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昨日の「金融政策決定会合」で追加利上げ(現在の0~0.1%程度から0.25%程度に)の検討に入ったと日本経済新聞が今日報じたことで、円は一時152円台前半に上昇したようです。 今読んでいる「池上彰の世界情勢 2024」の第5章の中に「安い日本 何故円安になるのか」があり、金融緩和政策(金利を限りなくゼロ近くに誘導する)メリット・デメリットと金利ゼロによって引き起こされた円安について説明しています。【メリット】 ①企業が銀行からお金を借りやすくなる→借りたお金で設備投資や社員を新たに雇う→r景気が良くなる ②住宅ローン等を支払っている人は支払い額が減る ①の甘い予測は新型コロナとロシアのウクライナ侵攻で打ち砕かれた感があります。②については共働きの夫婦が都内で中古マンションを購入するのも難しいという現状の一因なのかなと思います。【デメリット】 銀行にお金を預けても利子はほとんどつかない 個人的には「定期預金でも利子がほとんどつかない(しかも税金は取る)」というのはシンガポールで少なくとも2%以上の利子(課税無し)がある国に20年住むと「不思議」というよりやるせない気持ちになります。政府がやっきになって国民の消費意欲を掻き立てるような策を打ち出してもお金が増えない不安から「節約」に向かうのは当然です。 日本とは逆にアメリカの金利が高い事について著書で「金利を高くして企業が銀行からお金を借りにくくし景気が過熱しないようにしている」と書かれています。その結果アメリカの銀行にお金を預ければ5%以上の利子がつき日本の銀行よりアメリカの銀行に預金しようと思うのは当たり前で結局円が売られドルが買われているという説明に納得です。 アメリカのインフレも少し収まり利下げは9月ではと予想されていますが、日本の利上げとアメリカの利下げで円高がどれくらい進むのか興味深いです。ただ円安が多少改善されたとしても今年の物価高解消にはすぐ反映されないだろうという今朝のロイターの記事もありました。【値上げ品目数は4月に2897品目と今年のピークを付けた後、直近3カ月は400─600品目台に落ち着いたが、年後半は10月にかけて再びピークを付けにいき、年間では1万5000品目程度の値上げが予想されるという】 政府にはあくまでも庶民の暮らしが少しでも豊かになる長期的な視野に立ち、目に見える形の金融政策を打ち出して欲しいものです。
2024.07.31
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7月26日 夕方に家の中に。 今年2月に我が家にやって来た「麗蛇丸」は1度小さな花芽が出たものの風の強い日に外に出したら、花芽が飛んでしまいました。やっと7月上旬になって新しい2つ花芽が出て、そのうちの1つが20日頃に開花しました。日中外に出して夕方家の中に入れると花が徐々に閉じていく様子にも驚きでした。そして昨日は一日中雨の天気で家の中に置いておくとすっかり萎れてしまったようです(もう1つは咲かずに萎れてしまいました) 手入れが悪いのではとサボテンの花の寿命を調べてみると「開花期間は数時間から1~3日程度と短いのが一般的だが生育環境がよく体力が残っていれば1年の間に何度か咲くと言われています」とあるので萎んでしまったのは今日摘み取って次回の開花に期待です🌵それにしても繊細な生き物である事を実感です。 散歩中にあるお宅のミニガーデンで。 札幌豊平川の花火大会。4000発の1つ。 今年初挑戦の家庭菜園は土の状態を良くするのに時間がかかるようで、秋野菜のために新しい土や肥料を足して再挑戦の予定です。種から鉢植えで咲いてくれた「クレオメ」も地植えしたいのを今年は我慢と思っています。そして先日散歩中にブーケのようにたわわになったクレオメを見つけて写真を撮りました。来年はこんな風に綺麗なクレオメを咲かせてみたいと・・・。右の写真は「花繋がり」で先週の金曜日開催の豊平川の花火大会の1枚です。中心の緑色と白い花びらのような形が素敵でした。日本の花火は何年振りか思い出せないほどですが、翌日のニュースで4000発の花火を打ち上げたとあり、その数の多さとシンガポールの豪快な花火とは違う繊細な花火の数々に見惚れました。【追記】8月30日 先月の開花から1ヵ月ほどで今日2回目の開花となりました。前回と違って花芽が1つだったので心なしか花が大きく綺麗に見えます。今回は何日咲いてくれるか観察も楽しみです(^^♪
2024.07.30
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BORGO CASTAGNI DI GAVI 2022 アルコール度数12.5% セイコーマートで見つけた久々のイタリアの白「GAVI DI GAVI」は税抜きで1580円とコンビニワインではちょっと高めですが、ボトルの重量感に期待が高まります。 「GAVI DI GAVI」2020年 12.5% 「Broglia(ブローリア社)」2021年 13.5% イタリアの北部(ミラノ西部)にある「ピエモンテ州」で葡萄品種「コルテーゼ」100%で造られるワインのみがGAVIを名乗ることが出来、シンガポールのワインコネクションで飼って飲んだのが初めてでした。お刺身に合わせましたが、コクのある上質な辛口ワインの美味しさに「一味惚れ」という感じでした。2本目のGAVIはBroglia(ブローリア)社」が造るワインで、ここの畑は何と972年からワインを造っているという長い歴史のある所でした。 改めて葡萄品種のコルテーゼを調べると「イタリアを代表する白ワインGAVIの主要品種として1960~970年代に流行するものの1980年代には個性がなく酸の立つ薄いワインが流通して一時的に人気を失うも最近は多くの若い造り手の努力によってかつての栄光を取り戻しつつある」とあります。 そして以前の日記にも書きましたがGAVIと言えばこのワインには「ロミオとジュリエット」のハッピーエンド版のような物語がある事で、GAVIを見るとすぐ下記の話が浮かびます。『フランク王国の王「クロドメール(6世紀頃)」の娘「GAVIA(ガヴィア)」は父親の警備係の男と恋に落ちます。身分の違いを理由に結婚の許しを得られず、2人は駆け落ちしアルプスの反対側にある小さな村に辿り着きます。泊った宿で美味しい白ワインを頂き、美酒に酔いしれた2人はこれまでのことを宿の主人に話します。ところが宿の主人は同情を見せながらもクロドメール王に2人の居所を教え、おまけに莫大な報奨金まで受け取ります。連れ戻された2人はそれでも陳情を続け、それに負けた王はついに2人の結婚を認め、お祝いに小さな村を2人に与え彼女の名前に因んでその村は「GAVI」と名付けられました。』 今回の「ボルゴ カスターニ ガヴィ・ディ・がヴィ」の裏のラベルには「柔らかい酸味は和食や魚介類と相性抜群です」とあります。さて何にに合わせるか今から楽しみです。
2024.07.29
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「イマジン」のプロモーションビデオから。 2022年2月開催の「北京 冬季オリンピック」の開会式に続き今回のパリオリンピックでもジョン・レノンの「イマジン」が歌われました(2018年ピョンチャン冬季、2021年東京オリンピックでも)伴奏者のピアノが炎上するという演出に戦争を行っている国への非難とオリンピック休戦が実現されないもどかしさも込められているのだと思います。 およそ1200年続いた古代ギリシャのオリンピックでは「休戦」が慣習化されていて、オリンピック開幕の7日前に休戦が開始され、閉幕後も7日間すべての戦いが中止されていたそうです。 現代のオリンピックで「休戦の原則」が再確認されたのは1992年で国際オリンピック協会(IOC)の提唱によって1993年から夏季、冬季共に国連総会で議題として取り上げられ、休戦を遵守する決議が採択されているようです。 今回のパリオリンピックに関しては昨年11月の国連総会で賛成118票、棄権2票で決議書が採択されています。この決議に従うなら7月19日から9月15日までは「休戦」のはずですが、今朝のニュースでイスラエルがガザの難民キャンプの学校を空爆し少なくても30人の死亡が確認されたと伝えています。 ふと思い出したのは日本とアメリカが参加をボイコットした「モスクワオリンピック」で調べてみると1980年社会主義国で初めてのオリンピック開催ながら1978年に始まったソ連のアフガニスタン侵攻中のオリンピック開催でした。平和の祭典が戦争を行っている当事国で開催というのは今考えるとんでも無い事だと思いますが、翌年1984年のロサンゼルス大会にはソ連や東欧諸国が報復として参加をボイコットしています。第一次・第二次世界大戦中は勿論オリンピックどころではなく開催は中止となっていますが、第二次世界大戦後に世界平和のために設立された「国連」が近年特に「機能不全」と非難を浴びている現状から戦争の状況を見極めてオリンピック延期や中止というのは有り得ない事なのかと思ってしまいます。そして機能する国連になるためには何が必要なのかと考えさせられます。
