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ナリーニ・シンのパラノーマル・ロマンスで金眼の黒狼と月下の戦姫(上) <サイ・チェンジリング>シリーズ11弾上巻です。今回のヒロインは、インディゴの姉のように若い叔母さんの、アドリア!アドリアは、家族の反対を押し切って、自身よりも強さの劣る男性と付き合っていたが、結局破綻した。巣穴に転属となった彼女は、副官リアズに惹かれるものを感じていたが、その欲望を認め、受け入れることができずに、彼にそっけない態度で接していた。それは、やがてリアズの怒りを買い、言い争いへと発展したが、そのことがきっかけで、アドリアの押さえつけた欲望が、リアズの知るところとなってしまう。しかし、結ばれない運命とはいえ、伴侶の存在するリアズは、己もまアドリアへ欲望を感じているという事実から背を向けてしまい・・・スノーダンサーの副官リアズと、上級戦士のアドリアのロマンス。リアズには、ヨーロッパに配属されているとき、伴侶となるべき女性を見つけたが、彼女はすでに幸せな結婚をしていたため、仕方なく身を引いた過去があった。それでも伴侶への忠誠から、他の女性との関係を絶っていたリアズは、アドリアからの一時的な関係の申し出にたいして腹を立て、手ひどく断ってしまう。「きみは俺がベッドへ入れたいと思う女性じゃない」 しかし、ホークとシェンナが絆を結んだことを祝うセレモニーで、アドリアが他の男と戯れるように踊っているのを見ているうちに・・・恋に破れた者同士のロマンスのせいか、中盤あたりまで、アドリアちゃんとリアズくんが、イライラ・トゲトゲした雰囲気を互いに発しているため、前作カップルのホーク君とシェンナちゃんのラブラブっぷりに救われている状態。ていうか、ホーク君、あんた鼻の下伸ばしすぎ!なんだ、そのにやけっぷりは!!クールなアルファは、いたいどこに消えたんだぁ?? そしてリアズ君、あれはいかんでしょ?女性のプライド傷つけまくるようなお断りの仕方は、感心できんわ。そのくせ、その後、一人で悶々としてるし・・・何がしたいのさ、あんたは・・・ まぁ、終盤でようやく収まるところの収まりつつあるので、あとはメインどころのサイの陰謀に関心をシフト!下巻はこちら
2016年09月30日
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幡 大介さんの時代小説で、天才女形の千代丸が最後の大舞台 活躍(?)する<千両役者捕物帖>シリーズ、ついに完結!木枯らしが吹き抜ける季節となったが、千代丸は未だに同心・桜山 千太郎のふりをさせられていた。いったい、いつまで、こんな暮らしをしなくちゃならないんだろうと、思うものの、黒鍬組とお千代さまの命令には怖くて逆らえない。おまけになぜか、千代丸演じる千太郎が、できる同心として、いろんな人物を警戒させてしまったせいで、命を狙われるような怖い目にあうこともしばしば。そして、追い討ちをかけるように、江戸では物騒なうわさがささやかれるようになっていて・・・・藤本勘太郎一座の面々と、信濃の小作人として生を受け、ドサ廻りの旅役者となった千代丸が、何の因果か同心及び、隠密組織の密偵役をやらされるシリーズの最終章!時の権力者である中野播磨守を快く思わない連中が動き始め、おまけに上方では耶蘇教信者の大捕物があったという。そんな不穏な空気の中、千代丸は、顔見知りの異人の医師・泥庵から、現在江戸の滞在しているシーボルト医師への手紙を託されるが・・・・ずっと謎だった坐頭の素性が、ついに明らかに!まぁなんとはなしに想像はついていましたが。そして、今回も危機・又危機と、危ない目に会う千代丸ですが、そんな入り組んだしがらみやら、危険のすべてから逃げ出すために、一座の面々は、舞台を使った大博打を打ちます。なんだかドタバタしすぎで、ちょっとばかしまとまりがないような気もしますが、終わりよければそれでよし!一座は今度はどこで活躍するのでしょ?長崎での話もあるのかしらん??それにしても、結局中野播磨守は、良いおじちゃんだったわね。シリーズ一覧 2011/11月28日、2012/11月15日、2013/8月20日、24日、2014/6月5日にそれぞれ書いています。
