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アジア太平洋地域の国防・安全保障担当閣僚や専門家が意見交換するアジア安全保障会議がシンガポールで開幕した。今年の会議では先のミャンマーのサイクロンや中国の四川大地震を受け、災害救援を巡る協力などが主なテーマとなる模様。シンガポールのリー・シェンロン首相は基調講演で「各国は人道支援や災害救助で協力することを学ばなければならない」ことを強調した。世界的に災害の大規模化が目立つ中で、減災や災害復興についても広域連携や国際協力が不可欠な時代であることは誰の目にも明らかであり、こうした会議で具体的な動きが検討されることは意義がある。各国の事情があるとは言え、そこを乗り越えた連携が出来なければ悲劇は繰り返される。これすら無理なようでは地球環境についての問題など語ることなど尚更難しい。各国首脳の英断に期待したいところだが。
2008.05.31
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新宿歌舞伎町の代名詞とも言える新宿コマ劇場が、今年大晦日の「年忘れにっぽんの歌」の生放送をもって閉館する事が発表された。演歌の殿堂として名高いコマ劇だが、それ以上に歌舞伎町を象徴する施設としての顔がある。ちなみに現在阪急グループの傘下となっている。そもそも戦後復興の際に歌舞伎座を新宿に持ってくる計画があったことでこの地に「歌舞伎町」の名がついたのだが、結果的に歌舞伎座の誘致は実現せず、コマ劇場が出来た経緯がある。以来50年以上この街を見守ってきたものの、施設の老朽化や入場者減による業績の低迷のために閉館することとなった。跡地では再開発が行われるが、戦後娯楽・文化の発信をになった新宿の街を引き継ぐような施設が出来ることを希望したいが。
2008.05.30
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幕張で開催されている日本地球惑星科学連合大会へ。1週間にわたって開催されている47学会の横断型ビッグイベント、さすがに人が多い。セッションによっては入りきれないほどだった。聴講したセッションは「人間環境と災害リスク」そして「GIS」いずれもなかなか興味深い発表が続いた。特に前者は学会の枠を超える形で専門家が集まり、災害リスクやハザードマップについて議論する貴重な機会だった。セッションの終わりにディスカッションの時間を確保しているのもいい。ビジネス同様、学術もコラボレーションから見えてくるものがあるということ。夕方のポスター発表もじっくり見させてもらった。地形やGISのポスターもいいが、やはりビジュアルでは「地図・空間表現」セッションがいい。同じようなデータソースをベースにして同じようにGISで作成しても色使いやデザインなど表現一つでプレゼンテーションが華やかになる。せっかくの研究発表、アピールするにはビジュアリゼーションが大事。色々と勉強になった一日だった。
2008.05.29
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昭文社が新たにグループブランドのロゴマークを発表した。デザインコンセプトは「地球とりんごでひとを結ぶ」ブランド名として定着している「MAPPLE」はMAPとAPPLEの造語。グループがりんごにこめた想いを受け継ぎつつ感動を世界中に届けるという意味があるという。現在昭文社ではグループの最重点戦略として、保有する地図・ガイドコンテンツを活用することによりGIS、インターネット、モバイル、カーナビなど電子事業分野への拡大へ向けて積極的な先行投資を実施しており、今回のロゴマーク発表にもグループとしての並々ならぬ決意の表れとも言える。いわゆる出版不況は地図業界についても例外ではなく、出版物としての地図の売上は下降の一途をたどっている。出版地図最大手の昭文社として危機感を抱くのは当然のことだろう。電子事業への転換は大きな勝負でもあり、その不退転の決断を内外へアピールすることと同時に、グループ内での結束を固める意味もあるのかもしれない。昭文社はこれまで類まれなデザイン力を背景に一貫して「見やすい地図」で業界を凌駕してきた歴史がある。その最大の強さを電子事業でも活かせるのかどうかが大きなポイントになるように思う。GISやWEBマップ、モバイルやカーナビといった世界にビジュアリゼーションの革命が起きればそれは大きな進歩につながる。競争の言葉を口にするのは容易いが、各社がしのぎを削ることがユーザの利益につながることこそが重要な原則であるはず。各社が同じような地図コンテンツを提供するのでなく、それぞれの強みを活かすことでユーザの選択肢が増えることそれこそが地図の未来を照らすことになるはずだ。
