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今度、妹が結婚することになり、相手のご家族と顔合わせをしてきました。都内の某料亭で会食。。。その場所が、東京タワーの文字通り足もとで、2000坪の敷地が和の空間を作り出している・・・そうです。江戸時代の日本家屋を移築し、樹齢百年の古木を植えた庭園には、小川が流れ水車が回る。敷地を一歩出れば、都心のど真ん中なんですが、まったくそれを感じさせません。そのお庭から見た東京タワー。 そびえているというか、生えてるというか。実際には、見上げる形になるので迫力ありです。庭木とタワーの間に、余計なものが一切ないのですね。相手のご両親がセッティングされたのですが、うーん、私にとっては、一生に一度の経験かも。(笑)*プレゼント企画への早速のご応募、有り難うございました!プレゼントのURLは、土日にお知らせします。もうしばらくお待ち下さいませ。(ぺこり)
2006/06/28
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先ほど、英文の和訳を書いていて、自分のミスに気づきました。「ロンドん。」・・・ロンドンでしょー!(一人突っ込み)よほど焦ってるみたいです。何を隠そう、明日は妹の婚約者の家族と顔合わせがあるんですよ。うわーん、緊張するー!!今日の日記は、取り乱したまま終わります。(笑)
2006/06/27
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以前に予告してありました、プレゼント企画を開催しますvクイズ(とアンケート)に答えてくださった読者様に、番外編とおまけ画像をプレゼント!(おぉ、太っ腹)詳しくは↓をクリックして企画ページに飛んで下さい。企画のお知らせ&応募ページに飛ぶ応募期間は、本日から7月31日までです。楽天外の読者様にも応募して頂けるよう、期間を長くとってありますが、「後でいいや」と思って忘却されると悲しいので、皆様、記憶が確かなうちに応募して下さいね!!(笑)ご応募、お待ちしています!
2006/06/26
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そろそろ、中高生の期末シーズンに入ってきました。塾の講師側でも、その子の状態に合わせて対策プリントを作ったり、慌ただしい時期です。うちは補習系なこともあって、生徒さんも事前にバッチリ準備派と、言われなきゃ(言われても)何もしない派と、様々です。前回の中間テストの時、一番すごかったのは、「今日、学校いったら中間試験だった~。」という女の子。日にちを勘違いしていたそうです。し、試験の日程くらい、ちゃんと把握してくれい!(涙)一方で、学校側が明らかに問題あるなぁと思うケースもあります。某私立中では、英語の難解な長文読解のテキストを一冊生徒に配って、自習させて、テストに出題。英語の成績の半分が、その長文で決まっちゃうんですよ。明らかに中学生レベルを超えた内容に、範囲も広すぎる。そこは飛び抜けた進学校でもないので、こんなのを自力でやらせて、得点できる生徒は滅多にいません。(塾でカバーしきれる量でもないんです。)当然、毎回の平均点は30点を下回ります。なのに、学校は一切対策なしで出題し続けるんですよ。去年までは、努力すれば点に結びつくテキストを使っていたのに。。。生徒のやる気は、輪をかけて低下しちゃいます。学校側の意図が謎。これだけの難解なテキストを、消化しましたよっていう親へのアピールなんでしょうか。すっかり愚痴っぽくなってしまいましたが、長文対策を投げ出すわけにもいかないので、少しでも得点に結びつくよう、構文や大意がとれる補助教材を、これから作ることにします。ではでは。^ ^;
2006/06/24
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凪坊ヤ☆クゥさんから、バトンを受け取りましたv久々のバトンです。頑張って答えていきます。1.ブログをはじめたきっかけは?某こいぬ育成ゲームのプレイ日記をつけたくて、初めてブログに手を出しました。別にサイトも持っていましたが、ブログの方が更新しやすそうだし、噂のブログを体験してみたくて。(笑)2.パソコンのそばにはなにがある?電池、目薬、化粧ポーチ、本。あふれる生活感。。。3.今はまってることは?一番は小説を書くことです。こだわるタイプなので、小説のために史料を調べるのも楽しんでいますよv調べものには、本だけでなくネットも使いますが、世の中すごいサイトがあるものだと驚きました。中世~近代ヨーロッパのコイン&物価についてのサイトとか。面白いです!4.座右の銘を巧言令色、鮮(すくな)きかな仁。 「論語」(口先が巧みで、うわべが良い人間は、たいてい誠実じゃないよ)特に高校時代は、この言葉が好きでした。女子高生の座右の銘としては、渋すぎる気もします。(汗)5.大金持ってたらなにする?「ドイツにお城を購入」って思ってたんですが、フィギュアスケート等の大会スポンサーになって、好きな選手を集め「××杯」とかを開催するのもいいなと、いま思いついた次第。6.今イチバン会いたい有名人は?近代教育の父、ペスタロッチ。たいへん情熱的な人だったそうです。アツく喝をいれてください、私に。(他力本願)7.今行きたい場所は?