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湯之奥金山博物館の館長として、この月最終の勤務日となった8月25日、珍しく青空が広がり、夏の雲がメロディーブリッジの上方にわいていました。 そして、今日が8月31日。それも間もなく終わろうとしています。 このブログのタイトル『二代目館長日記』のとおり、3年前の9月1日に、湯之奥金山博物館の館長(第2代)としての任期3年の辞令をちょうだいし、ここまで務めさせていただきました。そして時は流れ、本日、任期満了の日を迎えたのでした。 この先どうなる・・・。次のどちらかでしょうね。 A)3年間どうもお疲れさまでした。どうぞ元気でお過ごしくださいね・・・。 B)9月1日より新たな任期を用意しました。引き続きよろしく・・・。 皆さんどっちだと思います。どっちなんだろうなあ・・・。 まっ、明日になればわかることですね。 じゃ、この辺でおやすみなさい。失礼します。
2019.08.31
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8月24日のことでした。第3回館長講座がありまして、古墳時代に、武具・馬具・装飾品など、高塚式の墳墓に埋葬の際、副葬された品々の中に、金を用いたものがたくさんあったのです・・・という趣旨のお話しでありました。 とくに夏の、ということはなく、金山博物館で行われる講座として、金をテーマにした、というものでありました。
2019.08.31
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これは、廃棄されたお菓子箱を利用して即席でこさえた模型です。そう、8月18日に、博物館イベント・第2回いでさんぽ――として、身延町大野にある本遠寺さんの境内に、県史跡・養珠院墓所を訪ねた折り、墓所の周囲を囲う石製の垣根の構造を理解いただくためのものだったのです。 垣根は、ふつう、根太の上に束石をたて、その上に笠石を乗せて作りますが、養珠院墓所の場合、垣根の1間弱のスパンを花崗岩の一石から彫り出して構造しているのでした。そのすごさを理解していただくために、急ごしらえしたのです。 なんたって、養珠院さんって、あの家康さんの彼女なんだし、授かった男子は、8代将軍吉宗さんにつながる紀州様の初代だったり、水戸光圀公が孫となる水戸様の初代だったりしたのですから、まあ当たり前といえば当たり前。その辺の歴史を肌で感じた「いでさんぽ」第2回でありました。 この夏の思い出として、養珠院墓所すごいぜ! というのもありましたということで、ちなみに当日の状況の簡単なメモは、次の2つの過去記事をご参照ください。 〈予告編〉https://plaza.rakuten.co.jp/bnvn06/diary/201908180000/ 〈実施編〉https://plaza.rakuten.co.jp/bnvn06/diary/201908180002/
2019.08.31
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ムクゲの花がきれいに咲いていた日。41万人目のご来館のご家族をお迎えしました。湯之奥金山博物館のご利用は、年間2万人弱なので、ほぼ1年間に2回のペースで、こうしたイベントがやってきます。 夏の思い出の一コマにとどまらず、引き続きたくさんのご利用がいただけますよう、スタッフ一同、皆さまのご来館をお待ちしております。
2019.08.31
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小雨降る中のミヤマアカネです。8月18日の撮影でした。この夏は、雨が多かったかな・・・。 雨が多めで、日照時間が少ない・・・そんな夏だったことを忘れてしまいそう、時間が経てば。そんなことも、こうして記録しておくと夏の思い出の1ページになるかと・・・。 そういえば、昨日(8月30日)、気象庁から「東日本日本海側と西日本の日照不足と長雨に関する全般気象情報 第1号」というのが発表されたそうです。そこでは、情報の題名のとおり地域を限定したものとなっていますが、「8月18日頃から曇りや雨の日が多く、日照時間が少なく、降水量の多い状態が続いています。この状態は、今後10日間程度は続く見込みです。農作物の管理等に十分注意してください。」となっていますが、傾向として当地も同様ではなかったか、と心配されます。 それは山梨の名産のモモの収穫期に糖度が低めだったり、ブドウの房に病気が着いたり色づきが悪かったりなど、農作物にも少なからぬ影響が出ているという報道がなされています。今秋の穏やかな天候推移が期待されます。
