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仕事が忙しくて、早くも毎日更新が危ぶまれるやまやろうです。今週末は会社がらみで立山登山。この時期、毎年のように参加している。やまにっきを見るとどこへ行ったかまとめてある。1999年:室堂-黒部ダム2000年:室堂-雄山-大汝山2001年:参加できず2002年:室堂-奥大日岳2003年:室堂-真砂岳-富士ノ折立-大汝山-雄山2004年:室堂-龍王岳-浄土山2005年:室堂-浄土山-龍王岳2006年:室堂-別山-真砂岳2007年:参加できず参加率が高い。会社の人からは「毎年参加していたら行くところがないのでは?」と言われた。ごもっとも、今年のルート選定は悩んだ。登山道の縦走は面白くない。かといって立山一周(室堂-一ノ越-雄山-大汝山-真砂岳-別山-雷鳥沢)は、行動時間正味6時間ではきつい気がするので試したことがない。G会所蔵の『日本登山体系』をひもとくと、雄山東面に岩登りの対象がある。ロープなしで行けるルートを見つけたので、挑戦してみるつもり。これとて時間的余裕はあまりない。アプローチと下山に時間がかかるのだ。気合いだぁー。
2008/07/31

昔の様に、連日ブログ更新しようかなと思っているやまやろうです。錫杖岳の岩登りでは、2回とも銀塩「高級」コンパクトカメラ、クラッセWを持っていった。一番の理由は軽いからだ。それに登攀中でもウェストポーチからさっと出して仲間を撮影することができる。一眼レフだとそうはいかない。まず腰の前に大きなカメラバッグがあるので、ロープワークがしにくくなる。GWの山行では問題なく操作できていたのだが、雪稜のロープワークと岩壁のそれとは緊張感が異なるだろう。後者では身体周りはすっきりしているのが望ましい。それゆえ錫杖岳に一眼を持っていく気にはならなかった。本音としては、クラッセWの28mm単焦点レンズよりも一眼のズームレンズの方が使い勝手がいいことは分かっている。登攀中の仲間を撮影するには、ズームレンズがとても有効なのだ。絵的自由度を捨てても、登攀を優先するために現時点では軽量・コンパクトを選んでしまう。クラッセWの出来映えはどうなのか、本日現像が出来上がった。さっと見た感覚、良い。シャープであり、味わいがある。デジカメとは違う印象だ。だからフィルムカメラはやめられない。前回は露出補正ダイアルを±0にして撮影していたが、全体的に明るすぎる印象があった。レンズの特性なのだろう。だから今回は-0.5補正にして撮影してみた。色飛びが少なくコクが出た感じがする。問題ない。夏合宿は、このクラッセWを持って剱の岩を攀じっている気がする。買って良かったなーとは思っているが、28mmがいいか38mmがいいかは、まだ判断がついていない(おいおい)。やまやろうは、岳友ぬまつちと共に、赤ラインのルートでP2に至った(線引きは適当です)。
2008/07/30
7月になり、精神的・肉体的に疲労感が少なくなってきたので、久々にブログ更新。G会では7月に入り、錫杖岳に2回岩登りをしに行っている。ルートは「前衛フェース三ルンゼ」と「中央稜P2右岩壁左ルート/右ルート」。どちらも完登できた。これらは夏合宿の剱岳三の窓定着に向けての練習である。やまやろうとしては、岩勘がかなりつかめてきたような気がするが、細かい動作はまだ再考の必要がある。ロープワークはもう少し練習しておきたい。登攀に時間がかかっているので、次に何をやるかイメージしながら作業を進めたい。どちらも銀塩フィルムで撮影してきており、デジカメでスライドを再撮影してブログに更新したいと思っているが、その時間がとれないでいる。しばし停滞。
2008/07/29
日曜日は錫杖岳でクライミングをしていた。疲労感は特にない。アプローチに2時間30分、下山に1時間40分の歩きがあったが、それは橋の下の温泉(混浴)で癒されたようだ。2週間前にも同じく錫杖岳でクライミングしていたが、それからというもの仕事をうまくこなしている気がする。岩登りは「落ちたら終わり」なので(ロープは付けているが)、人生は有限であると強く認識させられる。下界にいるうちにやっておきたいことはどんどん片づけてしまいたくなる。ゆえに仕事が回る。ルートを完登すると、大きな自信になる。そしてより難しいルートに挑戦したくなる。この積極性は山を下りても持続しているので、仕事を進んで片づけるようになる。岩登りと違い、仕事上の失敗では命を取られることはないので、チャレンジ精神が湧いてくる。こういった効用があると思われるが、上司はあまりいい顔をしない。岩登り=遭難という図式なのだろうか。現実の遭難者は中高年が半数以上で、登山道における事故が多い。ステレオタイプを覆すような登攀を続けたい。
2008/07/28

