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2025.07.30
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カテゴリ: 浮世見聞記
學習院大學内の學習院ミュージアムにて、「芸術と文化のパトロネージュⅡ まだまだ開く玉手箱」展を觀る。



皇族貴人のお眼鏡にかなったことで近代に入っても命脈を保てた傳統工藝品の展覧會第二彈、我々庶民の生活にはなじみのない精緻極める調度品類を見ても、しょせんは雲上人の世界となんら感興を催せないが、米粒様の文様を織り出した“穀”と云ふ生地で仕立てた緋色の袍、二世五姓田芳柳の清明な水彩画、實忠ゆかりと傳はる二月堂焼經の古筆切れなど、


(※案内チラシより)

私でもなんとなくその価値が見える文物のなかで目から鱗だったのが、勸修寺門跡の鎮守社に傳はってゐたと云ふ三十六歌仙を描いた額で、


(※同)

古へには優れた和歌を奉納することは神佛への善き手向けとして尊ばれた云々、能樂で和歌を禮賛する曲が多いのはこの風習が背景にあったからかと、遺物を史料教材として殘しておいてくれたおかげで、かつての日本人の価値觀が、たしかに私の心に傳はる。





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最終更新日  2025.07.31 15:11:58
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