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あのウォーター・ボーイズの矢口史靖監督作品となれば、絶対楽しいはず。(笑)その期待通りの爽やかな映画でした。何より良かったのは山形弁だったこと。これが東京や大阪だったら、ちょっと印象が違っていたはず。あのゆったりした感じが何とも言えず快い♪ビッグジャズバンドのあの演奏が、出演者の皆さんが実際に猛練習した成果だったとはびっくり!その気になればたいていのことができることの実証です。やはり若さっていいな! と思ったものです。
March 31, 2005
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かつて「桃尻娘」で一世を風靡し、評論・古典の現代語訳・エッセイ等あらゆるジャンルで活躍する橋本治さんの短編集です。26歳の揺れ動く女性3人の心模様を描いた『ごはん』定年退職直後の夫を、深夜コンビニでたむろう若者を注意したことで殺されてしまったの話『浅茅が宿』その他『ほおずき』『金魚』『白菜』等がありますが、やはり『ふらんだーすの犬』は衝撃的でした。母親が18歳の時に生んだ子を、再婚後じゃまになり虐待死させてしまう。最近よく耳にするニュースですが、淡々とした語り口はそれだけにぞっとするものがありました。
March 29, 2005
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今年、ロンドンではじめて「ピーターパン」が上演されて100年になるそうです。子供のように夢見る心を持ち続ける劇作家バリと、彼によって夢を信じる心を取り戻していく「ピーター」という名の少年との出会いを、美しい映画が作られました。1903年、緑豊かなケンジントン公園へ散歩にでかけ、若く美しい未亡人シルヴィアと4人の息子たちに出会います。なかでも繊細な3男ピーターは、父の死後子どもらしさを失っていました。早く大人になることで、父の死の悲しみを乗り越えようとするピーターと、自分自身の幼い頃を重ね合わせ、二度とない子ども時代の素晴らしさを伝えようとするバリ。彼にも子どもの頃の悲しい記憶があったのです。。。夢を信じることの大切さを描いた「ピーターパン」の物語が、喪失の悲しみの中から生まれたことは驚きでした。ジョニー・デップのバリは、静かに押さえた演技で素晴らしかったと思います。母親役のケイト・ウィンスレット、ピーターを演じたフレディ・ハイモア君も、深い表情が印象的でした。それから脇役でダスティン・ホフマンが出演していて、懐かしかった(笑)オスカーは取れませんでしたが、私はとても好きな映画です。
March 28, 2005
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我が家のチャオは人懐こくてかわいいけど、困ったくせがあるんです。その一番困るのは、たまにおもらしすること。それも家族の大事なものの上にするものだから、全くひどい!きのうもいつのまにか襖を開けて、布団の上にしてくれた。あんなに可愛い顔してても、ネコのおしっこって。。。どなたかおもらしをさせない工夫をご存じなら、是非とも教えて欲しいです。ほんとにほんとに困ったもんだ!
March 27, 2005
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このところ毎日ではありませんが、のどが痛かったり鼻が詰まったり目がゴロゴロしたりしていました。鼻水もでるしね・・・(苦笑)これって、もしかして花粉症でしょうか?もう若くないし、花粉症にかかることもないと楽観してましたが、今年の花粉の量は例年の30倍らしいし、無理もないかな?毎年この時期つらそうにしている夫を横目に、花粉症デビューをまだ信じたくない気分です。汗
March 27, 2005
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さいたま芸術劇場映像ホールの見学を兼ねて、夕方公演があるという「劇団ぴゅあ」さんの『D in the Rain 2 ~ネムリ姫は眠らない~の巻』を見に行きました。ところが、公演は明日だというのです。確か26日1回、27日2回公演のはずでは・・・当初その予定だったのが、1ヶ月程前に変更になっていたのだそうです。友人とふたり、「せっかく来たからちょっとだけ覗いてみよう!」と。リハーサルの準備を始めた様子を、お邪魔かと思いましたが、図々しくしていたら、「どうぞどうぞ、よかったら入って見てください」若いマント姿の男性から声を掛けていただきました。どうやら演出もしていらっしゃる方のようです。出演者も裏方さんも全員若い方たち、5周年だそうです。「若いって良いなぁ~」素直にそう思いました。(笑)明日の成功をお祈りします。
March 26, 2005
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NHKBSの「週間ブックレビュー」をいつも楽しみに見ています。日曜の朝8時からなので、食事をしながらだったりしますが、知らない本や読み方の妙を楽しみながら、読んだ気分になったりしています。(笑)夕べ遅く、確か零時過ぎに特番があり、見たかったのに、やはり寝てしまいました。…>_
March 25, 2005
