけて毒を盛られて重大な臓器不全の状態だった、という。クレアは半年前から住所不定で、クレジットカードや携帯電話をもっていなかった。ただ、解雇後にクレアの口座に大金が何度も預けられていた。クレアの母親によると、クレアは幼い頃から情緒不安で薬を飲み続けていたが、今は普通に生活できていたという。それなのに2週間前に急に怯えてしまい金の管理を任されたという。クレアはGen-1社のCEO、マーティン・スティルウェルから脅されていたことがわかる。スティルウェルは、海軍からの依頼で自家発電の研究をクレアに任せていたが殺してはいないという。この仕事が成功すると、大儲けになる。クレアはチームプレーヤーではなく、一人で抱え込むタイプだった。クレアが残した暗号の中に、実際の座標が書き込まれていたため、NCISが現場を訪れる。そこは、クレアの秘密の研究室だったらしく、おびただしい量のメモが残されていた。しかも「私は殺される」という書き込みがあり、クレアが精神を病んでいた可能性があった。アビーはまるで魅入られたようにクレアのメモを調べ、自分とクレアには共通点があるという。一方、PCのハードドライブが遠隔操作で消去されており、何者かが特許になる研究を奪おうとして盗んだ上で殺したのか、と考える。クレアがGen-1社で同僚だったエイプリル・フェリスがNCISに現れ、私物を届ける。その中の日記には「本日Mr.Kと会う」と書かれてあった。これまで何度も連絡を取り合っているようだった。アビーはクレアになりきって通勤ルートを辿り、クレアの大学の恩師のレドナー教授を探し当てる。教授はクレアの研究内容については知らなかったが、クレアが大切にしていた「草の葉」という詩集をアビーに手渡す。Mr.Kとの待ち合わせ場所には本人は現れず、過去の「会合」を映した店内の監視ビデオには、誰もいないのに一人でしゃべりかけるクレアが写っていた。ギブスはクレアの精神状態を疑い、入れあげるアビーが正気を失っていると心配する。ダッキーはクレアの爪の間にスティルウェルのDNAを検出するが、そのスティルウェルも突然、毒を盛られて殺されてしまう。ギブスはクレアの母親にアビーを会わせる。母親は自分の生活を犠牲にして仕事に没頭した娘にこれ以上感情移入しないで欲しいと頼む。アビーは吹っ切れて暗号の分析を続け、独特な構造を持つ大腸菌と光合成に関係があると見抜く。そして「草の葉」の本の間からメモリーカードが見つかり、クレアの研究が「細菌を原料に、光合成でエネルギーを得る」という内容であることが判る。その研究に関わったのはMr.Kこと、クリッツァーで、クレアがGen-1社を解雇されてすぐにクレアを雇ったという。金を払ったのもクリッツァーで、既に大金を稼ぐクレアを殺すはずがないという。スティルウェルはクレアと同じ毒を経口で摂取していた。毒はホルムアルデヒドでGen-1社が特許をもっている穀物由来の燃料の副産物だった。クレアは皮膚から徐々に摂取しており、隠れ家を調べたところシャワーの水道に毒のボンベが設置されていた。NCISは同僚のエイプリルが設置したと考え、逮捕する。クレアはエイプリルを友人として信頼していたが、エイプリルは天才ともてはやされるクレアを妬ましく思っていたのだった。アビーがいつもとは違い客観性を失って数式、化学式にのめりこむわけですが、天才という意味では似ているかも知れないが、アビーには仲間や友人がいて自分を重ね合わせるというのは唐突というか、ちょっと変でしたね。これもまた、BONESで似たような話があったなあ。でも、さりげなくマクギーが手を差し伸べるのが良かった。ギブスはクレアの母親から娘を失った、と話すのが切なかったですね。だからこそ、アビーの事が心配でならない。ラスト、ハロウィーン仕様のラボにいるアビーをぎゅっと抱き寄せ、連れ出そうとする。でも戻ってきて、やっぱりアビーはあの「草の葉」の本がお気に入り。別に魔法にかかったわけじゃないですよね。ところで、最後のお楽しみだったトニーの仮装ですが、本人も相当やりたくなかったようですね。あれは酷いわ~(爆)笑わせようというネタの域を超えています。正味、笑えない。なんか、罰ゲームですか?(笑)
January 20, 2012
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何だかどこかで見たような成り行きがいくつもあり、ネタの寄せ集めでまとまりがつかない印象を持ちました。ゲストのMichael Badaluccoは「ザ・プラクティス」のジミーですよね。あの時のイメージがあるので、最後は納得のオチでした。まあ、無理矢理まとめたというか。良い人を演じるなら彼ですね。そこだけ「プラクティス」だった感じ。(笑)それにしても、子供をまともに躾けられないこの親たちは一体何なの?イライラさせられましたね。ウォール街で全身火だるまになった男が死亡する。検死によると、刃物による刺し傷があり下腹部を切り取られ、猟奇殺人の疑いがあった。指紋から、被害者は軽犯罪を繰り返していたジョシュア・ガッリだと判る。父親のトムによると、ジョシュアは統合失調症で治療が上手くいかず、家を出たり戻ったりを繰り返していたという。ジョシュアはホームレス狩りのメンバーに目を付けられ、襲撃されることがあり、その様子が動画サイトに投稿されたこともあった。その動画の投稿者のIPアドレスから出没する場所が絞り込めたため、マンチがオトリとなって襲ってきた2人組を逮捕する。逮捕されたのは父親が通りすがりのホームレスに殺されたという姉弟で、2人にはジョシュア殺害時のアリバイがあった。ジョシュアの放火に使われたのはホルムアルデヒドで、犯人にも炎が燃え移ったらしく、溶けたライターが残されていた。