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裏側の一部拡大です。 これも、デンドリテイックですが、ひび割れという出来方ではないようです。先に樹枝が伸びて、その間を地の鉱物が埋めたそういうように見えます。最初見たときには、あんまり綺麗な印象はありませんでしたが、良く見ると味わいある石です♪ぼんやり眺めていると、海底の海草や藻屑や珊瑚の姿を連想するような、面白い絵柄ではありませんか♪ちょっと泥っぽいけれど色合いも独特で、熱帯魚が泳いでいてもおかしくないですね。で、地は何かといいますと、瑪瑙ではありません。オパ-ルのようです。とても軽いのです。お店で、チャ-トや化石などごろごろ石が入ってる箱の中から探し出しました。「どこの何かはわからないのですがよろしいですか?」「はいこのお値段ですから結構です。」「多分北米あたりかもしれません。」「その可能性が高いですね。」そんなやり取りでした。遊色がなければオパ-ルではないとお思いの方には申し訳ないですが、私にはこれも楽しい石です♪
2006年01月31日
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モスアゲ-ト(苔瑪瑙)の一種、デンドリテイック・アゲ-トです。デンドリテイック=「樹枝状の」です。これはたしかインドじゃなく、ロシア産だと思ったのですが、インドの有名品そっくりですね。ひび割れた部分からマンガンや鉄などがしみこんで、その面内で、樹枝状の酸化物が育つといわれます。ひび割れはふさがっている場合もあれば、開いたままのものもあります。その模様には植物のような趣があって、育つという言い方がぴったりな風情です。でも、中には金属的に光るものもあります。それも後で載せようと思います。(うまく撮影できたらですが)樹枝状晶は普通は高過飽和度で生じると説明されますし、事実この場合もそのような環境だと思うのですが、更に幾何学的には、ひび割れ面のような、2次元に近い空間では、普通の3次元や4次元と比較して元素が内部に入りにくくなるから、樹枝状になりやすいのではないかと思います。だから表面にはなかなかできない樹枝状晶が割れ目にはよくできるわけですね。
2006年01月30日
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Tessinn Switzerland産です。「テッシンのニ-ドル水晶」で世界的に有名ブランドです。グインデル、スモ-キ-とならぶ、スイス水晶の銘柄ですね。といっても極小です。太さ0.1mmって針より細い(^^;;;。////xXxXxXxX///***---++++////\\\>><さわったらとげが刺さりそうです(^^;;;日本の熱水鉱床でもこのような水晶がかなりあったそうですが、今は昔ですね。こちらは対照的な姿のスノ-ドロップです。まだつぼみですが、ようやく出てきました♪トゲトゲちくちくとのバランスで、いかがですか(^^)。
2006年01月29日
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蒼くよどんで、白く波立ち寄せては引いて、引いては寄せるザザ-ンプチプチ、千年続けてザザ-ンプチプチ、万年輝く・・・・・・・・
2006年01月28日
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こういう鉄関係でコ-テイングされた水晶は、コ-テイング層による光の干渉で虹が見える場合があります。この水晶は静岡県河津鉱山跡で拾った石で、虹には少し遠いですが、赤や緑がキラキラです。なかなか綺麗に写ってはくれませんでしたが、実物はもっと綺麗です(^^;;;。
2006年01月27日
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「ラピスラズリは世界でも限られた場所でしか採取できない貴重な石です。現在売られているラピスラズリは、明るい青に白が混じっていていますが、以前は純粋青原石が産出されていて、濃い青色の石ほど高価なものといわれています。 1984年にチリの国石として指定され、アンデスの花とも呼ばれています。」これはチリの観光サイトからの引用です。現在は、黒まで入ってしまっていますね^^;;;。拡大図でお分かりかと思いますが、黒の中に金色(パイライト)が光っていることから、黒もパイライトのようです。白はドロマイトといわれます。カルサイトと書かれてある本もあります。青は全般的にアフガンのものよりも淡いようですが、部分的にはかなりアフガンに近いところも少しあります。補足:チリは銅で有名で、タ-コイズに似たセルレアイトという鉱物が沢山採れます。ですから、てっきりそれがチリの石かと思っていました。でも、これもラピスラズリの魔力かもしれません。ラピスはスカルン鉱物で、準長石の仲間です。日本のような珪酸分の多い花崗岩マグマからは準長石が生じないので、日本での発見は難しいと思います。もし、部分的にこのように青く染まった石が見つかったらニュ-スになるでしょう。