2008.05.28
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日曜から幕張メッセで日本地球惑星科学連合大会が1週間にわたって開催されている。日本地球惑星科学連合は47の学会が加盟する連合体で、この学術大会の開催により、全国から関連学の研究者が集まることで注目されている。この大会で林愛明静岡大学教授により四川大地震について、竜門山断層帯を構成する主要な3本の断層のうち2本が連続して動いたことが報告された。ずれた断層の長さは計300kmに達し、断層の直上の建造物はことごとく崩壊していたという。地表に現れた断層の状況などから、今回の地震では初めに「灌口―安県断層」の一部が約100km、続いて「北川―映秀断層」の一部が200kmほど動いたとみられるという。断層の垂直方向の段差は灌口―安県断層沿いで最大約3m、北川―映秀断層沿いでは同約5mに達していた。北川―映秀断層の直上にある北川の町では、過去の地震の断層の跡が見つかり、この地域で地震が繰り返し起こっていたことが裏付けられた。ここでは鉄筋コンクリートの建物がことごとく倒壊しており、日本の震度で7程度の揺れがあったとみられるという。今回の大会では四川大震災を取り上げた関連セッションも多く、様々な報告が行われる予定。また、引き続きの調査でまだまだ新しい事実がこれからも分かってくるだろう。今回の地震のメカニズムや被害状況を解析することで、様々なケースでの地震防災に寄与することがせめてもの希望となる。もちろん、余震や二次災害の被害も出ているだけに平行して現地の救援・復旧活動を進めることも隣国としての大きな役割だろう。
2008.05.27
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奈良国立博物館は江戸時代後期に東大寺から外部へ流出したとされる奈良時代天平年間の絵図が見つかり古美術商から買い取ったことを発表した。この絵図は東大寺が所有していた国内最古級の荘園絵図で現在の富山県高岡市付近を描いた「越中国射水郡鳴戸村墾田図」。条里と呼ばれる区画ごとに田の状況などが書かれ、東大寺の荘園約60haは朱色の線で囲ってある。左端には造東大寺司や東大寺僧、越中国司の署名、「天平宝字三年」(759年)の年号があり、状態も良く国宝級とされる。東大寺が保存していた同時期の荘園絵図19点のうちの1点とされ所有者は不明だった。越前や近江などの荘園が描かれた他の18点は正倉院宝物になっており、奈良国立博物館が今回見つかった絵図にある「越中国印」の印影97個のほか生地の質などを正倉院宝物と比較した結果、流出した1点と断定して昨年度に買い取った。古文書ながら国内でも最古とされる地図のひとつ、一般公開が待たれる。
2008.05.26
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先日気象庁の地震計が四川大震災の地震波を国内で複数回感知した記事を書いたが、今度は東京大地震研究所の解析により、何と今回の地震波が地球を6周していたことが判明した。これは国内の約70箇所にある防災科学技術研究所の広帯域地震観測網(F-net)がとらえた地震波形を調べたもの。 地震発生から約15分後に最初の地震波が届き、その後3時間ごとに6回、18時間後までの地震波が観測されていた。地球を逆回りに回った地震波も6回確認できたという。F-netは発生するほとんどの地震波を記録できるため、観測データは地震発生のメカニズム解明などに使用されている。今回の地震は震源が浅く規模が大きいため何周も回るのがとらえられたということだ。ちなみに04年のスマトラ沖地震では同じ観測網で地球8周回目までの波形が観測された。地震のエネルギーがすさまじいことを再認識した。
2008.05.25
