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国立新美術館で開催中の『オルセー美術館展』に行ってきました。 この展覧会は2度目となります。 相変わらず入館者は多かったです。 入って最初の部屋でマネの「笛を吹く少年」をたっぷりと観ます。教科書などで見慣れた黒の上着に赤のズボンをはいた男の子の実物をこの日本の地てを見ている不思議さを感じます。 次の部屋ではミレーの「晩鐘」この絵にも感慨深いものがあります。たっぷりと時間をかけて観賞しました。 さて、今回どうしても観ておきたかった作品はギュスターヴ・モローの「イアソン」でした。ギリシア神話に出てくる英雄イアソンとメディア。その残忍な行いから魔女メディアと言われる彼女ですが、すべてはイアソンに対する熱い想いがあったから。愛に生きた彼女は素敵な女性だと思います。 カパネルの「ヴィーナスの誕生」、モネの「サンラザール駅」や「かささぎ」、そして「草上の昼食」らの絵を観て、最後の一枚は、マネの生涯最後に描いた作品「ロシュフォールの逃亡」です。 もっと絵を描いていたかったのに、マネは病気にかかり、もう絵を描くことを諦めなければなりませんでした。 画家の魂がこもったすばらしい作品でした。 これほどの展覧会です。もう一回は観ておきたいものです。【マネ】笛を吹く少年(560mm×710mm)
2014年09月12日
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稀代のストーリーテラー、ジェフリーアーチャーのゴッホは欺く。 初版は今から7年前。描かれているのは9.11テロの前日から1週間のできごとです。 以前に買ったまま本棚の一角にあったのを、何故か9月になって発掘して読み始めました。 かつて、『百万ドルを取り返せ!』、や『ケインとアベル』で一世を風靡した息をもつかせぬスピーディーな語り口は健在でした。 たくさんの絵画も物語の中に顔を出して楽しめました。 読書の秋にジェフリーアーチャー。旧き良き90年代を思い出す一冊でした。 【1000円以上送料無料】ゴッホは欺く 下/ジェフリー・アーチャー/永井淳
2014年09月07日
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『コサインなんて人生に関係ないと思った人のための数学の話』タテノカズヒロ著。 ふらっと寄った本屋さんの片隅に積まれてた。誰がこういう本を買うんだろう?って思ったら自分が買ってしまった。なんでだろ??高校生の頃ちょっとかじった微積や代数幾何が懐かしくなって思わず手に取った。 内容はあまり関連のなさそうで微妙にかすってる感じのマンガと、わりと真面目に数学の話で、なるほど好奇心が尽きない。これを読んだらかしこくなるのだろうか?と言うとそうでもなさそう。ただ、インド式引き算はとても参考になりました。この本をどのくらいの人が買っていくのだろう?タイトルの長さといい、ありえないが、素数的な周期で、いわぬるレアな本として残るんだろうな。マンガ コサインなんて人生に関係ないと思った人のための数学のはなし-【電子書籍】
2014年09月06日
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ジェフリー・アーチャー著『ゴッホは欺く(上)』新潮文庫刊。 9.11ノースタワーに旅客機が突っ込み、やがて多くの人たちを取り残したまま、建物は灰塵と化した。サウスタワーも然り。 あれから13年目の9.11が近づいて来ました。 先日、本棚の整理をしていると未読の文庫本を二冊見つけました。ジェフリーアーチャー著ゴッホは欺く。この物語の主人公が出くわしたのが、あの同時多発テロ。彼女はボスに裏切られ、銀行をクビになったとたんにノースタワーで事故に遭いました。そこから奇跡的に脱出した彼女は、正義のために単身立ち上がります。だましとられそうになっていた、老婦人の所有するゴッホの自画像をすんでのところで守りますが、追ってに命を狙われます。 ここまでが上巻。なんとか、9.11までに読み終えたい。 それにしても、久しぶりに読んだジェフリーアーチャーですが、読書の秋にふさわしいスピード感あふれるおもしろさです。ゴッホは欺く(上巻) [ ジェフリー・アーチャー ]
2014年09月05日
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