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December 13, 2020
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​​​  12月13日は浅田次郎の誕生日です。 

 『夏』から始まった『プリズンホテル』4部作の完結編が『プリズンホテル 春』になります。著者曰く
​ドイツ教養文学ビルドゥングス・ロマンを背骨(バックボーン)とした泣き笑い満載の極道小説。​

だそうで、著者にとってかけがえのない習作だということです。
 ビルドゥングス・ロマンは、主人公が様々な体験を通して内面的に成長していく過程を描く小説の意味だそう。

 生長する主人公は、作家の木戸孝之助。母親に捨てられた7歳の年で成長が止まってしまったかのような、幼稚で偏屈な孝之助です。
 孝之助は育ての母富江にも、従順な妻お清さんにも、暴言を吐き暴力を振るい邪険に扱います。が、富江が行方不明になり、内心は心配でたまりません。



 『春』では、いよいよ「日本文芸大賞」の候補にあがった孝之助が、プリズンホテルこと「奥湯本あじさいホテル」で受賞のしらせを待つことになります。

 孝之助より魅力的なのが周囲の人々。 第一作からおなじみの、根っからのホテルマン花沢支配人と梶板長の「堅気」に、大物ヤクザの仲蔵親分(孝之助の叔父)、孝之助の母と駆け落ちした黒田若頭兼番頭など「ヤクザ」入り乱れての、個性豊かすぎる面々が働くホテルです。

 加えて、ぐれていたのを黒田たちヤクザの影響で学校に通い出した、支配人の息子の繁、その担任、出版関係の人間、芸人母娘、仲蔵も頭が上がらない伝説のヤクザその他もろもろが登場し、笑いと涙のオンパレードになります。




最初の1ページ「奥湯本あじさいホテル館内のご案内」からして笑ってしまいます。すわ、でいり(喧嘩)か?とロビーの防弾シャッターが降り、バーのドアを蹴破って、両手に拳銃、腰のベルトにアイスピックとペティナイフを差したバーテンダーの「鉄砲常」が飛びだしてくる場面など劇画を見るよう。

 でも、伝説のヤクザの台詞、繁に杯を与えるときの親分の台詞はまっすぐで、心に刺さります。


 浅田 氏が本当に書きたくて書いた小説、楽しんで読め、後に残るものもあります。

             参照元:浅田次郎『プリズンホテル4 春』集英社文庫





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Last updated  December 13, 2020 12:00:18 AM
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