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昨日の大河「光る君へ」では一条天皇に献上する「源氏物難 33帖」の製本を手分けして行うシーンが流れ、装丁の美しさに見惚れました。そして中宮彰子が自ら紙の色を選ぶ事にも源氏物語に託す思いが伝わりました。 今朝のNHK「あさイチ」のテーマは「視聴者が光る君へで共感したセリフ」で、撮影に一日かけたという昨日の製本のシーンについても説明がありました。表紙にはは金、銀をあしらいそれぞれの帖の紙の色が全て違い33色であることなど、当時高級品だった紙を惜しげなく使った事に感動でした。 共感したセリフはまず道長の正妻「倫子」の女房である「赤染衛門」の「人の妻であっても心は己のもの」で打毬(だぎゅう)に興じる男たちの1人に恋心を持った時のセリフです。恋心だけではなく「己の心に正直でありたい」と気付かされたと視聴者からのメッセージもありました。次にまひろの実家の養育係の「いと」が理想の夫の条件として挙げた「私の言いう事を聞いてくれる人が一番尊い」には今も昔も変わらぬ思いが伝わります。 脚本家の大石静香氏が脚本を超えた名シーン&セリフとした挙げたのは、まひろが道長と結ばれた夜静かに涙を流すまひろに道長が「何故泣いているのだ」と尋ねた後「人は幸せでも泣くし、悲しくても泣くのよ。今は幸せで悲しい・・」です。夜空に浮かぶはかなげな月の様子と相まって、これはかなり奥深いです。最後にまひろを演じた吉高由里子さんが共感するセリフは「物語は書きたい時にしか書けない。物語は生きていますから」で、このセリフには1000年以上の時を経て愛され続ける「源氏物語」の真髄がある気がしました。 出演者の表情や衣装などに目を奪われる事が多く、私はあまりセリフに注目していなかったかなぁと気付かされ、これからはセリフにもしっかり耳を傾けてみようと思います。
2024.09.30
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昨年10月に始まったハマス(パレスチナ自治区ガザ地区を実行支配するイスラム武装勢力)がイスラエルに大規模な無差別攻撃を仕掛けた事で新たに発生した「パレスチナ問題」は最近ではイスラエルのヒズボラ(シーア派イスラム主義組織)への攻撃や最高指導者殺害のニュースが流れ、「池上彰の世界情勢2024」の第4章「情勢が緊迫する中東」を読み返してみました。以下は著書の一部抜粋と個人的な意見です。 第一次世界大戦中にイギリスがトルコとの戦いに有利になるようにパレスチナ(アラブ)人とユダヤ人の協力を得るため同一の領土を与える事を約束した条約が「パレスチナ問題」の始まりと言われています(イギリスの3枚舌外交)第二次世界大戦後の1948年にイギリスがこの領土の委任統治を終了し「パレスチナ問題」を国連に丸投げしてから今年で76年が経ち、解決の糸口も見つけられず今年になって更に緊迫する状況となっています。 「池上彰の~」の中ではこの問題が一向に解決しない理由にイスラエル領内にある「エルサレム」がユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地でそれぞれ「嘆きの壁」「聖墳墓教会」「岩のドーム」という神聖な物が存在する事を挙げています。そのためエルサレムはどこの国にも属さないという決め事に反した2017年のトランプ前大統領の「エルサレムをイスラエルの首都として正式に認める」という発言には個人的には「何の意図を持って・・」と驚きました(現在の国際社会では首都と認められていません)。この無思慮な発言が更にパレスチナ問題を悪化させたのは事実で、その後イスラエルの国力と協力したいというアラブ首長国連邦やサウジアラビアなどのアラブ諸国がよりイスラエルに接近していくことを恐れたパレスチナの一連の行動はロシアがNATOに接近するウクライナに脅威を感じたのと似たような構図が読み取れます。 パレスチナ問題にしても何とも歯がゆいのは「国連」が機能していないという事です。機能しない機関には抜本的な改革が必須なのは明らかです。「五大国一致の原則」を撤廃して「多数決」を採用するとか「五大国」自体を解体して期限付きで効力を発揮する新たな「決議法」を作り出すとか・・話し合いで解決出来ていない現状にはもどかしさを感じます。 余談ですが、パレスチナ自治区の「ガザ地区」について著書の中に「福岡市より少し広い地におよそ222万人が暮らし、天井の無い監獄と言われている。イスラエルとガザ地区との境界には高さ8mのコンクリート壁と約600mの緩衝地帯があり無許可でイスラエル側に近づく事は出来ない」とあります。ふと村上春樹著「街とその不確かな壁」を思い出しました。
2024.09.29