ライターはジョシュアの出身高校の化学室の備品で、触れる事が出来る立場のアレック・ベルナルディが手に火傷を負っていた。ベルナルディ家はジョシュアの隣人で、アレックはジョシュアが妹のティナをレイプしたので痛めつけたというが、殺す気はなかったという。ティナが妊娠したというので、オリビアが母親のペギー立ち会いの下、話を聞く。ティナはレイプではなく、3ヶ月前にジョシュアの調子がよいときに成り行きでセックスしたという。妊娠は望んだことだというのでオリビアは驚く。ティナの同級生4名が一緒に母親になろうとしたのだった。最初に言いだしたのはフィデリアで、フィデリアは禁欲クラブに属し、ボーイフレンドのマックスともプラトニックな関係だというが、妊娠出産をファッションの一つとしか考えないフィデリアに、オリビアは厳しく説教する。フィデリアの父親は警察が悪いとテレビ局の取材に答える。フィデリアの相手はDJのディザーという男で、相手構わずフリーセックスをしていた。フィデリアとは年齢的に法廷強・姦にあたる。SVUはレイプで起訴しようとするが、そのためには実父確定検査を行わなければならない。フィディアの両親に検査の許可を求めに行くと、フィデリアは自宅で首を吊って死んでいた。フィデリアは昨夜、彼女の行動を激しく誹謗中傷するメールを受け取りショックを受けていた。差出人はディザーだったが、何者かが名前を語りネットカフェから送信していた。監視ビデオの映像から、その犯人はティナの母親ペギーだとわかる。ペギーは自分の娘をそそのかしたフィデリアに腹を立て、汚い言葉でののしった。それでも、グレイレック検事補はペギーを重罪で起訴するのは難しいというが、真相を知ったフィデリアの父親がベルナルディ家の住所をネットに晒したために、自宅周辺は怒った人々らで大混乱する。ふさわしい法律がなく、検察はなりすましや児童虐待などの罪を寄せ集めペギーを起訴することにするが、裁判で子供たちの使う略語を聞いてフィデリアが死亡直前にマックスと会うことになっていたことが判る。マックスはフィデリアに送ったメールを無視され、窓から侵入したが、「ただ一人の夫」として誓った自分を臆病だと軽んじて、結婚するつもりはないと罵倒されたことにかっとなり、殺して自殺に見せかけたと認める。マックスは第1級故殺で起訴され、ペギーへの起訴は取り下げられるが、グレイレック検事補がかけた言葉にペギーが激高して暴力を振るったため、再び逮捕される。ティナは母も兄も刑務所に入ることになり、養護施設に預けられることになったが、ジョシュアの父親トムが自分の孫を一緒に育てたいと、申し立てる事にする。なんだかな~とにかくこのペギー役の女優さん、すごかったですね。まあ、一体どこにこんなに憎たらしいオバハンがいるかと思いますが、こんな母親を持ったら子供も悲劇。というか、妹思いのアレックも母親への反動なのか、それはやりすぎでしょう。フィデリアの両親もいいかげんすぎる。いつも思いますが、何年か前のドラマなのに実際の社会でシンクロしたように事件が起こる物ですね。そして、ホームレスへの無差別暴力、ネット社会が引き起こす騒動や、それを取り締まる法律がないという話題、妊娠同盟(BONESでエピソードがありました)、子供たちが携帯で使う略語(これもCSIマイアミであったな)などメディアを賑わす話題がてんこ盛りでした。オリビアは冒頭、研修に行っていて出演しないのかと思ったら出てきました。いろいろストーリーの関係上、2人揃って撮影するのが難しいのでしょうかね。
January 18, 2012
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『ハイスクールの魔女』アカデミー賞の中継の裏に入って、視聴率は苦戦したようですが、逆に言えばよく頑張ったのでは?fillerエピソードでテーマはありきたりでも、キャラクターとも絡めて、最後まで興味を失うことなく見る事ができました。チームの協力もあって、マイアミらしかったと思います。新人ラボ嬢は、今後ライアンと?と言う話を聞いたのですが、さてどうなることでしょう。高校の恐ろしくビッチーな意地悪クィーン、Blaireが残酷に殺され、見せしめのような形で発見される。前夜は友達の家で派手なパーティをしていたらしい。運動場に姿を現したHoratioはさっそく跪いて下から見上げ、「Natalia、これは拳で殴った傷ではないな。」石を見つけて「Natalia、これは殴られたのではない。石打ちの刑だ。」「うそ、信じられない。"You serious? It's our kick ?"」「まさに、聖書の世界だ。 "Downright Biblical."」という感じでしょうか。ただ殺すだけでなく、強い憎しみや悪意を感じる殺しですが、古代では刑罰だった。MEのTomは「私にとって初めてのlapidationだ。」と彼らしい反応で、CSIチームに蘊蓄を語ります。何だか、Tomが学校の先生みたいな風景ですね。校長のLieberによると、Blaireはとんでもなく根性の悪いいじめっ子で、生徒たちからたくさん苦情が出ているという。とにかくいじめ方が陰湿で精神を病むようなダメージを与える。退学にしたいところだが、両親が訴えると言ってくる。Hはこの辺はちょっと裏がありそうだ、という表情をしていますね。とりあえず、苦情を訴えた生徒から取り調べが始まる。容疑者はたくさんいそうです。相変わらずRyanとWalterの会話は面白いですね。Ryanは凶器となった石の処理を新人に押しつけて、さっさと拾ったCD-Rのかけらをラボに持って行く。(笑)ラボにはブロンドの新人Molly Sloanが待っていた。彼女は新人らしく緊張していて、Ryanは力づけてやる。もしかして、彼女がCalleighの後ろ姿を演じていたのでしょうか。