2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全14件 (14件中 1-14件目)
1
![]()
【送料無料】無力感は狂いのはじまり春日武彦&平山夢明扶桑社新書☆☆☆☆ 前作に引き続きの放談集。今回は過去、国内外で起こったの猟奇的事件の話はあまりなくて、「病んでいる」人々、「病んでいる本」などが話題。相変わらず過激な内容だ。子供の頃にカエルなどの小動物をおもちゃにして殺しておけば、将来、想像力に欠けた殺人などしないだろう、とか。「自己肯定の出来ない人は基本的に自分を被害者だと規定する」とか。粗暴そうな人は人間として画素が少ないように見える、などなど妙に納得してしまうのだ。さらに、精神科の治療の様子もすごい。家族は高め安定しているのではなく、低め安定。家族がバラバラでもごく低いところで安定してしまい、高い位置にいくための葛藤には耐えられない。今は人権問題があってやってないものの、かつてナチスが自白剤に使った薬品を使っての面接、精神病のクスリのなかにも健常者が飲むと昏睡してしまったり、死んでしまったりする、精神科の救急で一番鎮静剤が効かないのは境界性パーソナリティ障害の人で、そのクスリたるやこれ以上使ったら呼吸が止まるレベル……。 ノンフィクションの対談だと思うが、まるで都市伝説か怪談を読んでいるような気分にすらなる。自分には当てはまらないと安堵する反面、逆に当てはまってギクリとするスリルも味わえる。半分怪談を読んでいる気分ではあるが、過激だがみょうに説得力もあって面白い。著者のどちらも善悪、正義は是、悪は否といった単純な二元論で物事を捉えない姿勢なので、それも読んでいて私には心地いい。春日先生の著書「45分で分かる『かったるい』ではじまる心の病」も読んでみようかな。
January 31, 2011
コメント(0)
![]()
【送料無料】アリアドネの弾丸海堂尊宝島社 四六上製☆☆☆☆☆ネタバレ部分は文字色を背景色と同色にしてあります。 東城大学が発足させるエーアイセンターのセンター長に着任することになった、田口センセイ。しかし、今回も殺人がらみのややこしい事件に巻き込まれてしまう。エーアイとはAI、Autopsy Imagingの略。死後画像診断というそうだ。遺体をCTやMRIで撮影することらしいけど……。私もCTは撮ったことがあるが、MRIは未体験だと思う。東城大に最新式のMRIが導入されて云々ということなのだが、ここに出てくるような強力磁場を持つMRIならピアスはどうすればいいんだろう、とギモンに思ってしまった。 このシリーズ久しぶりに読んだので、彦根をどこで読んだい出せない。他にも再登場が嬉しい人もいれば、この人誰だっけの人々がいるのだ。それに何だかちょっとスッキリしない結末だ。でも……タグチセンセイ、島津センセイ、ショスタコーヴィチとモーツァルトの区別はつけようよ……。いや、モツとタコの区別がアヤウイこの二人のセンセイって素敵というべきだろうか……?そして海堂センセイは熱狂的(?)ともいえるタコファンの存在をどこでお知りになったのだろう?こちらの謎も結構興味深深だったりしている。 だれだかよく分からない登場人物については、また、落ち着き先が分かってしまった登場人物については、きっとシリーズの中の何冊かを読みとばしてしまってるんだと思うんだが、どれかなぁ?そして、高階院長と藤原真琴看護師のタッグは相変わらず最強(最凶?)だ。いつかこの二人がぐっちーセンセイの奥さんも見繕ってあてがってくるんじゃないかと期待しているんだけど。
January 25, 2011
コメント(0)
![]()