お盆の夏合宿に向けての、岩登り第二弾。場所は二週間前と同じ錫杖岳。メンバーも同じ四名(合宿参加者)。前夜出発、テント泊。5:30 槍見の駐車場を出発。駐車場は、岩登り、登山、釣りなどを目的とした車が中心。6:14 クリヤ谷の徒渉地点。普段は岩を飛んで簡単に渡れる。帰路、あのようになるとはこの時点では予想もしていなかった。錫杖岳烏帽子岩前衛フェースが見えてくると、錫杖沢(アプローチ)が近い。7:48 前衛フェース基部(左方カンテ取り付き地点)。谷の上流を見ると、中央稜のP3とP2が見える。休憩地からほんの数分で、中央稜P2右岩壁にたどり着く。沢筋に水はほとんど流れていない。担ぎ上げて正解だったようだ。ここで四名は二組に分かれる。右ルートはS竹会長とDさん、左ルートはS沼さんとやまやろうだ。支点残置までノーザイルでガリーを上がる。やまやろうが先行で、8:50登攀開始。9:20 1ピッチ目終了。ガリーから草付きバンドを斜上し、岩壁の基部に着く。岩壁は右手から周り込み、半ピッチで大チムニー手前に立つ。この先の3ピッチ目が本日の核心部。登山体系には、大チムニーに入りチョックストンをくぐるとある。やまやろうはホールドを求めていたら、その手前の壁に取り付いてしまい、大チムニーに行けなくなってしまった。ガバは豊富であるが壁が立っているので緊張する。ハーケンを打つ余裕はない(片手は常に岩をつかんでいる)。少ない残置を何とか見つけてビレイしていく。ボルトを探しているうちに腕が疲れてきた。もたもたしていると落ちるので、気合いを入れてリズム良く乗り上げ、潅木をつかむ。あとは草付きを斜上して残置支点に到達。10:20 3ピッチ目終了。このピッチの写真を撮る余裕はなかった。「よく登ったね」とS沼さんも感心。後ろの左方カンテに登攀者がいるのが見えた。4ピッチ目はササ斜面からP2基部にルートを取り、コルに到達する。5ピッチ目はコルから潅木伝いにP2に立つ(11:23終了)。15分ほど遅れて右ルート組がP2に立つ。S竹会長は烏帽子岩を眺めながらDさんを確保中。P2から左方カンテを臨む。烏帽子岩をバックに、P2のてっぺんで記念撮影。写真左手は切れ落ちているので、余り動くことはできない。12:10 懸垂下降開始。左ルートを下った。コルまではロープいっぱい。コルからはトラバース気味に潅木まで。14:09 合計四回の懸垂下降で、取り付き地点に達した。と同時に雨が降り出す。下山前に自分が登った左ルートを見上げる。灰色の空からの雨脚は強くなってきた。下山を急ぐ。14:22 左方カンテ基部。雷雨、土砂降りとなる。S竹会長は、降り始めてから1時間以内に徒渉しないと増水して渡れなくなると読んだ。クリヤ谷出合いに達すると、台風のように風が吹き荒れ、川の水は激しさを増していく。日没のような暗さだ。15:15 降り始めてから約一時間。無事徒渉できた。その二分後、茶色い鉄砲水が沢を埋め尽くした。そして見る間に川幅が増していく。予想通りであった。15:52 駐車場に到着。蒲田川は濁流と化した。
2008/07/27

四名が同じルートをたどったので、時間がかかった。登攀を繰り返せば、ロープ操作にも慣れスムーズに登れるようになるだろう。抜戸岳方面。岩峰が続く。錫杖岳は山が深い。14:20 裏側の谷へ懸垂下降開始。二回目の懸垂下降。14:52終了。15:09 ロープと登攀具を収め、靴を履き替えて、水のない沢を下る。15:39 クリヤ谷に出て、笠ヶ岳への登山道に合流する。清冽な水が音を立てて岩を伝う美渓。川水で喉を潤し、顔を洗って気分を一新する。16:52 駐車場に到着。新穂高の湯に入り、疲れを癒す。
2008/07/13