とにかく、印象的なデビューでしたね。Blaireの母親は当然というべきか、「うちの子は悪くない。人気者で校長は仕事がおもしろくないのを八つ当たりしている。ホームカミングのクィーンを連続2回。あの子は優れているの。みんなが嫉妬しているだけよ。」と言う。まあ、そういう親にしていじめっ子あり、というわけなのでしょう。今回、非常に話題になっていたのがRyanのいじめられた体験の話。子供の頃、お小遣いを貯めて買った望遠鏡をいじめっ子に壊された。ついでに自転車で転んで骨折したところで「Wolfy、これで星が見えただろ。」と言われたという。この話を聞いたEricがふっと笑ったのが、同情心がないとか冷たいとか言われていました。まあ、ラストのジョークのような台詞を笑ったのだろうと思いますが、彼自身はいじめられたことがないというので、もしかしたら、Ryanの気持ちはあまり理解できなかったのかも知れません。Blaireの腰巾着のような友人によると、昨夜Meaganという女の子とBlaireがもめていたという。フットボールチームの男たちとその家の両親のベッドで寝て、Blaireに「売春婦なの?」と追い返されていた。警察に呼ばれたMeaganには両親が付き添っており、sensitiveな話題なので「こちらで娘さん一人で」と聞こうとすると、父親が「あなたにティーンエージャーを育てる事について、何か意見でもあるのか。」という。「実際のところ、あるんですよ。」と答えられるのは、Kyleのおかげです。(爆)Meaganは自分からNataliaに話したいと言い出す。そこで語られるのは、聞くも恐ろしく、腹立たしいBlaireの策略。どうしてもパーティに招待して欲しかったら、それなりの代償を払ってねと、Meaganの足元を見て、フットボール部の男の子たちと寝なさいと暗にほのめかす。そのために、Meaganは処女を捨てたのに、Blaireは「え?本当にやったの?自尊心てないの、この売春婦。出て行って。」と言う。これは酷いな~正に、悪魔のような女です。こんなことをされたら「死んでホッとした」と言う気持ちもわかります。でも、これは警察で言ってはいけませんね。ちなみに、例の校長は何も助けてくれなかったという。Ryanが拾ったCD-RはDaveが再生する。わーい、ワイルドAVガイ、久しぶりです。まだまだ出続けて欲しいです。(Dave役のWes Ramseyは、Jesse役だったEddie Cibrianと共に新ドラマのパイロット「Palyboy」で共演するそうです。ということは、もうマイアミへ出てくれないのかな。)そして、このシーンにのみCalleighが登場。もうそろそろ出産なのでしょうね。次はいつかなあ。Blaireは石を投げられながら、恨みのある者の訴えを聞かされていた。当然、Meagan以外にもいじめられていた生徒は多く、Nateが次の容疑者となった。しかも、この録音は校長が録音したもので、彼もまたBlaireの酷いいじめを受けていた。学校でシャワーを浴びていた時洋服を盗まれて、その後非常ベルがなったので…と、語るも聞くも辛いいじめ体験に、Nateは傷つき自殺未遂まで起こしたという。学校のみんなはBlaireの側に付かないと自分もいじめられるから、いじめる側に回るわけですね。そんな被害者たちにとっては、「死んで当然だ」というのは真の言葉だと思います。しかし、そうなると家宅捜索となってしまう。Nateが首をつろうとしたロープとBlaireが縛られていたロープは同じと判る。ますますNateは不利になりますが、ここで良いところを見せたのがWalter。結び目を見て、犯人は複数いると見抜く。チームプレイですね。Blaireは校長まで脅していたという。校長がなぜ弱腰だったのか、そういうわけだったのですね。とにかく、この女はとんでもない悪女です。それは、校長が録音した生徒たちの悲痛な訴えにも現れていました。多感な時期に辛い体験をさせられると、その記憶は消えることはありません。これなら誰もが容疑者となり得ます。しかし、やはりMeaganとNateは繋がりがあった。傷つけられて、MeaganはNateに苦しい心の内をぶつけ、2人でBlaireを殺す妄想を語り合ったという。この気持ちもわかりますね。少年少女の証言に振り回されたCSIは、Meaganの車の中にBlaireを誘拐した証拠を求める。すると、Blaireが聞かされていたCDプレーヤーが見つかり、それを見たMeaganは証言を翻して、全て自分一人の犯行だと言い出す。それまで、容疑者たちに厳しい態度で接してきたHは「彼女は大人をかばっている。」と言う。今時、若い子はCDプレーヤーなんか使いません。確かに。(爆)子供を苦しめるBlaireを懲らしめようと思った。しかし、そんなことではこのあばずれは堪えない。さらに煽られて、彼らは犯罪者に。この家族はどうなるんでしょう。「判事、陪審、処刑人だ。」というHですが、これはちょっと片腹痛いですよね。ついこの間まで、妻を殺した男に銃を振り回していたのですから。(爆)ともかく、ある意味ソシオパスに近いBlaire一人に大人たちまで巻き込まれて、なすすべがなかったわけですね。酷い話です。エンディングで、ロッカールームに望遠鏡のプレゼントを見つけたRyan。どうやらEricが仲間にRyanの悲しい過去を話して、チームで金を出し合ったのでしょう。こちらの仲間は本当に仲が良いですね。そして、そのいじめた奴はどうなったのかというと、今は下院議員なんだそう。これはどういうオチなんでしょうね。(苦笑)ともあれ、メインの事件は辛いシーンが多かったですが、Ryanの意外な過去を知って良かったです。 【送料無料】 Sub Focus / Sub Focus 輸入盤 【CD】