伽羅の橋叶紙器光文社 四六上製☆☆☆☆☆ 島田荘司氏が最終選考を行うばらのまち福山ミステリー文学新人賞の第二回、2009年の受賞作。私はこの福山市に生まれて、物心ついてから小学校5年生の1学期まで住んでいた。図書館で見つけて、最初はタイトルに引かれたのだが、この文学賞の存在を知り、思わず懐かしくて借りてきた。島田荘司氏が福山の出身なのは知らなかったけど……。 しかし、残念ながら舞台は大阪。生野区や天王寺区のあたりだ。ここの介護老人施設に一人の老女が入ってくることから始まる。このおばあさん、終戦の日の前日に夫と二人の子供の首を切って殺害したという「殺人淫楽症」というショッキングな噂のある人だったのだ。介護職員の典座(のりこ)は彼女がそんな噂があるのが信じられず、その調査を買って出る。そして、おばあさんとおばあさんの息子や昔の知り合い、彼らが住んでいた場所、8月14日の大空襲の記録の調査を進めていく。 巻末に島田氏が書いているとおり、少々文章がこなれていない感じがしたが、私は前半・後半ともあまり退屈しなかった。前半は典座がおばあさん(篠田マサヲというのだ)のその日の行動を辿っていく。マサヲの古馴染みのおばあさんたちに話を聞いたり、図書館などで資料調べ。私はここも結構面白く読んでいた。そして、後半、典座の調査が行き詰ったとき、あの阪神淡路大震災が起こる。私はこれが出てくるまで、著者がなぜ、現在ではなく、この年に舞台を設定したのかに気づかなかった。そこで、マサヲは見事に過去の自分を思い出す。というよりフラッシュバックが起こる。また典座は最後の証人を探し当てることに成功しマサヲの無実を証明する。長い年月にわたる謎を解き明かし、またそこでこのタイトルの意味も何となく明らかになる。大阪のミナミ(でいいのかな?)の雰囲気も伝わってくるし、いかにも「大阪のおばちゃん」なマサヲの古馴染みの友人達もいい。残念なのは、福山市が出てくるのが、資料の収蔵元で言及されただけで、ほんのちょっとだけだったことだ。最初、福山が舞台なのかとちょっと期待してしまったのだ。また、大きな二つの事件の作品への取り入れ方がとても効果的だと思う。
January 23, 2011
コメント(0)
![]()
【送料無料】手作り洗剤レシピ岩尾明子NHK出版 257mm x 257mm 並製☆☆☆☆☆◎ 私はつくづく、このテの「手作り」に弱いらしい。重曹・酢・石鹸他を組み合わせたヒトと環境に優しい掃除用の洗剤のレシピの本。レシピといっても料理のようなややこしいものではなく、シンプルな割合で材料を混ぜるだけ。だからそんなに大量に作り置きではない。それに最近読んだ「重曹のある暮らし」とダブっている部分も多いのだが、写真が多用されていることと、人間の体のシステムに例えて「何故キレイになるのか?」を説明したり、「エコ掃除の特徴」をまとめたりしているので、どこかのお掃除講座のテキストのようだ。一つ一つの材料についての説明も詳しい。多分、テレビの教育番組のテキストじゃないかな? 重曹、クエン酸、酢、グリセリン、ウォッカも自宅に常備しているし、コーンスターチの代わりは葛粉。石鹸素地やスパイス、エタノールを買ってくればここに載っているのはほとんど作れる。湿度などにも関係するので難しいと聞いていたバスボムの作り方も詳しく載っているので、作ってみたい。他にもデオドラントパウダー、虫除けスプレーもいいな。未使用の粉石鹸もハーブも精油(ラヴェンダー、ティートリー、カモミール)、クレイもあるから、何かすぐ作れるものを作ってみてもいい。ただ私の場合、酢のにおいを嫌がる家族はいない(座敷犬2匹は分からないけど…)のでハーブ酢は漬け込まない。そのまま使うだけだ。この本に書いてあるように精油を混ぜて、油分をペーペーフィルターで濾すのは面倒だし……。図書館で借りたのだが、便利そうだから買おうかな。
January 19, 2011
コメント(0)
![]()
