1951年の女性歌手Little Donna Hightowerによるヒット曲のソウルカバー。 Roy Orbison
、 LYNN ANDERSON
、 Willie Nelson
、 Tammy Wynette
など主にカントリー系の歌手中心にカバーされているようです。オリジナルやそれらのカバーはゆったりとした流れの甘いバラードという感じですが、このGROVER MITCHELL版はスピードアップさせたグルーヴィーな内容。歯切れのよい軽快なリズムに溌剌としたヴォーカルが甘酸っぱいキャッチーなメロディを爽快に歌い上げます。乾いた空気感に適度に黒いグルーヴ。1969年の作品だけど、その後の70年代フィリーソウルの興隆を予感させるような華やかなサウンドも素晴らしい。オリジナルの持つ良さを活かしながらもソウルの醍醐味を十分堪能できる画期的変換を遂げたナイスカバーと言えるでしょう。