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【楽天ブックスならいつでも送料無料】消えた出雲と継体天皇の謎 [ 関裕二 ]関裕二学研 四六上製☆☆☆☆☆◎ 読むのに結構時間がかかったが面白かった。日本書紀がウソつきというのは、この著者の持論だが、私は今までずっと7世紀以前の日本の東国は未開の大地だと思っていた。でも違ったようだ。彼らは強力な軍事力を有し、大和朝廷の成立に大きな影響を与えたようだ。日本書紀の中では抹殺されている尾張氏、大伴氏、そして蘇我氏の権力の源は東国であったという。そして、尾張、丹後、出雲、越などが入り混じって闘争を繰り返していたのだという。日本書紀を読んでいて最初に印象に残ることの一つが継体天皇の出自だと思うが、この本は継体天皇がこの東国の力を背景に皇位についたとしている。が、彼の息子のうち越が出自の后が生んだ子が二人天皇になったのち、ヤマト王朝が出自の手白香皇女が生んだ天皇がついて、継体天皇により近い血統は結局途絶えてしまった。だがこの継体天皇が蘇我稲目を重用し、蘇我氏隆盛の元をつくったのだ。そして、この東国出自の天皇は天武天皇もそこに入るのではないかとしている。この天皇は教科書に載っているように天智天皇の弟ではなく、兄だったのではないかという説付きでだ。そしてここで日本の女帝のうちでも傑出した存在である天智天皇の娘で天武の后となった持統天皇に結びついていく。この本の通りの出自の天皇だったら、この持統天皇、そこらの男の天皇より遥かに政治力がある。まあこの本によると、ヤマト王権の大王は祭祀王で権力は中央集権的な大きな権力は持っていなかったというけれど、それでも彼女は藤原不比等と組んで、彼の一族が権力を握るのを黙認しつつ、彼女は彼女で皇統から東国出自を抹殺しようとしたのだ。 確かに説は面白いが、ちょっと気になるのは、果たして古代人がこんなに記紀を難しく解釈していたのだろうか、というところだ。
January 27, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】神の時空(貴船の沢鬼) [ 高田崇史 ] 高田崇史講談社ノベルス☆☆☆☆☆ このシリーズ、少々巻ごとで時間が前後するので、読みにくいし、設定も少々ライトノベル的なのだが、シリーズ三作目にて、なんとなくなれた気がする。でも時間が前後するのはちょっとアタマが混乱するが、それは私の方に原因があるせいだと思う。 貴船神社や鞍馬寺に行ったのはもう20年くらい前か。また行きたくなってしまった。また、橋姫の解釈もこの著者の持論だと思いつつも非常に興味深い。そういう悲しい女性って昔は大勢いたろうしね。キャラ設定の独特さも作中に生かされるようになってきたと思うし、次回作が楽しみだ。
January 2, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】高原のフーダニット [ 有栖川有栖 ]有栖川有栖徳間文庫☆☆☆☆☆ 読み始めたときはそうと気づかなかったが、読み進めるにつけ再読であることを実感。3作の中編が掲載されているが、真ん中の作品以外の二つは記憶にも残っていた。一つはおおよそのトリックも覚えていたし。それでも、この二作で描写される淡路島と高原の描写は魅力的だった。特に古い大阪の様子が古代史好きには魅力的。またこのテイストを取り入れた小説を書いて欲しい。 実は読み終わったのは12月30日だが、ずっとこちらのブログの更新を怠っていたので、今日(2月9日)では12月の日付で入力できず、1月1日になってしまった。
January 1, 2015
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