くぐつ小町加門七海河出書房新社 四六並製☆☆☆☆☆ 小野小町を主人公とした小説。小野?もウィキの通り身長六尺を超える威丈夫として、在原業平も若い美青年として出てくる。文章が古風で雰囲気があっていい。冒頭は京都の巽の方角にある陋屋で水死体から能面を彫る男と傍の謎めいた女(それが小町なわけだけど)二人のかみ合っているようなかみ合っていないような会話で、古の皇族に連なるワニ氏と小野氏のことから小野小町のことが語られていく。この小野氏の祖先の皇子が兄でありながら弟が皇位を継いだことと、在原業平の祖父がやはり同じように兄でありながら弟が皇位を継いだというので、業平は?にシンパシーを感じている。また小野?と小町の関係はウィキにもある小町の生没年の謎から、実に幻想的な設定。でも、エピソードはそのまま深草少将や伊勢物語の一説のところもあって、個人的にはこの二つのエピソードにはもう一ひねり欲しかったかも。 とはいえ、短く幻想的なストーリーの中でその裏には膨大な資料の山があったのではないかと思う。そっちの資料をマニアックに語ってもらうほうが好みだったりして。
January 18, 2011
コメント(0)
![]()
【送料無料】三人目の幽霊大倉崇裕創元推理文庫☆☆☆☆☆ 落語専門誌「季刊落語」の編集長、牧大路(まき・おおみち)を探偵役に、そこに配属された新入りの編集部員(といっても牧と間宮の二人だけの編集部だが……)の間宮緑をワトソン役にした短編集。著者のデビュー作らしい。「三人目の幽霊」「不機嫌なソムリエ」「三鶯荘奇談」「崩壊する喫茶店」「患う時計」の五編収録。「不機嫌なソムリエ」「崩壊する喫茶店」は落語にはあまり関係がない。が、どれも面白かった。特に「三鶯荘奇談」は山奥の山荘の夜の描写からして結構怖い。牧が周囲の人々の話だけを参考に推理し、結論を出すのだが、それがあまり突飛な感じもせず、そういうことだったのか、と割とすんなりと腑に落ちる。書店などで目にすると気になっていたシリーズだった。落語に詳しければ、この師匠はあの人が実在かな?と思えたりもするかもしれないが、私には分からないのが残念だった。続巻も読んでみよう。
January 17, 2011
コメント(0)
ボディ・ピアスの少女藤田宜永光文社文庫☆☆☆☆◎ タイトルに釣られて借りてきた。先日、同じ探偵・竹花を主人公とした短編集を読んで、面白かったこともある。 1992年初版。1996年文庫初版。この小説でも深川だの木場近辺が出てきて、ほぼ地元民の私は読んでいて楽しかった。長編だけあって、プロット私の単純なアタマにとっては複雑で、竹花が恵比寿のマンションの窓から外を眺めていて、男に絡まれている若い女を助けたせいで、かなりややこしい事件に関わることになる。時代が分かるのは、東西ドイツのゴタゴタが作品に重要な役割を果たしていること。それに、S川急便の事件もこのころあったよなぁ。 とにかくストーリーがややこしい。コトの大元にあるのは東ドイツ時代に秘密警察シュタージの協力者だった元体操金メダリストがその過去を元にゆすられたことだ。しかし、そこに金目当てのヤクザだのが絡んで、殺人が起こる。竹花は事件の大元を握っている竹花が助けた少女(ノストリルとリップのボディピをしている)の祖父に行方不明になっている少女を見つけるようにと依頼されたことで事件に関わる。けれど、一番のタヌキはこの祖父だよなぁ。事件の捜査の過程なのでミステリでもあるが、ヤクザとやりあったり、恋人と意味深な別れ方をし、その弟で刑事に恨まれつつ付き合っているし、ヤクザのボコられたりもしているので、ハードボイルドといえばそうでもある。
January 16, 2011
コメント(0)
![]()
