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原題: MESRINE: L'INSTINCT DE MORT/MESRINE: PART 1 - DEATH INSTINCT (ノワール編) MESRINE: L'ENNEMI PUBLIC N°1/MESRINE: PART 2 - PUBLIC ENEMY #1 (ルージュ編)監督 : ジャン=フランソワ・リシェ 出演 : ヴァンサン・カッセル 、 セシル・ド・フランス 、 ジェラール・ドパルデュー 、リュディヴィーヌ・サニエ 、 マチュー・アマルリック 、 オリヴィエ・グルメ 鑑賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 15・16本目)公式サイトはこちら。<Story>[Part1]1959年、アルジェリア戦争に行ったジャック・メスリーヌ(ヴァンサン・カッセル)は上官の命令で初めて人を殺した。その後、パリに戻ったメスリーヌは、幼なじみのポール(ジル・ルルーシュ)に誘われて歓楽街へ繰り出し、娼婦サラと出会い関係を持つ。そして父親(ミシェル・デュショーソワ)が紹介してくれた堅気の仕事もさぼり、ポールの“闇商売”=強盗に手を出し始めたメスリーヌは、元締めのギド(ジェラール・ドパルデュー)を紹介してもらい、さらに犯罪に手を染めていく…。(作品資料より)[Part2]1973年3月、フランスに舞い戻ったメスリーヌは、旧友の“空母”ミシェル・アルドワン(サミュエル・ル・ビアン)と銀行強盗を重ね逮捕される。刑務所からコンピエーニュ裁判所に出頭したメスリーヌは、奇抜な手を使って脱走を成功させ、フランスでも〈社会の敵No.1〉と呼ばれるようになる。そんな彼だが、父親が重病と知ると、医師に変装して入院先に忍び込み、「何があろうとお前は私の息子だ」という父親の言葉に泣き崩れる…。(作品資料より)<感想>昨年のTIFFでもかかってたんですが、ぼーっとしていた私はこれをチェックするのを忘れてしまい、あえなく撃沈。。。いつ公開かいつ公開かと首を長ーくして待ち焦がれてましたが、ようやく1年後に公開。昨年の邦題タイトルは『パブリック・エネミー』でしたが、これは12月公開のジョニデの『パブリック・エネミーズ』に配慮しての変更? ま、それはどっちでもいいのですが、しかしながら長い邦題ではある(笑) (・・・と、まだ11月の日記書いてますが。。。)これ、もうキャストを聞いただけでも、フランス映画好きさんには垂涎の作品かも。。。 と感じるけどどうでしょうか?だってマチューも出るし、セシル・ド・フランスも『モンテーニュ通りのカフェ』では可愛かったし、それにヴァンサン・カッセルだし。これはやっぱりどっかで時間作って観ないとなあ・・・ と思いつつも、2本ぶっ続けで合わせて4時間半? 5時間?ともなるとこれはもう1日仕事、『愛のむきだし』級の騒ぎですんで(笑)、どっかで1日作らないといけなかったですね。 分割して鑑賞はあり得ない作品です。最初、Part1の冒頭で出てきたカッセルがやたら太っていたような印象があり、何で? と思ったら、何と20kg増量してこの映画を撮り始めたとのこと。 そしてPart2から撮影を開始して、だんだん痩せて最後にPart1を撮ったらしい。 実にうまい減量方法だと感心する。 彼は『イースタン・プロミス』なんかだと背が高くて痩せているっていう印象があったんで、この増量は大変だったと思いましたが、それだけの変化を織り込んで作っていくと時代に真実味が出てきます。 若くて夢があった時代と、そして自己顕示欲にまみれた晩年と、生きていく中で心情も変わって容貌にもそれが出ないわけはないし。改めて言うまでもありませんが、メスリーヌは「悪人」で、その是非をここであまり取り上げるつもりはありません。 そして彼が悪人になってしまう経緯も(映画の中では)非常に軽めの気持ちでなっているんじゃないかくらいのノリなんでしょうね。 実際のメスリーヌを調べてないのでそのあたりは推測ですが。ドイツ赤軍などとの比較もありますが(『バーダー・マインホフ 理想の果てに』参照)、基本的に彼が悪の道を歩き始めたのは思想がきっかけではないので、そこは根本的に相容れないものだったに違いない。 むしろ彼の両親、特に父親との関係が彼を歪ませてしまった訳ですから。 ところが彼が全くの悪人には感じられなかったのが、この父親との邂逅。 根底では愛されたいという願望がいっぱい。 寂しかったのかな? ならばどうしてそのエネルギーを他で使わないの? と問いかけたくなってしまう。 これだけ仕事が早くて人が集まってくるんなら、他でも成功しただろうに。彼がこの道に入ったきっかけがそうだっただけに、わざわざ目立つ方法を選んだりするのは、たぶん父親への復讐の要素もあったと思う。 だから、マチュー・アマルリック演じるフランソワ・ベスと意見が割れるのは必至だった。 泥棒なんて目的が達成されればそれでいいのに、それに余計なものをいつも持ち込むメスリーヌは、ベスにとってはあり得なかっただろう。 注目されたいということはそれだけ見つかる確率も高くなるのに、彼はそれはあまり考えてなかったのだろうか。 ラストはボニー&クライドを彷彿とさせますが、どういう訳か映像として観ていると、むしろそれが当然の帰結のようにも思えてくるし、あらんことか美しさとか潔さまで感じてしまう。 今回マチューは完全に脇役的なスタンスだったからさらっと流してましたが、彼はこういう悪い男が似合ってきちゃってますね。 そして『DISCO』のサミュエル・ル・ビアンがこんな風になるとは!(笑) 彼もかなり変身してた。そしてやっぱり女性陣かなあ。。。最初の妻のソフィア(エレナ・アナヤ)とのシーンはまるで恋に恋する2人みたいだったし、ジャンヌ(セシル・ド・フランス)との関係は、ソフィアとはまるで違う、目的のためのクールなもので、その対極にパッションがあったものだし。そしてラストで壮絶な演技をするシルヴィア(リュディヴィーヌ・サニエ)は、コケティッシュな魅力と、小柄がもたらす可愛らしい感じがミックスして、小悪魔っぽい女性を演じてました。 この3人の女性たち、まるで違うタイプなのに、その時々ですっかり彼女たちにぞっこんになってしまう、というか惚れさせてしまうメスリーヌの魅力って何なんでしょうね。 それはカッセル自身の魅力がそう思わせるのかもしれません。前篇後篇、日にちを一緒に公開するのはいいことだと思います。 年が明けてからとか、半年経ってから公開だと、忘れますし流れも思い出せないし。それにしても2本合わせてたっぷり4時間(!)、存分にヴァンサン・カッセルの魅力を堪能させていただきました。 だからもう、モニカ・ベルッチの旦那とか言わせたくないですね。 迫力ある悪い男が彼には似合う。 彼もこの役にたぶん全身全霊で臨んでいたと思います。 本当にお疲れ様でした。 個人的には大満足^^ やっぱり観てよかった~。*********************************今日の評価 : ★★★★☆
2009.11.29
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原題: BECOMING JANE監督 : ジュリアン・ジャロルド 出演 : アン・ハサウェイ 、 ジェームズ・マカヴォイ 、 ジュリー・ウォルターズ 、 ジェームズ・クロムウェル 、 マギー・スミス 観賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 14本目)公式サイトはこちら。<Story>1795年、イギリス・ハンプシャー。オースティン家の次女ジェイン(アン・ハサウェイ)は、裕福で家柄のいい相手との結婚を望む両親に迫られ、地元の名士レディ・グリシャムの甥との結婚をしぶしぶ検討していた。そんな時、ジェインはロンドンで法律を学ぶアイルランド人の青年トム・ルフロイ(ジェームズ・マカヴォイ)と出会う。彼は知的だが貧しかった。しかし、強い独立心を持つジェインに、トムは徐々に惹かれていくのだった。ジェイン・オースティン 秘められた恋 - goo 映画<感想>文芸物&アン・ハサウェイということで、これも見逃せない1本。 韓国ショーケースのあとについでに観賞してきました。『プライドと偏見』 『ジェイン・オースティンの読書会』 などは最近公開されたジェイン・オースティン関係の映画ですが、どれも自分自身に降りかかってくる事柄を通じて、内省する主人公たちの姿が描かれています。そしてそれはジェインの生き方そのものでもありました。まして今とは、女性が自由に生きることは比べ物にならないくらい不可能な時代。 イギリスですから階級社会は厳然として存在していました。 同じ貴族の中でも格付けはゆるぎない。 そして貧乏な家、男子のいない家系は容赦なく淘汰されていってしまうのです。どこに私が生きる場所がある・・・? 当時の女性たちの恨み節が聞こえてきそうですが、彼女たちはみな、自分の運命を甘んじて受諾していかざるを得ませんでした。その中で、横紙破りをするなどということはすなわち貧困を、引いては死を意味するのでした。自分の生き方が自分だけにはとどまらない。 その当たり前のことは、こんなに自由な現在では忘れていることが多いかもしれません。 ですが当時はそうはいかなかった。女性が自分で生計を独立して立てていくというと、『ミス・ポター』 などもそうでしたが、文筆ですとか、手に職がないと当時は無理。 自分を縛る伝統から抜け出して自由を手に入れるには自活するしかなかった。 しかし同時にあきらめないといけないものもあった。 全てを承知して彼らが出した結論は、当時の選択としては至極真っ当なものではあるけれど、一生抱えないといけないものも背負うことになる。その苦しみをジェインは筆に込めたのだと思いました。ラストの邂逅では、ジェインもトムも、語らずしてお互いの心が読める同士になっていたのでしょうか。ジェームズ・マカヴォイは相変わらず文芸物でもとってもピタリとしていて素敵でした^^ あの瞳に見つめられたらやっぱりいいもんですね(笑) 当時の、型にはまらない貴族ぶりはなかなかよかった。 イギリス文芸映画には当分彼は登場しそうです。お金はあるけれど唐変木みたいな男と、ハラハラやんちゃだけど女心を離さない男と。 どうしてこうも人生の選択は極端なんでしょうか。 でもやっぱりずっと一緒にいるわけですから、一緒にいたい人を選ぶのは当然。 その揺れる女心もこの映画の大事な部分でもありました。こういう映画を見るにつけ思うんですが、昔の人は必ず自分の範疇を超えることはしなくて、この時代も、さまざまな葛藤はあったと思うが、それでも自分の天命を全うしているのだなと。 『クララ・シューマン 愛の協奏曲』 なんかも、どこまでも自分の与えられたものに沿っていくんですね。 このジェイン・オースティンもまさにそうで、逆に、叶えられなかった想いや葛藤などをペンにぶつけていったのかもしれません。これの予告を見て、思いっきりアメリカンなアン・ハサウェイが、これまた思いっきりイギリス文学の象徴のようなジェイン・オースティンを演じるのって大丈夫なんだろうか? と正直一瞬思ってしまいました。 ご両親役の2人とあまり顔立ちが似てなかったのも気になったし。ですが、ブリティッシュ・イングリッシュの発音に近づけようと彼女が頑張っていたのはスクリーンでも観て取れます。そして、18世紀の時代に文筆で自己表現しようとしたジェイン・オースティンの葛藤を、彼女は自分の中で消化しようとしているんですよね。『レイチェルの結婚』 で、今までのイメージから大きく脱却していきたい彼女の姿を見ましたが、今回のこの作品もまた、旧きものに果敢にチャレンジした、彼女の軌跡となる1本でした。**********************************今日の評価 : ★★★★
2009.11.28
