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June 26, 2020
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カテゴリ: ミステリー三昧
 連作短編集『桜さがし』は、猫探偵正太郎シリーズに登場する、作家の浅間寺竜之介と元教え子たちの物語です。
 浅間寺は中学校の教師時代、新聞部の顧問をしていました。その時のメンバー4人は、卒業後も定期的に浅間寺を囲んで食事会や飲み会を設けていました。
 それぞれの恋愛にミステリーが絡みます。


      ​ ​  夏の鬼  ​

 農学部で動物を相手にする綾は、吉田神社で姫だるまに入ったお守りを手にしていました。半年前、年下の一ノ瀬に誘われて節分会に来たことをほろ苦く思い出して。

 二人は、ふとした出会いから急速に親しくなり、節分会の後、居心地のいい小さなカウンターだけの店で飲み、綾は今も引きずる失恋の想い出を話してしまいました。けれど「やり直せるかもしれない…先輩と一緒なら」と言う一ノ瀬を、綾は突き放してしまいます。後から思えば、一ノ瀬も失恋した後なのだと気づくのですが。

 神社で偶然会った店の女将が、一ノ瀬の消息とちょっとしたミステリーを語ってくれました。




 節分会の後のみに行った店で、隣席の客が「あの鬼いうのんは、夏はどこにいるんやろな」と話していました。
 後半、再び「夏の鬼」が登場してクライマックスへ向かう構成は、さすがだと思わせられます。

 柴田よしき氏の物語は決してメルヘンに終わらず、現実社会の厳しさ、苦しさを地糸に織り上げられます。それでも、全て包み込むような温かい視線があり、悲しみの後は前へ進もうという気持ちになれるのです。


​            参照元:柴田よしき『桜さがし』集英社​





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Last updated  June 26, 2020 12:00:16 AM
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