2024.07.28
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今月25日に韓国日報が「世界で最も安全な旅行先にシンガポールが選ばれた」と伝えています。韓国日報が発表したこの結果は米フォーブス誌傘下の消費者情報プラットフォーム「Forbes Advisor」による世界の主要60都市に付けた「安全な旅行先」の順位に基づくものだそうです。 犯罪率、個人の安全、都市の社会基盤設備(インフラ)、医療サービスの質、自然災害、デジタル保安リスクの項目を基準に安全指数(0~100点、点数が低いほど危険が少ない)で点数をつけ、シンガポールは0点で「安全な旅行先第1位」に選ばれました。 シンガポールに20年住んで日々安全な国を実感してきた私には納得の結果です。犯罪率が低いのはむち打ち刑や死刑制度がある事も一因で「シンガポールの警察官は世界で一番暇な職業」と警察官を揶揄するような言葉もあります。旅行に必須のタクシーを含めた公共交通機関(地下鉄、バス)は料金が安く路線も充実しています。そして個人的には自然災害が少ない事は「安全な旅行先」に大いに貢献していると思います。インドネシアのスマトラ島に守られるような位置にあるため、ほぼ地震が無い事(震度1程度を3回くらい経験しましたが)大雨が降っても台風が来ない事、山がないため土砂崩れもない事等など、旅行のスケジュールを変更する必要がほぼありません。セキュリティやネット環境も満足度が高いです。 思えばこれは政治力が基盤になっている気がします。順位発表後に韓国のネットユーザーからのコメントも載せられていました。 「政治家の犯罪率は韓国が1位だ」「韓国の詐欺犯罪率は世界1位だ」(真実かどうか分かりませんが) 「韓国にもシンガポールの法律を適用しよう。シンガポールは政治家も道徳的でクリーンらしい(これは本当です。政治家の汚職が無い国です)犯罪者にむち打ちや死刑を宣告し、路上でのつばの吐き捨てやたばこのポイ捨てに罰金を課す(ポイ捨ては普通に目にしましたが、喫煙場所以外でたばこを吸ったり赤信号を渡って罰金というのは経験者から聞きました)」 「シンガポールには大統領に対する捜査も可能な腐敗防止機関がある(これは知りませんでしたが、実質権力を持っているのは大統領ではなく首相なので、首相にもこれが該当するのか謎です) 因みに「世界で最も安全な旅行先」2位以下は東京、カナダのトロント、オーストラリアのシドニーで7位が韓国のソウルだそうです。政治力が観光の安全性にも大きく関わっていると思うと、日本もまだまだ改善の余地があると思います。 昨年7月のシンガポールの「ナショナル・デイ(独立記念日8月9日)のリハーサルの花火大会を見に行った事を懐かしく思い出しました。記念日前の1ヵ月間毎週土曜日に花火が上がります。この国で愛国心の大切さも学びました。
2024.07.27
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今月19日にイタリアのトレント大学が率いる国際研究チームが「月の地下に洞窟のような空洞が存在する事を示す研究結果を発表し、この発見は将来の月面基地建設にとって極めて重要なものになるかもしれない」と昨日のネットの記事にありました。 記事によると月の地下に空洞があるという説の真偽については何十年にもわたって議論されてきたが、今回の発表は2010年にNASAの無人月探査機「ルナー・リコネサンス・オービター」に搭載された高周波測定器によって観測されたデータの検証からもたらされた結果だそうです。NHKのニュースでも昨日簡単に紹介していて空洞の場所は「アポロ11号(1969年)7月」が着陸した辺りで、ここに将来月面基地建設が可能なのではという事でした。 更に記事では天文学者たちが半世紀以上にわたって月の地下に洞窟や「トンネル」が広がっているという説を唱えていて2009年に専門家チームが月面に深い縦穴を発見したことで、月の地下で溶岩が冷やされ地下空洞が形成された事が裏付けされていたたそうです。今回の研究発表は更に長いトンネルの存在を実証するものだそうです。 宇宙に関して素人ながら「洞窟」と聞いてすぐ浮かぶのは月での過酷な温度差をどれくらい和らげてくれるのかという疑問です。改めて月面の平均気温をを調べてみると、赤道付近は昼は110℃、夜は-170℃と200℃以上の温度差があり、これは月の大気が薄い事によるものだそうです。大気には熱い太陽の光を和らげ、そして温まった地表の熱を逃さないという働きがあるそうです。 記事に掲載された洞窟の天井からの見える「青い地球」が神秘的すぎです。
2024.07.26
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「ヴィノスやまざき」のワインセミナーで知り会いになったAさん、Bさんからコンビニワインの情報も貰っています。今月のセミナーの後、Bさんからセブンイレブン限定販売の「YOSEMITE ROAD カベルネ・ソーヴィニョン(600円台)」のお勧めがあり後日飲んでみましたが、ちょっと物足りない感があったので、Aさん一押しの「セイコーマート」に同じ品種のカリフォルニア産を探しに行きました。ちょうど700円台で「CAMELOT」があり飲み比べましたが、個人的にはCAMELOTの果実味の豊かさに軍配です。この赤を2人に伝えるとAさんからCAMELOTはシャルドネしか飲んだ事がなく、今度赤を試しますと返信がありました。 ソフトなオーク樽の香り ALC.13.5% ALC.13.5% 今度はCAMELOTの白を買いにセイコーマートに行くと店主から「私も大好きなワインで現在売り切れ中、入荷待ちです」との事で昨日再度行って来ました。無事購入してお刺身と焼きナスに合わせましたがコスパがかなり良いワインでした。ボトルに張られた「500」の意味は品質に関して500以上のメダルを獲得の意味だそうで、ただヴィンテージ(葡萄の収穫年)の表示ないワインは久々に飲んだ気がします。シャンパンのように複数年のヴィンテージのミックスで造ったワインなのかなぁと・・。 近所のセイコーマートにワインを買いに通い始めてほぼ2ヵ月ですが、店長さんがかなりのワイン好きのようでこの店舗だけワインのポイントカード発行があります。そして少しずつワインの話も出来るようになりました。赤のお勧めは「PINOT NOIR CEPS DU SUD Pays D'oc 2021」という事でこちらも昨日購入しました。何に合わせようかと今から楽しみです。
2024.07.24