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今朝のネットの記事に「大谷選手の50号ホームランのボールがオークションに出品。入札は50万ドル(約7千万円)から」があり、現在も更新中の記録に改めて尊敬の念が湧きます。 そしてもう1つネットにワシントン・ポスト紙に掲載の「ノーベル平和賞も手に入れた時、感謝するだろう」という下記の記事がありました。 「レギュラーシーズンを6試合残した時点で、空前の「53本塁打&55盗塁(53-55)」をマーク。シーズン換算で「55-57ペース」としている。米紙「ワシントン・ポスト」は、空前の記録を更新し続ける大谷の人間性に注目。なんとノーベル平和賞の可能性に言及した」 スポーツ選手のノーベル平和賞受賞の可能性という視点に驚きましたが、筆者のリック・ライリー氏は大谷選手の球場で関わる人達への礼儀ある接し方を「ダグアウト(グラウンドに出ていない選手の控え席)でゴミを拾うような人」と称賛し、その人間性や定番となった「ショウタイム」という影響性を受賞可能性の理由に挙げています。 そして筆者は「願わくば、いつの日か、MVPもサイ・ヤング賞も本塁打王もトリプルクラウンも、そしてノーベル平和賞も手に入れた時、私は生きて目撃できたことに感謝するだろう」と締めくくっています。 本帰国して球場にも足を運べるようになり、勝利を信じて応援する非日常的な空間の中にいると私自身は「平和な国」にいる事を強く実感します。今なお戦闘が続きスポーツ用具ではなく武器を持たざるを得ない選手たちや応援に歓声の声を上げられない人達の事を考えると複雑な気持ちになります。オリンピックのように「平和の祭典」と謡わなくても、スポーツは平和に貢献する底力があるのでは・・と考えさせられます。
2024.09.26
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北海道立近代美術館での一昨日の学芸員によるミュージアム・トークのテーマは「歌川国芳・渓斎英泉ー組物と続き絵を読み解く」でした。英泉の浮世絵で一番興味があるのはゴッホが模写した「雲竜打掛の花魁」ですが、今回スポットライトを当てたのは「雲竜~」の絵に似た実際に展示されている「花魁道中 花鳥図」と右の「花魁道中 鯉の滝登り」でした。 解説の中で贅を尽くした華美な着物の色に使われた「ベロ藍」について説明がありました。ベロ藍というのは初めて聞いたのでミュージーアム・トークが終了してから質問するとドイツ・ベルリンの染料業者が18世紀初頭に偶然発見した化学的な合成顔料で、日本へは当時貿易があったオランダから18世紀中頃に輸入され、北斎、東海道五十三次の広重や天才絵師と言われる若冲がその藍色を使い日本美術に革新をもたらした事、特筆すべきは変色する事がない永遠のプルシオンブルーであると丁寧に説明してくれました。英泉もこのベロ藍に魅せられた絵師の1人だそうで、確かに美術館に展示された多くの浮世絵の中でもこの色は異彩を放っていました。 余談ですが江戸時代、浮世絵の版画が何枚くらい刷られていたのが気になっていたのでこれも学芸員さんに聞くと「勿論人気によって枚数は違うけれども多くても5~6百枚ぐらいで千枚を超える事は無かったのでは・・」という事でした。1枚が当時のかけそば一杯程度の値段(現在で4~5百円ほど)と言われる浮世絵が海を渡り多くの画家たちに多大な影響を与えた事を思うと浮世絵についてもっと知りたいという気持ちになります。
2024.09.24
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農園を借りて野菜作りをしているAさんから採れたての枝豆を頂いた事がきっかけで、シンガポールにいた時よりビールを飲む機会が増えました。クラフトビールの人気、ビールの種類の多さに加え日本の水で造ったヒールの美味しさは格別であるとしみじみ思います。シンガポールでアサヒのスーパードライを最初に飲んだ時「あまり美味しくないなぁ・・」と不思議に思っていたら「それはタイで造っているんですよ」と言われた事があり、その時「水」の大切さを実感しました。 火曜日早朝収穫の一部。トマト、インゲン、枝豆。 今回、購入したのは「YEBISU Creative Brew 燻(いぶし)」でブナ材で醸した麦芽を一部採用し、麦芽本来の旨味を生かした味わいに仕上げ、ほのかにスモーキーで香ばしい味わい」と缶に説明があります。クラフト~ではなくクリエイティブ~と名称を付ける事で味へのこだわりが伝わります。通常の缶ビールよりちょっと高めですが、十分にその価値がある1本です。 このビールは一昨日の早朝に野菜を収穫するAさんに実際に農園に連れて行って貰い収穫のお手伝いのお礼としておすそ分けで頂いた枝豆(他にはインゲン。トマト、茄子、大根、人参等など)のために選んだ一本です。缶にある説明通りのスモーキーで香ばしい味わいと採れたて枝豆は完璧マリアージュでした!何故かビールと枝豆の日は日本ハムファイターズの快勝の日に当たり、これもまたビールの美味しさをアップさせる要因かなぁと(^^♪