【送料無料】インディゴの夜【送料無料】チョコレートビースト【送料無料】ホワイトクロウ加藤実秋創元推理文庫☆☆☆☆☆ 一冊に四作品づつ収録された短編集。第三作目の「ホワイトクロウ」のみは他三作のサブキャラクターや場所が再び出てくるので、連作短編集といえると思う。*インディゴの夜 アラフォー女のライター高原晶が飲みながらふと漏らした「こんなホストクラブがあったらー」という言葉に落ちこぼれ出版社社員の塩谷が反応し、この二人を陰のオーナーに、ベタなホストファッションに身を包む憂夜を表向きのオーナー兼店長として、ホストクラブ「club indigo」が開店する。しかし、ここのホストは個性的。ガチベタなホストファッションは憂夜だけで、あとはアフロにドレッド、2mはある現役ボクサー、金髪のマッシュルーム頭、服装もカジュアルでジーンズなんかが多い。なもので、源氏名も「犬マン」「ジョン太」「DJ本気」とかすっとぼけている。しかも前職にはナンパ師なんてのもいる。今ならさしずめボーイズバーとかいう所に近い。店は順調で、人気店なのだが、なぜかここに色々と厄介ごとが持ち込まれるのだ。表題作「インディゴの夜」は人気ライター&編集者のパクり疑惑と殺人、「原色の娘」は児童ポルノ、「センター街NPボーイズ」はピンク系の投稿写真、「夜を駆ける者」では借金を返すために売春させられ、さらにクスリを打たれて逃亡防止……という現代の風俗の陰に隠れた深刻な問題(時には人が死ぬ)をサラリと扱ってミステリに仕上げている。この本の最後の「夜を駆ける者」から登場するのが、レギュラーキャラクターでニューハーフのなぎさママ(このキャラもすごい)の愛犬、まりん。コイツがとんでもないやんちゃ坊主で、しかもインディゴのホストたちは別の名前で呼んでいる。でも、この本はレギュラーキャラの紹介みたいな感じもする。*チョコレートビースト 「返報者」「マイノリティ/マジョリティ」「チョコレートビースト」「真夜中のダーリン」の四編。表題作はまりんのこと。「返報者」は歪んだ感情、「マイノリティ/マジョリティ」は下請け会社の絡んだ詐欺(ここでは編プロ)でここで塩谷の表向きの勤め先が護国寺の講○社ないし光○社を足して割ったような会社の設定になっている。「チョコレートビースト」はまりんが陰の主役だが、外国人強盗を装った日本人強盗や刺青(というより今はタトゥか)の彫師が出てくる。「真夜中のダーリン」はホストコンテストの話。ここでクロムハーツの特徴ある形のペンダントトップ実は舌下錠入れ、別の用途もあるかもしれないが心臓が悪い人が持っている場合が多いんじゃなかろうかが出てくるのだが、知らないと目新しい形のペンダントだと思うかも。私も昔知り合いがつけてるの見て何だろうと思って記憶に残ったし。でもこのペンダントトップの形を知ってると、途中でストーリーの展開には関係ないけど、ある1つのオチの見当がつく。*ホワイトクロウ 「神山グラフィティ」「ラスカル3」「シン・アイス」「ホワイトクロウ」の四作。これまでは全て高原晶の一人称でストーリーが描かれていたが、「神山~」から「シン~」までは、レギュラーキャラのインディゴのホスト一人一人が主人公。プロローグでインディゴの改装工事の話があり、その最中に起こったことという設定のストーリー。「神山グラフィティ」はジョン太、「ラスカル3」は現役ボクサーで日米ハーフで身長2mのマッチョ、アレックス、「シン・アイス」は元ナンパ師の犬マン。でも高原晶の一人称の方がちょっと読みやすかった。そして、「ホワイトクロウ」で前三作のゲストキャラが出てくる。そして、その後が分かるのだが……その中で一つ、思わず笑った後日談がイイ。このネタ、続巻でも書いてくれないかな。私はここまで読んだ三巻の中で、この「ホワイトクロウ」が一番好きだ。「インディゴの夜」がデビュー作だそうなので、このあたりでこなれてきたってことなんだろうな。 よくよく考えれば、いかにも「もてない女」ウケしそうな、恋愛体質とはほど遠い晶のキャラとか、ホスト達のキャラとネットワーク、なぎさママの存在、晶と塩谷の表の仕事と裏の仕事などテンプレートな材料だ。これをもうちょっと低年齢向きの設定にすると「表の顔は女子高生、でも実は~~」とか、いかにもご都合主義で作者の現実逃避の反映かと勘繰ってみたくなる設定なのだが、今の渋谷の風俗の扱い方・描き方が上手いのであまり興ざめにはならない。
January 14, 2011
コメント(0)
![]()