2019.08.31
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この8月11日、「山の日」の祝日でもありましたが、この日をメインに翌日にかけ、『こども金山探険隊』というイベントがありました。 イベント初日には、中山金山遺跡まで、応募された親子20組あまりで 登山し、実際の金山の跡を見学してきました。その際、お弁当を食べたE-2テラスの周辺では、あちこちにリョウブの花が咲いていましたが、合わせてこの花も見られたのです。 リョウブと違って、その場では名前に心当たりがなく、同行の方からイワガラミではないか、ともご意見もあったのですが、その後、いろいろと確認をすると、イワガラミの場合、「装飾花に発達する萼片が1枚だけ」(ウィキペディア)であるのに対し、こちらは4枚なので、ツルアジサイであろうという結論に至りました。 この夏の、とくに「山の日」での思い出の追加です。
2019.08.31
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当地でよく見られるセミ、アブラゼミに、ニイニイゼミ、ミンミンゼミがあって、この夏、それらをご紹介していますが、ツクツクボウシをわすれていました。 8月24日に撮影したものを今回、ご覧にいれます。 1点目もこちらも同じ個体で、下部リバーサイドパークのヤマボウシの木で見たものです。ヤマボウシにツクツクボウシ・・・なんて洒落をいうつもりでなく、実際にヤマボウシの木が観察しやすいのでありました。 名前の通り、つくつくぼーし、と鳴いているタイミングで見つけ、撮影しました。動画もあるのですが、このブログでは動画はのせられないみたい。ざんねん。 これも過ぎにし夏の思い出の一コマでした。
2019.08.31
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湯之奥金山博物館の前庭の山側で、こんな光景に出合いました。もちろん主題は、セミの抜け殻ですよ。 最初に見た時、マウンティングしてるセミの抜け殻かと思ってしまいました。そんなわけないだろう、というご意見が聞こえてきそうです。 で、結果的にどう見るかというと、始めに上の枝に直接着いている抜け殻が登場し、しばらくしてから(どれくらい時間をおいたんだろう・・・)地上に上がってきた次のやつが、同じ場所で脱皮を試みたということであろうと・・・。 その傍らで、通常の抜け殻が複数見られました。セミのデビュー銀座という場所なのかな、そんな感じがしました。 過ぎしこの夏の思い出の1つです。(初期投稿:8月31日5:50 編集再投稿:8月31日11:20)
2019.08.31
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いつもご覧をいただいているこのブログのアクセス累計が、本日お昼前に180,000を超える状況となりました。 多くの皆さまのご支援のおかげです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
2019.08.30
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湯之奥金山博物館の隣の下部リバーサイドパークで観察したツバメシジミです。シロツメクサの花で、吸蜜(お食事)していました。
2019.08.30
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とてもきれいに咲いています。かれん・・・。 湯之奥金山博物館の前庭の真ん中、ケヤキの木の根元なのですが、ほとんどだれも気付かなくて、かたわらを通り過ぎてしまう。とても小さな存在なので、しかたないことではあるのですが・・・。 このヤブランも、春の除草管理で根元から刈り取られたのですが、夏になって急に葉を伸ばし、がんばって、こんなにかわいく咲いてくれています。
2019.08.29
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春から夏に花を楽しませてくれるヤマオダマキですが、今年は、花の咲く前と夏草の時期に除草管理で刈り取られていて、花はお休みでした。いままた、新しく緑をなしています。その若い葉の上に、ヤマトシジミがとまって、しばし休んでいる姿が見られました。
2019.08.29