2024.09.19
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今月、静岡、愛知、三重の3県を旅行した友人から頂いたお土産が「静岡 釜揚 桜えび 缶詰」です。缶を開けると小ぶりで透明感のある桜えびが並べられていて、ちょっとつまんで食べてみると絶妙な塩味加減でした。そのままお酒のおつまみにぴったりという感じで即、白ワインのおつまみにしました。パッケージの裏側には「県内の港で水揚げされる静岡県産桜えびの釜揚を、そのまま缶詰にしました」と高級感漂う説明が書かれています。 初めて食べる逸品で調べてみて、桜えびは日本では唯一静岡県の駿河湾で水揚げされている事を知りました。桜えびという名前は海中では透明色なのが水揚げされるとピンク色になる事が由来で、カルシウム、キチン(不溶性食物繊維)、タウリン(アミノ酸の一種)などの成分も含まれる栄養豊富で風味豊かな食材だそうです。 ふと昨年のNHK大河「どうする家康」で家康の家臣達が踊っていた「えびすくい」も思い出してしまいました。静岡県というと個人的には「しらす」のイメージが強かったのですが、これも調べてみると兵庫、愛知、静岡が三大産地となっていますが、静岡は全国の8.5%の漁獲量という事で断トツで桜えびが県産名物という事になります。 毎日少しずつ大切に食べていますが、今日は桜色に合わせてロゼワインの「あて」の一品にと思っています。
2024.09.18
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9月27日(金)に投開票が行われる「自民党総裁選」は9人の候補者がいる事と、12日の各候補の「所見発表演説会」がどの候補が首相になってもすぐにでも明るい未来が待っているようなある意味錯覚に陥るような内容で誰が首相の座に就き、どこまで公約を守ってくれるのか興味深いところです。 個人的に小泉進次郎元環境相の「首相」としての「力量」を見てみたい気がしたのは、13日の共同記者会見の際に北朝鮮拉致問題に関して「親同士が直接会っている事、もし自分が首相になり同世代のトップ同士の会談が実現出来れば解決の糸口が・・」との発言があったからです。2002年7月に金正恩主席の父親である金正日国防委員長と小泉純一郎元首相の間で開催された第1回目の「日朝首脳会談」では北朝鮮側に拉致が実際に行われた事を認めさせています。そしてその3か月後の10月には拉致被害者5名を帰国させるという対応の素早さでした。以前気になって当時の記事を検索しても小泉元首相の指揮による政府ブレインの周到な根回しの結果とだけで詳細については勿論書かれていませんでした。それから22年、2度目の帰国は実現出来ていません。ずっと何故この周到な手法が次の首相に引き継がれなかったのか不思議に思っていて、特に時間の猶予が無いこの問題解決には「親の七光り」に縋ってでもという気持ちも湧いてきます。 本帰国後初の「自民党総裁選」で首相指名までの流れを検索すると、まず「国会議員投票(367票)」と「党員投票(367票」の計734票で過半数を超えれば当選ですが、もし誰も過半数に到達しない場合は上位2人が「国会議員投票(367票)」と「党員投票(47票)」の計414票での決算投票になるようです。今日の段階では「石波茂」氏優位の記事もありますが決戦投票に持つれ込むのではという予想が多いようです。国民の選挙によって選ばれた国会議員による首相選挙ですが、この結果を見て次の衆議院議員選挙の私たちが投じる一票の重みを改めて考えてみようと思います。
2024.09.16
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9月11日(水)の日ハム対西武戦で先発したバーヘイゲン投手が前日の10日にプロポーズを成功させていたという事は試合後のヒーロー・インタビューの時に知りました。サヨナラ弾を打ったレイエス選手がお立ち台に立ちインタビューの最後に同僚の快挙を祝ってホイットニー・ヒューストンの「ボディ・ガードのテーマ」のさわりを美声で披露したのには驚き&温かい気持ちになりました。 そして今日バーヘイゲン投手がプロポーズをした場所の記事とインスタの写真が公開されていて、その場所が「北海道神宮」だった事に嬉しい気持ちで一杯になりました。札幌ではお花見スポットの一番人気ですが、初詣を含めてもほとんど行く事がなくなっていたので、外国人からこの場所に新たなスポットライトを当てて貰えたのは感謝の一言です。 明治2年「蝦夷地」から「北海道」へと地名が変更され、北海道神宮の前身である「札幌神社」が現在の地に建てられたのは明治4年の事です。全国の神社の中でもその歴史は浅いですが、およそ150年に渡って道民の心のオアシス的存在となっています。バーヘイゲン投手が写真撮影に使った階段辺りを「願掛け」のために歩きたい気分になっています。
2024.09.14
