60ばーばの手習い帳

60ばーばの手習い帳

PR

×

Profile

ブルーピー

ブルーピー

Calendar

Comments

NHK短歌講座@ Re:♬時に吹かれる♬冬の桜(02/25) NHK短歌講座の知りたいことは、089624445…
ブルーピー @ Re:数学2指数は「回かける」では説明できない(07/15) コメントありがとうございます。 私こそわ…
たこやきむら@ 参考にさせていただきました 50歳過ぎてから数学を勉強しています。小…
終末の預言 @ 終末の預言 ルカによる福音書 21章 21:10そして更に、…
ガーゴイル@ どこのドイツ 累乗は同じの数値の×の回数で増加する数値…

Keyword Search

▼キーワード検索

February 3, 2023
XML
カテゴリ: 障がい
 4人の子を育てるわが家は喧騒の日々。子どもは机から飛び降りる、障子の桟を壊す…は日常でした。次男は金魚入れの大甕に逆落としになってもがき、三男は犬の食べ残しを食べ、長女は鶏小屋で鶏糞にまみれて這い回るという有様。 

 そんな日々の中、5歳4ヶ月の次男が高熱を出し、けいれんを起こします。往診した医師に入院を勧められ、日本脳炎の診断が下ります。危篤の事態を乗り切り次男は意識を取り戻しますが、後遺症で反応がなく、流動食しか口にできなくなってしまいました。

のび太・画「実り」

​40日、50日、オルゴールをかけてふたりで聴いているうち、60日目に次男は笑顔を見せました。​
そのまま太古のもののような幽玄な微笑であった。
​​
 私は考えます。このままの次郎が誕生したとしても、1万年の生命の流れの悠久に思い比べれば何のことがあろう。太郎の幸福と次郎の幸福と、いや地上のもろもろの幸福とに軽重があろうか?

 檀一雄の短編集『花筐』(はなかたみ)に収録された『誕生』は、自伝的小説。​障がいを負ってしまった息子の再生の時を描きます。

 檀一雄に障がいのあるお子さんがいたことは事実ですが、檀ふみさんによると、檀氏は家に居着かず子育ては母上がひとりが奮闘されていたそうです。

ですが、檀氏の〝障がいがあろうがなかろうが、その子の幸福に軽重はない〟という言葉は心にとめておきたいことです。
 誰もが同じ幸福感を手にできるように、私たちは努力しなくてはなりません。​それは、一方的に健常と言われる人が、障がい者のために我慢して、障がい者だけを幸福にすることでもありません。


 檀一雄は太宰治、尾崎一雄、井伏鱒二らと同時代に活躍した小説家・料理家・作詞家です。『花筐』​は処女作品集。「最後の無頼派」と言われました。女優、入江杏子とは愛人関係にあり、自宅を出て同棲していた時期もあります。

 2月3日は檀一雄の誕生日です。

                    引用及び参照元:檀一雄『花筐』光文社文庫





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 3, 2023 12:00:21 AM
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: