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晩秋の一日、琵琶湖のほとりまで、こどもと二人で行ってきました。JRの在来線、快速や普通列車を乗りついで、守山駅まで、約2時間ほどの小旅行です。乗客は多くなく、米原までは座っていけました。ハイキングらしい人たちが、三々五々と途中の駅で降りていきます。あいにくの曇り空でしたが、山々の紅葉がちょうど見ごろで、いい色合いでした。列車にゆられて、なにをするでもなく、ぼんやりと窓の外を眺めていく、日ごろばたばた忙しくしている身にとって、なんだかすごい贅沢です。こどもはさっそくDS(ゲーム機です)を出して、ゲーム三昧。これはこれで満足のようです。守山の駅から目的地の佐川美術館はバスで25分ほど。本数がないので、待ち時間がちょっとあり、駅前のモスバーガーで一服。さすがに寒くて、いつもは車ばかりなので、その調子で薄着をしてしまい、後悔。外でバスを待つ気にはなれませんでした。佐川美術館は琵琶湖大橋のすぐ近くにあり、佐川急便の関係らしいです。水を張った広々とした池の前に大きな屋根のモダンな建物がありました。今回は企画展を見に来たのですが、常設展として、平山郁夫と佐藤忠良の作品を持っています。まわりは何もないようなところですが、けっこう人が来ていました。展覧会はとてもよかったので来た甲斐がありました。本物の色はやはりいいです。帰りはまたバスに乗り、駅前でお昼を食べてお土産を買い、また鈍行に揺られていきました。帰りはちょっと早めだったので、米原の他に、大垣でも乗り換えでした。5時ごろになれば、米原~名古屋間の直通が走ります。米原~大垣間の列車は、室内が木目調でレトロな感じでした。乗客も少なく、外も曇りだし、山また山の風景が続くので、なかなかしみじみとしてよかったです。天気がよい日に、ぶらぶら歩いたらいいだろうなあと思いながら風景を見ていきました。本当に行って帰って来るだけの小旅行でしたが、秋らしい風景を堪能できて、気分がリフレッシュしました。あれこれよくばらない、こんな旅行もいいものです。※展覧会の内容については「アートはおもしろい」の方を見てください。
November 25, 2006
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たまには写真を入れてみることにしました。季節感のあるもので、クリスマスバージョンのオルゴールを。あるギャラリーで、これが絵葉書になっているのを見てびっくり。カメラマンさんに親近感を感じました。これは昔アムステルダムの空港で買ったものです。旅行の最初に買ってしまい、壊れないようにずっと気をつかいました。他にも My Favorite Goodsを写真ついでに、サイトの方で紹介しましたので、よかったら見てください。
November 21, 2006
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今年もなんとか市民美術展に出品しました。そこに出すのを自分のノルマとしています。とりあえず参加費無料ですし。軟弱者なので、何かに出すということでもなければ、なかなか作品に取り組みません。まわりの人たちから、今年も出すんでしょう?と言われて、がんばっています。本を読む以外に自分らしい趣味として、絵は細く長く続けたいと思っています。それが自己表現のひとつなので。まだ子育てに忙しかった頃、友達が外国の人のショートホームスティの受け入れを始め、そこへ招待されました。ところがいろいろ外国の話を聞きたくても、思うように聞けないのでした。ご主人が通訳してくれてなんとか会話できたのですが、それを機に友人と英会話を習うことにしました。主婦の趣味的な会話教室だったので、毎回授業というより、雑談が中心なのですが、「自己紹介」ということになって、はたと気づいたのです。仕事をしている人はたいてい話題があるのです。会社で何をしているかをとりあえず話せばいいので。友人はそのとき仕事を持っていました。でも専業主婦の自分は何を話せるのだろうと。本当に何もなかったのです。本も読まず、仕事もしてなくて、趣味もない。ただ家事と育児だけ。お料理が好きとか、手芸が得意とかいうわけでもないし。語るもののない自分ていやだなあと思ったのでした。そんな気持ちを持っていたところへ、国際交流協会のボランティアに友人が誘ってくれました。(考えてみると、当時彼女は仕事をして、子育てをして、ホームスティも受け入れて、ボランティアもしていたわけですから、時間は使いようですよね。)そこですてきな仲間と出会うことができました。みんな主婦であると同時に、自分らしい何かを持っている人たちばかりだったのです。年代も同じくらいでいろいろ共感できましたし、刺激を受けました。このボランティアは、かれこれ10年ちょっとになりますが、新聞を作る活動をおもにしています。近頃は私も仕事をし、介護もしているのであまり参加できないのですが、ボランティアなので、できる時にぼちぼちやっています。そして絵を始めました。こちらは再開しましたというのが正しいかもしれません。これも同好会に参加してもう10年ぐらいになります。元気な仲間(先輩?)と出会うことができました。仕事もまた自分の趣味にあったことをしているので、自分を紹介するものが、今ではたくさんできました。紹介できる自分があると、なんだか自信がつきます。男の人が退職すると、がっくり来てしまうのってわかるような気がします。だって会社人間だった人が無職になったら、自分が見えなくなってしまうでしょうね。自分はこんなことをしています、こんなことができますというものがあると、人生が楽しく過ごせると思います。一主婦でも、それを作ることはできるのです。趣味を持つことは大切ですよね。(ちなみに発端の英会話ですが、1年ぐらいでやめたのですが、とりあえず度胸だけはつきました。)