おかたづけ天女価格:480円(税込、送料別)犬丸りん(本文イラストも)角川文庫☆☆☆☆☆ 人気アニメ「おじゃる丸」が子供向きというには?なんだけど面白い、と聞いていたので図書館で見つけ読んでみた。すぐ読めてしまうショートショート集。無論、タイトルにつられたのだが、この表題作は強迫観念のように片付け、掃除、と連呼している人の息抜きにはいいような気がする。なので、残念ながらカテゴリは「脱汚部屋・脱汚家」ではない。どの作品も幸せはひとそれぞれ、でも結局は自分に正直になって落ち着くところに落ち着く、といった感じのほのぼのとした結末なのだ。が「人それぞれ」のところでピリリと皮肉が利いている作品が殆ど(違うのが僅かだがあるけど)。私が特に気に入ったのは、表題作と「きせかえ順子」「ちょこんばあちゃん」「炎のロクロ妻」の合計4作だ。
January 11, 2011
コメント(0)
![]()
百観音殺人巡礼価格:2,100円(税込、送料別)樋口正洋MBC21 四六上製 元検事の司法書士さんが書かれた小説。二段組本文4百頁の大作。西国三十三か所・坂東三十三か所・秩父三十四か所の観音巡礼をする主人公豹一郎は妹を死なせたという悔恨の念にかられ、しかも心臓に持病があるというので、巡礼の最中にその発作で死んでもいいと、妹の冥福を祈るため、観音巡礼の旅にでる。しかし、そこで彼は自分を付け狙う中年男が現れ、彼の巡礼する先々でタイトルの通り、女性が暴行され、男性が主に撲殺されるという殺人事件が起こる。さらに百観音巡礼の結願が近づくにつれ、事件も終息に向っていく。小説の描かれた時代が明記されてないが、平成11年、1999年初版で、さらにこの頃より10年かそれ以上前の設定っぽい。 そうじゃないかなと思って、版元さんをぐぐってみたら、やっぱり自費出版専門の出版社だった。正直、ちょっとそんな感じのする内容だ。百観音に何度も行かれて取材されているので、その巡礼旅行記と思うと、興味深い内容なのだが、推理小説だと思うと、結構ツッコミどころ満載。文章も、ビジネス文章ならともかく小説にはちょ~っとぎこちない。女性の形容他の語彙が少ないのが気になる。同じ言葉が何度も出てくるのだ。でも、百観音を一つ一つ参拝して、それを書いて、さらにそこに推理小説的要素を加えるのはすごいと思う。
January 11, 2011
コメント(0)
![]()
【送料無料】重曹のあるくらし岩尾明子発行:マーブルトロン 発売:中央公論新社 B6並製☆☆☆☆☆ 読み易いし、かなり内容も参考になる。昨年末の大掃除で重曹パウダーが大活躍したのだが、ビネガー水も作って活用したい。ナチュラル抗菌石鹸、無添加液体石鹸にティーツリーやラヴェンダー、ユーカリなどの精油を加えるというのは、早速真似しようかな。洗面台にティーツリーの精油置いてあるし、ラヴェンダーは大瓶で買ってあるし。あと抗菌リフレッシュナーもいいな。それから、超音波頭皮ブラシも探してみよう。 ただ、ちょっと嬉しかったのは、この著者と同じことを自分がやっていたこと。生ゴミを折り紙のコップを応用したチラシ紙の袋に入れて捨てる、自分で料理するときはやっていた。あと犬の粗相用にビネガー水作ろうかな。揮発性が高いのが酢酸、そうじゃないのがクエン酸というのも勉強になった。だからクエン酸のビネガー水は床掃除には使わず、トイレの汚れ防止に良いという。 図書館で借りた本だが、掃除の参考用に買おうかな。あと地球に優しいお掃除のサイトもブクマしよう。
January 3, 2011
コメント(0)
![]()
