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そうです。もう、そんな時期なんです。。。イギリスでは、4歳から義務教育が始まります。そして、その前年から親は学校選び、見学、校長との面談などと東奔西走しなければならないのです。学校探しは4月過ぎからいろいろとしました。まず、1.学校情報から学校選びのマニュアル本である「Guide for Parents」をTown Hallからゲット2.データーバンク(BBCリポートなど)での学校情報の収集3.Ofstead Report(学校環境、学力レベルなどの査定)の読破4.学校見学5.学校のアプリケーションフォームの提出(11月16日必着)そして、中でも重要なのが、「Catchment」 という以前は全く知らなかった言葉。これ、学区のことなんですね。そのCatchmentのエリアに住んでいる子供が優先的に入学できるシステムです。4月にそのことを知って、我が家のあるCatchmentの学校情報を見た私は、真っ青になりました なんと、その学校はAからEの段階ですべてが”E”のA町最下位の学校だったんです。これは、なんとしても他の学校を探さなければ、、、と麗秋の模索が始まりました。そして、私たちの住むA町の11の学区の中から上位4校を探し出しました。ただ、上位4校といっても、レベルの高いカソリック系の学校にはカソリックの子供しか入れないので、それは省いての4校です。それから、入学状況の入手、そして学校見学です。たとえば、我がA町のトップのSt.MY学校は、Catchmentに住む子供でさえ行けないほど、人気が高いのです。もちろん、Catchment外に住む私たちなんて論外だから、そういう情報も大事です。そして、昨日A町でもレベルがうなぎ上りのAM学校へ見学に行きました。まず、レセプションの対応が好印象、というよいスタート。私たちはLisaのプレイグループが9時半に始まるため、予定の9時から45分遅れての学校到着だったにもかかわらず、他の両親の見学後もう一度私たちのために見学を実施してくれました。教育環境はとてもよく、1学年70人で3つのクラスに分ける少人数制。区切られている教室にドアがない開放された空間で、あるクラスは、スペリングの練習、あるクラスは各自の身長を測りながら数字を読む練習、そして最後のクラスはケーキを作る家庭科(兼実験!?)の授業をしていました。それぞれのクラスが時間によって実験用の教室へ行ったり、読書の教室へ行ったり移動していく仕組みです。中庭もとても整備されていて、子供が遊べるプレイグラウンドから、植木のできる花壇がありました。私もセイもその学校がすっかり気に入りました。そして、一緒に見学に回ってくださった先生は、第一希望でアプライすれば確実に入学できるとお墨付きをくれました!よかった~。しかもその学校、家からも車で10分以内の範囲でさらに私の働いている病院からも近いので何かと便利です。ところで、その先生が言われていた「希望」ですが、保護者は第一希望から第三希望までを記入して提出することになっています。そして、それをカウンシル(区役所)が来年の8月までに、子供のCatchmentや学校までの距離、学校に通っている兄弟の有無、宗教的事情(クリスチャンなど)、親の事情などを考慮し、最終結論を出すというシステムです。基本的には、「Catchmentの学校をその中に入れておくのが望ましい」のですが、うちに限っては、絶対に最下位の学校には入れたくないので、あえて省かせていただきました。子供には選択権がないのだから、せめて親として最良の環境を整えてあげるのが義務だと思っています。結果は来年の8月。それまでは、ドキドキが続きそうですが、どうか第一希望に入れますように~
2007.10.18
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UKナースになって初めて出会った日本人患者さん、それがToshiだった。大部屋で、他の患者さんと話をしているときに、いやにジロジロ私のほうを見ている患者さんとそのファミリーがいた。うーん、ちょっと中国系かしら??(←よく中国人に間違われる人)また、ニーハオ、とか言われるんかなーと思っていると、「はじめまして」と、日本語が聞こえてきたから驚いた。2002年暮にイギリスでナースになってから、日本人患者さん第1号!おめでとう~!なんて興奮を億尾にも出さず、「こんにちはー、日本人の方なんですか?なんとなく、そういえば日本人のような名前の響きの患者さんがきたなーと思ってはいたのですが」と冷静に答えながら、家族の反応を見る。が、どうやら彼女以外の家族は日本語が全くわからない様子。ちなみに、彼女は、77歳(!)。戦後の海外嫁ぎ組、第一陣だ。私は、興味にそそられ、話し込んでしまう。面白いのは、彼女は日本語モードになったり、英語モードになったりするのだが、英語で話していてもぜんぜん違和感がない。いうなれば、イギリス人のおばあさんとお話している錯覚に陥るほど自然な英語で話をされる。また、彼女もかなりのおしゃべりで、私はその場から立ち去れなくなってしまった。15分ほどして、娘さんと思われる人が、「Shut up, mother. この人お仕事しているんだから、そろそろ解放してあげたら。」とユーモアたっぷりに母親に横から水をさす。その日は結局それで、二人の会話はお開きとなったが、退院日の次の日も、同じように話に花が咲いて止まらない。ところが、Toshiが帰り際に言った一言に驚かされた。「あなた、英語も上手だし、きれいなのに(←ちょっと近眼入ってます??)、どうして、中国人なんかと結婚したの?