November 14, 2006
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展覧会を見に息子と「藤本由紀夫」展を見に、名古屋市美術館へ行きました。名古屋出身の音を素材とした作品を作る作家です。(その感想は「アートはおもしろい」に書いたので見てください)普段は美術展など興味のない子どもが、とてもおもしろかったと言ってました。その勢いで下の常設展へ行ったら、ジェームス・ダレルの作品が置いてあって体験ができました。15歳以上という言うことで、子どもはだめでしたので私が入りました。四角い箱に入って白いドームの中に頭を入れると、風のような音とともに、まわりがピンクやブルーの光に次々と変わっていきます。距離感がぜんぜんなく、上の方だけ見ているとカラフルな霧の中をふわふわと浮遊しているような感じがします。そのうちストロボがぱちぱちと光り始め(だから子どもはだめなんでしょうね)、目を幻惑します。最後にまた青い光や赤い光に包まれて7分ほどの体験は終了です。以前開催されたダレルの展覧会には、こういった体験型の装置や、暗闇の体験などがあっておもしろかったです。名古屋市美術館にも所蔵品があったんですね。朝早く行くと、空いていてゆっくり楽しめます。常設展の外のロビーにある、ボロフスキーのハンマリングマンも好きな作品のひとつです。以前「ボロフスキー展」を東京の美術館で見て、とても衝撃を受けました。新しい美術、そしておもしろい! 2階の会場へあがる階段の窓の外にも作品がぶら下がっていたり、大きな部屋に入ると、2体のハンマリングマンがぐるぐると上から斧を振り下ろしてきたり。名古屋市美術館の場所は、あまりに吹き抜けが高すぎて、ちょっとハンマリングマンの迫力が感じにくいので残念ですが。現代アートの拠点として、名古屋市美術館はこれからもおもしろい作品を紹介していって欲しいですね。
November 6, 2006
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知人から正倉院展を見に奈良へ行くという話を聞いて里心ならぬ奈良心がつきました。秋の奈良、いいでしょうね。高校時代、クラブ(いちおう美術部)の合宿で奈良へ一泊二日の旅行をしました。その時の印象がよくて、それ以来何回か奈良を訪れることになりました。泊まったのは顧問の先生の紹介による日吉館。奈良めぐりの拠点として、数々の学校の定宿となっている古い旅館です。東大寺のすぐ隣、奈良公園を望む大変いい場所にあります。建物は大変古く、夜になると道路に面したガラス戸に板戸を立てます。夜間の出入りはくぐり戸を抜けるようなつくりです。部屋は相部屋が原則、トイレもお風呂も共同。入浴のときは入り口に「入浴中」の札をかけるのが必須です。食事はたいてい水炊きかすき焼き。七輪を囲んでわいわいみんなで作ります。関西風に砂糖とお酒代わりの水としょうゆで調味します。もちろん布団は自分たちで敷きます。初めて泊まったとき、後輩が「あっ風鈴だ」と窓の風鈴に手を触れたら、糸が風化していてぽとっと落ちたり、ふすまを開けようとしたら、戸がふわっと向こう側へ倒れていったり、廊下を人が歩くと部屋が揺れたりするのにみな大騒ぎ。でも夕暮れになって松の林の向こうから鐘の音が聞こえてきたのにはとっても感動しました。名物おばちゃんのいるアットホームなふんいきが気に入って、それから友人や妹、そして大学の授業でも行ったりしました。泊まっているお客さんも、みな奈良が好きな人ばかりで、相部屋になったり、一緒になべを囲んでいるときの話も楽しく、また学生でも気軽に泊まれたのでした。二月堂のお水取りのときも、東京から来たお水取りマニアのお姉さまたちに、いろいろレクチャーをしてもらい、十二分に楽しむことができました。宿が東大寺から近いので、夜の境内を行ったり来たりすることもできたのです。(いい時代だったのかもしれませんが)「日吉館」のならびに、500円で豆ご飯やヘルシーなおかずのお膳を出してくれる「下下味亭」という昼飯屋さんがあって、おいしかったです。どちらも今ではやってません。日吉館はおばちゃんの高齢化のためで廃業したとか。「下下味亭」もいつのまにかなくなっていました。今ではなかなか泊りがけで行くこともなくなりましたが、時々奈良の、それも奈良公園の夕暮れの風景を思い出してほのぼのするのです。
November 4, 2006
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