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湯之奥金山博物館の隣の下部リバーサイドパークで、ヒメジョオンの花にベニシジミがとまっているのを見ました。お食事中です。 こちらは、別な個体。右前翅の尖端が痛んでいます。同じようにお食事中。 いずれも、夏型の濃い色をしています。
2019.08.28
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最初、湯之奥金山博物館の建物の陰にいました。少しして陽が当たる場所に歩いていって・・・。 きれいな色をした、キジバトです。このあと、ちょっと不思議な・・・。 少し他に目をやっていた後、再びキジバトのようすを確かめると、こんなふうに舗装面に腹ばってしまっていたのです。なんでだろう・・・。
2019.08.27
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博物館の通用口付近で見かけられたニホントカゲです
2019.08.26
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湯之奥金山博物館のエントランスホール、受付前からミュージアムショップ方向を特別に低い視線で見たものです。ちょうどお客さまが途切れた、とてもレアな瞬間でありました。でも、普段なら人影の途切れることなんてありません。 明後日は、8月最後の水曜日ですが、湯之奥金山博物館は開館です。皆さまのお出かけをお待ち申し上げます。 なお、9月からは、毎週水曜日は、定期の休館日となります。よろしくご承知置きくださいますようお願いいたします。(初期投稿:8月26日23:30 修正投稿:8月27日8:30)
2019.08.26
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6枚のお空の写真をつなげてみました。画面の下が東、一番上は西の空となります。昨日の夕方のお空を180度パノラマにしてみたものです。 東の山際の空には、まだ夏の雲、入道雲がわいていました。でも、天頂に寄った方から西のお空には、鱗雲が広がっていました。夏と秋のせめぎ合いです。
2019.08.26
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1頭のメスの個体が、湯之奥金山博物館の正面玄関の前を通り過ぎ、一瞬だけ、地表に舞いおりました。
2019.08.25
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湯之奥金山博物館の正面玄関の脇に、こうしてかわいくタカサゴユリが咲いていました。 そうそう、ユリの花の向こうに、ぼやっと、前回紹介のウェルカムボードが見えていますね。
2019.08.25
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ずぅ~っと待ち遠しかった夏休みも終わり・・・。周辺の空気も、夏から秋に入れ替わりつつあります。そんな空気感がただようウェルカムボードでございます。
2019.08.25
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遠き山に日が落ちたころ、西の空に 鱗雲が広がっていました。ひつじ雲っていうほうがいいかな。
2019.08.24
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湯之奥金山博物館の正面玄関の脇に見られたカタバミの花です。ちょっと暗い写真になってしまったので、常用の画像処理ソフトでおまかせ処理をしたら、こんな画像になってしまいました。ちょっと強烈です。 こちらは、表計算ソフトの「エクセル」を使った画像処理の結果です。けっこういいかな・・・。でもエクセルを画像処理に使うなんて・・・。 このカタバミは、細かくはアカカタバミと言うべきでしょうか。 カタバミについて、あるネット情報は、真鍮の鏡や仏具を磨くために用いられていたことから、別名「鏡草」とも・・・いうそうで、またこうしたことから、「輝く心」という花言葉があるそうです。
2019.08.24
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今回は『黄金時代のはじまり』 材料はキンキラキン、眠ってなんかいられない!本日(2019年8月24日)午後1時30分~ 場所は湯之奥金山博物館多目的ホール お楽しみに!