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自分にとってはまったく不似合いな六本木ヒルズへ(笑)アカデミーヒルズ六本木ライブラリーでの「ライブラリートーク」本来は会員制の六本木ライブラリーだが、この日は地図学会の例会も兼ねており、立正大学名誉教授正井泰夫先生の「地図で見る江戸・東京」を拝聴。東京という街の成り立ちや地形との関係について面白おかしく、そして分かりやすいレクチャーが展開された。このあたり東京の凸凹地図を作った際に随分と調べたつもりだったが、まだまだ目から鱗の話がいっぱい出てきた。このあたりはさすが日本の第一人者正井先生だけのことはある。印象に残ったのは、環状線として建設された山手線が、実は本来欧州の都市で見られるような環状線の機能を果たしていないこと。パリでもロンドンでも環状線は中心市街地の外側を回るものだが、東京の場合、銀座も日本橋も浅草も全て環状線(山手線)の外側に位置している。その結果、開通当時は田舎に近かった渋谷や新宿・池袋が鉄道の恩恵を受けて後に発展することになるというもの。そして、もっとも新しいはずの大江戸線こそが、実は本当の意味での江戸時代からの江戸・東京の街における環状線の機能を果たすべきルートを走っているのだ。なるほど、な話で言われるまでまったく気がつかなかった。。。短い時間ではあったが、とても有意義な時間。そして何よりもとても勉強になった。アカデミーヒルズと日本国際地図学会との橋渡しをして、毎回素晴らしいライブラリートークをセッティングして頂ける慶応義塾の太田弘先生にも感謝。また次のチャンスにも是非訪れてみたい。あ、ヒルズ49階からの夜景が感動的にきれいだった。。。
2008.05.24
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東京大学山上会館で行われたGISNEXTフォーラムが終了した。2日目は「WEBマッピングの新展開」がテーマ。招待講演のJPS平下治氏の後は、岩見一太編集長の基調提起に続いてナビタイムジャパン大西啓介氏、デジタルアース雨車美和氏、本田技研工業今井武氏、ESRIジャパン濱本両太氏、マップコンシェルジュ古橋大地氏がそれぞれのテーマで講演した後、パネルディスカッションが行われた。昨日の内容が地図データベンダーサイドの話なら今日の内容は配信サービス側の取り組みについて。いずれも普段はなかなか聞くことが出来ない興味深い話だった。ナビタイムやホンダの取り組みをはじめとして、案内サービスの延長にある社会貢献が目立つようになったのは重要なポイントかもしれない。反面、ナビゲーションサービスが充実するほどに人間の空間情報リテラシーが停滞するのではないかという危機感も感じた。便利なサービスは歓迎であるし、業界全体のベクトルがその方向に向くことは理解できるが、リテラシーの低下については社会全体で考えなければならないことかもまた確かだ。2日間通して内容も充実しており、来場者も多かった。ただ、来場者のほとんどが民間企業の所属だったことは気になる。いわゆる官・学が少ないのだ。これは講演者が民間サイドだったこと、内容がビジネスモデルにかかるものが多かったこともあるだろう。確かに官にアピールするにはインフラ整備的な話があっていいし、学にアピールするには技術的なアプローチがあってもいい。ただ、講演者としてこれだけのメンバーが揃うイベントはそうそうあるものではない。広報の問題もあるだろうが、官や学の意識の変革も求めたいところだ。
2008.05.23
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東京大学の山上会館にてGISNEXTフォーラムが行われている。その1日目、テーマは地図は「暮らしに必要か」招待講演は慶応義塾大学総合政策学部教授の福井弘道氏、続いてのシンポジウムはGISNEXT編集部石川剛氏の基調提起を受けて昭文社井上志郎氏、ゼンリンの青柳京一氏、北海道地図の青木宏人氏、インクリメントPの樋川祐一氏の各パネリストがそれぞれの視点からの話をした後、パネルディスカッション。日本の民間地図会社を代表する豪華メンバーの競演に会場の空気がピーンと張り詰める。なかなか見られない光景だ。テーマや演目も素晴らしく、実のある議論が展開されていたように感じる。結果初日は北は北海道から南は九州まで二百数十人の来場者があり、会場は満杯だった。第1回のフォーラムの初日としては上場の滑り出し。いい感じで2日目が迎えられそうだ。2日目のテーマは「Webマッピングの新展開」こちらも楽しみなメンバーが揃った。
2008.05.22