妖都価格:1,785円(税込、送料別)津原泰水 装幀金子国義 デザイン京極夏彦 with Fisco講談社 四六並製☆☆☆☆◎ 初版1997年。初めて読んだ著者。巻末の著者紹介によると「少女小説」つまり今でいうライトノベルを引退しての第一作目らしい。やっぱりホラーなんだろうな、内容的に。 東京のあちこちで得体の知れない「屍者」が生者を引き込んで殺すという自体が起こる。が、気づくのは霊能力のあるものだけ。そしてロックバンドCRISISのボーカル、チェシャの自殺が引き金となったのではないか……。霊能力のある周防馨はひょんなことで知り合った鞠谷雛子(苗字がかなり暗示的だと今気づいた)が「屍者」に殺されかけるところを助ける。馨や鞠谷雛子の大学の先輩である甘粕緑朗はツテを辿って自殺したチェシャの関係者をあたる……。 そんな中、東京では自殺・殺人が一気に増加する。そしてチェシャの秘密が明らかにされていくのだ。ロックバンドのボーカルがメインで登場するあたり、時代を反映してるなあ。でも私もその時代の余韻を引きずっているお年頃なので、両性具有者が出てくると拾い読みで気づいて読み始めたが、やっぱりこれを扱うと内容がライトノベルっぽくなるのは仕方がないところだろうか。幾つものストーリーが交叉していくが、最後にものの見事に収斂するということもなく、ちょっと消化不良かな。でもワンコがちゃんと登場人物に加えられているのが犬好きには嬉しいかも。どのワンコも人間以上にいい役だし。
January 2, 2011
コメント(0)
![]()
隠居の日向ぼっこ杉浦日向子新潮社 188mm x 128mm B6(?)上製(この本、通常のチリ+頁寸法=B6正寸+天地&小口各3mmではなく、チリ+頁寸法=B6正寸になっているのだ)☆☆☆☆◎ 江戸時代や古い日本の風物を取り上げたエッセイ。蚊帳とか餅つき、釣忍、湯たんぽ、踏み台、などなど。今はあまり聞かなくなった郷愁を誘うでもちょっと不便なもの。私より10歳ほど年上の著者だけど、大体私でも分かる。が、「釣忍、つりしのぶ」は読めなかった……。著者の十八番、江戸時代の風俗を元に色々な品が取り上げられていて、現代のせわしない生活に比べて往時ののんびりとした暮らしに憧憬が感じられる。一日一日を丁寧に生きる、とかスローライフとか、勿体無いとかそういう生活のオピニオンリーダー的な女性の方々が読んでも興味を持ちそうな内容。1つの品に1つづつ著者のこれまでの作品から挿画が添えられている。 特に印象に残ったのは踏み台について。昔は大工の親方から若い弟子に課せられる課題で、家の新築の時に贈られたものだったそうな。ふと思ったけど、それなら某鑑定番組なんかにも古い踏み台が出たりして。私は、貧困や食糧難、衛生状態の悪さ、身分制度等等に眼をつぶって、かなり古い時代の生活に憧れを持つほうなので、ここに紹介されている一つ一つの道具に情緒を感じて、かなり楽しく読めた。 この著者も若くしてなくなっている。漫画も好きだった。今更だがやはり残念だ。
January 1, 2011
コメント(0)
![]()
復活、へび女価格:1,680円(税込、送料別)池上永一 装画・挿画安井寿磨子実業之日本社 四六上製☆☆☆☆◎ 短編集。「マブイの行方」「サトウキビの森」「失踪する夜」「カジマイ」「復活、へび女」「前世迷宮」「宗教新聞」「木になる花」の8編。前4作は沖縄が舞台で後4作は東京近郊あたりが舞台の雰囲気。各作品のタイトル頁に装画があるが、これがあまり作品の内容に対応しているわけでもないのに、妙に雰囲気が合っていていい感じだ。 この人の沖縄以外を舞台にした小説を読んだ。沖縄が舞台だとどこかあっけらかんとして明るいのに、それ以外の土地だと何だか雰囲気が暗く感じるのは何故だろう?だからといって短編小説として楽しめないわけではない。都市伝説とサブタイトルにあるのだが、ファンタジーというお気楽な感じではなく、幻想小説と書いた方がしっくりくるような気がする。でも、やっぱり逞しいおばぁが出てこないのは寂しいなあ。 私が気に入ったのは「失踪する夜」「宗教新聞」「木になる花」の3篇。「失踪する夜」はこの著者らしい沖縄の幻想譚。「宗教新聞」はちょっと不思議なストーリーで、最後もほのぼのしていていい。「木になる花」は最後にあっと思ったが、勘のいい読者なら気づくんじゃないだろうか。
January 1, 2011
コメント(0)
全14件 (14件中 1-14件目)
1