2016年09月28日
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リサ・マリー・ライスのロマンティック・サスペンスで真夜中の約束 <真夜中>シリーズ新章第2弾!!前作ラストからの続きです!生き方を変えようと思い、友人であるローレンに会うためにポートランドを訪れることにしたフェリシティは、久しぶりの外出だったため、空港で周りの様子に気をとられていた。ステキなアンクルブーツに見とれていると、「動くな」 悪意に満ちた低い声とともに、鋭いものが押し付けられた!フェリシティは、傷を負いながらも何とか男を振り払い、その後、機転をきかせて、執拗に追ってくる男の手から、逃れることに成功した。なんとかローレンの家にたどり着くことができたフェリシティだったが・・・ ジャッコがローレンを助けるさいに負った傷の抜鈎(ばっこう)のために、メタルはローレンの家にいた。すると玄関ドアをたたく音がして・・・ ローレンがドアを開けると、女性が崩れ落ちるように中へ。メタルはその身体をお受け止めた。女性は怪我でひどく出血していたが、病院に行くをひどく嫌がったため、メタルが手当てをし、その後、秘密の医院へ連れて行くことに・・・この人は俺が面倒を見る! 元SEALの衛生兵で、ASIの社員のショーン・オブライエン、通称メタルと、世界的に有名な原子核物理学者を父に持ったために、両親の死後も元KGBの将校に追われ続け、潜むような生活をしてきたIT技術者フェリシティのロマンス。フェリシティの傷は思ったほど深くはなかったが、秘密の医院での治療中、メタルはずっと彼女の手を握っていた。その後、フェリシティを狙った男が、再び襲ってく危険を考えて、彼女はメタルの家に滞在することに。彼女が自分の家に滞在する。自分と一緒に。よーっし! フェリシティちゃんが、どんな思いでローレンちゃんに会いに来たかと思うと、胸がつまるわ・・・そう、やっぱネットでつながるだけじゃぁダメなのよね。直にしゃべって、触れ合って・・・だから、そんな生活が最後に実現したときは、嬉しくってニマニマしておりました。さて、ジャッコ君以上に、でかくてごっつく、強面なメタル君ですが、意外と家庭的。せっせと雌鳥のごとくフェリシティちゃんの世話を焼きます。いいなあぁ、なんてうらやましい・・・うちの旦那なんて、私が風邪ひいて寝込んでも、自分のご飯の心配しかしないもん・・・ そして、わらうほど朴訥なプロポーズもまた、微笑ましいもんでした。
2016年09月26日
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リサ・マリー・ライスのパラノーマルなロマンスで、危険な夜の果てに <ゴースト・オプス>シリーズ第一弾!ブルー山の登山道で、キャサリン・ヤングの電気自動車は、動かなくなった。完全に息絶えている。おまけに携帯電話もこときれていた。それどころか、ありとあらゆるものが故障して、使い物にならない! 激しく降る雪の中、伝わってくるイメージに突き動かされるようにここまで来たが、動かなくなった車内はあっというまに冷えてきて、突風が車を激しく揺らす。<死>という言葉が浮かぶ。会ったこともないトム・マッケンローという男を捜す無謀な旅で、命を落とそうとしているのだ・・・・と、どんどんという大きな音がして、車のドアが開けられ、彼女は外へと引っ張り出された。そこにいたのは、まさに現代版の死神のようないでたちの男で、キャサリンに、なにを探しているんだと聞いてきた。 彼女が答えると、途端に男は彼女を拘束し、肩に担いで・・・・米国特殊作戦部隊<ゴースト・オプス>の元隊長で、指名手配されているトム・マッケンロー(マック)と、精神科医で、触れた人の感情が視える能力を持つキャサリンのロマンス。マックは自分を探しているという美女の言葉に脅威を感じた。政府機関を全部あわせても、誰一人マックの行方を知らないというのに、この女は知っていた!おびえる彼女をコミューンへと連れて行った彼は、さっそく尋問をはじめるが・・・彼女の口から出た言葉は、とんでもないものだった・・・それは重度の認知症患者を対象とした実験施設にいるナンバー9と呼ばれる患者の話で・・・ひと目あったその日から、妄想爆走花盛りぃ!