January 14, 2012
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『国内テロ』犯行動機の説明には今ひとつ納得できる物がなくて、何だか強引なエピソードのように感じましたが、「見せ場」はいくつかありましたね。マイケル・ウェザリーの声の変調は本当に調子が悪くなってしまったのかしら。(笑)「しゃべるな」と言われるのは、トニーだけでなくマイケルにとっても地獄の苦しみでしょうね。でも声が出なくても、さすがに芸達者。(笑)久々にジヴァが活躍したような気がします。ローカルFM局のオンエア中にライフルを持った犯人が押し入り、パーソナリティのゲイターとスタッフ、そしてゲストの海軍中佐ダニエルズが射殺される。ダニエルズは広報部門の士官で、ゲイターは国の安全に対する脅威について、番組内で話す予定になっていたという。ゲイターの妻によると、ゲイターは爆弾を持つ過激派団体から脅されていた。局にはゲイター宛てに投書や電話がたくさん寄せられており、それらを分析し、犯人を割り出すことにする。アビーは銃声から凶器は狩猟用のレミントン7400だという。また、ダッキーは銃弾に付いていた臭いが狩りに使う雌シカの尿だという。ゲイターに届いた手紙の中に、「参加せよ、さもなくば死を」という印象的な物があり、しかも切手が貼られていなかった。投稿したのは郵便配達員のマットで、以前YMCAの宣伝を放送で頼んで断られたので恨んでいたと認めるが、犯行時のアリバイがあった。聴取者からの電話のなかに、MAHという団体からゲイターが参加を誘われていた会話があった。電話をかけたのは、閉鎖的な高級住宅地のロイヤルウッズの住人と思われる。トニーが一軒一軒回って住人の声を録音し、電話の声と比較したところ、アーサー・ハスキルという銀行投資家と一致した。ハスキルは18ヶ月前に自宅に侵入した麻薬密売人に妻を殺されていた。そのハスキルが亡き妻に宛ててメールのやりとりをしており、暗号を使って爆弾を作って売るディーターと会う約束をしていた。NCISは会合の場でディーターを待ち伏せ逮捕し、ジヴァが5年前のモサド局員のIDを使いハスキルに取引を持ちかける。ディーターはハスキルに特別な起爆装置を必要とする爆弾を作るよう依頼され、すでに手渡したという。ジヴァはディーターの競争相手でハスキルの代わりに爆弾を設置しターゲットを襲う仕事を引き受けると申し出る。ハスキルの自宅を訪問したジヴァは、高級住宅地で開かれていたパーティに参加し、住民と話をする。すでに、ジヴァの身元について隣人たちは知っており、彼らはアメリカ政府が海外の守りに金を投じるより、国内の身近な安全を重視すべきだという。ハスキルの金の動きを監視していたマクギーは、中東の休眠口座からジヴァの口座に金が動いたのを確認する。証拠が揃ったため、ハスキルの自宅に踏み込むが、爆弾は奪われ、ハスキルが襲われて倒れていた。ジヴァはハスキルの娘から、隣人のザック・ネルソンと狩りに出かけた事があると聞き、ネルソンを尋問してゲイター殺害の自白を引き出す。しかし、爆弾のことについては何も知らないという。意識を取り戻したハスキルを尋問したところ、マットに襲われ爆弾を奪われた事を認める。始めは人を殺すつもりはなかったが、行動に積極的なマットとザックが待ちきれずに過激な行動に出てしまった。当初の攻撃目標は軍の基地にある信号塔だったが、マットは別の場所に設置したと思われる。マットは女子ソフトボールの審判をしており、現場に向かったジヴァはハスキルのパーティで見かけたコンロに、爆弾が設置されているのを見つける。解除はできなかったが、ジヴァは間一髪トニーの命を救う。ジヴァがNCISに登場した時のモサド兵士に戻って見せたのですが、トニーから見るとこの5年でジヴァはすっかりアメリカナイズされてしまい、昔の激しいジヴァがセクシーだった、懐かしいと微妙発言をしていました。そういえば、最近2人の間にはあまりファンの気を惹くようなシーン、会話がなかったですね。爆破シーンでの「密着」はシッパー向けにはお約束のパターンですね。「それは俺の膝だ」というのだけでも、どれだけご飯が食べられるでしょう。(笑)とにかく、ジヴァはハスキルの娘の心を開いて、情報を聞き出すなど良い仕事をしました。タイトルなどからも、昔のラジオ番組へのノスタルジーがもっとあっても良かったのかも。ダッキーが口にしたドラマはあまりに古すぎて、誰も判らない、突っ込めないというところが残念でしたね。「アメリカン・ビューティーみたい」とトニーが言うように郊外の高級住宅地のネタが入って、印象が散漫になってしまいました。野球のネタも。ラストのジヴァとギブスのキャッチボールは父と娘のようで和やかで良かったですが、あれ、あそこはソフトボールの試合だったんじゃないの?いずれにせよ、ジヴァの5年間の成長が感じられましたね。
January 13, 2012