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<家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。>以前、芥川賞を受賞した「妊娠カレンダー」を読んだことがありますが、それとは全く違う読後感でした。17年前の事故が原因で80分の記憶しか覚えていられない天才数学者の「博士」。覚えておきたいことをメモにして、着ている背広のあちこちにクリップで留めておかなければならない。戸惑いながらも博士の家政婦として慕うシングルマザーの「私」とその息子の「ルート」。普通では不幸と言えるかもしれないような境遇でも、それぞれが自分らしく謙虚な姿勢で過ごす毎日が美しく、話し言葉も丁寧なのが快い。正直数学が苦手だった私には、本編中にちりばめられた数式の数々は理解できるとは言い難かったけど、数字や数式に美があることは初めて知ったこと。もう少し数学にも親しみたかったかな? (笑)博士の他者へのいたわりや愛情の深さ、江夏豊と野球カードに秘められた想いは、じんわりと暖かい気持ちにさせてくれました。さすがに第1回本屋大賞受賞作です。
March 22, 2005
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先日、私の参加している読書会で、お見舞いに関することが話題になりました。本の感想を述べ合う会なのですが、日頃感じていることなどを話し合ったりするので、何かと参考になります。病気や災害、その他孤独だったときなどに、お見舞いというか、友人、知り合いに来てもらいたいか、来てもらいたくないかという話です。ある人は、「今まで何度か入院をした際に、具合のいいときも悪いときも、見舞ってもらったどんなときでも嬉しかった。私のために時間を割いて会いに来てくれたのは、何物にも代え難い。これからも会いに来てもらうのは大歓迎」ある人は、「私はそっとしておいてもらいたいかもしれない、その時によるけど」私自身は、今まで病気や怪我も少なかったので、実感としてはわかりませんが、お見舞いする立場としても気になることがあります。お見舞いしてもいいのかどうか・・・考えることはありませんか?
March 21, 2005
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<人は生きていても死んでいることがあります。彼らは、深夜のコンビニや無機的なビルの立ち並ぶ、未来都市さながらの臨海副都心、楽しすぎる遊園地などに出没するようです。そこには死んでいる人もやってきて、人と関われずにさまよっています。愛し方を忘れてしまった人たち。彼らが出会い、それを思い出したとき――>今月の読書会の本。有吉 玉青さんは初めて読む作家さん。母、有吉佐和子さんは「華岡青洲の妻」「紀ノ川」「複合汚染」などを読んだ記憶があり、綿密な取材を重ねた重厚な作品という印象ですが、娘さんの方はちょっと違うみたい。何を言いたいのかよくわからなかったというのが正直な感想。もしかしたら、主人公のキャベツが最初から爆発事故で死んでたのか?それもありだけど、その意外性が生かされてないし・・・他に読んだ方の感想を聞いてみたい!
March 19, 2005
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< 神戸に住む渡辺博子は、2年前に山で死んだ恋人の藤井樹に宛てた手紙をポストに投函したが、驚くことにその返事が届けられてきた。その手紙の主は、樹と同姓同名で彼のクラスメートでもあった、女性の藤井樹。やがて博子と樹の文通が始まる>岩井俊二監督の長編映画デビュー作、中山美穂主演、回想でつづられる樹(柏原崇)と少女時代の樹(酒井美紀)がピッタリの役どころ。小樽を舞台に、ノスタルジックで優しく哀しい初恋の想い出。誰一人イヤな人が出てこないファンタジーのようなこんな映画もたまにはいいな。笑顔のシーンが多くて、私がかってに思っていた豊川悦司のイメージがちょっと変わった。(笑)
March 18, 2005
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<毎日の献立にいちばん大切なのは、変化…。テレビ、映画、と追いまくられていた著者が、何とか日々の食卓が同じにならないように、と思いついたのが献立日記をつけること。22年間で30冊になったノートの中から1冊めと30冊めを収録。忙しくても、ひと手間かけるコツや工夫も紹介。すぐに役立ち、読んでも楽しい台所仕事の"虎の巻"。ふだんの暮らしを「食」から見直すエッセイ集。>その几帳面さと丁寧さは目を見張るばかり。「五目豆」の作り方や「そら豆のクリーム和え」など真似したくなるものがいっぱい。「おいしいお寿司ご飯を作るには梅酢が肝心」というのを読んで、ずいぶん前に梅酢をたっぷり作ったっけ。でもそれだけじゃおいしいお寿司ご飯にはならないのを忘れてた (>_
March 16, 2005
