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「天を支える者」シリーズの外伝だと思っていたのですが、本編が2巻しか出ていないのに、外伝も2巻?。まあ、同じ世界の話です。「古戀唄1」では、この話の前にその原型ともなった短編が掲載されています。同じ話なのだから最終的な結果は同じなんだろうと思いますが、2巻でもまだ完結していません。3巻目に突入・・・・前田珠子さんは、未完のシリーズが多いので、本編の方がそうならないか心配です(笑)世界を創った7神は、天と地の間ー空を支える力と役目をもつ柱神を人間に与えた。創世のころは108人いたという柱神は、人間の欲が増大し神々への畏敬がうすれた暗黒時代に次々に命を落とし、現在は半数にみたない。自分たちの過ちに気が付いた人々は、柱神を畏敬し、自分たちの土地に柱神を招請するようになった。柱神が住まう土地が人間が暮らしやすい土地だった。そして、自分たちの土地に住んでくれた神の眷属がその地を離れることがないように、柱神になったものの近い血族を国主にいだくようになった。それがいつのころか、柱神の代替わりの際に各国の王朝交代劇が起こるようになった。つまり新しい柱神の親族が前王朝を皆殺しにして新しい王朝を築く・・・・この古戀唄は、昔語りとして始まった。次代の柱神を選ぶ定めをもった少女(本編の主人公)に、ある柱神の恋歌として。主人公のガシェスは大貴族であるファランスース侯爵家の変わり者の3男坊。貴族はほとんど行かないという王立学院に身分を隠して通っている。ひょんなことから変わり者の王女クランの話相手として王宮に通うことになった・・・。クランの出生の秘密、やはりです。【本日の言葉】p166たまにあることだとは知っていた。いかに天から才を与えられようと、周囲が望むようにそれを用い、扱おうとしない者がいることなど。
2005.11.30
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「ハウルの動く城」は別に買ったのですが、こちらに「On Your Mark」が収録されているので購入しました。「On Your Mark」はCHAGE&ASKAの「On Your Mark」のプロモーションフィルムです。コンサートツアーで上映されたほか、1995年公開の映画「耳をすませば」の併映作として上映されました。6分48秒。通常に再生すると日本語ですが、特典映像としてラフスケッチのようなものと、英語版も入っていました。英語版はタイトルが「CASTLES IN THE AIR」でメインのメロディは同じですがアレンジが違います。このタイトルだとまさに「天空の城」です(^^;)「On Your Mark」は主人公ふたりの警官と羽の生えた少女の話です。セリフは一切ないので、ストーリーといっても想像するしかないのですが、ふとかいま見た世界がとても魅力的です。他にも宮崎アニメのショートショートがたくさん収録されています。そらいろのたね、日本テレビのCM、金曜ロードショーのオープニング、ハウス食品のCM、どれどれの唄・・・ショートショートだからこそ、ちょっとお得な気分です。
2005.11.27
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クラッシュ・ブレイズシリーズ「嘆きのサイレン」「スペシャリストの誇り」「ヴェロニカの嵐」「パンドラの檻」で4冊目です。今回の表紙は、ケリー、レティシア、ヴァンツァー。この3人の共通項が今回のネタです。http://www.chuko.co.jp/new/2005/11/500922.html今回(たぶん初回版に)入っているチラシに「[クラッシュ・ブレイズ]のとてもかたよった人物紹介」というのが出ているのですが、作者のあとがきにも書いてあるとおり・・・・荒唐無稽です。いったいどんな話なんだっ!(笑)中央公論新社のホームページにもPDFファイルで入っています。http://www.chuko.co.jp/cnovels/cen/CEN0511.pdf話は、ケリーのところに警察が来るところから始まります。ケリーにかかっている容疑とは、なんと強姦・・・・そして今回のケリーをターゲットとした事件は、ケリーの過去を標的にしていた・・・【本日の言葉】p158「実を言うと、ちょっと手伝ってほしくてな」「俺たちに?」「この状況で何をしろと?」「そりゃあ、決まってる。おまえたちの専門分野で一働きしてほしいのさ」p184「わたしの夫は間違ってもそんなことは言わないぞ。そんな根性なしと結婚した覚えはないからな」
2005.11.24