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ゲストに「デッドウッド」や「Caprica」のPaula Malcomsonが出ていました。いかにも線が細くて、そのまま放っておけないような母親役がよく似合いますね。というか、実際そういう役が多いです。ストーリーは実際にあった事件から取られたのでしょうか、啓蒙的な要素が多かったように思います。タクシー運転手が車内に病気の赤ん坊が置き去りにされたと届け出る。赤ん坊はHIV感染者に多いカンジダ症で重体だった。赤ん坊を残した女性について調べを進める一方、赤ん坊びDNA検査により母親のジョアン・スアレスが刑務所にいることが判った。ジョアンもHIV感染者で娘を近所の人に預けていたという。その預けた人が先のタクシー運転手で、子供が病気になり、グリーンカードがないのを咎められるのを恐れ、置き去りだと申し出たという。彼の出身国では大統領がエイズに対して民間治療をしており、抗HIV薬は体に毒だと言っていたという。NYにも同じように製薬会社の薬で逆に死んでしまうと言い、ビタミン剤などを処方する医者がいて治療を受けていたというので、オリビアとステイブラーがDr.ハットンに話を聞きに行く。ハットンはインターネットに大手製薬会社の抗HIV薬は有害なだけでなく、金儲けのためにありもしない陰謀で人々に恐怖を煽っているという。ハットンの治療そのものは違法ではないが、このまま信じて正しい治療の機会を失えば多くのHIV感染者が死んでしまうというグレイレック検事補は、テレビを通じてハットンを糾弾し、患者がいたら名乗り出て欲しいと訴える。寄せられた情報の中で、ハットンがHIV感染者のリサ・ロスを治療しなかったというものがあった。母親のスーザンによると、2ヶ月前にリサは酷い風邪を引き、ハットンのもとで抗生物質を投与されたが、アレルギー症状が出て亡くなったという。スーザンはハットンをすっかり信じていた。リサは死亡後検死されておらず、匿名の通報者を突き止めて話を聞いたところ、教師をしていたスーザンの元同僚で、スーザンと交際してHIVウィルスを感染させられたという。スーザンは自分が輸血によってHIVに感染したことを知っていたにもかかわらず、HIVウィルスは怖くないと言い治療もしなかったため、学校から解雇された。それだけでなく、ハットンの指導で感染していながらリサに母乳を与えたという。検察ではハットンを過失致死罪で問うことにして、まずはリサの遺体を掘り起こして検死することにする。その結果、エイズ患者に特徴的なカリニ肺炎で死亡したということが判る。裁判でハットンは「政府の陰謀説」を繰り返し、スーザンもリサの死はあくまで事故だったと証言する。しかし、その証言の場でスーザンは発作を起こして病院に運ばれる。スーザンは脳トキソプラズマ症でやはりエイズを発症していた。オリビアはハットンが間違った治療をしていたと言い、スーザンも考えを改める。他にもHIVウィルスに対する治療をしないために死亡した子供たちがいると認めたところで、スーザンは死亡してしまう。改めてスーザンのカルテを見直すと、スーザンはリサだけでなく長男のトミーも感染させていた可能性があった。裁判所命令でトミーの血液検査をさせようとしたが、代理人から拒否の申し立てがあった。その時にトミーが暴れてステイブラーを怪我させたため、SVUはトミーを逮捕して裁判で決定しようとする。トミーはあくまでも母親の言葉を信じてHIV検査を受けないと主張し、判事もリスクを知った上なので強制はできないと決定する。ステイブラーは容疑を取り下げることにして、トミーを小児病棟へ連れて行く。脳腫瘍なのに両親の信仰の問題で治療させて貰えなかった患者と話をしたトミーは考え直し、検査を受けることにする。結果は陽性だった。トミーは死にたくないという。今のアメリカで、本当にスーザンのように治療も何もしなくて大丈夫と思っている人がいるのでしょうか。まあ、お金がなければしかたないですが。病気との向き合い方は個人の自由でも、その代わり他人に感染させないように気を遣うのは義務ですよね。HIV絡みのエピソードで、自分が感染者だと知ってわざと他人に感染させるのは殺人罪だ、というような話がよくあったように思います。子供の場合、母親が感染者でも生まれてくるときに98%が感染せずに生まれてきて、その後の生活上の注意で健康に育つということは、やはりよく知らしめる必要があると思いました。トミー少年は母親とハットンに洗脳されていたのでしょうか。まさに悲劇です。医師も消極的な医療行為で患者に害をなすのなら、同じ「医師」として名乗るのはどうかと思います。ただ、最後の宗教の話を持ってきたところはちょっと無理矢理な印象を受けました。これもTVドラマで良くあるテーマですが、ガンは他人には移らないですからね。まあ、とにかくステイブラーがトミー少年にこれからもずっと相談に乗り、力になっていくのは間違いないでしょうね。予想外のステイブラーのサービスショット(?)は楽しませていただきました。
January 12, 2012
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『仁義なき闘い』全編スピード感があり、アクションが満載でしたね。いつもの事件~捜査という流れのマイアミとは違うエピソードだったと思います。空撮の風景が新しくなりましたね。新しくサブレギュラーに加わるであろう?キャラも出てきて、楽しみが増えました。マイアミでは「あの」マラ・ノーチェに対する4度目の手入れが行われ、大量のコカインが押収された。新たに州検事になったChandlerは成果を記者会見で高らかに話す。その横にいるのが、どうやらこれからも登場するらしい女性の巡査部長Jennifer Swansonですね。ギャング対策班のリーダーだそうで、一目で、Horatioの次のlove interestじゃないかという気がしますが、さてどうでしょう。(爆)ちなみに、Sgt.SwansonはNataliaの友人のようです。女性が危険な仕事を仕切っているのは、マイアミでは珍しいですね。その場にマラ・ノーチェの殺し屋が車で走りながら、マシンガンをぶっ放す。シーズン4の第1話を彷彿とするシーンですが、とにかく今回は銃撃戦が派手でした。迫力がありましたね。殺されたChandlerはシーズン5の11話にも出てきた人で、Hは彼の家族を覚えておりました。犯人の一人が現場に倒れて「お前にメッセージがある」という。