2006年01月26日
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この季節にぴったりな石をどうぞ♪ロシア沿海州(通称ダルネゴルスク)産。透明フロ-ライト+雪のような水晶。更に方鉛鉱の鏡のような結晶が付いています。蛍石は正六面体ベ-スですが、一部は正八面体との中間タイプ。方鉛鉱結晶と似てますね。カラ-レスなのが清楚で、まるで氷です。内部には針状、粒状の鉱物も見え隠れしています。水晶はきりりとした熱水タイプです。ころっとした透明蛍と、すっと伸びた白色水晶との対比が絶妙♪(画面では少し赤みを帯びて見えますが、実物は帯びていません)大雪がまだ完全に溶けていない関東ですが、雪にも負けず、風邪にも負けずにがんばりましょう。
2006年01月26日
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では、昨日に続いてサンダ-エッグの写真です。動画は苦手なので、2枚の写真を載せます。この2枚は同じ写真ですが、白の濃淡が、フリルに奥行きがあるので、線の向きによって、わずか見る方向を変えたら、濃淡が違って見えますね。最初これを見た時には、あれ~タイガ-アイのようなシャトヤンシ-が~と驚いてしまいました(^^;;;。手に持って見ると、本当に揺れ動くフリルに見えます♪
2006年01月25日
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アメリカはニュ-メキシコ州産です。ごつごつぶくぶくしたノジュ-ル。サンダ-エッグとも言いますね。雷さんの争いで、これをぶつけあったとか。そっとあけると、まるで玉手箱♪実に微細で芸術的な模様が刻まれていますね。ん~たまりません(^^)♪周囲の線はまるでフリルです。更に視点を動かすと揺れ動きます。そのあたりは、また明日♪
2006年01月24日
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昔の洋画です。学生運動の渦中の青春を描いた問題作。日本名=「いちご白書」として上映され、「サ-クルゲ-ム」がヒットしました。ユ-ミンの「いちご白書をもう一度」で名前だけ聞いた事があるかもしれません。どうしてこんな事を書き出したというと、実は写真の石を見ていて、ふっと思い出したのです。石は記憶の中の世界を引き出してくれる香辛料でもありますね。さて、この石、モゴク産のルベライトです。池袋でビルマミッションさんより購入しました。よくみると、放射状に花が咲くように小さな花弁がびっしりと湾曲して植えられているのようなユニ-クな姿です。昨年秋にだした放射状ルベライトの兄弟でしょう。これを上からのぞくと、何と三角形のいちごです!
2006年01月23日
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昨日の朝とほぼ同じ風景を撮影しました。一日中ふりつづけたので、今朝約20cm積もっていました。こりゃ、しばらく溶けそうもありません。日本の大雪はここ関東では無関係~なんてたかをくくっていたら、バチがあたったようですね(笑)。スノ-ドロップもしばらくおあずけです。この雪を見ていて、思いました。 雪:氷 = めのう:水晶 先に微結晶になってから降り積もるのがめのう。くっついてから大きな結晶に成長するのが水晶。わかりやすい対比だと思うのですが・・・。
2006年01月22日
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現世の不浄を覆い隠すように、真白な雪がコンコン、シンシン、音もなく降りしきります。とうとう当地にも遅まきながら、雪様が天から舞い降りてきました♪あたり一面白銀の世界です。その無垢な景色を2枚紹介致します。ここは近くの栗林です。地面の落ち葉も見えなくなっています。ここは近くの小学校の校庭。もう何回も撮影していますが、雪景色ははじめてかな?ふるさとを思い起こさせる風景です♪補足:朝起きてびっくり!石写真の予定を急遽変更しました。
2006年01月21日
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さて、門を過ぎると、両側に池=お堀です。鳥たちが浮んでいます。白鳥が優雅です。 こちらは凍っているようです。白鳥が氷の上を歩いています。座っているものもいます。なんとなくこっけいですね。冬の皇居、象徴的な光景でした♪
2006年01月20日