2019.08.24
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ガビチョウです。下部リバーサイドパークのサクラの木の枝ふところにいるのが観察されました。このカットでは2羽ですが、最低でも3羽くらいいました。 なかなかうまく撮れませんでしたが、この鳥、たいへんな鳥です。鳴き声がすごくうるさいのです。日本の雰囲気には合わない・・・。日本よりずっと南の地域のご出身(中国南部とか)。で、いつしか温暖化の進んだ日本に進出してきて、すっかり居着いてしまった・・・。 この鳥を見るたびに、このままでいいのか、日本の環境は・・・。心配になります。
2019.08.23
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明日(8月24日)の午後には賞味期限切れになっちゃうな。足がはやい・・・。次はどうなるか、乞うご期待。
2019.08.23
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湯之奥金山博物館の前庭、駐車場となっていますが、その一角にカエデの木が植えられていて、その根元にこうした小さな植物がいっぱい見られます。 今回注目は、このスミレの仲間、たぶんタチツボスミレと思われますが、スミレの仲間特有の閉鎖花が見られるところです。画面左側上方には、閉鎖花が結実してはじけてしまったのも確認できます。 別な株でのようすです。花びらは開かないものの、これで咲いているというのですからほんとに不思議です。
2019.08.23
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博物館内に侵入したトンボがお縄になりました。別に悪意があったわけでもなさそうです。というか、そのまましていたら、館内で絶命してしまう可能性も・・・。 そこで捕虫ネットで捕獲され、強制退去に。お別れの前に、手配書用でもないですが、お写真をいただきました。カワトンボの仲間だと思われます。あるいは、ミヤマカワトンボかと・・・。
2019.08.22
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湯之奥金山博物館の前庭の一角に、大きなケヤキの木があります。その南側の周囲に、ヤブランが植栽されています。 成熟した花でしょうか。花粉がちっています。 こちらの中央の花は、まだ若い花のようです。色も濃いですね。
2019.08.21
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湯之奥金山博物館のすぐ隣を流れる下部川。その河原に博物館からおりていけるようになっています。夏休みを利用して来館された子どもさんが、その河原におりて川遊びを楽しまれているようすが見かけられました。 でも、夏休みももうお終いですね。 本日は、水曜日です。でも、湯之奥金山博物館は、8月中、休まず開館しています。夏休みの最後を金山の歴史を学び、体験もできる湯之奥金山博物館でお過ごしになりませんか。
2019.08.21
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5100円のラインを軸に折り返してみるとなんか似てる・・・。これからどうなる?
2019.08.20
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今日も暑かったですね。まだまだ「残暑お見舞い申しあげます」という感じです…。 さて、写真は、昨日、湯之奥金山博物館構内で観察したミヤマアカネです。特段の暑さの時に、お日様に対抗する手段として見られるお決まりのポーズをしているところです。 向きを変えて見ると、こんなにも反り返るようにしています。オリンピックの体操選手の鉄棒種目などでの決め技を連想してしまいました。かっこいい・・・。 これは、すでに何度か取り上げていますが、“トンボの尻上げ”と呼ばれるもの。体の軸を太陽に向けることで、日照を受ける表面積を最小にして暑さ回避をしているといわれています。 こちらは、博物館のお隣、下部リバーサイドパークで見られた別個体。見事な反り具合ですが、反り過ぎてない?(初回投稿:8月20日16:35 修正:8月20日22:43)
2019.08.20
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湯之奥金山博物館の受付カウンターの花瓶にヒマワリの花一輪。 真夏の太陽は見たくても見ちゃダメ、目がこわれる・・・。こちらのは、見てもだいじょうぶ。たくさんのお客さまに、あたたかいまなざしを注ぎつつ、お迎えをさせていただいております。
2019.08.19
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でも、暑いじゃんね。残暑お見舞い申し上げます。
2019.08.19
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下部リバーサイドパークの最下流部の山側に、大きめのクサギの木がありまして、いま花盛りです。あたりにそこはかとなく心地よい香りを漂わせています。アレがやってきそうだな、と思いながら眺めていると、しばらくしてやってきました。 そう、クサギにはいろんな種類のアゲハを引きつける力があるようです。今回のはクロアゲハでした。 少しもジッととまることがないので、なかなかうまく撮れませんが、このカットで見える白い帯から、クロアゲハの雄と見られました。
2019.08.19
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今日行われたイベント、第2回いでさんぽ、が無事に終わり、本遠寺さんにおいとま・・・という頃合いに、ご参加の皆さんがいっせいに目を向けるものがありました。あれあれ、あれって、何だろうね・・・? ということでしたが、ほんとに不思議なものでした。 ご宝蔵の宝形造りの屋根の降り棟に、写真のような役瓦が置かれていたのです。沖縄で見られるシーサーみたいだけど、ちょっと違うなあ。ほんと、何だろう・・・。
2019.08.18
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8月18日(日)午後6時30分現在、博物館周辺では、外に出るのに気後れしてしまいそうな大雨がふっています。本日の閉館時間はとうに経過していて、お客さまには全く影響がないのですが、ひどい降りにはまいりました。いつやむんだろう。
2019.08.18
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今日のイベントは、第2回いでさんぽ・・・というのでした。そして今回のテーマは、「本遠寺をたずねて養珠院さんの素顔にせまる」というものでした。こちらの写真は本日の見学用資料集、コンパクトなミニブック形式になっていました。 資料の一部(画面の左側)は、現地でのワーキングのメモ用にもなっていて、これが結構うまく活用されました。 で、こちら、本日の開催状況を見ていただくものです。 この日は、事前の天候情報では、とても暑くなる・・・ということですが、それに反してやや涼し目で、時折雨まで降る始末となりました。でも、ご参加の皆さん、とても楽しみながら、目的を達することが出来たようです。 次は10月、あそこだぞ・・・。(どこだろう、お楽しみに)
2019.08.18
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湯之奥金山博物館の通用口から少し離れた場所で、タカサゴユリが一輪咲きました。まだつぼみのものが、館の建物の周辺に見られます。たのしみ・・・。 ※記事訂正 当初スカシユリとしてしまいました。訂正します。(初回投稿:8月18日 8:48 投稿訂正:8月21日 23:00)
2019.08.18
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身延町大野にある大野山本遠寺(日蓮宗)境内の県指定史跡『徳川家康側室養珠院墓所』です。 本日午後の第2回「いでさんぽ」では、家康が惚れ込んだ彼女のお墓のすごさを実感することを目指します。 この彼女、あの水戸黄門様のおばあちゃんだし、暴れん坊将軍の血筋のルーツにもあたるという、すごい方です。だからお墓だってすごいのです。その確認です。 詳細は、博物館のwebで。 ちなみに、博物館スタッフは、少ない人数で8月は休館日もなく、フル稼働しています。電話でのお問い合わせは極力おひかえください。
2019.08.18
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数日前(8月14日)のヤマボウシの木の実です。 今年は、いくぶんヤマボウシの実の付き方が少ないような気がしました。何本も植栽されているなかで、写真は、これでもいちばんたくさん実が見られるほうの部分でありました。
2019.08.17
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枯れたヒメジョオンの先にとまりました。向こうからやって来てくれた感じでした。秋のはじまりを連れて来たように思われました。 今日でお盆もあけますね。
2019.08.16
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今日は8月15日。白いキクが必要な日だと思われます。野辺に咲く白いキクの仲間、ヒメジョオンの花に代役をお願いしました。 少し紫がかったのも見られます。命の尊さ、失われた命がいまの時代を支えてくれていることを実感するのには、十分な清らかさをもっている花です。
2019.08.15