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昨日の[ヴィノスやまざき」でのワインセミナーは「世界中のシャルドネを愉しむ会」で最初に葡萄品種のっシャルドネについて店主から「実は近年のDNA解析によってクロアチア原産の白葡萄「グエ・ブラン」とフランス原産、赤葡萄のピノ・ノワールの自然交配によって生まれた品種です」と説明があり驚きました。気になって検索してみると「SUTORY WINE SQUARE」に「ピノ・ノワールとその仲間たち」の図解があり、ピノ・ノワールを中心に自然交配だけでなく突然変異や人為交配についても丁寧に説明があります。 シャルドネと同じ仲間にボジョレー・ヌーボーでお馴染みの品種「ガメ」もあります。シンガポールに住んでいた時ワイン仲間でクロアチアに旅行した人が「クロアチアのワインは本当に美味しかった!」と言っていたのを思い出します。何故かフランスでは忌み嫌われた「グエ・ブラン」らしいですがクロアチア産グエ・ブラン100%のワインがあるのであれば味わってみたいものです。ニュージーランド産「テ・マニア」 シャルドネ 2021年 3280円 今回の「シャルドネの会」は南アフリカ産のスパークリングワインでスタートし、ステンレスタンク使用のキリっとフレッシュなオーストラリア産、ブルゴーニュ地方のACシャブリ、チリ産と続きました。5本目のワインがグラスに注がれ、その濃い目のゴールドカラーに「これが樽を使用した色合いで樽の内側を焼く事でトーストの香りが加わりまろやかで濃厚な味わいになっています」との店主の説明でシャルドネの理解が深まった感がありました。ちょっとブルゴーニュの高級白ワイン「ムルソー」を彷彿させるものがあり、産地を尋ねられ思わずフランスと言ってしまいましたが、ニュージーランド産と分かりその質の高さにちょっと脱帽でした。 セミナーでは毎回最後にサプライズのワインが1本ありますが、」今回はカリフォルニア州、カーメルヴァレーの「ジオリス・シャルドネ 2019」でした。値段は「テ・マニア」の3倍強ですが。それでもテ・マニアの方が美味しいと答えたのは参加者全員でした。
2024.09.13
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農園を借りて野菜作りをしているAさんから枝豆、トマト、インゲン、人参等の野菜とちょっと多めの青じそを頂いたので、青じそジュースを作る事を思いつき、ネットでレシピと作り方を見てみました。材料:青じそ40枚程度水:1ℓ砂糖:60~80gリンゴ酢:150ml(クエン酸もOK) スーパーでクエン酸が見つけられず手頃な値段のリンゴ酢を購入しました。作り方はいたって簡単で水洗いした青じそを4分ほど茹で、汁気を絞って青じそを鍋から出し粗熱を取った後砂糖とリンゴ酢を加えるだけです。良いのかどうか分からないですが茹でた青じそを捨てるのが勿体なくミキサーにかけて後からジュースに加えてみました。 青じその香りとリンゴ酢の酸っぱさが心地良く、特に暑い夏にはぴったりの清涼飲料という感じです。気になって青じそとリンゴ酢の効能を調べてみました。【青じその効能】1.免疫力アップや貧血予防 2.疲労回復 3.精神安定 4.食欲増進 5.抗炎症作用6.血糖値の安定化 7.骨の健康【リンゴ酢の効能】1.消化を助け腸内環境を整える 2.ペクチンという水溶性食物繊維が含まれているためコレステロールの吸収を抑え、心臓病のリスクを減らす効果が期待できる 3.ポリフェノールを豊富に含んでいるので美肌効果と老化防止 4.カリウムが豊富に含まれているため体内の余分な塩分を輩出させ高血圧やむくみを防ぐ 5.疲労の原因である乳酸を分解 6.アミノ酸の脂肪分解の働きでダイエット効果も シンガポールでは黒酢を愛用していて味噌汁などに入れて毎日摂取していましたが、リンゴ酢は今回が初めてです。黒酢よりも手頃な値段でこれだけの効果を発揮するのであれば試さない手はないなぁと実感です。ネットの説明の最後に食事中や就寝前に摂る事がより効果的とあります。少なくても1ヵ月は毎日続けて効果を確かめてみたいと思っています。
2024.09.12
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昨日の日ハム対西武戦で西武が負けたため今季西武の最下位が決定し、今朝のネットでは渡辺久信監督職退任の記事がありました。 既に今月5日のネットの記事に「西武を立て直せるこの指揮官 新監督候補に挙がる3人の名前」があり、その1人に個人的には昨年から動向が気になっている工藤公康ソフトバンク前監督の名前がありました。 昨年の6月に2024年の巨人の新監督と2026年開催のWBCの監督候補としてどちらも工藤公康氏の名前が挙がりましたが結局どちらの就任もありませんでした。その時、巨人監督就任条件に「生え抜きのエースか4番打者」がある事を知り、外様である工藤公康氏ではなく生え抜き捕手&一塁手で巨人一筋(2001~2019年)の阿部慎之助監督就任となりました。 