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四川大地震後に被災状況を把握するための緊急観測を行っている日本の地球観測衛星「だいち(ALOS)」が、街を飲み込む土砂崩れをとらえた。現場は震源に近い四川省の北川県で、地震発生後の5月18日に取得したALOSの光学センサー画像を、被災前の07年3月の画像と比較したところ、西側から押し寄せた土砂が街を覆うように広がっている様子がとらえられていた。また、ALOSの合成開口レーダ観測による差分干渉処理画像で地震前と地震後を比較したところ、断層の北側と南側でそれぞれ逆方向への地殻変動が認められた。同じ地域のモニタリングという意味で衛星画像の持つ意義は大きいが、災害時の被災状況の抽出には特に効力を発揮する。こうした画像や各センサの解析結果が少しでも被災状況の把握や、今回の地震発生のメカニズムの解明につながることを願いたい。光学画像・差分干渉処理画像ともにJAXAのホームページで公開されている。
2008.05.21
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国土地理院は5月20日に「1:25,000デジタル標高地形図」(高知)を発売する。デジタル標高地形図は航空レーザ測量によって整備した「数値地図5mメッシュ(標高)」の標高データから作成した陰影段彩図の上に2万5千分1地形図を重ねた地図。これまで「東京都区部」「名古屋」「大阪」「福岡」の各地区が作成されているが、いわゆる大都市圏以外では今回の高知が初めてとなる。デジタル標高地形図は通常の地形図に比べて地形が視覚的に表現されているため等高線の判読が困難な都市部では特に有効だ。自分が住んでいる場所がどんな地形に位置しているのか、一般の人はなかなか知る機会がない。土地を知ることで分かることはたくさんある。この地図をなるべく多くの人に見てることで地図が役立つことを知ってもらいたい。南海地震の発生が想定されている高知だけに、減災への効果的な利用が期待される。
2008.05.20
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18日調布市で不発弾の撤去作業が行われた。この不発弾は第2次大戦中に米軍によって落とされたもので、京王線の地中化工事で発見されていた。現場から半径500m以内が警戒区域に設定され、住民約16000人が小中学校など10箇所の避難場所に退去する中、陸上自衛隊の手により午前11時半に信管の取り外しが無事終了した。この間京王線や甲州街道などが普通となるなど、市民生活に大きな影響を及ぼした。不発弾の爆発事故は過去にもいくつかの例があり、発見された以上は撤去しなければならない。もっとも、今回のようにたまたま不発弾が発見されればまだいいが、人知れず地中で眠っている爆弾もあるのだろう。センサなどを駆使してもなかなかすみずみまで調査できるものでもないが、何とか効果的に検出する技術が開発されないものだろうか。戦後60年以上たってもまだまだ戦争の置き土産があることに驚きを禁じえないがそれだけ戦争という行為が社会的に後々まで人々を苦しめることの照明でもある。
2008.05.19
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中国の四川大地震において、発生した地震波が地球を2周していたことが長野市の気象庁精密地震観測室の観測で分かった。これまでにもM8級の地震で地震波が地球を数周した例はあるが、気象庁は「今回の地震の大きさが改めて証明された」としている。地震は日本時間の12日15:28に発生、地下約40メートルに設置された同観測室の地震計が同41分に地震波を観測した。その後18:10、20:40にも地震波がとらえられ、約2時間半の間隔で地震波が地球を2周したことが判明、逆方向の西回りで日本に到達した地震波も17:45、20:15に観測された。また、日本活断層学会は地震を起こしたと見られる断層が地表まで達していることを発表した。これは現地で調査中の林愛明静岡大学教授が報告してきた情報で、地表に現れた断層は震源とみられる竜門山断層帯に沿っていて、南西から北東方向に走り北西の方向に傾いている。ずれた断層が片方の上に乗り上げる形の逆断層で、垂直方向に最大約3mずれていた。地震を起こした断層はこれまでの解析で約30度斜めに傾いているとみられることから、滑った長さは最大で6mに達するとみられる。 ちなみに95年の阪神大震災では、地表面で断層が垂直方向に約1.2mずれていたことが確認されている。 日本活断層学会では地震の本質に迫る非常に貴重な第一報と評価した。竜門山断層帯は四川盆地と高い山地の境界部分に位置しており、歴史的に地震が繰り返されて出来た地形とされている。