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さあ、そろそろ潮見坂にちかづいて来ました。白黒石でおなじみですね。潮見坂を上って、左の芝生(本丸のあと)を眺めながら、天守台にあがって冬枯れた芝生を望んだ風景です。「つわものどもがゆめのあと」ですね~。芝生の右奥が「松の廊下」があった位置です。今回は北桔梗門からではなく大手門に戻りました。さてこの写真の石垣、インカ帝国の職人もびっくりです。でも高い石垣は、このようにぴったりとはせずに隙間をわざとあけるのだとか、地震で崩れないためだそうです。そういわれても、何故そのほうが良いのか、まだ良くわかりません。インカにまさるすごい知恵ですね~!ではまた明日に続く♪
2006年01月19日
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冬の皇居に行ってきました。噴水公園は健在、しっかり冷たい水を飛ばしています。あのエスカルゴ噴水も遠くに見えますね(^^)。 さて大手門から中に入って、右に迂回して二の丸庭園を眺めると、秋には色鮮やかだった木々もト-ンダウン。来るべき春に備えています。ここも以前に撮影した場面です。ここが皇居だとは、説明されない限りわからないでしょうね。 この庭園は昭和天皇が作ったとされています。陛下のご希望をかなえたという事でしょう。人々が楽しめるオアシスになっていますから素直にありがたいことだと思います。春になったら、また来ます~続く♪
2006年01月18日
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青は藍より出でて藍より青し・・・・・・自画自賛のまばゆい群青(^^)。日本の誇る青の皇女~逸見石です!日本の岡山県布賀鉱山で発見された石です。多分まだここでしか見つかっていないでしょう。そして、ここでももう採れないようです。しばらく「いつみいし」と読んでいました(^^;;;。正しくは、「へんみせき」、いやちょっと待って、「へんみいし」かな?両方ありますね(^^;;;。そういう場合は「ヘンミライト」といいましょう。日本にはなぜか、青い石が新産に多いのです。いずれもすばらしい青です。たとえば、中宇利石、大隈石、手稲石、糸魚川石、そしてこの逸見石です。菱形結晶が典型で、ここのトップ画像(藍鉄鉱)と似ています。サイズは手前右下で2ミリ程度と極小ながら、しっかり結晶していて、しかもショ-プライス♪池袋展、ミネラルマ-ケットからゲットです。全景を映すと、白い部分が大半なので、付いている部分の拡大でよろしく~です。この石にはしみが付いていて、その色が2種類あります。水色と群青です。群青は青紫にも見えます。どちらも逸見石なのでしょうか?「しみ」というより「重箱のすみ」かも(^^;;;。 というか、逸見石は本来は赤紫で、黒銅鉱がまざって群青になっているそうです。白い母岩は方解石のようです。少しピンクがかって写っていますが、実物は白です。次は、なんとか手稲石がほしい~(^^)。
2006年01月17日
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ル-マニアからはるばるここ日本に、春の香りを連れてやってきた、異郷の薄墨桜、別名マンガノカルサイトです♪菱形の姿が典型的ですね。とっても優しい淡い桜色、薄墨桜に似ています。背面にはパイライトキュ-ブもちらほらと、飾りのように付いています。早く春が来て欲しいですね(^^)。
2006年01月16日
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これ、池袋展で例のアフガン宝石屋さんから買った一つです。例によって、なんだかわかりません。緑の透明石には、エメラルドから始まって、山ほどありますね。さて、何だと思いますか?値段的にはエメラルドではありません(^^;;;。拡大してみました。買うときにはクロムダイオプサイドあたりかな~?と思っていましたが、どうも、「へきかい」が違うようです。2方向の「へきかい」が認められますが、その交差角度が90度でなく、60度あたりです。だから、むしろ角閃石の一種のように思います。で、似た石は、パ-ガス閃石が相当するようです。トレモライトやアクチノライトも緑になるんですが、たまたま先日見たパ-ガス閃石がそっくりでした。産地については、アフガンはわかりませんが、パキスタンならあるようです。まあ、その程度の見立てですので、怪しいです(^^;;;。何にしても、なかなか優しい緑だと思っています♪
2006年01月15日
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鳥のような姿に成形されています。メキシコ産レインボ-オブシディアン♪石とは思えないような、美しくて繊細な模様が全体を覆っています。これが拡大像です。一瞬何を見ているのか、脳が混乱してしまいます。どこかの風にたなびく草原のような、極細繊維の織物のような、・・・不思議~な絵ですね。それでいて、どことなく、なつかしい雰囲気があるのです。この景色の向こうに突然、古代文明のピラミッドが見えてきても、不思議でないような~♪