今回の工藤公康氏の西武新監督就任の可能性は?・・というと現役最終年の2010年を西武で迎えたため「西武愛」は人一番強い事とある程度揃った戦力をやりくりする術に長けているので就任すれば西武本社から今まで以上の財政的補強への協力が望めるのではとあります。 自称「野球オタク」で「勝負請負人(通算224勝 142負)14度のリーグ優勝、11度の日本一)」という工藤氏の実績を見ると改めて選手、指導者としての実績が光り輝いて見えます。現在、巨人が新監督になってリーグ1位である事、日ハムも新監督3年目にして6年振りのCS進出を確実にしている現状を思うと新監督の就任でチームが大きく飛躍し、更にリーグ戦を熱くしてくれるのではと期待が高まります。 因みに西武新監督候補の2人は以下で、3人に共通するのは「ライオンズは強くなければならない」という意識が徹底している事だそうです。1.西口文也2軍監督:2022年に西武2軍イースタン・リーグ監督に就任し、現在首位を独走。現役時代は通算182勝を挙げる(現役21年間、西武一筋)2.辻発彦元監督:2017年に監督就任し、3年連続でBクラスだったチームを2位に浮上させ2018,19年にリーグ優勝。
2024.09.11
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昨日地方銀行&野村アセットマネジメントの1時間の投信セミナーに参加しました。「人生100年時代の資産運用についてがテーマで、寿命の延伸、少子高齢化、低下する経済成長率、日本政府が抱える赤字問題など詳細なデータを基に説明がありました。偏在する個人金融資産 左から日本、アメリカ、ユーロ圏(2023年3月末現在の統計) 説明の中で興味を引いたのは日本、アメリカ、ユーロ圏での個人金融資産の割合です。現金・預金について日本は54.2%、アメリカ12.5%、ユーロ圏35.5%で、当然株や投資信託の比率は反比例で日本16.7%、アメリカ56.2%、ユーロ圏33.3%です。解説者から「日本の現金・預金率が高いのは経済がデフレ状態であった時はある意味良い選択です。ただ今後政府が打ち出している毎年2%のインフレが実現すると現金・預金で持つ事はうまみがない」との説明になるほどと思いました。 1990年代から30年近く値下げが繰り返された結果お金の価値が相対的に上がったデフレの時代であればタンス預金でも確かにお金は増えていった事になります。そして今後インフレ状態が続く事になれば持っているお金の価値が下がるのは必須です。リスクのある投資で一時的にもし元本割れになったとしても2%インフレでの資産の減少をと考えると、特に現金で資産を保有している人は正に今が考え時なのかもしれません。 さらに解説者から「主な歳入源が税金で多額の赤字をかかえる政府がNISAに関して利益に課税しないという決定には金融業界も正直驚いたけれど、これは将来不透明感がある年金問題も含めて自助努力で老後の生活を安定させて欲しいという狙い」と説明がありました(個人的には20年間住んでいたシンガポールは定期預金でも一切課税はないので日本政府の自助努力不足と私は思いますが・・) 最後に解説者から投資を勧めるとお客さんから「もう少し時期を見てとよく言われます。でも大切な事は時期ではなく少しでも投資期間を長くして資産を少しでも多く増やすという事なんです」と締めくくりの言葉があり納得です。お金も「一朝一夕」で増える事はほぼないはずだし、長期的な視野で客観的に冷静に日本経済や世界経済を見ていく必要があると実感のセミナーでした。
2024.09.09
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Kindle版で9巻発行 昨日のNHK「あさイチ」のお勧め本コーナーで漫画「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」の紹介があり、18世紀のフランスでファッションデザイナーの先駆けとなった実在の人物「ローズ・ベルタン(1747-1813)」を初めて知りました。フランスのファッションデザイナーと言えば何と言っても「ココ・シャネル(1883-1971)」ですが、彼女より1世紀以上前にファッションで立身出世を遂げた人物です。 ローズ・ベルタンの人生をウィキペデアで見てみるとフランス王室全盛の時代に北部の街アブヴィルに平民の子として生まれ、当時女性が仕事を持つ事が困難だった時代に「針と糸」で身を立てるべくパリに向かいます。彼女の洋服や髪型などの斬新なアイデアやセンスでルイ15世の公妾だった「デュ・パリー婦人」の目に留まり重用され、1774年にルイ16世が王位につき王妃となった「マリー・アントワネット」にデュ・パリー婦人がローズ・ベルタンを紹介した事が宮廷でのファッションデザイナーとして揺るぎない地位を築いたきっかけになったそうです。 2人の関係は1793年10月マリー・アントワネットがフランス革命後にコンコルド広場で処刑される年まで続いていたようで、Kindle版のお試しの1ページ目には「死を待つ冷たい牢獄で震える彼女の指が握りしめたのは上質なモスリンのスカーフ」「そのスカーフを命がけで届けた女性がいる」とあり、これだけでもマリー・アントワネットの悲劇とローズ・ベルタンの全ての思いを込め命をかけた勇気を思いグッとくるものがあります。あさイチでは「当時のファッションだけでなく歴史の勉強にもなる一冊です」とコメントがあり「ベルサイユのばら」に次ぐマリー・アントワネットの悲劇の人生を伝える名作になるのではと思います。