もったいない。。。」この彼女の一言には、彼女の戦前戦後を駆け抜けた時代背景がまざまざと見えてくる。しかしそこは麗秋、すかさず反論。「中国人の旦那はいいですよー。食事もおいしいし、家事や子育ても掛け持ってくれるし。。日本人やイギリス人の旦那さんじゃ、こうは行きませんからね。」彼女の家族もそれを聞いて、母親の無礼に青ざめながら苦笑い。Toshiも、「でも、甲斐性あるの~?ん~??」と、ぶつぶつ言いながら、不満気に会話を切り、最後は、「必ずうちに遊びに来てよー。私いつでもうちにいるから。本当に来てよー」と、硬い約束を交わし、病院を後にしたのだった。そして、それから、3週間目の今日、Toshiとの再会を果たした。Toshiの家は、意外とうちから近く、車で10分とかからなかった。実は、電話番号の紙をなくしてしまった私は、病院のシステムから住所だけはゲットしたものの(よいこのナースは真似しないでくださいね)、番号がわからず、サプライズでの訪問となったのだが、、、「あら、、、(と私の顔をまじまじと見てから)、きゃー、いらっしゃい。面白いお客さんがきたわよー」と誰か中にいる様子。娘さんでもおられるのかしら、、と思っていると、なんと別の日本人が彼女の家にお邪魔中であった。「今日、あなたのことを話していたのよー、本当に!」と言いながらお昼ご飯を進められる。実は、今日、病院に包交に行っていたらしい。そこで、私のアダプテーショントレーニングをいろいろと手伝ってくれた、スーが彼女の包交の担当に当たり、私の話をしていたのだそうだ。なんという、偶然。結局、今日はイントロダクション。お互いの、今までの人生を語り合う。まあ、といっても主に、Toshiの。なんといっても、彼女のほうが私の2倍以上人生が長いのだから。彼女は、昔、義理の母親の連れ子も含めて、19人兄弟(姉妹)!!しかし、肺炎や虫垂炎や、と薬のない時代に不幸が重なり、戦争もあって、生き残ったのは、彼女と父親のみ。ところが18歳のときに、従兄弟との結婚を迫られ、家出(…するあたり、やっぱり時代の先駆者!?)。そこから、一人で紡績工場で働きながら、英語を勉強。戦後、イギリスの軍隊からオーストラリア基地に派遣されていた旦那が日本駐在中に出会う。私はあまり知らなかったのだが、そのころのオーストラリア人は日本人を忌み嫌っていたらしい。。。そこで、彼がオーストラリア基地に結婚の申し込みを提出するが、受理されないばかりか、即刻オーストラリアに強制帰還させられ、二人離れ離れとなってしまう。そこから2年間、エアメールで愛をつなぎ、結局任期を終えた旦那さんとイギリスにてゴールイン。しかも、神戸港から30日の船旅を乗り越えての来英であったらしい。勇気と忍耐で勝ち取った旦那さまとの結婚。本当にその時期の日本人にとっては、楽な道ではなかったでしょう。それからも、全く日本人のいない環境で20年ほど過ごしたToshiは、子供に日本語を教える機会も余裕もなかったんだそう。でも、面白いことに、彼女のお孫さんに当たるシャーロットが今年から日本語を勉強し始めて、すごく楽しんでいるとか。やっぱり、世代を超えても、日本人の血はつながっていくのでしょう。Toshiとそのお友達のShizuさんとの話に花が咲き咲き、あっという間に2時間半が過ぎ去り、お開きとなってしまった。2世代ほど超えた友人ができそうだ。中国人をシナ人と呼んでしまう、ちょっと変わった友人だが(本人は全然悪気があって呼んでいるわけではない、が、差別用語らしい)、これからもまた、会いに行こう。
2007.10.12
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最近、日記のサボりぐせが加熱する一方です(涙)そんなわけで、少しデザインを変えてみました。。。←苦しい対策仕事は、なぜか3度目の病棟引越しを行い、NHSの暗雲ぶりをかなり象徴しております。。。マネージメントが全く自分たちが何をしているのかわかっとらん!ちなみに、オーバータイム(超勤手当て)が出なくなるらしい。。。そして、スタッフ不足の道をさらに進んでいく模様(遠い目)家族は、みな元気です。セイとは、相変わらず小競り合いをしながら仲良くやってます。一つ一つ書いていくと面白いんだけど、なかなか書く時間がなくって、、、ちなみに、毎日Lisaを寝かしつける前に、お祈りするんですが、今日いきなり「まま、これから英語でお祈りしてよー」と言われ、度肝を抜かれました。そ、そんなに、英語の浸透力って早いんだろうか、、、それとも、からかわれてるんだろうか、、、、、私は、「ままは、日本人だから、日本語でお祈りしたいのよ。そのほうが心がしっかり伝わるような気がするからね」と、苦しい言い訳をしましたが(←英語で祈れない人)、彼女が英語で祈りだすのも時間の問題でしょう。ちなみに、、セイはピンインを1ヶ月ほど前から教え始め、ほぼ完璧にいえるようになってきているようです。言葉は、いろいろ覚えるのが早いようですが、心の成長もしっかりと見守ってやらねばとおもっております。複雑な家庭事情でどっちつかずな人間になってしまってはかわいそうなので。。。ちなみに、毎夜夜這いに来るLisaに条件をつけ、「大好きなスカートを着れないよ」とか「アンパンマン、見せてあげないよ」など考えをめぐらせましたが、「レゴランドに行けないよ」と言った次の朝のみ効果あり、でした。学校があるので、毎日使えないのが苦しい、、、、その他は、何とかやっております。近況でした。。。そのうち、また、アップしますので、、、、、、
2007.10.11
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