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May 6, 2019
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カテゴリ: 詩とやまと歌と
​​​星 ​爽…ソン、さわ(やか)​



世界銀行に勝る富を蓄へた自然は
四月五月にはその無尽蔵の宝庫を開放し
快い温度 のどかな光 爽やかな微風を
ヴェルサイユ宮殿にもディオゲネスの桶にも
みな平等にたつぷり無料配給してゐる。

 佐藤春夫「四月五月は」から。
 5月6日は大正期の最も異色な詩人であり作家である(阪本越郎・解説から)
佐藤春夫の命日です。


 佐藤春夫の詩は文語定型詩から出発した古典的詩風でありながら、今読んでも
新鮮です。

 ディオゲネスは桶に住んだ哲人で、アレクサンダー大王と会話して王を感心
させ、「何でも望みを聞くぞ」と言われ「では、そこをどいてくれ。日が当たら
ないから」と答えたとされる人物です。ヴェルサイユ宮殿と桶の対比が面白い絵に
なりそうです。この詩の最後もユーモラスです。


 佐藤春夫が生まれたのも春のいい季節、明治25年4月9日でした。
子規に私淑する俳人であった父が「春夫」と名付け、「よく笑へどちら向いても
春の山」の句を贈ったそうです。

 佐藤春夫は自ら「門弟三千」と語っていますが、詩人、高橋新吉・稲垣足穂や
小説家、井上靖・柴田錬三郎・太宰治・檀一雄・安岡章太郎ら多くの文人が彼の元
へ集まってきました。
 57歳の誕生日からは毎年「春の日の会」という名で4月9日に春夫を囲んで
知友・後輩が家族・親戚と一緒になってお祝いをしていました。人望の厚さが
うかがわれます。


 せっかく平等にもらっている自然の富をゆっくり味わいたい今の季節です。
​​
           引用および参照元:阪本越郎・編『佐藤春夫詩集』旺文社文庫​





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Last updated  May 6, 2019 12:00:34 AM
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