キャサリンちゃんのことをスパイと疑いつつも、惹かれてやまないマック君。気がつきゃ保護欲バリバリの、独占男となっております。ただ、彼ってイケメンからは程遠い容姿の持ち主(方頬にナイフの傷、もう方頬には火傷痕まである)の強面マッチョマンなのでキャサリンちゃんみたいな美女が自分に惹かれるはずがないと思い込んでてさぁ・・・。まぁ、中身が視える彼女にしたら、そんなことは関係なくって、ただステキだと感じているんですけどね。さて、今回のお話は、パラノーマルっぽいし、コミューンはあまりにも壮大でSFチックだし、キャサリンちゃんの話は専門用語が多いしで、なんかいつものリサとちょっと違うかも?と心配したけど、杞憂におわりましたわ。ただ、中国こそ未来だと考える狂信者で悪役のリー博士は元気に健在どころか新たな陰謀野望を展開させようともくろんでいるようだし、、囚われていたメンバーも、回復はまだまだ遠そうだし・・・てぇことで、続編が気になるところ。それにしても、犬についてる蚤の数より多い学位って、いったいいくつなんだろう??と、ザルな脳みそのわたくしは考えておりました。おまけに美女だしさ。あぁ、うらやましい・・・すでに第2弾も出ています
2016年09月25日
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リサ・マリー・ライスのロマンティック・サスペンス真夜中の復讐 <真夜中>シリーズ新章第一弾!ボスの妻で、インテリア・デザイナーのスザンヌの使いで訪れた画廊で、ジャッコはこの世のものとは思えないほど美しい作品に出会い、その直後、それらがすっかりかすんでしまう存在に出会った。ローレン・デア。その瞬間、ジャッコの機能はすべて停止していた。あっというまに彼女にまいってしまったジャッコは、ローレンの送り迎えを可能な限り引き受け、彼女の絵画教室を受講し、家に変えれば彼女の絵を描くという生活を、すでに四ヶ月続けていた。しかもその間、セックスなし!そして今日、スザンナの作品展のオープニングパーティでも、彼の目は彼女に釘付けだった・・・派手なパーティに出席したことを後悔していたローレンは、できるだけ目立たないようにしていたが、ジャッコを見つけると、思わず微笑んでいた。全身ピアスとタトゥで覆われ、頭は丸刈りで本物の筋肉がついている彼は、危険な人物に見えるが、才能ある生徒で、詩人の心を持っているのだ。いつしか生活の一部となっていた彼のそばにいることにしたローレンだったが、危険はすぐそばに迫っていた・・・元SEALで凄腕スナイパーのモートン・ジャックマン、通称ジャッコと、素性を隠して、かくれるように生活している画家ローレンのロマンス。コチコチに固まったジャッコとともに、会場を回っていたローレンは、楽しい時間を過ごしていたが、次の瞬間、世界が終わった気がした。写真を撮られたのだ!ジャッコに頼んで、写真を撮った男性のカメラから、データを消してもらったものの、自分の愚かさが情けなく、いますぐに街から出ようと考えた。彼女の命を狙うギャング組織の跡取りが、殺し屋を送り込んでくる前に!でも・・・その前に、一度だけ・・・・ スキンヘッドの強面兄ちゃんのジャッコ君ですが、彼のローレンちゃんに対する純情小僧な態度ときたら、もう、笑うほど可愛くって!!スキンヘッドをかいぐりかいぐりしたいほどよぉ!!実は希望を言えば、このまま中盤まで、こんな感じで突っ走って欲しかったんですが、まぁ、すでに四ヶ月我慢している彼に、これ以上我慢を強いるのも、かわいそうか・・・。そして、想いが叶うと、今度はチョーーー過保護なマッチョ振りをこれでもかと発揮してくれるのは、このシリーズ毎度のパターン。でもって、今回は悪役のあまりのお馬鹿さんっぷりに、少々驚いたけど、こういう風に持ってきたのか、なるほど・・・・ と思っていたら、ジャッコ君ときたらビックりするほどあっけなく、犯人に裏をかかれるというていたらく!?これはびっくりだわ。えぇ、もちろんハッピーエンドよぉ。でもって、ラストシーンからは次巻につづくきます!!