2008.05.18
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測量業界再編に大きく関わる国際航業とアジア航測の経営統合についての続報。国際航業ホールディングスは、5月13日にアジア航測が発表した「国際航業ホールディングス株式会社からの提案に対する弊社の見解」に対して、経営統合に関するアジア航測内での議論が行われることを期待した上で、当面は静観する考えを示した。矢継ぎ早な国際航業HDの動きから一転した静寂、これは果たして嵐の前の静けさなのか?はたまた静と動が繰り返されながらも水面下での業界再編への動きは続いて行くのだろうか。
2008.05.17
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14日に地図調製業協会の懇親会に参加した。現役や歴代の国土地理院長が顔を揃え、本省の参事官も来賓として招かれており錚々たる顔ぶれが揃ったが、全体のムードとしては正直なところちょっと元気がない印象を受けた。これは地図業界現在おかれている微妙な状況と無関係ではないだろう。世の中を見れば書店には地図関係の薀蓄本が並び、テレビのバラエティ番組でも盛んに地図は取り上げられているネットでは様々な地図サービスが盛況で、カーナビや携帯ナビの普及もすさまじい。しかし、である。地図業界が潤っているとはとてもとても言い難い。ビジネスモデルの変化が最大の要因だろうが、現在では地図はタダが当たり前。その感覚が世の中に蔓延しているから、地図つくりの労力は正当に評価されにくい。公共の仕事も含めて、もはや地図作成そのものを生業とすることは徐々に難しくなっている。業界サイドにも原因はある。今までプロセス重視のルーチンを積み重ねたことで企画力や発想力がほとんど養われていない。そして地図の権利ビジネスを肥大化させてしまったことも新規参入による活発化を阻害している。小さなパイを取り合うことに腐心してきたツケも大きい。正直、小さな利益を捨てて全体のパイを大きくしていく以外に道はないだろう。今がターニングポイント。もはや内向きの議論は必要ない。基盤地図情報の整備が進んでいる。これで変わらなければ、もはや先には何のビジョンもなくなってしまうだろう。
2008.05.16
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アジア航測は筆頭株主である国際航業ホールディングスから、同業でライバル関係にある国際航業との経営統合を申し入れられていたが、現時点では賛成できないとの見解を発表した。この見解は国際航業HD側の申し入れに対して、申し入れから十分な時間をとらないまま一方的に発表したことによる不信感、そして同社が示した統合案について不明確で具体性にかけることを理由にしている。測量業界を激震させている今回の統合劇、もちろんこのまま終息するはずもなく、敵対的買収という選択肢も否定出来ないため予断を許さない状況が続く。今後の話し合いの行方が気になるところだ。業界にとっても顧客にとっても利益のある方向性が示されることを望みたいが。。。
2008.05.15
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12日に中国で起きた四川省地震は、地下の断層が長さ約100km、幅約30kmにわたって大きく動いて引き起こしたとみられることが、名古屋大学の解析で分かった。通常のマグニチュードと比べ、断層の動いた量から地震のエネルギーをより正確につかめるモーメントマグニチュードは7.7となり、6.9だった阪神大震災に比べて地震の規模は20倍近い。地震を起こした断層は北東→南西方向で、深さ10km前後から始まり、北東の方向へ広がった。大きなずれは浅い部分に集中し、最大ずれ幅は3.4メートル。東西から押された力で片方の地盤がもう一方の地盤に乗り上がる逆断層型で、破壊にかかった時間は45秒だった。 ちなみに阪神大震災は長さ約40km、幅約10km、ずれは最大2.1mだった。今回の断層は大きな規模で長く動いたことから、北京など遠くの都市まで長周期の地震動が伝わり揺れたとみられる。 この地域の代表的な竜門山断層帯も同じ逆断層型。米地質調査所の解析による余震分布は竜門山断層帯に沿っており、東京大地震研究所は「竜門山断層帯の一部が動いたと見られる」と指摘している。今もなお生き埋めの人たちが多くいる。時間がたてば生存のチャンスは少なくなる。何とか最小限の犠牲者で食い止めたいものだが。