2024.09.07
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NHK朝ドラ「虎に翼」で初めて民事裁判としての「原爆裁判」を知りました。1955年(昭和30年)4月に広島と長崎の被爆者5人が国を相手に損害賠償とアメリカの原爆投下を国際法違反とすることを求めて東京地裁に訴訟したこの裁判は8年後の1963年12月に判決が下り、その判決の放送が今日でした。 裁判官が通常は判決主文を先に読み上げるところ、後半5分ほどで判決理由を先に述べるシーンが流れた事に裁判官の被爆者と同じ心情と辛さが表れていたと思います。裁判官の言葉の1つ一つは重みがあり、一番印象的だったのは「政治の貧困を嘆く」でした。判決では原爆投下を「国際法違反」と結論付けながらも、アメリカに損害賠償を求めるのは裁判所ではなく、行政である「国会」や「内閣」の職責で(1951年のサンフランシスコ条約では日本はアメリカに損害賠償を求めない事に調印しています)また戦後高度経済成長を遂げている国は十分に被爆者への賠償が可能であるのに原告の提訴を「棄却する」という判決にはただ「政治の貧困を嘆く」と結んでいます。この判決時は昭和39年まで任期を務めた池田隼人首相でした。ドラマでは「この裁判を早く終わらせろ」と政治家から圧力がかかっているというシーンもあり、行政が司法に与えた影響もあったのかもしれません。 原爆投下が国際法に違反する戦争犯罪なのかどうか改めて検索すると、1945年8月9日の長崎への投下の翌日に日本政府(鈴木貫太郎内閣)がスイス政府を通じて米国に対して原爆投下が国際法に違反するとの講義をし、非人道的兵器の使用放棄を申し入れていました。結局この2点については1951年締結のサンフランシスコ条約には何の影響も及ぼさなかったという事になります。 理想論を言えば原爆被害の実態を徹底的に調査したと言われる加害国であるアメリカが世界中に核兵器の怖さを発信し「このような恐ろしい兵器は二度と使いません」と宣言していれば、世界情勢は大きく変わっていたのではと想像します。そして現在もある意味引き継がれている「政治の貧困」から脱却するには国民1人1人のこれではいけないという意識が一番大切なのではと「虎に翼」を見てしみじみ思った事です。裁判記録に佐田寅子のモデル「三淵嘉子」の名前も。
2024.09.06
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昨日の日ハム対ソフトバンクの第2戦は日ハムファンにとっては今季一番印象に残る「神がかり的」な試合の1つになると思います。ソフトバンク3点リードで迎えた9回の表でルーキーの2投手を捕らえ一挙6点を挙げての逆転勝利で、特に水谷選手が古巣のソフトバンク戦で貴重なヒットを打ち塁上で涙したのには胸つまるものがありました(ヒーローインタビューでは目にゴミが入って・・と)そしてソフトバンクとのゲーム差がやっと一桁の9となり、思い出すのは2016年日ハムがリーグ優秀を果たし日本一になった事です。 2016年9月の一時帰国の際に友人と札幌ドームでオリックスとの一戦を戦を観戦した時は、日ハムは大差で負け私の記憶では1位のソフトバンクとは11.5ゲーム差となりました。リーグ優勝はほぼ諦めてシンガポールに戻ってからの日ハムの躍動には正直度肝を抜かれ(当時は大谷選手も日ハム在籍でした)最終的にはソフトバンクに2.5ゲーム差をつけてリーグ優勝を果たし、広島を破り日本一となりました(この劇的な年から昨年までの7年間はほぼBチームが定位置に💦)日ハム 宮西投手 9月4日現在で409ホールド 8月に史上初の「400ホールド」を達成した宮西投手が野球中継中の「激球」のコーナーで運命を変えた一球として「2016年日本シリーズの時に丸選手に投げた一球」を挙げ「日本一になった時に投げていたんだぁ・・」と改めて2016年の事を思い出していました。 検索して2016年の日本シリーズの出場メンバーを見てみると現在でも投手陣の要となっている加藤投手もいました。宮西投手を含め「日本一」を経験している選手がチームを引っ張って2016年以来のリーグ優勝、日本一へと導いてくれると期待して明後日からの試合も熱烈応援です!
