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2025.06.28
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カテゴリ: 浮世見聞記
JCII PHOTO SALONで、「片岡順一作品展 飛翔の詩」を觀る。



飛行機と云ふ乗り物に憧れて昭和四十二年に全日空へ入社し、いらい今年二月に九十三歳の天壽を全うするまで現役の航空冩眞家として活躍した片岡順一氏が追ひ續けた、飛行機と世相の見事な交響詩。


私も幼少期に図鑑の冩眞で目を瞠った憶えがある超音速旅客機“コンコルド”、伊丹空港付近の住宅地をスレスレに離着陸する旅客機、羽田で整備されたジェットエンジン一基を地方へ輸送するため、旅客機の主翼に取り付けた珍しい姿──


いづれも純粋な飛行機愛に溢れゐるなか、案内ハガキに使はれた一枚は、昭和五十一年に伊丹で撮影されたボーイング747型機、四基のエンジンから噴出された排ガスによって景色が霞んでゐる様も記録されており、




かうした當時の社會が克明に記録されてゐるところに、私なりの記録的価値を見つける。


そもそも片岡順一氏が飛行機に魅せられたきっかけは、少年時代に見た頭上を侵行する米夷の爆撃機“ボーイングВ-29”云々。

そのエンジン音のために八十九歳で天壽を全うするまで全ての飛行機の音が大嫌ひだった祖母を想ふと、やはり私は、祖母の氣持ちに寄り添ふ。





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最終更新日  2025.06.28 20:13:32
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