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原題:My Dear Enemy監督:イ・ユンギ出演:チョン・ドヨン、ハ・ジョンウ、キム・ヘオク、キム・ジュンギ、キム・ヨンミン観賞劇場 : 有楽町スバル座韓国映画ショーケース2009 公式サイトはこちら。<Story>仕事もなく恋人もいないまま30歳を過ぎたヒス(チョン・ドヨン)が、貸した金を返してもらうため元彼のビョンウン(ハ・ジョンウ)と再会し、突拍子もない一日を過ごす。(ブロコリ ニュースより)<感想>あまり東京フィルメックスは毎年チェックしてないのですが、今年はプレリザーブを2本かけてみました。 これと、チャン・ドンゴン主演の『グッドモーニング・プレジデント』ですが、こちらのみ当選。 ということで、大好きなチョン・ドヨンの新作を観賞できました。 これは日本公開はあるような気がします。 何といっても共演がハ・ジョンウですし。冒頭の競馬場のシーンがあまりにも無彩色で、おまけに登場したチョン・ドヨン演じるヒスのメイクが、アヴリル・ラヴィーンやクムジャさんも真っ青な「目の周りぐるりメイク」だったので、これはいつものように何かものすごいものが隠されているのか? もしかして殺人犯? などと思いながら観ていましたが(笑)、まったくそうではなくて、日常の1日をじっくり描いた作品。とは言ってもただの日常では映画にならないので、元カレに貸した金を返してもらいに行くというのがヒスの目的。 350万ウォン(だったかな?)=約264,000円ということで、べらぼうな大金ではないものの、1人の若い女性にとってはそれなりの意味を持つ額かも。 そのお金を巡って出てくる人間関係を観察するのがこの映画の楽しみどころではないでしょうか。ほぼ、チョン・ドヨンとハ・ジョンウのダイアローグで進んでいく。 車の中でのシーンが多く、ガラス越しに反射する姿まで計算して撮影しているのがわかり、うまいカメラワークとなっている。観るにつれ、この2人の姿が明らかになっていくのだけど、特にハ・ジョンウの天然さというかいい加減さというか、そのとぼけた部分は、『チェイサー』や『ノーボーイズ、ノークライ』とはまた違う、彼の新たな演技の一面となるだろう。 対するチョン・ドヨンは、『シークレット・サンシャイン』のような、不可解だったりミステリアスな雰囲気は漂わせつつも、実態をあまり語らないので、本質がハ・ジョンウに比べるとあまり見えてこないかも。魂まで役に入れ込むというのが、チョン・ドヨンに対する自分のイメージだけど、外見に惑わされつつも実は静かに、成り行きに身を任せるという今回のヒス、落ち着きどころが最後までなかなか見えなかったところは面白いかもしれません。 そういう意味では一風変わったブラックコメディと言えるでしょう。★★★☆ 3.5/5点
2009.11.28
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原題: THE REBOUND監督・製作・脚本 : バート・フレインドリッチ 出演 : キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 、 ジャスティン・バーサ 、 ケリー・グールド 、 アンドリュー・チェリー 、 ロブ・カーコビッチ 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 13本目)<Story>夫の浮気が発覚し、40歳で離婚に踏み切った専業主婦のサンディ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、2人の子どもを連れて郊外の住宅地を離れNYでアパートを探し、憧れのスポーツ・チャンネルに就職を決める。一方、大学は出たもののいまだに両親の家で暮らすアラム(ジャスティン・バーサ)は、失恋の痛手に就活にも身が入らない24歳。そんなアラムがサンディにベビーシッターとして雇われる。共に苦い別離を経験した2人はやがて年齢差を超えて恋に落ちるのだが…。理想の彼氏 - goo 映画<感想>ラブコメは必ずチェックするんですけど、少し前にやっていた『あなたは私の婿になる』 をパスポートで観ようと思ったら! 何とあっという間に終了してました(涙) ですので、これも似たような系統なんで早々と終了かもという予感がして、さっさと鑑賞してきました。とは言っても主役が私のちょい苦手なキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。 どうかなーと思いながら鑑賞。 40女と24男のカップルって、普通に考えたらあり得ない確率が高いですが、やっぱり美男美女の世界なんでしょうかね(笑↓の写真でもわかるように、びみょ~に線が崩れ気味ですが美女系のサンディと、ちょいかわゆい系のアラム。 こうじゃないとやっぱりロマンスにはならないか。(C) Rebound Distribution, LLCアラムは24歳の若者には珍しく、流行には流されないタイプのようで、ちゃらい女のコがすり寄ってきてもあんまりなびかない(笑)ところが特徴かも。それはバツイチならではの護身なのかもしれません。派手だけがウリの女の子が好きな男性って、やっぱりそれだけの価値しかない。 就職に関しても自分とはフィーリングが合わないと感じたら、恵まれた条件でも行かないという信念は大したものです。その想いがサンディを選ばせたのかもしれません。サンディですが、同じバツイチでも理由が違うし子どもだっているし、と、こっちの方が人生経験値が多いだけに慎重にならざるを得ないのはわかる。そして自分とアラムはうまく行きっこないっていう反応になってしまうのもあって。どうしても年齢差でそう感じてしまうことはあるんでしょうか。うまくいくかなーと思った2人の歯車が合わなくなってくる、そこをどうやって越えていくのかはそれぞれが成長していかないとだめなんでしょうね。ラストはたぶん賛否両論あると思うんですが、必ずしもラストを示さないといけないというラブコメの法則? に縛られない作り方はあまり観たことがなくて、かえって新鮮でよかったです。それにしてもアメリカの恋愛事情はすごいですね。 サンディの友人の、ものすごい割り切りっぷりなんて当たり前なのか? 楽しんじゃいましょう~みたいなドライさが主流なんでしょうね。 サンディが紹介される男たちが、どれもヘンな奴なのが笑えるんだけど。**********************************今日の評価 : ★★★
2009.11.28
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ああああ、もうホント、ひっさしぶり~~のパン(笑何だか最近、何してるんだかわかんないくらい忙しくなってしまってて、家でゆっくりできる時にはちゃんとしておこうかなと思ってます。今週はまだマシかも。それにしてもこのblog、「パンの合間に映画観る」 → 「映画の合間にパン焼く」に、変わって来ちゃったし。 笑ということで数少ないパン画像ですが(笑紅玉が家にあったんですよ。もうそろそろ使わないと悪くなっちゃいますんで、パンに入れちゃいました。DSCI0505 posted by (C)rose_chocolatワンローフで巻きました。ちょっと上が空洞!?でもまーいっか。皮つきりんごで作ったので、ほんのり、紅玉の赤みがにじんでいるのが、ピンクになってて可愛い。DSCI0506 posted by (C)rose_chocolat何でこんなに上が空くんだろ。 笑
2009.11.26
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原題: UP監督 : ピート・ドクター 脚本・共同監督 : ボブ・ピーターソン 声の出演 : エド・アズナー 、 クリストファー・プラマー 試写会場 : 東京厚生年金会館公式サイトはこちら。<Story>78歳のカールは、一人暮らしの孤独な老人。彼には、「いつか叶えよう」と亡き妻と誓ったまま、諦めかけていた夢があった。それは、二人で冒険の旅に出ること。妻の思い出でいっぱいの家から引き離されそうになった時、カールは旅立ちを決意する…家と共に![ 2009年12月5日公開 ]カールじいさんの空飛ぶ家 - goo 映画<感想>とっても愛らしい感じの、カラフルな予告編は今年の夏くらいから劇場でもよく見かけていて、3D予告もなかなかよく、TIFFでもクロージング作品になったりと何かと話題の本作。大変楽しみにしておりまして、試写に行ってきました。厚生年金ですので2D・字幕版です。大変大勢の来場者で、入場の列が途切れず、試写会開始時刻が遅れるほどでした。最初に流れたのは、おなじみピクサー同時上映の短編アニメ「晴れ ときどき くもり」でした。これ、10分くらいかな?でもとても可愛らしかったです。みんながみんな、同じようにできるわけではない。 だからできない時には支えてあげたい。 そんな優しさがさりげなくちりばめられた作品でした。そして本編です。予告通りの映像が続きます。 すなわち、カールじいさんと妻のエリーの出会いと別れが簡単に語られます。この、「簡単に語られる」部分が、ほぼ劇場予告と同じなのが気になりました。 少しエピソードを付け足したくらいです。 エリーの人柄がよくわかるのはとてもよかった。 2人の人生の中のいろいろな軌跡がわかりますが、ここはもうちょっと長くてもよかったかもしれないかなあ・・・?若き日のカールじいさんのセリフがあまりないので、今1つ彼のキャラクターが伝わりにくいかもしれません。 外見がカクカクしているので、黙っているとどっちかというと「頑固」に見られがちなので、少し若き日の人柄がわかってもよかったかも。そして、いろいろいきさつがあってカールじいさんは家ごと旅に出ます。 このあたりのツッコミはあまりしない方が粋なのかな? 笑まあ科学的に考えたらあり得ない飛行ですので。この飛行もエリーとの約束を果たすものなので、想定としてはあくまでもその範疇での鑑賞が求められそうです。エリーが好きだった・・・ のはわかるんですが、カールじいさんがあまり言葉に出さないので、沈黙のうちに読みとってほしいようにも思えてしまうんです。 それが狙いではあるのでしょうけど。そして旅に出た先での出来事なんですが、これが予告のほんわかとした幸せな思い出とは真逆。高いところの飛行なんで、見た目は華やかでも実際は気圧の関係?などでとてもしんどそうです。そもそもカールじいさんが旅に出ざるを得なくなった理由も、トンデモなく辻褄が合わないもので、こんなに老人に対して冷たい国はないんじゃないか、老人イジメ? とでも思いたくなるような展開。 アメリカの現実だとすれば笑えない話ですが。そして出くわすものもどれも苛酷・・・。 特にチャールズ・マンツが、ラッセルやカールじいさんに対してする行動、極めつけは銃の扱い方なんかは、アニメーションにも関わらずノワールもののギャングのようでした。 老人や子どもにそんなことするなんて、と、ちょっとピクサーらしくない描写を感じました。そして手下の犬たちもどいつもこいつも陰険というか意地悪というか、冷たい空気を醸し出してしまっていて、どうにもこの一派にはなじめない。 最後までこの敵対する一団が生み出す、暗く重苦しい空気に引きずられてしまいます。ラストも、達成したという爽快感よりも、何もかもがボロボロで満身創痍で。。。 というイメージの方が大きくなってしまうんですね。エリーとの思い出や、愛情というよりは、そちらが心に残ってしまいます。 途中から、「陰惨なので早く終わらないかな」と時計見っ放しでした。PIXER作品は、 『レミーのおいしいレストラン』 『ウォーリー』の2本を鑑賞していますが、これはどちらも単純にストーリーの中に入りこめて共感できました。ですがこの作品は、予告と内容とのギャップが大きすぎ、落ち着くところには落ち着くものの、どうにも後味の悪さが残ってしまいます。最初の短編の「晴れ ときどき くもり」が、同じ空を題材にした、ほのぼのとした作品なだけに、この雰囲気ですっきりと進むのかなと思うんですが、そうではありませんでした。 チャールズ・マンツの表情なんて、感受性の強い幼児さんなら泣きだしてしまうかも。 とは言っても子どもはすぐに忘れますから、ケロっとはすると思いますので、それでもよければというお子様連れならこの映画の鑑賞はいいのではないでしょうか。***********************************今日の評価 : ★★☆
2009.11.26
