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kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2026.08.13
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カテゴリ: 文芸
みをつくし料理帖 の第10弾にしてシリーズ完結巻。

  贅を尽くした特別なものではなく、
  食べるひとの心と身体を日々健やかに保ちうる料理を、
  私は作り続けていきたい。
  医師が患者に、母が子に、健やかであれと願う、
  そうした心を持って料理に向かいたいのです(p.36)

 自らの進むべき道を見定めた澪が、新たな一歩を踏み出します。

    ***

結び草

重陽の日、鼈甲珠を翁屋に届けるとあさひ太夫に遭遇、太夫は鼈甲珠を右の掌に収め天に翳した。
居合わせた者は幻想的情景に声を失うが、その様子は錦絵に描かれ世間に広く知られることに。
一方、澪の新居で葛尽くしの料理でもてなされた美緒は、家族皆でまた日本橋に帰りたいと話す。

張出大関
澪は、鼈甲珠、持ち帰り用の粕漬けに加え、城勤務の下級武士のため1日10食の弁当作りを開始。
すると、その旨さが城内でちょっとした噂になり、御前奉行も褒めていたと聞かされる。
源斉の母・かず枝が弁当を求め訪ねて来た際には、留守番のふきが酢の物の味見を勧めるが、
絵付皿を用いたことでかず枝の様子が急変、澪の迅速な処置と源斉の対応で大事に至らず済む。

一方、澪が夜の通いだけとなったつる家では、政吉の作った薯蕷蒸しが「親父泣かせ」と大評判。
料理番付の行司役が店に姿を見せた後、師走朔日には遂に『張出大関』との吉報が届く。

明日香風
一柳に年始に訪れた澪は、芳から座敷で見つかったという木蘭色のざらついた塊を見せられ、
塊から零れ落ちた粉を指に付け口に含むが、何なのか分からない。

その際、口に出来るのは公方様だけという「酪」の話になり、それは木蘭色の塊だと源斉は言う。

その後、柳吾は「酪」を勝手に作った疑いで捕らえられ、それを知った佐兵衛は澪の前で慟哭。
そして、死期の迫った元天満一兆庵の料理人・富三に遭遇すると、「心許り」の重詰めを届ける。
すると富三から、自らと采女宗馬、佐兵衛の酪作りに関わる全ての事情が記された文が届く。
佐兵衛はその文を澪から預かると町奉行所に自訴、登龍楼は取り潰し、宗馬は行方知らずに。


天の梯
重陽の夜の出来事から、翁屋が太夫の存在を隠しきれなくなると、摂津屋が澪の覚悟を確認。
鼈甲珠に関する全てを翁屋に売り渡し、以後は手を引くことで翁屋も了承、見請けが決まる。
澪は野江にとって一番の幸せを実現すべく、翁屋と太夫の3人の旦那衆に、さらなるお願いを。
卯月朔日、生家・高麗橋淡路屋の元番頭・龍蔵の息子・辰蔵に迎えられ、太夫は野江に戻った。

   ***

一方、奥医師の話を断り、恩師の遺志を受け継いで、江戸を離れ大坂で医塾を開く決意した源斉。
永田家と絶縁して士分を離れ、澪と夫婦となることを母・かず枝も後押しします。
先に大坂へ出発した源斉を追って、野江と共に大阪へ出発する澪に、
清右衛門は、大坂で自分の店を持ち、その名を『みをつくし』とするよう声を掛けます。

文政11年の料理番付には、東の大関「元飯田町 つる家」、西の大関「四ツ橋 みをつくし」、
行司役には「日本橋柳町 一柳改メ 天満一兆庵」の名が記されました。

  口じゃあ何とも言わねぇひとだが、お澪坊のことを、お澪坊のことだけを、
  ずっと、もうずっとだ、想い続けていたんだぜ。何の見返りも求めねぇでよ(p.298)

  雨の日、小松原との縁組を祝福したあと、
  傘を忘れて俎橋を帰って行く男の姿が胸に蘇り、澪は苦しくなる。
  あの時、源斉はどんな思いでいたのだろうか、と。(p.277)

『あきない世傳金と銀』の賢輔 を彷彿とさせる締めくくり。
でも、あちらに比べると、こちらの方がそれらしい雰囲気は漂っていましたね。





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Last updated  2026.08.13 12:58:08 コメントを書く
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