2024.09.05
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ワインショップ「ヴィノスやまざき」で店主から「テーブルワインの味わいを超える1本」と勧められたのがフランスの南ローヌ地方で造る「GUILLOT RED Barrel Selection 2022」です。通常価格(税抜き)1400円が1000円とかなりのお値打ちです。葡萄品種はシラー70%、グルナッシュ30%で樽熟成です。 購入した日にすぐひき肉、豆腐、パプリカにニンニクを多めに入れて炒めた中華風の1品に合わせましたがこれはかなりの好相性でした。というか何に合わせても美味しいのではと思うほどアルコール度数14.5%ながらマイルドで飲みやすいワインでもありました(翌日のマグロのカルパッチョにもぴったりでした) ローヌ地方のワインを久々に飲んだので検索して復習すると「エルミタージュ」に代表される北ローヌワインはシラー主体で重厚なワイン、「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」に代表される南ローヌワインはグルナッシュ主体でシラーやムール・ヴェルドをミックスしています。今回購入の「GUILLOT RED」はシラーが70%なので南ローヌというより北ローヌにやや近いワインなのかもしれませんが、それにしても飲みやすく、合わせやすいワインでした。 ボトルの下に置かれた「ワイン情報」には「ヴィノスやまざきではこの生産者(ローラン・ギヨ)のワインはボジョレー・ヌーヴォーでおなじみ」と書かれていて、もうすぐ解禁となるボジョレー・ヌーヴォーの事も考えました。未だに日本ではボジョレー・ヌーヴォー崇拝のような習慣が残っているようですが、ボジョレー地方の葡萄品種は「ガメイ」でフランスでは未だにマイナー品種のイメージがあると思います。そのガメィで造る新酒を飲んで「今年のフランスの葡萄はとかワインは・・」と言うのは依然違和感を感じていますが、ただ「GUILLOT RED」を造るギヨさんのボジョレー・ヌーヴォーにはかなり興味が湧いてきました。
2024.09.04
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何層もの皮を剥いてやっと粒の揃った姿が。 お世話になっているワインショップで先週の土曜日に1日限定で北海道産とうもろこし「ホワイトショコラ」を100本限定で販売し(1本250円)試しにと予約した1本を昨日受け取りに行きました。「生で食べても美味しい!」がキャッチフレーズで電話で予約した時は「取り立ての土曜日に食べて欲しい」と言われたのですが生憎用事があり取り立てから2日後の受け取りとなりました。 作付→除草→追肥→想い→収穫・冷却→摘果の流れを丁寧に説明。 「とうもろこしが出来るまで」の写真入り説明と「お召し上がり方」が裏表に印刷されたリーフレットを「しっかり読んでから食べて下さいね!」と言って渡してくれました。 早速、生で数粒食べてみました。噛んでいるうちに甘みがじんわりと出てきたのですがちょっと舌に雑味のようなものが残るのは鮮度が落ちたせいなのかもしれません。リーフレットにも「とうもろこしは鮮度が命。収穫後、急激に鮮度が低下し、それと比例し、味も低下していきます」とあります。とうもろこしがそれほど鮮度に拘る物とは知りませんでした。生で食べた後、野菜炒めに加えてみましたが、これは甘み、シャキシャ感とも文句無しという感じでした。残った半分はお勧めの電子レンジで簡単調理と茹でて今日頂こうと思っています。【電子レンジで簡単調理】小さじ1杯程度の塩をとうもろこしに刷り込みサランラップで包みます。500Wの電子レンジで1本6分程度(途中でひっくり返すとなお良しという事です)【茹で方】茹でる本数の分のとうもろこしが入る水を鍋に入れて1本につき小さじ2杯程度の塩を入れてください。お湯にとうもろこしを入れて強火で茹で、甘い香りが立ち込めたら出来上がりです。 ワインショップの店長さんのご実家が農家さんでそこで作る野菜は何とも心がこもっているという感じです。因みにこのとうもろこしに会うお勧めのワインも紹介しています。
