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「xxxHoLic」KCDX(講談社)「ツバサ」講談社コミックス(講談社)同時発売の2冊です。やはりこれは同時に(というか続けて)読むと、なるほどと思うところがあります。「ホリック」は侑子さんのお店に、ホオズキの鬼灯を持って着物を着た猫が現れる話、この世の者ではない女の人が四月一日に声をかけた話、侑子さんのお使いで満月の夜にお使いにいく四月一日の話…侑子さんのお店は「ここであって ここでない所にある」だけあって、いろいろな事が起こります。侑子さんと、強引に(借金のカタに)バイトにされてしまった四月一日(わたぬき)君、四月一日の安全弁?の百目鬼(どうめき)君の世にも不思議な物語です。「ツバサ」は前巻「修羅の国」の続きで、阿修羅族と夜叉族の戦いの決着。そしてツバサたちは次のピッフル国へ。今度の国では、ドラゴンフライレースに挑戦します。そしてこの世界では知世姫(総合商社の女性社長、知世=ダイドウジとして登場)今回、修羅の国の話は、やはり「聖伝」を読んでいるのかどうかで、だいぶイメージがかわると思います。聖伝での想いを知っていると、阿修羅の悲しさがよりわかるのではないかと。【本日の言葉】p23~25「諦めればそこですべては終わる 願い続けろ 強く 強く たとえ己が何者でも 他者が己に何を強いても 己の真の願いを願い続けろ」「ツバサ RESERVoir CHRoNiCLE(10)」(講談社)
2005.05.23
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ウイングスPetit文庫(新書館)、非売品「三千世界の鴉を殺し」(9)(10)を購入した際のプチ文庫全員サービスエディ、ラジ、ワルター、ルシファの4人が始めたカードゲーム。やがて、罰ゲーム制にすることに。「○○と(に)○○する」それぞれ、人名と行為を紙Aと紙Bに書き、それぞれをシャッフル。組み合わせて封筒へ。それぞれが書いてしまった恐ろしい人名。とんでもない組み合わせになって…現在、小説ウイングスで進行中の本編のラストの1ヶ月ぐらいあとの話だそうです。本編では、1日が過ぎるのがやたら長く、なかなか先にすすまない状態なんですが、このプレゼント本には、その結末と思われる話が回想シーンで出てきます。そうなるのかっっ!【本日の言葉】”子供はいつだって、綺麗で危険で面白いものが大好きだ。だれが禁じたところで、結局は手を出す”
2005.05.20
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角川スニーカー文庫昨年7月に急逝された吉田先生の絶筆など、文庫未収録作品を収録した「正典」とのこされた設定資料から物語の謎の解説、今後のストーリー展開メモなどを載せた「神学」、そして用語辞典である「大聖典」の3部校正です。外伝は「ガンメタル・ハウンド」と「ヒューマン・ファクター」 トレス君のお話です。また、絶筆となった「極光の牙」(序章)ではメンフィス伯爵イオンが登場します。この「トリニティ・ブラッド」のタイトル。そして、アベルとカインの謎。かつてアベルが口にしたパスワード・・・このお話の奥にある長い歴史を感じさせる設定の一部が、ここに出てきたことで、なおさらこの壮大な世界の続きが、もう、書かれることがないのが残念でたまりません。辞典、年表、この平行して進む物語の世界を理解するための、貴重な資料です。ただ、続きが読めないだけ…【本日の言葉】p64 「俺は人間(マン)ではないーー機械(マシーン)だ」
2005.05.16
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ハヤカワ文庫JA先月100巻が出たと思ったら101巻です。来月には102巻がでるそうです。今回はタイトルどおり、グインとスカールの出会いです。スカールさん、こんなところにいたんですね。しかし、今回はやはり、マリウスの歌のシーンがわたし的には一番です。ヴァレリウスが、マリウスの歌を聴いて、(なぜ、わからなかったのだろうーああ、あなたはここにいる…)と涙するシーンが、つい、「ヒカルの碁」で、ヒカルが自分の碁の中に、いなくなった佐為を見いだす場面とオーバーラップしてしまいます。【本日の言葉】p125 (答えておくれーぼくのこの歌にこたえて。ぼくはここにいる。そしてあなたを待っている。ぼくは決していなくならない。ぼくのこのうつし身が消えてもーぼくの歌は残り、風にとけて風になり、雲にとけて空になりー大地になり、空気になって、あなたを包むだろう。だからぼくに、こたえておくれ…あなたはどこ。あなたはどこ。ぼくはここにいる…ぼくはいつもここにいる…)
2005.05.11