2016年09月23日
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リサ・マリー・ライスのエロティック・サスペンス。シチリアの獅子に抱かれて アメリカの商業デザイナーのジェイミーは、インスピレーションを求めてシチリアのパレルモに来ていた。到着して一週間、スケッチに明け暮れていた彼女だが、もう一つ大事な用があった。それは愛する祖父から頼まれたことで、祖父のかつての教え子・ステファノ・レオーネに、祖父からの贈り物を届けるというものだが、コレが一向に片付かないでいた。祖父は彼の住所を知らなかったが、三年前にパレルモの検事になったと聞いていたので、ジェイミーは裁判所に電話して、彼の居所を知ろうとしていたのだが、だれも教えてくれないどころか、不審者扱いされていたのだ。しかし、今日、ようやく気がついた。ただ単に、ステファノ・レオーネが彼女の名前に心当たりが無いから、取り次いでもらえないのだということに。母方の祖父なので、祖父と彼女とは苗字が違うのだ。そこで、祖父の名前を出して取次ぎを頼むと・・・電話口から聞こえてきたのは、「あなたは誰だ?」という低音でハスキーな声だった・・・ハーバード大学の教授を祖父に持つ商業デザイナーのジェイミーと、マフィア撲滅に取り掛かっているため、常に命の危険にさらされているパレモアの検事・ステファノが、彼の命を狙う悪党に加担する裏切り者によって、危険にさらされるサスペンス・ロマンス。ようやく本人と電話がつながったと思ったら、有無を言わさぬ態度の三人の男に連行されるようにして厳重な警備がされている場所へと連れて行かれたジェイミーは、そこでついにステファノ・レオーネと対面することに。彼の姿を見た途端、ジェイミーはうっとりとため息をついた・・・なんて見事なの・・・・えーーとぉーー・・・裏表紙のあらすじのところに、エロティック・サスペンスって、書いてあったわよねぇ、確か・・・ で、いったいどこにサスペンスがあるんだ??エロばっかだぞ!はっきり言って90パーセント以上、エロだ!!なんせ220ページほどの本だけど、110ページを過ぎてようやく3ページほどサス要素が挟み込まれ、その後177ページでようやく悪役登場。ヒロインを脅してステファノ君抹殺の策を練るも、ジェイミーちゃんの機転とステファノ君の作戦であっけなくやられるていたらく。悪役、ちったぁがんばれよ!!できればもっと頻繁に、サス的要素を挟み込んで欲しかったわ・・・ ただ、最近ケーブルテレビで見たドラマで、イタリアの検事が殺される事件を扱ったものがあったので、そこらへんの事情に関しては興味深かったけどさ。
2016年09月20日
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三浦 しをんさんが描く現代版「細雪」?!あの家に暮らす四人の女 刺繍作家で38歳の牧野 佐知と、その母・鶴代、そして佐知の友人で保険会社に勤める谷山 雪乃、雪乃の職場の後輩上野 多恵美。そんな四人が古びた洋館・牧田家で、奇妙な共同生活を始めて一年。5年前、ひょんなことからハチ公の尻尾をつかんでいた雪乃と佐知が知り合い、友人となり、手芸好きの多恵美が雪乃の紹介で佐知の刺繍教室にが通うようになり、その後、いろいろあって共同生活をすることになったのだが、実はもう一人、敷地内に住む者がいた。山田 一郎。彼は牧野家の表門を入ってすぐにある守衛小屋に長年(60年以上)住んでいる、家族でも親戚でもない謎の存在だ。もっとも、本人は鶴代と佐知のお目付け役のつもりらしく、「私がお二人をお守りせねば」と、頼みもしない使命感に燃えている。そして、鶴代と佐知は、雪乃と多恵美が一年も前から澄んでいることを山田に話していなかった。二人は普段から、駅に近い裏門を利用していたし、いちいち説明するのもめんどくさいし、いずれ気づくだろうと高をくくっていたのだ・・・アラフォー娘とその母、そして友人達という変わった共同生活を送る四人の女たち、実は「細雪」の登場人物と同じ名前。そんな四人の生活は、謎の老人・山田の目をかいくぐり、ストーカー男に警戒し、互いに炊事当番をこなしながらの、ぬるく、かしましい日々で・・・なぜそこでそう思う?!なぜそこでそんな発想をして、そんな風に展開してゆくんだ?!と、一人で突っ込み、うひゃうひゃと笑いながら読みました。<河童(夫?)殺人事件(未発生)>なんて、ほんと笑ったわ。ふふ・・楽しかったわ。そして突如カラスが語り手になったり、父の幽霊が登場したりと、日常生活に突如ファンタジー的な色が出てきたときには少々驚きましたが楽しかったので、まぁいいかと。それはそうと、<ただ見守るだけ>な存在というのは、どっかで訊いたことのあるわねぇ、しをんさん。そういやぁ、あれも突如龍がでてきたりしたわねぇ・・・