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監督 : 新城毅彦 原作 : 青木琴美 出演 : 井上真央 、 岡田将生 、 仲村トオル 、 杉本哲太 、 森口瑤子 、 細田よしひこ 、 原田夏希 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 12本目)<Story>8歳の頃出会った逞(岡田将生)と繭(井上真央)。2人は互いに恋心を抱き結婚の約束をするが、逞は心臓に重い病気を患っており、二十歳まで生きられない身体だった。そして時は経ち、2人は高校生に。繭は今も一途に逞を愛し続けていた。しかし逞はそんな繭をいずれ訪れる別れで悲しませないために、自分から遠ざけようとする。それでも繭に思いを寄せる同級生の昴(細田よしひこ)や逞と同じ病気で床に伏せる照(原田夏希)との出会いの中で、彼の心は揺れ動いていくのだった……。僕の初恋をキミに捧ぐ - goo 映画<感想>何となく結末はわかるような気がするんですが、せっかくの岡田くんなんでフリーパスの恩恵を受けることにしました。何だか少女マンガみたいな話だな・・・ と思っていたらやっぱり原作はマンガでした。どことなく中学高校の様子も、現実離れしている感じでして。こんなにイケメンとか美女とかってそうそうたくさんいないんじゃない? 笑うーん、好きな漫画はとことん好きで、マンガを映画化した作品が全て苦手ということはないんですが、こういう感じのはちょっと自分の好みではありませんでした。お父さん役ですが、杉本さんというのは当てはまっているとしても、仲村トオルさんが真央ちゃんや岡田くん世代のパパというのはちょっと若すぎませんかね・・・? 考えてみたら岡田くんの映画は結構観ていました。『天然コケッコー』はとてもピュアな感じがよかった。『ホノカアボーイ』は、それのお兄さんバージョンって感じで、ナチュラルでしたね。彼の作品で一番いいと思うのは何と言っても『重力ピエロ』。 これは多面性を持つ主人公で難しかったと思いますが、よく演じたと思います。こうして見ると岡田くんは圧倒的に学生役が多いんですが、本作はその中でもいちばんいろんな意味で「現実離れ」してしまったかも。 同じ高校生の役、しかもベタベタ系(!)でも、まだ 『ハルフウェイ』の方がリアルな空気感というか、若者ならではの壊れやすい繊細さみたいながあったように思いました。テーマ的には非常に重たいものを取り扱っていて、果たしてこれを関係者が観たらどういう風に感じるのだろうかとは思いました。移植する方される方、どちらも複雑な思いで臨む訳ですから。片方の喜びがもう片方の悲しみでしかない辛さ。 この苦しみは部外者にはわからないのかもしれません。その矛盾を演じた、双方の両親というか保護者世代はうまかったと思いました。 堀内敬子さんが特に。主演のお2人は、そこそこキャリアも積んだという点が共通で、そこは遜色なかったと思いましたが、いかんせんこの2人のペースでず~っと映画を引っ張っていっちゃった感じでした。 そこがいいと思えるのか、そうでないのかでこの映画の評価は分かれてくると思います。********************************今日の評価 : ★★
2009.11.25
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監督 : 星田良子 音楽アドバイザー : 奥田民生出演 : 竹中直人 、 宅麻伸 、 斉藤暁 、 稲垣潤一 、 段田安則 、 浅田美代子 、 紺野美沙子 、 貫地谷しほり 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 11本目)<Story>「男性、53歳。末期の胆のう癌…」胆石の手術で入院していた藤岡徹(竹中直人)は、偶然主治医の言葉を耳にして愕然とする。退院後に妻の章子(浅田美代子)と共に息子の学園祭に遊びに行った徹は、そこで高校生バンドを見てかつて自分も親友たちと組んでいたバンド“シーラカンズ”を思い出す。「家族に音を残したい」徹のその思いにかつてのバンドメンバーたちも動かされた。そして、メンバーとその家族を巻き込んだ“僕らのすばらしい日々”が始まる…。僕らのワンダフルデイズ - goo 映画<感想>26日(木)で公開終了のこれをチョイス。 終了間際の作品ってみんな朝早いのね(苦笑時間がかぶってしまって、他に観れなくなる作品があったのは非常に残念です。。。アラフォーならぬ「アラフィー」の物語。アラフォーだったら、まだ独身がいたり、結婚してても子どもが小さかったりで、何となくまだやり直しのきく年代なんでしょうけど、アラフィーともなってくると、もう子どもが独立したり仕事でも責任取らされたりと、何かとずっしりとしたものがのしかかってくる世代なんだろうなーと。そこに自分自身の健康問題が発生してくる訳ですからね。今まで自分の道だけは順風満帆だと思っていたのが、妙に弱気になったりすることもきっとあるんだろうと思います。仕事と家族しか見て来なかったけど、たまには他の世界もあってもいいんじゃないかと思ったり。徹を演じる竹中さん、さすがに濃いですね f^^;だけどバンドのボーカルやって様になるアラフィーっていうのも、この人ならではとも思う。音楽監修が奥田民生さんで、歌詞もまっすぐな感じなのが多いんで、それを堂々と歌い上げるって決まるっていうのもある意味個性がないとできないかな。そして何と言ってもうれしかったのは稲垣潤一さん(笑) ほとんど、ドラムの辻褄合わせ? のために登場した様な雰囲気ですが、昔を知っている者には妙に懐かしく(笑)、しかも彼があんまり変わっていなかったのもよかった。 何気にこの物語は彼の存在なしには動いて行かなくて、彼がいたからこそシーラカンズも成り立っていましたね。 段田さんも、初めてTVで拝見したのがもうかなり前で、ああこんな感じに年を取っていかれるんだ。。。 というのが何となくわかるお年頃?キャストもまさにアラフィーという感じですよね。宅間伸さんの哀愁もまさにこの世代ならではで、子どもとのコミュニケーションの難しさなんかもうまく混ぜていたように思います。頑張ってきたけど、そんなに走り続けてたら息が切れる、このあたりで楽しくやろうぜ~ という元気? 意気込み? のようなお話。 同世代の方々には親近感あるかもしれません。個人的には、あの女優さんが登場したところが大爆笑でした。 私、ずっと前からファンなんです(笑***********************************今日の評価 : ★★★
2009.11.25
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原題: CAPITALISM: A LOVE STORY監督・脚本・出演 : マイケル・ムーア 試写会場 : 一ツ橋ホール公式サイトはこちら。<Story>2008年9月15日、リーマン・ブラザーズ倒産。創業158年の歴史を持つ大手証券会社の経営破綻は、世界金融危機の引き金となり、世界経済は瞬く間に“100年に一度”と呼ばれる同時不況に陥った。ここ日本でも、土地価格暴落・年越し派遣村・平均株価下落・大量リストラ・就職氷河期…と、リーマン・ショックから約1年が経過した今も、不況をめぐるニュースを目にしない日はない。「アメリカがくしゃみをすると、日本が風邪をひく」とは言うけれど、いったい誰が初めに「カネの亡者」ウィルスを撒き散らしたのか?1億円以上の年収を得ていたNYウォール街のエグゼクティブたちは、あの時いったい何をしていたのか?莫大なおカネは、いったいどこに消えてしまったのか?[ 2009年12月5日公開 ]キャピタリズム~マネーは踊る~ - goo 映画<感想>本当に久々の試写会当選。 最近忙しかったんで応募もしてなかったんですが、よりによってこのド忙しいTOHOシネマズパスポート月間に当選とは(苦笑) これ、シャンテでは12月5日に公開なのでパスポートで行けないこともないんですが、たぶん12月はシャンテまで行けないだろうと予想。 ここで観ておいて正解だったかもしれません。マイケル・ムーア作品は『シッコ』のみ鑑賞しています。これもアメリカの医療保険制度がテーマでしたが、それよりも本作はテーマがかなり大きく、その分過激度はぐんと減っている。何しろ戦時中から今までの経済政策を説明しないといけないわけですから、その時間にかなり割かれてしまっています。彼独自の映像って何割くらいだったのか? 3割とか4割くらいだったかもしれません。恐らく経済に詳しい方、仕事上金融関連ニュースに触れている方にとっては、本作の説明は常識レベルであった筈。 普段は気になっているけどなかなか勉強する機会がなくて、とか、わかりにくいからパスという方たちにとっては、わかりやすい解説という感じがする。とは言ってもそこは経済の話ですから、ある程度の知識がないと置いて行かれちゃいます。興味のない人にとっては退屈かも。。。。 話の内容も難易度高いですから。 ということで、本作が理解できるかできないかは、その個人の資質によって大きく分かれるということだけは言えるでしょう。 鑑賞前の、アメリカの20世紀&今世紀に入ってからの経済情勢の予習は必至です。それでも相変わらずマイケル・ムーア氏の感覚? は健在で、これまでに崩壊してしまったアメリカ金融システム、引いてはそれが個人の生活を根底から揺るがしてしまったことへの怒りというものは伝わってくる。一部の富裕層が富を独占、というか、分捕れるところからは全て剥ぎ取るというしくみです。景気が悪い、病気になった、教育費がかさむ、解雇などの事情 → 借金 → 住居を手放す、というスパイラル。それをわかりやすく説明しているところは評価できます。ルーズベルト大統領が戦時中に提唱した6つの項目について、未だに何一つ実行されていないことを見ても、アメリカがやってきたキャピタリズムが歪んだ構造であったことがわかるだろう。ただ、ここに描かれていない側面から考えるとすると、例えばですが、全ての人が生活苦から借金をしている訳ではない、中には今までの生活レベルを維持したいがために借金する人もいるかもしれない。 うっかり手を出してしまった消費者側の落ち度というものが皆無とは言えないので、それが全く描かれていないのはどうかと感じる。そして今まで起こってきたことに対して、映画の中であまり解決策を打ち出せていないのも気になった。 下院議員の話を聞く、金融機関に対して怒りを表明する、そこがクローズアップされてしまって、ではどこから手をつけたらいいのか、それは民衆が声を上げることがかなり効果的であるというのはわかるが、抜本的な動きにしていくにはそれだけでは弱そう。 だからこの映画を見てみんなで叫ぼう! というのがたぶんこの映画の目的なのだろうとは思うんだけど。これが作られたのが恐らく昨年くらい、オバマ大統領が選出される頃の映像が最新なので、もうそれから早1年経過する今、時勢は刻々と変化してしまっている。 なので、今これを鑑賞しても、もう時代の流れが早過ぎて、この映画が追いついていっていない。 CNNなどを観ている人にとっては、恐らくそちらの経済&政治的な予測の方が遥かに「今」なのである。最近オバマ大統領の支持率が急落しているが、その今の情勢を見てからこの映画を改めて観ると、果たして民衆の声がどこまで届くのだろうかという想いはある。 民衆の権利行使を阻止すべく、権力(金融機関)側がどのような手を使ってくるかを予想しても面白かったかも。日本もアメリカも今年は大きく変化した。 海を越えた彼らの声を聞きながら、私たちも上げるべき声を持った年だったのではないかとも感じる。 上げた声がそのまま届いているかしっかりと確認しておかないといけないですけどね。*********************************今日の評価 : ★★★☆
2009.11.24
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監督 : 増田久雄 監修 : 矢沢永吉 出演 : 矢沢永吉 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 10本目)<Story>60歳を目前にしつつも、なお精力的に音楽活動を展開する矢沢永吉。伝説のバンド“キャロル”解散後、会場使用拒否問題など、さまざまな障害を乗り越えながら、武道館での100回ライヴという偉業を達成した。そんな彼にカメラは密着しながら、レコーディング風景でのストイックな姿や、その一方でスタッフを優しく気遣う様子、プライベートの時間に行われたリラックスしたインタビューなどを盛り込みながら、矢沢永吉の素顔に迫っていく。E.YAZAWA ROCK - goo 映画<感想>この映画も結構人気あるようで、お昼の回が満席だったので夜に変更しました。やっぱり永ちゃんファンは絶対押さえたいですよね。永ちゃんの音楽は正直あまりなじみではなくて、知っているのは「時間よ止まれ」「アイラブユー、OK」「Yes My Love」とかくらいかな。 キャロルも名前は知ってはいますけど、テレビでは現役時代は見たことない。 そう考えると彼のコアなファン層は私の世代よりももっと上なのかなとも思います。 コンサートの客席がチラっと映っていましたが、かなりみなさんも永ちゃんと同世代の方が多かったように見えましたし。彼の著書「成り上がり」は、実は中学の時に読みました。 読みながら、こんなに這い上がってきた人ってすごいと思ったのを覚えています。 今でも家に文庫版あるかな? 調べたらマンガにもなっているようです。祖母に育てられた永ちゃんの暮らしの様子はとても赤裸々で、その時の屈辱とか切なさが彼の原動力になっている。 そこをバネにして「成り上がっていく」様子は凄まじいものがありました。たった1人で広島から上京して、本当に成功してしまうんだからすごいです。