迦陵頻伽─ことだまのこゑ─

PR

×

プロフィール

嵐悳江

嵐悳江

カレンダー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

浮世見聞記

(698)

現代手猿樂

(19)

鐵路

(25)

十二代目片岡仁左衛門

(35)

戯作

(3)

七代目嵐徳三郎

(17)

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2024.05.19
XML
カテゴリ: 浮世見聞記





(※展示室内フラッシュ無しで撮影可)

竹田人形とは、江戸時代初期に新興音曲の義太夫節と組んで隆盛した竹田近江一座に因んだ上方製の人形云々、



力強さを強調した見得風の身振りに、極端なまでに首をひねった姿態は、



私の眼には却って滑稽に映る。



しかし、チカラと云ふものを瞬間的に冩し取ったものと見れば、極端さのなかにも得難き冩實味を見出せる。


日本の傳統的な人形芝居は、人形の動作(しぐさ)そのものはとても魅力に富んでゐるが、殘念ながら現今は肝心の遣ひ手に魅力ある者がゐないこと、そして上演作品の世界觀が旧弊のまま固まって魅力(かがやき)を失ってゐるため、せっかくの美しさを殺してしまってゐる。

だからと云って現今の歌舞伎興行のやうな、奇怪な新作など企画する必要はない。

人形は作る人、扱ふ人を得て初めて魂を吹き込まれるものゆゑ、ぜひさういふ人財に巡り逢ひたいものである。







人形が呼んだのか、“魂”が呼んだのか……?



見つめてゐると、間違ひなくそちらへ引き摺り込まれる怖さを感じて、私は後退りに立ち去った。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.04.26 13:11:46
[浮世見聞記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: