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北森鴻文藝春秋 四六判上製☆☆☆☆☆「倣雛心中(ならいびなしんじゅう)」「苦い狐」「瑠璃の契り」「黒髪のクピド」の4編。 個人的には最後の中編「黒髪のクピド」が一番すき。 ここにきて冬狐堂こと、宇佐見陶子の美大時代が少々現れる(苦い狐)。また、彼女が目の不調に悩まされていることが描写される。目の奥の痛みと飛蚊症…。これ網膜剥離のなのだが、彼女にはその症状が現れ始める。それに感づきだした同業者からの嫌がらせともテストとも見える仕事の依頼…(倣雛心中)。 が、やっぱり一番ミステリチックで面白かったのは、人形がその姿を写した人物の秘密を書いた「黒髪のクピド」だった。かなり陰惨な予感を残して終わる。このウラを書いたら、いかにもこの著者らしいんだけどな。また、よく覚えてないのだが、博多が舞台。「親不孝通りディティティブ」に出てきた人物が出てきているような気がする。でも、冬狐堂の話は長編で、蓮丈先生ゲスト出演の方が嬉しいかも…。あと細かいことをいうなら、陶子とカメラマン硝子の友情、こーくるかなーと一抹のギモンを感じないでもない(苦笑)。
January 14, 2006
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マイケル・ボンド創元推理文庫☆☆☆☆☆ シリーズ第七作目。 今回は鉱泉水の保養地として有名なヴィシーが舞台。そこにアメリカの推理作家が訪れ、その案内役として(休暇を延期させられて)パンプルムース氏に白羽の矢が立つ。その土地では、アレクサンドル・デュマが「三銃士」の第四作目を書こうとしたという話もあり、推理作家達は仮装晩餐会を企画する。パンプルムース氏はそこに馬に乗ってダルタニャンのコスプレで現れることになってしまったが…。 まず、仮装パーティーの前に作家のうちの一人が謎めいたダイイングメッセージを遺して死亡。また、パーティーの真っ最中にもアクシデントが起きる。パンプルムース氏もその渦中で…(以下略)。という話(だと思う)。 今回もコスプレなんぞをやっていることもあり、ドタバタミステリの雰囲気が強い。が、その中に料理やワインの薀蓄が詰め込まれ、またどーゆー訳か風采の上がらないパンプルムースは女性に行為を寄せられる。また、ポンフリットは本当に名犬(^_^)。 入れ子細工のようなロースト料理はちょっと食べてみたいかも…。また、ナニが楽しいって、パンプルムース氏と編集長の陰険な漫才が一番楽しい。結構、ミステリ作家をブラックユーモアで書いているのも面白い。これ、もしかして、詳しい人が読むと、これは誰のこと、というモデルが見当つけられるようになっているのだろうか?
January 13, 2006
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金聖鐘 他作 祖田律男 他訳バベル・プレス 四六並製☆☆☆☆◎ 現代韓国のミステリ短編集。 家族の繋がりを書いた作品や、朝鮮戦争時の作品、また「疑妻」という言い回しがあり、夫が妻の不倫を疑う作品もある。また、儒教の影響の強い国、と思って読んで結末に結構虚をつかれた作品もあったが、日本の作品だったら何となく見当ついたかもしれない…(西欧の作品だったら展開・結末が違ったんぢゃないかな…)。そうそう、移民の話が結構多かったのも面白いかも。 ストーリーは割とどれも楽しめたが、短編集だけに、歴史や文化に深く触れた作品がなかったのはちょっと物足りなかったかな。
January 1, 2006
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和のルール加藤ゑみ子ディスカヴァー・トゥエンティワン 四六仮上製 本文1色特色使用☆☆☆◎ とにかくブックデザインが凝っていて、なおかつ結構興味のある内容だったので購入。「和の心」「和の美」「和の生活」と三章に分けられ、更に合計50の「序破急」「雪月花」「精進料理」など項目に分かれている。 が、特に「和の心」「和の美」あたりはちょっと上滑りというか、辞書にありそうな説明が多いかな…。「和の生活」の章は結構興味深い内容だったが。また、結構何でも「シンプルな和」に結び付けて賛美する傾向もワンパターン。それに「和」を強調していながら、横書き・左開きなのはちょっと片手落ち?(苦笑)まあ、ファッション性強調の本なので、こんなもんだろうか。
January 1, 2006
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