2008.05.14
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12日午後、中国の四川省でM7.8の地震があり、死者は8500人を越えている模様。震源は成都の北西90kmに位置するブンセン付近で、被害は周辺にも広がっている。ちなみにこの地域は過去にもたびたび大きな地震に見舞われている。地震発生を受けて胡錦濤国家主席は、負傷者の救助を急ぐよう求める指示を出した。温家宝首相は指揮のため現地入り、中国軍も成都軍区の部隊を動員するなど国を挙げての救援活動を本格化させた。つい先日ミャンマーでサイクロンで甚大な被害が出ているばかり。どうもアジアが災難に見舞われているようだ。ミャンマーともども国内体制の問題もあり、被災者の救援は困難を極めるが国際協力の下、何とか被害を最小限に食い止めて欲しいもの。
2008.05.13
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今日の東京はこの季節としては異例の寒さ。さすがにちょっと体調も崩れ気味。。。そんな東京の寒さをよそに、沖縄の宮古島では日本一早い「ひまわりまつり」!主催者によるとヒマワリは約420万本が開花。2週間は楽しめるという。さすが縦長列島、季節のサイクルが違う(笑)そう言えば日本の南海上には台風2号。伊豆諸島や海上では影響が出そう。本土では台風にはまだ早い季節、こちらもサイクルの違いか。。。
2008.05.12
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名古屋鉄道は名古屋線の新岐阜(現・名鉄岐阜)―豊橋の直通運転60周年をを記念して、17・18日に記念系統板を掲げたパノラマカーを運行する。パノラマカーは来年度で廃止される予定であることから、ファンサービスの意味も込める。名鉄名古屋線は元々押切町~新岐阜を運行していた名岐鉄道と、神宮前―吉田(現・豊橋)を運行していた愛知電気鉄道に分かれていた。35年に両社が合併して名古屋鉄道が誕生、44年に東西連絡線(新名古屋―神宮前)を開通させたが、金山を境に電圧が異なっていたことや戦時の物資不足から、直通運転はできなかった。 直通運転が実現したのは戦後の48年5月16日。60周年を迎える週末の2日間、1往復ずつ記念板を掲げたパノラマカーを走らせる。それにしても名鉄の代名詞とも言えるパノラマカーがなくなるのは淋しいものだ。一番前に座るのは子どもばかりでなく、大人でも楽しいものだったが。。。
2008.05.11
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7月に閉店することが決まっている大阪市中央区道頓堀1丁目の料理店「くいだおれ」の人気マスコットくいだおれ太郎が7日、「シアターBRAVA」でミュージカルに出演した。これはかつて道頓堀の劇場に通っていたプロデューサーからのラブコールに応えたもの。第1幕では帽子を脱ぎ、白いジャケット姿で客席に座ったが、第2幕の冒頭ではステージに上がり、共演者と得意の太鼓を演奏。男女10人のダンサーがリズムに合わせて踊ると、約650人の観客から大きな拍手があった。地域マスコットの代表的な存在とも入れるくいだおれ太郎、閉店後の処遇が気になるところだ。ところでこちらは本日バイキング。久々にくいだおれました。。。
2008.05.10
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イエメンでの邦人誘拐事件は2人の被害者が無事解放されて事なきを得た。まずは良かった。一方で、このツアーを手配した旅行会社エアークリスタルが現地が外務省の「渡航延期」勧告が出されている危険な地域であることを参加者に事前に伝えていなかったことが問題視されている。「渡航延期」は、外務省が出している4段階の危険情報のうち「退避勧告」に次ぐ段階。イエメンでは過去に国際テロ組織アルカイダ関連とみられるテロや誘拐事件が相次いでいたためとされる。確かに、外務省の勧告を伝えていなかったのは落ち度ではあるが、そもそも旅をすることそのものがリスキーな冒険行為、まして外国のこと、事件や事故に巻き込まれる可能性はあって当然。今回の被害者がどうこうではなく、やはり旅に出る前には情報収集が必須。そしてその事前の情報収集こそが旅の雰囲気を盛り上げると思うのだが。なまじツアーだとその楽しみすらないのだろうか。。。?