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QEDも東照宮(三十六歌仙)、百人一首、六歌仙と連続して読んでいくと、和歌っていうのはみんな呪歌のような気がしてきてしまいました(笑)ということで、今回は「六歌仙の暗号」です。カバーの折り返しの歌は百人一首にも入っている有名な歌です。わが庵は 都の巽 しかぞ住む世をうぢ山と 人は言ふなり 喜撰法師これが謎を解くかぎにもなるという・・・・ところでこの話、最初は「七福神」が謎でした。この大学が、祟と奈々の出身大学だったことと、「七福神の呪い」で死亡した兄を持つ斎藤貴子からの依頼で、祟と奈々が関わることになりました。その後大学で不審な死亡事件が・・・やはりこのQEDシリーズは歴史ファンというよりも、呪術とか陰陽道とかの「闇の日本史」的なものが趣味な人が読まないとおもしろくないんじゃないかと思います。殺人事件が起こっても、その動機というものが、どうも昔の因習やら先祖代々の一族の話に関わってくる例が多いので、そういう摩訶不思議な理由というものをスムーズに読み進められるかに係ってくるような。今回は特に、推理小説としてはいまいちな気がします。
2005.11.24
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第9回メフィスト賞受賞作、こっちがシリーズ最初みたいです。先に「東照宮の怨」を読んでしまうと、まるで対のような和歌の話です。おまけに、他のQEDよりもタイトルが似てます。殺人事件の話と百人一首の謎。やはり奈々さんと桑原崇そして小松崎良平が活躍します・・というよりも、タタルさんがめいっぱいうんちくをたれます。しかし、それだけに百人一首に興味がないと面白くないと思います。興味があっても、百人一首の細かい部分はさっさととばしたくなりました(笑)でも、混ざり具合が絶妙です。
2005.11.20
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QEDシリーズ変人?薬剤師の桑原崇と薬学部の後輩で腐れ縁になってしまったやはり薬剤師の棚旗奈々、そして自称ジャーナリストの小松崎良平たちが事件を解決していくのですが、事件よりも歴史的事項に関する崇のうんちくがおもしろいです。今回は「東照宮の怨」当然東照宮についてのいろいろな呪術的なものについての会話は想定していたのですが、むしろメインは平安初期の三十六歌仙でした。殺人事件が起き、三十六歌仙絵が盗まれた。しかも、1人だけではなく、同じ絵巻を切り離した他の「佐竹本三十六歌仙絵」も盗難にあい、さらにまた殺人事件が。東照宮飾られている三十六歌仙絵を見た、桑原崇は、ここに書かれてある「歌」が「佐竹本三十六歌仙絵」と違う歌であることに気が付く。何故、歌が違うのか。また、被害者が最後に言い残したいう「かごめ」とは?推理小説形式を取った歴史の話という感じです。探偵役である桑原崇の歴史的事件に関する推理の方が興味深い小説です。たとえば、カバーの見返しにあるわらべ歌「かごめ かごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に ツルとカメがすべった 後ろの正面だあれ」は、子どものときには意味もわからずに歌っていて、大人になってから考えるとよけいに意味不明(笑)という歌ですけれども、これに対する桑原説も出てきます。日本の歴史と陰陽道に興味のある方にお進めです・・・
2005.11.18
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「斎姫繚乱」シリーズ7巻目、「斎姫異聞」シリーズ15巻と外伝1巻を含めると、23巻目平安時代、藤原道長が左大臣の頃。源義明は四位の蔵人権頭。先帝(だったかな?)の妹宮を妻にしている。この「宮」は、伊勢神宮の斎宮であった母が産んだ「神の子」であり、九曜の式神を従え、不思議な力を有する。一方源義明は本人が気づいていないけれども不動明王の力を持ち、清浄な気を発する。このことに気づいた宮が、義明に降嫁した。以後、宮と義明とで、都の魔を祓ってきた。ここに夜の世界から来た月の姫「香久夜」帝位を呼び寄せるという龍の宝珠龍を封印するために魂の半分と記憶を持っていかれた義明再度、龍を復活させようとしている香久夜そしてだんだん…というか、どんどん人間離れしてくる義明…そもそもタイトルから言って宮が主人公だと思っていたのですが、最近どんどん殿が摩訶不思議な存在になってきています。殿は、多少は感覚がするどいだけの人間だったはず・・・【本日の言葉】p224「この体躯に戻って、俺の残り半分の記憶を知って…ああ、俺はきっと何度生まれ変わったとしても、魂の断片だけになっても、それでも宮様を好きになるのだと、自分の気持ちに自信が持てました」
2005.11.10