ロンドンでミュージカルを観て、スコットランドに足をのばし、そのあとドイツ、ギリシャ、トルコあたりを、ぐるぐる回ります。8.生まれ変わったら、何になりたい?レオンハルトのようなハジけた人になりたいです。私は色々(余計なことを)考えすぎるので。9.今、何が食べたい?昨日の夜12時、バトンの下書きをしていたら、この質問まできて・・・激しく夕飯が食べたくなりました。塾のバイトがあったので帰りが遅く、まだ何も食べていなかったのです。普段なら疲れて食欲もないんですが、この質問で突然「もう無理!」と駆り立てられ、食べた後はサッカーも見ずにクークー寝ました。なんて恐ろしい質問なんだ。(笑)10.あなたにとってのプライスレスは?能力と、人の命でしょうか。能力ほしいです、能力。(そういう質問ではない)11.次に回す方々5人どなたかプライスレスをお持ちの方、どうぞv
2006/06/23
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あとがき自分の息抜きで綴ってきました、童話風☆天黒。皆様の反応に気を良くして、思いのほか長編になりましたが、なんとかオチもつき一安心です。童話といいつつ、ついお笑いにはしってしまうのは、悲しいサガ。。。本編とは一味も二味も違う、トボケた女王さま達を、楽しんで頂ければと思います。*ネズミのレオ*愛らしく食いしん坊、縦横無尽に活躍(?)する、ハツカネズミのレオンハルトは、作者のお気に入りです。本編でも、ネズミでいてほしいくらいです。(笑)メタモルフォーゼ(変身)はファンタジーの王道で、私はこれに、とても魅力を感じます。本編ではグストーが、この要素をかなり備えているんです。ある時は貧乏僧侶、ある時は医者、またある時は外交官。。。自分の役割を一つに定めているアルの魅力とは、また対称的なものを持っている人です。*魔法つかいの師匠*大ワシが飛んできたところで、魔法つかいが「ししょう」と言ってますが、どうやら魔法の師匠みたいです。これは変化した姿で、人型になると、見ため年齢10才くらいの魔女っ子です。(何)もちろん、実年齢はかなりのもので、数百年は生きているはず。。。人型で登場させられず、とても残念。今頃、魔法つかいはピシピシ再教育されてるのかもしれません。ではでは、次は本編で・・・なるべく早く、再開したいです。^ ^;
2006/06/20
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レオンハルトが、たのまれたとおり、赤い羽にたどりついたとき、ゴオオオォォッいきもできないような、すさまじい風が、教会の中をふきあれました。「チュッ!」ぽてん、ぽてん、ネズミのレオンハルトは、羽をかかえたまま、下までころがりおちます。いまの風は、なんでしょう?じつは、魔法つかいのしわざでした。魔法つかいは、アルブレヒトがジャマで、しかたありません。女王さまにむかって、めいれいしました。「おい、この四角い顔の大男を、とおい外国にでも、うってしまえ。」ところが、女王さまは、うなずきません。そこで風をおこして、女王さまをおどろかせ、いうことをきかせようとしたのです。「さぁ、どうするんだ。この大男がいるかぎり、おまえとは、もうなかよくしてやらないぞ。」「そんな・・・。」女王さまは、かなしくて、なきだしそう。「まて!」りんと、すんだ声が、ひびきました。「女王さまに、むりじいするな!」魔法つかいの前にあらわれたのは、ユベールです。かたてには、ぎんいろのつるぎを、もっています。「なんだ、はなむこ。まだいたのか。」「うっ・・・にくたらしい。」ユベールは、魔法つかいの、あまりのにくたらしさに、負けそうになりながらも、女王さまのために、ゆうきをだして、たちむかいました。「女王さまに、めいれいするのはやめろ!この国から、でていってくれ。」「ふん、ことわる。おれは女王が、きにいっている。それに、この国をゆたかにできるのは、おれだけだ。女王もおれを、ひつようとしている。だったら、好きにさせてもらうさ。」「わからずやめ!」ユベールは、ぎんいろのつるぎを、ふりかざしました。「つるぎなんてムダだと、いっているだろう。」魔法つかいが、ユベールのつるぎを、つえでうけとめると、「あっ!」はげしいほのおが、魔法つかいのつえを、のみこみました。ゴオゴオゴオすさまじい、いきおいで、火がもえています。つえは、魔法のもと。そのつえが、もえているのですから、さすがの魔法つかいにも、どうしようもありません。「うまくいったな。これのおかげだよ。」ユベールは、あの赤く光る、クジャクのように大きな羽をとりだしました。この国につたわる、不死鳥の羽。魔法つかいは、人間やものにやどるちからを、あやつっていました。アルブレヒトのつるぎは、ちからをうばいとられて、くずれてしまったのです。でも、ユベールは、じぶんのつるぎに、不死鳥の光のこなを、たっぷりあてておきました。不死鳥は死ぬときに、ほのおとなって、もえあがり、うまれかわるのです。ユベールのつるぎは、ちからをうばわれて、くずれるしゅんかん、きょだいなほのおとなって、魔法つかいのつえを、やきつくしました。そのとき、まどのほうから、かんだかいわらい声が、きこえてきました。「あはは!あぁ、いいきみだ。おもいしったか、魔法つかいめ。」わらっているのは、きんいろの小鳥。「わたしを、こんな鳥のすがたにした、おかえしだよ。でも、つえがやけてしまったんだ、もうじき、おまえの魔力もつきる。わたしも、もとどおりの体にもどれるね。」