2006年01月14日
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美しいです♪まるで太古の水を満々と蓄えた泉のようです。薄紫の水がゆれています。拡大すると、割れた面(破断面)の貝殻模様が、このように美しく波打っています♪裏を見ますと、今度はなんと燃え盛る熱い火にこがされた赤が眼に飛び込んできます。・・・・・水と火を両方閉じ込めためのう。不思議な色の組み合わせですね。
2006年01月13日
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池袋展のアフガン宝石屋さんで、これは何か?と聞いたら、ああ、それは「ザ-コン」だとおっしゃいました。ザ-コンってジルコンのことです。透かすと深い赤で綺麗です。ジルコンはまだ持っていないナ~、こんな色もあるんだ~、欠片でもほしいな~と、ついつい購入。でもうちに帰って、よくよく見ていると、どうも姿が違うのです。ジルコンは、普通、頭の結晶形が、アポフィライトのような形なのですが、これはそのようには見えません。むしろ、そうです。ガ-ネットの24面体のように見えます。裏も良く見ていると、そうそう、以前に出しました、あの完全結晶体スペサルテインそっくり。結論的には多分アルマンデインか、アルマンデインとスペサルテインの中間タイプではないでしょうか。という事で、ジルコンはまたの機会まで~チャンチャン(^^;;;
2006年01月12日
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ダイアナといえば、そうですね。1997年悲運の交通事故で、パリに没した英国王女。ファンの一人として、今でも彼女の優しいまなざしには、心引かれるものがあります。彼女にとてもお似合いの青、ダイアナブル-といわれた深いその色に少し似ているのか、この石。「ダイアナイト」と名づけられました。別名、リヒタ-ライト(リヒタ-閃石)といえば、石好きの方なら聞いたことがあると思います。堀さんの図鑑にも載っていますね。でも、これは普通のリヒタ-ライトではありません。含ストロンチウムカリリヒタ-ライトが正式名のようです。青い色が波打っているのが特徴です。深い深い青ですね。産地がロシア、チャラ川といえば、あのチャロアイトが採れる近くであります。シベリアの奥地の奥地です。ダイアナはここで、深い悲しみをたたえた青い石に生まれ変わったとでもいうのでしょうか。
2006年01月11日
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池袋展でアフガン宝石鉱物を、箱入りで売っている業者のところで、箱の中を探していたら、よくわからん石がいくつかあり、そのひとつがこれでした。ピンクの石がよくわからないのです。店主に聞いたが、彼もわからないという。そういうのを、あ~だこ~だと詮索しながら眺めるのが好きなので買ってきたわけです。で、眺めていたら、な~んだ、わかりました。お得意のレピッドライトでした~(^^)。良く来たにゃ~という事に相成りました。なお、もうひとつのニンマリは、透明石=カラ-レス・トルマリン=アクロアイト♪レピッドが付くと、良くルベになるんですが、これは誰が見てもアクロ。しかもナチュラルアクロ原石です。結構これはレアですよ~、ヤッホ-♪
2006年01月10日
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続きです。(継続して編集したらうまく載らないので改めてです。)これは遠い過去、中生代中頃、ジュラ紀に、海底に堆積した放散虫という小さな生き物の遺骸が降り積もったものです。チャ-トといいます。つまり化石の一種です。遺骸の殻は殆どが珪酸でできていたので、海底が深くても溶けてしまわずに、降り積もって圧縮され、殆ど珪酸でできた石の層になっていきました。太平洋の海洋プレ-トの上の出来事です。それが、海洋プレ-トの移動と共に、日本に近い海溝に沈みこんだのです。沈み込んで、地下深部で、折りたたまれ、地殻の底にへばりつくように付着しました。チャ-トは海洋プレ-トを構成する玄武岩などに比較して軽いので沈み込めないのです。地殻の厚みが底付けによって厚くなった分、地殻の上にある山も次第に高くなりました。すると、今度は、河川などによる侵食も激しくなり、山は低くなりました。石となり、河川を通して海溝に流入したのです。これが、長い長い間繰り返された結果、チャ-トと、山から侵食で流れ着いた石とがまざりあって地殻を作るようになり、遂にそれが山の表面に現れたのです。地殻の底に付いたものが何故山の上に出るのか?大まかにはこういう事だと思います。このチャ-トは規則正しい層になっていて層状チャ-トと言われますが、何故層状になるのか?これは今でも謎です。写真をみますと、無理無理押し込まれ、引っかかりながら、つぶされるように褶曲している様子がはっきりわかりますね。地層ではなく、硬い石(チャ-ト)の層です。地質図では、丹波・美濃・足尾帯というとても広い領域がこのジュラ紀付加体に属しています。ジュラ紀といわれていますが、中生代と新生代との境目つまりあの恐竜の絶滅した6000万年前頃のチャ-トも場所によっては発見されています。その頃のチャ-トは黒いのです。黒い理由は海洋がなぜか極端な酸欠状態となり、生物の炭素がそのまま残留したためと言われます。木曽川上流にそういうチャ-トが実際にありますし、ここ茨城県のこの場所でも黒いチャ-トが出ています。たまには、石の成り立ちや輪廻を垣間見るのも良いですね♪