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「私の浅草」と共に、NHKの朝ドラ「おていちゃん」の原作。沢村さんが浅草に生まれ育った小さい頃から、名脇役女優として活躍するまでを淡々と綴った半生記。芝居が好きで、自分の子どもは全員役者にする。そんな父の影響で、男の子でなければ「どうでも良い子」とされ、家事や弟の付き人などをしながら、勉強好きな沢村さんは家庭教師で学費を稼ぎながら大学へ。尊敬していた先生の「影で人の足を引っ張る様子」を見てしまったことから、教師になる夢を断念。一本気で卑怯なことを許せない潔癖な性格は、その後「ささやかな暮らしをしている人が幸せになるため」の演劇活動へと足を踏み入れる。活動の一環としての身に沿わぬ結婚と、思想弾圧の投獄。大の男があっさり降参してしまう獄中の生活も、決して弱音を吐かなかったのは、思想というよりも「間違ったことはしてこなかった」という信念だったと思う。その後女優となり主役を演ずる機会があっても、脇役こそ自分を行かせる道と、それを貫いてきた。決して平坦な道ではなかったけど、自分らしく考えながら歩き続けたその足跡は、真似したくてもできないほど。まさに地に足をつけた浅草女の見事さだと思う。
March 16, 2005
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<針供養、駄菓子屋、物売りの声、どんどん焼き、セルの着物、ヘチマの水、初詣で、初午、花まつり、三社祭、お酉さま、羽子板市、路地の朝の味噌汁の香り…。どこかなつかしく暖かい町、浅草。浅草に生まれ育った著者が、東京下町の人々の人情あふれる暮らしぶりと、子供たちの生活、四季折々の町の表情、そして亡き父母、兄弟の思い出を細やかな筆で綴った珠玉のエッセイ74編>女優沢村貞子さんは「私の性格は、幼いとき見聞きした浅草の裏町の暮らしから身につけたものに違いありません」とおっしゃいます。「女は泣いちゃいけないよ。泣いてるとご飯の支度が遅くなるからさ」「とにかく、生きてるからには働かなけりゃ、冥利が悪くてねぇ、こんにちさまに申し訳ない」働き者で人情に厚いそのころの浅草の女たち、特にお母さんに仕込まれたことは、沢村さんの生き方を形作ったようです。あたりみかん、浅草娘、猫年の女房、萬盛庵物語、秋田の女、リボンの少女等々、1編1編が味わい深く気っ風のいい文章。気持ちが落ち込むときなど、一つ二つ読んだりすると元気が出てくるから不思議です。暮らしの手帖に連載された頃の、花森安治さんの挿絵も何気なくて素敵です。
March 16, 2005
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<人生の秋の頃の恋情は、静かではかない花火のよう。生きることの痛みと意味を繊細に大胆に描いた五篇>「観覧車」 もてない男女が偶然観覧車に閉じこめられ、究極の状態を乗り切る数時間。「ソリスト」 天才ピアニストに振り回されながらも、そのあり余る魅力は・・・「灯油の尽きるとき」 夫とは心通わず、義母の介護に疲れ切る毎日・・・リアルな描写がつらいなぁ!「戦争の鴨たち」 アフガニスタンの戦場で、名を挙げたいカメラマンと小説家のかかった罠は・・「秋の花火」 高名な指揮者はその業績とは裏腹に、老いても女への執着を捨てられない人だった。それぞれ悲哀に満ちた5編ですが、「観覧車」は後味の良さが残ります。中では若い登場人物だからかな? σ(^^)
March 14, 2005
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<アレックスの父は、10年前、家族を捨てて、西ドイツに亡命。以降、母クリスティアーネは、その反動から東ドイツへの愛国心を強めていく。反社会主義デモに参加し、警察と衝突しているアレックスを目撃したクリスティアーネはショックで心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊。数ヵ月後、クリスティアーネは奇跡的に覚醒するが、アレックスは、母親にショックを与えないよう、東ドイツの崩壊を隠すために、ニュース番組を自主制作したり、奔走するが…>ベルリンの壁崩壊の前後に繰り広げられる、ありそうであり得ないお話。中身は風刺に満ちていても、家族愛にはホロリとする場面も・・・コミカルでありながら、社会主義社会の理想を提示したり、ドイツ映画ならではかな?ハリウッド映画にはない、不思議な魅力だった。
March 14, 2005
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きょうは「声の会」3月の例会。先月は仕事のためお休みだったので、すごく久しぶりな気分。見学に見えた方たちも恒例により?いっしょに参加していただく。持ち寄り原稿は「高瀬舟」森鴎外作品。情景描写をいかに伝えられるか、句読点にこだわることなく読むことで、中身が見えてくることに、なるほどなぁと思う。学生時代以来に読んだけど、さすがは名作。これを選んだ方から、「小中学生向けに教師が薦めたい作品」の第3位だったことからという説明があった。ちなみに1位は「坊ちゃん」2位は「走れメロス」だったそうだ。何となく納得!(笑)そして「にごりえ」樋口一葉作品。文中にセリフとト書きが延々と続き、目で読むのはちょっと戸惑う。しかし声を出して読んだり、耳で聞いたりすると、内容がすんなりと入ってくる。そのリズム感の良さと独特のセリフ回しなどが意外に楽しい。毎回違う持ち寄り原稿を読み合うのと並行して、しばらく「にごりえ」を続けることになった。次回の持ち寄り原稿は、高校生のN君が選んでくれた「見えない敵」阿部夏丸作品。若者らしい選び方で、新鮮!