魔法つかいは、まどを見あげて、うなります。「おまえは・・・!かねもうけのために、町の人びとをくるしめた、あくとく商人だな!この、みえっぱりで、よくばりな、きんメッキ鳥が!」魔法つかいは、ふところからナイフをとりだして、きんいろの小鳥になげつけました。「ピャッ!」小鳥は、かたほうの羽をはんぶんきられて、ゆかにおちました。「女王さま!」ユベールは、女王さまにかけよって、手をとりました。「もうだいじょうぶ。魔法つかいに、こころをあやつられることは、ありません。これからは、ずっと・・・」女王さまは、ユベールの手に、じぶんの手をかさねて、ほほえみました。そのときです。教会のてんじょうまどが、風鳴りとともにひらき、とびこんできたのは、一羽の大ワシ。大ワシがザアッと羽をひろげ、教会のうちがわをよこぎり、いりぐちのとびらからでていくと、風にのって、魔法使いのつえの、やけくずれた灰が、外へとまいちりました。「ししょう・・・。」魔法つかいが外へでて、あたりを見まわすと、日の光にキラキラとかがやく魔法の灰が、町にも、そのむこうの森や村にも、ふりそそいでいます。灰がまいおりた土からは、いちめんに、みどりの草花がおいしげり、川のながれは、ゆたかになりました。灰にふれた人びとは、つらいびょうきから、すくわれました。2年まえ、魔法つかいが、いなくなってから、元気のなかった国じゅうに、いのちがあふれています。「チュゥ・・・!」そのようすを見ていたネズミのレオンハルト、ごほうびにもらったチーズをもって、教会のなかへもどりました。チーズをゆかにこすりつけて、まだのこっていた灰をまぶします。こうすれば、チーズはもっと、おいしくなるにちがいありません。そんなレオンハルトをしりめに、ユベールと女王さまは、みつめあっておりました。「女王さま、ぼくは、どれほどあなたが大切か、やっとわかりました。」「ユベール・・・・でも、チーズ・・・・」「チーズなんて、あなたにくらべたら、ちっぽけなもんだいです。」「そうではなくて・・・・きゃぁっ!」女王さまは、ひめいをあげました。レオンハルトのチーズが、魔法のちからで、ムクムクムクと、どんどん大きくなっていきます。あっというまに、ひとかかえもある大きさになり、人間のせたけほどになり、とうとう教会のうちがわいっぱいに、ふくれあがって、バリバリバリ教会のかべや、やねをつきやぶって、外にあふれだしました。それでも、チーズは、まだまだ大きくなって・・・・それから、女王さまの国は、どうなったのでしょう。うわさによると町じゅうの人で、いっしゅうかん、チーズ祭りをしたそうです。ユベールは、チーズをくりぬいて、チーズ城をつくりたかったのですが、あんまり長いことおいておくと、チーズもくさりますので、たべました。チーズ祭りのあと、女王さまとユベールは、むすばれて、しあわせにくらしています。アルブレヒトは、女王さまに王子さまがうまれたら、じぶんがおせわをするのだといって、大はりきり。さいきんは、あまりしかめつらを、しなくなりました。チーズは、女王さまの国の"めいぶつ"になって、いまでも、ゆうめいです。女王さまとユベールのじだいに、おいしいチーズづくりが、さかんになったので、ユベールは「チーズの父」とよばれるようになりました。いっぽう、魔法のつかえなくなった、魔法つかいは、いつのまにか、いなくなっておりました。もういちど、魔法のしゅぎょうに出かけたのかも、しれません。女王さまは、魔法つかいが、いつかフラリと、この国にもどってくるような気がしてなりません。ふしぎなことに、魔法がきえたあとでも、女王さまが魔法つかいを好きというきもちは、のこっていたのです。女王さまは、そのきもちを、ひみつにして、こころの中に、そっとしまっておきました。さて、ユベールの目をほしいといった、きんいろの小鳥は、どうなったのでしょう。だれも、ゆくえをしりません。ただ、祭りのころに、レオンハルトが、やき鳥をたべていたそうですよ。おわり
2006/06/19
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はがねのつるぎも、たちうちできない魔法つかいを、やっつけるなんて、できるでしょうか。きんいろの小鳥は、これまで魔法つかいがしてきた、じぶんかってで、わがままなことを、うんとユベールに聞かせてから、こう言います。「しんぱいいらない。じゃくてんは、ちゃんと知っているからね。そのかわり、タダではおしえられないよ。」「おかねは、ありません。ぼくは、びんぼうなので・・・。」「そんなもの。ほしいのは、君のきれいな、きんいろの目だよ。」目ですって!「ごらん、わたしの羽はきんいろで、きれいだろう。くちばしも、足も。なのに目だけは、赤いのさ。だから、君のきんいろの目が手にはいれば、わたしはかんぺきなんだ。」小鳥は、じまんげに毛づくろいしています。これには、さすがのユベールも、まよいました。目がなくなったら、なにもみえません。うつくしい花も、おいしいチーズも、女王さまのことも・・・そんなユベールを、女王さまは好きでいてくれるでしょうか?でも、女王さまを魔法であやつっている魔法つかいを、ほうってはおけません。このままでは、女王さまは、また魔法つかいにつめたくされて、ずっとかなしむことになるでしょう。「わかりました。ぼくの目をあげます。魔法つかいをたおすほうほうを、おしえてください。」ユベールの、強いけついを聞いた小鳥は、いっしゅん、わらいました。