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プリンセスコミックス(秋田書店)月刊プリンセス2004年10月号~2005年2月特大号掲載分まで。19世紀英国が舞台。牧師だった父を亡くした少女ベルは、家庭教師として働くためにロンドンにやってきました。ところがついたそうそう殺人事件に巻き込まれ、牢屋に入れられてしまうっ!そんなベルを救ってくれたのが出版社オーナーのノエルと小説家のアージェント・グレイ。ところがそのアージェントは、レスターベリー侯爵家に、令嬢エセルの身代わりとして救貧院から引き取られてきた男の子でした。アージェント姿のときは、きれいなわりにロンドンなまりの下町、レディ姿のときは、完璧なレディ。社交界では「銀のレディ」と称されるレディ・エセルです。今回番外編の「Lady Bell」が掲載されています。これは、アージェントがベルをモデルに書いた小説・・・という設定。マーチ伯爵家に勤める家庭教師のベルが、「探偵」でもあるマーチ伯爵を手伝って、メイドに化けて潜入したり、遠縁の貴族の娘として舞踏会に出たりして活躍する話。登場人物が、みんな本編の登場人物の顔をしているので、楽しいです。また、レディ・エセルが社交界にデビューしたときの話も。本編では、ベルがノエルのプロポーズを受け、結婚を考えはじめています。またレディ・エセルも、二人tとも好きなだけに、二人を祝福したいのか、じゃましたいのか複雑な感情に。【本日の言葉】pわたくしが、本物のエセルの身代わりとして侯爵家にひきとられたわたくしが…お母さまの夢を叶えてさしあげられるような本物の女の子だったら…きっとあなたに恋をしていたわ
2005.03.29
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C・Novelsファンタジア(中央公論新社)「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウイザード」「暁の天使たち」から続いている「クラッシュ・ブレイズ」シリーズの第2巻目今回のシリーズは短編集ということで「ファロットの美意識」「ジンジャーの復讐」「深紅の魔女」の三本立です。といっても210ページのうち。139ページまでが「ファロットの誇り」なので、中編1と短編2というところかもしれません。最初のカラーイラストがマンガ風にコマ割りでセリフ付きなのが、おもわず、マンガ化か???と思ってしまいましたが、1ページだけでしたね。この3作、全体のタイトルが「スペシャリストの誇り」ということで、まさにその分野の職人芸に達する方々と無謀にも張り合おうとした?者の話・・・です。「ファロットの美意識」ファロット一族のお家芸は暗殺。それは馬と騎士の時代だったデルフィニアの世界では、そういう一族がいるということだったのですが、宇宙船が駆けめぐり、惑星まるごと大学になっている世界では、人殺しは重罪です。当然のことながら、「人殺しのプロ」などいるわけもない。平和であるはずの大学惑星で猟奇連続殺人事件が発生。それは被害者をさんざんに切り刻み、しかも稚拙に縫い合わせてあった。犯人になりうると疑われたレティシアは、こんな下手な斬り方を自分がやったと疑われるのが心外だと怒ります…「ジンジャーの復讐」ジンジャー・ブレッドは自他とも認める共和宇宙映画界のナンバーワン女優。彼女が突然、役を降りると宣言した。しかも、クーアがスポンサーの仕事は出来ないといって。ケリーが「死んで」5年たち、ジャスミンが秘かに生き返った時期の話。それにしても、ここに出てくるクーアの重役陣、「おまえらバカかぁ???」と呆れたくなるようなシロモノですね。まさにジャスミンが言うように「あの男が死んで5年…たった5年でよくもまあ、ここもでにしてくれたものだ」です。責任者が「畑違いの分野」だからと言うこと自体とんでもない話です。相手のバカさ加減がひどいだけに、ジンジャーの言い分が痛快です。「深紅の魔女」もちろんこれはジャスミンですね。「暁の天使たち」でクインビーの飛行を、目撃したスコット顧問が面白いことがあるといって往年の飛行機乗りたちを集めます。いずれも、その道のプロが主人公です。機械や技術が発達して、個人の技能というものがあまり問われなくなった時代。誰でもそこそこにやれる代わりに、熟練の専門家というものがいなくなりつつあります。それが時代の流れといえばそうなのでしょうが、職人芸を知っている最後の世代の懐かしさを描いたのような気がします。【本日の言葉】p178「おまえたち、これに懲りたら力も金も人脈もある頭のいい美人なんか、二度と敵に回そうと思うなよ。どう頑張ったって男に勝ち目はないんだからな」「クラッシュ・ブレイズ スペシャリストの誇り」茅田砂胡(C・Novels ファンタジア 中央公論新社)
