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この間の週末は、土、日と知り合いの方の展覧会を見てきました。ひとつは絵の同好会でご一緒していた方のグループ展。もう一つはその同好会の指導をしてくださっている先生の個展です。今はおけいこを、一応休会という形にさせていただいている私ですが、何かイベントがあると、連絡をいただきうれしいです。指導する先生が現代アートの方なので、グループ展をされた方の作品も現代アートらしく、コラージュあり、プリントありの、構成やマチエールがおもしろい作品ばかりです。それもみなさん60歳をこえたご婦人ばかり。(80歳すぎの方も!)作品だけ見たら、どこぞの美大生の作品かと思うほど意欲的です。私自身はありふれた風景しか描けませんが、こういった作品を見るのは元気が出て好きです。次の日は先生の個展を見に、犬山にあるキワマリ荘へ。古い下宿のような借家を大家さんから借りて、ギャラリーにしているところです。元が住宅なので、靴を脱いであがり、個室だった各部屋の展示を見るようになっています。ひと部屋6畳ほどと、押入れのスペースしかなく、かなり狭いので、先生はその空間すべてが作品なんだとおっしゃって、それぞれの作品の色やタッチを考えて配置した、バランスについて、説明してくださりました。字や、タッチのあふれる大小の長方形や正方形の紙が、リズムをもって貼られていて、抽象なんですが、部屋の中に風景があるようでした。先生も今回は「風」をイメージしたといってらっしゃいましたが、なるほどと思いました。他の部屋でも若い方が展示したので見てきました。(といっても1、2階合わせて4部屋ほどですが)どの部屋もその部屋ごとにアレンジされ、空間を表現してありました。狭いながらも、一つの空間を自分なりに表現できて、おもしろいギャラリーです。廊下を使った展示や(床に作品が落ちていたり)、トイレだった狭い部屋で展示している方もありました。他に骸骨をモチーフとした作品を作り続けている方のお店兼喫茶室や、マニアックな古本屋なども入っていました。犬山駅から歩いて10分足らずの場所なのですが、古い住宅街の中に埋もれたような建物で、とてもわかりにくいギャラリーです。でも秘密の場所みたいで、ちょっとわくわくする空間でした。キワマリ荘については、以下のHPで見てみてください。http://honeya.hp.infoseek.co.jp/new-tennai.htm
October 30, 2008
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図書館で開催された本の修復講座に参加してきました。講師は浅井檀さん。製本工芸家の栃折久美子さんの孫弟子にあたる方だそうです。図書館の主催で、全3回。簡単な製本の仕方を学び、ゆくゆくは図書館で修復ボランティアとして活動をするというものです。修復と言っても、第1回は、文庫本にハードカバーの表紙をつけることをしました。用意された様々な色の見返し用の紙や、表紙用の布から、自分の好きな色を組み合わせて選び、厚紙を台にして、各自持参した文庫本に、硬い表紙を作るというものです。先生の用意された紙や布の色が、どれも秋らしい落ち着いたいい色で、まずどれを組み合わせようかとても迷いました。作業はまず、本についている表紙を外すことから始まります。むしりとったような背を見るとどうなるのかしらと思いましたが、カバーを利用したページを入れ、さらに見返しの紙を重ね、天と地(本の上下のことです)の背の部分に花布をアクセントにいれると、だんだん様になってきました。最後に厚紙を張り付けた表紙と本体をくっつけ、見返しと表紙を張り合わせると完成です。なんて書くとすらすらできたようにみえますが、間違えないように何回もサイズを測り直したり、注意深く印をつけたり、カッターに悪戦苦闘したりで、予定の時間を1時間近くもオーバーしてしまう作業でした。でも、古びた本がとてもきれいな本に生まれ変わって、うれしかったです。こうやってお気に入りの本を、好きな表紙をつけて製本できたら、素敵ですよね。
October 24, 2008
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2010年に愛知県で、「あいちトリエンナーレ2010」が開かれるそうです。芸術監督に国立国際美術館の建畠晢館長を迎え、初回の事業費は、現在開催中の横浜トリエンナーレを上回る十数億円を予定だとか。横浜トリエンナーレは2回ほど行ったことがありますが、とても刺激的な展覧会でした。インスタレーションや体感型の作品、意外なものを使った作品など、いっぱい発見があって遊園地に行ったように遊べました。今年の様子もNHKの日曜美術館で紹介されていましたが、庭園を会場に、霧を使った作品や、通路を進むと次々と言葉が現れる作品などがあり、おもしろいなあと思いました。(ああ行きたい!)こんな風な展覧会が愛知県でも開催されるというのはうれしいことです。出展作家も第一弾が発表され、草間彌生さんや渡辺英司さん、島袋道浩さんなどがいて楽しみです。渡辺英司さんは昨年の「サイクルとリサイクル」展で蝶の作品を、島袋さんは、ついこの間豊田市美術館でタコの作品を見たばかりです。ただ、会場に愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋ボストン美術館などを想定しているらしいのですが、横浜のメイン会場は国際展示場のような広い場所を使っていました。それと比べると愛知の方は全体的にこじんまりとしているような気がします。けっこう長期間ということもあって、どこでも会場にできるというわけではありませんが、美術館という枠にとらわれず、自由に表現できるスペースが用意されたらいいのにと思います。街中にアートが広がって、みんながわくわくするようなお祭りになるといいですね。