「これは始まりにすぎない」何も耳を寄せてまで聞くほどのメッセージではありませんが、Frankにも言うんだったら、台詞は耳打ちだけでも良かったのでは?射殺現場に落ちていた眼鏡から逃げた運転手が判明。出産が近いのか、Calleighのシーンはそこだけでした。そのかわり、今週は白いTシャツ姿のRyanの活躍が目立ちました!何て、良い体(きゃっ)マラ・ノーチェの手入れが上手く行くのは、匿名のたれ込みがあるからで、Memmo Fierroの次のリーダー、Armando Salazarがビジネスライクに組織を仕切って手を汚さないので、昔からのメンバーから不満が出ているらしい。さっそく投資会社のオーナーというSalazarのオフィスに乗り込む義兄弟コンビは、何も証拠が出ないのを知っていて「ハローと言いに来た」と睨みをきかせていました。運転手のFelix Medinaを取り調べるRyanが最高!「何て書いてあるか、読んでみろ」「私は有罪です。」FeliXは弁護士にHoratioだけに話したい事があるという。例のたれ込みはマラ・ノーチェ内部から出ているのではないらしい。しかし、話をする前に彼の弁護士がプロの殺し屋に殺されてしまう。老人を装った殺し屋はHじゃなくても、手を見て簡単に判りました。あれでは面倒なマスクを被る意味がないんじゃないの?(爆)しかし、MemmoはなぜFelixの弁護士を殺したのか?そこに、またたれ込みが。1時間以内にマラ・ノーチェがマイアミでこれまでにない大きな事を起こす、多分バス絡み?というので、緊急配備が行われる。今回のたれ込みはいかにも子供の声なのですが、簡単にデジタルで声を変える事ができるから、という。Salazarがバスのチケットを購入していたことが判り、さっそくCSIボーイズが該当のバスで待ち受ける。この時もRyanがバス会社の人になって、客をさばく。この役は確かに彼しかできませんよね。そして、今日は何だか人相の悪いHとEricがイケメンのSalazarを見つけ追う。本当に、とてもマラ・ノーチェでは見たことがないくらいきれいな顔をしたリーダーでしたが、こちらもまたMemmoに撃ち殺されてしまう。手がかりはMemmoにマスクを作ってやったCesarで、ここでもまた誰も見ていないと思って、CSIボーイズが撃たれて怪我をした被疑者をいたぶります。(汗)もう、Stetlerがいたら3人ともバッジを失いますよ!「病院に行きたければMemmoの狙いは何か言え」と言っておきながら、Cesarを見捨てるH。「お前は医療保険に入っていないからな。」って、もう吹き替え版が恐ろしい。Memmoの望みは元の地位を取り戻すことで、その後はHを殺すつもり。Hも「こちらも望むところだ」とニヤリ。どうやら、たれ込みはMemmoの差し金で、子供の声はFelixの子供Miguelの声だと思われる。つまり、Felixが最初のたれ込みを行い、今は人質に取られた息子がたれ込みの電話をさせられている。Felixが気の毒な父親の姿を見せると、これはもうすぐにHは弱い者の味方になります。「俺たちに任せろ!」Memmoがついに組織を取り戻して、Hが来るのを予想していました。Frankを含めたボーイズがMiguelを救いに部屋に入ると、激しい銃撃戦が起こる。今回は本当に激しい。しかも、また「one of our own」がやられてしまった。Hの怒りが高まります。ラストはMemmoとHの一騎打ちでしたね。かくれんぼするH。(笑)Memmoも何も一人で出向かなくても、と思いましたが、組織を奪ったSalazarへの復讐心が墓穴を掘ってしまった。待ち構えていたHがMemmoを殴る蹴るの非道、暴行を行う。だめでしょー、そんなの。銃を向けられたMemmoが「お前は正義の人(righteous man)じゃないのか?」と突っ込むと、Hは「そうだ。俺は税金を支払う人に仕えている。」と答える。「お前と俺はそう違わない。私と同じようにお前も仲間を守る。」この台詞は、ロシアマフィアのオヤジも言っていましたね。「俺の妻を殺すことも含まれるのか?」あーあ、今シーズンはもう、これ一色でしたね。「しかたがなかったんだ。お前に恨みはなかった。(It was never personal.)」「俺はお前を許さない。(It WAS to me.)」「今も恨みを持っているのか?(Is this personal now ?)正義の人間のやることか?」「お前を殺すことが正義かもな。(Killing you would be a righteous act.)」「その決心をして心穏やか(at peace)か?」「ああ」このシーズンはダークなHoratioを見せられましたので、さすがにここでMemmoを殺すのかと固唾をのんで見守りましたが、幸いにも殺しませんでした。良かった~まあ、多分この瞬間のためにわざとダークに見せてきたのかも知れませんね。「良い天気だな(Beautiful day)。」「そうだな。」最後の会話と珍しく風の音だけの静かな風景は、ついにHoratioの復讐が終わったというのを象徴していたと思います。これで、やっとMarisolストーリーとは決別ですね。Memmoも最初はこれほど大きなキャラクターではなかったと思いますが、ネタ切れなのか、今シーズン大物扱いで、最後は妙にHの心を見抜いたキャラクターに祭り上げられてしまいました。盛り上げてくれてご苦労様。でも、もうMarisolの話は要らないです。(爆)来週からは、先シーズンのようにユーモアと愛に溢れたマイアミを見たいです。本当に、このままではマイアミが最終シーズンを迎えそうな気がしてなりません。
January 7, 2012