8:30 登攀開始。S竹会長-Dさん組が先行。1ピッチ目は、出だしから立っている。ルンゼ内は濡れて困難。右岸をトラバース気味に突破。9:40終了。10:07 2ピッチ目終了、特に問題なし。3ピッチ目は、右岸の岩壁を巻いてバンドをトラバース。段差を乗り越すのが少々難。11:01終了。4ピッチ目は、F4のチョックストンをアブミで越す。リングボルトが劣化していたので、破断するのではと心配になりながらアブミをかけた。終了点はザクザクの礫岩だらけ。後続に石を落とさないよう慎重な足捌きと確保体勢が求められた。11:40終了。5ピッチ目は、F5左岸をアブミの連続で突破。ここで雨が降り出す。アブミを落とさないよう、手先に集中する。ボルトの位置が遠くかつ見えにくいので、探しにくい。雨で岩が濡れているので緊張した。斜め上に向かうので、アブミが振り子にならないようバランスを考えながら掛け替えていった。13:13終了。6ピッチ目は、チョックストンの下から右岸に回り込む。そこはフリーだぞと下山パーティから言われたが、慎重を期してアブミ使用。やまやろうのセットしたヌンチャクが短くて、ロープ流れが悪い。セカンドS沼さんは、ロープ一本で登攀する。それを会長と二人で引き上げた。13:45終了、雨は上がった。三ルンゼを懸垂下降で下山するパーティとここで交錯した。落石の危険が高いので我々はそういうことはしないで裏側へ回る。13:54 ロープをしまって出発。7ピッチ目は濡れた草付き。13:59 終了点。休憩・昼食。眺望絶佳。右手はP4。三ルンゼを見下ろしたところ。終了点は一人分の幅しかないので、自己確保が必要。
2008/07/13

お盆の夏合宿に向けての、岩登り第一弾。場所は錫杖岳。メンバーは合宿参加者の四名。前夜出発、新穂高駐車場にテント泊。4:30 起床、天気は良好。テント泊は、涼しくて快適であった。ヘリポート内に間借りすれば、車にひかれることもない。5:23 駐車場を発つ。5:29 電話ボックスに、登山届を置いていく。クリヤ谷の徒渉地点。前衛フェースに朝日が当たる。今日登攀する三ルンゼは、右手三角ピーク(P4)左側の切れ落ちた部分である。6:45 クリヤ谷出合いのテントサイトには四張り。休憩後、錫杖沢を詰める。7:40 フェース基部に到着。左方カンテ取り付き地点には、登攀者が11名。岩場に人が戻りつつあるようだ。奥の岩壁は中央稜。一ルンゼ取り付き地点。二ルンゼ取り付き地点。8:00 三ルンゼ取り付き地点に到着。先行パーティあり。降雨のため岩が濡れ登攀レベルが上がっている。ルンゼ内は時折、落石が起こる。S竹会長-Dさん、S沼さん-やまやろうでロープを結ぶ。左岸に回収不能となったザイルが垂れている。左の壁は、第四フェースである。穂高連峰と焼岳がよく見えた。
2008/07/13

午前中に時間が取れたので、近郊の低山に向かう。9:40 標高750mの峠に駐車して出発する。荷物は水500ミリリットルとタオル、カメラ程度。着ている物はジャージにトレランシューズと軽装にした。ペース配分も関係なく、さくさく登る。峠に車がないということは、道中出会うとしたら人間以外となる。クマ鈴は腕に付けて絶えず鳴らし続ける。以前登った時は、雪があった。そんなに経っていたかと、下山後に記録を見返して驚く。10:06 難なく山頂に着く。あいにくガスがかかっており、毛勝山や駒ヶ岳、僧ヶ岳などほとんど見えない。単なるトレーニングで終わった。あっけなく終わってしまうと、トレーニングにも空しさを覚えてくる。山頂から直接三角点に至る道がつけられていた。10:20 下山開始。走って下る。風を切って木立の中をすり抜けるのは、これはこれで楽しい。トレランとは走ってこそ楽しい種目なのかもしれない。時折立ち止まってユリの花をフィルムに焼き付ける。10:36 峠に戻る。手土産は路傍のフキ。手頃な長さのフキをナイフで刈り取ると、すぐに一束収穫できた。帰宅してからアクを抜き、煮付けにした。この青いザックは、15年ほど前に釣り具店で購入したものである。通学用や旅行用として、また長期山行のサブザックとしても使ったことがある。軽いのが最大の利点だ。この青いザックがある限り、トレラン用のザックは買い控えることになるだろう。
2008/07/05
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