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■はじめに・・・金山博物館の展示から「砂金」へ このところ湯之奥金山博物館の常設展示をご案内することが続きました。時間的都合とお客様のニーズが合致するとうまくご案内することが出来るのです。 その説明の中で、湯之奥3金山が「その後の山金の始まり」とのことを強調するのですが、金鉱脈を採掘した現場と鉱石から金を取り出す技術・道具が残っていること、その推定される年代から、わが国最初の金山と考えられることなどをお話ししています。 しかし、金鉱石採掘による産金の開始以前にも、国内ではたくさんの金が産出し、使用されていたのですが、それはどういうものだったか、これも湯之奥金山博物館の展示の説明の中で避けて通れないことあります。 それは、砂金だったと考えられています。■博物館応援団員の砂金情報 写真は、博物館の近くの河川で採取された砂金です。 300mm望遠にマクロ機能があって、それで手持ち撮影なんかするので、思い切りブレた写真になっていますが、自然の川でとれる砂金の雰囲気を見ていただくことはだいじょうぶかと思われます。 この砂金は、先日、当館の応援団員の方が、数時間かけてとってこられたものを撮影させていただいたものです。 いまでこそ、川で砂金を取ることは、上の写真のようなものが中心で、大物を大量に得ることはなかなか難しいようです。でも、昔なら・・・。■奈良時代の陸奥国の産金 奈良時代の前半に在位された 聖武天皇(701~756、在位724~749)は、東大寺に大毘盧遮那仏(略して大仏)を安置され、この仏様を黄金で荘厳しようとお考えになりました。その背景には、当時の日本国内の状況がたいへん思わしくない状況で、それは仏教の力で打破しよう、そのためには立派な大仏をつくって祈ることだ、と思われたそうです。 当時、国内で金の産出はほとんど知られておらず、大仏計画は前途多難ながら見切り発車で動き出していたようです。そんな中、陸奥国より黄金が産出することが報告されました。それで大仏計画も何とかなると、聖武天皇はたいへんなお喜びだったと伝えられています。 陸奥国の金が大仏計画に弾みをつけた時からほどなくして、聖武天皇は東大寺に行幸し、造営中の毘盧遮那仏の前で、宣命を発しました。■「宣命(せんみょう)」について ―学び直し ところで、宣命って、何だっけ。昔、勉強したけど忘れてしまって・・・。 そう思っていたところに、手元にいい本があるのを思い出しました。早川庄八『続日本紀』〈岩波セミナーブック109;古典講読シリーズ〉岩波書店 1993 でした。 この本の中に、宣命をめぐる大事な情報がいくつもありました。 ①天皇の命令のうち、宣命体(日本風の言葉、和語)で書かれた詔(みことのり) で、朝廷で声にして読み上げられるもの。 ②『続日本紀』には62の宣命が記録されている。もっともそれが歴史的に存在し た全てではなく、収録されなかったものもある。 ③宣命は、国家の重大な事柄にかかわって発せられる。などなど。 こうしたことにもとづけば、奈良時代に陸奥国で金が産出したことは、国家の大事であり、通常は宮殿の中の天皇がお出ましになって多くの官僚たちの前で政務を行う大極殿などで発せられる宣命が、大仏建造中の東大寺で行われたのは、ちょっと異例だけど、それくらい聖武天皇にとっては、すごいことだったのですね。
2019.08.15
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またまた登場・・・ヒノキの榑(くれ)です。8月11日の「山の日」にあった夏休みイベント「こども金山探険隊」で、中山金山遺跡の探検した際のお土産ですが、これについて、ちょっと深掘りしていきます。■ 問題の所在 最初の写真のヒノキの榑(くれ)ですが、毛無山登山道の整備事業の過程で、除木しようとした、およそ37年生のヒノキの木の根元にくさび形にチェーンソーに切り込みを入れて、木を倒したものと思われますが、その際に発生したものだと思われます。この形を活かして、スイカのカット模型を作ろうと考えたのですが、それを手に取って、2つめの写真の部分にひかれるものがありました。 ヒノキの枝が途中でカットされたものの、それが外見では、ほとんどわからないようになってしまっている・・・、そんなふうに考えられ、もうちょっとじっくり見てみようということになった次第。 ■問題点の整理 2つめの写真の部分について、上の視点をもとに、分析をしてみました。 *第一段階 木は16年ほど生長した、この間に枝も出来た・・・①の部分 *第二段階 幹から伸びていた枝が切り落とされた・・・②の部分 *第三段階 枝打ちの痕は、周りから樹皮が盛り上がり隠されていった・・・③ *第四段階 近年の除木まで、枝打ちから15年ほどが経過、でも傷跡は・・・④■問題点に対する理解 2018ないし2019年頃に切り倒されたヒノキがまだ若かった頃、枝打ち作業があったのでした。幹から出た枝は、直径3~4㎝ほどになっていましたが、枝の根元でスパッと切除されたようです。それはこのヒノキが芽生えてから16年くらいたった時期のことのようでした。 枝打ちされた痕跡は、始め、幹の表面に丸くクッキリ残っていたものと思われますが、徐々に周囲から樹皮が盛り上がり、枝打ちから6年ほど経過した頃には、外見上はほとんどわからないようにふさがっていったとみられます。 