2006年01月09日
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これはなんでしょう?続きはあとで・・・。
2006年01月09日
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SAGENITIC AGATEです。SAGEはセ-ジですけれど、セ-ジニティックでは読みづらいので、多分サジェニティックと読むんだろうと思いますが、よくわかりません(^^;;;。どなたかご存知であれば、正しい発音を教えてください。さて、この針入りめのう、針はめのう層に直角に出来ています。正体は不明ですが、なんとなくゲ-サイトやリモナイトのような雰囲気です。色からも鉄分過多、そういう印象ですね。これを美しいというのか?そういわれそうですが、私には大変美しく見えます。綺麗とは言わないでしょうが。アゲ-トの真骨頂、そういう美品です(^^)。
2006年01月08日
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というか、巻貝化石の瑪瑙です♪中身が玉髄に入れ替わっています。つまり珪化木と同じですね。貝の名前は「ツリテラ」。ツリテラ・アゲ-トといいます。仲間は世界中に生息しているようです。岐阜県の月吉でも、「月のお下がり」といって、「ツリテラ」の仲間の瑪瑙化化石が有名です。上から全景、拡大図1、拡大図2です。貝殻がノジュ-ルのかわりになって、そこに珪酸豊富な熱水がやってきたのでしょう。この石は内部だけでなく外部も瑪瑙化しています。拡大図でおわかりのように、中にも更に小さい貝殻破片が多数入っていて、やはり独特な世界を作り出しています。(^^)。貝は、このように瑪瑙化するものの他にも、パイライト化したり、カルサイト化したり、石英化したり、オパ-ル化したり、理屈はわからなかったのですが、エメラルド化したという写真ももみました。ほんとに色々ですね。このツリテラも、コクト-の詩のように太古の海の響きをなつかしんでいるのでしょうか?
2006年01月07日
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藤色がかった冷たい水面に、ぽっかり浮んでいるかのような花模様♪マダガスカルのオ-シャンジャスパ-です。裏面は研磨されていないので、その構造がかえってよくわかります。黄色い液がまず出来ました。その中に薄紫の液が入ってきました。薄紫の液の中で、丸い核が出来て、その周りに緑色に染まった石英が、花弁のように球状に咲きました。それらは、時の針が止まって、一体どのくらいの年月がたったのか?・・・・・今私の手の中にあります。傑出した自然の作品ですね。寒い日々が続いています。皆様どうかご自愛ください。あ~、それにしてもさぶいにゃ~(^^;;;
2006年01月06日
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ロシア沿海州と聞けば・・・、そうダルネゴルスクです。日本のすぐ隣です。ここでは鉛、亜鉛、タングステンなどの鉱山があり、その副産物として、各種の結晶鉱物が採れます。今日は、その代表的な水晶群晶です。写真が何度撮影してもうまくできないので、多少説明を追加させていただきます。灰緑っぽい粒状のしみと白いコ-テイングが水晶の上にのっています。その上から再度透明水晶がかぶっています。更にその上に、片面に魚眼石がキラキラとのっかっているんです。魚眼石は四角い(菱形の)形で光りますので、水晶とは区別できます。今度うまく撮影できたら再度のせますね。写真の片方が正面、もうひとつは背面です。魚眼石は、火山岩の中ではなくて、熱水脈の中にもできる場合があります。スカルン鉱床に伴う熱水脈では時々あるのではないでしょうか?ただしこのように綺麗に結晶していない場合もあり、その場合見分けるのは難しいです。日本では神岡鉱山で魚眼石のすばらしいものが過去に出たようです。実はこの神岡は沿海州と大昔につながっていたのでは?そういう仮説もありまして、その意味でもこの標本は魅力的ですね♪
2006年01月05日