2016年09月07日
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はやみね かおるさんの人気シリーズ怪盗クイーン ブラッククイーンは微笑まない <怪盗クイーン>最新刊!国際刑事警察機構が、ついに「怪盗クイーン逮捕計画」を実行に移すことに。指令実行に選ばれたのは、探偵卿ウァドエバーとその助手バイカル。ウァドエバーは、すでに準備を進めていたと自信たっぷりで、三ヶ月以内に逮捕すると言い切った。ただし、準備はすべて一人でするからと、バイカルは待機を命じられることに・・・ 映画を見て夜更かししたうえに、たっぷりの睡眠を取ったクイーンは、RDとジョーカーから小言と嫌味の嵐を覚悟していたが、予想に反して二人ともクイーンを優しく気遣ってくれた。しかも気持ちが悪いくらい。しかしすぐにその原因がわかった。黒髪のクイーン(ブラッククイーン)が、「アイリスのほほえみ」を盗んだという新聞記事をみた二人は、クイーンがまじめに仕事をしていたと思ったからだったのだ。最初は正直に自分じゃないといおうと思ったクイーンだったが、せっかく上がった評価を下げる必要は無いと判断、そのまま黙っていることにした。しかし、ついに真実が明らかになったてしまった!しかもそのとき、偽クイーンは、新たに発見されたエッグを盗むという予告まで!!エッグとは?!そして偽クイーンの正体は!?おまけ「つるりんコッテリみるくプリン消失事件」もしくは「名探偵クイーン」・・・ジョーカーが<鍛錬後のお楽しみ>として冷蔵庫に入れていたプリンが消えた!そして、盗み食いの犯人にされたクイーンは・・・今回は、いつものクイーンシリーズに比べると、ちょっと短め。もっとも「青い鳥文庫」としては、十分に分厚いことにかわりはありません。まぁ、いつものことです。さて、今回は自分を悪だと言い切る探偵卿・ウァドエバーが登場します。そしてクイーンは、結構まじめにお仕事しております。ここんとこファンタジー色が強く、怪盗というよりSFなお話になっておりましたから、まじめに働くクイーンを見るのは久しぶりな気が。もっとも9つのエッグの話なんぞは、やっぱSFチックですがね。そして、皇帝とクイーン、クイーンとRD&ジョーカーのまいどの楽しいやり取りや、探偵卿の面々の変わらない徹底的なマイペースぶりを楽しく読む中で、生きるということ、正義と悪についてなど、いろいろと考えさせられもしましたわ。あと・・・ <舌切り雀はやってくる一度でも嘘をついたらおわり。舌切り雀はやってくる・・・・> あぁ、怖ろしや・・・・
2016年09月04日
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平谷 美樹さんの時代小説で、貸し物屋お庸シリーズ貸し物屋お庸(娘店主、捕物に出張る) 第三弾!!「行李」・・・すこぶる口が悪いことで名が知れるようになったお庸があずかる貸し物屋湊屋の両国出店を、ずっと伺っている浪人が。店じまいの時間になってもまだいるので、痺れを切らしたお庸が声をかけた。どうやら浪人は行李を借りたいらしいが、その胡散臭い行動のせいで、簡単に貸すのははばかられた。お庸は、出直してくるという浪人のあとをつけるが・・・「拐かし」・・・お庸の亡き父の仕事仲間だった秀三が湊屋両国出店にやって来た。金を十両ほど借りたいという。金貸しではなく、なぜうちへ?疑問に思ったお庸が訳を聞くと、どうやら息子・吉太郎が拐かされ、三日後に十両払わなければならないという。秀三に力を貸すことにしたお庸は、まず吉太郎がさらわれた時に、一緒に遊んでいた子供から話を聞くことにするが・・・「貸し猫探し」・・・お庸のところに、ある雨の日、大店の番頭と思われる老人がやって来た。