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ブルーピー
介護保険の被保険者になりました。少しだけ仕事、少しだけ勉強、少しだけお出かけ、一番好きなのは家でごろごろです。
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Free Space
March 3, 2020
テーマ： 読書の愉しみ(1058)
カテゴリ： カテゴリ未分類
生まれつき左脚が曲がりにくい莉子は、無口でいつも下を向いているような子でした。ある日、学校に行くのが楽しくなる魔法を祖母が教えてくれます。
でも、雛壇の下に隠れていた莉子は、父母が、生まれてくる子供のことばかり大事にしていて、手術後の祖母を引き取るのを躊躇していることを知り、悲しく思いました。
図書館から借りた『空とぶ宝物』の絵本に心慰められるのですが…。
道尾秀介の短編『暗がりの子供』は、現実の不条理に悩みながら懸命に生きる莉子をやさしく見つめます。
「めでたしめでたし」とはならないのが現実。絵本の内容の根底にも、飛べない悲しみが流れています。ですが、一筋差す光があります。莉子は絵本から、想像の力の使い方を学びました。その力が、しなやかに力強く莉子を後押ししてくれるのです。
ミスリード？マジック？やはり道尾ミステリーです。途中ですっかりだまされました。
引用および参照元：『奇想博物館』日本推理作家協会・編 光文社 から
道尾秀介『暗がりの子供』
「朝の葉っぱを見ればいいんだ。簡単なことだよ。」
でも、雛壇の下に隠れていた莉子は、父母が、生まれてくる子供のことばかり大事にしていて、手術後の祖母を引き取るのを躊躇していることを知り、悲しく思いました。
図書館から借りた『空とぶ宝物』の絵本に心慰められるのですが…。
道尾秀介の短編『暗がりの子供』は、現実の不条理に悩みながら懸命に生きる莉子をやさしく見つめます。
「めでたしめでたし」とはならないのが現実。絵本の内容の根底にも、飛べない悲しみが流れています。ですが、一筋差す光があります。莉子は絵本から、想像の力の使い方を学びました。その力が、しなやかに力強く莉子を後押ししてくれるのです。
ミスリード？マジック？やはり道尾ミステリーです。途中ですっかりだまされました。
引用および参照元：『奇想博物館』日本推理作家協会・編 光文社 から
道尾秀介『暗がりの子供』
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