鳥のわらい顔なんて、そうぞうできますか?それでも、きんいろの小鳥は、わらっていたのです。小鳥はユベールの耳もとで、こっそりひみつをあかしました。それから、パタパタと教会の窓までとびあがって、ぐるりと見まわすと、「じゃぁ、しっかりおやり。魔法つかいをたおしたら、そのあとで、たしかに目をいただくよ。」ユベールだけに聞こえることばで、きんいろの小鳥はさえずりました。さて、ユベールが、しんけんなかくごを、きめていた時、アルブレヒトと魔法つかいは、はげしく言いあらそっておりました。なにせ、魔法つかいをきったり、なぐったりできないとあって、アルブレヒトは口でいうしかなかったのです。「女王さまのまえで、ほんとうのすがたを、みせたらどうだ。そのつえで、おおぜいの人をのろったり、石にかえたりしたんだろう!」「はん、これだから、しろうとはこまる。魔法にだって、しくみというものがあるんだ。おれのちからと、人間を石にかえるちからは、ぜんぜんべつなのさ。おれが魔法をかければ、死ぬか元気になるか、どっちかだ。」女王さまは、ふたりにはさまれて、オロオロしていました。魔法つかいは好きですが、アルブレヒトも大切です。教会の神父さまは、「それで、けっこんしきは、どうなったのかなぁ。」と思っているうち、コックリコックリ、いねむりをはじめました。レオンハルトは、大さわぎのあいだに、またネズミにもどってしまい、おなかをすかせて、ほそ長いシッポを口にくわえて、なめています。そこへ、ユベールがそっと近づいて、レオにチーズをさしだしました。「レオ、おねがいがあるんだ。あの"さいだん"の上、いちばん高いばしょに、赤く光る羽が、かざってあるだろう?あれを、とってきておくれ。魔法つかいにきづかれないよう、こっそりたのむよ。うまくいったら、チーズをあげる。」「チュイチュイ!」チーズのよいかおりを、むねいっぱいにすいこんだレオは、ガッテンしょうちとばかり、スルスルとさいだんを、かけあがっていきました。長くなったので、もう一回つづきます。。。
2006/06/17
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楽天ブログのカウンタ、仕様が変更になったそうですね~。詳しくは、楽天広場スタッフのブログに記事がありますけれど・・・ちょっと引用すると、一定時間内に同じ方が複数回アクセスしても、カウンタの数字が上昇しなくなります。そのため、訪問したタイミングによっては同じ数字を、複数の方が閲覧する場合もございます。・・・いや、それはちょっと困るんじゃないかなぁ・・・。^ ^;キリ番を誰が取ったか、正確には管理人しか分からないって事ですよね。「あっ、キリ番v」って思って、後でガッカリというのは。。。ですよ。だから、という事でもないのですが、今度55555Hitを達成したら、キリ番ではなく、別の企画をやろうかなぁと思っています。以前から試してみたかった、全員参加のクイズ兼アンケートみたいな企画です。もちろん、景品付きで!(笑)今回は、ゆるゆるやっていきますネ。←?
2006/06/15
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『王妃の離婚』 佐藤賢一 集英社文庫 2002年西洋の歴史小説をお得意とする佐藤氏の、直木賞受賞作。以前、pian pianoさんが佐藤氏の紹介をされていたのがきっかけで購入。これがとても面白くて、429ページもあるのに1日半で読了しました。15世紀末のフランス、国王ルイ12世は、王妃ジャンヌとの離婚裁判を起こします。証言はすべて王が優位になるよう捏造され、王の望み通りに離婚成立かと思われた時、「零落した中年弁護士」が義憤に駆られ、王妃の弁護に乗り出す・・・。初めにあらすじを読んで、ヨレヨレクタクタの、もっさりした中年男をイメージしていたのですが、主人公フランソワは、なかなか才走った怜悧な男でした。彼は若かりし頃、パリ大学法学部で将来を嘱望された、「伝説の人」なのですが、とある事件で大学をやめて、田舎で弁護士稼業をしているのです。実は王妃ジャンヌとは、ちょっとした因縁があり、はじめ彼は裁判のゆくえを冷淡に見守っていました。王妃が屈辱を味わう姿を見てやろう・・・そんな思いで裁判を傍聴していたフランソワは、因縁の張本人(昔の恋人の弟)を介して、王妃と言葉を交わし、彼女を知ることになります。王妃からの弁護依頼を一度は断るフランソワですが、裁判中、自分の証人にさえ裏切られた王妃が孤独に戦う姿と、自分の青春時代の情熱が交錯し、ついに弁護を引き受けるのです。この作品は法廷サスペンスに分類されるようです。王優位の、権力を背景にした不正な審議を、フランソワが法解釈や新証言を繰り出して崩していく過程は、胸をすくような展開。そこに、当時のカトリックの結婚概念や、婚姻取り消しの条件(なにしろカトリックは、原則的に離婚を認めないので、現代から見るとなかなか興味深い理屈をつけて婚姻を解消するのです)、フランスの文化史や都市と人々の生活に関する豊富なウンチクが絶妙な形でストーリーに織り交ぜられていて、歴史好きには、たまらない面白さ。(笑)また、外見が十人並みで足が不自由なために「醜女」と嘲られてしまう王妃ジャンヌは、随所で心の強さと高貴さを見せてくれる、大変魅力的な女性で、この作品の面白さに大きく貢献しています。彼女の心理描写は、かなり現代的な解釈で描かれている反面、フランソワの恋人がいう、結婚は愛の義務化であり、虚飾と堕落だ、という自立的な発言は、どこか19世紀的な香りがしてくるような?敵役である国王と手下は、読み手が焦るほど弱いので、対決シーンにイマイチ迫力が足らない面はあるのですが、活劇の楽しみは佐藤氏の別の作品に譲るとして、久々に「一気読み」したくなる作品でした。う~ん、これはハマる・・・今は同氏の『双頭の鷲』を読んでいます。