2008.05.09
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数ヶ月前に東京版を出版して話題を巻き起こしたミシュランガイド、ホテルやレストランを中心に取り上げた前回のガイドに続いて本格的な観光ガイドである「ギド・ヴェール(緑のガイド)」を発売することになった。こちらは主要観光地を「三つ星」~「星なし」で格付けし、詳細な解説も載せた硬派の観光ガイドで、アジアではタイに続いて2ヶ国目となる。格付け・編集はミシュラン独自で行うため、日本の感覚とは異なる結果も考えられるが、非常に興味深い試みだ。前回時のレストラン同様、格付けによる観光地の一喜一憂があるかもしれない。ミシュラン方式の格付けが日本の風土に合うのかどうかは未知数だが、新しい文化が持ち込まれることだけは確か。来春の発売が楽しみ。
2008.05.08
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山間地が多い岩手県において廃棄物不法投棄を見つけるため、県と宇宙航空研究開発機構は地球観測衛星「だいち」による宇宙からの監視を始めた。衛星画像をもとに処分場の変化などの不審な動きをいちはやくつかんで現地調査し行政指導するという。岩手県は広大な県土の3/4を林野が占め、関東から持ち込まれるなどの産廃不法投棄が後を絶たない。過去5年間に約150箇所で確認され、青森県境では国内で最大規模の約87万m3の産廃が不法投棄されている。 しかし通常の車での巡回やヘリコプターによる空からの監視では不法投棄の全体状況をつかむのに限界があり、費用も多額になる。 そこで岩手大の横山隆三・特任教授らが2.5mの地上分解能を持つ「だいち」の画像に着目。不法投棄を見つけるため県内の産廃処分場などの画像をデータベース化し、変化を確認できる仕組みをつくった。 「だいち」は46日ごとに同じ場所を通過し、雲がない時に地上を撮影する。この画像を県の担当者が分析して、山肌を掘り起こすなどの不審な動きがあれば現地で確認し不法投棄の摘発につなげるという。同一起動で画像を定期的に取得できる衛星画像は、その都度飛行機を飛ばす航空写真に比べてモニタリングに適していることは確か。ただ、効果的な不法投棄排除につなげるためには解析・監視のシステムそのものが重要になる。実際に監視を続けながら細かい問題点については微調整をすることになるだろうが、こうしたノウハウが他のモニタリングにも応用できればその意義はさらに高まるだろう。
2008.05.07
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5日16:50頃、大阪府阪南市舞5丁目の住宅街の市道が幅4m長さ8mにわたって陥没した。陥没で生じた穴の深さは3m。幸いにもけが人はなかったが、沿道の民家の門扉などが壊れ、住民1人が自主的に近くの住民センターに避難したという。現場は傾斜地を開発した団地の一角。2月に2度同じ場所で陥没事故があり、市が補修をしたうえで地質専門のコンサルタントに委託して原因を調査中だった矢先の事故。 度重なる陥没に近隣住民は不安を募らせている。1947年当時の空中写真からは開発前この地域が谷だったことが分かり、団地開発の際に埋められたもので、いわゆる典型的な谷埋盛土地帯といっていい。谷埋盛土は全国のニュータウン系開発団地で見られ、かねてからその潜在的な危険性が指摘されている。この地域については度重なる陥没で市が対策に動いていたが、全国でも同じような危険をはらんだ場所はかなり多く、抜本的な対策が望まれるところだ。
2008.05.06
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世の中はGWの最中この時期は全国あちらこちらで様々な神事・祭が行われる。我が地元でも当地最大の祭の真っ只中だ。全国で行われている神事で今日偶然事故が続いた。そのひとつが三重県桑名市多度町の多度大社で開かれた伝統の「上げ馬神事」高さ約2メートルの土壁を駆け上がるのに失敗した馬が興奮して暴走、5人のけが人が出てしまった。同じ日に愛知県豊川市の砥鹿(とが)神社で、流鏑馬の神事で馬場を走っていた馬が突然暴れて沿道の木のさくにぶつかり、倒れたさくに当たった同市の女性軽いけがをした。 いずれも神事における馬の事故という点で共通している。以前から神事や祭には事故がつき物。もちろん事故がない楽しい祭が望ましいのだが。ちなみに同日は競馬の天皇賞もあった、こちらは暴走ということはなかったと思うが。。。