彼の心にあるものは、昔も今も「ロックンロール」だけなんだなと。 そのひたむきさが彼の音楽を支えているような気がする。今から35年前?40年前?くらいに彼がロックを始めた時は本当に大変だったと思う。 キャロルもちょっと不良っぽかったし、そういうレッテルを張られがちだし、世間にロックを理解してもらいたいがために、永ちゃんは懸命だったんだろうな。。。若いころの彼の映像もあって、今見ると本当に突っ張ってたなと思う(笑) それが若さでもあるし、ナメられないように必死に永ちゃんは頑張ってきたし。 それにしても永ちゃん若いなあ。。。アメリカで、プロモーションをする彼の若き頃の映像が出てくる。 若い彼の横顔に少し不安な表情がよぎる。 それが「トラベリン・バス」のメロディーに乗って出てくる。 この場面好きです。今、彼は還暦を迎えて、さすがに若いころとは容貌も少しずつ変化してきているんだけど、それが彼の心の中の「角が取れた」状態をも表わしている。 「このごろ、カーっと暑い夏だけだった昔と違って、例えば春だったり秋だったり、そういう柔らかいものを感じる。 若い頃は冬とか夏しか感じなかったのに」永ちゃんのインタビューの中でのセリフ。齢を取るって本当に彼が言う通りで、丸みが出てきて円熟味もあって、それでいいしそれが人間なんだとも感じる。そうじゃないと人間に幅が出なくなってしまいます。もっともっと多くの面を、プリズムのように見せてくれる永ちゃんでいてほしい。武道館コンサートの映像が流れる。 最近武道館のコンサートってあまり自分は行ってなくて、横浜アリーナやパシフィコや東京ドームみたいにハコが大きいものが多い。 でも武道館ってやっぱりあったかい印象がある。 観客がアーティストからよく見えそうだし、距離も近く感じます。その原点を大事に、ステージに立てるようにコンディションを整えている永ちゃん。「ステージに立てる幸せ」 「たくさんの人に支えられてきた」 彼の言葉はどれも重い。 それだけのスタミナがあって健康であることは、幸せなことなんだと思います。 常に新しいことに挑戦していて、時には英語で指示を出していたり、自分をプロデュースしたり、進んで行き続ける永ちゃんの底知れぬパワーを見せてもらいました。***********************************今日の評価 : ★★★
2009.11.22
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(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 9本目)1回目鑑賞はこちら。ちょうど前後の映画との間にうまく当てはまったので、もう1回観たかったこれに行きました。何と何とありえないことに、初日の初回、映写機トラブルがありましてねー。 ホント興醒めでした。ですのでもう1回観ないと、絶対に後悔するだろうと思って。連休中ということもあってほぼ満席でした。今回はちゃんと最後まで途切れずに(それが当たり前なんだけど 笑)観れました。ただ、斜め後ろに若い女2人がいて、それがいちいちオバちゃんみたいに感想述べながら、マイケルにちゃちゃ入れながら鑑賞しているのが嫌だったなー。お願いだから、全盛期のマイケル知らないなら、黙って鑑賞しろと言いたいですね。余計なことベラベラ言うな! 口閉じろ! ですよねえ。ま、そういう、映画を愛していない人たちは、その程度の心でしか鑑賞できていないので置いといて。思ったのですが、リハーサルでも、ステージに合成画像を出すことをしてましたから、マイケルの等身大の映像をステージに再現して、周りのダンサーと合成させて生のステージを作ることはできないものだろうか?もしそんなことができたなら、みんなきっと喜ぶだろうなーと思います。ぜひ実現させてもらいたいものですよね。 これももうあと2日で公開が終わってしまいます。 お客さん入ってますから、正月まで延長してほしいけど。。。 無理かな。それでも2回観れた私は幸せ者ですねきっと。
2009.11.22
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原題: A CHRISTMAS CAROL原作 : チャールズ・ディケンズ 監督 : ロバート・ゼメキス 出演 : ジム・キャリー(スクルージ/過去・現在・未来のクリスマスの霊)、ゲイリー・オールドマン(マーレイ/ボブ・クラチット/ティム少年)、ロビン・ライト・ペン(ベル)、コリン・ファース(フレッド)、ボブ・ホスキンス(フェジウィッグ/ジョー老人)公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 8本目)<Story>主人公のスクルージにとって、人生は金が全て。家族を持たず、人との絆に背を向け、ただ己の金銭欲を満たすためだけに生きる彼は、町一番の嫌われ者。あるクリスマス・イブの夜、かつてのビジネス・パートナーの亡霊が世にも恐ろしい姿で彼の前に現れ、「お前は3人の亡霊にとり憑かれるだろう」と予言する。それは、幸福な思い出とは無縁のスクルージにとってさえ、人生最悪のクリスマス・プレゼント…。翌日から“過去の亡霊”“現在の亡霊”“未来の亡霊”が一夜ずつ現れ、スクルージを彼自身の過去・現在・未来をめぐる時間の旅へと連れ出す。そこで彼が目撃したのは、貧しく孤独な“過去”のスクルージ、富を手に入れる代わりに温かな心を失った“現在”のスクルージ。そして、最後に導かれた“未来”で彼が見た、想像を絶する己の姿とは…?Disney’s クリスマス・キャロル - goo 映画<感想>2D・字幕版にて鑑賞。 これ、「3D・日本語版」か「2D・字幕版」のチョイスしかなくて、願わくば「3D・字幕版」で観たいと思うのですが、それはかなわないようですね(笑ですが、昨年の『ティンカー・ベル』の著しい字幕版の少なさに比べれば、これは大きな進歩かもしれません。 3Dは『くもりときどきミートボール』で体験済みですが、メガネが重たいので結構疲れました。 なので、2Dでもいいかなと思ったのと、やはりこういう感じのは字幕で鑑賞したい派ですのでね。ディケンズの「クリスマス・キャロル」はたぶん読んだことある。お金に魅せられてしまって人の心がわからない人。 その人がいなくなったとき、その人の本当の価値がわかるんだと思います。どれだけの人がその人の死を惜しむのか、どんな死に方をするのか、それがその人の人生を物語っているようです。過去は変えられませんが、現在を変えることによって、未来が変わっていくという、ごくごく当たり前のことをやっていくと、その人が変わってくるように思います。自分の将来が見えるというのはある意味いいことで、それがわかると真剣に自省していくんじゃないでしょうか。 こんな自分にはなりたくない! と思ったら、がんばれますよね。スクルージはそういう意味でとても素直なのでしょうね。素直な人は、救われていくようにも思います。 頑固に凝り固まってしまうと一切の意見が聞けなくなってしまう。 不幸だと思います。ジム・キャリーの顔の表情が、こんな感じに生きていると、面白いですね。 過去・現在・未来の霊も彼が演じているということで、気がつかなかった(笑) 実に多彩です。私が好きなコリン・ファース様もちゃんとよくわかる役で、イギリス紳士らしくてやっぱり好き(笑クリスマスにふさわしい、心温まる作品でした。*******************************今日の評価 : ★★★☆
2009.11.22
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監督 : 本広克行 原作・脚本 : 上田誠 出演 : 長澤まさみ 、 三宅弘城 、 諏訪雅 、 中川晴樹 、 辻修 、 川島潤哉 、 岩井秀人 、 志賀廣太郎 (TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 7本目)公式サイトはこちら。<Story>超常現象番組のAD・桜井米(長澤まさみ)は、幼い頃から超能力の存在を信じていた。番組の企画で視聴者からの情報を基に、エスパーを見つけるために全国を飛び回る米。しかし、どれもガセネタばかりだった。世間がクリスマス・イブで浮かれる中、最後にたどり着いたのは喫茶店“カフェ・ド・念力”。だが、ここは本物の超能力者が集まる店だった。自分たちの秘密を守りたい超能力者たちは、米に正体がバレず、無事に帰す事ができるのだろうか!?曲がれ!スプーン - goo 映画<感想>フリーパスでなかったらたぶんこのテの作品って自分は見ないんだろうなあ。。。 という予感がした1本。 予告でチープ感が伝わり過ぎてしまうんですね。 公開翌日のお昼だというのに、客席が5割程度しか埋まっていないのも何となく早めに打ち切りになりそうな感じ。 もっとも『イングロリアス・バスターズ』や『2012』などと同時期の封切というのも、ちょっと割を食っている感じがするような。そしてよく考えてみると長澤まさみ主演ってこれが初鑑賞かもしれません。 あまり彼女の作品は、観たいと思う邦画じゃないジャンルが多かったかな? そういう意味でもちょっと興味があり、フリーパスの恩恵を使ってきました。観始めて、「ありゃ~これやっちゃったかな?」と一瞬思ってしまったほど、超常現象のエピソード部分や米の幼少期の回想部分があり得ない感じで、番組自体は存在してもまあいいのかなとは思いますが、この掴みはかなりうーん。。。と思ってしまったのでした。 そもそも超常現象の出現って、そうそうタイミングよくとらえて、映像になってお茶の間で見れるというものでもないように思うんですよね。それでも、子どもなら誰もが通る、「もし~~だったら」という疑問や好奇心が、米のベースになっているということはわかるのですが。番組ADの長澤さんですが、あの業界の持つ「適度の投げやり感」とか、「けだるさ」のような感じはよく出ていたと思います。 変にいい子キャラで、シャキシャキしたらかえって不自然なだけに、この方向はよいと思います。 彼女の衣装も今時のコって感じで可愛くて好き。そんな彼女が番組の取材で行った先が香川県ということなんですが、ここでいろいろと善通寺などの観光スポットが出てくるのはまあご愛嬌として。。。念力者たちの描き方がとてもおかしかったんですが、「それって絶対念力じゃないだろ!」って言いたくなるようなことを真剣に番組に投稿している人も本当にいるんだなーと思う。 だって「細男」ってさ。。。 爆 意味ない~~(笑ただ、自分たちがエスパーだってことをカミングアウトするのも相当勇気が要りますし、それはエスパー同士でしか共有できないし、万が一集まっても誰かがエスパーじゃなかった時の混乱もあると思いますし。 エスパーにはエスパーならではの苦しみ? があるのかなと。この喫茶店のオーナーも含めたエスパー関係者、自分はほとんど全員知らなかったですね。 どうやら演劇系の方たちのようなんですけど。 毒グモの方に寺島進さん、松重豊さんという実力派がいて(笑)、どうにも贅沢な使い方という感じがしましたけど、エスパーメンバーとのギャップあり過ぎて、狙い過ぎみたいな感じもしなくないです(笑話としては終わってみるとほんわかムードで、エスパーとは何ぞや? などと大上段に構えることもなく、人がみな持ったことのある「何故?」という原点の気持ちを非常に大事にしているように思えました。ただいかんせんラストがなぁ・・・ と思うんですよね。 監督が言いたかったことはこれなんだろうなとは思いつつも、もっと長澤さんとの関連などを描かないと、彼女はまるで旅のレポーター的な役割になってしまってたようでした。YUKI、矢野顕子の劇中歌はとても雰囲気に合っていたと思いました。***********************************今日の評価 : ★★☆
2009.11.22