2006/06/14
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こうして、女王さまとユベールのけっこんしきは、じゅんびがととのいました。レオンハルトも、みんなから少しずつやさしくされて、ほとんど人間でいられるようです。むかしのような、わるさをしなくなったと、ひょうばんです。もっとも、ネズミにもどったときに、うっかりアルブレヒトのりっぱな服を毛だらけにしましたので、木のえだにシッポをつるされ、おしおきされました。さて、いよいよ、けっこんしきの日がやってきました。お城や町の人が、おおぜいみまもっています。教会では神さまのまえで、ふたりがちかいのことばを、かわします。「女王さま、ぼくはあなたを大切にします。チーズより好きです。」ユベールのことばに、みんな泣きました。女王さまが、へんじをしようとしたときです。ガラガラ バリン ドドドドーン「ぎゅぅ。」空からなにかが、ふってきて、教会のやねをつきやぶり、下にいたレオンハルトをぺたんこにつぶしました。「あぁ、あいたた、こしをうった。」落ちてきた男は、こしをさすりながら、下じきになったレオンハルトを見ていいます。「なんだ、ネズミこぞう。人間にもどったか。少しはこりただろう。」「おもいよ、どいてぇ・・・あっ、あんたは・・・!」そうです。空から落ちてきたのは、魔法つかいでした。「ちぇっ、ししょうも、もう少しきのきいたばしょに、おろしてくれりゃぁいいのにな。」ブツブツつぶやくと、魔法つかいは女王さまを、キッとにらみつけました。「おい、かえったぞ。」「・・・・・・おかえりなさい。」なんということでしょう。魔法のちからは、まだつづいていたのです。女王さまは、男がかってに国をでていったことも、いちども、てがみをくれなかったことも、けっこんしきのさいちゅうだということも、ぜんぶわすれて、魔法つかいのことしか、かんがえられません。「となりの国は、もうあきた。みんなわがままで、らんぼうだからな。これからは、またこの国にいてやる。」「はい・・・。」女王さまは、ポロポロと、なみだをながすしまつ。「だまされては、いけません、女王さま!」はじめにさけんだのは、アルブレヒトでした。「おのれ、わるい魔法つかいめ。また魔法で、たぶらかしているな!」アルブレヒトは、こしからサッと、つるぎをぬきます。名人がきたえた、はがねのつるぎは、にぶく光って魔法つかいを、いっとうりょうだんするはずでした。ところが、魔法つかいが「えいっ」と、木のつえでうけとめると、つるぎはボロボロになって、くずれてしまったのです。「おれを、きろうとしてもムダさ。おっと、なぐろうとすれば、こんどはおまえの手が、とけてしまうぞ。」「えぇい、くやしい。それに、口のききかたが、にくたらしい。」かおをまっかにして、アルブレヒトがうなります。ユベールは、あまりのことに、あっけにとられておりました。女王さまは、あのこぎたない魔法つかい(二年のあいだに、またすっかり、よごれていたのです)を好きなのでしょうか。ユベールのむねは、シクシクいたみます。チーズより好きというのが、どういうことか、ユベールにはやっと、わかりました。そこへ、どこからともなく、きんいろの小鳥がとんできて、ユベールのかたに、ちょこんととまりました。小鳥は、人間のこえで、ささやきます。「ユベール、かなしんでいるヒマはないよ。魔法つかいを、やっつけたいなら、ほうほうをおしえてあげよう。」次回、最終話? ↓ポチッと押して、応援してもらえると嬉しいです(・w・)ノ ネット小説ランキングに投票
2006/06/13
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思いあまって、こんなものを買いました。↓バランスボール前から運動しなきゃ、しなきゃと思いつつ放置していたツケといいますか、腰痛なうえに、体脂肪を測ったら「ピーー」でした。(汗)BMI値や、内蔵脂肪は平均より低めなくらいなのに・・・なぜ体脂肪だけ?!(おそろしや・・・あわわ。)これが「隠れ肥満」てやつですね?!←自覚はあるとりあえず、体の歪みを治したいのと、あわよくば◯年前の体型に戻したいってことで、まずは自宅でできるエクササイズから始めることにしました。でも、自分の状態に効果的なエクササイズって・・・?と、さまよっていたら、Yahoo!にこんな特集が。Yahoo!ビューティー 短期集中ダイエット講座 30日間 姿勢セラピーま、まさに私のためのような?!写真や動画でストレッチや、バランスボールを使ったエクササイズを解説、おまけにチェックテストで自分の状態に最適なエクササイズメニューを作ってくれるのですvふむふむ・・・私は反り腰で、基礎体力がないから軽めのコースらしい。^ ^;ここで紹介された10種類のエクササイズ+以前病院で教えてもらった腰痛体操を、しばらく続けてみようと思います。しかし、このバランスボールって、あなどれませんね。ボールを使った運動は、体全体にかなり負荷がかかってると実感。10分くらいで汗ばんできます。一通りこなすと、腰痛はかなり改善されて、体も軽くなってる。う~ん、これをちゃんと継続できれば、筋力アップ(とナイスバディー)も期待できるかも!↓今の気持ちをレオに表現してもらいましょう。ちなみにこのボール、裂けてもいきなり破裂したりしない、アンチバースト仕様です。ちょっとお高めだけど、あなたの体重を優しく受け止めます。愛い奴v