2005.03.28
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超人ロックSpesial vol.12 探偵編 part3(小説b-Boy 3月号増刊)ビブロス超人ロックの雑誌。vol10からの探偵編の続きです。そもそも超人ロックのシリーズが何故、b-Boy増刊になるのかどうか、すごく疑問なんですけど、掲載誌がなくなるよりはいいという感じかな。元々は、作画グループという同人誌から生まれたキャラですが、(たしか)少年キングにも連載され、コミックスで30数巻出ていたかと思います。20年以上前に、アニメ映画にもなりましたね。その後、こちら、ビブロスのMeguコミックスで出ています。一時、季刊ZEROに連載されていましたけど、かなり浮いていたこともあり(^^;)、「超人ロックspecial」という雑誌になっています。問題は、売っている店がなかなかないこと。主人公の、ロックは不老不死の超能力者です。設定では西暦2503年に宇宙歴になるとのことですが、宇宙歴のごく初期から登場し、宇宙歴1351年にも同じ姿で登場します。その間に、太陽系連合から、植民星が独立していき、太陽系連合を主体に銀河連邦が出来、やがて銀河帝国になり、崩壊し、新銀河連邦が出来…と銀河の歴史が進んでいきます。そうした歴史的事件の影に、伝説のエスパー、超人ロックの影が…。今回の探偵編は、そうした年表のどこにあてはまるのかわからない、売れない探偵、ハント探偵事務所とその助手のロックの話です。vol.10~11 ひとりぼっちのプリンセスでは、優秀な「電子使い」ローグ・プリンセスが、不老不死の秘密を探り、ハントに接触してきます。コンピューターと一体化し、どんな情報でも盗み出すことができるお姫様と「古代の不死族」に不完全に同化されたことにより、不老不死となったハントの出会いと、ハントの秘密を探ろうとする宗教団体の話。vol.12「荒野の騎士」は、電子使いを使って情報を盗み出そうとする組織に、ローグ・プリンセスことナオミが拉致されてしまったことから、ハントとロックが救出に向かいます…超人ロック全体が長い話なので、vol.10に掲載されている年表がたよりです。---3.22追記今までの話を大分忘れてしまったので、楽天でリンクがあるものだけ、貼ってみました。ビブロス版しかないですね。今回のハント探偵事務所の話は、たしか「猫の散歩引き受けます」が最初だった覚えがあるのですが。シリアスが多い中で、ちょっとコメディっぽいハント事務所です。【楽天ブックス】超人ロックオメガ(1)【楽天ブックス】超人ロックオメガ(2)超人ロックオメガ(3) ( 著者: 聖悠紀 | 出版社: ビブロス )【楽天ブックス】超人ロック猫の散歩引き受けます【楽天ブックス】超人ロック天空の魔法士【楽天ブックス】超人ロックカデット【楽天ブックス】超人ロック星辰の門【楽天ブックス】超人ロックミラーリング(1)【楽天ブックス】超人ロックミラーリング(2)【楽天ブックス】超人ロッククランベールの月
2005.03.21
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シャレード文庫(二見書房)パンダ航空・噂の二人編の続編です。キャビンアテンダントの春日野美雁が、機長の神園修慈から一途宣言をされたのが、前巻の終わり。女性の人気ナンバーワン、浮いた噂も恋人も山ほど…という神園機長の突然のカミングアウト?に、二人の関係は周囲にバレバレ。今回は、前回美雁が、大金持ちの投資家マーク・スペンサーに狙われましたけど、今回もあぶない。高校の同級生、はたまた昔の上司と二人の知己と再会した美雁。食事にさそわれ、普通につき合ったのですが、実は二人とも・・・今回も異様に気に入られまくる美雁くん、神園との腐れ縁を切ってやるっと思っていても…まだマシってとこでしょうか?美雁くんの受難の日々のお話です。次回はまたファーストクラスの悪夢、ということで、産油国のプリンスが登場するらしいです。ちなみにこのシリーズは、挿絵の藤井咲耶さんにつられて買っただけに、美雁に執着する神園を見ると、某直江氏を連想したりして(^_^;)【本日の言葉】p190 本意なのじゃないかもしれなくても、ガードの緩さ自体が許せないんです。「恋泥棒を捜せ!2」谷崎泉(シャレード文庫)より
2005.03.19
