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2026.02.21
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カテゴリ: 浮世見聞記
ラジオ放送で觀世流「竹生島」を聴く。

神能物のなかでも、「高砂」ほどムズカシイ言葉のてんこ盛りではなく、演能時間も短かめのスカッとした曲、舞臺の竹生島には大昔に一度だけ渡った記憶がある。

島内の記憶がないのは、帰りの船の時間を勘違ひしてゐたかなにかで、そのあとの外せない予定に遅れさうになって焦った記憶のはうが強く殘ってゐるためか。



それからいつであったか、前衞舞踏の活動をしてゐる人から、謠曲「竹生島」にのせた作品を創りたいと話しを持ちかけられ、私はいつでも對應できるやうに曲を覺えておいた。

……しかし、話しはそれきり。

玄人素人問はず藝能と云ふ水モノ業界では普通にあることであり、私もいちいち腹を立てるものではないが、かうした經験がいまの自分の活動に生きてゐることは間違ひないのだから、覺えたきりまだ謠ったことのない「竹生島」、もう謠へなくなってゐるだらうが、惜しいことだとは思はない。





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最終更新日  2026.02.21 20:24:48
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