お庸が何が借りたいのかと訊ねると、五右衛門と名乗った老人は、なんと猫が借りたいという。猫だぁ?お庸は、無いものは無いと言って、いったんは断ったものの、結局は貸すための猫を探すことに。しかし、五右衛門の言う条件に会う子猫はなかなか見つからず・・・「亡魂の家」・・・うだるような残暑の中、湊屋両国出店にやって来たのは、菅笠をかぶり、赤ん坊を背負った男。かなり疲れているように見えたその男は、お札を借りたいという。いえに化け物がでるが、効くか効かねえかわからねえことに金を使っちゃいられねぇから、坊主や神主のところではなく、<無いものはない湊屋>に借りに来たという。お庸は、男から詳しい話を聞くことに・・・「貸し猫・・」は、2015年に読んだ「てのひら猫語り」に収録されていたので、そこからコピぺしてます。さて、ぼちぼちなれてきたのか、それとも、少しましになったのか、前ほどは気にならなくなってきたお庸ちゃんのべらんめい。もっとも、読んでて、不愉快なのはかわりませんが。ただ、今回、突然ふってわいた<お庸の出生の秘密>がらみの不穏な空気とともに、彼女のべらんめいに理由と理屈がつけられております。そして、商売人の心得と駆け引きを、思わぬところで教わります。その言葉を真摯に受け止め、反省しながら前に向かって進んで行く彼女は、この後どんな風になっていくのかちょっと楽しみ。でも、この出生の秘密設定って、まえからあったっけ??うーん、記憶に無いわぁ。脳みそがザルなだけに、しかたがないか・・・まだまだ今の段階では橘のおじちゃんと、横倉のおじちゃんがなにを企んでいるのか、謎だらけ。でもって全部を知っているように見える清五郎君はもっと謎・・・・
2016年09月03日
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三浦 しをんさんのデビュー作です。格闘する者に○ 就職活動をサボり、漫画喫茶で時間をつぶしていた可南子だが、義母の前では一応熱心に活動中なふりをしていた。もっとも、異母弟・旅人にはバレバレで、「何冊読んだ?」と聞かれる始末。それでも、会社に葉書を出し、足フェチな書道家、西園寺さん(70歳?)と旅行に行ったりと忙しい(?)日々の中、初めて受けたのが、有名百貨店の試験。案内にわざわざ平服でと書いてあったので、思いっきり気合を入れた私服で出かけたら、周りはみんなリクルートスーツ!しかも、なぜかスパイ試験なるものを受けさせられて・・・??SPI試験をスパイ試験と勘違いするほど、就職前線から遠く離れた大学四年の藤崎 可南子の、<目指せ!漫画読み放題な編集者への道>物語。可南子は友人で、同じように出版社希望の二木君や砂子とともに、遅ればせながらも就職活動を開始するが、次から次へと問題が。まず二木君の「ホモかもしれない」発言に、古本(のせいで)面接忘却事件、西園寺さんの音信不通、そして最大の問題が、五月の連休に予定される親族会議!タイトルの意味がわかった瞬間、思わず吹く出してしまったわ。「出版社の社員が、いいのか、それで!!ってか、だれかおしえてやれよ!」と、突っ込んだのはもちろんのこと。さて、主人公の可南子ちゃんと、エッセイで知る(と、わたしが勝手に思い込んでいる)しをんさんがかぶってしまい、もしや、これは半分ほどは実際に起きたのでは?と、かんぐっております。特に就職活動のさまや、本屋や漫画喫茶がらみの出来事なんぞは、そう思えてならんのよ。そして、川原ワールドを思いおこすような言い回しのせいか、かってに河原 泉さんの絵をはめて脳内ビジョンを作成、読んでおりました。ザルですが、こんなときには便利な脳みそです。ヘヘ・・・。ただ、いろんな問題が残ったまんまなので、この後がどうなったのか気になってしょうがない・・・・(無事就職できたのか?跡継ぎ問題は?ニキちゃんの恋はどうなったのか?などなど・・・) それでも、彼女の小説の原点のようなものが見えて、楽しかったわ。(しをんさんが「中国の壷」が好きな理由も、ちょっとわかった気が・・・)
2016年09月01日
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