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ソノラマ文庫(朝日ソノラマ)吸血鬼ハンターDシリーズです。17作目になります。今回も(上)ということで続きに・・。貴族が入った柩を「都」に搬送する飛行体が、吹雪の山に不時着した。柩の回収を依頼されたD、同行するのはハンター2人、女医とその護衛、父親を捜す少年。その柩の主は、仲間の「貴族」さえもその存在を忌み、何重もの鎖を巻いた柩で地底深くに封じられていたという。神祖さえも怖れぬ悪鬼として名高いギルゼン公爵が甦る・・・・辺境の街に現れた吸血鬼ハンター。いつものスタートです。シリーズの最初の頃は、貴族退治といっても、小物貴族が相手で、Dが神祖とゆかりがあると知ると、それまで人間との混血のダンピール風情め、とバカにしていたのが、突然態度を改めるのが、まるで、越後の縮緬問屋の隠居が、水戸の御老公と知った悪徳代官みたいだったんですけでも、最近の数作は、敵も格段にグレードアップして来ています。ただ、発行間隔が開いているので、前作の記憶が薄れてしまって(^^;)【今日の言葉】p86「生命の意味はーー死ぬことよ」「……」「限りがあると言い換えてもいいわ。こうして、人は生きる意味を見い出そうとするの。たとえ見つからなくても、ね」「吸血鬼ハンター Dー白魔山(上)」菊地秀行(ソノラマ文庫)より
2005.03.18
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角川ビーンズ文庫美しい金髪の少年セラと、野性的な少年ジーク。実は彼らは、天使様とドラゴン。本来なら、クリスタルドラゴンであるはずだったジークは力を取り上げられ幽閉されていた。地上に落ちたクリスタルドラゴンの力のかけらを回収するために、セラはジークを連れ出し、無断で地上に降りた…新シリーズなのか、単品なのかよくわからない状態ですけれども、にっこりわらいなから、(結果として)盗賊の上前をはねる天使様です。主役ふたリの正体はすぐわかりましたけど、神出鬼没の占い師エマーリーアさんが謎です。
2005.03.16
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コバルト文庫(集英社)一応ボーイズラブ・・なんですけど、とってウブなお話です。とーぜんながら、のぞき込まれて困るような挿絵もそういうシーンもありません(笑)高倉幹、高校1年。3人兄弟の長男…といっても三つ子だけど。弟である翠と葉は幹よりもガタイがでかく、おまけにそれぞれスポーツと勉強が得意。長男なのに弟に過剰に守られている状態で、クラスメイトもなかなか声をかけてこない。そんな幹に、クラスメイトの定城夏海が声をかけてきた。「みき」ちゃんという女の子にまちがえられそうな名前にコンプレックスをもっていた幹は、「なつみ」という名前にも親しみを持つ。そうしたうちに、夏海の家に遊びにいくことになっで、そこで出会った「お兄さん」は、以前CD店でトラぶったときに助けてくれた大学生だった・・・大事に大事に守られてきた箱入り息子の幹くんの初恋物語・・・といったところでしょうか。これで高校生か?いまどきの小学生よりも遅れてるんじゃないか・・・とは思いつつ、そういえば、昔~~~の少女漫画って、キスしてめでたしめでたしって感じだったなあ、となんとなく懐かしい感じがしました。【本日の言葉】p192「そう。理解できない?誰かを支えることで立っていられる人っているんだよ。」「半熟たまごのレジスタンス」鹿住槇(コバルト文庫)より【楽天ブックス】半熟たまごのレジスタンス
2005.03.15
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カッパ・ノベルス(光文社)買っていたのに読んでいませんでした。新刊を買って気がついた。(^^;)カナダ・バンクーバーで日本人男女の変死体が発見された。ごく個人的な理由で、捜査を買って出た薬師寺涼子警視。当然のことながら、お付きは泉田準一郎警部補。まず、捜査に非協力的な総領事に「お仕置き」。その後、ハリウッドの帝王、グレゴリー・キャノン2世からの招待を受けて、彼が所有する島、黒蜘蛛島へ。何故かここでも会ってしまった室町由紀子警視と岸本明警部補も・・・あいかわらず「女王様」のお通りです。お涼さまが超人的なのはともかくも、泉田警部補もやります。ここまで超人的な?方々が活躍すると、オタクの岸本警部補がやたらと普通の人種に見えてしまう・・・・【本日の言葉】p131 あたしは勧善なんてどうでもいいの。興味があるのが懲悪のみ!「黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿」田中芳樹(カッパ・ノベルス)より黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド) 薬師寺涼子の怪奇事件簿 ( 著者: 田中芳樹 | 出...