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コバルト文庫(集英社)姫神さまシリーズ戦国本編、22冊目です。カイは、明智光秀の養子、降海として織田信長に仕える身になっています。一方、テンは、徳川家康の居城に居候中。信長は、足利義昭を破り、妹の市姫の嫁ぎ先である浅井長政を攻める。テンは八幡神の神託「陰陽を揃えよ」を受け、行動を起こします。時代は、歴史書のとおり、流れていきます。摩多羅神であるテンの介入によって、どう変わるのか?今回も信長が主要人物で登場しますが、家康も、そして懐かしい平ちゃんこと上杉謙信も登場します。カイが、光秀の養子であるということもあり、このまま、テンカイは、ちゃんと当初の構想どおりの姿に落ち着けるのか?本編のストーリーには、まったく関係ない話なのですが、謙信の高潔さを書いた部分で、「家督と関東管領職はいずれ、養子に迎えた二人の青年にそれぞれ譲るという」とあり、急死する前に、そういう話になっていたのなら、たぶん御舘の乱は起こらなかったのになあ、と思ってしまいました。本当にそう思っていたのでしょうか。【本日の言葉】p157「どこまでご期待に添えるのかわかりませぬが、叶う限りの力は尽くします」「あら、ちょっと弱気ね。それはいけないわ」「ではーーこの不識庵謙信の名と魂に懸けて、神命を全う致しましょう」「心意気はすごく嬉しいけど、なんだかオオゴトね」
2005.05.11
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みすず書房「心理学者、強制収容所を体験する」というこの原題からわかるように、第二次世界大戦中に強制収容所に送られたユダヤ人精神科医の著作です。原著の初版は1947年、その後1977年に改訂版を出しています。「言葉を絶する感動」と評され、人間の偉大さと悲惨をあますところなく描いたと評される本です。実はこの本は、息子の大学のある講義のGWの課題の本です。(レポートの提出が宿題だそうです)永遠のロングセラーと帯に書いてあるにもかかわらず、読んだことがなかったので、ぱらぱらめくってみたら、目を離せなくなりました。「アンネの日記」のアンネは収容所から帰ってきませんでした。著者の家族も帰ってきませんでした。まさに「人間とは何か」を描いた書です。【今日の言葉】p5 何千もの幸運な偶然によって、あるいはお望みなら神の奇跡によってと言ってもいいが、とにかく生きて帰ったわたしたちは、みなそのことを知っている。わたしたちはためらわずに言うことができる。いい人は帰ってこなかった、と。p31 ゴットホルト・エフライム・レッシングは、かつてこう言った。「特定のことに直面しても分別を失わない者は、そもそも失うべき分別をもっていないのだ」p114 人間はどこにいても運命と対峙させられ、ただもう苦しいという状況から精神的になにかをなしとげるかどうか、という決断を迫られるのだ。p144 この世にはふたつの人間の種族がいる、いや、ふたつの種族しかいない、まともな人間とまともでない人間と、ということを。このふたつの「種族」はどこにでもいる。どんな集団にも入り込み、紛れ込んでいる。まともな人間だけの集団も、まともでない人間だけの集団もない。したがって、どんな集団も「純血」ではない。監視者のなかにも、まともな人間はいたのだから。
2005.05.08
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角川ビーンズ文庫以前、角川ティーンズルビー文庫「マグダミリア 三つの星 I 暁の王の章」(2000年)を改題の上、大幅に加筆修正したものだそうです。と言っても、ストーリー自体は、ティーンズルビー文庫とそう変わっていないと思います。エピソードなどが少々変わっているかな。ティーンズルビー文庫では、3冊出ています。3冊目の「エヴァリオットの剣 わが王に告ぐ」も同じ登場人物の話ですが、こちらはビーンズ文庫発刊の時だったので、すぐビーンズ文庫に変わってしまったので、ティーンズルビー文庫のみの作品は2冊だけになります。その後、ビーンズ文庫で、この話と時代はちがうけれども同じ世界の話のシリーズが出ました。ビーンズ文庫の「遠征王シリーズ」よりも、たしか200年ほどあとの時代の話です。こちらの「バルビザンテの宝冠」は、ベースはまさに「王子と乞食」。パルメニア国王アルフォンスはお忍びで出た城下で、自分とそっくりの旅芸人の少年に会う。厳しい生活に嫌気がさしていたアルフォンスは、そっくりな少年、キースと服を取り替えて…このお話、最初が、ティーンズルビー文庫だったせいもあると思いますけど、主人公のアルフォンスの「隠された秘密」が、それっぽいですね。【今日の言葉】p203『人が何を思って罪を犯し、なぜ罰せられるかをお考えください。王の言葉は万金の値があります。だからこそ、王の決断はすばやく、しかも正しくなければならない。おわかりになりますか』p220 (ばかな男だ。わたしが本気で聖五家族の地位などを欲しがっているとでも思うのか)人はなにを考えているかわからない人物を容易には信用しない。だからこそ、ジャスターはああもあからさまに、公爵の前で地位への執着を見せる必要があった。ああいったたぐいの人間に善意や愛国心を訴えても無駄なのだ。とりいりたい相手のレベルにあわせて率直に物欲を示すほうが、かえって信頼を得やすい。「バルビザンテの宝冠 王の星を戴冠せよ」高殿円(角川ビーンズ文庫より)
2005.05.05
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