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19コバルト文庫、流血女神伝シリーズ帝国の娘(前・後)、砂の覇王(1)~(9)、女神の花嫁(前・中・後)、暗き神の鎖(前・中・後)、喪の女王(1)~シリーズ19巻目です。主人公カリエは、ルトヴィア帝国の偽王子(帝国の娘)、奴隷→エティカヤの王子の後宮→小姓→王妃(砂の覇王)、「女神の娘」としてザカールの長の妻(女神の花嫁、暗き神の鎖)そしてザカール崩壊後はユリ・スカナへ前巻でザカールの千人目のクナムになるはずだった子を出産したカリエ、乳飲み子を抱えて再度逃避行です。ユリ・スカナの王子にかくまわれていたカリエも、追っ手によりかくまわれていた館が焼き討ちにあうなどの中、エディアルト、サルペーンのみをつれて再度逃亡します。しかし、森の中でサルベーンに似た品のよい少年に会います。折しもユリ・スカナは王太子であるネフィシカ王女の結婚式。その式場で彼女は後継者として、かつて密かにサリベージとの間に産んだ息子を指名する・・・p92 無知であると知ってもなお、知ろうとしないのが罪なのだ。
2005.11.08
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コバルト文庫新シリーズです。魔女があるんなら、魔男(マダン)があってもいいじゃないかという作者のあとがきのとおり、「魔男」が出てきます。しかし、イメージが・・・・魔術師とどうちがうんだ?中世ヨーロッパ・テイストの世界。主人公は清廉潔白な美青年騎士アルウィン。女王の使者として、パーシモン公爵、ラドベリ司教とともに、ウォルロックのブルーロータス騎士団を視察に訪れた。城主に歓待を受け、視察どころではない公爵と司教。やっとのことで城をでたアルウィンが夜の繁華街で酔っぱらいに絡まれたときに救い、名も告げずにさった男達。翌日、ブルーロータス騎士団宿舎を訪れると、昨夜とは別人のような堕落した姿だった・・・魔女というと、イメージとして悪魔の手下の邪悪な老女というものと、魔法使いの女という2つのイメージがあるんですけれども、魔男って???つまり、「魔」が悪魔なのか、魔法なのかで大きな違いのような気がします。ここでは、「魔男」っていうと、誰か仕える対象を持つ魔法を使う者、でも魔術師は別みたいです。というか魔術師の方が格上のようです。主人公の純真美青年の前に現れる「魔男」。しかし、呼び方がおかしい(?)上に、黒ずくめの服に黒眼帯に黒手袋に鞭・・・おもいっきりアヤシイ。どうやらこれからアヤシイ雰囲気になるらしいんですけど、今回はまだ・・・ですね。もう一人出てくる「魔男」、こっちは性格があやしい・・・・p139「ああ、でも…気持ち良かった。術を破られて、こんなに感じたのは初めてさ。バレンタインの“光の騎士”。面白い、僕の、新しい玩具!」
2005.11.07
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コバルト文庫暗夜鬼譚シリーズは、今回で最終巻です。スーパーファンタジー文庫で17冊、コバルト文庫で6冊の計23冊。1994年6月の1冊目からすでに11年経過しています。なんか、ずっと続いていたシリーズがこれで最終巻だと思うとちょっと寂しい気がします。「さらば、友よーーー。」雷神・夏樹の想いに気づいた一条は…!?最終大決戦こういう帯を見て、最悪の事態を想像しました。雷神の力をもった夏樹と一条が正面切ってぶつかれば、二人ともタダではすまない。しかし、「一条」という名でいても、モデルが明白な彼が死ぬことはないだろう。そうしたら??それにしても夏樹、変わりましたね。とくに表紙の表情は。短編「髪長姫異聞」も掲載されています。p140「生きるならいっしょだ」
2005.11.05
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コバルト文庫姫神さま戦国本編シリーズ番外編です。著者いわく「闇鍋オールスター戦」ということで、短編集です。「杜の遊宴地」 カイとテンが熊野に行きます。とすると出てくるのは、やはり平安編登場の梛子さまです。それにしても、不思議な縁です。(コバルト05年8月号掲載)「様々果恋草子」 別々に書いていた番外編ふたつを文庫収録にあわせて加筆改稿したものだそうです。「雛女御乱心事」(コバルト03年4月号)と「常々蜜言」(コバルト05年4月号)川中島合戦の後、平ちゃん登場です。「夢彩あかく」 姫神さまシリーズとは別の「夢の痕」と姫神さま第4編の間の時期の話とうことで、信長と蝶姫の話です。(コバルト05年8月号)「テンとカイのカンサツ日記」マンガです。(コバルト05年8月号)「杜の遊宴地・割増編」(書き下ろし)600年ぶりの再会です。陵王に晴明がつけた名前。平安編では出てきませんでしたが、ここで呼びます。p161「それでも私は、私の道を行く」(「様々果恋草子」より)
2005.11.05
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