2005.03.15
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ウイングス・コミックス(新書館)プリ・プリ4巻目、とうとう実琴の彼女、恵も登場します。今回は「プリンセス・プリンセス番外編 革命の日・出張版」「プリンセス・プリンセス日常編 姫の一日」の短編も掲載されています。男子校に転校してきた河野亨はなぜか大歓迎ムードで迎えられた。その学校には「姫」という制度があり、男ばかりの生活に潤い?を与えるため、学校行事などでは女装しなければならないという。しかし、その「姫」には多大な特典があり、それにつられ亨は、四方谷裕次郎、豊実琴と共に、「姫」を引き受けることに。今回は文化祭編。1巻から転校生の河野の視点で話が進んできましたけど、今回は姫なんていやだっ!!!と主張しつづけている実琴くんが主役。文化祭には、彼女がやってくる。恵さんに女装を見られたくないっ実琴と、隠していることはしっかり暴き立てたい姉、麻琴。当然のことながら、おねーさまの勝ち?です。実琴と恵のデートシーンをかならず妨害するヤツらは、今回は登場しません。ちょっと残念です。ところで、「プリンセス・プリンセス」はカバーの下の本体の表紙と裏表紙のはずの部分が、別漫画になっています。プリ・プリは男子校が舞台なのですが、この2ページは、女子校が舞台。河野さん、四方谷さんは、生徒に夢を与える王子さま役(笑)の女生徒という設定でセーラー服で登場します。顔が同じなのに、服装を変えればそのまま女の子設定・・・ちょっと楽しみです。【本日の言葉】「だったら目指す希望は儲からない政治家より稼げる事業家だよ!」
2005.03.15
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角川ビーンズ文庫「悪魔の皇子 アストロッド・サーガ」の続編です。で、これで完結みたいです。主人公はアストロッド。シュロウ皇国の皇子。シュロウ皇国の老王はその狂った野望のために、娘2人を闇の神族に供物としてささげた。世継ぎのグィナ皇女はすでに夫と子供がいたが、闇の神族の子を宿した。妹のマーライヤ皇女は17才だったが一夜で正気を失い、狂ったまま出産した。生まれた2人の皇子は悪魔の皇子と呼ばれた。兄シェラバッハ皇子、弟はアストロッド皇子。兄シェラバッハは闇の神族の能力を発揮したが、アストロッドはただ一つのそまつな力しか使えなかった。自らの肉体から精神を切り離して他人の身体に憑りつき寄生する力。しかもそれは自らの意志ではなく、他人の暗示で発動するに過ぎない、自らの魔力というにはお粗末な力だけだった。兄シェラバッハは、異父兄たちを殺害し、シュロウ皇国の王位を簒奪した。そして、弟アストロッドの精神を、シェラバッハに嫁いできたルーディン国の王女ナシエラ姫の身体に封じ込めてしまった。アストロッドの魂をもやどしたナシエラはしばらく1つの身体で共存していたが、やがてその身体をアストロッドの残して死んでしまう。だんだんナシエラを愛するようになっていったアストロッドは、闇の者である兄を打ち倒すため「光の騎士」を呼び出そうとする・・・・1巻目がアストロッド・サーガというタイトルだったもので、もっと長く続くのかと思っていましたが、2巻で完結です。まあ、デビュー作ということなのでこんなものなのでしょうか。1巻目の最初では、アストロッドは、ほんとうにダメ男。皇子だということを鼻にかけて、自堕落な生活を送り、だからといって兄に反抗する気もない。それが、何故か、どんどん性格変わっちゃいました。死んでしまったナシエラの影響・・・にしても、ここまで人間変わるものかぁ?という気がしないでもないです。【本日の言葉】p152 光と闇は純然であればあるほど、ただ世界の均衡のために存在し、意思なき歯車としてこの世の始まりから終わりまで争い続ける。「悪魔の皇子 ブラインド・ソーサリー」深草小夜子(ビーンズ文庫)より
2005.03.14