2006/06/12
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ユベールは、「フタをあけるのは、ズルだな。」と思いましたが、まよっているうちに、レオンハルトが宝箱をどんどん、あけてしまいました。カパッ これは、宝石。カパッ これは、首かざり。あっというまに、50コの宝箱があきました。あとは、どれがいちばんの宝かを、かんがえればよいのです。宝石でしょうか。それとも、首かざり?いえいえ、もっと大切な宝が、しまってありました。女王さまの、かんむりと、しゃくです。ふたつとも、女王さまが女王さまだという、しるし。いったい、どちらが大切なのでしょう?ユベールがこたえを出せないでいると、レオンハルトがあわてています。「もうじき、じかんだ。宝箱をしめなくっちゃ!」パタン カチリ。パタン カチリ。見はりの兵士が、ちかづいてくる足おとも、きこえてきます。「いそげ、いそげ。」パタン カチリ。パタン カチリ。あと、さいごのひとつ。「チュチュッ。」パタン・・・「チュッ!?」おや、おや。じかんぎれで、ネズミにもどってしまったレオンハルトは、宝箱の中におちて、ユベールは気づかずに、そのままフタをしめてしまいました。「ユベールどの、そろそろ、じかんですぞ。」見はりの兵士が、声をかけます。女王さまや、よくばりなおじ、けんぶつにんまで、やってきました。「さぁ、どの箱に、いちばんの宝がはいっているか、あててみたまえ。」おじは、ニヤリとわらいます。ユベールに、あてられっこないと思っているのです。だって、もしぐうぜん、女王さまのかんむりか、しゃくをあてても、もうひとつのほうが大切だといって、ごまかすつもりなのですから。なんとも、ずるい男です。「さぁさぁ、あてたまえ、ユベールどの。」さすがのユベールも、おじのこんたんに、気づきました。どれをえらんでも、勝ち目はないのです。でも、えらばなくても負けてしまうのです。こうなったら、あてずっぽう・・・ユベールが、やけくそで、おうかんの箱をえらぼうとしたとき、ガタガタガタ箱のひとつが、大きな音をたてて、ゆれました。「ぎゅぅ。」カエルをつぶしたような、おかしな声まで、きこえます。それは、ネズミのレオンハルトが、とじこめられた箱でした。レオンハルトは、ユベールにもらったチーズを、のこしておいたのです。そのチーズを箱の中で、かじったのだから、わぁ、たいへん。レオンハルトは、にんげんになってしまいました。じぶんでフタをあけるわけにもいかず、きゅうくつな箱の中で、レオンハルトはけんめいに、ガマンしています。 うぅん、くるしい、くるしい・・・ 早く出ないと、しんでしまうよう・・・箱が、うんうん、うなっています。ユベールは、びっくりしましたが、すぐにレオンハルトだと気がつきました。えぇと、あの箱のなかみは、なんだったかな・・・宝石?首かざり?それとも・・・いいえ、かんがえているヒマは、ありません。ほうっておいたら、レオンハルトが、しんでしまいます。おじとの勝ち負けなんて、わすれてしまいました。「あの箱、あの箱をあけてください!」兵士が箱に手をかけたとたん、うちがわから、いきおいよくフタがあきました。箱から出てきたのは、チーズをくわえたレオンハルト。女王さまも、よくばりなおじも、アルブレヒトも、みんな目をまんまるにして、おどろきました。「やぁやぁ、みなさん、おひさしぶり。」レオンハルトは、にったり、てれわらい。人のすがたで、女王さまたちにあうのは、二ねんぶりですから。みんな、レオンハルトは、ゆくえふめいだと思っていたのです。なるほど、とアルブレヒトは、うなずきました。レオンハルトは、アルブレヒトの弟、女王さまの、おさななじみ。女王さまは、レオンハルトがぶじで、うれしくて、うれしくて、なみだぐんでいます。これいじょうの宝ものが、あるでしょうか。するとユベールは、ほほえんで、レオンハルトにもういっこ、チーズをあげて言いました。「やっぱりチーズが、いちばんの宝だね。首かざりや、おうかんは、ひとにあげられないけど、チーズは、みんなでわけて、みんなで食べて、みんなで幸せになれるよ。」アルブレヒトは「びみょうに、ちがうな。」と思いましたが、ここは、いきおいです。「そのとおり!!」アルブレヒトの大声に、みんな「そのとおりか。」と、なっとくしました。 ↓ポチッと押して、応援してもらえると嬉しいです(・w・)ノ ネット小説ランキングに投票
2006/06/10