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『イギリス海軍』この原題、英単語の勉強に役に立つかも。せっかくのイギリスネタの割には、ダッキーに話を振らなかったのが残念でした。もし絡んでくれたら、個人的にニヤリとするシーンもあったと思うのに。遺体の状態や捜査の進み方がちょっとBONESぽかったです。ゲストのTracy MiddendorfもBONESで被害者の妻の役をしていましたからね。庭に置かれたバスタブの中から、海兵隊下士官エドワード・ビックの遺体が見つかる。ビックは空母ロックウッドに乗り込み、医療品の補給部隊の任務に就いていた。遺体には銃弾が貫通しており、近くに弾のかけらが落ちていた。しかし、死因は別の場所で溺死で、消化器官が切り取られていた。頭蓋骨骨折の痕があり、何か金属の部品のようなものにぶつかったようだった。ダッキーは口の中から100ドル札の切れ端を見つける。アビーによると、使われた銃はイギリス製ウェブリーで、肺の中の水は海軍の船で使われる物質が含まれていた。しかも、アメリカ製でない洗剤が使われているという。ビックの妻によると、実はビックはロックウッドには乗船しておらず、特別な任務についていたという。しかも、誰かに監視されているといい、極端に神経質になっていたらしい。任務はCIAに関わるものだった。アビーはビックの頭の傷をイギリス海軍の船の蒸気加減弁である事を突き止める。犯罪現場はイギリス領土ということになる。今現在、ノーフォーク港にはイギリスの空母スパロウホークが停泊しており、さっそくイギリス海軍とアメリカ海軍の連絡将校、マロイ少佐がNCISに呼びつけられる。しかし、マロイはNCISのスパロウホーク乗船を地位協定を理由に断る。しかも、まもなく出航予定だと言い、ギブスは激怒する。ヴァンス局長はジヴァにマロイと中立的な立場で話を付けるように言う。アビーは発見された紙幣にブラックライトを当てると光る特殊な粉が付着しているのを見つける。しかも、その粉は追跡用の微弱な電波を発信しているという。追跡するためには、もっと金が必要だ。ギブスはCIAのノーフォーク支部長テニソンに会いビックの任務について尋ねるが、表向きにCIAは国内での活動はないと拒絶する。それでもしつこく追及すると、アフガニスタンの部族長に現金を運ぶ任務があり、イギリスの管轄となっていたが、任務は延期され金は船に積まれていないと答える。ギブスはスパロウホークの出航を強引に引き留める作戦に出て、トニーとジヴァは犯行現場を突き止める。そこには大量の札束が置かれていた痕跡があった。ギブスが再度テニソンを問い詰めたところ、ビックは移送する300万ドルの護衛役で現地に金を引き渡す役はマロイだったと認める。しかもその金は消えたのだという。マクギーが海軍造船所の監視カメラの映像を調べ、ビックが殺された時間帯の後、マロイが車で出ていくのを見つける。しかも、遺体の発見場所の近くでマロイは何度も電話をしていた。スパロウホークが出航したため、トニーとジヴァはマロイと共に下船する。マロイは指紋から、連絡将校ではなく、イギリスの諜報部員のエルストン・ハーキンと判る。ただ、ビックを殺害した証拠はなく釈放される。マロイが宿泊していた市内のホテルを捜索したところ、CIAの金の痕跡があった。NCISが一斉に手配してマロイを追ったところ、CIAとイギリス政府から海軍長官に今回の金の輸送について表沙汰になると国際問題に発展すると、捜査の中止を求めてきたという。しかし、ギブスは命令に従うつもりはない。ギブスが自宅に戻ると、マロイがおり、これは罠だったという。マロイは300万ドルのうち1万ドルをギブスに手渡し、金の存在場所を追跡しろという申し出る。アビーはビックの肺の中から特殊な花粉を検出し、それがインド洋の島にある空軍基地近くの植物だという。ビックはその場所に行ったことはなく、犯人由来の花粉がビックを殺すときに移ったと見る。空軍基地の中にCIA支部の建物があり、前の責任者はテニソンだった。CIAの金を辿るとすでに市中で使われている事が判った。犯人はイギリス兵に給料としてアメリカドルを渡す時にCIAの金を渡して、マネーロンダリングしているのか。テニソンはヘリで空母トリポリに移動中だったため、NCISとマロイが先回りしてテニソンを捕らえる。テニソンはドラッグ密輸業者や麻薬栽培人にアメリカの金が渡るのだから、それを阻止したかったと言い、ビックが止めようとしたために殺したと認める。MI6のエージェント・ハーキンはジヴァに積極的にアタックしたり、後から思うといかにもイギリスのスパイみたいな感じでしたね。トニーとイギリス映画の話題で盛り上がるところはサービスですね。(笑)今回はCIAとMI6の極秘作戦に忠実な海兵隊下士官が巻き込まれて、命を落としたことにギブスが暴走したというところでしょうか。レンチでイギリスの空母の出航の妨害工作をするなんて、出るとこに出たら大事になりますよね。それでも軍事関係では日々、こういう国レベルでの交流があるのでしょうか。事件の解決にはアビーの仕事が大きな決め手となりましたよね。優秀なアビーを働かせるためには、カフパウも欠かせないし、足が吊っているというとストレッチを手伝い、足ごと引っ張って装置の前に据える。もちろん、「よくやった」のキスも忘れない。ボスの気持ちを汲んで本当によく働く「娘」です。マクギーのサイバー捜査力も大事ですね。じゃあ、トニーとジヴァは何をするのかというと聞き込みだとか、マッスル関係なのですね。ところで、相変わらずトニーはジヴァのプライベートを知りたがりますね。シッパーへのサービスかも知れませんが、仲の良い兄弟がじゃれあっているようで微笑ましい。「君は歩くイスラエルのラブマシーン」にはちょっとドキッとしましたけど。(笑)で、メールの相手は一体誰?