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コバルト文庫(集英社)須賀しのぶさんの新シリーズ「ブラック・ベルベット」2ヶ月連続で2冊目。前巻で神聖帝国ディトーニア転覆のために、ハル神父を捜していると告げたキリ。ロキシー、ファナと3人で大都市ファウラーに向かったが・・・前巻の終わりで、「漆黒の聖女」であるとわかったキリ。ディートン教には、6大主教といい、それぞれの色をまとった大主教がいる。表向き女性の聖職者はいない。しかし、6大主教には、それぞれ「聖女」がいるという。6大主教の色に漆黒はないが、「漆黒の大主教」と呼ばれる主教はいる。それは、総主教に常に付き従い「ナイトライダー」の長であるエイセル主教である。キリとエイセル主教とに、関連があることは、キリがその身体から出てくる剣「黒真珠」を使うと、エイセル主教に影響を及ぼすことでわかるが、どういうつながりなのか詳細は不明である。それにしても、強化された身体を持ち、周囲をハットさせるほとの美人で、強い。しかし、ずっとディートン教の内部にいて、一般社会にでることのなかった聖女。彼女がなぜ出奔したのか。しかもディートン教の総本山である神聖帝国ディトーニアを転覆させようとするのは、何故なのか。また、キリの出奔を知っていながら、黙っているエイセル主教の意図は?さらに、戦争中に製造されたというキメラ。戦争とは、どんな戦争だったのか?大都市が、汚染させて廃墟になるような戦争はいつ終わったのか?戦ったのはどこだったのか・・・まだプロローグといった感じだろうか【本日の言葉】p14 もー、贅沢品を普段使いにしてこそ真の優雅っつーもんがさあ。「ブラック・ベルベット 病める真珠が愛した司祭」須賀しのぶ(コバルト文庫)より
2005.03.14
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コバルト文庫(集英社)須賀しのぶさんの新シリーズです。かつて栄えた文明が、「10年戦争」で荒れ果て不毛の地になってしまった「バレン」。昼は灼熱、夜は零下、有害物質を含んだ砂嵐が舞い荒れる地で、街からもはなれた安モーテルに黒ずくめの美女がやってきた。賞金稼ぎだという彼女、キリは本人が言っているように、とても強かった。ハルという神父を捜している、という。めっぽう強い美女の噂は、やがて彼女が三大賞金首の一人、豹に変身するキメラ、ドラッガー・ノワールではないかとささやかれ、その噂はディートン教の司祭団の耳へも入る・・・・辺境の地に、強い賞金稼ぎが現れる。そのうち、その者自体が賞金首なのではという噂、それに宿屋の娘と純情な娼婦が絡み・・・というと、なんか西部劇や昔のスペースオペラみたいな感じなのですが、(吸血鬼ハンターDとか、キャプテンハーロックの世界か)主人公は女性です。1巻では、まだキリの過去については、あまり触れられていません。というか、まだ海千山千の状態になっていない、強いけれども世間知らずのお嬢さん・・・です。この世界については、かつて「10年戦争」があり、大都市があったが、破壊され、現在でも汚染がひどいため近づくことも出来ない状態になっているという。また、この時代、肉体改変はすでに常識で、とくに10年戦争時代に多く存在した戦闘キメラが、戦争終結後、「廃棄」され、追放されている。このキメラたちは、無理な改造を受けたため、時間の経過とともに心身ともに異常になり、人を襲うことになり、狩りの対象とされている。しかし、キメラを狩る者も、肉体改変を受けなければならず、より高額なキメラを狩るために肉体改変を繰り返すことが、やがて自らの精神をも狂わせ、やがて今度は狩られる側になってしまう・・・一方、神聖帝国ディートニアはディートン教の総本山でもあり、総主教は帝国の実質上の支配者でもある。ヴァルカーレ総主教は白銀の髪に銀の瞳の20代半ばに見える美貌の持ち主です。この世界のありさま、宗教、なぜキリが?まだ、謎が謎を呼び・・といった段階で、とりあえずこの辺がプロローグで、登場人物紹介かなっといった具合です。ちなみにタイトルの「ブラック・ベルベット」とは黒ビールをシャンパンで割ったカクテルの名前・・だそうです。【本日の言葉】p143「だからたちが悪いのよ。ケンカがこじれるパターンの、一番多い理由って知ってる?関係のない第三者が、手前勝手な善意で首つっこんでくることよ」【楽天ブックス】ブラック・ベルベット 神が見棄てた土地と黒き聖女