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鑑賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 6本目)1回目鑑賞(試写会)はこちら。『パイレーツ・ロック』試写会後のレセプションはこちら。たまたま有楽町におり、次の予定まで時間も中途半端で、せっかくのフリーパスということもあり、時間合わせに1本鑑賞することに。でも2回目ってやっぱり細かいところが観れてよいものです。知っている話だけに、ああ、あるある・・・ ともなりがちなんですが、疑問点が解決できるのはいいこと。例えば、何でいきなり船が沈んでたんだ? と思ってただけに、エンジントラブルだったのがわかってスッキリしたり。それからやっぱり、この映画の男子の魅力みたいなものも再発見しました。ビル・ナイって本当にカッコよくて、若いころは本当に美男子だったんだろうなーと思わせる顔立ちをじっくりと見させていただきましたし、リス・エヴァンスのセクシーさもホント好きになります(笑あと、トム・ウィズダムくんはセリフ少なかったんだな。。。 とちょっと残念だったり。そしてこの映画の中の楽曲ですね。印象に残ったのは、Procol Harum の"A Whiter Shade of Pale" (邦題:青い影)です。ギャヴィンが最後に、「長い曲をかけるよ」と言いながら選んだナンバー。 カールとボブが、本当に死んじゃうんじゃないかってくらい長々と潜水してたシーンで使われています。改めてこの歌詞を読んでみましたが、今1つ内容がわからない感じで、当時のドラッグの影響を受けたのかなとも思ってみたり。 そんな内容とメロディーとのギャップが大きいのですが、未だに人々の間では語り継がれている曲です。もう1曲は、最後に使われているDavid Bowie の "Let's Dance"。これはもう自分の青春の80's洋楽なんで大好き(笑みんなで甲板で踊るシーンにピッタリでした。 ビル・ナイがスリムで長身なので、彼のダンスが何気にBowieを思い出させるのもよかったし。結局これサントラとパンフも買ってしまってて、お気に入りの1本になりそうです。まだご覧になってない方はぜひぜひ。 おすすめです。
2009.11.21
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原題: INGLOURIOUS BASTERDS監督・脚本 : クエンティン・タランティーノ 出演 : ブラッド・ピット 、 メラニー・ロラン 、 クリストフ・ヴァルツ 、 ダニエル・ブリュール 、 イーライ・ロス 、 ダイアン・クルーガー 、 ジュリー・ドレフュス 鑑賞劇場 : TOHOシネマズ日劇(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 5本目)公式サイトはこちら。<Story>1944年6月、ドイツ占領下のフランス。映画館主のミミュー(メラニー・ロラン)はドイツ軍の英雄フレデリック(ダニエル・ブリュール)に言い寄られ、挙げ句にナチスのプロパガンダ映画をプレミア上映させられることになった。その事実をつかんだイギリス軍はナチス諸共映画館を爆破すべくアルド中尉(ブラッド・ピット)率いる“イングロリアス・バスターズ”を動員し、スパイのブリジッドと接触を図らせる。一方ナチスでは“ユダヤ・ハンター”の異名をとるランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)が動き出し…。イングロリアス・バスターズ - goo 映画<感想>タランティーノ作品はどっちかというと苦手なジャンルなんですが、やはりどうしてもブラピに惹かれてしまいました(笑) 友人たちとワイワイ鑑賞。 土曜にそんなことは珍しいんですが。。。公開初日から4日間、1時間以上鑑賞して面白くなかったら全額返金します、なんて前代未聞?の企画なんかも、相当自信ありそうとも思いましたしね。 もっともフリーパスなんで私はもともとタダですが。。。これ、もしかして私があんまり好きじゃない、「ヨーロッパ舞台なのに全編英語なハリウッド映画」なパターンかと思ったらそうじゃないんですね。 ちゃんと独・仏・伊語も使用。 これはよさそう! と思いました。 そういうところがきちっとしていないとリアリティ出ませんから。とは言っても設定はたぶんありえなくて、8名のナチのバスターズだったら、たぶんこんなに活躍する前に壊滅されてしまいそうなのですが、そこは置いといて。。。ただし全員が(アパッチはちょっと不明でしたが)ユダヤ系であったり、ゲシュタポに恨みを持っている設定というのはうまいと思います。 このあたりの伏線はちゃんと張られてるんですよね。映画は3時間弱というかなりな長丁場、第5章にまで分かれているんですが、そのどれをも丁寧に描いていくことによって、クライマックスに全部つながってくるんですね。 初めのドレフュスの悲劇なども、一体これがどうして・・・? とも思わせるんですが、それだけじゃない、全てのシーンの長さが無駄じゃない。第1章もそうですが、地下の居酒屋のまったりとしたカードゲームなんかも、人物たちの内面のイライラや、これから何か起こりそうな不穏で不気味な空気を焦らすように出して来てて、観客もその中に引き込む効果が出ている。(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.月並みな表現ですが、登場人物たちはすごくみんなよかった! 中でも私が好きなのはメラニー・ロラン。 彼女の内なる闘志が、美しさにうまく紛れてしまって敵を欺くのなんてよかったなー。 殺風景な中に鮮やかな赤いドレス、赤いルージュ。 視覚効果もよいんですよね。フレデリックみたいなのにしつこく言われるなんて絶対彼女にとっては論外なんだと思うんだけど、それを引っ張ってリベンジに利用するところもわかるなあ。そして、カンヌで見事主演男優賞に輝いたクリストフ・ヴァルツ(ランダ大佐)の器用な悪役ぶりも凄かった。 何よりも語学が堪能っていうのがいいじゃないですか。 ちゃんとイタリア語はペラペラなところなんかも笑わせてくれるし、そうかと思えば隙のないナチの非道ぶりもあり、間抜けなビンゴもありと、ベテランの多才さを見せつけてくれたように思います。肝心の(笑)ブラピ。 彼の出番はどっちかというと少なかったですが、それでもインパクトで持って行ったように思います。 脇が甘いところなんかは『バーン・アフター・リーディング』のお笑い系を彷彿とさせますね。 でもやっぱり彼は観ているだけで楽しいし華やかだし。他にもダイアン・クルーガーはさすがのスター女優って感じでしたし、ダニエル・ブリュールのウザくて自信過剰な「勘違いちっくな英雄」も、こっちを充分イラつかせてくれて(笑)よかった。ストーリー的には架空なんだけど、こういう展開ってナチスに恨みがある人たちにとってはかなり溜飲を下げることができるんじゃないでしょうか。 人道にもとる罪は永遠に消えない、その認識を痛烈に見せつける本作、こういう風にしてほしかったと思ってしまう人は多いかもしれません。 映画でならそれは可能だし、その想いをブラックコメディに乗せてちゃんと再現したということで、タランティーノ監督の凄さを改めて感じました。*********************************今日の評価 : ★★★★★
2009.11.21
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監督・脚本 : 犬童一心 原作 : 松本清張 出演 : 広末涼子 、 中谷美紀 、 木村多江 、 西島秀俊 、 鹿賀丈史 、 杉本哲太 、 崎本大海 、 野間口徹 、 黒田福美 、 本田博太郎 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 4本目)<Story>見合い結婚で夫・憲一(西島秀俊)と結婚した禎子(広末涼子)。しかし結婚式から七日後に、夫は仕事の引継で勤務地だった金沢に出かけ、そのまま行方不明となる。夫の過去をほとんど知らない禎子は、憲一の足跡をたどって金沢へ。憲一のかつての得意先の社長夫人・室田佐知子(中谷美紀)、そして社長(鹿賀丈史)のコネで入社し受付嬢をしている田沼久子(木村多江)。2人の女性との出会いが事件のさらなる謎を呼ぶ。夫には自分の知らない別の顔があったのだ。やがて新たな殺人事件が起きる。ゼロの焦点 - goo 映画<感想>松本清張原作は未読ですが、文芸ものはまず押さえる方針なので鑑賞。『おくりびと』 『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』と、日本の文芸調作品に続けて出演中の広末涼子さん主演。『電車男』『自虐の詩』の中谷美紀さん、そして『ぐるりのこと』の木村多江さんと、女優競演でも話題性が高い映画です。広末さんの声が甘すぎるのが、いつも彼女が映画に出てくると気になってしまう部分でもあります。 本作も予告では妙に可愛らしく話すシーンがあり、かなり気になってはいましたが、少し表情が抑え目に演出されているせいか、声のトーンも同じく抑え気味で、そういう意味では映画の本質から浮きまくるということはなかったように思いました。新婚早々夫が失踪する新妻なので、やはりあまりにも甘い話し方ではいけないですからね。ここでは彼女の持つ初々しい感じがうまく作用しているようにも思いました。 賢明に新生活に慣れようとして、そして思いもよらない事態にも懸命についていこうとする健気さとでも言うのでしょうか。 その雰囲気づくりには成功しているように感じました。 彼女を見て憲一が「生まれ変わりたい」と思えるような新しさ、希望というものを、広末さんのキャラを生かして滲みだすことができていました。また中谷さんの演じ分けもまさに女優というべきものがありました。 1つの作品の中で対極の側面を演じる強さが彼女にはあります。そして木村さんも、久子の持つ「諦念」という言葉を演じていったのではないでしょうか。 原作もぜひ読んでみたいところですが、こういう状況の人達は戦後の混乱期にはかなり多く存在していたようにも思います。佐知子や久子のような境遇に限らず、あのころは生きるためならなりふり構っていられない、必死に生きている人たちはたぶん多かったのだろうと。そして、そんな過去を消してしまいたい、できることならばその期間を空白にしてしまいたいと願うこともあるだろう。あの時に戻って生まれ変わりたい。。。 そんなこともあるのでしょうけど、そうはできないのが人間の悲しさ。展開が何となく原作を読んでいなくても見えてきてしまうものがあり、そして犯人も消去法で考えると絶対にその人しかあり得ないので、あとはその人がどう出てくるかを見ていればよいのですが、犯人が犯行を重ねるに至るまでの切ないほどの気持ちは、あの時代ならではのことなのでしょうね。どんなに努力をしても消せない過去、たった一言で覆ってしまう境遇、今よりもっと苛酷だったに違いないと思います。絶対に自分の持っている物を渡したくないという執念は、たぶん犯人も憲一も禎子も同じだったと思います。あなたは私の夢を奪った。。。 禎子のセリフは、そのまま犯人のつぶやきでもあったに違いないからです。作品全体を通じてのトーンなどは落ち着いていて、当時の雰囲気をよく出しているとともに、内容の暗さをも暗示させている。当時の風俗なども再現できていて、小道具などでもわかるのだけど、昔ながらの正統派の「お見合い」などでもずいぶん今とは感覚が違うなと思う。 女優陣もそうですが、俳優陣もまた、その頃の人間の気質というものをよく研究していたようにも感じられました。 松本清張ファンはまた違うご感想かもしれませんが、とりあえず原作の持つ雰囲気はクリアしているように感じる。*********************************今日の評価 : ★★★☆
2009.11.20
