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今朝、駅前を通ると、某民主党議員がマイクで路上演説していた。自民党の医療改悪により高齢者が苦しめられようとしている。小泉改悪の弱いものいじめの最たるものだ、けしからんと言っている。高齢者に対し医療負担額を引き上げ、予防医療に重点を置く医療法案が衆議院を通過する。これを医療改革とよぶか、医療改悪と考えるかは人それぞれだろう。一つだけいえるのは日本の医療政策はそれだけひっ迫しているということだ。民主、社民ら野党は強行採決に反発し、本会議採決に反対している。しかし、この待ったなしの医療を取り巻く状況に対し具体案は一切示されていない。ただ、反発しているだけだ。従前の太田議員の選挙のときもそうだった。「負け組ゼロ」「格差のない社会を実現」日本は資本主義国家であるので(勝ち負けという表現は適切ではないが)個人や会社の収入に格差や幅がなくてはならない仕組みである。26歳の彼女は自分がなにを言っているのか分かっていないはずだ。社会の何たるかも分かっていない。サラリーマンの悩みや不満も、社会的弱者の立場も理解していない。だからこそ「格差のない社会を実現」などと出まかせを言えるのだろう。もはや民主党の議員の言っていることは理想論ですらなく、ホラや詭弁にしか聞こえない。今回の医療法案が最善の法案だとは思えない。しかし、「自民党は小泉はこんな悪いことをやった、ひどい奴だ」と罵るだけで国を良く出来る訳がない。民主党をはじめ野党に必要なのは、立案能力である。そして、国民を納得させられる(少なくとも与党のそれより)良い対案である。私は自民党を支持したいわけでも、民主党をこき下ろしたいわけでもない。むしろ、自民党に対する強い与党が欲しいと思っているという意味では、自民党の弱化、民主党の強化を望んでる。しかし、それらはあくまで健全な形でなくては意味がない。「選挙に強い小沢」とマスコミは書き立てる。しかし、少子高齢化が影を落とし、景気回復をしつつも見えない生活の光。そのような今の日本で、立案能力のない政党を国民が全面的に支持するとは思えないからである。
2006/05/18
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そりゃあ誰だって思ったように生きられたら…って願うさだけど、結局は知ってるようにしか生きられないんだ ウオルトマン(劇作家)
2006/05/04
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