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先週放送のNHK「日曜豪論 どうなる?私たちの年金」を生放送と見逃し配信でも見てみましたが、番組冒頭のMCのコメント「日本の年金制度は複雑過ぎて専門家でもよく分からない点が少なからずある」の通り、見逃し配信を何度みたら制度について理解度が上がるのかというのが実感です。 個人的には番組内で焦点を当てた1つ基礎年金(国民年金)の「第3号被保険者(会社員の配偶者など)」の討論について興味を引くものがありました。シンガポールへ行った今から20年前には確かに「第3号~」として勤務時間をギリギリまで抑えて働いている人は私の周りには結構いました。 番組の参加者から「共働きより専業主婦というのが多数派を占めていた時代に会社員の妻が短く働いて賃金を抑える制度というのは意味があったと思うけれど、女性が活躍できる社会を目指す現在にはそぐわない制度であり、更に言えばジェンダーギャップ指数で日本が146位中118位という現状を作り出している(女性管理職の割合が少ないという意味でも)大きな要因になっている」という意見があり、社会は変貌を遂げながらも制度の改革にすぐに踏み込めない政府の対応にもどかしさを感じます。 更に「第3号~」については介護や病気などで仕事が出来ない人のための制度として捉え、働く事が可能な場合は年金制度の改定を基に国民年金から厚生年金への移行というのが将来への安心に繋がるのではという意見には納得がいきます。ただそれには雇用主に年金の半額を負担してもらうという事が必須です。 そして番組内で今から33年後の2057年の年金推定額を「厚生年金」「基礎年金(国民年金)」で算出していました。経済成長率を-0.1%、出生率を1.36(2023年は1.20)に想定して厚生年金では50.4%の所得代替率(法律で50%以下にならないようにと規定があるそうです)でモデル夫婦(夫と妻)で21万1千円に対して基礎年金の場合は現状の代替率36.2%から2057年には」25.5%に下がり10万7千円という試算です。理由の1つとして基礎年金を受け取る人が増えるという事を挙げていて、厚生年金の積立金補助だけでは賄えず下げるしか方法がないという事でした。 やはり「第3号~」の件だけでなく国民年金について早急に厚生年金加入に移行できる制度改定が必要な事を痛感します。問題の大小に関わらず「じっくり議論を重ねて~」と意見が出ますが早急に政府が取り組まなければ国民の「不安感」は益々増していくのではとちょっと憤りも感じます。
2024.07.23
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今朝のニュースでバイデン大統領が選挙戦から撤退する事を知りました。テレビ討論での失敗の後、党内議員からの撤退要請、共和党の結束を更に高めたらしいトランプ大統領の襲撃事件、コロナ感染とバイデン大統領の決断が迫られる中、民主党の重鎮である元オバマ大統領の助言も大きな後押しになったようです。 後任の候補として現職大統領の意思を尊重し「ハリス副大統領」の名前が挙げられています。カリフォルニア州出身の59歳、父親がジャマイカ人、母親がインド出身の移民2世で2020年の大統領選に勝利したバイデン大統領によってアメリカでは女性初の副大統領に選ばれました(この年、議員1期目ながら民主党の候補者指名争いに挑戦、支持が広がらずバイデン氏支持へ) 当時は私も「何か新しい風を・・」と期待したのを覚えていますが、その後あまり名前を聞かないと思っていたら今朝のネットの記事に「目立った実績はないようで、特に移民対策を任されたにも関わらず就任から5か月あまりメキシコ国境の現場に足を運ばず共和党から批判された」というのもありました。 バイデン候補撤退の報を受けてトランプ候補は「バイデン候補よりハリス候補の方が倒しやすい」とコメントを出していますが、少なからず危機感はあるのか世界が注目するアメリカのウクライナ支援に関して「自分が大統領になってロシアに利するという事はない」と電話でゼレンスキー大東陽に伝えたそうです。 アメリカ国民にとって「再びアメリカを偉大な国へ」のスローガンがどんなに惹き付けられるものなのか理解できますが、外国人としては少しでも世界平和に貢献する国であって欲しいと願います。 因みに女性初の大統領誕生かと注目を浴びた2016年の「トランプ候補 VS クリントン候補」による大統領選ではクリントン候補が一般投票でトランプ候補より286万票以上多く獲得しながらも勝利要件である選挙人団の過半数以上(306人)を獲得したためトランプ候補が勝利したと「池上彰の世界情勢2024年」に書かれています。アメリカの複雑な選挙制度のしくみについても同著に説明があり池上氏は「当時のアメリカ国民は総体としてはクリントン候補を選んでいた」と見解を述べています。 11月の選挙まで更なる出来事がと想像されますが、アメリカ国民の判断が大いに気になるところです。
2024.07.22
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卵パックに種を植えた「クレオメ」の緑の芽が5月に出始め、今朝待ちに待った数枚の開花がありました。 ← ← 午後6時 昨日(7月20日)午後 5時半 一昨日(7月19日) 午前11時 右の写真から順番に、一昨日の朝しっかりとした蕾が見えたのでより陽当たりの良い所に置くと翌日にはピンク色の蕾となり花粉の辺りが何とも神秘的な形となりました。 そして今朝淡いピンクの完璧な形の花が咲いたものの、お昼近くになって写真を撮ろうとよく見ると強い日差しせいか少し元気がなくなっていたのが残念です。 クレオメは蝶が舞うような花姿をしている事から「セイヨウフウチョウソウ」とも呼ばれているようで、夏から秋まで途切れず咲くという事なのでしばらくはこのピンク色から癒しがもらえそうです。辛子臭がし抗菌性があるため土壌の質改善のためにも地植えにするのが良いそうですが、残念ながら今年から始めが家庭菜園は畑の土が良い状態ではなく花を植えるのも心配なので今年は鉢で育てるつもりです。 今日(7月21日) 午前10時 花屋さんで売っていたピンク色の花が咲く「麗蛇丸」 もう1つ我が家の「麗蛇丸」ももう少しで開花となりそうです。ネットで見る限り花の色はピンクと白の2種類だそうで、花がしおれたらその部分に栄養がいかないように摘み取る方がいいそうです。 「花」について検索していると「花色によって癒しの効果は様々です」という記事を見つけました。クレオメと麗蛇丸から「優しい気持ち」と「リフレッシュ」の恩恵がありそうです(^^♪赤:やる気が出てきたり、前向きな気持ちになれる。ピンク:女性ホルモンの分泌を促し、優しい気持ちになれる。黄:気分を明るくして、コミュニケーション能力を高めてくれる。緑:疲れを癒して、穏やかな気持ちにしてくれる。青:自律神経を整えて、落ち着いた気持ちになれる。紫:ストレスを和らげて、集中力を高められる。白:すっきりとした気分にリフレッシュできる。
2024.07.21
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「富良野シトラス」 中ジョッキ1100円 雨対策の屋根の設置に時の流れを・・。 昨日開幕(8月14日まで)の「大通り札幌ビアガーデン」にワインセミナーで仲良くなったAさん、Bさんと一緒に行って来ました。生憎の天気(気温は27度 夕方小雨→のち曇り)でしたが札幌にしては湿度が高いので「ビール日和」を期待しました。大通り公園内の西5丁目から12丁目までサントリー、ASAHI、キリン、サッポロ、世界のビールが並ぶ中(全部で約1万席)お目当ての西8丁目の「The サッポロ ビヤガーデン」に6時ジャストに到着すると、テーブル席はほぼ満席で何とか3人分の席を確保しました。まずはAさん一押しの「サッポロクラシック 富良野シトラス」の中ジョッキを注文、乾杯でスタートです。Aさんによると富良野シトラスは希少な富良野産ホップ「フラノビューティ」を一部使用してほんのりシトラス(柑橘系)の香りがする限定醸造ビールだそうで、何と言っても富良野と名前が入っている事で北海道を満喫している気分にもなります。 爽やかな色合いの屋根にふと私がシンガポールに行く前は屋根の設置は無く「雨天休店」だったはずとAさんに聞いてみると「設置は10年前くらいから」という事でした。今や国内一の規模となったビヤガーデン(2023年は88万6千人が来場)で雨の心配がないのは特に観光客にとっては何よりだと思います。そして昨日私たち3人の横の席でサッポロビールで喉を潤していたのが韓国からの観光客カップルでした。流暢な韓国語でカップルに話しかけるBさんが韓国に3年住んだ経験がある事も知り、Bさんの通訳で日本と韓国の野球の話でも盛り上がりました。Aさんは「日韓友好のために」と満面の笑顔で韓国語の通訳アプリを使って何とかコミュニケーションを。やっぱり美味しものを食べて飲んで仲良くなれるんだなぁとちょっとしみじみ思うひと時でもありました。