2024.09.03
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9月8日(日)から毎週日曜日に全26回で再放送される「スペシャルドラマ 坂の上の雲」のために昨日、日露戦争時の日本海戦を勝利に導いた「秋山真之」を演じる「本木雅弘」さんが2009年から2011年にかけて放送された全13回の撮影や共演者との思い出を語る番組を見ました。前回の初回放送から15年も経っている事にまず驚き、見逃した回はあったもののいくつかの感動シーンは今でも鮮明に蘇ります。 「司馬遼太郎」原作で明治維新後の日清・日露戦争時代に愛媛県に生まれた「秋山好古(1859-1930)」「秋山真之(1868-1918)」、俳人の「正岡子規(1867-1902)」の3人が主人公です。秋山兄弟については兄の好古がフランスをモデルにした陸軍に弟の真之がイギリスをモデルにした海軍に入隊し日露戦争の勝利に貢献した軍人であった事をこのドラマで初めて知りました。 明治維新によって日本は国家となり国民となった日本人が近代国家を造り上げようとある意味少年のような希望を抱いてがむしゃらに時代の坂を登っていく「青春物語」のようでもあります。このドラマを見た当初は私自身は「日露戦争」については最大の激戦地となった中国の「203高地」とか陸軍軍人「乃木希典」の活躍と日露戦争後の明治天皇崩御の際に夫婦共に殉死した事ぐらいの知識しか無かったのですが、2年前に読んだ「百田直樹」著の「新版 日本国紀」で日露戦争の勝利がいかに政治家たち緻密な戦略によってなし得たものかを知りました(具体的にはイギリスと日英同盟を結びイギリスの援護を得た事、戦費捻出のため時の日銀総裁「高橋是清」のイギリス政府との交渉など) 思えば政治家・軍人が総力をあげて何とか勝利を得た日露戦争、棚からボタ餅のような第一次世界大戦勝利をきちんと総括していれば、決して第二次世界大戦の悲劇には繋がらなかったのではとも思います。 因みに「坂の上の雲」で一番印象に残ったシーンは好古演じる「阿部寛」さんが軍人たる者常に身軽でいるべきという思いから長く「茶碗一個」の独身生活を続けるも、お見合い後にプロポーズのように「茶碗は2つあっても良いと思っている」でした。昨日の番組でそのシーンが流れt妻となる多美を演じる「松たか子」さんのその言葉を受けての幸せそうな顔が光り輝いて見えました。 前回で見逃したもっと政治的な視点からの「日露戦争」に注目して再放送を楽しむつもりです。
2024.09.02
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本帰国してスズメより小さい「シマエナガ」の存在を知って早半年、未だにシマエナガ人気は衰えを見せません。そして今日ネットで「永久機関シマエナガ --シマエナガとカラスさん」という4コマ漫画を見つけました。第7羽までお試しで「あざとかわいいシマエナガとクールなカラスさん」の笑えてブラックな4コマ漫画を見る事も出来ます。第1羽 1コマ目1コマ目:「ツイッターって強い口調の否定の論争がよく起こるじゃないですか。人間って結局動物なんで強いものに弱いんですよ。だから正しくても正しくなくてもその意見に反論したくなってしまうんですね」2コマ目:「で、強い否定の後には強い肯定が来るんですよ。肯定であっても否定であっても強いものには強いものが来るんですよね。」3コマ目:「つまりここで生まれる強いツイートと強いツイートをぶつければ相当のエネルギーを得られるのでは?!ここで永久機関が生まれるのでは?!」 4コマ目4コマ目:「(シマエナガが繰り返して)生まれるのでは?!」「(カラス)うるせぇ。黙れ。食うぞ。」 哲学的過ぎるシマエナガとクールなカラスのやり取りには苦笑いしてしまいます。郊外でなくても冬限定で北海道大学の構内で白いシマエナガを見る事が出来るという情報もあるので、何とか年内の雪が降り始める頃か少なくても来年の2月までには哲学的ではない自然体のシマエナガに会える事を期待します。
2024.09.01
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