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「王とチョコレートは、我がただ二つの情熱なり」 ルイ14世王妃 マリア・テレサ今日は、チョコレートのお話しです。南米で栽培されていたカカオ豆が、ヨーロッパにもたらされたのは、コロンブス以降。よく知られているように、当時のチョコレートは「ショコラテ」という「飲み物」でした。ヨーロッパの王侯貴族は、人々を快活にするこの飲み物を、宴の終わりに饗したそうです。当時チョコレートは大変貴重なもの。(なにしろ、南米ではカカオ豆が貨幣代わりに流通していたくらいです。)スペイン、フランス、イタリアを経由して、我らがドイツにチョコレートが伝わったのは、1641年。この頃、ロンドンではコーヒーハウスならぬ、チョコレートハウスがオープン。上流階級しか出入りできない、高級店でした。18世紀初頭には、ヨーロッパ各地でチョコレート工場が作られています。(わぁ。)さて、本編ではアルさんが「心が休まります」と言って、レティ様にチョコレートを飲ませていますが、このように、チョコレートには薬効があるとされていました。現代の、「ココアは体にいい」という理屈と似てるのかも。。。(もっとも、チョコレートはかなりドロッとしていて飲みにくく、お水のグラスを添えて出すものでした。)健康上の理由か、単なる甘党なのか、なんなのか、グストーもチョコレートを愛飲しています。固形のチョコレートが発明されるのは、19世紀半ば。残念ながら、天黒の面々は、板チョコは食べられなかったでしょうね。(80才くらいまで生きてれば、あるいは?!)初期の板チョコは苦みが強く、1876年にスイスでミルクチョコレートが製造されてから、一躍人気が出たのだそうです。え~、なぜチョコレートのお話なぞ始めたかといいますと、こっそり板チョコかじってる「魔法つかい」を想像しちゃったからです。ユベールとグストーの初ツーショットがコレとはっ。(笑)
2006/06/09
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こうして女王さまと若ものは、めでたくむすばれることになったのです。ユベールは、どうしてこうなったのか、さっぱりわかりません。それでも、美しくやさしい女王さまのムコになるのを、いやがる人なんて、いるはずありませんよね?ユベールは、一日すぎるごとに、チーズよりもっと女王さまが好きになりました。女王さまも、ユベールが美しいだけでなく、思いやりのある、かしこい若ものだと知って、ますます好きになってしまったのです。ところが、いよいよけっこんというときに、ふたりのジャマをするじんぶつが、あらわれました。あのよくばりな、おじです。「ちょっと、まちたまえ。」おじは、目つきのわるい、にくらしいかおで言いました。「そんな、よその国からきた、ざいさんもない男とけっこんするのかね。それならば、その男が女王の夫にふさわしいと、しょうめいしてみせなさい。」女王さまは、こまってしまいました。一体どうしたら、しょうめいできるのでしょう。よくばりなおじは、ふふんとハナをならして、「よういは、してあるのさ。よいか。あのへやに、宝箱がある。宝箱の中には、ひとつだけ、国いちばんの宝を入れた箱があるのだ。フタをあけずに、その箱をあててみよ。あてられたら、神さまから、みとめられたということだ。」さぁ、たいへんです。ユベールは、このなんだいを、とかなくてはなりません。1時間だけ、へやの中でひとりになって、考えることがゆるされました。ところが、へやに入ったユベールは、ぎょうてんしました。宝箱がズラリ、ズラリ。50コはあります。ふつう箱をえらべと言われたら、せいぜい三つが、そうばでしょうに。「うーん、ますます、こまったぞ・・・。」そのとき、へやのすみでチュウチュウいう声が、きこえます。白い、ハツカネズミでした。エサがなかったのか、すっかりやせて、みすぼらしいすがた。白ネズミは、ハナをひくひくさせて、ユベールをじっと見ています。「かわいそうに・・・ほら、これをお食べ。」ユベールは、ポケットからチーズのきれはしを、出しました。あとでこっそり食べようと思っていましたけれど、あんまりネズミがかわいそうなので、わけてやったのです。ネズミがパッとよってきて、パクパクおいしそうにチーズをかじります。すると、なんとふしぎなことでしょう。まわりに、けむりがたちこめ・・・ネズミは、ひとりの青年にかわっておりました。「あぁ~っ、やっと人にもどれたぞ。」青年は、大きなのびをして、うれしそうに言いました。ぽかんと口をあけたユベールに、青年はにったり、わらいかけ、「やぁ、オレはレオンハルト。二年まえ城にいた魔法つかいに、ネズミのすがたにされちまったのさ。」「魔法つかいに・・・でも、どうして?」「あいつがタナにかくしてたチョコレートを、食べた。ぜんぶ。」「・・・。」「人にやさしくしてもらったときだけ、人間にもどれるんだ。それはそうと、いそいでしごと、しごと。このすがたは、1時間だけだしなぁ。」「あのう・・・しごとって・・・」レオンハルトは、とくいげに、人さしゆびをカギがたにして、くいくいと動かしてみせました。「オレのとくぎは、カギあけさ。宝箱、かたっぱしから、あけちまおうぜ!」 ↓ポチッと押して、応援してもらえると嬉しいです(・w・)ノ ネット小説ランキングに投票
2006/06/08
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『天黒』第三部で、「フランス革命の用語や人名がむつかしいよぅ」というご意見を複数頂きましたので、こっそりこっそり、ミニ事典を作成中です。本編に登場した用語限定ですので、革命をしっかり勉強したい人向きではありません。あくまで小説の理解にお役立て下さい・・・って、楽天の読者様は、もう本編読み終わっちゃってるのにー。(←手遅れ)新規の読者様用。。。ですね。豆事典は■コチラ■なお、もっと詳しく!という方は、下記講座の受講をお勧め致します。☆『フランス革命史特講』 講師:ジュール・バリエ内容:死地から帰還した講師が、革命の現場を生々しく伝える会場:フライハルト宮 東棟2階 特別講義室受講費:金貨5枚申し込み期限:1794年6月13日備考:珈琲付き 茶菓子はご持参下さい