2008.05.05
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水戸市は3日から3日間、市内で懐かしのボンネットバスを無料で運行している。運行区間は千波湖西側駐車場から市植物公園を経由して市森林公園までの約17kmで所要時間は約50分。千波湖が始発で、運行は9:20~15:00で7往復。運行するのは土浦市のNPO法人「日本バス文化保存振興委員会」が保存している昭和40年代に製造された2台。昨年も運行して3日間で約1500人の利用しがあったという。連休中は植物公園や森林公園で様々なイベントがあり、懐かしの昭和レトロに浸りながら身と観光を満喫できる。それにしてもSLやボンネットバスといった乗り物で喜ぶのは子どもよりは団塊世代だろう。そういう意味ではGWのターゲットも時代とともに変わってきたと言える。
2008.05.04
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東急電鉄は、渋谷の東急東横百貨店で「鉄道フェスティバル」を開催している。総合プロデューサーはカシオペアのキーボディストで音楽界きっての鉄道好きで知られる向谷実氏で「ファンの視点」にこだわった内容と評判だ。イベントの目玉は今回のために作られたフルハイビジョンの運転シミュレーター。シミュレーターそのものは一般的だが、今回は特に本格仕立て。廃車になった車両の運転台をそのまま使用、映像は今回のために回送電車を仕立てて撮り下ろした。電車の揺れに合わせて、画面も揺れる凝りよう。会場にはファンの手による鉄道模型のジオラマも展示されている。04年に廃止された桜木町駅周辺や、路面電車の分岐点だったころの三軒茶屋など懐かしいシーンも再現されているのは涙モノ。 その他、電車の行き先を表示する方向幕を自由に回せるコーナー、古い車両の部品や、駅名板などが展示されているコーナーもある。ステージでは、本物の運転士、駅員らによるトークショーや、鉄道に関するものまねをする「エアトレイン大会」も開かれるという。もう一つの目玉は、このイベント開催と同時に「東横特急」というCDを発売した向谷氏自身によるライブ。「車掌ラップ」で知られるSUPER BELL"Zとの共演で、東横線の特急が渋谷~元町・中華街間を33分で走ることをモチーフに同じ長さの曲を作った。本物の列車の進行にあわせて歌詞やメロディーが進んでいく構成。ライブではこのCDの曲の一部を実演する。 このフェスティバルは7日までで、向谷氏のライブがあるのは3日、5日、6日。尚、シミュレーターの利用には整理券が必要。午前10時、11時半、午後1時半、3時半、5時半に配布される。
2008.05.03
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1日は全国的に夏日のところが多く暑い一日だったが、京都では初夏の風物詩鴨川の「納涼床」が始まった。二条通から五条通までの南北約2.5kmに間に82店が座敷を設けている。ただ、基本的にはいずれも高級店、我々庶民にはちょっと敷居が高い感も(笑)涼しげな京の風情、憧れではあるが。。。ちなみに貴船や高雄の川床は真夏でも涼しく、また違った風情が楽しめる。
2008.05.02
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京都で少女にGPSを持たせ売春強要うるという事件があった。いわゆる位置情報の悪用である。逮捕された容疑者は、被害者の少女にGPS機器を携帯させて行動を監視し、売春を強要していたという。容疑者は少女に対して「逃げたら家族にばらす。暴力団に売る」などと脅し、GPSの位置情報を利用して逃げられないようにしていたという。空間情報技術は様々な応用に堪えうる優れた技術であるが、反面悪用されれば危険な技術とも言える。今回の例に限らず、売春や出会い系ビジネスに悪用されるケースは今後も考えられる。こうした例が増えるようだと様々な規制が敷かれてしまうかも知れない。。。
2008.05.01
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