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「枕草子」の類聚章段といわれる「~は」「~なるもの」の中から、第三十八段「鳥は」の冒頭を見てみます。
鳥は、異所(ことどころ)のものなれど、鸚鵡(おうむ)いとあはれなり。 鸚鵡は南国原産の鳥ですが、案外古くから日本へももたらされました。最古の記録だと647年に日本に入ってきています。「人の言葉を真似するなんて、けなげな鳥ね」という感想が続きます。

此(この)宿は水鶏も知らぬ扉かな(芭蕉 この家は、戸を叩きに来るという水鶏にも知られないくらい静かな場所ですね。というニュアンスでしょうか。


◁弛緩…ゆるむ▷ October 26, 2025
△▼「歪(ゆが)み木も山の賑わい」▼△ October 16, 2025
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