それからさらに10数年が経過、傷跡は隠されたものの、木の概観だけでなく、切断面とあわせて見ていくと、うっすらとかつての枝打ちの痕跡が把握できました。 ヒノキの木は、枝打ちの痕をしっかりと隠していったのですが、内面には傷の痕跡が残り、外面にもわずかにその痕を感じさせるところであった。これがその理解です。■このヒノキだけの問題か 枝が切り取られて、周りから樹皮が盛り上がって、その痕跡を幹の中に取り込み、わからなくしていくようすは、今回のヒノキだけの話でしょうか。いや、そうではなさそう・・・。 そこまでではないものの、ヒノキ以外の木の場合でも、古いキズを隠していきつつある状況が、湯之奥金山博物館の周辺での樹木の中に見られるのです。そのことについては、前回の「古いキズ隠したい・・・木がする?!」をご参照ください。(初回投稿:8月15日08:45 最終投稿:8月15日16:30)
2019.08.15
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下部リバーサイドパークでの管理されている木々をめぐってのお話しです。最初に登場するは、ケヤキの木。樹形を整えるために、何か所かで枝が切り落とされた痕が目に付きます。 その1つを間近で観察してみると・・・、切り口を覆い隠すかのように、周りの樹皮が盛り上がってきています。 そんな目で次に、カエデの木を見ると同じように、だいぶ前に不要な枝が切り落とされていて、そこにも周りからの盛り上がりで、切り株が覆われてきています。 同じカエデの木ですが、幹から少し離れた場所で着られると、周りからの盛り上がりが見られず、切り口周辺が枯死している状況が見られました。古い切り株が隠されるためには、樹幹からギリギリのところで切られる必要があるのではないでしょうか。 同じようにサクラの木の場合です。 こちらは、ヤマボウシの木の状況。だいぶ盛り上がって、もう少しすると切り口が隠されてしまうかも知れません。 木の生命力を感じました。 今回の記事は、次の記事の伏線でもあります。次回をご期待あれ。
2019.08.15
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2019.08.14
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毎日暑いですね。そこで、今回は氷のブロック、差し入れします、画像ですみませんが・・・。先日の博物館のイベントで、飲み物などを大量に冷やすために用意された氷の大きなかたまりでした。 さて、明日の8月14日は水曜日ですが、すでにご案内のとおり、8月は無休開館となっています。すなわち、明日の水曜日は休館ではありません。開館いたします。お盆の時期のひととき、おそろいで湯之奥金山博物館にいかがですか。
2019.08.13
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キンポウゲ科のつる性多年草のセンニンソウに、花が見られるようになりました。このセンニンソウは、湯之奥金山博物館のアクセス道路の山側の脇に見られます。花といっても、花弁のように見える白い4枚のものは、植物学的には萼片なんだそうです。 花の形がわかりやすいところに焦点を当ててみました。
2019.08.13
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本日行われた夏休みイベントの「こども金山探険隊」、その現場で、ナナフシが確認されました。左側の前脚が失われている個体でした。この撮影の後、近くの自然のなかに放たれました。 博物館は、こんなにも豊かな自然と隣り合わせなんだなぁ、と感じられました。
2019.08.12
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8月11日(日)の「山の日」の祝日、こども金山探検隊2019のプログラムの一環として、参加のこども隊員とその保護者の皆さん、応援団や醍醐山を愛する会等々の支援スタッフの皆さんと共に、中山金山遺跡を訪れました。 その際に、毛無山登山道を往復した中で、ゲットしてきた特別なお土産を紹介します。それが上の写真のミニ榑です。 榑(くれ)とは、昔からの山の暮らしで用いられてきた言葉で、皮のついた材木という意味だとネット辞書にありました。 それで、今回のは、毛無山登山道の沿線を県や町の観光サイドの景観作り事業として除木が行われた折に出たもので、現場に転がっていたものです。所有者を特定すべき遺失物法対象の物件ではないとの判断から、とある研究用に持ち帰りました。 どんな研究ができるのかは、追ってご案内します。まずは、その年輪を分析しまてみました。およそ37年余の時間を経たヒノキであることがわかりました。 ということで、そこにどんな研究の余地があるのか、この後の展開をご期待ください。
2019.08.12
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