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以前ルチル猫さんからいただいた、グリ-ンオパ-ルを出しました。それと同じ故郷、ペル-は巨大な地上絵で有名なナスカの近く、といってもアンデスの山奥から産出されたもの。銅鉱山の副産物のようです。この色は、銅の色 ペル-の空の色ですね♪いつ見ても、すがすがしさに満ちていて、心洗われる思いがします♪補足:このサイトにノ-ブルオパ-ルはありませんが、色は透明(玉滴石)、白(福島宝坂)、赤(メキシコ)、桃、緑、水色(ペル-)と、次第に増えてきました。瑪瑙とともに、フリ-ペ-ジに◆めのう達の楽園 をつくりましたので、お暇なときにでもご覧ください。
2006年01月04日
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スライスアゲ-トですが、少し風変わり。縞のかわりに、もこもこ?雲のような、細胞のような、混沌からの創造の秘儀のさなかに、時間が尽きてしまったのでしょうか?今、封印をとかれた未練が語りはじめます。まさにノジュ-ルはタイムカプセルです。・・・・・・いや、ブラックホ-ルかもしれません。物理世界全体はブラックホ-ル内部に形成されているんだという仮説があります。批判的な意見もありますが、とても魅力的なモデルだと思います。すると、ノジュ-ルは真の意味で別世界なんだ~そういう解釈さえ許されるのかも・・・♪
2006年01月03日
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ロシア産のグレンドン石(グレンドナイト)です。白い砂岩に包まれている場合もあります。日本にも類似品が玄能石という名前で採れます。玄能とは、ハンマ-のことです。先端が四角くとがっているのが特徴的な形です。図では意味がよくわからないと思いますが、一番単純な形は両頭(DP)で、両端がとがっている棒状の形です。これが玄能=ハンマ-に似ているという事です。次がそれがクロスした十字形もあります。更に複雑で群晶のようなものが、この写真のタイプというわけです。普通これは不純な方解石で出来ているのですが、方解石の結晶形ではありませんから、元は別の鉱物だったといわれます。原岩は何か?古来からの謎というわけです。現在は、冷たい海底で結晶化するイカイト(含水炭酸塩)が原岩であり、脱水変質して方解石化したとの説が有力です。でも炭酸マグネシウム(マグネサイト)の玄能石もあるのはなぜか?鉱物の形とは思えない、化石ではないか?そういう話が尽きません。確かに鉱物的でない形状で、逆に面白いです。個人的には、化石という意見に対しては、直接的な証拠がないので、Xだと思います。鉱物的でないというご意見に対してはマ-カサイト(白鉄鉱)も、時に変な形になり、ギザギザを取ると、このグレンドン石に似た形にさえなる様に思えます。池袋展でも放射状マ-カサイトを見ました。そういえば、これも分解しますよね。(おいおい、ここでまた珍説をふやすなって^^;;;)また、結晶組織が変化する時には超塑性という通常よりも大きな変形が生じる場合があります。その後でも、ポ-ラスなら水に溶けて再結晶する方法で変形の可能性があります。炭酸マグネシウムについては、例外的ですから、原岩を変更しなくても、方解石から更に変成したという説明は可能のようにも思います。でも、もっと興味深いことは、この玄能石が、フォッサマグナ以北でしか発見されていないという事実です。ひょっとして玄能石は、北日本列島形成の秘密を知っているのではなかろうか?そんな妄想すら湧き出てきます。捕捉:この石の抜け殻と言われる方孔石は、四角い孔のある石です。いわば玄能石との対のような存在です。この起源は、今でも抜け殻なのでしょうか?これも考えると、底なしの深みに嵌まってしまいそうで怖いです(^^;;;。昔の人もそうして嵌まったのでしょうね。私も時間があれば嵌まりたいです。(笑)
2006年01月02日
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皆様、新年あけましておめでとうございます。本年も、いつまで続くかは心もとないですが、「風の石達」日記、よろしくお願い致します。新年早々で何ですが、このカ-ネリアンは、割れた処分品です。でも、光を透かして浮かび上がるこの姿と色合いは絶品♪うっとり眺めているうちに、オリオン座に輝くベテルギウスが脳裏をかすめました。日本でもその色合いから、古来「平家星」といわれてきた赤色超巨星です。星のサイズがものすごく大きくて、ガス状。低温であり赤くぼや~っと光っています。いずれ超新星爆発を起こすでしょう。このベテルギウスをネットで見ていたら、こんな星もあることがわかりました。「ガ-ネット・スタ-」という赤色超巨星です。名付け親は、かのウイリアム・ハ-シェル。石の美しさを知っていたのでしょう。石と星、やっぱりつながっていますね♪
2006年01月01日
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