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監督 : 水田伸生 脚本 : 宮藤官九郎 出演 : 阿部サダヲ 、 瑛太 、 竹内結子 、 塚本高史 、 皆川猿時 、 片桐はいり 、 鈴木砂羽 、 カンニング竹山 、 高橋ジョージ 、 陣内孝則 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 3本目)<Story>東京・下町。ハムカツで人気の「デリカの山ちゃん」の2代目店主・祐太(阿部サダヲ)は、誰の頼みも断らない究極のお人よし。彼は親に捨てられ、弟と生き別れた過去がある。そしてその弟こそ、人気お笑い芸人「金城ブラザーズ」の祐介(瑛太)だった。祐太は先代の娘・徹子(竹内結子)と結婚、婚姻届を出すために手に入れた戸籍謄本で祐太が実の弟だと知る。早速祐介に会いに行く祐太。しかし偽の兄弟芸人として売り出していた祐介の態度はすげないものだった…。なくもんか - goo 映画<感想>1・2本目が割と静かだったり重た目だったりしたせいか、3本目は何も考えないで観れる作品にしようと思いました。 それでこれをチョイス。盛んにシネコンの予告ではやってましたね。 TOHOとワーナーと109のが少しずつ違うのも面白かった。 ワーナーのがいちばんさぶさぶ系で好きでしたがw『舞妓 Haaaan!!!』と同じ顔ぶれですので、自然とテイストは似ますね。光石研さん、前の『カイジ』とは打って変わってる役でしたが、続けて鑑賞になり、改めて今売れてる俳優さんだなあと思う。阿部さんのノリって実は嫌いじゃなくて(笑)、ああいうノリが近くにあったらたぶんすごい元気になれるんじゃないだろうかと思ったりします。今年は珍しく『ぼくとママの黄色い自転車』ではシリアスだった彼なんですが、いつものテンションもやっぱりいい。このテンションは彼の地なんだろうかと思うこともあるんですが、この話のように、作り上げられちゃってるとしたらどうなんだろうとも思う。この話に出てくる人たちって、みんなルーツがたどれない人たちばかり。帰るべき場所はどこだろうと、探さないとわからない。 本当はそういう場所は自然と本人の中にあるはずなのに、そこにまっすぐ帰っていけない人たちなのです。「遠くの親戚より近くの他人」という言葉もあるけど、血のつながらないことへの遠慮は、そういう中に身を置いたものでないとわからないのだろう。どんなに懸命にやってきても、ふとした時に聞こえてきそうな気がする「よそ者」の声に怯えながら暮らすことのストレスは想像もつかないけど、世間にはその中で生きている人ももちろんいる。生きていく術を身に着けるために、知らず知らずのうちに沁みついてしまうこと。 それが祐太の場合は「笑い」だった。そして期せずして祐介も笑いを生業にしているとは。ただ、祐介の笑いが不安から始まっているのに対し、祐太の笑いは自分を育ててくれた人に対しての想いが原点にあるようにも思う。どこまでお人よし・・・? と思われる祐太も、しかしながらやはり人間で、自分の笑いに疲れてしまうんでしょうか。 思わぬ癒しが物悲しくもあるけど、自分の仮面を取り払った時の笑いには、彼の本当の心が出ているような気がした。血は水よりも濃いと言われても、普段家族に囲まれている私のような人間にとっては、その本当の濃さがわからないのかもしれないと、彼らの笑いを見ながら思う。血縁ではないけど、身近で助け合う人たちの中には、血縁以上のものだって生まれているに違いない。なくもんか、と一生懸命歯をくいしばって生きる人は好きだなあ。予告よりも遥かにシュールだけど、観終わるとほんわかとしてくる映画でした。*********************************今日の評価 : ★★★
2009.11.18
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監督 : 佐藤東弥 原作 : 福本伸行 脚本 : 大森美香 出演 : 藤原竜也 、 天海祐希 、 香川照之 、 山本太郎 、 光石研 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 2本目)<Story>伊藤カイジ(藤原竜也)はだらだらと無為の日々を送る26歳のフリーター。そんな彼に悪徳金融会社の社長・遠藤(天海祐希)が近づく。友人の借金を肩代わりさせられ、知らないうちに負債額202万円を抱え込んだカイジに、たった一夜で借金を帳消しにできて、さらに大金を手にするチャンスを提示する。半ば脅されるように乗り込んだ豪華客船エスポーワールでは、人生の負け犬たちが一発逆転のゲーム〈限定ジャンケン〉に挑もうとしていた。カイジ ~人生逆転ゲーム~ - goo 映画<感想>本日の2本目。 ここでありえないことが起こる。指定された席に着くと、すぐ斜め後ろのバカップルの男が、前の椅子の頭の所に、靴を履いたまま足を乗せている。 いわゆる土足です。そして椅子の背を蹴飛ばしてばかりいるんで、かなり嫌な気分になって、予告の段階で席を換えてもらいたいと入口に行く。ところが係は、「TOHO全体で基本的にそういうことはお断りしております」 と!!それは納得がいかないので、蹴飛ばしてばかりいるし、椅子に足を乗せていると抗議したら、「それでは今回に限りまして換えます」ということでやっと換えてもらえた。このまま鑑賞していたら、マナーの悪さで映画どころではなかっただろう。こういうことは、109シネマズやワーナーでは、不可抗力なのですぐに対応してくれる。そして、以前にはTOHOでも、同じようなことがあり、換えてくれた。(いずれも他の場所に残席があった場合ですが)なのに何で? 苦笑この杓子定規の対応はダメなのではないだろうか。 一考を促したい。福本伸行原作でシリーズ合計1300万部突破の人気コミック「カイジ」の実写映画化、ということですが、原作は未読。こういう設定って結構ありそうですね。金持ちは貧乏人を見て、自分たちの安定を意識する、という設定はそのまま日本社会にも当てはまりそう。そして、貧乏人を金持ちがもてあそんで喜ぶというのも悪趣味。。本作はそこに殴りこみをかけたいような心境もあって、あらすじなども作られているようにも感じます。すなわち、貧乏人であっても、皇帝にも打ち勝つカードがあるということ。金持ちは、もう既にお金を持っているという意識があるので、失うものは何もない人の心境にはなれないように思います。一方、とにかくやるしかないというところまで追い込まれて、貧乏人も初めて自分しか頼れないと知るようにも思う。プライドの高さでは、自分たちは他に負けないと思っている者と、負けることが怖くないというプライドにかけては自分が一番と思っている者との闘い、なんでしょうか。裏の裏の裏を読んでもなお、読めない相手の心。 だけど失うものが何もないほうがやっぱり強いんだと思います。 捨て身で来ますし。いつまで経っても這いあがれない日本社会の構図のようなお話ではあるんですが、そこから巻き返して行くには自分の力しかないんだということ。他人に頼ったり、自分を見失ってはダメだと作戦を考えていくカイジは、読みが甘いけど義理に厚く、次第に彼のところに自分を託してもいいと思う人が現れてくるのは、彼の人柄なのでしょうね。友情出演の松ケンや、光石研さんの表情もよかったです。 そして香川さんは、本当に大蛇のような顔に見えた。 やっぱり心が顔に現われてくるのも面白かったし、香川さんはそれができる俳優ですから。***********************************今日の評価 : ★★★
2009.11.18
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監督 : チェリン・グラック 出演 : 小日向文世 、 生瀬勝久 、 菊地凛子 、 鈴木京香 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 1本目)<Story>20年振りにロサンゼルスに降り立ったシナリオライターの道雄(小日向文世)と、道雄の留学時代の親友で、かつてはTVのヒーロー番組の主人公を演じた事があるが、今はロサンゼルスのレストランで雇われ店長をしている大介(生瀬勝久)。二人は、大介の結婚式を前にワインの産地ナパ・バレーへドライブ旅行をする事に。訪れたレストランでかつての片思いの相手、麻有子(鈴木京香)と再会した道雄は、彼女の成熟ぶりにショックを受け、ワインをガブ飲みして酔いつぶれ…。サイドウェイズ - goo 映画<感想>さて、今日はついに、TOHOシネマズ6000マイルを1か月フリーパスに交換することを決意し(笑)、早速行ってきました。今日は3本鑑賞、そのうちの1本目です。噂に違わずすぐにポラで顔写真を撮影されまして、カウンターで作っておいて貰えるシステムですね。仕事も忙しいんですが、できる限り鑑賞していこうと思います。 じゃんじゃん見ないともったいないよねー。なので多少自分の好みとは違う作品も鑑賞しますが、感想お気に召さなくてもどうぞあしからずです。で、しょっぱなのこの映画、凛子さん出演なんで結構楽しみにしてはいたんだけど、ひさびさ激辛感想なので、イヤな方はどうぞ通り過ぎてくださいませ。ちなみにオリジナルは未鑑賞。(でも、比較のために観てみたいですね)そして部分的にネタばれです。まず。。。 全体的に設定が、どうしてもアメリカでないといけないとは思えなかったんですよね。雰囲気として、アメリカで撮りましたーといった感じなんです。大介の設定ですが、元TVヒーロー&現在雇われ店長というだけで、セレブっぽいところにお婿に行けるんだろうかっていうのがまず疑問。そんなに日本人に対しての目線って優しくないと思うんですが。。。次に麻有子の英語が下手過ぎます。20年強? アメリカで仕事していたのに、"find" "flavor" "already" などの単語が発音できてない。"f"じゃなくて、日本語の「ふ」になっちゃってます。 これは説得力欠けますねー。そして今、劇場で『沈まぬ太陽』も公開しているだけに、恩地夫人の面影がどうしてもチラチラしてしまうんです。あちらの方が京香さんはよかったな。。。ミナさんなんですが、彼女のキャラがとても中途半端で、本当はもっと英語を流暢にできるはずなのに何故かたどたどしくしゃべっていたり、日本語もどっちつかずの感じなので、この人のスタンスっていうのがハッキリしてなかった。後半部分は流すように彼女の存在は終わってしまってますね。劇中にも例えで出て来るんですが、「オリジナルの脚本があるにも関わらず、わざわざそれをチープに教え子が書き換えてしまう」エピソードそのものという感じがしました。湘南でロケをして、全くのリメイクし直しにしたほうがまだよかったかもしれない。ナパ・バレーの風景ですとか、ワインに関しての蘊蓄(→ あまりなかったですが)はいいと思うんだけど、試飲コーナーでものすごく下品なシーンなんかもあって、ジョークなんでしょうけど、どうにもそれが様になってないのが致命的でした。 そして長いですね。 残り30分くらいで、もう出ようかどうしようか考えちゃったくらいです。 一応最後まで鑑賞はしましたけど。 この内容なら90分程度でもいいと思いました。**********************************今日の評価 : ★
2009.11.18
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先日、モニタープラザさんの企画の応募記事を書いたのですが、見事当選しました!やったねー。当選品は、レイノーのマグカップ。花びらの柄も美しいアルバシリーズ、\10,500相当。深緑の外箱も素敵です。DSCI0484 posted by (C)rose_chocolat箱を開けると現われました^^DSCI0485 posted by (C)rose_chocolatさて、せっかくなので何か作ろうかなとも思いまして、ちょうどお昼時だったんで、ピザにしてみました。1つは、トマトソース&小海老のピザ。焼く前です。DSCI0487 posted by (C)rose_chocolat焼き上がり。DSCI0488 posted by (C)rose_chocolatそしてもう1枚は、先日の『パイレーツ・ロック』のレセプションで食べたピザが忘れられなくて、ちょうと鶏肉の照り焼きがあったんで、ピザにしてみました。トッピングは、ゴボウ・オニオン・しめじ・チーズ。DSCI0486 posted by (C)rose_chocolat焼き上がりです。DSCI0489 posted by (C)rose_chocolatヘルシーだけどボリュームがあって、なかなかこれよかった。食卓にみんな並べてみました。DSCI0491 posted by (C)rose_chocolatレイノーのマグカップ、かわいいです^^DSCI0490 posted by (C)rose_chocolatもう誰にも使わせないぞ~~~ 笑東京ドーム様、レイノー様、素敵なプレゼント、ありがとうございました。また来年も、「テーブルウェア・フェスティバル2010」、行きます!! 笑【テーブルウェア・フェスティバル】レイノー食器(10,000円相当)3名様 ←参加中東京ドーム イベント情報 ファンブロガーサイトに参加中
2009.11.14