2006/06/07
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さて、女王さまと、出ていってしまった魔法つかいと、もうひとりの若もののお話しです。かわいそうな女王さま。ひとりぼっちになって、くる日もくる日も、泣きました。ごはんも、ちょっとしか食べません。アルブレヒトが、やさしくなぐさめても、だめでした。二年がすぎ、まだかなしみの消えない女王さまに、アルブレヒトは言いました。「泣いてばかりでは、お体にもよくない。きばらしに、パーティーをひらきましょう。」「パーティー?」そう、パーティーです。それも、すてきな男の人を、おおぜいまねいて、女王さまにぴったりのあいてを見つけようというのです。アルブレヒトは、さっそくじゅんびに、かかりました。まず、すてきな男の人をあつめなければ、はじまりません。アルブレヒトは、あちこちの国に、しょうたいじょうを書きました。そうして町でも、すてきな男の人がいないか、さがしました。すると、いました、いました。馬にのった、黒いかみ、黒いはだの、りりしく美しい若ものです。「あれは、東の国の王子さまに、ちがいない。」アルブレヒトは、かけより、ひざまずきました。「王子さま。わたしは、この国の女王の騎士です。どうか女王さまのために、パーティーにおいでください。」若ものは、きょとんとした顔をしています。「王子?あの、ぼく道にまよって・・・ここ、どこでしょう。」若ものは、りっぱな家がらの出ではありますが、王子さまではありません。そのうえ、じぶんの国を追われてながれついた、旅人でした。でも、気がせいていたアルブレヒトは、早とちりしたまま、こう言いました。「ここはフライハルトです。美しくてやさしい女王さまのおさめる国です。それより、どうかお名前を、王子さま。」「名前なら、ユベールといいます。でも、ぼく・・・」「では、ユベールさま、しのごの言わずに、おいでなさい。」ずるずるずる・・・・ぽーんユベールはアルブレヒトに引きずられ、お城にほうりこまれました。何日かたって、いよいよパーティーがひらかれました。ユベールもパーティーに出席するのに、お金がなくて、よい服が買えませんでしたので、けっきょく、こしぬの一枚で出ることに。これがいちばん、安かったのです。「あぁ、はずかしいなぁ。みんなが、じろじろ見ているよ。」ユベールは、いっそ帰ってしまいたくなりましたが、テーブルの上のごちそうを見て、気がかわりました。「あっ、チーズだ。チーズだけは食べて帰ろう。」むぐむぐ・・・ユベールは、大好きなチーズをほおばります。「こ、これは!」まったりとしていながら、くせがなく、なめらかで、ほんのりにがみがあって、とろーりとろけるよう。したざわりも、ぜつみょうです。こんなおいしいチーズは、食べたことがありません。「たとえるなら、このよの春・・・」ユベールはテーブルのチーズを、ぜんぶたいらげて、うっとりしておりました。さて、女王さまはといいますと、アルブレヒトのとなりで泣いていたのです。「やっぱり、むりよ。どこの国の王子さまだって、あの人ほどすてきな人なんて、いないんだわ!ぜったいに!」そう言って、ふと顔を上げたとき、女王さまは若ものと目が合いました。若ものは、うっとりとした目で、女王さまを見ています。女王さまも、若もののたぐいまれな美しさに、心が高なりました。「すてき・・・」と、女王さま。アルブレヒトは、「きりかえが速いな」と思いましたが、このチャンスをのがしてはなりません。若ものをよびよせて、女王さまのとなりに、すわらせます。「なんて、お美しいかた・・・。パーティーは、お気にめしまして?」女王さまにたずねられて、ユベールは先ほどのチーズを思い出しながら、あつくこたえます。「はい・・・わたしは、こよい国でいちばんの、いえ、世界でいちばんの宝に、めぐりあいました。もう、この宝なしには、いちびょうだって生きていけません。」「まぁ、そんな・・・・うれしいわ。」女王さまは、顔をまっかにして、モジモジしています。こんなふうに、じぶんをねつれつに愛してくれる人は、いなかったわ、と女王さまは、すっかりカンちがいしたのです。「では、ずっとお城にいてくださいな。」「もちろん、よろこんで!」ユベールは女王さまの手をとって、チーズのようになめらかなはだに、うやうやしく口づけしました。 ↓ポチッと押して、応援してもらえると嬉しいです(・w・)ノ ネット小説ランキングに投票
2006/06/06
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はふぅ。お久しぶりです。家に戻って来ました。せっかく帰ってきたんやし、何か書かんといかんやろぉ。←うちの田舎弁?・・・とは思うのですが、体と脳みそがグダグダみたいです。なぜか両足と腰も筋肉痛だし。あまりお祖末な文章を載せても仕方ないので、とりあえず今日は大人しく寝ておきます。^ ^;皆様のトコにも、また明日ゆっくりお邪魔しますね。(今夜は読み逃げ?)とりあえず、無事に戻ってきましたというご報告。ではでは、お休みなさい。あぁ、おうちのお布団は寝心地がいいなぁ。。。(ごろごろ)
2006/06/04
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