October 17, 2008
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映画「パコと魔法の絵本」を見てきました。とってもよかったです。監督は「下妻物語」を作った中島哲也さん。「下妻物語」は、田舎(茨城県下妻市)を舞台に、ロリータファッションに身を包む少女(深田恭子)とヤンキー娘(土屋アンナ)の妙な友情の話で、なんか独特な語り方で印象的でした。(物語風な感じがパコと共通しているような)今回の「パコと魔法の絵本」は、まず画面のカラフルな色彩にひかれました。実写にCGを組み合わせた極彩色の背景で、始めから物語の世界のようなのです。もともとは舞台劇だったと知り、納得しました。映画が始まったとたん、非日常的な世界に入りこんだようで、なんだかわくわくしてきました。舞台は古めかしい病院で、お医者さんも看護婦さんも患者さんも変わった人たちばかりです。役所広司、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとりなど、有名人がいっぱい出演しているのですが、みんな役を強調したメイクがすごくて、誰が誰やらちょっと見にはわからないほどです(特に役所広司さん)。演技もハイテンションで、ギャグなのかシリアスなのか微妙な感じがするほど。主人公パコのアヤカ・ウィルソンはすっごいかわいらしくて、事故で1日しか記憶を保てない少女を天使のように演じていました。役所広司さん演じる老人は、大金持ちなんだけどわがままで、他の患者さんをおもいっきり見下しているいやな人なのですが、このパコに出会って変わっていくのです。今まで人のために泣いたことなどない老人が、お医者さんに「どうしたらこの涙は止まるんだ」と尋ねると、お医者さんが「いっぱい泣けば止まります。」と答えるシーンなど、思わずぐっときました。この言葉は、いろんな人生をかかえてこの病院に入院している他の患者さんにもアドバイスとなるのです。そしてみんな自分の弱さと向き合っていくのです。後半、老人の呼びかけで、パコのために大人たちが病院中を舞台にして、パコの大好きな「カエル王子」のお話を劇にして演じるところも素敵でした。アニメも混じってきて、本当に絵本の世界になっていくのです。おとぎ話のような、思い出話のような、喜劇のようで、しんみりもする不思議な映画でした。老いも若きも楽しめる映画だと思います。
October 16, 2008
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お久しぶりです。書きたいネタはどんどん貯まるのに、なかなかパソコンに向かう気力がなくてあっという間に日々が過ぎてしまいました。この間、本も読んで、映画も見て、お出かけもして、単に遊びすぎ?さて本は娘と一緒に有川浩さんにはまっていました。深夜アニメでブレイクした「図書館戦争」です。だいたいにおいて、本の題名に「図書館」という言葉が入るとついチェックしてしまいます。これまでも「図書館の神様」(瀬尾まいこ)「図書館が教えてくれた発想」(高田高史)「図書館の水脈」(竹内真)「ふしぎな図書館」(村上春樹)などなど。どれもおもしろかったです。この「図書館戦争」のシリーズも気にはなっていたところへアニメ化され、さっそく読んでみることに。(人気が出て予約待ちが大変でした。)実在する「図書館の自由に関する宣言」をベースに、架空の「メディア良化法」によって、差別用語などを使った出版物をやたらと押収していく良化委員会に対抗して、図書館員たちが戦う話です。双方武力を持って死力をつくしての戦いをするというところが、ライトノベルです。ちょっと前に話題になった「ちびくろサンボ」の絵本や、その他差別用語の規制、秋葉原でおきたような残虐な事件があるたびに取りざたされる映画やゲームとの因果関係など、現代は表現の自由に対して、変に神経質になっている気がします。あれこれ規制しても、結局は個人のモラルが問題であり、すべてを規制したからといって、平和な世の中になるわけでもなく、かえって味気ない世の中になってしまうのではないのかと思います。本の中でも「床屋」が差別用語としてリストアップされ、床屋さんたちが怒るという話がありましたが、それに近い話が実際に今、あると思います。知らないうちにどんどん管理されている今の社会の行く末を考えさせられました。一方、図書館の勉強をした人なら、図書館業務の様子などは、「そうそう」と思って楽しく読めると思います。レファレンスのやり方などけっこうためになります。なんといってもライトノベルなので、若い子受けする表現で、登場人物の恋愛模様や、派手な戦闘シーンがありますが、それはそれで楽しく、わりと分厚い本で全4巻でしたが一気に読めました。有川さんの本は、あと、自衛官を主人公にした話が多いようです。一応軍事機密とかがあって、普段私たちにはあまり身近でない職業の人たちですが、みんないい人ばかりが登場して、これで自衛隊のイメージがずいぶん上がったろうにと思っていたら、先日の海上自衛隊の事件がニュースに出たので残念なことでした。
October 14, 2008
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