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原題: THE SEPTEMBER ISSUE監督 : R.J.カトラー 出演 : アナ・ウィンター 、 グレイス・コディントン 、 シエナ・ミラー 、 タクーン・パニクガル 、 カール・ラガーフェルド 、 ジャン・ポール・ゴルチェ 鑑賞劇場 : 新宿バルト9公式サイトはこちら。<Story>アメリカ女性の10人に1人が読むというファッション誌米版ヴォーグ。秋の特大号・9月号の準備は5ヶ月前から開始、編集部員は編集長のアナ・ウィンターに特集テーマを提案するが、次々と却下。アナと20年来の付き合いのあるクリエイティブ・ディレクターのグレイスはそんなアナに反発しながらも、衣装やカメラマンを手配し、いくつもの特集を作っていく。しかし、アナは冷酷にボツを宣告。グレイスは締切5日前まで走り回る…。ファッションが教えてくれること - goo 映画<感想>バルト9でしか上映していなくて、何だかなーとも思うんですが(笑)、ちょうどシネマチネに間に合いそうなので行ってきました。場内は女性率95%。 そしてほぼ満席です。まずは『プラダを着た悪魔』との比較になるのかもしれないけど、あの映画のセットが驚くほど似ていることに気がつく。そしてメリル・ストリープが見せてくれたある種の「残酷さ」は、アナ・ウィンターそのものであることもわかる。いいものを作るためには絶対に妥協しない信念。 それがあったから、VOGUEがVOGUEであってこれたのだろう。ただ単に斬新さを求めるのではなく、流行を作ろうという衒いもなく、ひたすら求める「VOGUEらしさ」。普通なら発売日が迫っていたら、どこかで何かを許してしまったりするのだろうけど、それを容赦なく切り捨てる。 自分の情を切っていく、とでも表現したらよいのだろうか。それでは、アナ・ウィンターがひたすら冷酷な人間なのかというとそれは間違いで、彼女もまた1人の女性であり母である側面を描いている。 ひたすら仕事をしてきた代償ものぞかせているところ、そしてそのことに対しての彼女の反応を見ていると、人生の全てを手中に収めることの難しさを感じてしまう。古くから彼女を知る人間の、彼女に対しての見方もまた面白い。 彼女は好きだし大事な人だし、そういう性格だから仕方ない・・・ と思いつつも、ここまできてそれはないんじゃない!? と憤ったりすることも、みんな彼女に対しての真実であったりする。一切の妥協を捨てて取り組んでいった仕事が、成果を上げた時の満足感はきっと何物にも代え難いに違いない。しかしその余韻に浸る間もなく、次の仕事に取り掛かる切り替えの早さ。 ランウェイで流れるアップテンポの曲は、早鐘のように不安をかきたてるものが多いけれど、その現実があるからこそ、私たちは完璧なVOGUEに出会うことができる。**********************************今日の評価 : ★★★★☆ 4.5/5点
2009.11.11
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監督 : 御法川修 監修 : 松田美由紀 出演 : 松田優作 、アンディ・ガルシア 、浅野忠信 、香川照之 、宮藤官九郎 、仲村トオル 、森田芳光 、松田龍平 、松田翔太公式サイトはこちら。<Story>今もなおカリスマ的な人気を誇り、世代を越えて多大な影響を与えている俳優・松田優作。2009年11月6日で没20年、9月21日で生誕60周年を迎える今秋、その松田優作を現代に蘇らせる「SOUL RED PROJECT」が始動。その中での最大の目玉、「俳優・松田優作」の、最初で最後の公式ドキュメンタリー映画を松田美由紀が総合プロデュース。優作と親交の深い映画監督・俳優などのインタビュー映像も収録し、松田優作の伝説のその影響力の大きさを浮き彫りにする。(作品資料より)SOUL RED 松田優作 - goo 映画<感想>松田優作には正直、自分は早すぎた世代なのです。彼が初めに活躍した70年代、彼の作品は観るには早すぎました。 「太陽にほえろ!」のジーパン殉職の場面は記憶にないからたぶんリアルでは見ていない。80年代の映画も、今みたいに積極的にいろんなもの観ていませんでしたから、当時は好きなジャンルじゃなかったから、結局ちゃんと優作さんの作品って通して観ていないんですよね。 これに気がついた。 やっぱりちゃんと観ておかないといけないかな。なので、少しでも彼の人柄を知りたくて鑑賞することに。過去の映像を交えながら、親交のあった人物たちが彼を語る。浅野忠信、香川照之、仲村トオル、ここは『剱岳 点の記』つながりなのか。 それともたまたまなのか。彼を直接知っている世代、映像でしか知らない世代、それぞれの想いは続く。でもやはり直接彼を知っている人の言葉は重い。 というか、深い。仕事で交流のあった人間の言葉からは、彼が驚くほど自分の仕事に対してストイックであったことが読み取れる。少しのことでも自分を演出していくということだろうか。もちろんどんな俳優も自分をプロデュースしているとは思うが、その徹底さというか、凄味がたぶん今の俳優には無いものなんだと。彼が生きてきた時代、生い立ち、そういうものが噛み合って、彼を作ってきたのだから、誰も真似は出来ない。そして遺作となった『ブラック・レイン』で共演したアンディ・ガルシアも登場する。彼の回想は他の人と違って、優作さんとのスピリチュアルな部分でのつながりにまで踏み込んでいたようにも感じた。すなわち、仕事だとか尊敬だとか、そういったことを超えたつながりとも表現したらいいのだろうか。単に意気投合したとかというものではなく、彼の存在そのものが自分の役者人生にとって大きなものであったということ。 そんな風に思える友人とは、一生かかっても出会えるかどうか。なので彼の死はショックだったに違いないけど、それをも超越して、優作は心の中にいる、アンディはそう語っているように思えた。改めて彼の出演作品を観てみる。 本当にどれも驚くほどの演技としか言えない。 例えばそれが、端役でワンシーンっぽかったとしても、彼は妥協しない。 表情の細部、その動きの1つ1つまでもを計算しているように見える。彼は言う。「走っているだけでカッコいいと思わせる、それが俳優」その後に流れるジーパン刑事のシーン。 ひたすら走っている。 そして確かにカッコいい。役作りに絶対に手を抜かない彼の姿が、そこにあった。最後に彼の2人の息子たちが登場する。2人の話からは、物心つかないうちにこの世を去った父親が遺してくれた言葉、思い出、それを懸命にたどりながら生きてきているようにも受け取れる部分があった。オヤジに言われたことは忘れなかったりするんですよね・・・ と。オヤジとは生きた時代が違う、自分は自分。 そう思ってはいても、どこかで父親の姿を自分の中に探しているのかもしれない。その遺伝子も、彼らの中に確実に役者としての素質だったり、才能として遺されている訳だから。没後20周年、彼を知る世代も、知らない世代も、映画が好きなら観て損はない作品。***********************************今日の評価 : ★★★☆
2009.11.11
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何だかもうホントに最近忙し過ぎます。日記も、一体いつの話書いているのやらわかんないくらい前の話書いてます(笑下書きはしているんだけど、追いつかない。。。映画も3本レビュー溜まってます(笑忘れますよねえー。 早くかかないとw一応家もあり、仕事もあり。盛りだくさん過ぎるんでしょうねきっと。そこに試写会とかが入ってきたりします(笑でも最近全然行ってないな試写会。忙しすぎちゃって、最近は試写会に応募する体力が残ってませんでしたから(笑そういう時は、観たいものを観るのが正解かなって思います。さてさて、本当は昨日書きたかったんですが、今日になっちゃった(笑昨日は誕生日でした。やっぱり蠍座同盟のみなさんがBBSにカキコしてくれてて、さすがやね。みんなおおきにー。タイムリーになれなくてごめん~~昨日作ったもの。もうね、昨日はひさびさにずっと映画行ってたんで、簡単なものにしようかなと(笑DSCI0498 posted by (C)rose_chocolat秋はうちはいつもこれなんです。いくらの醤油漬け。生筋子をいっぱい買ってきて、その日のうちに漬けておくと、翌朝には食べられるのが好き☆これを前日にやっておきました。こうしておけば、帰ってからすぐに食べられます。そしてこんな風にしました。DSCI0501 posted by (C)rose_chocolat・・・ なんかでもビミョーにやる気のないごはん。 笑まあいいじゃん、ここんとこすごかったから。手抜き♪いくらはお代わりたくさんにしておきました。これが家で作るメリットなんだよね~。そして今回のケーキです。DSCI0503 posted by (C)rose_chocolatバルト9で映画だったんで、帰りに伊勢丹の地下で買いました。広いよねえ~ 伊勢丹のスイーツ売り場!ちょっと軽く迷いましたよ(笑いろいろ吟味してこれにしました。子どもじゃないからろうそくはなし(笑アンリ・シャルパンティエです。いちごが何とも可愛かったので~。今年もいろいろといただいたんですが、中でもうれしかったのがこれ。DSCI0504 posted by (C)rose_chocolatスヌーピー好きなんですよ。これ、お腹のハートに、1日ずつ違う日付が書いてあって、365日あるの!これ可愛いのよー。いつも持って歩いているペンケースにくっつけて楽しんでます。なかなかパンも焼けなくて、コメントもゆっくり書いてます。いつもたくさんいらして下さってありがとうございます。これからも1年、よろしくお願いします^^
2009.11.11
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原題: ANVIL! THE STORY OF ANVIL監督 : サーシャ・ガバシ 出演 : スティーブ・“リップス”・クドロー 、 ロブ・ライナー 、 ラーズ・ウルリッヒ 、 ジーファイヴ 、 アイヴァン・ハード 、 クリス・タンガリーディズ 、 ティッティアナ・アリゴーニ 鑑賞劇場 : TOHOシネマズ川崎公式サイトはこちら。<Story>80年代初頭、スラッシュ・メタルの旗手として脚光を浴び、多くのバンドからもリスペクトされたカナダのへヴィ・メタル・バンド“アンヴィル”。1984年には日本で開かれたロック・フェスに出演し、大観衆の前で熱演。そしていま、アンヴィルのヴォーカルでリーダーのスティーヴは、給食配給センターで働いている。結成時依頼のメンバーで親友のロブは無職だ。バンドは続けているが、かつての人気はない。そんな彼らに、ヨーロッパツアーの話が舞い込んだ。2人は再起をかけるが…。アンヴィル!夢を諦めきれない男たち - goo 映画<感想>友人がほめてたので気になった映画。もう終わっちゃうかな? と思いつつも、この日の最後に鑑賞してきました。(まだ文化の日の日記書いてます。 笑)ボン・ジョヴィと同じステージに立ち、メタリカ、スレイヤー、多くのメタルバンドに影響を与え、メタル界の中ではリスペクトされる存在のアンヴィル。だが現実は、その名を知る人はごくわずか。洋楽好きなんだけど、実はこのアンヴィルって知らないんです。'84年とかですから思いっきり洋楽聴いてたんだけど。時代の流れに乗り遅れてしまったっところなんでしょうか。かつて日本の球場ロックフェスにも出演していた彼らが、今は給食センターで、工事現場で、働く日々。生活のために仕事をしながらも、アンヴィルとしての活動もして、コツコツとアルバムも作ってるっていうから大したもの。・・・とはいえ、売れないバンドほど惨めなものはなく、アルバムも自主制作だし、インディーズ扱いだし、ツアーに出るったってプロモーターもいない。何でこんなに差がついたんだろう? とも思うんですが、たぶん、いいマネージャーやプロモーターに出会えなかったというのが一番の理由だろうけど、映画を観ていて、1つ気がついたことがあった。それは、メンバーが一枚岩じゃないということ。やっぱり目指す方向が同じじゃないと、キビしそうですよね。というか、もっとハッキリ言うならば、リップスの個性が強すぎてしまって、あちこちで衝突を繰り返してきたバンドなのではなかろうかという気がしてくる。うまくいかないことがあると、彼はロブに当たり散らす。 この構図がもう昔から続いてきてしまって、どうにもリップスの中から抜け切れないのではないだろうか。いくつになっても甘えているのかな、お子さまなのかな・・・? とも、思いたくなってしまう。もっとも、お子様のような部分がないと、夢は追えないんですけどね。ただ当たられる方はいい迷惑です。正直、部外者の私が聴いても、彼らのサウンドは時代から外れているようにも思う。 今って昔よりも全然軽い感じなんで、メタルであってもそれなりのアレンジが求められそうにも思う。だけど、「これが俺たちのサウンド」なのだから、そうそう簡単には変えられない。 そして売れない。 今の生活からは抜け出せない。だけど、ここで簡単に、軟弱に、「じゃあサウンドいじろうか?」と言ったとしても、それはもうアンヴィルじゃなくなるようにも思うんですよね(笑その頑固さを愛しているファンも大勢いるのだから。いつまでも夢を追いかける、諦めきれない、まさに邦題そのもののドキュメンタリーが映し出される。思わず『レスラー』を思い出してしまう。あれも、いつまで経ってもオレの道を行く男の話ではなかったか。私たちは、きっとどこかで妥協して、夢を諦めて生きて行かないといけないから、こういう男たちの話を聞くとロマンを感じてしまうのかもしれない。苦い思いを噛みしめたヨーロッパツアー。 もう辞めたいとも何度も思ったに違いないけど、彼らを支えているのは自分たちの音楽へのプライド。そこを最後まで追及して生きていくんでしょうね。追及していくと、どこかで観ている人もきっといる訳で、ラストなんかはすっかり彼らに感情移入してしまった。やっぱりミュージシャンは、檜舞台に上がってナンボの世界。 諦めないでもっともっと輝いてほしいと心から思える。*********************************今日の評価 : ★★★★