2024.07.20
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本帰国して札幌が日本新三大夜景(2018年に北九州市、長崎市と共に選出)の一つになっている事を知りました。札幌で1番高い「藻岩山(標高 531m)」登山で夜景をと思いながら、熊のニュースに少々ビビり未だ登山を敢行できずにいます(登山入口まで確認に行ってみましたがマイナーな入口らしく人の気配がありませんでした💦) そしてもう1つ夜景の名所として近年脚光を浴びているのが「大倉山ジャンプ競技場」らしく7月から9月末までの期間限定のスペシャル企画を今日のネットの記事で知りました。 フランスシャンパーニュ地方の中心都市「ランス」にあるシャンパンメーカー「Maison Mumm (メゾン・マム)」とのコラボで「王侯貴族が愛したシャンパンを飲みながら夜景を!」という特別価格でのキャンペーンです。 メゾン・マムについてネットの記事には「1827年、ランスでドイツのマム一族によって創業され、ヨーロッパ各国の王室に愛され、1904年に英国王室御用達のシャンパンに指定された」とあります。 札幌も(多分ニセコに負けじと・・)どんどんお洒落なスポットや企画が増えている感があって、女王様気分でシャンパンも是非試してみたいですが、グラスで1600円、ボトルで1万円(それ以外にリフト券購入)は結構なお値段です。これはやっぱり観光客のためという事で私には札幌ビール & 夜景で十と思うので日没の時間がもう少し早くなった辺りに様子を見に行ってみようと思っています。 ところで「大倉山(ジャンプのスタート地点は標高307m)」の名前の由来をこの記事で初めて知りました。展望台リフトを含むこの施設は「ホテルオークラ」創業者、大倉財閥二代目の大倉喜七郎男爵が札幌市に寄贈したためでした。ここは1972年「札幌オリンピック」のジャンプ会場になった事で全国区になりました。 改めて札幌の見所満載に感激し、2014年ランスのシャンパンメーカー「Pomery(ポメリー)」を訪問したことも懐かしく思い出しました。「ポメリー」での展示。 手前の右側にあるのが1874年のシャンパン。
2024.07.19
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昨日は友人と本帰国後初の回転ずし「根室 花まる」でビール、日本酒、お寿司を堪能しました。込み合わない時間帯に行っのに待ち時間は10分ほどで相変わらずの人気店です。「うに包み(大きな海苔に包まれています)」や「二階建てホタテ(値段は同じでホタテが2倍)」など私には初めてのメニューにある名前でも盛り上がりました。 酔い覚ましに「北菓楼本店」でソフトクリームを食べた後、最後の締めに前から気になっていた昨年オープンして賑わいを見せるススキノのショッピングモール「COCONO」のB1にある「根本酒店」へ行きました。気になっていた理由はこのお店の「角打ち」です。 店内のセラーに数種類の日本酒が並び、単品60mlで600円から1200円くらい、3種類各30mlの飲み比べが900円~でした。あまり見た事がない日本酒が並んでいたのでラベルのデザインと値段で取り合えず2種類選びました。 60ml 700円 「青煌(せいこう)」特別純米酒 精米歩合60% アルコール度数15度 60ml 600円 「FORESTER(フォレスター」純米酒 精米歩合70% アルコール度数14.5度 どちらも偶然なのか山梨県にある「武の井酒造」のお酒でラベルには酒蔵がある山梨県北杜市は市の3/4を森林(南アルプス)が占める自然豊かな所である事と東京農業大学 酵母研究会による「つるばら酵母」が醸し出すすっきりと爽やかな日本酒とあります。 山梨県と言えばワインの銘醸地ですが、歴史と伝統ある日本酒造りや新たな挑戦を今更ながらに知りました。グラスを友人と分け合って「こっちの方が酸味があるね~」と言われても私は既に酔っていて今日にでも確認メールを送ってみるつもりです。 因に根本酒店を検索するとウィスキーの測り売りもしているようでまたお店に行ってみようと思います。
2024.07.18
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「MLBオールスターゲーム2024」のNHKライブ放送の前に2020年から今回で4年連続出場という快挙を成し遂げている大谷選手も今までホームランは打っていないとニュースで伝えていてホームランへの期待が高まりました。 文句無しの一発! 3者凡退後に打ち取った後のホッとして表情が印象的でした。 2番指名打者での第1打席はフォアボールで、3回表の第2打席で念願のホームランが出て気分は最高潮でした。控え投手として今年オールスター初出場の今永投手も4回裏に登板し三者凡退という力投で日本人選手の活躍に大満足です。 ところで放映中にオールスターの会場となっているテキサス州にある「グローブライフ・フィールド」について解説者から説明がら2020年に建てられた新しい球場である事と設計事務所がエスコンFとも繋がりがあり両球場は似た点が多いという事でした。来週23日にエスコンFで開催のオールスターゲームにも期待が高まります。 MLBオールスターの試合は先ほど終わり、大谷選手がスリーランホームランを打ちながらもその後逆洗され3対5でア・リーグの勝利となってしまい、ネットでオールスターの事を検索していると「オールスターゲームで輝いた(輝いている)日本人選手5名の記事がありました。1. 野茂英雄投手・・・大谷選手と同じドジャーズ所属 日本人として初の出場 1995年2. イチロー選手・・・何と2001年から10年連続出場 2007年にはMVPを受賞3. 佐々木主浩選手4. 田中将大選手5. そして現在大活躍中の大谷翔平選手!大リーグでの日本人記録をどんどん塗り替えて行って欲しいものです。
2024.07.17
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14日の大河「光る君へ」はまひろと道長の逢瀬、妊娠の発覚が描かれ、紫式部の子供の存在を私は初めて知りました。そして「月のもの」が3か月無い事から夫「藤原宣孝」の子ではないと分かった時のまひろの「この子は1人で育てます」という潔い決意や夫の「私は不実であると語ったあなたの事を好いている。2人の子として育てよう」に「やるなぁ~」と思いました。 「道長の子」が史実かどうか謎ですが、ウィキペディアでは999年に紫式部と藤原宣孝の子として生まれた娘、藤原賢子(第弐三位・だいにのさんみ)は3歳で父と死別しています(結婚生活はわずか3年で死因は疫病)その翌年には紫式部は「源氏物語」の執筆を始めているようで、私は中宮彰子の女房として入内した後に書き始めたと思っていたのですが、入内は1006年か1007年頃(彰子中宮は19歳頃)だそうです。もし藤原賢子が道長の子供であったら紫式部の女房としての入内もすんなりと繋がっていく感じがします。 そして驚いたのは賢子も紫式部の跡を継いで18歳で彰子中宮の女房として入内している事です。紫式部の父「藤原為時」や母親譲りの文才があったのか百人一首にも選ばれています。58番「有馬山 猪野(ゐな)の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」 現代語訳:有馬山の近くにある猪名(いな)にある、笹原に生える笹の葉がそよそよと音をたてる。まったく、そよ(そうよ、そうですよ)どうしてあなたのことを忘れたりするものですか。 一説には母、紫式部より恋のやり手だったとか・・。賢子の姿がドラマの中でどのように描かれるのか楽しみです。
2024.07.16