March 13, 2005
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<54歳のバツイチ劇作家エリカは、娘のボーイフレンドが63歳の業界人ハリーだと知りびっくり。ハリーは30歳以下の女性にしか興味を持たないプレイボーイ。そんなハリーが突然心臓発作を起こし、エリカの別荘で療養することに・・・>エリカにダイアン・キートン、ハリーをジャック・ニコルソン、エリカに恋する美青年医師をキアヌ・リーブスが演じる。正直20近く年下のキアヌさまが一方的に恋をして失恋するのも無理ありかな? とは思いますが、エリカはそのくらい素敵な中年女性です。シワがあっても老眼でも、大らかでユーモラスな魅力はさすがダイアン・キートン。途中の自分の失恋騒ぎさえ、大泣きしながら脚本にしてしまうのは、さすが年の功かな?(笑)相変わらず強烈な個性を発揮するジャック・ニコルソンの裸のおしりは笑えます。(∩.∩)
March 13, 2005
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<人間嫌いで毒舌家の恋愛小説家が本物の恋に目覚めていく姿をユーモアに描いた、ジャック・ニコルソン主演の恋愛ドラマ。エレン・ハント、グレッグ・キニアほか>ジャック・ニコルソンの偏屈ぶりは定評のあるところだが、ここでも本領発揮。(笑)しかし何故か、隣家のワンコは彼に懐く。このワンコの演技が絶品で、なんとも和む。(^^)病身の息子を抱えたシングルマザーのヘレン・ハントがとてもいい!アカデミー主演女優賞を獲ったのも頷ける。中年ではあるし、一癖も二癖もある彼らが繰り広げる恋愛ドラマは、ギクシャクしながらも楽しい映画です。
March 12, 2005
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<10年にわたる母の在宅介護、子育て、仕事、頑固な老父との戦い、そのごたごたの末に出会ったユニークな老人ホームでの体験を描いたルポです。>久田恵さんが、実母の介護で出会った「シルバーヴィラ向山」は、「長期滞在型ホテルのような施設」だった。痴呆の人を、「お分かりにならない方」と呼び、酒もタバコも恋愛も自由・・・こんな老人ホームが実際にあるなんて驚きです。シングルマザーとして一人息子を育てながら、老いの問題を抱えた両親との暮らしの中で、葛藤する久田さんの日常が人ごととは思えません。誰もが辿る「老い」というもの、避けては通れないだけに、興味深い本でした。
March 12, 2005
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乃南アサ待望の新作、「徳島新聞」等に連載された長編小説。<たった1人の妹を守るために、人を殺した男。心を焦がす、怒りと憎しみを、「土の冷たさ」だけが鎮めた。時間が止まった刑務所の10年。自由。希望。命の実感。そのすべてを奪われ、赦されることもない男がたどる、壮絶な人生。>南部次郎が生きた人生は、あまりにも哀しい。妹を守るために人を殺め、刑務所で出会った陶芸への道も、いにしえの焼物・汝窯の「天空の色」を再現することに執着する。その一途さは、誰も踏み込めず止められない。こんな生き方しかできなかった彼は不幸かもしれないが、自分を貫き通したことは、見事だと言えるかもしれない。一気に読んだが、正直疲れた。(苦笑)
March 11, 2005
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