2009.11.03
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監督・脚本 : 森田芳光 出演 : 小雪 、 黒谷友香 、 井坂俊哉 、 山中崇 、 小澤征悦 、 小池栄子 、 仲村トオル 公式サイトはこちら。<Story>東京から生まれ故郷に戻ってきた山吹摩耶(小雪)は、久々に高校時代の同級生たちと再会する。世界の路面電車巡りに憧れる市電の運転士(井坂俊哉)、練習中にケガをしたマラソンランナー(山中崇)、箱庭協会の会長になりたい男の妻(小池栄子)、養魚試験場で働く研究員(小澤征悦)――彼らの夢や希望の実現のために、彼女は次々に「わたし、出すわ」と大金を差し出す。どのように稼いだお金なのか、友人たちは勘ぐりながらもその大金を受け取ってしまう。わたし出すわ - goo 映画<感想>今月はお誕生日月なので、109シネマズだとポイントがUPするんですよねー。 なのでTOHOフリーパス交換はまたちょっとだけずらすことに。 たぶん大丈夫でしょう(笑せっかくなので気になっていたこれも、こちらで鑑賞することに。お金、私にも出してくんないかな。。。 と、思わず言いたくなるのはみんな同じだと思うんですが(笑)、このご時世に何とも景気のいい話ではあります。山吹摩耶は、誰にでもお金を出すわけではなくて、彼女にとって出す価値のある人間にだけ出しています。(それでもそのお金があるということが、うらやまなのだが)そして、そのお金の使い道を見守っています。 彼女の凄いところは、例え与えた相手が間違った使い方をしてしまったとしても、それを咎めたりはしないということ。むしろ、危機を予測して、それに対してのアドバイスをしてあげるくらい気前がいい。自分の気持ちだから、あげてしまえばもうその人のもの。その割り切りはすごいです。それでもいい、自分の大事な人たちがそれで幸せになってくれるのならば。 なかなか、庶民はそうは思えませんが(笑それにしても、摩耶がお金を与えた相手たちの、お金に対しての様々な反応は見ものでした。大切にそれを目的遂行のために使う者、第三者に使われてしまう者、出どころを怪しむ者。日ごろ見慣れない大金を目にするだけで、人は変わってしまうのかもしれません。「お金は有効に使いましょうね」・・・ という言葉の、何と幅広い解釈が可能なことか。それでも夢を実現させるためには、ある程度の元手=お金が必要であることを思えば、贅沢言ってはいられないのかもしれないけどね。そして摩耶の差し出したお金が、必ずしもすべての人を幸せにはしていない事実が出てきます。ですが、それはそのお金を受け取った人にも大いに原因があるわけで、差し出された時に、受け取ろうと決意した段階で、使い方にも注意しないといけなかった訳です。自分にとって分不相応であれば、断ってもよかったのに、誘惑に負けてしまう。 摩耶を当てにしてしまう弱さもいけないのです。こんな大金が自分のところに来るなんて恐ろしいと感じるなら、それをまた他人にあげてもいいんですから。 摩耶はたぶんそれを咎めはしない。 それがその人にとっての幸せであれば。必ずしもお金=幸せ、ではないのだけれど、同時にお金=幸せでもある矛盾の中で、私たちは様々な選択を迫られる。そして最終的には、お金を手にした人間にその選択が任される。摩耶にとっても、自分が施すことが最善という決断だったのだから、あとは相手が判断することなのですね。自分にとってのお金の使い方を見失わないようにしないといけない、そしてそれは同時に人生を見つめていくことにもつながっていくのだろうから。北国の、ほっこりとした雰囲気の中で展開する、現実的だけどどこかファンタジックな映画でした。まあ、それにしてもこんなにいい話があったら、ちょっと人生観ブレるかもしれないですね(笑それほどお金は恐ろしく、畏怖する存在だと私は思っています。 その人の価値観が如実に表れる。だからお金の使い方がわかってない人、価値観が違う人とは、基本的に付き合いません(笑付き合った後でも、確実に違う人とは切れますよね。**********************************今日の評価 : ★★★☆
2009.11.03
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原題: MOTHER監督・原案・脚本 : ポン・ジュノ 出演 : キム・ヘジャ 、 ウォンビン 、 チン・グ 、 ユン・ジェムン 、 チョン・ミソン 公式サイトはこちら。<Story>漢方薬店で働く母(キム・ヘジャ)は、早くに夫を亡くして以来、子供の心を持ったまま純粋無垢に育った一人息子トジュン(ウォンビン)と静かに暮らしていた。ある日、街で女子高生が惨殺される事件が起こり、トジュンが第一容疑者になってしまう。事件の解決を急ぐ警察は、乏しい物証にも関わらずトジュンを犯人と決めつける。無能な弁護人も頼りにならない中、母は自分の手で真犯人を捜し出し、息子の無実を証明しようとするのだが…。母なる証明 - goo 映画<感想>何だか最近めちゃくちゃ忙しくて、映画も感想書いてないのが溜まってますんで、手短に。これ、ウォンビンくんの復帰作ということで、とりあえずチェックしとかないとなあということで鑑賞。彼の映画は『ブラザーフッド』を鑑賞しています。 これ、結構好きな映画でした。 チャン・ドンゴンもイ・ウンジュもここでファンになったんですよね。 懐かしい~ポン・ジュノ作品は、昨年『TOKYO!』を鑑賞。 重たい映画はどっちかというと好きな方なんですが、これも冒頭から重たさを感じさせる。 ひたすら我が子一筋の母と、目の前のことに無邪気に懸命になる息子。・・・・・・・・自分のところが、こういう「ひたすら子を見つめる」というタイプの親子じゃないからかもしれないけど、この親子の距離感に、違和感を感じてしまいました。もっとも、この親子のおかれた状況を考えると、そうせざるを得ないようにも思いますし、子のためにひたすら生きないといけなくなってしまうんでしょうね~。「親という字は、木の上に立って見る」と言いますが、そうではなく、親が子と同じ目線で生きなくてはならない生活。 その立場にならないと想像できないのだろう。この親子がどうして母一人子一人なのかという事情は説明がない。 だが、どんなことがあっても生き抜いてやるという母の執念だけが、この親子を支えてきたのは想像がつく。人に何と言われようとも、私がこの子を守る。その念だけが、この母を支えてきたのだろう。だからこの母の結末も納得がいく。・・・・ なのですが。そうですね、難しいんですが、やはり私は共感はできないかな。私なら、こうすると思う、という方向がちょっとこの話とは違うから。 なので観終わったあとはあまり話に入りこめてなかったのがわかる。細かいところでは、冒頭や、「ある結末」を迎えてしまった母が荒野でダンスするところなんかは、うーんやっぱりそれはないんじゃないか、などと感じた。あと韓国の警察の捜査の杜撰さ(わざと?)なんかもあり得なかったし。 これは『チェイサー』もそうでしたね。ラスト、子が母にあるものを渡しますが、その感覚は自然だったしうまかったと思いますが、韓国ならではの親子の距離感なのでしょうか。 やはりこの後味の悪さに引いてしまったかな。あと、この作品で嬉しかったこととして、ドラマ『オールイン』でイ・ビョンホン演じるイナの少年時代を演じたチン・グくんが出てるんですね。 彼ももうすっかり大人だし、何気にお腹周りにうっすらとお肉がついているあたりは年月を感じちゃいましたね。**********************************今日の評価 : ★★★
2009.11.03
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監督 : 山田洋次 脚本 : 山田洋次 、 平松恵美子 出演 : 吉永小百合 、 笑福亭鶴瓶 、 蒼井優 、 加瀬亮 試写会場 :スペースSF汐留公式サイトはこちら。<Story>東京で堅実に暮らす姉・吟子(吉永小百合)と、大阪で芸人に憧れいつしか年齢を重ねてしまった弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)との再会と別れを、優しく切々と謳いあげる。[ 2010年1月30日公開 ]おとうと - goo 映画<感想>お誘いいただき、松竹のモニター試写会に参加してきました。この日の対象は、「女性20歳以上、男性50歳以上」ということです。 幅が広い。モニター試写は初めてで、当日にならないと何の映画を観るのかがわからないしくみ。チラシも上映前には配られず、アンケートが配られ、上映前と上映後の2回回答する方式でした。(でもアンケートの内容でなんとなくこの映画とわかってしまったのですが。。。)正直なところ、『寅さん』シリーズは苦手なのです。 だからこの映画とわかって、あーもしかしたら自分とは合わないかも。。。 と予感がした。小さい頃はテレビでたまに見ていた寅さんの映画ですが、成長してからは観ることもなかったからね。山田洋次監督の映画は、お好きな人にはとてもいいかもしれないですが、私のように行間を読む映画が好きな人にとってはもしかしたらダメかもしれないなあと思いつつも鑑賞。山田監督は、市川崑監督の『おとうと』にオマージュを感じ、この映画から半世紀経過した今、「『十五才 学校4』以来、10年ぶりの現代劇」ということでこの作品を制作したそうです。ちなみに市川監督の映画の原作は、幸田文さんの小説です。この設定を現代に持ってきているのですが、どうにもセリフが今では使わないような言葉のオンパレードで、それがかなりこの作品を「古くさく」見せてしまっている。30年前でもこの言葉は使ってはいないし、やはりこれは50年前の感覚になってしまう。 時代設定は明らかに現代なのに、言葉だけが浮いている雰囲気でした。そしてセリフで全て状況を説明してしまっているため、観客が推測する余地がない。 これはこの映画が平坦に感じてしまう大きな要因でした。この映画には、蒼井優ちゃんと加瀬亮くんが出演しているということで、それもちょっと楽しみなところではありました。なのですが、どうにも違和感があったのは、吉永小百合さんと蒼井優ちゃんが母娘という設定です。 このお2人の年齢差がちょうど40歳。 見た目、ギリギリ母娘で通用するかな・・・? という感じです。 吉永さんは旧き良き時代を映画の中でも体現されている方ですので、そこに、今活躍中の優ちゃんを持ってくると、イメージ的にマッチしにくい部分がありそう。 もっとも優ちゃんはこの映画の求める「娘」に懸命に応えてはいたように思いますが。。。それでも、小春の状況設定を考えると、優ちゃんはちょっと若すぎるようにも思いました。加瀬くんですが、彼の演じた亨の状況が結構キーポイントになるにも関わらず、背景が断片的にしか紹介されておらず、ただその場にいたから流れ的に入ったのか? という感じの扱い。ここがもう少し細かく出てると、小春とのつながりなども面白くなって来るんですけどね。亨も準主役なのに、表現がとても小さくなってしまっていた一番の理由としては、吉永小百合と笑福亭鶴瓶の姉弟の関係に重きを置きすぎたからであろう。原作は読んではいませんが、50年前の感覚をできるだけ取り払った設定にしているのはよくわかります。 しかしながらやはりここも時代を感じさせてしまっていました。 何だかんだ言っても、血は水より濃いということなのでしょうが、現代の感覚からするとそれはありえないでしょう!? とも思ってしまう。とは言いつつも、もしも自分が同じ状況になってしまったら、もしかしたら吟子と同じようにしたかもしれないですし。と、なかなか辛口になってしまいましたが、これは自分がまだまだ吟子や鉄郎の年代になっていないからなのかもしれない。これがもし彼らの齢に近かったら、もう少し現実的に考えられたかもしれませんが。山田監督ファンにとっては泣ける作品かもしれないですが、それ以外の方にはどうでしょうか。それでも吉永さんはお美しかったですし、鶴瓶さんのラストの演技もなかなか気迫はありました。そして私が一番素敵だと思ったのは、加藤治子さん。 ちょびっとだシュールな感じの中に可愛らしさがあり、うまさを感じさせていました。*********************************今日の評価 : ★★
2009.11.02
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