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今月9日から北海道立近代美術館で開催中の「浮世絵のヒロインたち展」へ行って来ました。展示は3期に分かれ、8月4日までの第Ⅰ期では歌川国貞(三代目歌川豊国)1786-1865)の組物、続き絵が約80点展示されています。歌川国貞作「文月 西陣の星祭り」 作品の中で特に惹かれたのは江戸時代の京都西陣での「七夕」を描いた1点でした。ちょうどNHK「チコちゃんに叱られる」で「何故七夕にお願い事をするの?」が放送され七夕の歴史を知ったばかりでした。 奈良時代(8世紀)に中国から伝わった「七夕伝説」は中国では3世紀頃に「7月7日に2人は会う」と書かれた物があるそうです。天帝の娘の織女(織姫)は機織りが仕事で仕事ばかりする彼女を心配した天帝は娘を天の川の向かい岸にいる牽牛(彦星)に引き合わせます。恋に落ちた2人は仕事を全くしなくなり、怒った天帝によって天の川の両岸に引き離されてしまいます。ただ一年に一度会う事が出来るという温情も与えられて・・。ここまでは良く知られたお話しです。 そしてこの7月7日に織女は「機織り」が上手になるようにと願いをかけたそうです。奈良時代に日本に七夕伝説が伝わった後、平安時代に宮中で広まったため男性が奏でる楽器の上達などを願うようになったそうです。時が流れ、江戸時代には宮中や武家の間だけでなく庶民にも広まったため特別な技能の上達ではなく「何でも願っちゃいましょ」に変化したという事です。 「文月 西陣の星祭り」の横のパネルにこの浮世絵について詳細が説明されています。<春待月 娼家の餅花>と同じく三枚続きの12ケ月シリーズの中の一点。織物の盛んな京都の西陣における文月の星祭(7月7日、七夕)の風俗が活写されています。 大きな牛を連れた薪売りの大原女は牽牛(彦星)を、子ども負ぶって機を織る女性は織女(織姫)を暗示しています。そして中央には願い事を記した短冊を笹に吊るしている女性が描かれています」 流石に短冊に書かれた願い事までは絵からは読み取れませんが、この女性の願い事は一体何だったんだろうとこれも興味が湧きます。
2024.07.15
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昨日の「NHK News おはよう日本」で「博物館浴」という言葉を初めて知り、博物館や美術館で絵画や作品を見た事で感じる「癒し」を科学的に解明して数値化する研究が進んでいるというのには驚きました。美術館好きの私としては好きな絵を見ているから落ち着いた気分になるんだぐらいにしか考えていませんでした。 実験会場となった「国立西洋美術館」 同番組のキャスター井上二郎さんも「会社員グループ」の1人として20分間誰とも話さない「黙々鑑賞」と周りの人と作品について語り合いながら鑑賞する「おしゃべり鑑賞」に加わりました(この会場での参加人数を聞き逃しましたが、同じ方法で日本全国で1000人以上70ヶ所以上で調査をしているそうです) 会社員グループや高齢者グループなどいくつかのグループでの鑑賞前と後の「疲労」「緊張」「活力」の結果はあまり差がないようですが(疲労と緊張が激減し、活力が僅かながらアップしています)「黙々~」より「おしゃべり~」の方が更に効果がある事でコミュニケーションが精神的にいかにプラスになるのかが分かります。「おしゃべり鑑賞」で活力が赤字の15.25になっているのが注目のようです。 気になって番組の後で検索してみると「博物館浴」の研究は日本では昨年から九州産業大学、名古屋大学、南山大学で始められたそうですが、欧米では先行して研究が重ねられているようです。 数値の計測方法の詳細はよく分かりませんが(鑑賞前と後でアンケート調査もありました)検索した記事には「血圧や心拍数にも良い効果があり、博物館や美術館を知的な刺激や学びなどのために訪れる場所と考えがちだが、心身の健康と幸福感をもたらす視点ととらえ価値が見直されている」とありました。 癒しを数値化というのは私には目から鱗で、今まで美術館は苦手と思っていた人も一度行ってみる価値はあるのかなぁとも思います。ただそれが博物館や美術館でなくても自分が好きな場所(本屋でも喫茶店でもスーパーでも)自分の好きな物や香りに囲まれる空間に身を置くことで疲労や緊張はほぐれるのではと思ったりします。
2024.07.14
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パリオリンピック開幕まで2週間を切り、先日テレビでロシアの出場選手がインタビューに「政治とスポーツは関係が無い」と発言していたのを思い出しました。オリンピックが「平和の祭典」である事を考えると個人的には納得のいかない発言ですが、国を代表しない個人の中立選手としてロシアから16人、ベラルーシから17人の参加があるそうです。 せめてロシアには開催期間中だけでも今週のウクライナのキーウにある小児病院へのミサイル攻撃のような戦争犯罪を起こさない事を望むだけです。 今読んでいる「池上彰の世界情勢 2024」の中にニューヨーク以外で唯一オランダのハーグにある国連機関「国際刑事裁判所」について説明があります。現在ロシアのプーチン大統領に対しウクライナでの戦争犯罪の責任を問う逮捕状を発行しているものの、ロシアはこの裁判所に関する国際条約(123の国と地域が参加)に加盟していないためプーチン大統領は逮捕状を無視し続けていてロシア国内にいる限り逮捕されないそうです。ただ条約に参加している国、例えば日本にプーチン大統領が来日した場合日本は逮捕し裁判所に移送する義務があるという事です。 ちょっと驚いたのはアメリカがこの国際条約に加盟していないという事で、理由は戦争の際に自国兵士が戦争犯罪人として裁かれる可能性があるからだそうです。これも個人的には納得がいかないです。 プーチン大統領の逮捕(=戦争終結)が難しいという事であれば武力でロシアを屈服させるという事も頭をよぎりますが、著書の中に2020年にロシアが公開した「核ドクトリン」について記載があり、ロシアが国際社会に対して核兵器を脅しに使っている根本の理由を初めて知りました。 核兵器の具体的な使用条件が書かれた「核ドクトリン」には「ロシアが侵略され国家の存立が危機的になった時は、それが通常の兵器の攻撃によるものだったとしても核兵器を使用する」というものだそうで、これはどうも「国連憲章第51条」の自衛権に対するロシアの身勝手な歪曲解釈としか思えませんが、 この核ドクトリンによってウクライナを援護するNATO諸国がロシア国内を攻撃できる長距離ミサイルを提供していない理由も分かりました。 著者の池上彰氏はこの戦争が終わるのはどちらかが力尽きた時(ウクライナの可能性が高いですが)とも言及していて、以前にテレビでウクライナ兵が「自国を失うかもしれないという危機と闘っている」と言っていたのを思い出しました。「平和の祭典」が終わった後はアメリカの大統領選挙も控えていて更に混迷を深める情勢になっていくのかとも思いますが、だからこそやっぱり「平和の祭典」は少しでも楽しみたいという気持ちにもなっています。
2024.07.13
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ネットの記事に西武ライオンズの本拠地「ベルーナドームは過酷過ぎる」「今年の夏を乗り越えられるのか」があり、じっくり読んでみると7月5日の西武対ロッテ戦で先発したロッテの小島投手が7回で連打を浴びマウンド上で動きを止め、その後西武の源田選手を三振に打ち取った後降板したと書かれています。試合後に小島投手が「途中から投げるたびに息ができなかった」とコメントしどうも軽い熱中症に罹ってしまったという事でした。 7月10日の西武対日ハム戦はテレビで見ていましたが、確かに解説者からベルーナドームの暑さが指摘され日ハムの金村投手も最初は普段のピッチングが出来ていない様子でした。「ベルーナドーム」1999年 開場 2021年に大規模改修工事 ネットの記事にはベルーナドームの暑さの理由について「既存の球場に屋根をつけた特殊な作りをしていて、夏は暑く冬は寒いのが特徴」とあります。7月でこの状態であれば野球ファンとしては8月は一体どうなるんだろうと不安になります。「札幌ドーム」2001年 開場 そして記事は「西武の札幌移転 再燃」と続き、1998年に札幌を準本拠地にする構想があった事を紹介していて、私は初めて知りました。構想の理由としては西武の親会社が系列のプリンスホテルやスキー場、ゴルフ場を北海道に持っている事もあるようです。ただ2002年に日ハムの北海道移転が表面化してこの構想は自然消滅したそうです。万が一、この構想が再燃したとして候補に挙がるであろう球場が「札幌ドーム」とあり、道民の一人としては「光明」のようです。日ハムの本拠地がエスコンFになってから札幌ドームの赤字が大きな問題となっていて2024年3月期の純損益は6億5100万円という事です。 ちょっと気になって7月5日からのロッテ3連戦、日ハムとの2連戦の結果を見てみると、この暑さに慣れているはずの西武が5連敗していました。8月までの試合結果と球場内の気温によっては「再燃」が加速化するのかなぁとも思います。