January 6, 2012
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全編浮き足だったような、いつものSVUとは違う雰囲気を感じました。まあ、ステイブラーの青春時代の話が聞かれたという意味では良かったかな。Elliot/Oliviaファンには何だか「釣り」のような台詞が多かったなあ。(爆)Dr.ホワンの出番は本当に久しぶりですよね。バッテリー・パーク・シティ近くの岸壁に女性の漂流遺体が見つかる。首を絞められて死後36時間ほど、レイプの疑いがあり、両腕が切断されていた。近くで映画の撮影をしていたクルーの証言で、怪しいタクシーがずっと止まっていたという。ブルックリン、クィーンズ、ブロンクス地区ではこの1年半にタクシーを使った連続レイプ事件が発生しており、オリビアとステイブラーは被害者のレスリーから話を聞く事にする。検死によると、性・器の損傷は魚のせいで、腕もボートのスクリューによって切断されたという。ワーナー検死医は目の水晶体のC-14から被害者は35歳だが、骨の組織は60歳代だという。バッテリー・パーク周辺のゴミ箱からタクシードライバーが使ったと見られる尿瓶が見つかり、DNAから加重性的暴行の犯罪歴のあるオーランド・マクティアが浮かぶ。おとり捜査でマクティアを逮捕し追及するが、今回の被害者に関してはアリバイがあり、連続レイプ犯であることを自白する。その後、被害者の網膜スキャンによって、被害者はベルギー人宇宙飛行士のマーガ・ジャンセンだと判る。マーガは宇宙滞在を果たし先日地球に帰還したところで、NYへは開催中の科学博物館でのシンポジウムで「月への回帰」というスピーチをすることになっていたという。ステイブラーとオリビアがイベントに出向くと、ステイブラーの高校の先輩で憧れの存在だった元宇宙飛行士、リチャード・フィンリー大佐がいた。ステイブラーは高校で講演を行ったフィンリーに見込まれ、パイロットの体験飛行も行ったという。フィンリーはアポロ計画に搭乗する予定だったが計画変更で月に行く事はかなわず、その後数々の宇宙での任務に就いていた。フィンリーはマーガがホテルのバーでパートナーのアンディと口論していたと証言する。アンディによると、宇宙での任務で事故を起こしたクルーがシンポジウムに姿を現したと動揺していたという。遺体を見て、アンディとおそろいのネックレスがなくなっていると指摘し、マーガは一人で外に出ていったという。問題の事故を起こしたというランスが会場で発見されたが、アリバイがあった。宇宙飛行士は英雄視、アイドル視されてストーカーやファンレターが多いということから、フィンリーも協力してDr.ホワンがファンレターを探る事にする。一方、マーガのクレジットカードが使われたことが判り、SVUが現場に急行する。カードを使っていたのは薬物中毒で女性への脅迫行動などで逮捕歴のあるビンス・ベックウィズで、カードは拾っただけだという。フィンリーはビンスはマーガとトラブルがあったという。フィンは質屋でマーガのネックレスを発見し、持ち込んだのがビンスだと確認された。ビンスは野球帽を被った男がゴミ箱にバッグを捨てたのを見たと訴える。宇宙センターでも有名なファンで宇宙飛行士ストーカー、アントン・チボドーがマーガに付きまとっていたことからステイブラーとフィンリーが協力してアントンを逮捕する。アントンは金曜日にマーガに会い、サインをもらったというが、ホワンは様子を見ていてマーガとも良好な関係で犯人ではないという。ビンスに面通しをさせると、ビンスはアントンを犯人だとは認めなかった。やむなくアントンは釈放されるが、警察署内でビンスを見かけたアントンがマーガを殺した犯人だと騒ぎ、近くの警官の拳銃を奪ってビンスを撃ってしまう。警察官たちがアントンに銃を向ける中、見ていたフィンリーがアントンに飛びかかりもみ合っている間にアントンは自分を銃で撃ってしまう。フィンリーは引き取る間際に、オリビアを海兵隊の集まりに誘う。ステイブラーは息子のディックを憧れのフィンリーに会わせて帰宅する。プレゼントにもらったロケットのミニチュアを見てステイブラーは何かを感じ、ネックレスに着いていた指紋とミニチュアの指紋を照合する。フィンリーの部屋を訪ねたステイブラーは、フィンリーが捜査の方向を真犯人から反らしていたと指摘する。指紋はフィンリーのものと一致し、フィンリーが同性愛者のマーガに拒絶されて殺したと追及する。月へ情熱を燃やすマーガに嫉妬したフィンリーは、彼女が自分から月を奪おうとしたと答え、見逃してくれと求めるがステイブラーは受け入れず、2人は乱闘となる。激しい争いの上、フィンリーはステイブラーに逮捕される。あの持ち上げぶりでは、フィンリー大佐が怪しいのは目に見えていましたね。よく本物の宇宙飛行士がドラマにゲスト出演することがありますが、今回は違いました。でも、宇宙飛行士がアメリカ人にとってヒーローであるというのはよく伝わったと思います。マンチまでサインを求めたりして。フィンがジェラシー、メラメラ。(爆)そしてフィンリー大佐は海兵隊出身でめっぽう腕っ節が強く、その上やたら女に目がない。散々、ステイブラーとオリビアの仲を疑った上、その気でオリビアをパーティに誘う。オリビアもオリビアで、浮き浮きとドレスアップしてやってくるのだから、仕方がないオヤジでした。ちやほやされると言うことも道を誤る原因だったのかも知れません。タイトルにもあるように、月に取り憑かれて狂気の沙汰を起こしたり、憧れのヒーローに熱狂したりと、みんな何だか変な感じでしたね。ちなみに、突然出てきたステイブラーの過去ですが、本当は宇宙飛行士になりたかったが、付き合っていたキャシーが妊娠したので夢を諦めて結婚した、ということを息子に話すシーンが良かった。すでに家族の問題は過去のものになっていますね。それにしても、エリオット、またまた暴力を振るって問題にならないのか。アントンの死亡についても、どういう扱いになるのでしょうか。SVUは裁判シーンは必要不可欠ではないですからね。(爆)
January 5, 2012
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