Blog de afutura

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October 29, 2025
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カテゴリ: その他
>「施設から来た人(特養担当者)を追い返した」と「母の入居先」が

>いた。(略)父は母に会いたいのだ。

前回まで、​ 父がリハビリテーション病院にいた時のこと ​を書いた。そこで父は母に会いたがっていることも記した。
それはそうだろう。何せ昨年は​ 90歳にして毎日電車バスに乗り母の病院や有料老人ホームを訪問し ​、母にも施設スタッフにも自分の考えを押し付け続けた人だ。​ 病院や施設から、言いにくそうな苦情を何度も受けた ​っけ。
ただ、さすがの父も、 入院先から外出し、母の有料老人ホームに行くことはできなかった。

一方、母から見た父はどうだったのか。

母の施設 ​と、父のリハ病院は2kmも離れていなかった。つまり父は病院の外に出ることはできなかったが、母は要介護4であっても、車椅子で父を見舞うことはできたのだ。
母には父の病状を定期的に報告した。容態が怪しい時もあったから、我々兄弟も施設訪問のたびに面会を促した。施設スタッフも、日頃外出していないし病院は近いし気候が良い間にと、何度も見舞いを助言してくれたらしい。

ただ、腰を上げることはなかった。
口では、父を心配しているとか、早くよくなるといいとか言いながらも、会おうとはしなかったのだ。話したいとも言わなかった。でも別に嫌っているわけでもない。

こんな状況だから、​ 父が「母と同じ施設なら入ってもいい」と希望しても ​母は受け入れないので、そもそもそれは叶わないのだ。それを母に無理強いすることはできぬ。(母がYesといえば、それも一案とすることはできた)
しかし、父も90歳を過ぎてこんなに思いが一方通行とは、当人は考えてもいないし、周りから見ても哀れとしか言いようがない。

結婚して60数年だと思うが、夫婦仲は難しい。
前も書いた通り、​ 銀行口座も全く別 ​にしていたし。



父がリハ病院を退院して老健に移動する日の朝、さすがに30分だけ母の施設に立ち寄ることにした。


実際、面会したら(想像よりは)穏やかに時は過ぎたし、とてもよかった。父はさぞや満足だっただろう。家族4人で写真も撮った。これが最後になる気がした。

でも8ヶ月ぶりの面会後、母は「また会いたい」とも「(老健に)会いに行く」とも言わなかった。もう自分に精一杯で、そういう興味も余裕もないのだな。


母に忠告されれば覚えているかと期待したいくつかのとても大事なコメント、残念なことに、父は老健移動中の介護タクシー内で、もう忘れていた。



老健で入所の手続きを終えた。事前の必要資料や契約書類の準備はそこそこ大変だった。
あまりにバタバタした8月9月だったので、これで一旦休憩としたいが、問題の先送り感はもちろんある。



父の言動については老健側も手慣れたもので、痴呆によくある新しい環境での混乱、と片付けてくれた。ただ、周りに迷惑がかかると判断した場合は個室対応と釘を刺された。個室は毎月10数万円高くなるので、どうしても避けたい。
まぁ本当に何一つ理解していないつもりでいかないと。

以上は9月末の話だ。
今、老健でのリハが始まっている。体だけでなく頭のリハも進めばいいが、多分...な。





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Last updated  November 2, 2025 10:40:43 PM
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