2024.07.12
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煙突が高すぎて途中までしか撮れませんでした。 先週「札幌テレビ塔」から徒歩15分くらいの所にあるショッピングモール「札幌ファクトリー」に買い物に行った時、2階の窓から見えた「サッポロビール」の前身である「開拓使麦酒醸造所(1876年 明治9年創業)」の当時の建物と煙突の左隣にある「BREWERY 1876」の看板がずっと気になっていて、昨日ビールを飲みに行って来ました。昔ながらの注ぎ口から丁寧にピルスナーを注いでもらいました。 まずはお店に入る前に窓に貼られた3種類のビールと簡単なおつまみの説明を読んでから、中に入って注文しました。注文したのは「開拓使麦酒 ピルスナー」で説明には「サッポロビール創業当時の味わいを目指して作った象徴的なビール。オホーツク産、富良野産の麦芽と富良野産のホップを一部使用」とあり創業当時の味わいという言葉に惹かれました。他の2つはレンガ色の「開拓使麦酒 アルト」と小麦麦芽を使用したフルーティーな香りの「開拓使麦酒 ヴァイツェン」で各500mlで900円です。 天気が良かったので外のテーブル(椅子はありません)でまず一口・・「ビールってこんなに美味しかったんだぁ」というのが最初の感想でした。コクがあるという言葉では全く足りない上手く説明が出来ないほどの味わいでした。飲んでいると隣のテーブルに海外からの観光客グループがやって来たので、静かな店内へと戻ると韓国からの観光客男性2人が静かにビールを飲んでいました。2度目の北海道旅行という2人とはジンギスカンの話を皮切りに「北海道愛」にも話が発展してビールの良いおつまみになりました。 お店のスタッフからメニューを見て店内に入らず立ち去る人が結構いるんですよと言われ、確かにビール1杯で900円は高いかもと思いましたが、ロゴ入りのおしゃれな特性アルミカップはお持ち帰りが出来るので、国内・国外を問わずとてもいいお土産になるのではと思いました(勿論私も持ち帰りました) お店のスタッフとも話がはずみうっかりアルコール度数を聞き忘れ「また来て下さいね!」と言われたのでビール日和にもう一度行ってみようと思っています。【追記】 ピルスナーって何だったかな?と調べると下記の説明がありました。「1842年、現在チェコに位置する都市ピルゼンで誕生。世界に濃色ビールしかなかった時代に突如現れた黄金色のビールはすぐさまヨーロッパで話題となり、世界中に普及。「一番搾り」をはじめ、日本でおなじみのビールのほとんどがピルスナーです」
2024.07.11
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先週の木曜「ヴィネスやまざき」のワインセミナーの賞品として頂いた1本です。「先入観に惑わされないワインの選び方 ~ ブラインド試飲で分かるあなたの好み~」というテーマで6本とも全てブラインドテイスティング&クイズ形式(葡萄品種、産地国、アルコール度数を4択から選び挙手で当たっていれば1ポイント)の1時間半のセミナーでした。 下記がテイスティングした6種類のワインです。① アルカス ZAP ヴィーニョ・ヴェルデ 白(微発砲) ポルトガル産② プティ・エトワレ シャルドネ ノンアルコール フランス産③ ヘイヴンズ シャルドネ ロシアン・リヴァー・ヴァレー カリフォルニア産④ ストーンヘッジ ジンファンデル カリフォルニア産⑤ シャτー・レ・グラーヴ 赤樽熟成 フランス ボルドー産 (葡萄品種はメルロー60%、カベルネソービニヨン40%)⑥ シャトー・ラルシ・デュカス フランス サンテミリオン産 (葡萄品種はメルロー87%、カベルネ・フラン13%) ①はアルコール度数(確か11.5%)で1P、③はシャルドネで1P、④はジンファンデルとアメリカ産で2P、⑤はフランス産とアルコール度数13.5%で2Pで合計6P獲得でした。4人が6P獲得で同点となり何とジャンケン対決で目出度く賞品の「VINALBA Malbec 2,022 アルコール度数14%」をゲットしました\(^o^)/ アルゼンチンワイン、特に「MENDOZA(メンドーサ)地区」で造られるアルゼンチンを代表する葡萄品種マルベック100%のワインは私には極上の賞品です。 アルゼンチンと言えば美味しい牛肉でも有名なので、スーパーで牛肉(北海道産)を買いお手軽牛肉の赤ワイン&トマト煮を作って美味しく頂きました。料理に使ったのは勿論マルベックではなくコンビニの格安ワイン(スペイン産)を使いました。店主からはブラインドで飲むことの蘊蓄もたっぷり披露してもらって、次回のワインセミナー参加のモチベーションもかなり上がりました。 因みに⑤と⑥のワインの飲み比べで(値段が6倍くらい違います)、全員が⑥のサンテミリオン産が美味しいと挙手したのに店主からは「おみそれしましたm(__)m)とコメントを頂きました。
2024.07.10
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今朝のNHK「あさイチ」の熱中症対策で「AVA血管」というのを初めて知りました。体温調節をするAVA血管は手のひらだけでなく足の裏や指、顔では耳、まぶた、鼻、唇と皮膚の薄い抹消に多いそうです。熱中症になってしまった場合は通常言われている首や腋の下、太腿の付け根等を冷やすのが対処法ですが、熱中症になる前の対策として簡単に出来る方法の1つが手のひらを冷やす事だそうです。 具体的内は15℃の温度のペットボトルを握るだけで、温度の目安は冷蔵庫で冷やしたペットボトルを常温に15分ほど置くと15℃になるそうです。冷蔵庫から出してすぐ使いたい時はタオルなどを巻けば大丈夫だそうです。Arteriovenous Anastomoses (AVA 血管): 初めて聞くAVA血管なので検索してみると図解で説明しているものもがあり「通常心臓から送り出された血流は動脈の太い血管から抹消の毛細血管まで及び、静脈を通って心臓に戻っていくが毛細血管に枝分かれする前の動脈と静脈とを直接つなぐやや太い血管がAVA血管」と説明があります。 テレビの熱中症対策の呼びかけで「こまめに水を飲んで」とか「ためらわずにエアコンも使用して」と頻繁に音声が流れますが、屋内で熱中症にかかる比率が多いようなので簡単に出来る「手のひらを冷やす」というのを加える事で更なる対策になるかなと思いました。
2024.07.09
