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2025.04.12
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カテゴリ: 浮世見聞記
川崎浮世繪ギャラリーの「新版画─風景画の変遷」展を、前期と後期通して觀る。



江戸の木版画が衰退する現状を憂えた版元の渡邊庄三郎が、明治四十年代に提唱した“新版画”は、版元、画家、彫師、摺師の四者協業による精緻な工程を取り入れた次世代の浮世繪とも云ふべき新しい藝術文化にて、江戸の浮世繪にはなかった景色の遠近や陰影を加へたことで西洋版画とはまた異なる独特な奥行きと深味を出すことに成功し、それは觀る者を今なほ魅了し續ける。


(※案内チラシより)

また近代以降の、現在では失なはれた風景を精彩ゆたかに冩し取ってゐるのは資料としても貴重であり、漁師町だった戰前の羽田をとらへた石渡江逸の二點は、ここには描かれてゐない穴守稲荷の存在意義をもはっきりと示すだけの力が感じられる。

日本の木版画は、むしろこの新版画が成功した大正時代以降に真の完成をみた、とは云ひ過ぎだらうか。


(※同)


そして夕刻の薄暗い光景をさす「黄昏(たそがれ)」とは、薄暗くて人の見分けがつかず「誰だあれは」──「誰(た)そ彼(かれ)」が語源であることを知ったのが、ここでのいちばんの勉強。





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最終更新日  2025.04.18 21:32:02
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