2005.03.08
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コバルト文庫(集英社)姫神さまシリーズ本編です。信長の比叡山焼き討ち直後から始まります。明智光秀の養子になっているカイと徳川家康の浜松城に居候しつづけるテン。やがて三方ケ原の戦いがおきます。呪物を手に入れられないまま、歴史はすすんで行きます。家康と正室築山殿の関係、武田信玄と勝頼の会話。主人公の周辺の人物のさらに縁者に過ぎないのですが、歴史の流れのその後を思うとき、なにやら意味深な会話です。【本日の言葉】p140「断ち切りなさい」「その手で再び、自らの未来を選び取るのです。」「姫神さまに願いを~摘みし緋の扉~」藤原眞莉(コバルト文庫)より姫神さまシリーズ
2005.03.06
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角川ルビー文庫「子供(ガキ)の領分」シリーズがハイパーになりました。子供の領分 ACT1 ナメてんじゃねぇよ子供の領分 ACT2 それが、どーした?子供の領分 ACT3 やってられっかよ広海くんのゆううつ広海くんのゲキリン【子供の領分リターンズ】陽一サマの高笑い広海くんの災難大地の逆襲【子供の領分 体育祭編】学園タイフーン【子供の領分ハイパー】分岐点(ターニング・ポイント)新展開、とはいうものの、体育祭のすぐ後の話です。舞台は6月、5月に行った体育祭の余韻さめやらぬころ。体育祭でド変態コンビと族の総長が一発触発だった・・・という噂が流れ出した。「族の総長」とは、もちろん弟の大地のことを指している。前巻の体育祭編で、広海に返り討ちにされ「ド変態コンビ」という不名誉なあだ名をもらってしまった二人組が、以前広海と因縁があった日比野を抱き込んで、騎馬戦にかこつけて広海をボコボコにしようという計画を、弟の大地が聞いてしまい、3人にガンを付けた・・・というのが真相だったのが、どこをどうまちがったのか、とんでもない噂になってしまっていました。美貌の兄、陽一サマが広海を溺愛しているのは、前からだけど、大地もやっぱりね、という感じの巻です。このシリーズは、ルビー文庫でありながら、主人公にBL要素がまったくないため、きわめて健全?なんですけど、今回は、やったね兄ちゃん・・・ってとこかな。【本日の一言】p74 自分は、自分以外の者にはなれないp180 「茅野は毒舌暴言吐きまくりの俺様だけど、見かけがスレンダーな美猫だからな。そんで、みんな、最初は気安くチョッカイ出して、中身が虎だって気付いて再起不能になるけど、弟は、見かけはまんま虎で、しかも、中身はサーベルタイガーだし」「子供の領分ハイパー 分岐点」吉原理恵子(角川ルビー文庫)より
2005.03.03
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花とゆめコミックス(白泉社)「京&一平」シリーズ31巻目です。・「仔犬の恋」 アキラ&結城 家庭教師?親友?それとも・・・・「ダキシメタクナル」アキラと目の不自由な女の子と京・「いつか君といた空」アキラ&結城 ・「迷宮・愛しい蜘蛛」人ヲ殺シタというメールが、京と一平のところへ・・・「君といる朝」アキラ&結城 その翌日・・の書き下ろし(6ページ)短編5編です。といっても、「迷宮」以外は続きものです。このシリーズタイトルである「京&一平」は親友であり、事件解決のコンビということですが、もう一組の「アキラ&結城」は、不器用な恋?物語です。この「迷宮」シリーズ(といっていいと思う)は、頭がよくてきれいだけれども、人間に興味のない京(当時K大医学部学生)が、アパートのダブルブッキングのため、一平といやおうなしに同居することになり、人間らしくなっていく話です・・(?)その課程で、さまざまな殺人事件など犯罪に巻き込まれ、解決していくという推理っぽい話。一方、アキラくんは、小さい子どものころから登場し、行方不明の父親が見付かる話などでいろいろ京たちにからんできます。で、今は高校生。家庭教師をしてくれている結城と、「親友」でありたいとするアキラ。一方、アキラにそれ以上の想いを抱いてしまった結城の葛藤。今回クライマックス・・・です。今回、京と一平の登場シーンが少ないのですが、次の(現在雑誌掲載中の)迷宮が、重い話なので、少しこういうほのぼのとした話の方がいいのかなあ。【本日の言葉】p153「いつか君といた空」「そんなおまえを笑顔にするのが大好きだったんだ」「恋迷宮 いつか君といた空 ~京&一平シリーズ(31)~」神谷悠(花とゆめコミックス)より
2005.03.02
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キャラ文庫(徳間書店)「要人警護」「特命外交官」「駆け引きのルール」「シークレット・ダンジョン」と「要人警護シリーズ」の4巻目。警視庁勤務のSP立花美晴と後輩SP西條剛志のBL小説です。といっても、最初の巻はアラブの王様がお相手。日本に来たアラブの王族の警備で知り合い、本国のクーデターで亡命し、やがて国に帰り王位をかちとったアッジールとの話の後、美晴は外相の警備につきます。今回は、はじめっから美晴に迫ってきていた剛志が、ようやく・・・の巻です。小説キャラに掲載された「シークレット・ダンジョン」と書き下ろしの「ホーリーナイト」が掲載されています。シークレット・ダンジョンは特殊事情?だったのですが、その後どうやらお許しがもらえたみたいですね。ところで、あとがきに、今回登場場面が多かった「高田くん」のモデルとして、昔のアニメ「0戦はやと」に出てくる一色くんと書いてありました。「たぶん知っている方はおられないでしょう」とありますが、そんなことはありません。知っています(笑)「0戦はやと」は、「見よ あの空に~」と始まる主題歌は歌えますが、さすがにストーリーはだいぶ忘れています。一色は主人公東隼人のライバルでしたね。たしか・・・。【本日の言葉】p85(落ち着いて最善のチャンスを待ち、つかんだチャンスはぜったいに逃がすな!)「シークレット・ダンジョン 要人警護4」秋月こお(キャラ文庫)より
2005.03.01
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角川ビーンズ文庫彩雲国シリーズの5巻目1 はじまりの風は紅く、2 黄金の約束、3 花は紫宮に咲く 4 想いは遙かなる茶都へ、5 漆黒の月の宴前巻で、茶州州牧に任命された紅秀麗と杜影月は、補佐に任命された浪燕青、武官の静蘭たちと共に茶州に向かいますが、新州牧を茶州に入れないために様々な妨害をします。今回、茶州州都を全面封鎖、新州牧たちを入れまいとします。秀麗たちは赴任期限までに、任官できるのか??今回も、ユニークな、いえ、優秀な人物が何人も登場します。読んでいて、それぞれが楽しいです。『「八割の力を以て」協力申し上げます』といった紫影とか(^^;)秀麗さん、やっぱりすてきです。こういう少女向けライトノベルの主人公は、熱血少女で、正義を信じ、人を信じ、人間としての善意を信じるというパターンが多いのですけれども、立場によっては、人がいいだけではすまされない場合があります。茶州の長である「茶州州牧」としては、やってはいけないという立場を理解することのでき、ある程度人間の情に、理性で目をつぶることができる。ちょっと理性的すぎるかもしれませんけど、ちゃんとやらねばならぬことがわかっている秀麗が好きですね。【今日の言葉】p93「……光も闇も、利用できるものならばすべて利用しますよ」p188「どちらにしても後悔しつづけるなら、これから何かを為す道を選んだって構わないではありませんか。罪と後悔を背負っても、生きている限り為せることはあります。何かを変えていくことはできます。やり直すこともできます。違いますか。」「彩雲国物語 漆黒の月の宴」雪乃紗衣(角川ビーンズ文庫)追記--------------------ここのブログを始める前から使っていた別ブログに書いておいた記事にトラックバックしてみました。ちょっと懐かしい話。
2005.03.01
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