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北海道初上陸の「国宝 鳥獣戯画 京都 高山寺展」が来週の火曜日(9日)から「北海道立近代美術館」で始まります。今年本帰国して同館の一年間会員になり本来であれば何回でも鑑賞可能のはずですが。会員が複数回特典を利用すると美術館にとって財政的な負担が多いという理由で9月1日までの開催期間に1回だけ見る事が出来るという鑑賞券が早々に送られて来ていました。 1994年に「世界文化遺産」に登録の「高山寺」 この展覧会のお知らせで私は初めて「高山寺」というお寺の名前を知り、調べてみると774年(奈良時代)に創建された古刹(由緒あるお寺)で1206年(鎌倉時代)に明恵上人(みょうえしょうにん)が後鳥羽上皇からその寺域を賜り高山寺として再興したと説明があります。後鳥羽上皇と言えば大河「鎌倉殿の13人」を思い出します。北条義時追討を企て(承久の乱 1221年)失敗し隠岐に島流しに遭っています。 何故「高山寺」に転籍文書、仏画、鳥獣戯画など多種多様な絵画(国宝8点、重要文化財1万点余り)が集められたのかについては明恵上人(1173-1232)のひたむきに修行に打ち込む姿が多くの弟子に慕われ、皇族や武家の要人からも支持を集めたからだそうです。またこの寺は茶の発祥地らしく明恵上人が栽培した茶が宇治へと伝わり「宇治茶」という名称が現代に引き継がれているそうです。 高山寺展のパンフレットの中で特に興味を惹かれた2点です。左が「国宝 仏眼仏母像(12~13世紀)」で幼くして父母を亡くした明恵は仏眼仏母を母と慕い24歳の時この像の前で自らの右耳を切り、修行に邁進する決意を固めたそうです(ゴッホの耳切り事件を思い出します) 右は「夢の記 第10篇」で40年書き続けた明恵の夢日記の一部です。明恵は夢を神仏からのメッセージと捉え最晩年まで記録し続けたそうです。 1期から3期に分け作品を入れ替えての展覧会なので、どの期に行くか思案中です。川端康成など近現代にも時代を問わず様々な人々を引き付けた明恵の精神をちょっとでも垣間見る事が出来ればと思います。
2024.07.07
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南フランス産 ノンアルコール シャルドネ 1,580円 「ヴィノスやまざき」ネットの画像から。 一昨日の「ヴィノスやまざき」での7月のワインセミナーは「先入観に惑わされないワインの選び方」で、先入観に惑わされないように7種類全てブラインド・テイスティングで葡萄の品種、産地国、アルコール度数等を参加者がクイズ形式で答え正解であればポイントが貰える(景品有り)という初の体験でした。 2番目に登場したのが「プティ・エトワレ ノンアルコール シャルドネ」でボトルを布で覆っているのでどんなワインかは謎です。店主からは「兎に角、香りをしっかり嗅いで下さい」と言われ何度も嗅いだものの今まで経験した事がない表現のしようがない香りで、口に含むとアルコール度数の低さが歴然とする味わいでした。このワインのクイズはアルコール度数の4択で③が5%、④が0%です、まさかワインテイスティングでゼロ%は無いんじゃないかと思い、私は③を選びましたが正解は④でした。試飲後の店主の説明では花や白桃、柑橘類の果実の爽やかな香りにバニラの風味を感じ、フレッシュな果実味と心地よい酸味が特徴でソムリエも納得の味わい」と言う頃でしたが、残念ながら私は美味しいとは思いませんでした。 近年のヘルシー志向で敢えてアルコール分を含まない飲料を選ぶ人が若者の間で増えているようで、ノンアルコールワインはレストランを中心に需要が高まっているそうです。家に帰ってから調べると確かに楽天市場では山梨県勝沼産等ノンアルコールワインが数多く販売されていてちょっと驚きました(大体が1本1000円以下です)ふと南フランスだけでなくブルゴーニュやボルドー等の銘醸地でもノンアルコールワインの生産があるのか検索してみましたが、ヒットするのは甘口ワインで有名なドイツ産だったり南フランス産です。 そしててノンアルコールワインの作り方は①アルコールの生成を抑える方法 ②通常のワインからアルコールを取り除く方法があるらしく、次回ヴィノスやまざきに行った時にこの「プティ・エトワレ~」がどちらの製法で作っているのか、南フランス以外でノンアルコールワインを生産している地方の事などを聞いてみようと思います。 アルコール分を含む事が必須の私ですが、サントリーの缶入りの「ノンアルでワインの休日(1缶135円)をネットで見つけて、天気の良い日に公園でまったりと飲んでみたいなぁという気になりました。
2024.07.06
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昨日のNHK「あさイチ」の特集で「朝の小1の壁」を取り上げていました。「はて、このタイトルの意味は?」と思ったのですが、子供が保育園から小学校に入学した際に登校時間が遅くなり(校門が開くのが教師の働き方改革によって徐々に遅くなっているため)我が子を玄関先で「行ってらっしゃい!」と見送る事が出来ない家庭の問題でした。実際のケースとして両親のどちらかが勤務時間に融通が利く会社に転職するとか、家の中に設置した音声機器(無機質な声で)を使って子どもに登校の準備を指示し(~を忘れずにとか電気を消してとか)鍵をかけて家を出る様子が映し出されました。 2021年に政府の骨太方針として「選択的週休3日制(希望する従業員に1週間のうち3日の休日を付与する制度)」が大企業だけでなく中小企業にも実質うまく進んでいるのであれば、こういった問題は徐々に解決に向かっているはずだと思いますが現状は随分違うようです。 番組では解決策の参考に成り得るであろう「オランダでの働き方」を紹介していました。まず驚いたのは「時間当たりの賃金や待遇を変えずに各人のライフプランに応じてフルタイム(週35時間以上)かパートタイム(週35時間未満)が理由の如何を問わずに労働者は選ぶ事が出来、いつでもフルタイムからパートタイム、パートタイムからフルタイムへの移行が労働者の権利として法律で認められいるという事でした。例えば子供が小1から小3までの手のかかる時期にはパートタイム、小4からはフルタイムに戻る事が可能という働き方です。パートタイムと言っても日本の非正規社員と違って正規社員です。 子育て問題の1つを解決する最良の方法と私には思えますが、番組内で「どうして日本ではこのオランダのような働き方を導入出来ないんですか?」の質問に専門家からは「今まで男性が会社で働き、女性は家を守るという習慣の中で今までの働き方が定着してしまっため、それを容易に変える事は難しい」という回答でした。 何だか問題提起に対していつも変えるのに時間がかかるとか難しいで結論づけているケースが多いように感じますが、変えていく決断と実行が無ければ明るい日本の将来は無いのではと思います。 「朝の小1の壁」問題に対して大阪のある市での取り組みとして親と一緒に家を出た後登校時間まで子供を短時間預かる施設を紹介していました。その取り組みについては「とても助かる」という意見もありました。ただ短期間の対策としては良いように思いますが、これは働き方改革を前向きに進める事にはならず、一刻も早い抜本的な改革が政治に求められているのだと思います。 オランダと言えば、ハーグにある国連の司法機関「国際司法(刑事)裁判所」がプーチン大統領に出した「殺人罪による逮捕状」にも注目しています。国連の存在価値が薄れる中、やはりこの逮捕状も何の効力も発揮しないのかと思いますが、まず声を上げる事の重要性を感じます。因みにオランダの国花はチューリップだと思っていましたが「デイジー(ヒナギク)」だそうです。
2024.07.05
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6月30日(日)の「村上RADIO」は「歌う映画スターたち~」のオンエアでした。特に興味を惹いたのは映画「テイファニーで朝食を」の中でオードリー・ヘップバーンが窓辺でギターを弾きながら歌う「ムーン・リバー(サントラ盤には収録されていないそうです)」で村上氏は「決して上手くないけど心がこもった歌い方で本当にチャーミング」と評しています。歌の上手い下手についてジャズやクラシック等の音楽通の村上氏も歌うのは苦手(自称音痴と)だそうで、カラオケの匂いがする所には行かないと言っていて自称音痴の私は親近感を覚えました。 「テイファニーで朝食を」の原作者は村上氏が小説を書く上で大きな影響を受けたアメリカ人作家「トルーマン・カポーティ」です。映画では一流宝石店「テイファニー」のような所で暮らす事を夢見てテイファニーのショーウィンドウを見ながら朝食のクロワッサンを食べるのを日課とする自由気ままで天真爛漫で魅力的な女性「ホリー」をオードリー・ヘップバーンが演じています。彼女の過去のちょっと胡散臭い経歴がまたストーリーに色どりを添えます。 そしてそのホリーが住むアパートの隣室に住む作家志望の青年「ポール」はトルーマン・カポーテイ自身を反映させた存在だそうで、映画は2人の結婚でハッピーエンドとなります。 随分前の事ですが映画を見た後に原作を読みました(翻訳者の名前は憶えていませんが)確かほぼ映画の内容と同じだったような記憶がありますが最後のページに書かれていたのは「そう言えばホリーの事をアフリカで見かけた人がいるみたいよ・・」で、映画の結末との違いに随分驚きました。この1文からは誰かと一緒ではなくまさしく自由気ままに1人でアフリカへ・・という風に私は解釈しました。トルーマン・カポーテイは自分がゲイである事をカミングアウトしていたので、確かに映画に出てくる作家志望のポールとホリーが結婚というのはまず有り得ない話しに納得でした。 そして村上RADIOの中で村上氏も「テイファニーで朝食を」を翻訳している事を知りました。ちょうどサリンジャーの「ライ麦畑で捕まえて」の村上春樹翻訳版を読もうと思っていたので2冊読んでみようと思っています。「テイファニーで朝食を」の最後の締めくくりを村上氏がどんな日本語で書き上げたのか興味津々です。
2024.07.04
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芸術新潮4月号に掲載の「原田マハのポスト印象派物語」で画家ゴーギャンが一時期住んでいたフランス北西部ブルターニュ地方にある「ポン=タヴェン」について詳細がありました。ブルターニュと言えばクレープのような伝統料理「ガレット」とりんごを原料にしたシードル酒のイメージしかなかったのですが、この地方は元々は南イングランドから主にケルト民族(ブルトン人)が異文化と共に移り住んだ場所で商売上交流のあったナントやボルドーから来た人達からフランス語を学んだそうです。ほとんどがやせた土地と日照時間の短さから小麦や葡萄は育たず替わりに「そば」と「りんご」を栽培し、そば粉が原料の「ガレット(小石の意味)」が郷土料理となったという事に納得です。 ポン=タヴェンに話を戻すと1864年に画家としては最初にやって来たアメリカ人によってパリにいた画家たちにも知られるようになり、ゴーギャンは1886年にパリの物価高から逃れるようにこの街に移り住んでいます。この年には既に村人1000人に対して画家の数は100人ほどで、この地で活動した画家たちの総称「ポン=タヴェン派」にもこの町の名前が使われています。 ゴーギャンの求心力もあったのかモネやルノワール等の「印象派」の絵画に行き詰まりを感じていた若い画家が異文化に新たなインスピレーションを求めて更に集まり、ポン=タヴェン派から枝分かれするように「ポスト印象派」を代表する「総合主義」や「ナビ派」が生み出されていきます。 ポール・セリュジュが描いたアヴァン川 原田マハ氏が執筆のために訪れた実際のアヴァン川 ゴーギャンが生み出した「総合主義」は見た風景や人物をそのまま描くだけでなく絵画にもっと精神的なものを織り込ませる事を唱えたもので、ゴーギャンの絵の長いタイトル、添えられた宗教的、哲学的な言葉にもそれが表れています。もう一つの「ナビ派(ナビは預言者の意味)」の祖と言われる「ポール・セリュジュ」にゴーギャンが与えたアドバイスは「川の色でも木の色でも自分に見えた通りの色で絵を描いたら良い」だったそうで、その教えのままに描いた絵がパリでも大評判となったそうです。 ポン=タヴェンの観光名所としてゴーギャンの絵画を彷彿させる「ゴーギャンの道」や後に黄色いキリストを描くヒントを得た「トレマロ礼拝堂」が挙げられていました。ゴーギャンはこの地に移り住んで2年後にゴッホとの共同生活のためアルルに移ったものの、例の「耳切事件」の後またポン=タヴェンに戻り、そこからタヒチへと向かいこの地で生み出した総合主義の絵画を更に昇華させる事になります。
2024.07.03
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赤い花を咲かせる「グズマニア」税込み1,045円 昨日、日本人の手による初のビール工場の跡地に立つショッピングモール「札幌ファクトリー」に久々に買い物に行ったらフロンティア館1階に小さな花屋さんがあって、観葉植物も結構種類が多く名前や値段、添えられた説明書に見入ってしまいました。その中で特に目を惹かれたのが赤い花を咲かせている「グズマニア」です。観葉植物というと大体緑色と思っていたので鮮やかな赤色にまず驚きました。 株もとは叩くとスイカのような音が。 メキシコ原産でテキーラの原料に使われるそうです。 他にも面白い観葉植物があってパチパチと写真を撮っていると、流石にお店のスタッフから「何かお探しの物がありますか?」と聞かれたので、ちょうど先週金曜の「あさイチ」で夏に強い観葉植物「アデニア」と「アガベ」の紹介をしていたので、携帯の写真を見せて尋ねると「アデニアは暑かった事はないですが、アガベは何回か入荷したのでもしかしたら店頭に並ぶかも・・」という事でした。 我が家の麗蛇丸。いつ同じような花が咲いてくれるかなぁ? 今年2月に知人のAさんから頂いたサボテンの名前を聞かず仕舞いで、店頭でピンクの可憐な花を咲かせている「麗蛇丸(Gymnocalycium damsii )ギムノカリキウム」と判明しました(^^♪ 「グズマニア」の話に戻って、家に帰ってから調べてみると中・南アメリカに120~130種ほど自生するパイナップルの仲間だそうで赤やピンクの鮮やかな花が咲くそうです。特徴として花が徐々に色を失っていきながら、株の周りに子株を作る事から花言葉は「理想の夫婦」、花の色が長期間色あせない事から「いつまでも健康で幸せ」、鮮やかな花の色合いに因んで「情熱」「あなたは完璧」だそうです。今、家にある植物だけで十分かなと思って買わずに帰って来ましたが、花言葉を見ると1つ買おうかなぁと思案中です(置き場所は既に決めています)
2024.07.02
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新庄監督よりサングラスが似合ってる♡ 始球式の🥎をマウンドに届ける🐶 昨日の日刊スポーツネット版にエスコンFの「ワンちゃんの祭典 ワンダフルフェスティバル 初開催」の記事がありました。テレビの野球中継では見逃してしまいましたが、記事には「ボール犬」が登場しマウンドに行くはずが途中で戻って来るプチ・トラブルが発生💦その後飼い主に諭されて無事大役を果たしたとあり、実は凄い役者と思いながら何とも微笑ましい話にほっこりです。 昨日はスタンド席の特別エリアで愛犬と一緒に試合観戦が出来、多くの愛犬家がワンちゃんを連れてスタンドに集結したそうです。今後定期的に開催されるのか記事にはありませんが、エスコンFの名物企画の1つになって欲しいものです。 先週金曜からのソフトバンクとの3連戦で日ハムは既に2撒し「崖っぷち」の3戦目はメスの「ポンちゃん(ポメラニアン)」を溺愛している加藤貴之投手が先発でしたが、4回に栗原選手にホームランを打たれ6回表で降板となり、愛犬たちから「ワンダフルな試合じゃない」とブーイングが起きそうな展開となってしまいました。 話は変わってエスコンFの明るいニュースとしては4年後の2028年の完成を目指しエスコンFから徒歩4分ほどの場所に建設される新JR駅の工事がそろそろ始まる事です。現在球場から直近の駅が北広島駅で徒歩だと20分ほどかかるので、アクセスの改善と球場の駐車場問題が解決されるのに加え周辺の経済効果はかなりの物になると思います。そしてそのためにも今シーズンは何としても3位までに残ってクライマックスシリーズに進んで欲しいと願います。犬の話に戻ると日本では11月1日(ワン・ワン・ワン)が犬の日なので、この日もワンダフルフェスティバルを開催して欲しいと今季のスケジュールを見ると、ちょうど日本シリーズの辺りです。う~~ん、今のゲーム差とソフトバンクの盤石な選手層を見るとこれはかなり難しいワンと尻尾が垂れてしまいそうですが、もう1つの明るいニュース「オールスター第1戦@エスコンF」で気分一新してリーグ戦後半に望んで欲しいものです。
2024.07.01
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